パン

【高松】「春風堂」で朝食もランチも、おやつもゲット♪パンと洋菓子を街歩きのお供に

・パンと洋菓子のお店「春風堂(しゅんぷうどう)」

ことでん瓦町駅から徒歩約5分。高松市の中心部に位置する南新町商店街と田町商店街、常磐町商店街が交差する場所に、パンと洋菓子のお店「春風堂(しゅんぷうどう)」はあります。1948年の創業時は向かいの場所で営業していましたが、商店街の再開発も伴い、50周年の節目でもある2021年に現在の場所に移転オープン。当時はケーキをメインに販売していたそう。


場所も建物も一新、和モダンな外観に様変わりしましたが、店内は以前と同様に約80種類ものパンや焼き菓子、ケーキなどの洋菓子がずらり。7:00〜20:00と朝早くから夜まで営業しているので、朝食がてら通勤途中に立ち寄る社会人や、部活帰りの腹ペコな学生たちがパンを選ぶ姿も多く見られます。


生まれ変わったロゴマークは創業当時に使用していたという包装紙に描かれた梅をモチーフに、小麦のシルエットを添えたシンプルでかわいらしいものに。ちなみに外観をよ〜く見てみると、梅の花をくわえたウグイスのイラストがありますよ♪

・どこか懐かしい優しい味わいのパン

『お花パン』302円

50周年を記念して作られた『お花パン』は、同店のシンボルでもある梅の花をイメージしたちぎりパン。花びらの部分をちぎりながらいただきましょう。ふんわりとした優しい甘さが特徴のシンプルな味わいです。

『あずき生食パン』1本842円

同じく50周年の節目で登場したこちらは、もっちりとした生食パン生地に小豆を練り込んだ和洋折衷な食パン。トーストしてバターをのせればあっという間にあんバター食パンに。小豆のふっくらとした粒感と自然な甘さを感じられ、朝食のほかおやつにもピッタリです。

『あんバターフランス』248円

あんバターといえばこちらも忘れずに。フランスパンにあんこと、バターをサンド。甘さと塩気のバランスが絶妙で、外側はパリッと中はもっちりとしたハード生地との相性も◎。おうちに持ち帰って食べる際は、バターが溶け切らない程度にトースターで少し温めるのがおすすめです♪

・デザートや手土産にぴったりのスイーツ&焼き菓子

『スイートポテト』292円

パンだけでなくお菓子も要チェック!毎年楽しみにしているリピーターもいるほど人気の『スイートポテト』は、季節限定の商品。秋ごろになると店頭にたくさん並びはじめ、次々と手に取られていきます。鳴門金時を使った濃厚なサツマイモの甘みを存分に楽しむことができますよ。


『カヌレ』259円

フランスの伝統菓子『カヌレ』は1個から購入OK。外はカリッと、中はもちっとラム酒の上品な香りがふわりと漂います。


『はるかぜぷりん』左から「やわいぶん」「かたいぶん」各367円

手土産にもぴったりなプリンはかたさの違う2種類を販売。やわらかめが好きな人もかためが好きな人も、好みのプリンを食べられます。香川の方言を感じる商品名は県外から訪れる観光客にも人気。生クリームを使った「やわいぶん」は飲めそうなほどぷるんとなめらかな舌触り、昔ながらの卵をたっぷり使った「かたいぶん」はどこか懐かしさを感じる味わいです。


そのほか店内ではフィナンシェやクッキー、パウンドケーキなどの豊富な焼き菓子もそろい踏み。どれも配りやすい個包装なのでちょっとした手土産や自分用のおやつにもおすすめです。もちろん箱入りで販売もしているので、贈り物にもぴったり♪

商店街を長年見守り続けてきたパンと洋菓子のお店「春風堂(しゅんぷうどう)」。リニューアルしながら、70年以上もの間地域で愛され続けてきた同店は、お客さんのニーズに応えながらもどこかホッとする懐かしさも感じます。学生や社会人、老若男女問わず幅広い世代の人が、春風堂の味を求めて今日も早朝から訪れています。

■詳細情報

■DATA

春風堂(しゅんぷうどう)

所在地
香川県高松市南新町8-30
営業時間
7:00〜20:00(売り切れ次第閉店)

【琴平】「Bagel House KOTOHIRA」ヴィーガン専門のベーグル店がこんぴらさんに♪

・「Bagel House KOTOHIRA(ベーグルハウス コトヒラ)」

JR琴平駅・琴電琴平駅から徒歩約5分。2024年10月31日にオープンした「Bagel House KOTOHIRA(ベーグルハウス コトヒラ)」は、先んじてスタートしていた琴平町・新町商店街の再開発プロジェクトによって誕生した複合施設「KOTOVEGAS(コトベガス)」内にあるヴィーガン専門のベーグルショップ。ホテル、日本茶スタンド、ブルワリー、文具店といった幅広い店舗が立ち並び、琴平エリアでも注目のスポットです。

大きな鴉天狗(からすてんぐ)の面が目印の同店は、モダンにして昔ながらの商店街にもなじむ雰囲気。多くの参拝客でにぎわう“こんぴらさん”こと「金刀比羅宮(ことひらぐう)」も近く、国外からの観光客も多く行き交うこの場所で、四国産の食材をメインに使用しながらベジタリアンやヴィーガンをはじめとする健康志向、食事制限のある人々に配慮されたベーグルを提供しています。

数ある食品の中でもベーグルを選んだのは、パン食になじみの深い海外観光客や“ベーグル”というジャンルを追求するニッチなファンの多さから。また、ヴィーガンに特化したことから、国内外のお客さんの多様なニーズに応えられる専門店となりました。

「台湾などのアジア圏でも粗食といった食文化が根付いています。肉や魚などの動物性の食材に限らず、ネギやニンニクといった香味野菜がNGなことも。一言で菜食といっても、個人の志向や文化によって細分化されているので、奥が深いんですよ」とマネジャーの山内さん。ただ野菜を使うというわけではなく、安心して口にしてもらえるようヴィーガン・ベジタリアンのJAS規格の認証に向けて、食材だけでなく調味料に至るまでこだわって選び抜いたものを使用しているそう。

足を踏み入れた瞬間から気分が上がるかわいらしい店内は、ピンクベージュの壁紙やドライフラワーがあしらわれ、アーチ窓からは製造の光景を見ることもできます。

・丁寧な手仕事を感じるベーグル作り

ベーグルはいずれも店内で具材の仕込みや焼き上げなどを行っています。一つひとつ丁寧に手仕事で作られ、オーブンに入るのを待つコロンとした生地たちは、いとおしさすら覚えます。


具材はサンドではなく、すべて生地の中に包み込んでいるのが特徴。そのため、手を汚したりこぼすことがほとんどなく食べやすい形状になっています。

20種類以上のベーグルが店頭に並び、プレーンはもちろん甘いスイーツ系から、食事にぴったりの惣菜系まで多種多様。季節によっては旬の食材を使った限定品が並ぶことも。


どれにしようか悩んだら中央のテーブルをチェック。定番品やおすすめ品、新メニューが並んでいることが多いそうなのでお見逃しなく!
商品名と合わせて原材料も記載されています。気になる人はこちらも確認しながら選んでみて。

・定番から惣菜系、スイーツまで目移り必至!


『プレーンベーグル』350円

まずはシンプルに生地本来の味を楽しめるプレーンをどうぞ。むぎゅっと詰まった生地は、かめばかむほど小麦の香りとほのかな甘さを感じます。テイクアウトして、おうちで好きな具材を挟んでもGOOD!

『胡麻×きんぴら』400円

同店で人気No.1、また惣菜ベーグルの第一号として誕生した『胡麻×きんぴら』は、何度も試作を重ねた傑作。日本人にとって、つい米と合わせたくなるきんぴらごぼうは、ゴマが練り込まれた香ばしい生地とも相性抜群。

ゴボウ、油あげに加えて丸亀市で有機野菜を栽培している農園「Blue farm」のニンジンを使用したきんぴらごぼうは、通常の味付けだと、生地に包むことで薄く感じてしまうことから調整には苦戦したそう。少し濃いめに仕上げることで、生地とのバランスが取れています。
使用する野菜は農園でその時旬の野菜を仕入れることから、ニンジンが大根に変わる場合も。

左から『全粒粉×ポテサラカレー風味』『胡桃×プレッツェル』400円 ※季節商品のため現在は販売終了
『ブルーベリー×ブルーベリー』400円

和のきんぴらに続いてこちらは洋の惣菜系、カレー風味のポテトサラダを全粒粉生地で包んだ『全粒粉×ポテサラカレー風味』。なんとなくヴィーガン=薄味をイメージしている人も多いかもしれませんが、こちらもしっかりとした味付けで、食べ応えも満足度も◎。子どもにもおすすめのカレー風味で、ランチや小腹が空いた時のおやつにもぴったりです。

ベーグルなのにプレッツェル?もっちりとした食感のイメージがあるベーグルですが『胡桃×プレッツェル』は、カリッと香ばしい外側とクルミが練り込まれた生地の食感がクセになる一品。取材時にはスタッフ人気が高いという話も小耳に挟み、ぜひ一度試してほしい味わいです。※季節商品のため現在は販売を終了しています。

スイーツ系の中でも人気の『ブルーベリー×ブルーベリー』は、甘酸っぱいブルーベリーのコンフィチュールと、豆乳クリームがベストマッチ。まるでクリームチーズのような味わいですが、さっぱりとした豆乳ヨーグルトを使ったクリームは、罪悪感なく甘いものを食べたい時に。

『アールグレイ×レモンピール豆乳クリームピスタチオ』400円

こちらも豆乳クリームを使用したスイーツ系ベーグル。香り高いアールグレイ茶葉を使った生地に甘酸っぱいレモンピールとピスタチオ、そして豆乳クリームがたっぷり包まれています。爽やかで上品な風味が口いっぱいに広がります。

琴平町全体のまちづくりに貢献したいと今もなお発展し続けているヴィーガンベーグル専門店「Bagel House KOTOHIRA(ベーグルハウス コトヒラ)」。食材や調味料への細やかな配慮はもちろん、ビジュアルの美しさや味にもこだわり抜いた魅力的なラインアップに、ヴィーガンやベジタリアンはもちろん、地域の人も朝食やランチにとテイクアウトする様子が多く見られました。
ベーグルをキャンバスに多種多様な味を考案する、マネジャーの山内さんのアイデア力にも注目です。

店舗隣のインパクト大な鬼の面がある「ONI ROOM」では、商品を持ち込んでイートインも可能ですよ。

■詳細情報

■DATA

Bagel House KOTOHIRA(ベーグルハウス コトヒラ)

所在地
香川県仲多度郡琴平町279-2
電話番号
なし
営業時間
10:00〜18:00

【高松】「イノウエベーカリー」50種以上もの愛情たっぷりパンはいかが?

・「INOUE BAKERY (イノウエベーカリー)」

ことでん今橋駅から徒歩約6分。真っ赤な外観がひときわ目を引く「INOUE BAKERY(イノウエベーカリー)」は、“日常の食卓をちょっと幸せに”をコンセプトに、2006年のオープンから現在まで、地域で愛され続けるているお店。

というのも高松商業高校のすぐ隣という立地で、学生もよく訪れる同店。20年近くこの場所で営業を続けていることから、成長した学生が子どもを連れてパンを買いに来ることもあるそう。ほかにも近所の美容室や英会話教室の講師、ゲストハウスに宿泊中の観光客など、世代や国籍問わず幅広い客層が朝食やランチ、おやつにと同店のパンを求めて訪れています。

店主の井上直也さんの実家は精肉店。元は実家のある岡山県玉野市で、精肉店に併設する形でベーカリーを開業していました。井上さんのお母さまが趣味でケーキやパンを作り、店内で販売していたことから、井上さん自身もパン作りに興味が湧いたと言います。
高松市出身の奥さま・菜々子さんと結婚後に移住し、現在の場所で夫婦2人のお店をスタートさせました。

遠くからでもよく目立つ真っ赤な外観は、元の店舗に付いていた日除けが赤だったことがきっかけ。パッと目に入りやすく、なんのお店か興味を持ってもらえるよう赤〜い外観になりました。

店内は温かみのあるウッド調で、入ってすぐの場所には衛生面を考慮し、オーダーしたガラスのショーケースが。そのすぐ隣にはイートインスペースも設置。その場でいただくこともできます。

出入り口はまちなかループバスのバス停がある通り沿いと、高松商業高校側の東西2カ所にあります。駐車場は店舗南側のコインパーキング隣に無料で2台分用意されているので、車または公共交通機関の利用がベター。

ショーウインドウ奥で慌ただしく稼働している工房では、真剣にオーブンの中をのぞき込みながら、パン生地の仕込みを行う井上さんの姿が。パンによって配合を変えているという、国産と外国産の小麦粉、卵は三木町の東山産業のものを使用しています。丹精込めてこねられた真っ白なパン生地が、香ばしい焼き色となって次々と店頭に並べられていく様子は見ているだけでお腹が空いてきます。

工房の片隅では、奥さまが惣菜パンを作っていました。仕込みから梱包まで一貫して、一つひとつ丁寧に仕上げていきます。惣菜などに使われている野菜は、さぬき市の津田や小田の朝市に出店した際に、八百屋や生産者から新鮮なものを直接仕入れることも多いそう。

・約50種以上もあるパンは目移り必至

『カスターネージュ』216円

季節限定の『カスターネージュ』はカスタードクリームが溶けにくい、秋のシルバーウィークごろから5月のゴールデンウィークごろまで限定で登場。今年は暑さの影響で、例年よりも遅い再会でしたが、人気商品のため多くのお客さんから「カスターネージュはまだ?」という声が届くそう。井上さんのお母さま秘伝のレシピを基に作られたカスタードクリームは、濃厚ながらいくらでも食べられそうなほど軽い味わい。デニッシュ生地との相性もバツグンです。

こちらのカスタードクリームは同店のエクレアやクリームパンにも使われているそう。

『ミルクフランス』194円

火・金曜限定のこちらの商品は、外バリ、中モチ食感のミニフランスパンに自家製練乳クリームをサンド。取材中、ちょうどミルクフランスを購入したお客さんに話を聞くと「この生地の食感とクリームの甘さが大好きで、仕事前に毎週立ち寄ります」と笑顔で答えてくれました。

そのほかハード系のパンは『ピーナツカスクート』や『めんたいフランス』、水・金曜限定の『ゴマいもパン』に火・木・土曜限定の『チーズパン』などがあります。

ちなみに同店のパンはどれも手のひらほどのサイズが多く、値段も手ごろ。日常的にパンを食べてもらいたいという思いも伝わってきますね。

『シナモンロール』184円

シナモンとカルダモンで爽やかに仕上げた『シナモンロール』は、シュガーフォンダンがかかっていないのが“イノウエ流”で、さっぱりとした味わい。甘過ぎずスパイスの香りがふわっと鼻から抜けるので、ぺろりと食べられます♪

定番の『メロンパン』や奥さまも個人的に好きだという『チーズベリーベリー』などもフォンの多い一品。毎年更新されるユニークな「干支パン」にもご注目。ちなみに辰年の2024年は龍の顔を模した抹茶生地に白あんとホワイトチョコチップのパンが登場。こちらは1年間、季節によって中身を変えながら販売しているのでお正月以降も購入できます。

・毎日食べたいもっちり食パンは予約がおすすめ♪

シンプルがゆえに日々の食卓に並べやすい食パン。耳までもっちりの同店の食パンは毎日11時ごろ、14時ごろに焼き上がり予定で、正午ごろからスライス可能。予約客やリピーターが多いそうで、取材時も電話予約が入り、好みの厚さにカットしてもらうお客さんの姿も。

『食パン』

そのままでも、焼いても、小さな子どもが耳も残さず食べてくれるといううれしい声も。予約は電話が確実ですよ。

毎年11月ごろから登場するクリスマスを象徴するデザートパン『シュトーレン』。同店ではマジパン(砂糖とアーモンド粉末を混ぜ合わせた生地)を使っていないのが特徴です。ラム酒に漬け込んだオレンジピールやドレンチェリー、レーズンなどのドライフルーツに、クルミやスパイスを練り込んだ濃厚な一品。

『シュトーレン』大1,296円・小680円 ※冬季限定

クリスマスまでの期間、薄く切り分けて少しずつ味わうのが醍醐味ですが、ついつい食べ過ぎてしまいそうになるのがうれしい悩み。切り分ける際は真ん中から切って、残りは切り口が接するようにして保存しましょう。乾燥を防いで長く楽しめますよ。

2024年度は惜しくも予約分で完売しましたが、毎年クリスマス前には登場する冬の風物詩なのでお楽しみに。プレゼントにもぴったりです。

・日々の食卓にパンでちょっとした幸せを

最近リニューアルしたショップカードは美大生の娘さん作。店内の至るところに飾られた絵画やイラストも娘さんが描いたものだそうで、随所に家族愛も感じます。

ちなみに、なんの偶然か香川を離れて暮らす娘さんも今はパン屋でアルバイトをしていて驚いたという小話もゲット。

2024年でオープンから18年を迎えた「INOUE BAKERY(イノウエベーカリー)」。「流行の映えるようなものは多くはないけれど、毎日食べても飽きないパンを提供できたらいいなぁ」と話す井上夫妻の穏やかで温かな人柄に、長年のファンが多いのも納得です。ちなみに製法のこだわりを聞いた際は「愛情がたっぷり入っています!」とのこと。地域の人たちをはじめ国内外の観光客まで幅広い客層に愛され続ける、パンの味はもちろん、接客や店づくりに至るまで、2人から大きな愛をたっぷり感じるお店です。

■詳細情報

■DATA

INOUE BAKERY(イノウエベーカリー)

所在地
香川県高松市塩上町3-13-4
電話番号
087-861-8102
営業時間
8:00~17:00

【高松】「K’s bakery(ケーズベーカリー)」ハード系中心の地元に愛されるパン屋さん

・町の小さなパン屋「K’s bakery(ケーズベーカリー)」

ことでん高田駅から車で約7分、高松市立川島小学校のすぐそばに店を構える「K’s bakery(ケーズベーカリー)」は、テラコッタ色の屋根が目印の小さなパン屋。複数のパン屋で修行を積んだ店主が、念願だった「自分のお店を持つ」という夢をかなえ、2018年4月1日にオープンしました。

店舗の玄関周りには色とりどりの花が植えられ、メルヘンチックな雰囲気。店内に入る前から気分が上がります。

店名に入っている「K」は、店主の名前の頭文字であると同時に、お店のある川島や香川の「K」も含まれているそう。店主の生まれ育った地元で、地域とのつながりを大切にしながら、パン作りに情熱を注いでいます。

店内に足を踏み入れると小麦の豊かな香りが広がり、ハード系のパンを中心に、ふんわりとした菓子パンや見た目がかわいらしいキャラクターパンなど、幅広いラインアップが常時40~50種類並びます。
インテリアも魅力の一つで、パリをイメージした小物やエッフェル塔のオブジェのほか、季節ごとに変わるディスプレイに訪れるたびに変化を楽しめますよ。

いろんな種類の中から選びたい人はパンが一番そろう朝8:30ごろが狙い目。焼きたてのパンの香りに包まれながら、お気に入りの一品を見つけて。

・店主自慢のハード系パン

『クルミとイチジク』270円

香ばしいクルミとプチプチとした食感のイチジクを生地に練り込んだフランスパンは、同店の人気商品。表面のメープルシュガーの程よい甘さと深い風味がやみつきになる一品です。クルミのカリッとした食感と、イチジクのジューシーな甘みが絶妙にマッチしていて、食べ応えも抜群♪朝食やおやつの時間にどうぞ。

『Wチーズのフォンデュフランス』248円

真ん中に熱しても固まらないフォンデュ用チーズ、さらに上からプロセスチーズがトッピングされた贅沢なフランスパン。ブラックペッパーがアクセントになっていて、ランチはもちろんワインのお供にもおすすめ。

自宅で温めなおせば、チーズがとろ~り溶けて、手軽にチーズフォンデュを楽しめます。
ウインナーとスライスチーズ、さらにミックスチーズを追加していただく、店主おすすめのアレンジレシピもお試しあれ♪

・ヘルシーな揚げないカレーパン

『カレーパン』237円

同店のカレーパンは、揚げずにオーブンで焼き上げているため、罪悪感なくぺろっと食べられるのが魅力。中には甘口と中辛をブレンドしたちょっぴりピリ辛のビーフカレーがイン。辛さ控えめなので子どもにもおすすめです。外はカリッと、中はふんわりとした食感のコントラストが楽しめ、食べ応えもあるので軽食やランチにぴったりですよ。

・キュートなキャラクターパン

『アザラシくん』226円

ふんわりとしたパン生地の中に、クリーミーなチョコレートクリームがたっぷりと入ったキュートなキャラクターパン。その見た目のかわいらしさから、お孫さんへのお土産として買う年配の人も多いそう。食べるのがもったいないですが、甘さ控えめのチョコレートクリームで、最後まで飽きずに食べられるのもポイント。子どもはもちろん、かわいいもの好きの心をわしづかみにする一品です。

・おやつにぴったり♪キューブ型ラスク

左から『キューブラスクチョコ、キューブラスクシュガー、キューブラスクアールグレイ』各356円

一口サイズのキューブ型ラスクは、おやつにぴったりの軽やかな食感。ザクザクとした食感がクセになり、食べる手が止まらなくなること間違いなし。手土産や差し入れとしても喜ばれますよ。
店頭にはチョコ・シュガー・アールグレイの3種類が並んでいますが、実は知る人ぞ知る「きなこ」のフレーバーもオーダー可能。きなこがパンに吸収されるという性質上、店頭には並んでいませんが、気になる人はカウンターで聞いてみてくださいね。

購入時に作ることができるポイントカードがいっぱいになると、同店のオリジナルバッグをゲットすることができます。描かれているキャラクターの顔部分はよく見るとクロワッサンの形をしていて、布地も黒、赤、ピンクなど豊富なカラーバリエーションから選ぶことができます。タイミングによっては新しいカラーが登場する場合も。コンプリートを目指して通いたくなること請け合いです。

ハード系を中心にバラエティー豊かなパンを提供する「K’s bakery(ケーズベーカリー)」。近くの小学校の子どもたちや家族連れはもちろん、遠方から訪れるパン好きの人まで、幅広い世代から愛されています。月に1~2回ほど、サンポート高松で開催される「さぬきマルシェ」やさまざまなイベントにも出店しているので、気になる人は公式Instagramをチェックしてみてくださいね。
➡︎公式Instagramはこちら

■詳細情報

■DATA

K's bakery(ケーズベーカリー)

所在地
香川県高松市川島東町219-1
電話番号
087-813-8848
営業時間
8:00~17:00

【三豊】「日々ベーグル研究所」無添加素材とは思えないほどカラフルでおしゃれなラインアップ♪

・緑豊かな「日々ベーグル研究所」

JR予讃線本山駅、高松自動車道さぬき豊中ICのどちらからも車で約8分、三豊市豊中町本山、県道24号(善通寺大野原線)沿いにベーグル専門店「日々ベーグル研究所」はあります。

営業中であることを知らせる回転灯と小さな看板が目印です。財田川に程近い田園風景の中にポツンとひっそり佇むショップで、初めて訪れる人は見つけた時の喜びもきっとひとしお。のどかな風景に溶け込んだかわいらしい店舗横には4台、道の向かいには5台ほどの駐車場があります。

開店直後には種類豊富な色とりどりのベーグルが店頭に並びます。季節限定や定番人気のベーグルは売り切れることもあるのでお店の公式LINEから予約して来店するのがおすすめ。お店の公式Instagramのストーリーでは、その日焼き上がったベーグルを紹介しているので要チェックです。
➡︎公式Instagramはこちら

お店を切り盛りするのは県外から移住してきた、朗らかで話好きな山口夫妻。2024年4月からお店の創始者である島崎オーナー監修のもと、敷地内にある工房で早朝から1日に200個近くのベーグルを焼き上げています。静岡や沖縄など日本各地の人気カフェやピザ店で働いていたご主人ですが、お子さんの誕生をきっかけに子育てしやすい環境と、以前からやりたかったというベーグル作りに専念できる環境が整っていることから香川に移住を決めたのだそう。

・独特のもっちり食感はこうしてできています

もっちりむぎゅっと詰まったベーグルの食感は、ケトリングという茹(ゆ)でる工程で生まれます。ゆで時間の長さによってかみ心地の加減が変わってくるので、気の抜けない大切な作業の一つ。この茹で汁の中に入った花見糖がコーティングされることで、表面がツヤツヤのベーグルになるんだそう。

『かぼちゃごまおさつ』420円

鮮やかな黄色いカボチャの生地に甘いサツマイモがのったベーグルは、白ゴマと黒ゴマ、カボチャの種でおめかし。むぎゅっとした生地をかみしめていると優しいサツマイモの甘さが口いっぱいに広がります。

トッピングだけでなく、カボチャ生地の中にも角切りサツマイモの甘煮がゴロゴロと入っていて食べ応えも◎。食欲の秋にぴったりなベーグルです。小麦や酵母をはじめ花見糖や赤穂産天然塩、フィリング(具材)まで、可能な限りシンプルで無添加の素材をセレクトした自然派の優しい味わいを感じてみて。

『珈琲ショコラオランジェ』420 円

スイーツ代わりの甘いベーグルの中でもオススメなのが『珈琲ショコラオランジェ』。コーヒー風味のベーグル生地に、チョコレートとスライスオレンジがのったルックスは、甘いもの好きのハートに刺さるはず。

生地の中に仕込まれたオレンジピールの爽やかなほろ苦さと、口の中でとろりと溶け出すスイートなチョコレートは一口かじるだけで幸福感に包まれます。合わないわけがないコーヒー×チョコ×オレンジのハーモニーを味わって。

パンとは違って焦げ目や焼き目をつけないのが特徴でもあるベーグルですが、見た目によらず通常の菓子パンと比べて2倍ほどの長い時間をかけて、少し低めの温度で焼き上げられます。中までじっくり火を入れることによりしっかりしたかみ心地と、冷凍で保存した後も、解凍&リベイクで復元できるしっかりした生地が生まれるのですね。

・おしゃれベーグルのおめかし術

『全粒粉イチジククリームチーズ』420円

プレーンでも人気の全粒粉を使用した生地にクリームチーズとイチジクをトッピング。鼻に抜ける全粒粉独特の香りに、ドライイチジクのプチプチ食感、クリームチーズの酸味とコクをプラスしてヘルシーに仕上がっています。

1日に200個以上のベーグルを製造する同店で、なくてはならない“HIBI BAGEL”の焼き印は、奥さんがコテで一つひとつ丁寧に焼き付けていきます。ズラリと並んで焼き印を待つ姿に、愛らしさも増しますよね。

『抹茶ダブルショコラ』420円

ツヤツヤの抹茶生地に、さらに抹茶の粉糖をトッピングしたケーキのようなビジュアルが目を惹(ひ)くこちら。美しい鶯(うぐいす)色のベーグルはお皿にのせて頂きたくなる上品な佇まいです。

抹茶風味の生地に、内側からトロリと溶け出す抹茶チョコレート、表面には抹茶の粉糖と3方向から抹茶を感じられる抹茶ずくめのベーグル。抹茶好きでなくとも、チャレンジして欲しい一品です。

・食事としてもGOODなベーグルにも注目

『きのこバターベーコンチーズ』420円

むぎゅっと詰まった満足感たっぷりの生地に、惣菜系の具材をプラスしたベーグルは、朝食やランチにもぴったり。バターでソテーしたキノコとベーコンのうま味たっぷりの『きのこバターベーコンチーズ』は、ガツンと食べたい人にもおすすめ。食事系ベーグルはそのほか『ほうれん草カシューナッツチーズ』や『スパイスジャーマンポテトベーコン』(各420円)など、お酒のお供としても合いそうな味がそろいます。

『日々プレーン』320円

素材にこだわった生地をシンプルに味わうにはやっぱりプレーン。生地そのものの香りと味わい、食感をダイレクトに感じられるとあって常連客に人気の商品です。プレーン系としては『全粒粉プレーン』(320円)のほか『かぼちゃ×ほうれん草』『胡麻×プレーン』(各350円)などのマーブル生地もラインアップ。

山口夫妻によって新たな風が吹き込まれた『日々ベーグル研究所』のベーグルたち。新しい感覚でさまざまなテイストの商品が続々と生まれてきています。ショップはもちろん県内外のイベントにも精力的に出店していて、今後の発展にますます目が離せないベーグルショップです。

■詳細情報

■DATA

日々ベーグル研究所

所在地
香川県三豊市豊中町本山21−1
電話番号
0875-82-9300
営業時間
9:00〜16:00(なくなり次第終了)

【高松】「あーと工房 ゆいのぱん」乳製品・卵不使用の優しいパンとカレーをどうぞ♪

・里山のベーカリー「あーと工房 ゆいのぱん」


2024年4月8日に高松市東植田町の複合施設「むぎなわの里」内にオープンしたベーカリー「あーと工房 ゆいのぱん」。東京で4年間飲食業界に携わり、地元・香川に帰郷、病院や保育園で調理の仕事をしていた店主の森尾さん。以前、施設内で間借りカレー店「KU_PONO(クーポノ)」を営んでいた縁もあり、以前から構想していた念願のベーカリーを里内で開業しました。

前職でアレルギーのある子どもが、ほかの人と同じものを食べられないという現場を目の当たりにしてきたことから、同店のパンはすべて、乳製品と卵を店に持ち込まない、使わないことを前提に作られています。小さな子どもを持つママたちはもちろん、アレルギーのある大人のお客さんがオープンから今に至るまで多く訪れているそう。必要として待ち望んでいた人が多いことがうかがえますね。

こぢんまりとした店内は、ガラス窓に囲まれた光がたっぷり入るナチュラルな雰囲気。パンを陳列する木箱も手作りするなど、パンのみならず手仕事の温かみを感じる空間になっています。

店名の「あーと工房」はアートのように“自由な発想”で商品を提供したいという思いから。オープンから間もないですが、お客さんから「こんな具材のパンが食べたい」「グルテンフリーのパンが食べたい」などといった要望にもできるだけ柔軟に応えているといいます。

「お客さんのニーズに合わせて商品を考えたり、喜んでもらえたりする方がうれしいんです」と笑顔で話す森尾さん。朗らかでや優しい人柄がパンにも反映されているようです。

同店のマスコットキャラクターにもなっているキュートなパンのイラストは香川県の芸術家・ミズカ氏によるもの。お店のガラス窓にもたくさんのパンやミズカ氏のキャラクター「ぼうや」が描かれています。

・素朴でほっこり、体に優しいパン


できるだけアレルゲンのない商品を目指しているそうで、どのパンも乳製品・卵は不使用。商品によって素材を使い分け、主に国産小麦ときび砂糖、てんさい糖、米粉や生米、米油、豆乳に天然酵母、その時旬の食材を使用しています。保存料なども使われていないので、購入後は早めにいただきましょう♪

『○△(まるさんかく)ぱん』240円〜

惣菜系やおやつ系など、約10種のパンがスタンバイする中、その名の通りのキュートな形をしたこちらのパンは、○型がジャムパン、△型はチョコバナナがイン。ジャムは無農薬のハッサクをてんさい糖で煮詰めた自家製で、季節によって変わります。チョコバナナのチョコレートは、カカオマスに豆乳ときび砂糖で甘み付けしたもの。優しい甘さで、乳製品が苦手な人も安心して食べることができます。

積み木のような見た目で、子どもの手にもすっぽり収まり持ちやすいサイズ感です。

『フランスあんぱん』300円

フランスパン用の小麦・リスドールを使用したハード系の生地に、同じく「むぎなわの里」内のおはぎ専門店「ユキノハギ」の自家製あんこを使用したあんパン。北海道産の小豆ときび砂糖で仕上げられたシンプルでしっとりとしたあんこと、ハード系ですがかみやすいやわらかさのフランスパン生地は相性も◎。香ばしい黒ごまがアクセントになっています。

『スパイスカレーパン』380円

もともと間借りカレー店を営んでいたこともあり、カレーももちろん自家製。6種のオーガニックスパイスを独自に配合したカレーは辛さは控えめで、小さな子どもも食べやすい味付けです。ひき肉がたっぷりで食べ応えも抜群。

同店のパンに使われているカレーは「まちのシューレ963」やイベントで出品しているものとは味をガラリと変えているそうなので、森尾さんのカレーファンは要チェックですよ。

左上から『ミートソースパン』380円、『イチゴジャムパン』290円、『米粉スティック』250円

ミートソースがずっしり詰まったものから、自家製イチゴジャム入り、もちもち食感の米粉パンなど、食べやすいパンがそろいます。季節やお客さんからの要望によって顔ぶれが変わることもあるので、来店前に公式Instagramでラインアップを確かめて。
➡︎公式Instagramはこちら

・定番の主食パンもお忘れなく

『ゆいのぱん 湯種食パン』1斤・600円、半斤・350円

店名を冠した食パンは、食べやすい小さめサイズ。1斤とハーフサイズから選べて、おうちで好きな厚さに切り分けることができるのがうれしいですね。国産小麦の「ゆめちから」と天然酵母を使用した生地は長時間発酵させることでしっとり、もっちりとした食感に仕上げていて、食パン目当てに来店するお客さんの姿も珍しくありません。

『もちもちベーグル』プレーン/カカオ・各280円

全粒粉を配合したプレーンとカカオの2種類の『ベーグル』は、プチプチ食感がクセになるもっちり重量感のある商品。「全粒粉の食感が好きなんです」と森尾さんおすすめの一品です。プレーンはジャムやおかずとも相性バッチリなので、朝食やランチの主食に。カカオも食事時にはもちろん、そのままパクッとおやつにもぴったり。

・辛味が少なく食べやすいオーガニックスパイスカレー

『スパイスカレー』1,000円〜

2024年の夏からスタートしたカレーメニューは、オーガニックスパイスを使用した辛味の少ない味わいで、食材をじっくり煮込むことで素材そのもののうま味がたっぷり。子どもも年配の人も、誰でも食べやすいスパイスカレーを目指したそう。
ルーは仕入れによって随時種類が変わるので、来店前に公式インスタグラムで確認を♪これまで『スパイスチキン』や『海老出汁(だし)スパイスカレー』などが登場したことも。

お米はポップコーンのような香ばしい香りが特徴の、通称“香り米”と呼ばれる香川県の「プリンセスサリー」という品種と合鴨米をブレンドしています。ルーと混ぜる前にお米そのものもぜひ味わって。

テイクアウトがメインですが「むぎなわの里」内のイートインスペースでいただくこともOK。ゴミの削減のため、食べ終わった容器を持ち帰る場合のみ会計時に100円引きになる、環境にも財布にも優しい取り組みも。

『季節のサラダ 自家製ドレッシング』600円・ハーフ350円

“季節感を大切にした、体に優しいサラダ”として提供がスタートした『季節のサラダ』は、目にもおいしい彩りとフレッシュさ。新鮮な無農薬レタスやベビーリーフなど、近くの農家からの仕入れによって都度内容が変わるため、どんな内容かはお楽しみに。

米油やオーガニックマスタード、甜菜糖(てんさいとう)を使用した自家製ドレッシングは、たっぷりかけても罪悪感がない点もうれしいですね。カレーのお供にはもちろん、単品で日々の野菜不足にプラスするのもおすすめです。

そのほかドリンクメニューとして「アイスコーヒー」「オーガニックアイスティー」、無添加クラフトコーラの「ほーぷこーら」や津軽りんご100%「りんごジュース」「水出し台湾茶」がスタンバイ。カレーとセットでオーダーも可能です。

店主のほんわか温かい人柄と愛情がたっぷり感じられるベーカリー「あーと工房 ゆいのぱん」。体に優しいのはもちろん、食べるとほっこりとした気持ちになれる素朴なパンを味わってみませんか。

「むぎなわの里」内の共有のイートインスペースのほか、同店から車からで2分ほどのところには「公渕森林公園(きんぶちしんりんこうえん)」もあるので、ドライブやピクニックのお供にもおすすめですよ。

■詳細情報

■DATA

あーと工房 ゆいのぱん

所在地
香川県高松市東植田町1361 むぎなわの里内
電話番号
なし
営業時間
11:00〜15:00ごろ

【丸亀】「AGORA(アゴラ)」昔ながらの定番からユニークなパンまで100種類以上!迷う時間もワクワク♪

・老舗ベーカリー「手作りパンの店 AGORA(アゴラ)」

JR丸亀駅から車で約12分。坂出丸亀バイパスの柞原交差点を南に進むと「手作りパンの店 AGORA(アゴラ)」が見えてきます。ラテン語で“人が集まる”を意味する「アゴラ」が店名の由来。その名の通り、オープンから30年以上たつ今も、地元の常連客や観光客から長年愛され続けています。

陳列棚には惣菜系からデザートパン、食パン、焼き菓子まで毎日100種類以上の商品がズラリ。“パンのテーマパーク”を自負する同店ならではの品ぞろえで、ついつい目移りしちゃいます。取材時にも入れ替わり立ち替わりお客さんがパンを買い求めに訪れていました。

開店当時から“安くてボリューミー”というコンセプトで、食べ応え満点、ユニークなアイデア商品が開発されています。遠目で見ると分かりづらいですが、近付くとパン一つひとつの大きさに驚くこと間違いなし。ほとんどのパンが大人の手のひらほどのサイズ感なので、現地で確かめてみて。

・インパクト大!昔ながらの『あんぱん』&『クリームぱん』

『つぶあんぱん』170円

「AGORAといえばなコレ」という代表的な商品がこちら。餡(あん)がたくさん詰まったあんパンを提供したいという思いから、オープン当時から昔ながらの味を守り続けています。

もちろん手のひらいっぱいのサイズで、生地は薄め。持つとずっしりとした重みを感じるほどたっぷりサイズなので、あんこは甘さ控えめです。「これがまた牛乳と相性バッチリなんですよ」と店長の松本さんは話します。

そのほか、こしあん派にもうれしい『こしあんぱん』や『白あんぱん』『甘さ控えめあんぱん』など画るので、好みのあんパンを見つけて。

『日本一のあんぱん』370円

通常サイズでも比較的大きめな同店のパン。もっとお客さんの驚く顔が見たいという思いから生まれた“日本一シリーズ”は、想像以上のビッグサイズです。両手を使わないと持てないほどの重量感!かわいらしいマスコットキャラの焼き印が目印です。

通常のあんパンよりひと回り以上大きくなった『日本一のあんぱん』は、断面を見ても分かるようにこちらもあんこがぎっしり。1人で食べるにはひと苦労なので、切り分けて家族や友人と分けるもよし、冷凍しておいて後日ゆっくり食べるのもよしです。もちろん胃袋に自信のある人はそのままがぶりといただいて♪

左から『クリームぱん』170円、『日本一のクリームぱん』370円

『あんぱん』に続き定番の『クリームぱん』はふわふわのパン生地にカスタードクリームがたっぷりイン。クリームがこぼれないようにご注意を。日本一シリーズは『あんぱん』と『クリームぱん』の2種類。こちらも両手いっぱいの大きさなので、子どものおやつに用意しておけば盛り上がるかも?

・どれにしようかな♪朝食にもおやつにもぴったりな食パンはいかが?

『小倉あん食パン』1斤450円、1.5斤620円

人気商品の一つでもあるバリエーション豊かな食パンもお見逃しなく。シンプルな「プレーン」をはじめ、「さつまいも」「チーズ」「くるみ」「チョコマーブル」「3色(キャラメル・ココア・プレーン)」「雑穀」「デニッシュ」など全17種類が曜日ごとに登場します。

『小倉あん食パン』は外側、内側にあんこをふんだんに混ぜ込んだ食パン。どこをカットしても必ずあんこが入っています。トーストしてバターを塗れば簡単にあんバターの完成♪

食パンは数に限りがあるので、売り切れ次第終了。予約がベターです。

・食べ応え抜群の惣菜パンからデザートまで

奥から『ねぎ塩明太チキン』『もちっと明太くん』各210円

ガツンとした味が好きな人はこちらがおすすめ。『ねぎ塩明太チキン』は明太子ポテトにごろっとしたローストチキン、白ネギ、ねぎ塩ソースにマヨネーズとチーズをオン。おかずの比率が多くて、なんだか丼ものを食べているような気になる満足度◎な一品です。

キャッチーなネーミングがかわいい『もちっと明太くん』は明太子ソースの上に大きめの餅が2つのった和の惣菜パン。これ一つでお腹いっぱいになれる上に、惣菜パンはどれも500円以内という良心価格。ワンコインでおつりがくるのもうれしいですね♪

『おにぎりくん』250円

パンなのにおにぎり?と疑問に思った人に、さらなる衝撃が走るこの商品。見た目もまるで本物のおにぎりのような三角形で海苔(のり)まで付いていますが、注目すべきはその中身。

中をのぞいてみると、なんとお米が入っているではないですか!主食に主食を合わせるなんてわんぱく過ぎる組み合わせ。中身はおにぎりの形によって変わるそうで、こちらの三角は「からあげタルタル」、四角は「鶏そぼろ丼」、丸は「ツナマヨコーン」となっています。

見た目も中身もユニークな商品ですが、販売当時は手に取る人がおらず、1年ほどで製造を中止したという悲しい過去を持つ『おにぎりくん』。時を経て「あの商品、まだありますか?」という問い合わせが入るようになり、ニーズが追いついた今、復活したという経緯があります。店長の松本さんも「ちょっと先取りしすぎたのかもしれませんね」と笑いながら話します。

誕生したきっかけは、当時コンビニチェーンで主流だったおにぎりとパンを、ドッキングすれば一度で二度おいしく、お腹もいっぱいになるのではというアイデアから。お客さんに楽しんでほしいというサービス精神が商品からも伝わってきます。

『オムライス』270円

おにぎりに引き続き、“洋”のご飯ものもバッチリ押さえているのでご安心を。みんな大好き『オムライス』が月・水・金曜限定で登場します。チキンライスと、トロトロの卵にケチャップがかかったこちらは、パン生地が器代わりになっているので、スプーンを使わず手で持って器ごと食べられるオムライスになっています。

ご飯ものシリーズにはこのほか、『カレーライスパン』、月・水・金曜限定で『かつ丼』なども登場しますよ。パンよりお米派という人も一度お試しあれ!

香川県ならではのうどんがそのまま入った『カレーうどんパン』は、県外の観光客からも好評です。

『お芋パン』250円

50種類以上もある甘〜い菓子パンも、和洋さまざまな味がそろいます。しっかりツイストされたパン生地にさつまいもペーストが入った『お芋パン』は、程よい甘さなので飽きのこない人気商品です。

『苺のミルクパン』210円

軽めのデニッシュ生地にミルククリームとイチゴジャムが入った、見た目もキュートなデザートパン。とはいえ、やっぱり「AGORA」のパン。こちらもしっかり手のひらサイズでボリュームのある商品です。甘いデニッシュパンにフレッシュなイチゴソースが相性抜群!

お客さんの喜ぶ顔や驚く顔が見たいという思いで、手頃な値段設定と食べ応え満点のボリューム、そしてアイデアが満載の商品開発に取り組んでいる「手作りパンの店 AGORA(アゴラ)」。ついいろんな種類を作ってしまうという、うれしい悩みから生まれた100種類以上ものパンが、今日も店頭に並びます。

朝食やランチ、おやつはもちろん、インパクトのあるユニークな商品はお土産としておすすめですよ♪

■詳細情報

■DATA

手作りパンの店 AGORA(アゴラ)

所在地
香川県丸亀市柞原町333−1
電話番号
0877-25-0030
営業時間
9:30〜17:00

【高松】「Cafe旬菜(しゅんさい)」はランチやベーグル、スイーツどれも魅力的な味わい♪

Cafe旬菜(カフェしゅんさい)

「Cafe旬菜(カフェしゅんさい)」は、マルナカ円座店に程近い高松市円座町にあるカフェ。県道12号(三木国分寺線)と282号が重なる交差点の西側にあります。ことでん琴平線の円座駅からは車で約4分。

交通量の多い県道沿いでありながらも、一歩店内へ入るとアットホームで落ち着いた空間。一枚板のカウンターが存在感を放ちます。エントランス付近には、アクセサリーや雑貨などの物販スペースもあるのでチェックしてみて。

曜日ごとに異なるランチ♪

『ベーグルランチ』1,300円

ランチは曜日ごとに異なる2パターンがスタンバイ。火・金曜は『ベーグルランチ』、水・土曜は『ご飯ランチ』が提供されます。店主や陶芸作家手作りの和食器にも注目あれ。
『ベーグルランチ』には、北海道産小麦と自家製酵母を使用した“旬菜ベーグル”のプレーン1個と、玄米粉を使用した玄米食パン1スライス、具だくさんスープ(火曜)またはバターチキンカレー(金曜)、サラダ、ドリンク、プチデザートが付きます。野菜たっぷりで色鮮やかなサラダは、食べ応えがありながらもヘルシー♪

金曜に提供されるバターチキンカレーは、野菜の甘みをしっかり感じられつつ、後から辛さが追いかけてくる本格派。全体的にはまろやかにまとめられているので満足度が高く、そのままはもちろん、パンを付けて食べてもgood。『ベーグルランチ』が提供される日は、ベーグルをプレス焼きした『ベーグルパニーニのランチ』(1,300円)もあります。

『エビドリア』1,300円

ランチプレートとは異なるフードメニューとして、火曜は『焼きカレー』、金曜は『エビドリア』もスタンバイ。日曜は2種類とも選べます。この2品にもサラダ、プチデザート、ドリンクが付いて、なんだかお得な気分。

『エビドリア』は、プリプリとしたエビの食感とベシャメルソースのコク、チーズの香ばしさがたまりません。古代米を混ぜ込んだご飯は水分量が多めでしっとりさと風味が◎。白米と古代米の炊き上がり食感に違和感を感じず、とても調和のとれた味わいです。

ランチやフードメニューはドリンクとプチデザート付き。三豊産のスーパーフード、モリンガを使用したモリンガティーは、すっきりとしてクセがなく、飲みやすいヘルシードリンク。プチデザートは自家製フルーツソースがかかったミルク寒天。食後にちょっと甘いものがあるとうれしいですね。

自家製ベーグルやスイーツも!

主にご飯ものは店主夫妻が担当、ベーグルや食パン、シフォンケーキなどは娘さんが焼いています。どのメニューもシンプルかつ奥深い味わいで、ハズレなし!

『旬菜ベーグル』各種300円

北海道産小麦と自家製酵母、フランス・ゲランドの塩を使用したベーグル各種は金曜のみ購入できます。ムギュふわっとした食感で、かんでいると小麦の風味が鼻に抜けます。『ベーコンチーズ』や『カフェオレ』『きなこあずき』『めんたいこ』など季節によってバリエーションは変わりますが、約6種類がスタンバイ。『シナモンシュガー』は風味と甘さが程よく生地の食感にマッチして◎。

『玄米食パン』1本380円

しっとりもっちりとした食感の『玄米食パン』も金曜のみ販売。トーストするとサクッとふっくら、バターの風味もより際立ちます。

『寒天アイスクリーム』550円

ミニパフェのようなビジュアルの『寒天アイスクリーム』は、プルプル食感のミルク寒天とアイスクリーム、自家製フルーツソースが三位一体となった一品。寒天のフレーバーが変わることもあるので、スタッフに聞いてみて。

季節のフルーツをコンポートした自家製フルーツソースが決め手。爽やかなフルーティー感が寒天をより引き立てます。

『シフォンケーキサンド』550円

『シフォンケーキサンド』は、日によって異なるシフォンケーキのフレーバーと、フルーツの組み合わせが楽しめるスイーツです。純生クリームのコクとエアリーなシフォンケーキ、爽やかなフルーツが合わさってペロッといただける味わい。

「Cafe旬菜(カフェしゅんさい)」はどのメニューを選んでも、上品かつ奥深い味わいできっと満足できるはず。ご飯ランチのメインはインスタグラムでチェックしてみて。

■詳細情報

■DATA

カフェ旬菜

所在地
香川県高松市円座町534-2
電話番号
087-886-5470
営業時間
9:00〜17:00

【高松】「米男JAPAN」は生米から作るグルテンゼロのベーグル&スイーツ専門店

「米男JAPAN」のパンはグルテンゼロ

「米男(こめお)JAPAN」は2023年4月にオープンした、グルテンフリーの上をいく“グルテンゼロ”のベーグル&スイーツ専門店です。レインボーロードと県道43号の間、高松市木太町にある大池のすぐそばの閑静な住宅街に佇むアメリカンな小屋が目印。

こぢんまりとしたアットホームな店内には、毎日16種類ほどのベーグルやシフォンケーキなどが並びます。常連客のリクエストや意見をくみ取って新商品も続々と登場し、トータルバリエーションは50種類にも上るそう。
小麦粉はもちろん米粉までも使わず、香川県産のブランド米「おいでまい」やコシヒカリ、ヒノヒカリのブレンド米を生米から使用。独自の製法でしっとり感、甘み、香りを全面的に出したパンは、驚くほどもっちり!“グルテンゼロ”で、小麦アレルギーの人もそうでない人も一緒の食卓で“おいしく食べられる”をモットーに、手間暇惜しまず作っています。

「米男JAPAN」という店名には、日本よりもグルテンフリー文化が発達している海外にもゆくゆくは進出し、日本の米のおいしさを世界に伝えたいという意気込みも込められています。

パン食が主流だった店主の実家。大病を患ったパン好きの母のために、父が米でパン作りを始めたのが、生米100%パンのきっかけだそう。もともとゼロから何かを作り上げるのが好きな“ビルダー”家系で、店主はアメ車の組み立てなど、さまざまな業種を経験してきましたが、どれも何かを作り上げるようなものばかり。北米へも20年ほど行き来した中で、日本の米のおいしさをより実感していたといいます。とはいえ、なんと父子でパン生地用の発酵機自体から開発してしまったというので驚き!

日本の米農家を元気にしたいという願いもある同店では、米袋を再利用したバッグも販売しています。香川県のうどん店や飲食店で廃棄される小麦袋・米袋をアップサイクルするブランド「Re Bag」によるもの。袋を丁寧に消毒し、シワを伸ばし幾重にも重ねて強度を増し、殺菌・防虫・防腐効果のある柿渋を塗ることで、革のような風合いに仕上げています。店主そっくりなマスコットキャラクターの“米男くん”がアクセント♪

ベーグルはしっとりもっちり感がすごい!

『ベーグル プレーン』370円

米粉ではなく生米100%で作るパンは、しっとり感とふっくらとした食感が段違い。米を浸水させた後、独自の製法で生地に仕上げるそうですが、それは秘密とのこと。看板商品のベーグルはバリエーションが豊富ですが、プレーンは米本来の甘みや香りも伝わりやすいので、初めて訪れる人はトライしてみて。

『ベーグル デーツくるみ』430円

『デーツくるみ』はプレーンの生地をベースに、デーツのしっかりとした甘みと、くるみの香ばしさがクセになる一品。しっとりもっちりとした生地との相性も◎。

『ベーグル プレッツェル』430円

『ベーグル プレッツェル』は、ドイツ発祥の焼き菓子パンである“プレッツェル”をベーグルで表現したもの。プレッツェル独特の風味がほんのり香ばしく、優しい味わいです。

シンプルなパンやシフォンケーキも

『ハードクッペ』350円

バゲットのミニサイズ版であるクッペは、本格的なハードパン。クラスト(外側)が本格的なパリッとした食感で、クラム(中身)はもっちりしっとり。シンプルに素材の風味を味わいたい時や、食事のお供にぴったりです。

『シフォン 抹茶ホワイトチョコ』430円

かなりギリギリの配合で膨らむように調整されたシフォンシリーズも人気です。お米がベースとは思えないほどフワフワな食感。キビ砂糖や米油を使用し、種類によっては豆乳をプラス。『シフォン 抹茶ホワイトチョコ』は、ホワイトチョコの甘さと抹茶のほろ苦さがいいバランスです。『プレーン』のほか、『アールグレイ』『クリームチーズ』『チョコチップ』といったバリエーションも。

グルテンゼロの生地だけでなく、醤油(しょうゆ)もグルテンフリーだったり米油を使用したりと、調味料や具材もこだわっている「米男JAPAN」。生米から独自製法で作り上げる生地は予想以上にふっくら・しっとり・もっちり!満足度の高いパンです。日本の米を題材にした商品の第1弾がパンですが、続々と別の商品も登場予定だそうなので、今後の動向もお楽しみに♪

■詳細情報

■DATA

米男JAPAN(こめおジャパン)

所在地
香川県高松市木太町5109-7
電話番号
087-867-4738
営業時間
11:00〜16:00 ※売り切れ次第終了
※平日はインスタグラムのDMで予約可能(9時にストーリーズ更新)
※土曜は電話で予約を
※DMから冷凍通販も可能

【高松】「ベーカリー トレアピ」が移転オープン!県産食材を多用した種類豊富なパンたち

・「BAKERY TREAPI (ベーカリー トレアピ)」

2019年8月に丸亀市の通町商店街で創業。約5年間、イートインもできるベーカリーとして地元民に愛されてきた「BAKERY TREAPI (ベーカリー トレアピ)」が、2024年4月11日、高松市中心部にある兵庫町商店街の西端、アーケードを抜けた先の通称“広場”に移転オープンしました。

屋号の「TREAPI(トレアピ)」は、イタリア語で“三匹の蜂”という意味。パンを食べて笑顔になってほしいという思いを込め、人が「ハハハ」と笑う音から「“ハハハ”を数字で表現→888(ハチハチハチ)→三匹の蜂→TREAPI」になったと店主は話します。店先の屋号ロゴ下で光るバゲットの照明がインパクトありますね。

店主は、香川の人と人とのつながりを大切にし、農家や企業だけでなく、お客さんも巻き込んでつながりを作っていける店を心がけているそう。有名ホテルのパティシエやベーカリーを経て磨いた技術を基に、できるだけ香川県産の食材を多用したパンを作っています。
基本のパン生地には、香川のオリジナルブランド小麦「さぬきの夢」や「希少糖」「瀬戸内の塩」という“新しい讃岐三白”を使い、卵や野菜も地元のものを選ぶというこだわりにも注目を。

パンの美術館をイメージした店内は、白基調のスッキリとした明るい空間。以前の店舗より少しこぢんまりとしたことによってイートインスペースはなくなりましたが、店の外のいすでテイクアウトしたコーヒーやパンを楽しむことも可能です。毎日30種類以上のパンがずらりと並び、高松市のコーヒー専門店「アロバー」のコーヒーや、丸亀市の「タンジールカフェ」のレモネード系ドリンクもオーダーできます。秋ごろから外にテラス席を設ける予定もあるとのことなので、より使い勝手が良くなりそうですね。

派生品も楽しい食パンやコッペぱん

『プレミアム食パン』460円

『プレミアム食パン』は不動の一位を誇るという人気商品。生クリームを使用し、希少糖の優しい甘さとしっとりさ、ふわふわ食感が特徴です。食パンは8:30〜9:00ごろから店頭に並びます。

食パンをベースとした派生品の『あん食パン』(320円)、『いも食パン』(320円)、『チーズ食パン」(360円)、『ブルーベリー食パン』(340円)なども。『レモネード食パン』(340円)といった季節限定品もお見逃しなく。

『コッペぱん』140円

ふわふわとエアリーで、小麦の風味が鼻に抜ける『コッペぱん』は、プラス80円でピーナッツやカスタード、ブルーベリー、つぶあんなどのフィリングをサンドできます。季節によって変わるものもあるのでPOPをチェックして選んだら、レジ会計の時にスタッフに伝えて。

気になる惣菜パン&菓子パン

『ベーコンエピ』220円

ソフトフランス系のやわらかい生地に、うま味たっぷりな香川県産ベーコンをたっぷり包み込んだ『ベーコンエピ』は、手に取りやすいサイズ感も魅力です。8種類がブレンドされたこだわりのスパイスが振りかけられていて、華やかな風味も印象的です。

『かつサンド』440円

さっぱりしているのにジューシーな三元豚のカツは、肉自体の甘みとうま味がしっかり感じられます。赤ワイン煮込んだソースは甘めでフルーティーな風味。食パンのしっとり感と調和する豚肉のやわらかさも魅力の一品。

『さばトマトカレーサンド』320円

季節限定品も気になるところ。新商品は毎週登場するので、訪れるたびにワクワクします。『さばトマトカレーサンド』は夏のスタミナ回復にぴったり。

『クリームぱん』360円

『クリームぱん』は後入れのホイップとカスタードのWクリームスタイル。とろとろなめらかなテクスチャが特徴的なクリームは甘く、バニラビーンズの香りがしっかり感じられます。表面にまぶされたクラッシュアーモンドの食感と風味がアクセント。冷やして食べるのもおすすめ。

「高松オルネ」がオープン後、ますます注目が高まる高松駅周辺エリアに移転し、パワーアップした「BAKERY TREAPI (ベーカリー トレアピ)」。種類豊富なパンだけでなく、元パティシエの店主お手製のガトーショコラ、チーズケーキ、プリンなどのスイーツも見逃せませんよ!

■詳細情報

■DATA

BAKERY TREAPI(ベーカリー トレアピ)

所在地
香川県高松市兵庫町7-12
営業時間
8:00〜14:00
※臨時休業はインスタグラムで確認を

【高松】丸亀町商店街「もにぱん」でしっとりふっくら高級食パンやカップタイプのフレンチトーストを♪

ベーカリー&マルシェ もにぱん 高松丸亀町店

4月17日にオープンした「ベーカリー&マルシェ もにぱん 高松丸亀町店」は、ことでん瓦町駅から徒歩約10分の丸亀町商店街内にあり、複合商業施設「丸亀町グリーン」からも目と鼻の先。中心街へお出かけする時にも寄りやすい立地です。ガラス張りのエントランスで店内の様子が分かりやすい点もいいですね。

“朝食から笑顔に”をテーマとした同店。屋号の「もにぱん」は“モーニング”と“パン”を組み合わせ、ひらがな表記にすることによって親しみやすさを醸し出しています。パンのある食生活がより楽しくなるベーカリーとマルシェの両方の良さを兼ね備えたお店です。

毎日店内で焼き上げるパンは、熟練のパン職人2人が試行錯誤を繰り返し、強いこだわりを持ってパン生地自体の味わいとやわらかさを追求した自信作。その食パンをベースとしたフレンチトーストやサンドイッチなど、少数精鋭のバリエーション。季節限定品も今後続々と登場予定だそうです。

香川、愛媛、高知で宅配食サービス「ヨシケイ」を運営する「フードサポート四国」が手がけているお店とあって、食品の仕入れ力を生かした物販マルシェコーナーにもご注目。オリーブオイルやジャム、ドリンク類、サラダ、ハム、チーズなど商品ラインアップを都度変えながら販売しています。

どんな味のパンだろう?と購入を迷う人にうれしい試食サービスも。特に食パンはサイズが大きいので、味が分かってから購入できるのはありがたいですね。

素材のおいしさをシンプルに味わえる食パンと塩パン

『もにぱん しっとりプレーン 半斤』540円

同店の看板商品といっても過言ではない『もにぱん しっとりプレーン』は角食タイプの高級食パンです。純生クリームをたっぷり使用し、密度が高くしっとりとした生地は、クラスト(外側)の厚みが薄く、クラム(中身)とのバランスが◎。焚黒糖(たきこくとう)とハチミツで控えめな甘さに仕上げています。まずはトーストせずそのままで味わって。トーストすると甘みがほんのり際立って、よりしっとりふっくらとした食感に。半斤(540円)と2斤サイズ(980円)から選べます。

毎朝焼き上がるパンは開店時間の10:00から購入できます。スライスサイズは4、5、6枚切りからセレクト可能。さつまいもの“紅はるか”と“なると金時”を使用した食パン『もにぱん スウィートポテト』も新たに6月から登場したばかり!

『具材たっぷりミックスサンド』350円

卵やハム、たっぷりの野菜を自慢の食パンでサンドした『具材たっぷりミックスサンド』は、それぞれの食材が良さを引き立て合い、野菜もたくさん摂れて満足度の高い一品。ほかにも『厚切りカツサンド』(440円)や『えびたまサンド』(420円)といったシリーズもランチタイムにぴったりです。

『ふんわりくちどけ塩パン 3個入り』300円

ぱくぱくと食べやすいサイズの塩パンは、ほんのりとした生地の甘さにバターのコクと風味、こだわりのピンク岩塩の塩気がグッドバランス。少しもっちりとしつつ歯切れの良い食感も楽しんで。

カップで持ち運べるスイーツ&サラダ

『カップ・デ・濃厚フレンチ』450円、『しっとり濃厚フレンチトースト』280円

厚めにスライスした食パンに、特製のアパレイユ(卵液)を染み込ませて焼き上げたフレンチトーストは、食パン本来の味と食感を楽しめるよう絶妙な加減で調理しています。ひとくちサイズにカットし、ホイップクリームをのせたカップタイプだから、街中での食べ歩きにもぴったり。マンゴー、塩キャラメル、ブルーベリー、宇治抹茶あずきが新たに登場しています。塩気と甘さの絶妙感がたまらない『ハムとたまごのフレンチサンド』もおすすめですよ。

『もちむぎ入り和風シェイクサラダ』320円

新鮮野菜にもち麦を加え、醤油(しょうゆ)ベースの同店オリジナルドレッシングで和風に仕上げたカップタイプのサラダは平日限定品。パンと一緒に平日ランチとしていかが?『5種類の野菜のグリーンサラダ』(320円)もシェイクして召し上がれ。

『ひとくちサイズのカリカリラスク 大』540円

そのほか、カリッとした食感がクセになる一口サイズのラスクや、土・日曜、祝日のみ販売しているチュロスなどのお菓子系商品もお見逃しなく。また、食パン1つ購入すると紙袋が1枚無料になるサービスも!毎日食べられるパンはもちろん、充実したマルシェコーナーが魅力の「ベーカリー&マルシェ もにぱん 高松丸亀町店」。いつもの食卓に、同店自慢のこだわり食パンをプラスしませんか。

■詳細情報

■DATA

ベーカリー&マルシェ もにぱん 高松丸亀町店

所在地
香川県高松市丸亀町9-4
電話番号
087-822-0667
営業時間
10:00〜19:00

【高松】「ベーカリー&カフェ パーム」毎日でも通いたくなるほどランチもスイーツも充実

・Bakery&Cafe PALM(ベーカリーアンドカフェ パーム)

JR鬼無駅から徒歩5分、県道33号の道を挟んですぐの場所に、広々とした駐車場に大きな看板が目印の「Bakery&Cafe PALM(ベーカリーアンドカフェ パーム)」があります。入り口にはスロープが設置され、車いすやベビーカーなど誰でも入りやすいバリアフリー設計です。

お店は障がい者福祉サービスを通して地域づくりを行う「もえぎの会」が運営していて、焼き菓子の袋詰めなどは利用者も活躍しています。お店のロゴマークにもなっている“手のひら=palm”は「手作業の仕事にこだわりを。手作りのおいしさを届けたい」という思いが込められています。看板からも優しくパンをこねているようなイメージが膨らみますね。

木の温かみを感じる店内は、入り口付近がベーカリーで奥がカフェスペースになっています。ベーカリーでは毎朝約30種類の手作りのパンや、マフィンなどの焼き菓子がズラリ。カフェでは地元の食材を使ったモーニングやランチがそろい、どの時間帯でもゆったり利用できますよ。

・イートインもテイクアウトもOK!毎日でも通いたくなるベーカリー

食事にぴったりの惣菜パンや、おやつタイムに食べたいスイーツ系などどの商品もリーズナブル。優しい味のパンは毎朝店内で作られていて、 曜日によって異なりますが、オープンの8:00~9:00ごろにパンが出そろいます。電話で取り置きもできるので、確実に欲しい人はお店に連絡しておくと安心です。パンはドリンクと一緒に店内で食べることもできるので、カフェ利用の場合はレジでスタッフに声かけを。

左から『チョリソードッグ』200円、『ダブルベリーベーグル』220円、『さつまいも食パン』3枚入り240円

ピリ辛のソーセージがサンドされた『チョリソードッグ』。パリッとしたソーセージの食感と食欲をそそるスパイシーな風味は、暑い夏につい手に取りたくなる一品です。生地にラズベリーとクランベリーが練り込まれた『ダブルベリーベーグル』は、中に挟まれたレアチーズクリームと甘酸っぱいベリーの風味が相性抜群。もっちりとした食感で、ヘルシーだけど満足感大ですよ。ふんわりやわらかな食パンに、さいの目に刻まれたサツマイモがたっぷり入った『さつまいも食パン』は、そのまま食べるのもいいけれど、トーストすればサツマイモの優しい甘みと、小麦の香ばしさが引き立ちます。バターを塗れば、ジュワッと広がる塩味が加わりおいしさ倍増♪

・木のぬくもりを感じるカフェでひと休み

天井が高く広々として清潔感のあるカフェスペースは、一人でもグループでものんびりとくつろげそう。壁に飾られたインテリアは、同グループ施設で制作したという藍染めの作品で、コースターにも藍染めが使われています。

大きな窓からは草木が揺れる穏やかな風景が広がり、新緑の時期には青々と茂る緑が目を楽しませてくれます。自然の光が差し込む、明るいカフェは気分まで晴れやかにしてくれます。

・ランチ限定のプレートメニューにも注目♪

アイスコーヒー400円、『ピザトーストセット』お好きなドリンク代+200円

8:00から11:00まで注文できるモーニングは、選べるトーストにサラダとヨーグルトをセット。朝にピッタリなバランスと通いやすい料金設定で、常連客の心とお腹をつかんでいます。
モーニングセットはほかに『さつまいもトーストセット』(200円)、『ハニートーストセット』『シナモンシュガートーストセット』(各150円)、『トーストセット』(100円)があります。
ドリンクも種類豊富で、朝から満たされた気分になれそう。

『季節のプレート』850円

『季節のプレート』は週替わりなので、来店するたびにどんなメニューに出合えるかはお楽しみ♪取材日は「肉団子とブロッコリーの中華風クリーム煮」をメインにサラダ、副菜と、季節の野菜がたっぷり摂れるワンプレートにスープが付きます。パンまたはライスを選べ、パンはもちろん店内で作られたもの。
ランチは11:00から14:00まで注文でき、定番の『挽肉と揚げ野菜のカレー』(850円)のほか、『PALMサンド』(800円)と『本日のパスタ』(850円)があり、メニューの詳細は店内のボードで確認を。小学生以下の子ども限定の『キッズプレート』(500円)もあるので、子連れでの来店も安心です。プラス200円でドリンクセットも可能です。

・自分へのご褒美にスイーツをどうぞ♪

『ベリー&フルーツフレンチトースト』700円

14:00~16:00のカフェタイムにはとっておきのスイーツを味わって♪見目麗しいフレンチトーストは、ベーカリーカフェならではの一皿。自家製のバゲットを使ったフレンチトーストの上に、ホイップクリームとストロベリーアイスを贅沢にトッピング。ボリューム満点ですが、フルーツとブルーベリージャムの酸味が加わり、ペロリと食べ切れてしまいます。ジャムは高知県の「ゆとりすとベリー農園」で収穫されたブルーベリーを使ったオリジナル商品で、お店でも販売されています(100g450円)。

『シフォンケーキサンド』330円 ※左から『リンゴのコンポート』『いちご』『チョコバナナ』

鬼無町には農家も多く、産直には新鮮な果物が並びます。そんな地元産のフルーツを使った『シフォンケーキサンド』は同店の人気商品。ふわふわのシフォンケーキに、旬のフルーツと生クリームが挟まれ、甘過ぎずあっさりと食べやすい仕上がりです。しっとりした食感のシフォンケーキで1個といわずもう一つ欲しくなること請け合いです。
子どもにも人気の『チョコバナナ』、クリームと相性が抜群の『いちご』と、シナモンが香るちょっぴり大人味の『リンゴのコンポート』の3種類がこの日は登場。季節に合わせて桃やイチジクなどフルーツが変わります。数量限定なので早めの来店や電話予約がベター。

シンプルなシフォンケーキのみの販売もしています。プレーンやチーズ、ブルーベリーなど4、5種類がショーケースに並んでいて、テイクアウトもOK!ラッピングや紙袋もあるので手土産にもオススメです。レジでスタッフに声がけを。

鬼無が誇る特産品の盆栽をモチーフにしたクッキーは、ご近所でもある高松西高等学校の生徒とのコラボ商品。たまに登場する、一つひとつ表情が異なる鬼のパンは、福祉施設の利用者が心を込めて作ったものです。地元の人たちと一緒に作り出される味にほっこり心が温かくなりますよ。

ベーカリーとしても、カフェとしても使い心地のいい「Bakery&Cafe PALM(ベーカリーアンドカフェパーム)」。子ども連れでも、一人の時間でも、ちょっと一息つきに出かけませんか。

■詳細情報

■DATA

Bakery&Cafe PALM(ベーカリーアンドカフェパーム)

所在地
香川県高松市鬼無町佐藤11-1
電話番号
087-802-6789
営業時間
8:00~17:00(L.O.16:00)
※支払いは現金、PayPayのみ