プチプラでもしっかり潤う 保湿×時短はシートマスクで
最近、いろんな種類が登場しているシートマスク。「そもそも何がいいの?」「数が多すぎて選べない」「どのぐらいの頻度で使うべき?」…そんな迷いを解決すべく、大まかなタイプや正しい使い方をおさらいしましょう。
教えてくれたのは…
種類と効果は大きく3つ
●化粧水含浸(がんしん)タイプ
肌に水分をたっぷり補い、柔らかくします。洗顔後に使用。化粧水をしっかりパックしておくことで、その後に使う美容液などの浸透率がグンとUP。
“貼る化粧水”として、シンプルなデイリー使いに人気
「LuLuLun(ルルルン)」
▷ピンク=バランスうるおいタイプ(300円)
▷青=もっちり高保湿タイプ(400円)
▷白=さっぱり透明感タイプ(400円)
いずれも7枚入り・税別のほか、エイジングケアや、アロマケアマスクも展開
◆問い合わせ:0120(200)390 グライド・エンタープライズお客様窓口
●美容液含浸タイプ
化粧水の後に使用。ビタミンCなどの美白成分、コラーゲンやプラセンタなどのエイジング、セラミドなどの高保湿タイプなど美容成分の種類はさまざま。日本らしいお土産としても人気の歌舞伎デザインやキャラクターものなど、ケアタイムを楽しくしてくれるユニークなマスクも。
黒真珠やツバメの巣など、スゴそうなエキスをひたひたに
「我的美麗日記 ナチュラルキーラインシリーズ」
官ツバメの巣、皇室白真珠、黒真珠、酒かすほか6種類展開
いずれも5枚入り690円(税別)
◆問い合わせ:TEL 03(6699)8071 統一超商東京マーケティング
技ありデザインの中に美容成分もたっぷり
「デザインフェイスパック(日本製)」
市川染五郎監修、歌舞伎フェイスパック「寿」=2包入り900円(税別)
▷ドラえもんフェイスパック=1包入り430円(税別)
©Fujiko-Pro,Shogakukan,TV-Asahi,Shin-ei,and ADK
◆問い合わせ:TEL 0120(937)226 一心堂本舗問い合わせ窓口
●クリーム含浸タイプ
化粧品専門店などで販売。普段のお手入れの一番最後に使用。濃密なクリームが肌にハリやツヤを与え、さらにそれを逃がさないよう、しっかりとフタをしてくれるぜいたくなマスク。
良質な眠りから目覚めた時のようなハリ肌に
「ベネフィーク マスク パワーリペア (医薬部外品)シート状クリームマスク」
23㍉㍑×6枚入り8000円(税別)
◆問い合わせ:TEL 087(835)2111 資生堂ジャパン香川支社
※紹介した商品は県内ドラッグストアや雑貨店、ショッピングモール、専門店などで取り扱い
いいこといっぱい!
シートマスクの4大メリット&効果的な使い方
1.効率的な水分補給
そのままでは蒸発しやすい水分を肌に密着させておけるので、保湿力が抜群。貼る時間は商品ごとの目安時間で十分。効果をさらに引き出したいなら、ラップで上から“フタ”をするのも◎。長時間の貼り過ぎは逆にシートが肌の水分を奪い、乾燥につながる場合も。余っている水分は、デコルテなどほかの部分のケアに使って。
2.効果を実感しやすい
肌の理想の水分量は75㌫以上(資生堂スキンビジオムによる)ですが、平均は50㌫前後とやや乾燥気味。手で繰り返し保湿するのは大変ですが、マスクなら1回の使用で、肌の内側からふっくら潤うのを実感できるはず。マスクでしっかり水分補給を行い、肌のバランスが整えば、より美容成分が浸透しやすくなる肌になっていきますよ。
3.自分に合うもの、好きなものを選べる
肌のタイプや悩みは人それぞれ。いろんな種類を試して好みの感触や香りを見つけて。悩みに合った成分を選んでもOK。 ・ハリが欲しい…コラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチン など ・乾燥が気になる…セラミド、ヒアルロン酸 など ・美白したい…ビタミンC、酒粕、ハトムギ など ・エイジングケアに… コラーゲン、プラセンタエキス など
4.いつでもできる、始められる
マスクの使用は洗顔後の清潔な肌なら朝でも夜でも大丈夫。顔に貼ったままほかの作業ができるなど、時短にも。毎日続けてもいいですが、肌の調子を見ながら自分のベストな周期でケアして。 手持ちの化粧水とコットンで顔にマスクしても同じような効果が期待できます。乾燥しがちな部分の集中保湿に。
ここに注意!
マスクさえすれば、ほかのお手入れは必要ないというわけではありません。使ったマスク以外の工程もしっかりと。
【スキンケアの流れ】洗顔→化粧水→美容液→乳液→クリーム
ちょっと気になるQ&A
Q.しばらく貼っているとかゆくなってきます。成分が合ってないの?
A.成分より、シートの問題かも。水分が肌へ浸透し、シート側が乾いてくると、それまで寝ていた繊維が毛羽立ったように。それが肌にあたっているのかもしれません。特に小鼻周りなどはシートが浮きやすいので、敏感肌の人はかゆくなりがち。肌が赤くなる、発疹が出る、などがなければ大丈夫です。
Q.ヒリヒリします。使わないほうがいい?
A.“ヒリヒリ”には2種類あります。一つは成分が肌に合っていない場合。もう一つは、肌のバリア機能が失われている場合。日焼け後や角質ケアなどの後は肌が敏感に。けがの傷がしみるのと同じで、ヒリヒリします。こんな時はマスクはいったんお休み。いつものケアで肌を整え、肌状態が良くなったら使ってみて。
Q.化粧水タイプと美容液タイプ両方を続けてパックしたら効果も倍増?
A.肌が吸収できる水分量には限りがあるので、最初のパックである程度飽和状態だといえます。両方のメリットを取り入れたいなら、朝は化粧水タイプ、夜は美容液タイプと分けて使う方がおすすめですよ。
※全ての人にアレルギーが起きないわけではありません。肌トラブルは皮膚科へ相談を