キャンドルのある暮らし

ココロも空間もほっこり暖かくしてくれるキャンドルの炎。でも、プレゼントなどでもらったまま眠らせている…という人も多いのでは?冬は、家事や仕事で慌ただしく過ぎた1日の終わりに、部屋の明かりを消して、代わりにキャンドルを。「何もしない」をするリラックスタイムのために、知っておきたいキャンドルの基本を紹介します。もちろん、火の扱いには十分注意を。

意外と知らない?キャンドルの正しい扱い方

居場所を決める

キャンドルは風の影響を受けない安定した所に置きましょう。ロウが流れる場合があるので必ず受け皿を使って。炎は真上が一番熱くなります。飾り棚の中など、キャンドルの上に十分な空間がない場所はNG。

芯の長さは5mm~1cmがベスト

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炎が大き過ぎたり、ススが出たりする場合は、芯が長すぎ。いったん火を消して、ハサミでカット。デコレーション用に芯が長くされている新品や、使っているうちに炎が大きくなってきた芯も、短くカットしてから火をつけてみて。

じっくり“育てる”

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キャンドルを使っていくことを〝育てる〟といいます。時間の経過とともに変化してゆく炎の見え方やロウの形こそがキャンドルの魅力。もったいないからとこまめな消火を繰り返すと、中心だけが減っていきます。無駄なく使うには、実は長時間つけっぱなしにすることが大切。太さにもよりますが、最低でも30分~1時間は楽しみたいものです。

オイルを垂らせば、アロマキャンドルに!

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香りの付いていないキャンドルを点火して、溶けたロウが十分たまったら、そこへ自分の好きなアロマオイルを数滴(※オイルを垂らす時は必ず火を消し、ロウが固まらないうちに手早く)。するとたちまちアロマキャンドルに早変わり!香りがなくなれば、ほかの香りも楽しめますよ。

消す時は吹くべからず

息を吹きかけて消すと、ススや臭いが出たり、またロウが跳ねてしまうことも。ピンセットなどで芯をつまみ、溶けたロウに浸して消火。芯はすぐに起こしておきます。ススや臭いの防止になるだけでなく、芯がロウでコーティングされ、次に使う時に火がつきやすいという利点も。
消したばかりのキャンドルには熱いロウ溜まりが。倒さないように気をつけて。

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少し焦げますが、ピンセットの代わりに割りばしや竹串などでもOK

ともすだけで、日常がロマンチックに

キャンドルの基本的な扱い方が分かったら、実際にともしてみましょう。いつもの空間にキャンドルの炎をプラスするだけで、ほら、こんなにすてきな雰囲気に。

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プロのポイントアドバイス

空間のイメージはキャンドルの色で決まります。全体を明るめに照らしたいなら白や黄色など、透明感のあるキャンドルをチョイス。壁際に置くと、反射してより明るく見えます(※スス汚れや火災防止のため、壁から10㌢以上は離すこと)。色が濃く、暗めのキャンドルはムーディーな演出に。窓際にはグラスキャンドル(※1)を置けば、グラスへの反射と窓に映った炎で幻想的に。冬ならオレンジなど暖色系キャンドルが見た目にもぬくもりがあってオススメです。
※1:ジャムやのりの空きビンもキャンドルホルダーとして使えます。必ず上部は空けて、ビンに直接炎が当たらないように調整を。倒れる心配がある場合は底に薄く水を張っておけば安心。

こんな時はどうすれば?

Q.

使う前に芯が根元から折れちゃった…

A.

芯自体はキャンドルの中に埋まっているので大丈夫。上のロウを溶かして芯を出すか、芯の周りを削ってもOK。

Q.

溶けたロウが洋服にかかっちゃった…

A.

慌ててティッシュなどでこすると、跡が白く残ってしまいます。服に付いた場合はティッシュやキッチンペーパーで布の上下を挟み、低温(60度ぐらい)のアイロンを当てると、キレイに移し取ることができますよ。

◆教えてくれたのは…

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サンキューキャンドル 矢野隼也さん
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ろうそく屋ホホ 木村美紀さん
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キャンドルハウスcocoa 岡田千恵さん
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