暮らし HOW TO vol.13

「いいね!」が増える写真の撮り方

暮らしに役立つ情報を調べるシリーズ、今回のテーマはSNSなどにアップする写真の撮り方について。スマートフォンを使って、多くの人に「いいね!」をもらえるような、ステキな写真を撮るコツを教えてもらいました。

こんな感じに撮ってみてはいかが?

tokusyu01金網越しに高速道路を撮影。枠内に車がちょうどハマった一瞬を切り取りました
tokusyu02サンポート高松をサンポートらしくならないように撮影。これどこ?って思ってもらえる1枚に
tokusyu03コメント欄には「休暇中」とだけ。のんびりしていることをお知らせ
tokusyu04けだるい表情が何だか気になって…パチリ
tokusyu05「まったりランチ中」を表現。動きのある写真はインパクトがあります
tokusyu06ワンプレートランチを真上から撮影。「いただきま~す」のコメントとともに

料理の基本

自然の光を利用する

料理の色鮮やかさを出すには、自然光が一番。蛍光灯の下やフラッシュの使用は、避けましょう。料理は逆光気味に撮った方がおいしそうに写ります。

余計なものは入れない

料理を際立たせるには、カトラリー類やグラス、メニューといった余計なものを画面に入れないようにしましょう。とはいえ、料理だけではお店の雰囲気が出ないので、1~2点程度ならOK。

真上から撮る

料理は真上から撮ると、オシャレ感がアップします。特にワンプレートランチなど、一皿にいろんな色味がある料理におすすめ。横にスプーンやフォークを添えても◎。

中心をずらす

真ん中にどーんと被写体をおく「日の丸構図」は、料理自体はよく分かるのですが、ちょっとオシャレ感に欠けることも。真ん中から少しずらして撮影しましょう。

暖色系の色を下地に敷く

オレンジなど暖色系の色を下地に敷くと、料理が映えて、おいしそうに撮ることができます。ランチョンマットはもちろん、色画用紙などでも十分効果がありますよ。

風景の基本

適した時間帯を知る

日の出前や日没後のわずかな時間に「ブルーアワー」と呼ばれる、どんな風景でも美しく撮れる時間帯があります。プロのカメラマンもこの時間帯を狙って撮影するそう。

見せたい部分を絞る

目の前に広がる風景すべてを画面に入れたくなりますが、いろいろ入れすぎると美しさはぼやけるばかり。何に感動して撮影しているのかを考えて、思い切ってそれ以外のものは排除してみましょう。

水平が基本

意図的に斜めにすることもありますが、風景は水平が基本。iPhone なら「グリッド表示」など、撮影の際に水平が分かる機能を持つカメラアプリもあるので、上手に活用しましょう。

人物の基本

できるだけ屋外で撮影

自然の柔らかい光を利用して撮影すると、肌がキレイに写せます。またレフ板代わりに、胸元で白い紙を広げて撮影するだけでも、ぐんと顔色が明るくなります。

斜め45度から

少し角度をつけて、あごのラインを引き出すように撮影すれば、すっきりとした印象に。また全身の場合は、腰より下の位置から撮ると、頭が小さく足が長く写り、スタイルが良く見えます。

連写機能をフル活用

人物の中でも、特に動きの多い子どもを撮影する時に活用したい連写機能。変にポーズを取らせるより、動きの中で捉えた自然な表情の方が断然かわいいですよ。

「いいね!」の狙いすぎには気をつけて

「いいね!を増やすには、狙いすぎないことが大切」と、野中さん。いいね!を狙って、凝りすぎたり、作為的だったりしては、かえってつまらない作品になる場合も。また、いいね!の数を気にしてばかりでは、SNSに振り回されることにもなり、楽しくありません。「何をみんなに見せたいのか、その写真に対してどういう“思い”があるのか、がひと目で分かる写真がSNSには似合うと思います」。
その結果がいいね!につながっていけば、もっともっとSNSを楽しむことができそう。

取材協力

tokusyu07
情報通信交流館 eーとぴあ・かがわ
講座リーダー、野中敦史さん
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