春はつけもの

春はつけもの。やうやう熟しゆく野菜、少し酸いて、うま味だちたる香りの細くたなびきたる…という ダジャレが浮かんでしまったばっかりにスタートした この企画。漬物行脚をしてみると、いろんな種類が あってびっくり。もはや主役級ともいえる、食卓の バイプレーヤーズを見つけました。
 
 

体に優しい漬物を取ろう

塩分が高い印象のある漬物ですが、最近は減塩商品やサラダ感覚で味わえる浅漬けが増えています。重しで適度に脱水し、カサが減っているので、野菜をたっぷり摂取するのに◎。さらに発酵漬物なら、腸内環境の改善も期待できるそう。漬物やみそ、しょうゆなど、植物性の発酵食品をもっと食卓に取り入れていきたいですね。
 
 

100年続く漬物の老舗はまさにテーマパーク

玉ねぎ梅肉漬

●1個 864円
ワインらっきょうにワジュレトマト、エシャレットキムチ…なんておしゃれな漬物たち。そんなツワモノたちが並ぶ中、“珍しさ”と“まるごと1玉”に衝撃を受けたのが「玉ねぎ梅肉漬」。思わず口がすぼむ梅の酸っぱさと、後からくる玉ねぎの甘さのギャップに、二口三口と箸が進みます。ご飯のお供というよりは、サラダや洋食の付け合わせにおすすめの浅漬けです。
【問い合わせ】
まるこし 高松三越店
高松市内町7-1 高松三越本館地下1階
TEL: 087（821）7745 担当・橋本さん

香川の伝承料理 「たくあんのきんぴら」にも

東かがわ自家産天日干し大根
いなか漬け沢庵

●300円～
農家の減少などで、今や希少となった天日干し大根。御年78歳で頑張る細川惠子さん一家の大根は近所でも評判。本業のもち米生産から出る米ぬかで育てた大根を冬の寒風で天日干しし、漬け込み時にも米ぬかをたっぷりと。砂糖を使わず、干し柿で自然な甘さを引き出します。 ※売り切れの場合あり。
【問い合わせ】
道の駅源平の里むれ
高松市牟礼町原631-7
TEL: 087（845）6080

ギフトに色とりどりの旬野菜を

農園ピクルス

●各1,080円
少量多品目で、年間200種以上もの野菜を生産するスペシャリスト集団。「そんなものまで!?」と驚くほど、バラエティー豊かなピクルスがそろいます。この時期なら、ゴボウや豆、ジャガイモ、切り干し大根など。それぞれに適したカット法で、野菜の持ち味をさらにUP。見た目もキュートで、ギフトにも喜ばれそうです。購入はHP（「コスモファーム」で検索）または「まちのシューレ963」（高松市丸亀町）へ。
【問い合わせ】
コスモファーム
高松市川部町290-1
TEL: 087（886）7719

男前なネーミングにもひかれます

とうざぶ郎 きゃべつ・白菜本漬け

●各100㌘129円
創業者の三崎藤三郎さんの名にちなみ 「とうざぶ郎」。重しを効かせしっかり熟成させる昔ながらの発酵漬物で、“これぞ漬物”な酸味の強さです。粗漬けから本漬けまで、とにかく仕事が丁寧。シャキシャキとした食感はそのままに、かむほどに一夜漬けにはない深いうま味があふれます。
【問い合わせ】
香のもの処 大森屋本店
高松市兵庫町10-3
TEL: 087（851）7913

するめキムチは子どものおやつにも

キムチ盛り合わせ

●864円
韓国の母の味といえば、キムチもその一つ。ぷっこちゅでは、おばあちゃんがキムチ作りの達人です。キムチのもとである自家製ヤンニョンジャンを使い、寒仕込みで通常より長く3日間熟成。子どもも食べられるよう酸味の少なさが持ち味ですが、物足りなさは感じずお酒のあてにも◎。白菜、大根、キュウリ、するめ、季節ものの単品（100㌘300円～）もあります。
【問い合わせ】
ぷっこちゅ
高松市木太町1685-7
TEL: 087（863）6040