カフェ

【高松】「LUSHLIFE COFFEE」で味わう本格コーヒーと週末限定モーニング♪

・「LUSHLIFE COFFEE(ラッシュライフ コーヒー)」

ことでん栗林公園駅やJR栗林駅、そして香川県を代表する観光スポット・特別名勝「栗林公園」から徒歩10分圏内にある「LUSHLIFE COFFEE(ラッシュライフ コーヒー)」。高松市の中心街から少しだけ足を延ばした場所にあり、落ち着いた雰囲気の中、気軽に本格コーヒーを楽しめるお店です。

ご主人のお気に入りだったオーストラリアのコーヒーショップからインスパイアされたインテリアは、シンプルかつ開放感のある雰囲気。観光地の近くという場所柄も相まって、地元民だけでなく国内外からの観光客も多く集まります。

やわらかな日の光が差し込み明るい店内。窓際のカウンター席は、景色を眺めながらのカフェタイムにぴったりです。

香川県出身のご主人は、Uターンで「LUSHLIFE COFFEE」を開業。きっかけは、4年ほど海外生活をしていた際、オーストラリアやニュージーランド滞在中に出合ったコーヒー文化でした。

メルボルンの有名コーヒーショップで飲んだ一杯に感銘を受け、研究熱心なご主人は1日に20軒もカフェ巡りをしたことも。オセアニアはコーヒーショップが日常風景に溶け込んでおり、特にメルボルンは2,000店以上もあるのだそう

お客さんとのコミュニケーションを楽しむスタイルも、現地で共感したというポイントの一つ。「日常の通過点として印象に残るカフェになれば」と語ります。コーヒーはもちろん、オーナー夫妻の人柄と会話を楽しみに通う常連客も後を絶ちません。タイミングを見計らって話しかけてみて。きっと楽しいカフェタイムを過ごせますよ。

・テクニックが光る『フラットホワイト』は要チェック

『フラットホワイト』(イートイン)517円、 (テイクアウト)507円

オセアニア発祥『フラットホワイト』は忘れずに注文したい品。一般的にカフェラテはフォームミルクの厚みが1cm、フラットホワイトは5mmといわれていて、キメ細かく薄いフォームを作るのには熟練した技術が必要に。現地のバリスタの多くはスプーンを使用するそうですが、ご主人はテクニックだけで仕上げています。

後を引かず、とてもすっきり飲みやすい味。ドライなスチームで口当たりが良くなる「LA MARZOCCO(ラ・マルゾッコ)」のエスプレッソマシンを使っているのも注目ポイント。

『アメリカーノ ホット』(イートイン)429円、(テイクアウト)421円

コーヒーを注文する際、その時の気分や趣向を伝えると、豆の種類や淹(い)れ方によって好みのテイストに近づけてくれます。そんなコーヒーの味わい方もおもしろいですよね。豆は、世界中のコーヒー農園を直接訪れて買い付け・焙煎を行う「OBSCURA COFFEE ROASTERS(オブスキュラコーヒーロースターズ)」のものを使用。

基本的に「LUSHLIFE COFFEE」では、フルーティーで飲みやすい軽さを重視してセレクトされています。時間が経っても雑味が出にくく、のんびりゆっくり飲みながら過ごせるのもうれしいポイント。豆の種類は都度変わるので、訪れるたびに新たなフレーバーと出合えるかも?

エスプレッソマシンではなくフィルターで抽出するコーヒーの場合、ハンドドリップとフレンチプレスから選べます。一般的なペーパー式だと、新鮮で高品質な豆のうま味までフィルタリングされてしまいますが、ペーパーレスのステンレスドリッパーだと全て味わうことができ、フレンチプレスは蒸らすような抽出方法で、豆本来の風味を感じられるそう。

・数量限定、土日のみのブレックファスト

土日しか出合えないオセアニアスタイルの朝食メニューも見逃せません。モーニングプレート2品は9:00〜13:00の間、イートインのみ提供されています。本格コーヒーとベストマッチな朝食を味わって気持ちのよい1日のスタートを!数量限定なので、早めに行くことをオススメします。ブランチとしていただくのも◎。

『アボカド トースト』979円

スライスしたアボカドがたっぷりのったトーストは、ご近所の「ブーランジェリー クリムギ」製サワードウブレッド。広島・世羅高原のこだわり卵を使用したポーチドエッグは絶妙な半熟加減でベストマッチ!

『エッグ ベネディクト』(シングル)979円、 (ダブル)1,265円

ポーションを1つか2つで選べるエッグベネディクトは自家製オランデーズソースが決め手。ご主人がオーストラリアでの修業時代に学んだものをベースに作られていて、ベーコンや卵と相まって満足度の高い一品です。サラダのドレッシングも優しい酸味で野菜の味を引き立たせています。

日曜と平日は、ご主人が焼くコッペパンのサンドも購入可能。オリーブオイルや塩といった体に優しいシンプル素材で一から作るオールスクラッチ製の本格コッペパン。人気は『あんバター』(イートイン 385円・テイクアウト 378円) や、『ハムとグリュイエールチーズのホットサンド』(イートイン 495円・テイクアウト 486円)。ドリンクプラスでコッペセットにすると50円引きに!

・手作りスイーツやデイリーフリーのアイテムも!

「LUSHLIFE COFFEE」のこだわりは、フードメニューもできるだけ手作りすること。特にご主人の奥さまお手製のスイーツはコーヒーに合う上品なものばかりで、カフェタイムを豊かに演出してくれます。

『レモンケーキ』(イートイン 275円・テイクアウト 270円)は瀬戸内らしい一品。スッと溶けるアイシングとしっとり生地の食感が良く、爽やかなレモンの風味がアクセント。『カフェラテ』(イートイン 517円・テイクアウト 507円)との相性もGOOD!

卵・乳製品不使用の『オートミールクッキー』(イートイン 319円・テイクアウト 313円)や『ココナッツスコーン』(イートイン 297円・テイクアウト 291円)など、動物性のものを使わないヴィーガンスイーツもあり、「境界線なくいろいろな人に足を運んでもらいたい」という思いが伝わってきます。スパイスがほんのり効いてエキゾチックな風味の『デーツ スコーン』(イートイン 297円・テイクアウト 291円)も気になるアイテム。

 

『オーツバナナジュース』(イートイン 649円・テイクアウト 637円)はバナナの優しい甘みに加え、オーツ麦の香ばしさが後からふわっと感じられる一杯です。いつもと違う味を試したいときや、乳製品が気になる人はぜひオーダーを。

・朝食とエスプレッソ以外はテイクアウトOK

店内はこぢんまりとしつつも、ゆとりある空間でゆったりイートインできるよう席数が絞られています。朝食とエスプレッソ以外のメニューはテイクアウトもOK。提供スピードも速いので、どこかへ行くついでにサクッと寄って買うのもオススメ。

コーヒー豆『オリジナルフィルターブレンド』(100g 853円・200g 1,706円)も販売されています。コーヒー好きな人は自宅で楽しんだり、プレゼントに買ったりするのも良いですね。

屋号に使われている“LUSH LIFE(ラッシュライフ)”という言葉は、“忙しい人生”という意味に受け取られがちですが、実はLUSHには“豊かな”という直訳のほかに、“みずみずしい”“飲んだくれ”といった意味も。二面性を持つ人間らしさを含んだ言葉で、“みずみずしい生活をコーヒーで彩ってもらいたい”という思いが込められています。

オーナー夫妻の人柄も魅力でお話ししやすいので、おしゃべりも楽しみの一つに利用してみては。

■詳細情報

■DATA

LUSHLIFE COFFEE(ラッシュライフ コーヒー)

所在地
香川県高松市栗林町2-1-14
電話番号
087-808-8812
営業時間
9:00〜17:00
予約可

【丸亀】「the Old Tjikko coffee and dining」お腹も心も満たされるモーニングやランチに注目

・「the Old Tjikko coffee and dining(ジ オールド ティッコ コーヒー ダイニング)」

JR丸亀駅から車で約10分、丸亀市川西町北にある「the Old Tjikko coffee and dining(ジ オールド ティッコ コーヒー ダイニング)」。地元の新鮮野菜をたっぷり使ったボリューム満点のモーニングやランチが人気のお店です。

店を切り盛りするのは、以前同じ飲食店で一緒に働いていたという中島さんと香川さん。お互い子育て中のママという共通点から意気投合し、いつか店を持ちたいと夢を持っていた中島さんは、「店を出すなら絶対彼女と2人で!」と心に決めていたそう。機は熟し、2019年に念願のカフェをオープンしました。

食べることが好き、料理が好き、人をアッと驚かせることが好き、そんな2人が作り出す料理の数々と、カウンター越しの会話が心地よい、アットホームな空間が魅力です。

店名の「the Old Tjikko」とは、スウェーデンに実存する世界最古の木の名前だといいます。地域に長く根付くお店にしたいとの思いが込められているそう。店内の至るところにドライフラワーやグリーンが飾られ、癒やしの空間が広がっています。

・お腹を空かせて訪れたいティッコのモーニング

『タマゴサンドSET』ドリンク代 + 638円

運ばれてきた瞬間、誰もがアッと驚く、ボリューミーなモーニングに注目を。6種類のメニューの中から取材日は人気の『タマゴサンドSET』をオーダー。厚さ3cmほどの厚切りパンにあふれんばかりにサンドされたタマゴサラダやレタスにきっと圧倒されるはず。

自家製タマゴサラダには隠し味に昆布茶を使っているのが、コクのある奥深い味わいの秘密。タマゴサンドのほかにサラダ、フルーツ、ヨーグルト、スープが付いてコスパも抜群です。朝からお腹を空かせて訪れて。

・野菜たっぷりのランチ

『Tjikkoのボリュームサラダランチ(ドリンク・デザート付き)』1,870円

ランチメニューは全5種類をスタンバイしています。週替わりのランチのほか、ソースが選べる特製から揚げや、具だくさんのサンドイッチセットなど、どれも魅力的なメニューばかり。

『Tjikkoのボリュームサラダランチ』は、トッピングを「グリルチキン」 or 「むき海老のガーリックシュリンプ」から選び、自家製ドレッシングも「にんじん」「たまねぎ」「ごま」から自分好みにカスタマイズできるのがうれしいポイント。産直で仕入れる旬の野菜が彩り豊かに盛られ、目にも鮮やかな一皿です。

取材日は、トッピングに「グリルチキン」をチョイス。下味がしっかりと付いたチキンは野菜との相性抜群!この日は葉つきのニンジンが登場するなど、普段スーパーで見かけない野菜と出合えるワクワク感も魅力の一つです。

すりおろしたニンジンがたっぷり入った自家製ニンジンドレッシングが、さまざまな食感の野菜やアクセントのグリルチキンをまあるくまとめてくれます。ニンジン本来の甘さが引き立ち、野菜嫌いの子どもも食べられそう。

『月替わりサンドイッチセット(ドリンク・デザート付き)』1,870円

月替わりの『サンドイッチセット』にも注目です。この日は6枚切りのごま食パンで挟み切れないほどボリューム満点の海老カツをサンドした一品が登場。海老カツの上にはタルタルソースとグリルオニオンもトッピングされ、食べ応え◎。

ソースが垂れてもお構いなし!両手を使って思いっきりかぶりついて。


どれだけ食べても甘いものは別腹。ランチにはすべてドリンクとシフォンケーキが付きます。「食後でも食べられる軽さ」「満足できるボリューム」の両方を叶える絶妙な大きさがうれしいポイント。お腹はいっぱいだけどスイーツも食べたい、そんなわがままな心を汲んでくれる、ちょっとした心遣いが光ります。

・目でも舌でも楽しめる芸術的なスイーツプレート

『Tjikko特製シフォンケーキ』660円

スイーツを思う存分楽しみたい人は、『Tjikko特製シフォンケーキ』を選んで。シフォンケーキの味は日替わりで、プレーン、紅茶、チョコレートの3種をスタンバイしています。旬のフルーツと繊細なアメ細工に彩られたプレートはまるでアート。

ふんわりなのにしっとりしている同店のシフォンケーキ。その食感を生み出す秘訣は、丁寧にキメの細かいメレンゲを作ることなのだそう。

おしゃれな空間で野菜たっぷりのメニューがいただける「the Old Tjikko coffee and dining」。阿吽(あうん)の呼吸でキッチンに立つ二人の空気こそが居心地のいい空間をつくり出していると実感します。野菜好きな友達と、お腹を空かした彼と、思い立ったら出かけてみて。

■詳細情報

■DATA

the Old Tjikko coffee and dining(ジ オールド ティッコ コーヒー ダイニング)

所在地
香川県丸亀市川西町北518-1
電話番号
0877-85-3452
営業時間
9:00~15:00(L.O.14:00)

【さぬき】ピザ専門店「PORTO PIZZA(ポルトピッツァ)」は本格薪窯焼き♪

・「PORTO PIZZA(ポルトピッツァ)」

さぬき市にある、津田の松原海水浴場は「日本の渚百選」にも選ばれた白砂青松の景勝地。その県内最大級のビーチから徒歩すぐの「PORTO PIZZA(ポルトピッツァ)」は、薪窯ピザやカフェメニューが楽しめるピッツェリアです。

店主は“さぬき市津田地区地域おこし協力隊”として、地域の交流拠点となるお店を目標にスタート。「一般社団法人 さぬき市津田地区まちづくり協議会」理事であり、同じくさぬき市にカフェを構える「ゆるりと。」のオーナーが、師匠として同店の立ち上げに携わっています。

地元住人たちと共に店主自らがDIYで改築した店舗は、元が漁業倉庫でした。そのレトロな風合いも残しつつ、店内は明るい陽が差し込む落ち着いた雰囲気で、木のぬくもりも感じられます。

「PORTO PIZZA(ポルトピッツァ)」という店名には、“PORTO(港)”のように多くの人の交流拠点、新たに挑戦を始める出発地点として、再びまちに火を灯したいという意味が込められています。かつては遠洋漁業で栄えていた津田地区らしいネーミングですね。

薪窯の香ばしさが魅力のピザ

同店のピザは本格的な石窯焼きスタイル。薪は地元の里山で伐採された良質な木々を利用しています。火をおこし始めてから温度が安定するまで約2時間かかるという手間はありますが、その分おいしさへとつながる要素である、うま味や水分を逃さず焼けるメリットが薪窯にはあるそう。

『野菜とサラミのピッツァ』1,380円

店主オススメの『野菜とサラミのピッツァ』は、新鮮な生マッシュルームやプチトマト、ピーマンとサラミがのったトマトソースベースのピザ。自家製トマトソースは野菜の甘みが感じられるフレッシュな味。生地は耳の表面がサクッと、内部はしっとりもっちりとしていて食べ応えがあります。

シンプルなピザを味わいたい人は、王道のマルゲリータである『バジルとチーズのピッツァ』(1,210円)をどうぞ。ピザを1枚まるまる食べ切る自信がない場合はシェアしても大丈夫ですよ。

『4種のチーズのピッツァ』1,710円

人気No.1の『4種のチーズのピッツァ』はゴルゴンゾーラ、カマンベール、モッツァレラ、グラナパダーノをたっぷり使用し、チーズのコクとうま味を存分に味わえる一品。チーズ好きにはたまりませんね。

開業時からずっとピザメニューは定番の3種類でしたが、現在は“本日のおすすめ”メニューも新たに登場。取材時は『キノコとベーコンの和ピッツァ』(1,630円)や『さつま芋とかぼちゃ時々栗のピッツァ』(1,550円)が出ていました。旬を感じられる食材やスイーツピザも要チェックです。

ピザは高温で2〜3分という短時間で焼き上がるので、比較的早く提供されるのもうれしいポイント。テイクアウトもできますが、ぜひ熱々のうちに食べてほしい一品です。

スイーツ&ドリンクでカフェ利用もOK!

『パンナコッタ』400円

11月から新たにスイーツメニューも追加され、よりカフェの利用もしやすくなりました。香ばしいピザをいただきたいところですが、スイーツやドリンクだけの注文もOK!

たっぷりサイズで満足度高めな『パンナコッタ』は、生クリームのしっかりとした濃厚感に、爽やかなベリーソースがぴったり。

『クリームブリュレ』350円

『クリームブリュレ』は、提供直前にバーナーでキャラメリゼ。アメ色の表面をカリッと割ってスプーンを入れる瞬間は、なんとも幸せ。やわらかなカスタードのコクとなめらかな舌触りがクセになります。

『ベリーピーチソーダ』420円

ドリンクメニューはコーヒーや紅茶、フルーツジュース、ソーダ系、ハートランドビール、グラスワインなど20種類以上がスタンバイ。『ベリーピーチソーダ』のように色味もステキなソーダ割りのモクテル(ノンアルコール)も約5種類ありますよ。ドリンクはテイクアウト可能なので、お店の目の前に広がるふるさと海岸へ行ってのんびり味わうのもオススメです。

新しいお店が続々とオープンしている津田地区は、今後も期待のエリアです。香ばしさともっちり食感が魅力のピザを食べに、同店へぜひ出かけてみては。

■詳細情報

■DATA

PORTO PIZZA(ポルトピッツァ)

所在地
香川県さぬき市津田町津田1325-325
電話番号
0879-49-3371
営業時間
11:00〜18:00

【丸亀】一軒家カフェ「寅食堂」週替わりランチやスイーツで香川県産の素材を堪能して♪

・一軒家カフェ「寅食堂」

JR善通寺駅から車で約9分、住宅街の中を進むと見えてくる「寅(とら)食堂」。家族が多く、これまで1日10人以上の料理を毎日作ってきたという親子が切り盛りする一軒家カフェです。玄関前に置かれた、かわいらしい看板を目印に訪れて。

テラス席付近では、看板犬のスタンダードプードル・大福(ダイフク)くんがお出迎え。近くまで来てくれることもあり、愛くるしい姿で訪れる人を和ませてくれます。

テラス席はペットも同伴可能なので、愛犬と一緒に過ごしたい人におすすめ。同伴の際は必ず電話予約を忘れずに。

店内は、テーブル席を約20席ほど用意。「実家に帰ってきたような安心感を感じてほしい」という店主の思いから、温かみのあるウッド系を基調に、イスやテーブルは自らDIYしたそう。どの席にも明るい照明が当たり、木のぬくもりを感じる雰囲気にほっこりします。

3児の母であり、家族の多さや子育ての大変さが分かる店主だからこそ、子連れも気兼ねなく食事を楽しんでもらいたいと、広々とした個室も完備しています。個室には仕切りもあり、赤ちゃんの授乳も部屋でできるので、お母さんもリラックスして過ごせますよ♪

・香川県産素材をたっぷり使用!数量限定の『週替わりランチ』

『週替わりランチ(選べるドリンク付き)』1,300円 ※数量限定

看板商品の『週替わりランチ』は、メイン、小鉢5つ、ご飯、みそ汁、ドリンクまで付いた豪華な内容。契約農家から仕入れた香川県産の素材をふんだんに使っているので、素材そのもののおいしさを味わえます。メインや小鉢のラインアップは一週間ごとに替わり、常連の人からは毎週の楽しみの一つとして喜ばれています。

かわいらしい器にも注目を。香川県出身の陶芸家・けむくじゃらさんが、同店オリジナル用に手がけてくれたそう。同店のトレードマークであるトラをあしらった器や、ハシビロコウのイラストが印象的なコップなど、料理だけではない楽しみも仕掛けられています。けむくじゃらさんの器は、レジ付近で販売もされているので、ぜひ手に取ってみては?

取材日のメインは、クリームシチューのようなまろやかな風味が特徴の「クリームハンバーグ」。手ごねのハンバーグに、ジャガイモ、ホウレンソウ、タマネギ、キノコなどを入れたクリームシチューを合わせています。ハンバーグと野菜の食感も楽しみながら味わって。

季節の食材を生かした小鉢は何と5種類も用意!取材日のラインアップは「からあげ」「おむれつ」「白菜ごまあえ」「ピリ辛蓮根」「つけもの」。白菜やレンコンなど、こちらもたっぷり香川県産の食材が使われています。子連れの人が子どもとシェアをしながら味わえるよう、甘い味付けにしているのもポイント。

実はご飯の炊き方にもこだわっている同店。飲み水やザルを使って米を洗い流し、じっくり時間を決めて炊いています。程よい塩梅(あんばい)で炊かれたご飯は、かめばかむほどお米の甘みを感じられますよ♪お米の量は大・中・小から選べるのもうれしいですね。

・ランチ後はインスタ映えスイーツ&ドリンクを♪

『クロッフルフルーツ』850円

デザートタイムで一番人気の『クロッフル』は、プレーン、チョコバナナ、フルーツ、あんバターを用意。中でも『クロッフルフルーツ』は、器からあふれんばかりのフルーツ4種とクロッフル、アイスクリームがのったインスタ映えスイーツです。

フルーツはその日に仕入れたものの中からランダムに使用されるので、注文後をお楽しみに。取材日は、イチゴ、バナナ、柿、キウイがごろごろと盛り付けられていました。特に契約農家から仕入れるイチゴは、朝採れで新鮮さも抜群。サクサクに焼かれたクロッフルと一緒に頬ばってみて。

クロッフルは、クロワッサンの生地をサクサク食感になるよう焼き上げ、トップからキャラメルソースをオン。甘党の人は、クロッフルとフルーツ、アイスクリームの三段重ねで味わって。熱々なうちに食べるのがおすすめです。

『モンブランミニパフェ』700円 ※11月~3月限定

季節ごとに内容が替わるパフェメニューも見逃さないで。

11月~3月限定の『モンブランミニパフェ』は、下層にはコーヒーゼリーや生クリーム、上層にはペースト状にしたサツマイモとオリジナルブレンドのマロンクリームを絞ってトッピングしています。中には食感のアクセントになるラスクもイン!ミニサイズながら、仕掛けの多いパフェを存分に堪能して。

欲ばりさんは、大きいサイズの『栗とさつまいものモンブランパフェ』(1,300円)をチョイスして。ミニサイズの内容に加え、たっぷりのカスタードと角切りのフルーツも入っているので、さまざまな食感を楽しめます。

※『モンブランミニパフェ』『栗とさつまいものモンブランパフェ』の提供期間は、仕入れによって変動する場合があります。

『クリームソーダ』450円

ドリンクは、大人も子どもも楽しめるよう、幅広く用意されています。喫茶店やカフェによって見た目も味も異なるクリームソーダは要チェック!

同店の『クリームソーダ』は、濃淡のグラデーションが美しいメロンソーダにアイスクリーム、サクランボがのった正統派のフォルムが魅力的。シュワっと感よりもメロンソーダの甘みが強いので、炭酸が苦手な人も比較的飲みやすいのが特徴です。

気さくな親子と看板犬が営む一軒家カフェ「寅食堂」。香川県産の素材をたっぷり使った家庭的な料理やスイーツには、どれも店主の愛情が込められていて、味わうだけで温かい気持ちになります。子どもを連れてホッと一息つきたいとき、ちょっとした癒やしの時間が欲しいときは、同店の扉を開けてみて。

■詳細情報

■DATA

寅(とら)食堂

所在地
香川県丸亀市垂水町2084-1
電話番号
0877-35-9884
営業時間
11:00~14:30(L.O.14:00)
デザート/13:30~
※予約キャンセルの受け付けは当日10:00まで
※ペット同伴は必ず予約時に店舗から許可を得て入店を

【三豊】ショコラトリー「RACATI(ラカティ)」知る人ぞ知るBean to Bar専門店

・「RACATI(ラカティ)」

JR詫間駅から徒歩約10分、三豊鳥坂ICより車で15分のところにあるショコラトリー「RACATI(ラカティ)」。世界各国からカカオ豆を選別し、焙煎、製造まで全工程を一貫して行う「Bean to Bar」の専門店です。

「RACATI」を逆さから読むと「TICARA(チカラ)」。「食べる人の“力”をサポートできるようなチョコレートを作りたい」との思いで、カカオポリフェノールをはじめ、栄養素が豊富なカカオを使ったチョコレートづくりに取り組んでいます。

障害者雇用にも力を入れていて、裏方の作業スタッフとして活躍。一人ひとりの“力”や思いが重なり、パワーの詰まったチョコレートが、日々のもうひと踏ん張りしたいときに背中を押してくれます。

チョコレートや焼き菓子、生菓子の購入・持ち帰りはもちろん、カフェ利用もOK。テイクアウトもイートインも、入り口入ってすぐの注文カウンターでオーダーするスタイルです。

右隣は工房が併設されていて、作り手の顔が見えるのもうれしいポイント。

親会社でもある建設会社が手がけた店内は、木材のインテリアがナチュラルな雰囲気を醸し出すリラックス空間が広がっています。各席がゆとりを持って配置されているので、周りを気にせずのんびり過ごせそう。

のどかな町の風景を望む窓際の席はおひとりさまに人気。忙しい日々の合間にチョコレートをつまんで、手軽にパワーチャージをするのもいいですが、たまには自分の体調や気分に寄り添ってゆっくりカフェタイムを過ごすのもいいリフレッシュになりそうですね。

・世界各地の厳選カカオ×香川名産・和三盆

同店のチョコレートは、世界中から集めた各産地の個性を楽しんでほしいと、単一産地のカカオ豆のみで作る「シングルオリジン」にこだわっています。カカオ豆本来の力を最大限に引き出せるよう、産地ごとの香りや風味を生かして原材料はシンプルに。甘味に香川名産の和三盆を使うのもこだわりです。和三盆は甘みの輪郭がしっかりしているので、カカオの風味に負けず、コクを引き出してくれるのだそう。

スタイリッシュなパッケージで思わず手に取りたくなるタブレット(板チョコ)は、常時8〜9種をスタンバイ。それぞれの産地や味わいの特徴が表示されていて、試食しながら自分好みの一枚を見つけることができます。チョコレートを知り尽くしたクラフトマンがいるので、どれにするか迷ったら声をかけてみて。

『the BAR Setouchi Lemon』2,500円

カカオ含有率が70%以上のハイカカオチョコレートを多数スタンバイ。抗酸化作用のあるポリフェノールをたっぷり含んだハイカカオは、美容や健康に関心のある人に注目されています。1日25g程度(4〜5ブロック)を目安に、毎日少しずつ食べるのがおすすめとのこと。自分用にはもちろん、ちょっとしたプレゼントにも喜ばれそうですね。

タブレットの中で観光客に人気なのが『the BAR Setouchi Lemon』。苦味と酸味のバランスが良いコロンビア産カカオをベースに、三豊市仁尾町で作られたノンワックスの瀬戸内レモンを贅沢に使用しています。

完熟した瀬戸内レモンはえぐみが少なく、まろやかな酸味が特徴。チョコが口の中で溶けた頃に、爽やかなレモンの風味がふわっと香ります。心地よいレモンの余韻をじっくり味わって。

・“一度食べれば虜(とりこ)になる”専門店が作るカカオスイーツ

『ミニ・テリーヌ』450円、『the TERRINE』3,780円

スタッフのイチオシスイーツはテリーヌ。ベリーズ産カカオのチョコレートと和三盆、生クリームを使ったリッチな味わいが自慢です。

見た目は濃厚そのものですが、ベリーズ産のカカオは酸味があり、しつこくない甘さなのでパクパクスプーンが進みます。お酒との相性も抜群。「大切な人へのギフトは、これをあげたら間違いない」とリピートするお客さんも多いそう。

『キャラメルパウンド』500円

『キャラメルパウンド』はイートインでいただくのがおすすめ。程よく温めたパウンドケーキに、アイスクリームをトッピングして提供してもらえます。

香ばしいキャラメルが香るパウンドケーキはしっとりほろほろの口当たり。生地の中から溶け出したキャラメルソースが、生地とアイスと三位一体となって絶妙なマリアージュを奏でます。アイスの上に振りかけられたシナモンが、ちょっぴり大人なカフェスイーツに仕上げています。

自宅で楽しむ際は、電子レンジ500Wで30秒程度温めるとGOOD。アイスと紅茶を添えて、贅沢なおうち時間を満喫してみては?

・気軽に試せるチョコレートドリンクやソフトクリームも

『Hot Chocolate(左からWhite、Black)』650円

一息つきたいときは、ホットチョコレート×マシュマロで癒やしのひとときを。ガーナとベリーズ産のカカオをブレンドしたチョコレートがベースになっています。

「White」はふわふわに泡立てたフォームミルクに細かく削ったチョコをオン。マシュマロをディップして、溶かしながら味わえば口福感でいっぱいに。「Black」は昔ながらのミルクチョコレートを思わせる濃厚な一杯です。ドリンクはテイクアウトもOK。

『チョコレートソフトクリーム』500円

これを目当てにたびたび立ち寄るファンが多数いるという人気の『チョコレートソフトクリーム』。ガーナカカオを100%使用しています。「チョコレートなのに後味が爽やか…!?」と、良い意味で期待を裏切られる一品。砂糖は一切使っていませんが、チョコレートとミルクが程よい甘みとコクを引き出しています。ドライブの合間の休憩に、お一ついかが?

・併設の「エブリワンズサンドイッチ」も要チェック!

ランチタイムにも気軽に立ち寄ってほしいと、店内にサンドイッチ専門店「エブリワンズサンドイッチ」を併設しています。地元の人気店「スピッツベーカリー」のパンと、産地直送の新鮮野菜を使用したサンドイッチは鮮度抜群!

『B・L・T・E』(2個)660円

一番人気は『B・L・T・E』。ベーコン、レタス、トマト、目玉焼きがサンドされた王道のサンドイッチです。パン生地には粒マスタードとケチャップが塗ってあり、レタスには下味が付いているので、どこを食べてもおいしくいただけます。程よく焼かれたパンがカリッと歯切れよく、野菜のシャキシャキ感も相まって、食べ応え抜群!

しっかりお腹を満たしてくれるサンドイッチから、食後のデザートにいただきたいチョコスイーツまでそろう「RACTI」。ちょっぴり元気が欲しいときや誰かを笑顔にしたいとき、カカオの力に頼ってみては?

■詳細情報

■DATA

RACATI(ラカティ)/エブリワンズサンドイッチ

所在地
香川県三豊市詫間町詫間6781-1
電話番号
0875-83-6652
営業時間
10:00〜18:00

【高松】「choux小屋(シューゴヤ)」サクサクのクッキー生地とあふれんばかりのクリームに舌鼓♪

・「choux小屋(シューゴヤ)」

JR八栗駅から徒歩3分ほどのところにある「choux小屋(シューゴヤ)」。シュークリームをメインとしたフランス菓子を取り扱う、カフェスペースを備えたお店です。

かつては4畳半ほどの個室が連なる、建設省所有の独身寮だったこの建物。「新たな人の輪を生み出し、にぎわいの拠点になれば」との思いで地元不動産がリノベーションを手がけ、「TAKAMATSU JAM4.5」プロジェクトを発足。「choux小屋」のほかに、アクセサリーや洋服店などが入る、複合施設に生まれ変わりました。

店内は壁を取り払い、大規模にリノベーション。打ちっ放しコンクリートの無機質な雰囲気を生かしながら十分な席数を確保し、緑が生い茂るスタイリッシュな空間が広がっています。

店の目の前をことでん志度線が通り、窓際の席からはレトロな車体が走る様子を眺めることができますよ。

テラス席は、高松市のシンボル「屋島(やしま)」を望む特等席。屋島の麓には、古建築をテーマにした広大な野外博物館「四国村ミウゼアム」があり、車で7分ほどでアクセスできるので、観光のついでにも立ち寄りやすいスポットです。

・目にも美しい個性あふれるシュークリーム

自慢のシュークリームは常時6種類ほどがスタンバイ。定番の『シュー・サブレ』『シュー・ショコラ』『シュー・キャラメル』『シュー・お濃茶サブレ』のほか、季節限定商品も登場します。

店内で毎朝手作りするシュークリームは、芳醇なフランス産小麦香るサックサクのクッキー生地が特徴。1時間ほどかけて美しくまんまるに焼き上げられた生地は、中はふかふかで、あふれんばかりのクリームを包み込んでいます。

『シュー・サブレ』(テイクアウト)291円/(イートイン)297円

初めて訪れる人は、まずは『シュー・サブレ』を試してみて。一口頬ばると、ザクっとした生地の後に、たっぷりのクリームが流れ込んできて、思わず顔がほころぶおいしさです。

カスタードクリームは北海道産の生クリームと香川県産の小麦を使い、コクがありながらもくどくない、あっさりとした味わいに仕上げています。

『シュー・キャラメル』(テイクアウト)324円/(イートイン)330円

カスタードクリームの上に、ほろ苦いキャラメルソースとキャラメルクリームを絞り、キャラメリゼしたナッツをオン。コーヒーと一緒に味わいたい、甘さ控えめの大人のシュークリームです。

ちょこんとのった帽子をスプーン代わりにクリームをすくって、ちょっぴり背徳感を味わって。

『シュー・フレーズ』(テイクアウト)561円/(イートイン)572円
※12月〜3月ごろ限定

冬から春にかけての人気メニュー『シュー・フレーズ』は、この時期マストで食べたい一品。土台にたっぷりのカスタードクリームを絞り、香川県産イチゴ「さぬきひめ」の大粒をのせたら、仕上げに生クリームをぐるっと絞って完成。美しい曲線を描く生クリームに、ひょっこりイチゴが顔を出したビジュアルがなんともかわいらしいですね。

夏は桃やマンゴーなど、旬のフルーツを使ったものが登場するのでお楽しみに。

シュークリームは、電話または公式InstagramのDMで予約も可能。当日の取り置きは電話のみ受け付けています。➡︎公式Instagramはこちら

・手土産にぴったりの焼き菓子もいかが?

『ディアマン』(4枚入り)226円、(10枚入り)658円

大阪のフランス菓子店で修行を積み、地元香川にUターンしてきたという店主。「フランス菓子の魅力を広めたい」と、シュークリーム以外にも、ディアマンやフィナンシェなど、定番のフランス菓子を手作りしています。

『ディアマン』はプレーン、ショコラ、チョコチップの3種類を用意。一枚でも食べ応えが感じられる分厚い生地は、口に入れるとほろほろとほどけていき、小麦の芳醇な甘みが堪能できます。ちょっとした手土産にも喜ばれそうですね。

人気の焼き菓子を詰め合わせたギフトセットもあるので、店頭でチェックしてみて。

『ウィンナーコーヒー(HOT/ICE)』(テイクアウト)442円/(イートイン)451円

ドリンクメニューも豊富にスタンバイ。オリジナルのブレンドコーヒーや日替わりコーヒー、6種のティーメニューのほか、『温州みかんジュース』や『青森りんごジュース』など、子ども連れも楽しめるラインアップがそろいます。イートインの場合は、ワンドリンク制。こだわりのフランス菓子とのペアリングを楽しんで。

そばを走り抜ける電車のガタンゴトンという心地よい音に、立ち込める焼き菓子の甘い香り。五感をそっとくすぐる「choux小屋」で、洗練されたフランス菓子を手に、おいしいひとときを紡いでみてはいかが?

■詳細情報

■DATA

choux小屋(シューゴヤ)

所在地
香川県高松市高松町2175-33
電話番号
080-4772-9810
営業時間
10:00〜17:00(完売次第閉店)
※イートインはL.O16:30

【三豊】ほっこりするごはん屋「むく食堂」栄養満点の週替わりランチや自家製スイーツが自慢♪

・家庭的なぬくもりに癒やされる「むく食堂」

三豊市豊中町にある、衣・食・住がテーマの複合施設「暮らしの森」。敷地内には、工務店やカフェ、料理教室など、それぞれ独立した4店舗が並んでいます。場所は、JR予讃線本山駅から徒歩10分ほどと好アクセス。近所に住む人はもちろん、遠方から訪れる人も珍しくありません。

この敷地内に店を構える「むく食堂」は、調理の学校に通っていた吉田さんと製菓学校に通っていた林さんのご縁がつながりオープン。10年ほど前に移動式食堂がスタートし、念願かなって2019年にお店を開きました。吉田さんの父が営む農園の野菜を中心に、地元の食材を使った料理や、林さんが考案する自家製のスイーツが自慢です。

敷地内の工務店「金丸工務店の家づくり」が施工や内装を手がけたという同店。お店の中に入ると、木のぬくもりあふれるアットホームな空間が広がっています。高い天井は開放感のある空間を演出。ナチュラルな雰囲気が訪れる人をリラックスモードにさせてくれます。入り口付近には、地元・三豊市出身のデザイナー・磯野藍さんのブランド「Yokke Pokke(ヨッケポッケ)」の絵画がかけられています。

・手間暇かけた栄養満点の週替わりのランチ

『ほぼ週替わりごはん』1,500円

地元の人はもちろん、遠方からもリピーターが訪れるという話題のメニューは、ほぼ週替わりのランチ。約1週間ごとにメイン料理や小鉢のラインアップが替わります。ご飯もののメニューは、吉田さん含むごはん係のスタッフがメニューを考案。一つひとつの品目は、訪れる人の体や栄養面に配慮してすべて手作り。インスタントや添加物などを極力使わず、地元産の季節の食材や、自家農園の野菜などを取り入れています。

取材日の『ほぼ週替わりごはん』のメインは、『鶏もも肉の唐揚げ油淋鶏ソース』。パリッとジューシーな揚げたての唐揚げに、甘辛いソースが相性抜群。ソースは甘さと辛さの割合を考えながら、ショウガと長ネギをたっぷり入れて一から手作りしたそう。

小鉢には、自家農園の野菜をハニーマスタードで味付けした野菜の揚げ浸し、きんぴらレンコンをマヨネーズで和えたサラダ、卵料理がずらり。サラダのドレッシングは、すりおろしのタマネギやニンジンを使って、和風仕立てになっています。料理一つひとつに対する細やかな手間に、身も心もほっこり♪

『ほぼ週替わりカレー(秋野菜のカレー)』1,300円

移動式食堂の頃から人気のスパイスカレー。エスニックなクミンライスに、コリアンダーやターメリックなど、6種類の香辛料を混ぜたルーをたっぷりかけています。香り豊かなスパイスカレーですが、幅広い世代に楽しんでもらえるよう、パウダースパイスを使っているそう。食べ進めながら味を調節できるよう、タルタルソースも添えられています。スパイス通の人にはぜひ味わってほしい一品です。

ランチはテイクアウトもOK。ドリンクやスイーツをセットで注文するとお得になるので、食後の口直しに頼んでみて。

※テイクアウトの受け付けは9:00〜、お渡しは11:00〜16:00。

・ドリンク付き!5食限定の贅沢モーニング

『モッツァレラ焼き』お好きなドリンク+600円
※提供時間は9:00〜11:00

平日のみ用意されるモーニングは、『モッツァレラ焼き』『ホットサンド』(お好きなドリンク+600円)『スコーン』(お好きなドリンク+550円)の3種類がスタンバイ。すべてにサラダとヨーグルトが付いています。各メニュー5食限定なので、予約するのがおすすめ。

『モッツァレラ焼き』は、看板スイーツの『むくレーヌ』(1個350円)にモッツァレラチーズをたっぷりのせたパンケーキのようなメニューです。ケシの実とハチミツを使ったマドレーヌのような味わいの『むくレーヌ』が、とろっとモチモチ食感のチーズをかけて、甘じょっぱい仕上がりに。甘党の人はハチミツ、塩気を足したい人はブラックペッパーをお好みでかけて召し上がれ。

このほか、チーズとスクランブルエッグ、ベーコンが入った『ホットサンド』や、2種類のフレーバーから選べる『スコーン』も好評です。5食限定のモーニングにありつけた人は、お気に入りを選んで優雅なモーニングタイムを過ごして。

『むくレーヌ』は、テイクアウトやギフト用の販売もしています。家族や友人への手土産にいかが?

・自家製ドリンク&スイーツも魅力

左から『自家製レモネード』(HOT・ICE・ソーダ)550円、『本日のロールケーキ』460円

製菓学校に通っていたという林さん含むおやつ係が手がけるドリンク&スイーツにも注目。ドリンクを注文すると、ケーキプレートが100円オフになるので食後やカフェタイムに味わってみて。

『自家製レモネード』は、無農薬で育てられた瀬戸内産のレモンを使用しています。できあがりを透明感のある黄金色にするため、きび砂糖を使っているのがポイント。グラニュー糖やハチミツを使わずに濃厚な甘さに仕上がっているのが驚き!甘酸っぱいレモンの果肉ごと楽しめるように、8割以上はレモン尽くしです。こだわりの一杯で、瀬戸内の自然の恵みを感じてみては?

『本日のロールケーキ』は、季節に合わせたロールケーキが日替わりで登場します。取材日は、バナナ、オレンジ、キウイ、グレープフルーツを使ったフルーツロールケーキ。生地をしっとりふわふわにするため、小麦粉よりも卵黄を多めに使って高温で焼き上げています。付け合わせのヨーグルトで味変も楽しめますよ♪

『いちごのパフェ』1,100円 ※期間限定

期間限定で、季節ごとに提供される『季節のパフェ』も人気。12月からは『いちごパフェ』が登場します。契約しているイチゴ農家のイチゴをふんだんに使い、乙女心をくすぐるような見た目に仕上げています。トップのチョコブラウニーも一緒に頬ばって味わって。

健康と栄養に配慮した料理やスイーツが楽しめる「むく食堂」。地産地消にこだわり、手間暇をかけたメニューは、まさに“癒やしのごちそう”です。家庭的な味わいにファンになる人も多い同店に、足を踏み入れてみては?

■詳細情報

■DATA

むく食堂

所在地
香川県三豊市豊中町本山甲853-6 暮らしの森敷地内
電話番号
070-1226-1151
営業時間
モーニング/9:00〜11:00
ランチ/11:00〜14:30
カフェ/9:00〜 16:30(L.O.16:00)

【高松】「讃岐おもちゃ美術館 shop・cafe」でスープ&ビュッフェランチ

「讃岐おもちゃ美術館 shop・cafe“SANUKI FOOD FACTORY”」

2022年4月にオープンした「讃岐おもちゃ美術館」は高松市の中心街、丸亀町商店街からすぐの大工町にあります。美術館に入館しなくても利用できるカフェとショップは香川の食文化やものづくりに触れられるとあって、県内外の人に人気。

エントランスをよく見ると、香川県の伝統工芸、組手障子(くでしょうじ)の技術を用いた“木組みのゲート”や、ステンドグラスのショーケースに飾られた張子(はりこ)人形、足元には讃岐装飾瓦のオリジナル瓦など、細部にわたって見どころ満載です。

カフェはセルフサービスで、利用する場合は先に注文するスタイル。テーブルの間隔が広く取られているので、ベビーカーのまま入店しやすい広々空間です。

伝統工芸品がディスプレイされている棚は座敷エリアで、小さな子どもと一緒に畳に座ってくつろげます。エントランス近くの多目的トイレ内にはベビーキープが、「讃岐おもちゃ美術館」赤ちゃん木育ひろば内には授乳室・おむつ替え室があり、子ども連れへの配慮が随所にキラリ。

座敷子ども用イスおむつ替え
個室離乳食持ち込み禁煙
ベビーカー入店キッズメニュー喫煙
子ども用食器授乳スペース

香川を中心とする四国の伝統工芸品や選りすぐりのご当地土産などを購入できるショップも併設されています。

奥にある「讃岐おもちゃ美術館」は、木のぬくもりを感じられるおもちゃや伝統工芸品と触れ合える施設です。小さな子どもはもちろん、大人も一緒に遊んで楽しみながら学べる要素が散りばめられています。ファミリーだけでなくカップルや学生同士がワイワイ楽しむ姿も見られるそう(別途入館料が必要)。

ビュッフェも選べるスープランチ

カフェは2023年9月に「SANUKI FOOD FACTORY(サヌキフードファクトリー)」としてリニューアル。讃岐食材のスープ数種類とおばんざいビュッフェが楽しめるランチをスタートしました。

ビュッフェカウンターにはデリが約6種類とフレッシュ野菜が並びます。デリは約半分ずつ日替わりなので、何が登場するかはお楽しみ。小学生未満は無料でビュッフェを利用できる点も、子連れファミリーに喜ばれています。ビュッフェは好きなスープにプラス990円(小学1・2年生は550円)で利用できますよ。

『いりこ出汁の具沢山ミネストローネ』Sサイズ540円、『パン』120円

ランチのメインメニューであるスープは『讃岐白味噌といりこの旬野菜味噌汁』(Sサイズ510円、レギュラーサイズ690円)、『いりこ出汁の具沢山ミネストローネ』(Sサイズ540円、レギュラーサイズ720円)、『ごろっと野菜の讃岐スパイススープカレー』(Sサイズ600円、レギュラーサイズ780円)の3種類から選べます。スープ単体はテイクアウトもOK。

『いりこ出汁の具沢山ミネストローネ』は、角切り野菜がたっぷり入っていて満足度が高め。上品な味わいでありながらもうま味がぎっしり詰まっています。セージの風味がアクセントで、クリームチーズを溶かしながら食べるとコクがアップ。甘みのあるしっとりフワフワなパンをプラスするのがオススメ!

『ごろっと野菜の讃岐スパイススープカレー 』Sサイズ600円、『デリ・サラダビュッフェ』990円

『ごろっと野菜の讃岐スパイススープカレー』は、いりこと昆布の出汁(だし)で和を感じるスープカレーに仕上げられています。野菜はもちろん、鶏肉もごろっと入っていてボリューミー。隠し味の讃岐の白味噌がほんのりマイルドにしつつも、大人向けの中辛スパイシーテイストです。『お子さまカレー』(600円)は辛くないので安心を。

ビュッフェカウンターに並ぶデリは都度変わりますが、一例を紹介すると、春雨サラダ、細切りピーマンとじゃがいもの炒め、切り干し大根とツナのマヨネーズあえ、人参ラペレモン風味、山芋和風ピクルス、3種のきのこバターソテー、白身魚の南蛮漬け、ミートボール(トマトクリーム)など。どれも上品で繊細な味でありながらも、出汁やうま味が感じられるハイセンスな仕上がりです。

カフェタイムにオススメのメニュー

『はちみつれもんクリームソーダ』700円、『濃厚チーズケーキ(れもんはちみつ)』550円

ランチだけでなくカフェ利用もしやすい同店には、瀬戸内ベーグルやパンケーキ、フォンダンショコラやアイスなど、スイーツ系メニューも多数あります。

『はちみつれもんクリームソーダ』は自家製のハチミツレモンを使用し、優しい甘みとレモンの爽やかな風味に癒やされます。アイスクリームなしも選べますよ。

『濃厚チーズケーキ(れもんはちみつ)』は、店舗を持たない高松市のベイクドチーズケーキ専門店「ガトーよしだ」の品。ねっとり濃厚なチーズケーキにレモンの酸味がしっかり。現在はオンライン販売となっている「ガトーよしだ」のこだわりチーズケーキを気軽にいただけるのはうれしいですね。

『瀬戸内ベーグル(いちじく&くるみ)』326円、『瀬戸内ベーグル(ココア&チョコチップ)』295円、『コーヒー』450円

ベーグルは観音寺市の「ツツミ製パン」から取り寄せていて、甘酒の自然な甘さが特徴です。テイクアウトOK。コーヒーは、まんのう町「SUNNYSIDE FIELDS(サニーサイドフィールズ)」の自家焙煎豆を使用し、しっかりとしたビターテイストを楽しめます。

20種類近くあるドリンクメニューの中には、フルーツを使用したスムージーや香川のクラフトビール『つばめビール』などもスタンバイ。

ショップには讃岐のいいものがいっぱい!

カフェとショップは、香川の伝統工芸や食文化など、地域の魅力を発信し続けている「IKUNAS(イクナス)」が運営しています。同社が発刊している雑誌「IKUNAS」で取り上げたものを購入できるというのも注目ポイント。0歳から100歳まで楽しめる玩具をはじめ、伝統工芸士から新進気鋭の若手作家まで、幅広いアイテムが多数取りそろえられています。改めて香川の良いものに触れることができる場所として、すてきな商品に出合えますよ。

カラフルなデザインが目を引くこちらは、香川の郷土玩具、高松張子の品々。香川県文化功労者である宮内フサさんの3代目、太田みき子さんの味のある作品(写真奥)や、クラフト作家itokaramuさんのかわいらしい作品(写真中央)など、買いそろえたくなる品ばかり。

『漆塗 筋入りカップ』5,500円

発色の良いこちらのカップは、なんと漆塗り。香川日本を代表する漆芸文化を持っています。ハレの日に使うような高級漆器だけでなく、気軽に使える普段使い用のカラフル漆器はギフトにもぴったり。

子どもに優しい木製のおもちゃコーナーものぞいてみて。転がっているだけでも絵になるような、オシャレ度の高いものばかりです。動物積み木は材質によって異なる触り心地や香りもこだわりのポイント。インテリアとして置いておくだけでもかわいいですね。

香川の良いものにたくさん触れることができる同店へ、ぜひ行ってみてください!

■詳細情報

■DATA

讃岐おもちゃ美術館 shop・cafe

所在地
香川県高松市大工町8-1
電話番号
087-887-6762
営業時間
shop/10:00〜17:30
cafe/9:30〜17:30(L.O. 17:00)

【高松】アイス専門店「アイスビストロヒライ」濃厚ふわとろソフトクリーム&パフェが絶品♪

・「アイスビストロヒライ」

商店街から少し外れた街中で、アイスクリームの専門店として県内外から人気の「アイスビストロヒライ」。一見アイス専門店には見えない和の趣あふれる店構えですが、アイスが描かれた暖簾(のれん)が目印です。

「食を通してすべての人たちを笑顔に」との思いで、県内や中国地方に20店舗以上の飲食店を展開する「平井料理システム」が運営する同店。さまざまなジャンルの飲食店で培ってきた技術と熱意をかけて一から作った濃厚ソフトクリームが自慢です。

店内は温かみのある木と無機質な素材や色合いが調和した和モダンな雰囲気。目の前で熟練のスタッフが丁寧に手絞りしたソフトクリームはカフェスペースではもちろん、テイクアウトして食べ歩きすることもできます。

コンセプトは“アイスが主役になれるお店”。アイス好きが集まり、年中アイスを楽しめるのが魅力です。

目の前のショーケースには、宝石のようにキラキラと輝くオリジナルスイーツがずらり。華やかな見た目で見る人も食べる人も魅了するチョコレートアイスや小ぶりなカップに入ったソフトクリームパフェは、おうちでも気軽にお店の味を食べられるとあって、ギフトや手土産にもおすすめです。

ショーケースを横切って店の奥に進むと、アンティークな家具に囲まれた落ち着いた雰囲気のカフェスペースがあります。休日は終日混み合っているため、ゆっくりカフェを楽しむなら平日の午前中を狙って訪れて。

・四国産牛乳100%の濃厚ソフトクリーム

『王様のソフトクリーム』500円

同店の看板スイーツは、シンプルな『王様のソフトクリーム』。香川県産の牛乳をメインに四国産の牛乳を100%使用し、“ソフトクリーム界のフェラーリ”とたたえられる一流の機械で丁寧に作ったこだわりあふれる逸品です。

その味わいは驚くほど濃厚。ミルクのコクと上品な風味が詰まったソフトクリームは、きめ細やかで舌の上にのせた瞬間すっと消えるような口溶けの良さが魅力です。濃厚なのに後味はスッキリとしていて、そのギャップに感動を覚えるはず。

ソフトクリームを引き立てるワッフルコーンもなんと手作りだそう。バターをたっぷり配合した特製のワッフル生地を、注文が入るたびにスタッフが一つひとつ丁寧に焼き上げます。ほんのり温かいワッフルコーンと冷たいソフトクリームの温度差もたまりません。

・インスタ映え間違いなしのソフトクリームパフェ

『キャラメルチーズ(Lサイズ)』980円

自慢のソフトクリームを使った“ソフトクリームパフェ”にも注目を!『キャラメルチーズ』や『ホワイトチョコと抹茶』(Lサイズ 950円)、『ピスタチオ』(Lサイズ 1,000円)などの5種類の定番メニューのほか、旬のフルーツを使った季節限定フレーバーも常時2~3種類ほど登場します。

甘党の心をわしづかみにする『キャラメルチーズ』は、濃厚なミルクソフトクリームとサクサクのクランブル、とろ~りミルキーなチーズムース、香ばしいクルミとアーモンドが一体となったこっくり甘い一品。ちょこんとのった甘さ控えめのチーズケーキが、味と見た目のアクセントになっています。

『栗のモンブラン』1,320円 ※提供は10月から10月末ごろまで

季節限定のパフェには、四国や瀬戸内海で採れた素材を使うのがこだわり。秋はブドウやイチジク、栗が主役のパフェが登場します。モンブランクリームが繊細に巻き上げられた『栗のモンブラン』はインスタ映え間違いなし!優しい味わいの栗の渋皮煮も手作りするほど、熱い思いが詰まっています。

このほか、1月はイチゴ、6月はサクランボ、7月はモモと、旬の味覚を同店自慢の『王様のソフトクリーム』と味わえる季節限定パフェ。ラインアップは公式Instagramをチェックして♪ ➡︎公式Instagramはこちら

・一口サイズの贅沢チョコアイス『ジェムアイス』

カカオ香るリッチなチョコレートで濃厚なミルクアイスをコーティングした『ジェムアイス』は手土産におすすめ。中のミルクアイスもコーティングチョコもフレーバーごとに異なり、全部で8種類がラインアップしています。

『ピスタチオ』120円

イタリア産のピスタチオをミルクアイスに混ぜ合わせた『ピスタチオ』は、ナッティな風味がカカオと調和した異素材のレイヤードが魅力。アイスが溶けるたびに広がる豊かな風味にうっとりすること間違いなしです。

四国産牛乳100%で作った濃厚ミルクアイスが自慢の「アイスビストロヒライ」。公式オンラインショップでは、『カップアイス』や『ジェムアイス』の詰め合わせなどを販売しているので、遠方の人は自宅でゆっくりと味わってみては。➡︎公式オンラインショップはこちら

■詳細情報

■DATA

アイスビストロヒライ

所在地
香川県高松市塩屋町5-4
電話番号
087-802-2990
営業時間
10:00〜19:00(L.O.18:30)

【善通寺】築100年の重要文化財併設「偕行社かふぇ」季節を感じるテラスで優雅なランチタイムを

・「偕行社(かいこうしゃ)かふぇ」

JR善通寺駅から徒歩5分ほど、市役所の裏にある「偕行社(かいこうしゃ)かふぇ」は、国の重要文化財「旧善通寺偕行社」に併設されたカフェです。

「偕行社」とは、明治時代に創立された陸軍将校の親睦や学術研究を目的とした団体の総称。 当時、将校たちの社交場が全国に建設され、その一つが1903年に完成した「旧善通寺偕行社」です。その歴史的価値や良好な保存状態から、2001年に国の重要文化財に指定されました。

2007年には保存修理工事により創建当時の状態に復元され、同時に建設された附属棟に、その魅力を日常に感じてもらいたいと、「偕行社かふぇ」がオープンしました。

天井が高く一面ガラス張りの店内は、光が満ちあふれ開放感たっぷり。手入れの行き届いた庭園を眺めながら思い思いの時間を過ごせます。4人用のテーブル席や、6人でもゆったりくつろげる席もあり人数やシーンに合わせて利用できます。

天気がいい日はテラス席がおすすめ。「旧善通寺偕行社」の佇まいを眺めながら、庭園に植えられた桜やモミジを楽しむことができます。四季折々の表情を感じられる風情満点のカフェタイムを過ごして。

・地元食材を使った日替わりランチに舌鼓

『日替わりランチ』1,200円

地元の食材を中心に考えられた栄養たっぷりなランチメニューが人気です。中でもおすすめは『日替わりランチ』。メインにサラダ、小鉢、スープ、ドリンクが付いて大満足の内容です。

取材日のメインは、チキン南蛮。下味をしっかり付けてカラリと揚げたモモ肉を自家製南蛮ソースにくぐらせたら、仕上げにタマネギの食感がたまらないタルタルソースをたんまりとオン!甘めの南蛮ソースと香味野菜がたっぷり入ったタルタルソースを絡めたら、ご飯が止まらないこと間違いなしです。

セットのスープや副菜も日替わりで、一品一品、シェフの丁寧な仕事ぶりがうかがえます。取材日は菊菜の白和えときんぴらごぼう、野菜から出汁(だし)をとったコンソメスープでした。「苦手な野菜でもこうやって食べたらおいしいんだ!」そんな小さな発見や、食べやすさを考えられた作り手の思いやりが伝わってくる“プロが作る家庭料理”が並びます。

主食はライ麦パンか地元の名産品「ダイシモチ麦」がブレンドされたご飯から選ぶことができます。もち麦は、食物繊維が玄米の3倍、精白米の30倍ともいわれ、注目を集めているスーパーフードです。なんといってもその魅力はモチモチとした食感!白米の甘みと相まって、かめばかむほどに豊かな風味と食感が楽しめます。

「ダイシモチ麦」は気に入ったら店頭で購入することもできます。家族の健康のために自宅でもお店の味を再現してみては。

・シェフが本気で作った名物バーガー

『偕行社バーガー』950円

店名を背負った看板メニュー『偕行社バーガー』にも注目を。「肉肉しさを味わってほしい!」と、牛肉100%のパテで作った本格グルメバーガーです。粗挽きのパテの食感に負けないよう、バンズは特別にパン屋でオーダーしてしっかりとした食感に焼き上げてもらっているのだそう。かぶりつくとあふれる肉汁にライ麦が香ばしさをプラスしています。

味の決め手となるソースには隠し味に焼き肉ソースをしのばせているのがポイント。どこか懐かしい味わいに一口で虜(とりこ)になるのも納得です。

一部のランチメニューは、かわいらしいボックスに入れてテイクアウトすることもできます。周囲には真言宗善通寺派の総本山で、空海誕生の地としても名高い「善通寺」をはじめ、由緒ある観光スポットも点在しています。観光の途中に好きな場所を見つけて食べるのもいいですね。テイクアウト専用のお弁当もあるので、詳細は公式HPでチェックして。
➡︎公式HPはこちら

・甘党さんは注目!極上のスイーツ&ドリンク

『フレンチトースト』700円、『キャラメルラテ(HOT)』580円

自慢のスイーツをゆったりした空間で時間を気にせず味わえるのも同店の魅力です。中でも人気の『フレンチトースト』は、厚さ3cm超の食パンを丸亀市産の新鮮卵を使った卵液に浸し、スキレットでじっくり火入れをするので、まるでケーキのようにふんわりしっとり。

別添えのメイプルシロップがちょっぴり多めなのがうれしいポイントです。甘党さんはたっぷりとかけて極上のスイーツを思う存分召し上がれ。

『キャラメルラテ(HOT)』580円

庭園を眺めながらコーヒーをたしなむ時間もいいですね。季節に合わせてブレンドされたコーヒーでブレイクタイムはいかが?

『キャラメルラテ』は、特に女性に人気の一杯。口当たり滑らかなカフェオレにキャラメルソースを加えたらこんもりと生クリームをオン!さらに仕上げにもキャラメルソースをかけたフレーバーコーヒーです。

・もち麦を使ったご当地スイーツはお土産にぴったり

『ダイシモチ麦サブレ』(1個)185円

手土産におすすめなのが、同店オリジナルの『ダイシモチ麦サブレ』。小麦の代わりに地元名産の「ダイシモチ麦」を使っているのがポイント。アーモンドダイスとバターの風味たっぷりでダイシモチ麦の素朴な香りが人気の秘密です。

善通寺を訪れたお土産にはもちろん、結婚式の引き出物としても人気だそう。地元の味をちょっとだけお裾分けできるのがうれしいですよね。1個から購入可能で、6個以上はかわいらしい形をしたオリジナルボックスに入れてもらえますよ。

・ノスタルジーな世界を体感して

同店を訪れたら「旧善通寺偕行社」へ立ち寄って。結婚式やレセプションとして利用され、普段は一部を除く館内を無料で見学することができますよ。

アーチが連なった美しい廊下や、当時の華やかな社交場の雰囲気を感じる重厚なカーペットやシャンデリアなどの調度品は、どれも一見の価値ありです。

100年を超える歴史的建造物のレトロモダンな雰囲気が味わえる「偕行社かふぇ」。種類豊富なメニューや季節ごとに移ろいゆく庭園は、一度訪れただけではその魅力を味わい尽くすのは難しそう。自分だけの特等席を見つけて通ってみては。

■詳細情報

■DATA

偕行社(かいこうしゃ)かふぇ

所在地
香川県善通寺市文京町2-1-1
電話番号
0877-62-4906
営業時間
モーニング/8:30~11:00
ランチ/11:00~14:00
カフェ/14:00~17:00
ディナー(予約のみ)17:00~21:00

【高松】こだわり空間の「Layered coffee」で絶品スイーツとボリュームランチを

・「Layered coffee(レイヤード コーヒー)」

惜しまれつつ閉店した上福岡町の人気カフェ「TMSコーヒースタンド」が、店名を新たに「Layered coffee(レイヤード コーヒー)」として、香西駅(JR予讃線)から徒歩12分の鶴市町に移転オープンしました。

運営するのは、内装デザイン会社のTMS。優しい光が差し込む店内は、真っ白な壁と高い天井、洗練されたインテリアが空間に溶け込み、居心地が抜群。

「若い方から年配の方まで、地域のみなさんがリラックスしたり、楽しい時間を過ごしたりできる場所でありたい」と話すオーナー。キッズスペースやベビーベッドも用意されていて、子育て中のママやパパが一息つける空間です。

座敷子ども用イスおむつ替え
個室離乳食持ち込み禁煙
ベビーカー入店キッズメニュー喫煙
子ども用食器授乳スペース

赤ちゃん連れにもありがたい、ベビーベッドも完備。

店内では、オーナーがセレクトした食器や観葉植物、TMSイチオシの照明も購入することができます。おしゃれなアイテムがそろっているので、ぜひチェックしてみて。

・大満足のフードメニュー

「TMSコーヒースタンド」時代の人気メニューから、新しく開発されたメニューまで、豊富なメニューに迷うこと間違いなしです。

『モーニングセット』ドリンク代+650円

モーニングセットの食パンは、パン屋へ特別に発注。厚みも形も「Layered coffee」専用で、口に入れた瞬間、小麦の香ばしさに包まれる、計算されつくしたトーストです。

『週替わりランチプレート(ドリンク付き)』1,290円

ボリューム満点のランチプレートは、 近所のサラリーマンや、体を動かす仕事をしている人にも大人気で、リピーターが多いとのこと。お子さんとのシェアもOKです!

・とっておきのスイーツ

『ホワイトチョコドーナツ』390円

専門店が「Layered coffee」専用に作る特別なドーナツは、ドリンクとのマリアージュを楽しみながら、ゆったりカフェタイムを過ごすのにぴったり。

『バスクチーズケーキ』400円

バスクチーズケーキも同店のために作られたものを使用。甘さ控えめなので、ランチの後にデザートとしてもペロリと食べられそう。

『デザートプレート』900円

いろいろなデザートを食べたい!というお客さんの声に応えて作られたのが『デザートプレート』。自家製のコーヒーゼリーやドーナツ、バスクチーズケーキも楽しめる欲ばりな一皿です。

・「Layered coffee」こだわりのドリンクメニュー

コーヒー豆は、すべて高松市今里町の「Chord Coffee (コード コーヒー)」で焙煎された新鮮なものを使用。一杯ずつハンドドリップで丁寧に淹(い)れてもらえます。

『エスプレッソレモンソーダ』560円

「Layered coffee」に来たら絶対に飲みたいのが『エスプレッソレモンソーダ』。インドネシア産のエスプレッソ専用豆を、ドイツECM社の最高品質のエスプレッソマシンで抽出し、レモンシロップと炭酸で割った一品。食事ともデザートともよく合い、キレの良い苦味と酸味は一度飲むとやみつきになるので要注意です!

コーヒー豆の販売もあり、焙煎度合いの違う2種類の豆から選ぶことができます。酸味と苦味のバランスがいい中煎りブレンド(インドネシア + ブラジル)と、季節によって仕入れを変える深煎りブレンドで、おうちでのコーヒータイムが充実するかも。

こだわり空間と充実メニューの「Layered coffee(レイヤード コーヒー)」で、日常から解放されたリラックスできる時間を過ごしてみては。

■詳細情報

■DATA

Layered coffee

所在地
香川県高松市鶴市町903-1
営業時間
9:00~17:00(L.O.16:00)
※予約不可

【三豊】にがりメーカー直営「にがり衞門」豆腐を使ったヘルシーメニューで海の恵みを堪能♪

・にがり&塩の製造メーカー直営カフェ「にがり衞門」

約1kmのロングビーチが広がり観光客でにぎわう父母ヶ浜から車で約4分。穏やかな海岸沿いで大正時代に創業し、にがりの国内シェア日本一を誇る製造メーカー「仁尾興産」のすぐ隣に、直営のカフェ「にがり衞門」があります。

にがりと塩と豆腐のコンセプトショップとして2018年にオープンし、以来健康志向な女性客や観光客を中心に人気を集めてきた同店。カフェの横に、自社製品を販売する物販スペースもあり、ふらっと買い物に立ち寄る人の姿も多く見られます。

カフェスペースは、3~4人掛けテーブルが6卓と窓際に2人掛けのカウンターが2卓と、比較的ゆったりとしていて落ち着いた雰囲気。真っ白な壁には「仁尾興産」の歴史を語る昔の塩作りの様子や、かつての父母ヶ浜を撮影した写真が飾られています。

・豆腐と塩を楽しむ『にがり衞門の豆腐ランチ』

『にがり衞門の豆腐ランチ』1,200円

人気No.1の『にがり衞門の豆腐ランチ』は、自社のにがりを使って観音寺市にある老舗豆腐店「カンショク」が手作りした豆腐や揚げを使ったヘルシーなランチ。メインの「味とうふ丼」をはじめとした5種類のおかずやスイーツにはどれも、豆乳や豆腐を取り入れています。

お腹を満たすボリュームにもかかわらず、全部食べてもたったの約546kcalというから驚き!管理栄養士のスタッフがすべてのメニューを監修し、おいしい・ヘルシー・ボリューミーの3拍子がそろいます。

ファンの多い「味とうふ丼」は、絹ごし豆腐と木綿豆腐の中間の硬さに仕上げた“ソフト豆腐”を醤油ベースの特製ダレに一晩漬け込み、ご飯の上に豪快にのせた丼。絶妙な半熟卵とほうじ茶で炊いた香ばしいご飯を一緒に食べることで、豆腐の風味や醤油の香りが一層引き立ち、食がどんどん進みます。

スープは管理栄養士考案の「食べる豆乳スープ」。野菜や豆、豆腐つみれなど具だくさんで栄養も彩りも満点!上品ないりこ出汁と合わせみそをブレンドしたスープに、根菜や豆が溶け込みうま味がぎっしり詰まっています。スープを飲んで、具材を食べて、香りも感じながら一口ずつ丁寧に味わって♪

テーブルの上にある「お肉の塩」「燻製塩」「緑茶の塩」は、サラダにかけたりおかずの味変を楽しんだりと使い方はさまざま。塩をパラリと振りかけるだけで、食事の楽しみがぐっと広がりますよ♪ 特に、桜チップでスモークした「燻製塩」は風味豊かで、野菜との相性が抜群。ぜひお試しあれ!

・ホワイトソースをまとった“真っ白なハンバーグ”にも注目!

『豆腐のホワイトハンバーグ』1,200円

「もっとボリュームのあるメニューが欲しい」という男性客のために開発した『豆腐のホワイトハンバーグ』が2023年10月末から登場!メインのハンバーグのほか、『にがり衞門の豆腐ランチ』でおなじみの「大豆のしょうゆ豆」「香味野菜の冷やっこ」「味とうふ丼」「ミニ豆乳デザート」もセットになって食べ応え満点です。

鶏ミンチと豆腐、野菜、ひじきを混ぜ合わせた特製ハンバーグが2枚、そしてその上からハンバーグの姿が見えなくなるまでたっぷりの豆乳ホワイトソースをかけ、最後に半熟卵をのせてようやく完成する手間暇かかった一品。

流れ出る黄身をぬぐいながらソースと一緒に食べると、あっさりとした豆腐ハンバーグも濃厚でコクのある味わいに早変わり。冷める前にぜひ、熱々とろとろのおいしさを堪能して。

・美しさに見惚れる『天空の鳥居ドレスプレート』

『天空の鳥居ドレスプレート(ドリンク付き)』1,100円

『天空の鳥居ドレスプレート』は、2022年に期間限定スイーツとして提供されていたもの。再販を待つお客さんの声に応え、2023年9月に待望のグランドメニュー仲間入りを果たしました。

外を囲むフィルムを両手で開くと、塩キャラメル風味のバウムクーヘンを覆うように豆腐クリームが流れ出て、あっという間に緑色の山に。「天空の鳥居」として知られる観音寺市高屋神社の鳥居をイメージしたこのスイーツは、フォトジェニックな見た目と一瞬のパフォーマンスでお客さんの心をわしづかみにして離しません。

中は下から、塩キャラメルバウムクーヘン、あんこ、グラノーラ、バニラアイスクリーム、豆腐クリームを重ねた5層仕立て。豆腐クリームの緑色の正体は、抹茶と地元の銘茶・高瀬茶で、ほのかな苦みが和を感じさせます。

『ソイミルクの抹茶ラテ』350円

まったり濃厚な豆乳ラテに抹茶と高瀬茶を合わせた、ひと味違う抹茶ラテはいかが?ひとつまみ分の瀬戸内産天日塩が隠し味で、まろやかな塩味がお茶の香りを引き立てるのに一役買っています。さらに、トップを飾るふわふわの抹茶ホイップを溶かせば香りがアップ!一杯でいろんな味わいが楽しめるにも関わらず値段が手ごろな点も魅力です♪

にがりを生産し続けて70年余り。にがりを知ってほしいとの思いで営む「にがり衞門」に来れば、にがりが意外と身近なことや、にがりを使った豆腐の新しい食べ方が見つかるかもしれませんよ。海岸沿いを散歩がてら、ふらっと立ち寄ってみては?

■詳細情報

■DATA

にがり衞門

所在地
香川県三豊市仁尾町仁尾辛1
電話番号
0875-23-6655
営業時間
11:00〜15:00(L.O.14:00)