特集

今日からできる! 認知症予防

 

寒いと動くのがおっくうで、つい運動不足に―。そんな小さな積み重ねが、何年・何十年と続くと“健康寿命”を脅かすことにも。元気で長生きするために心がけたいことを専門家に聞きました。

【教えてくれたのは…】


こくぶ脳外科・内科クリニック院長
政田 哲也さん

 

「まだ若いから…」という油断は禁物

「ある日突然認知症になる人はいません。認知機能(記憶力、判断力、計算力、思い出す力など)はおよそ10年をかけてゆっくりと低下していくのです」と話すのは、物忘れ外来や、認知機能低下が気になる人に向けた運動療法などにも積極的な政田先生。つまり、働き盛りといわれる40代後半~50代にどんな生活をしていたかで、将来認知症になるリスクは大きく変わってくるのだそう。一般的に高血圧、糖尿病、高コレステロール、たばこ習慣などは、結果的に脳血管を詰まりやすくさせ、脳卒中などが要因となって起こる血管性認知症を引き起こすリスクが高まります。また、引きこもりがち、趣味がないなど、余暇を楽しめない人も要注意。好奇心を持って行動する、人と話すといった積極的な社会交流が認知症発症リスクを低下させることが分かっています。

活動量の低下→認知症リスクを高める可能性も

私たちは脳からの命令によって筋肉を動かしています。逆にいえば筋肉を動かさなくては、脳機能も衰えるということ。「生活の中で体を動かすことが認知症予防につながるといった意識がまだまだ浸透していないのでは」という懸念があります。実際に早歩き程度の運動を週に3回以上する人は、全く運動をしない人よりも認知症発症リスクが50㌫減少し、運動と認知トレーニングの組み合わせで軽度認知症障害の状態から記憶力が向上することも認められています。基本的なことですが“運動・食生活・社会交流”の3つを意識しましょう。

 

◎高松市のオリジナル体操  「のびのび元気体操」

高松市では柔軟性・筋力・バランスの向上・認知症予防・口の健康維持など介護予防のための「のびのび元気体操」を考案しています。たくさんの人に取り組んでもらえるように収録された「のびのび元気体操」DVDを作成。DVDは高松市役所(2階長寿福祉課・1階市民相談コーナー)、高松市図書館、地域包括支援センター(サブセンター含む)、瓦町FLAG8階健康ステーションで貸し出しを行っています。ダビング(複製)も可能です。また、ホームページからも動画を見ることができます。
詳しくは「のびのび元気体操 高松市」で検索

◎認知症予防や介護予防講座も

高松市では「のびのび元気体操」の普及のほか、口の健康、食事、認知症予防など、介護予防を目的とした講座も開催しています。詳しくは、広報たかまつや市のホームページで随時お知らせ。

【問い合わせ】 高松市地域包括支援センター 高松市桜町1―9―12 保健センター1階
TEL:  087(839)2811