えるこプラス 〜人生スッキリ!写真の整理〜
終活の第一歩に持ち物整理を…と考えた時、悩ましいのが古い写真の数々。その時々のシーンがよみがえってきて捨て難いけれど、遺された家族はもっと処分に困るもの。プロに聞いた“写真整理の心得”をもとに、紙の写真を見直してみませんか。
“残すため”に、減らす!
モノを整理するということは、「大切なモノを残すために減らす」こと。特に思い出がいっぱい詰まった写真は、これまでも、これからも、あなたに癒やしや元気を与えてくれる大切なモノ。捨ててしまって後悔することのないよう、じっくり考えながら納得のいく整理を進めていきましょう。
教えてくれたのは…
SmartBeans(スマートビーンズ)
道久礼子さん
整理収納アドバイザー1級認定講師・整理収納教育士・防災士として、企業やセミナーで指導・講演を行う。リビングカルチャーセンター講師。
ステップ1
「何のために?」「誰のために?」を考える
アルバムが棚や押し入れを占領しているので減らしたい 人生を振り返る“自分史”としてまとめたい 子どもに渡して自分がいなくなった後も見返してほしい 子どもに迷惑をかけないために私物を整理したい 誰かに捨てられるくらいなら 自分の納得のいく方法で処分したい 終活を始めた友達がイキイキしているのを見て私も…
これらを明確にすることが写真整理の肝心なところで、特に理由や目的がないのに“人に勧められたから”といって無理に実行する必要性はありません。目的をはっきり決めてから次のステップへ。
ステップ2
「収納スペース」を決める
目的に応じて、アルバム〇冊分、引き出し〇段分、写真立てに入る分だけ…など具体的な収納スペースを決めます。おのずと“残せる枚数”が決まります。 ただし、子どもに渡すことを前提に整理する場合、多すぎると負担になることも。できればアルバム1冊までにまとめましょう。数が少なければ少ないほど、大切にしてもらえますよ。
ステップ3
写真を選ぶ
目的とスペースに合わせて残せる枚数を選びますが、自分のためか、他人が見るためかでも選択の基準は違ってきます。迷ったらステップ1に戻って、今回の整理の目的を思い出して。 残りの写真は自分の納得のいく方法で処分します。基本は見えないようにして燃えるごみで出しますが、気になる場合は少量なら護摩焼きなどの際に一緒に燃やしてもらってもいいでしょう。本当の思い出は心の中で生き続けます。
非常用持ち出し袋 に写真!?
災害で命からがら避難した人々の声で多かったのが「家族の写真がなくなってしまったのが一番つらい」。写真が与える力ってすごいんだ!って気づかされました。最近では非常用持ち出し袋にポケットアルバムを入れる人もいるようです。その1冊分だけ大切な写真を選んで非常用袋に収納する―見たい時にはいつでも取り出して見られるし、いざという時には心の支えになる…一石二鳥の収納法かもしれませんね。
古いアルバムが そのまま DVD や フォトブック に!
かさばるアルバムをデータ化して、コンパクトにまとめてくれるサービス。DVD(またはブルーレイ)に収められた写真はテレビやPCの画面で楽しめる上、持ち運びに便利なフォトブック(縦横143㍉か210㍉から選択可)付き。価格は6480円~。 また、デジカメやスマートフォンで撮った膨大な数の写真の整理には「イヤーアルバム」が便利。期間を指定するだけで、自動で選択&レイアウトのフォトブックにまとめてくれます。
【申し込み・問い合わせ】
カメラのキタムラ高松南店 TEL: 087(867)3322(高松市上天神町188―1)
※ほか、カメラのキタムラ各店で受け付け
GROUP
のびのび、ゆるゆる、オトナの羽休め
絵本の体験型読書会「え ほん と」
絵本というと“子どもと一緒”や“同じ世代のママ同士”というイメージが先行しがちですが、こちらは大人だけで楽しむ読書会グループ。集まるメンバーは月によってマチマチ、年齢もバラバラです。お互いをニックネームで呼び合いながら、テーマに合わせて持ち寄った絵本やモノを紹介し合ったり、みんなで体を動かしたり、ちょっとお茶をしたり…。主催する「space・M」代表の木村恵美さんは「気づかないうちに固まってしまった感性や、デジタルに占領された意識をときほぐす場に」と話します。 テーマは毎月変わるので、あれこれと探すのも楽しみの一つ。「人がどう思っても、自分がテーマに関係あると思えばそれでOK」と木村さん。人前でおしゃべりは苦手…という人も、自由な発想を促してくれるスタッフが上手にリード。子育て、仕事、介護の都合に合わせて好きな時に参加できる気楽さも魅力です。10月からは読書会と同時に“絵本づくり”のワークショップもスタート。
■ 次回開催予定:10月25日(水)午前10時~正午
■ 会場:space・M(高松市一宮町388―1)
■10月のテーマ:「命」※参加費1000円+絵本の材料代 (託児料別途1人500円)
■ 問い合わせ:TEL: 090(9773)9476木村さん
どっち?DATA
テーマ
秋を代表する味覚「いもくりなんきん」で一番好きなのは?
香川県民155人が選んだキングオブ秋の味覚は、半数近くの票を集めた「イモ」に決定!人気の理由に、ねっとりとした食感と極上の甘さを競う各地のブランドイモの活躍があり。やはり「九里(栗)よりうまい十三里」なのか…。とはいえ、「栗の特別感」は男女ともに人気。カボチャは主に女性からの支持でした。番外に「サンマが一番」という声も。
抜群の肌触りと抱き心地でぐっすり
LAPUAN KANKURIT(ラプアン カンクリ)の湯たんぽ(5400円)
北欧の寒い冬を快適に…そんな思いが詰まったフィンランド製の湯たんぽ。100㌫ウールのカバーに包まれた温かい肌触りが、安らかな眠りをもたらしてくれそう。中の湯たんぽは弾性プラスチック素材を使ったドイツ製のFashy(ファシー)。丈夫でやわらかく冷めにくい上、特殊スクリューキャップの採用で安全性にも優れています。内部の大きさも32㌢×18㌢と、抱き心地のいいサイズ感。色・柄違いもあり。
問い合わせ:TEL: 0877(85)9717 CONNECT(丸亀市綾歌町富熊428―1)
和風だし香る新感覚&新食感
お米のグラノーラ「米具楽(こめぐら)」(50㌘/390円)
香川県産おいでまいの玄米と大麦をポンッ…それらを主原料にした和風グラノーラ。甘いグラノーラが多い中、しょうゆ、昆布、かつお節などの和風だしをベースにしたしょっぱい系で、紀州梅フレークの酸味とアオサの風味が絶妙なアクセントに!後を引くおいしさと食感は、小腹がすいた時やお酒のお供にも重宝しそう。販売は「かがわ物産館 栗林庵」「道の駅 源平の里むれ」ほか。
問い合わせ:TEL: 0879(42)1333 瀬戸内グラノーラファクトリー(さぬき市津田町津田1333―1)