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何もしない女

仕事をしている時は、かろうじて普通に社会生活を送っているが、スイッチがきれるとひどく怠惰な人間にもどる。
月に1度くらいの頻度で、人見知り、面倒くさがり…などがいつも以上にひどくなり→誰にも会いたくなくなる→
「化粧なし、人さまにはお見せできない服、行動半径5メートルくらいの休日」を過ごすこととなる。

しかしながら、ワタシのまわりにはなぜか「アクティブ」「好奇心旺盛」「まめに連絡をくれる」人が多く、
そんな方々のおかげで、なんとか楽しく生きていくことができる。

ありがたや、ありがたや。

そのお店に連れて行ってくれたのも、友人である。新しいもの、おもしろいこと、本当にいいものへの“アンテナ”がすごくて、
気に入ったところがあればどこへでも。髪は東京の美容室できっている。

そんな友人とともに、最初にそこの料理を食べた時の衝撃といったら―。

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【1月に行ったときのお料理】
ぎんなん、レンコン…など七つの「ん」(=運)がつく
素材の炊き合わせ

撮影:山下さん

 

メニューは「野菜の炊き合わせ」とか「きんぴら」とか本当に普通。
なのに…なんというか…。
そのおいしさを、文章でうまくお伝えできないことをお許しください。

友人が聞いたところによると、
「もとはデザイナーさんで、独学で料理を勉強をしただけなので、プロの常識からいうと違うところもあるかもしれない」と。
例えば、普通はアクをぬく野菜もあえてそれを生かすような調理の仕方や味付けだったり、
一番おいしい温度・味を考えてお客さんの顔を見てからだしをとるとか…。
お客さんの回転や効率のことは、あんまり考えていない(?)のか、食事が終わるまでに4~5時間はかかる。
最初にすべて注文して、追加注文を一切しなくても…である。

ほんと、会社帰りに毎日でも通いたい。
じゃあ行けばいいじゃん。
だけど、お店は県外なんよね。
でも、行こうと思えば時間つくって、友達誘ってでも一人ででも行けるやん。
………そうなんやけどさ。

というわけで、怠惰なワタシは新たなお誘いがあるまで、何もしないのである。

(恭)

2011年2月15日

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