おいしい街歩きのすすめリターンズ vol.17

焼きたて、できたてに出合える街　屋島西町
美味激戦区のこのエリア。歩けば、あれもこれも食べたくなる…ということで今回は、泣く泣く“テイクアウトできるもの”に限定。どれも作りたて。ぜいたくの極みです。

【1】浜川三寿堂

シンプルだからこそ、おいしさが引き立つ
創業100年を超える老舗和洋菓子店。屋島名物「源氏勝餅（かちもち）」（6個入り110円）をはじめ、おはぎやポモナカステラなど、地元を中心に愛され続けています。知る人ぞ知る逸品といえば、「ソフトクリーム」（大250円、中200円、小150円）。昭和45年から使用しているという機械が作り出す、美し過ぎるフォルム。濃厚な味わいながら後味はさっぱり。今年は10月末ごろまで。来年の３月中旬までお休みなのでお早めに。

【2】焼きたてシフォン工房　金吾

素材選びに妥協なし
お好み焼き屋を営む店主が、一つひとつ丁寧に焼き上げる「屋島シフォン」（3240円）。大切な家族が安心して食べられるスイーツを─というのが始まり。昔ながらの手作業による讃岐和三盆、国産の無農薬小麦粉、無投薬無消毒飼育の生みたて卵、有機栽培で育てたベニバナの一番搾りオイル、風味のいい低温殺菌ミルク。材料はこれだけ。しっとりふわふわ、さっぱりとした甘み…これまでにない感動が味わえます。そのままはもちろん、電子レンジで数秒温めるとほわほわに。好みで、別添の和三盆を振りかけて。1日限定20個。2日前までの要予約。インターネットでも購入可。

【3】Rue de la Pomme（リュ・ドラ・ポム）

お待たせしました！秋の味覚登場
八幡通りにあった「タルト・オ・ポム」といえば分かる人も多いはず。生産者から直接仕入れる旬の果物や野菜。素材本来の味を生かした体に優しいスイーツは、舌の肥えた女性たちの支持を得ています。繊細な紅玉を優しく焼き上げた「リンゴのタルト」（432円）は早くも予約殺到。坂出金時イモの甘みが口いっぱいに広がるスイートポテト「おいもの季節」（432円）もリピート必至です。手土産や自分へのごほうびに。3日前までの完全予約制（タルトは3個～）。

【4】aripan（アリパン）

いろんな味がそろう午前10時～11時が狙い目
どこか懐かしい雰囲気の店内。ショーケースには、40種もの美しいパンたち。コッペぱんなど、柔らかいものは柔らかく、デニッシュ類はザクザク感を大切に…。見た目のキレイさ、かわいらしさにも手抜きなし。日々変わる天候を感じながら、一つひとつ思いを込めて焼き上げています。食パン生地の「ブール」（324円）や「バケット」（240円～）「あんぱん」（160円）などの定番が人気。これからのイチオシは「原木しいたけベーコン」（216円）です。昼ごろには品薄になることも。

【5】からあげ工房　よしとみ

国産の朝引き鶏を揚げたてで
食欲をそそるニンニクの香り。看板メニューの「ももからあげ」（100グラム230円）は、香ばしくてとってもジューシー。おかずにも、つまみにも、おやつにも。コロッケやハンバーグの弁当もボリュームたっぷりでおすすめ（みそ汁またはコーヒー付き、各400円）。日替わりの総菜は家庭の味。お年寄りにも好評です。からあげなどはオーダーを受けてから調理。電話を入れておけば、待ち時間なしで受け取れます。