私たち本を出しました!

自分の好きなことや体験を本にして広く読んでもらえたらステキ。そんな夢を実現させた女性が香川にも。本の内容とともに、そこに込めた思い、人となりを紹介します。

すごいお母さん、EUの大統領に会う

強い思いがあれば何でもできる!

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尾崎美恵さん
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文藝春秋 1250円(税別)
2016年9月刊
販売:宮脇書店ほか
3人の子どもを育てた丸亀市の専業主婦が、EUの大統領に会う!?長男の幼稚園で仏語に出合い、一念発起、40歳を過ぎて大学院へ。フランス人においしいうどんを食べさせたい一心でパリの「ジャパンエキスポ」に出展。欧州諸国と四国の交流を目的にNPO「四国夢中人」を設立。フランス人ブロガーを招待して四国俳句巡りツアーを実施。完成したフォト句集を、俳句好きで有名なEUのファンロンパイ大統領に渡したいと手紙を送り、ベルギーはブリュッセルへ…。そんな痛快ノンフィクションに驚くやら、笑えるやら。
「1つずつ目の前のドアを開けてきた感じ。お金や組織、経験がなくても、悩むより動くことで道は開ける」と女性たちにエールを送る尾崎さん。今後も、行政などと連携し、瀬戸内海の魅力を発信していきたいとのこと。“すごいお母さん”はまだまだ走り続けます。

からだも心も幸せになる古代餅 新・玄米の食べ方

簡単でおいしく体にいいレシピが満載

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「まるざ発芽玄米研究所」代表
山川瑞穂さん
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KADOKAWA
1300円(税別)
2016年12月刊
販売:TSUTAYA西宝店ほか
玄米が体にいいと分かってはいても、いざ食べるとなると、面倒だし、うまく炊けないとパサパサするし、農薬も気になるし、やっぱりパンにはかなわない…。そう感じた山川さんは、無農薬玄米を発芽させ、栄養価を高めてつくる「まるざ古代餅」を開発しました。
トースターで5分焼くだけ。その手軽さとおいしさで、人気は海外まで。さらに、東京のデパートで試食した出版社の編集長が絶賛。今回の出版となりました。玄米や発芽玄米の話をはじめ、茶碗蒸しやのり巻きなど、バラエティー豊かなレシピが66点。どれも身近な材料を使って簡単にできるものばかり。体をつくるのは毎日の食―山川さんの情熱が伝わってきます。

のう 花ちゃん なつかしい村、なつかしい人々

あの時代の人たちの苦労があるから今の私たちがある

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楠 明子さん(ペンネーム 峰かおり)
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澪標 1600円(税別)
2015年12月刊
販売:インターネットや書店注文
塩江町に育った楠さんが、里山案内を始めて10年。なにか記念になることをという思いから、詩集を出版しました。
「のう 花ちゃん」と語りかける形で始まる詩が13篇。移ろいゆく戦後十数年間の里山の風景や、幼いころの出来事など、忘れられつつある情景が情緒たっぷりの方言で描かれています。さらに二部では、そこに流れる時代背景が丁寧に紹介されていて、当時の様子が浮かんでくるよう。「昔を知る人には懐かしく読んでほしい。若い人には、今からは想像もつかないような社会の様子や苦労があったことを知ってほしい…」そんな優しい思いが込められています。
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