テキスタイルデザイナー・磯野藍さん(YokkePokke)の作品「往古来今」
空に浮かぶ、讃岐の時。民藝のシンボル化、その先へ。
高松空港の固定橋に、張子の虎と奉公さん 旅立ちと帰りを彩るテキスタイルアート

(写真左:固定橋ごとに違うデザイン / 写真右:高松空港2階の四国空市場や国際線免税店などで販売)
私にとって、高松空港は“わくわく”と“ほっとひと息”が交差する場所。出発の高揚感と、帰ってきた時の安心感。どちらも、なじみの風景が心にしみます。その固定橋4カ所の天井に、香川県出身の磯野さんによる新しい彩りが加わりました。讃岐の張子の郷土玩具「虎」と「奉公さん」をモチーフに、それぞれ古来の姿と現代的なデザインを迫力あるスケールで表現した計4作品。磯野さんは以前取材させていただいたことがあり、彼女のモチーフや色使いのセンスが好きでずっと注目していました。特有の魅力が今回も息づいていて、旅の“行ってきます”と“ただいま”を、作品が受け止めてくれるのが楽しみ。手ぬぐい、バッグ、マグネット、キーホルダーなどオリジナルグッズも発売。これらが目に入るたび、空の旅に思いをはせるに違いありません。(ち)
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高松空港
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