しあわせ玉手箱通信~企画・ど久礼もん企業組合~「高知・久礼のカツオのタタキ」
第2回は、企画・ど久礼もん企業組合
「一本釣り地鰹の藁焼きタタキ(旬凍)3~4人前」。
「いますぐ食べたい!」という方はこちらから
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“どくれもん”が繋いでいく漁の文化
高知県といえば、カツオのタタキ。
中でも県民をも唸らせるほどの味で有名な地が、中土佐町久礼(くれ)です。
東西に広い高知県の中部に位置し、高知龍馬空港から車で1時間ほど。ぐるりと山に囲まれ、町を半分に分かつように流れる川を東に進むと、たどり着くのが雄大な土佐湾。この小さな漁師町には、実は秘密があります。
それは、400年以上の歴史が支えてきたカツオの一本釣り。
今では高知でもめっきり見かけなくなった、手間と危険をかえりみない孤高の漁法です。
少人数の船に朝早くから乗り込み、釣れるたびに市場へ。そしてまた海へ。
そう、もう一つの久礼の漁の大きなポイントは「近海の土佐沖で釣る」からこその新鮮さです。
大きなカツオを傷なく腕一本で釣り上げるのは成人男性でも難しく、一苦労。
これを日暮れまで何度も繰り返します。
全てはおいしさを届けるため。見渡す限りの真っ青な海の真ん中で、漁師たちは戦っているのです。
企画・ど久礼もん企業組合は、そんな元漁師や魚屋などが集まり設立しました。
名前の由来は地名と、「ヘソを曲げた頑固者」を意味する土佐弁。
一体どんな”どくれもん”がどうやってタタキを作っているのでしょう。
おいしさのポイントは
「漁・焼・冷」の3つの “はやさ”
中土佐町久礼の漁の特徴である、土佐沖での一本釣りは網漁と違い身が潰れず、そして釣るたびに市場に直送。
その新鮮な赤身は、稲わら農家が作った中土佐町産を中心にした国産のものを使用し大きく燃え上がる高温の炎の中で一気に焼き上げます。
余熱で身が固くなる「やけにえ」がおきたり、水でしめて味が薄まらないよう、瞬間的に冷却する技術を駆使し、複数工程に分けて、最終的には-60度のストッカーで保存します。
現地で食べるのと変わらない、口いっぱいに広がる煙のやわらかな香ばしさにきっと驚くはず。
どの手間が欠けても、この商品にはなりません。
関わる全ての人が久礼の文化の味を守っているのです。
これからの初ガツオシーズン、今このおいしさをほおばって。