暮らしHOW TO vol.17
正しいお風呂の入り方
日々の疲れを解放してくれるお風呂。でも、何気なく済ませているだけでは、せっかくの入浴効果をきちんと得られていないかも?ますます寒さが厳しくなるこの時期は、体を芯から温めて、湯冷めもしにくい入浴方法を実践しましょう。
イイこといっぱい お風呂の効果をおさらい
温熱作用で血行が良くなり疲れがとれる
体温の上昇とともに皮膚の毛細血管や皮下の血管が広がり、血流UP。それにより体内の老廃物や疲労物質が流され、コリや疲れがとれます。
水圧作用で全身の働きが活発に
お湯の水圧で下半身にたまった血液が押し戻され、心臓の動きが活発になり、全身の血液循環を良くします。また、水圧で横隔膜や肺などが圧迫されるため、体内の酸素量が減り、呼吸の回数が増えて、心肺機能も高められます。
浮力作用で心身ともにリラックス
浮力を受けて体が軽くなり、筋肉や関節の負担が軽減されることで、緊張が解きほぐされ、体も心もリラックスできます。
お風呂の温度は目的に合わせて
37~39度のお湯に入ることを「微温浴」、39~42度を「温浴」、42~45度を「高温浴」といいます。
お風呂の温熱効果は40度を境にチェンジ。
40度より高温の湯に入ると交感神経が優位になり体が活動モードになるので、心身を目覚めさせたい時やリフレッシュにサッと浴びるシャワー向き。40度より低温の湯に入ると副交感神経が優位になり、体がリラックスモードになるそう。疲れをとり、ゆっくり眠りたい時はこちらを。
入浴時の注意点
飲酒後、食事の直後は避ける
アルコールを飲んだ後はもちろん、食事の直後の入浴も消化を妨げるのでNG。食事してから4時間後がベスト、最低でも1時間は空けるようにしましょう。
脱衣場や浴室の温度差を少なくする
ヒートショックを防ぐため、あらかじめ脱衣場や浴室を温めておきましょう。脱衣場なら暖房器具を置く、浴室なら浴槽のふたを取っておく、熱めのシャワーの湯を壁に流すなどして対処を。