パン

【丸亀】「cafeKOTANI」名物のハンバーガーは10種以上!「こたにのパン屋さん」も併設

・「cafeKOTANI(カフェコタニ)」

ことでん琴平線岡田駅から徒歩約7分。青いコンテナハウスが目印の「cafeKOTANI」があります。隣に並ぶのは系列店の「こたにのパン屋さん」。さらにエステサロンと車屋が軒を連ねます。

運営するのは新車や中古車販売、車検など車全般のサービスを手がける「小谷自動車」。気軽に立ち寄れる車屋や地域の活性化を目指して、複合スポットをオープンしました。

カフェはカウンター5席とテーブル席が3卓とコンパクトな空間。屋上にはテラス席も完備しています。

営業が7:30〜23:00と長く、朝はお隣のこだわりパンを楽しめるモーニング、昼は10種以上から選べるハンバーガーメニューをはじめとしたランチ、夜は簡単なおつまみメニューが豊富にそろい、1日を通して利用できるのがうれしいポイントです。

・自慢のハンバーガーは10種以上!

『コタニバーガー』(単品)970円 + 『ポテト&ドリンクセット』300円

ランチタイムの11:00〜15:00には、同店の看板でもあるバーガーメニューが10種類以上スタンバイ。バンズから手作りしていて、国産小麦「ゆめちから」を使用しふくよかな小麦の香りと甘みを引き出しています。

驚くべきは、1cm以上も厚みがある存在感抜群のパテ!香川県産ひまわり牛が使用され、ジューシーなうま味は一口で虜になりますよ。

『Wチーズバーガー』(単品)1,300円

溶け出すチーズに目を奪われるインパクト抜群の『Wチーズバーガー』。パテもチーズも2枚ずつと食べ応え満点!しっかりめに焼き上げたバンズの風味や香ばしさも加わり、食が進むこと間違いなしです。

このほか、『てりやきバーガー』(970円)や『アボカドバーガー』(1,200円)、『パイナップル入りの『ハワイアンバーガー』(1,200円)など、思わず目移りするラインアップ。綾歌町、飯山町、まんのう町はデリバリーにも対応していて、2,500円以上の注文で配達料300円が無料になります。

バーガーメニュー以外には、『焼きカレー』(880円)や『週替わりランチ』(980円)もそろうので、気分に合わせてチョイスして。

・サンデーやアフォガードでリフレッシュタイム♪

『チョコバナナパフェ』650円

カフェ使いももちろんOK♪大きめのグラスにぎゅぎゅっと甘党の欲望が詰まった『チョコバナナパフェ』は、トップにのったミルク感たっぷりのソフトクリームが影の主役。ザクザクのコーンフレークの食感も相まって、最後まで飽きることなく食べられますよ。

『アフォガード』550円

淹(い)れたてのエスプレッソを楽しめる『アフォガード』にも注目。たっぷりのアイスクリームとコーヒーゼリーが小腹を心地よく満たしてくれます。

このほか、フロートドリンクやサンデー、ソフトクリームなど、手軽なメニューもそろうので、気軽に立ち寄っては?

・併設の「こたにのパン屋さん」も要チェック!

カフェの隣に店を構える「こたにのパン屋さん」は、カウンターで注文するスタイル。たくさんのリピーターを抱え、ひっきりなしにお客さんが訪れています。

『パンセット』(パン1個)550円、(パン2個)700円

7:30〜11:00、15:00〜17:00には、カフェで『パンセット』を楽しむことができます。

好きなパン1個にサラダとドリンクが付いて550円とコスパ抜群!ドリンクはジュースのほか、パンと相性抜群の「コタニブレンド」を用意しています。

手のひらサイズでころんとしたビジュアルがかわいらしいパンは、思わず2個、3個と財布の紐がゆるみそう。国産小麦粉を使用し、もっちりとやわらかく、優しい味わいに仕上げています。

一番人気の『もっちりクリームパン』(単品200円)は、赤ちゃんの素肌のようなもちもち感がたまりません。中にはあふれんばかりのカスタードクリームが。一口含んだ瞬間の感動を味わってみて。

『あんバター』(単品250円)も定番人気。バターとあんこのバランスが絶妙でぺろりと食べられてしまうので、もう1個買っていないと後悔するかも?

好きな時間に利用でき、ハンバーガーにパンにスイーツとたくさんのワガママを叶えてくれる「cafeKOTANI」。お腹を満たしてくれるだけでなく、何か車のトラブルがあったときに頼れる店を知っているだけでも安心感につながるものです。町の安心を守る車屋兼カフェを、常連店にしてみては?

■詳細情報

■DATA

cafeKOTANI(カフェコタニ)/こたにのパン屋さん

所在地
香川県丸亀市綾歌町岡田下538-10
電話番号
cafeKOTANI:090-4504-0211
こたにのパン屋:0877-86-3119
営業時間
モーニング/7:30〜11:00
ランチ/11:00〜15:00
ディナー/17:00〜23:00
パン屋/7:30〜17:00

【高松】実力派ベーカリー「ル パン ドゥ アベス」目にも美しいパンが、日常を格上げ♪

・「Le pain de Abbesses(ル パン ドゥ アベス)」

高松市郊外のにぎわいエリア、レインボーロードの近く。周辺には中央小学校がある住宅街の一角に、レンガ造りの屋根と緑色の扉が目を引くベーカリー「Le pain de Abbesses(ル パン ドゥ アベス)」があります。道に面した部分は駐車場で、建物はその奥にあるので、初めて訪れる時は、道路から見える街灯に吊るされた青い看板を目印にして。

扉を開くとまず目に飛び込んでくる鮮やかな赤い壁が印象的で、洗練された店内はフランスを彷彿(ほうふつ)とさせます。オーナーは三ツ星フレンチの名店「ジョエル・ロブション」のパン部門で修行後に、地元である香川に戻りお店をオープン。確かな技術とアイデアで創り上げる種類豊富なパンは、ここでしか出合えない逸品ばかりです。

10時ごろにはほとんどの商品がそろい、昼過ぎには追加のパンが焼き上げられ、店内は香ばしい香りに満ちています。 お菓子を含む100種類もの豊富なラインアップは目移り必至。
同店のパンは10種類もの小麦粉を、生地の用途に合わせてブレンドを変え、使い分けているそう。バターも国産を使用し、素材から厳選された商品たちはどれを選んでも間違いなし。商品には一つずつ説明書きが添えられているので、初めて見るパンも手に取りやすいです。

・シンプルだからこそ奥深い美麗な『クロワッサン』

『クロワッサン』280円

シェフイチオシの『クロワッサン』は表面はサクッと、中はしっとりとした食感。一口食べると発酵バターの芳醇な香りが口いっぱいに広がります。コクがあるのにクドくない上品な味で、お店の人気ナンバーワン。自宅でリベイクすれば、焼きたてのサクサク感を楽しめますよ。

自慢の一品だからこそ、多くの人に焼きたてを食べてもらいたいと、朝はもちろん昼ごろにも焼きたてが並びます。土日限定で特別仕様のクロワッサンも登場。どんな味かはその時のお楽しみに。

・ほかにはない『惣菜パン』も驚きの品ぞろえ

『フォカッチャレギューム』453円

毎朝、八百屋から届く新鮮な野菜がどっさりとのった『フォカッチャレギューム』。季節によって具材の種類は変わりますが、取材時はパプリカ、カボチャ、ナス、ブロッコリー、カブ、さつまいも、ニンジン、いんげん、くるみの9品目。チーズソースと、オリーブオイルの香りが野菜のうま味を引き立てています。

『お肉のピッツァ』378円

こちらの商品は、フォカッチャにタマネギと白ワインで丁寧に煮込まれた牛肉が豪快にオン。トッピングされたチーズのまろやかさと、輪切り唐辛子のピリッとした刺激を利かせた手間暇を感じる一品です。みそダレも加えられているのでピッツァといいつつ、どことなく和を感じる味わいが常連さんに人気だそうです。

フォカッチャの生地にはマッシュポテトが練り込まれていて、歯切れが良くもっちりふわふわの食感がクセになるおいしさ。食べ応え抜群なのでランチなどの食事にもおすすめです。

ほかにも大きなソーセージを挟んだホットドッグや旬の野菜を使ったタルティーヌ、キッシュなど魅力的な惣菜パンがたくさん並んでいます。種類豊富で何度足を運んでも飽きることがなさそう。

・甘い『デザート系』もお楽しみ♪

『大人のクリームパン』280円

生地にはバターと卵がたっぷり使われ、バニラビーンズとブランデーが香る自家製カスタードのクリームパンです。甘過ぎないリッチなデザートパンは大人のおやつタイムにもぴったり♪ 表面にまぶされた砂糖に程よく焼きが入り、食感もアクセントになっています。

また、カスタードのほかにはピスタチオとチョコも取りそろえ。それぞれ違った風味を楽しめるので全種類食べ比べてみるのはいかが?

フレッシュな旬の果物を使った季節限定のデニッシュも登場。取材時には目にも華やかなイチゴとカスタードの組み合わせのほか、イチゴ大福を丸ごと一個のせた大胆な品も!

・食卓に並べて気分はパリジェンヌ『ハード系』

『クランベリーノア』410円

ライ麦をたくさん使った天然酵母のパン。クランベリーとくるみを練り込んだ生地にクリームチーズを挟み、焼き上がりにハチミツをかけた甘酸っぱい味はちょっと大人な気分に。薄くスライスすればお酒のおつまみとしてもよく合います。

カンパーニュ、バタール、バゲット。シンプルなものだけでも数種類あるので、ハード系にあまりなじみのない人も好みのパンに出合えるはず。素材にこだわった本格的な味をかみしめて。大き過ぎないハーフサイズの品もあるので手に取りやすいです。

都会的で洗練されたなパンがそろう「アベス」ですが、お店の人は気取らず、とても朗らか。「常連さんの好きな期間限定商品などがあると、つい期間を延長してしまうんです」など、お客さんとの向き合い方に人柄の良さを感じるエピソードも。
地元の人はもちろん、県外からウワサを聞きつけて足を運ぶパン好きも。幅広い人に愛されるお店で、改めてパンの魅力を感じて。

お店では現在はイートインコーナーはお休みですが、一部ドリンクの販売は行っています。パンは取り置きもできますが、電話での問い合わせに限ります。支払いは現金のみ。

■詳細情報

■DATA

Le pain de Abbesses(ル パン ドゥ アベス)

所在地
香川県高松市松縄町1143-29
電話番号
087-813-8181
営業時間
9:00〜19:00
支払いは現金のみ

【高松】小さなベーカリー「BAKE LAB 星空」で味わうこだわり食感の本格パン

・のどかな場所に佇む「BAKE LAB(ベイクラボ)星空」

四国霊場第59番札所、国分寺から約300m北へ進んだところにある「BAKE LAB 星空(ベイクラボほしぞら)」。少し迷いやすい立地なので、公式Instagramで案内されている周辺マップを確認しながら進むのが安心です。JR国分駅からは徒歩約10分。

道中の道が狭めなので、車の運転が苦手な人はご注意を。店舗への進入ルートは北側(店舗裏手)と南側(店舗正面)の2つありますが、北側の方が分かりやすいです。南側から進むと、ちょっと秘境感もあってワクワクします。どちらにも駐車スペースはあるので安心してくださいね。

白を基調とした、木の温かみも感じる明るい雰囲気のインテリア。オープン直後にはショーケース内にズラリと焼きたてパンが並びます。

パンはデニッシュ、バゲット、菓子パン、食事パン、ベーグルなど約30種類。順次焼き上げられるので、開店時間や昼過ぎなど、訪れるタイミングによって出合えるパンは異なります。

ベーグルやメロンパンは見逃せない!

『ショコラ&徳島木頭柚子ピールベーグル』300円

北海道産小麦“ゆめちから”を100%使用したベーグル生地は、具に負けないくらい小麦の風味がしっかりと感じられます。優しいもっちり感としっとりさが特徴的な食感。

徳島県木頭(きとう)地区の無農薬柚子ピールによる、鼻に抜ける爽やかな香りと柑橘類特有のほろ苦さがアクセント。たっぷりと入った焼き込み用チョコのビターテイストもマッチしています。

『メロンパン』190円

オープン時から口コミで広がり、今も根強い人気商品の『メロンパン』。表面のマカロン生地は厚みが薄く、中の菓子パン生地との調和が取れた、一体感のある仕上がり。子どものおやつにもピッタリですよ。

菓子パン生地は密度が高く、しっとりとしていて食べやすい食感。全体的に程よい甘さでバランスの取れた一品です。

『めんたいフランス』290円

オリジナルレシピの“博多めんたいバター”をバゲットにたっぷり挟んで焼き上げたこちらは、明太子のピリ辛味と、溶けたバターのコク感が存分に味わえる、パンチの効いた1本です。

ベースのフランスパン生地がポテンシャル高く、かんでいるとうま味が口いっぱいに。クラスト(外側)が固過ぎず、歯切れの良いムギュッと食感がクセになります。

シンプルかつ奥深い、湯種食パンとクロワッサン

『国産小麦湯種食パン』1斤395円

北海道産小麦“ゆめちから”と、九州産小麦“南のめぐみ”をオリジナルブレンドし、バター100%で作り上げた生地は小麦本来の風味がしっかり感じられます。湯種製法特有のもっちり感としっとりさが◎。クラスト(外側)部分の厚みが薄く、密度の高いクラム(中身)と調和の取れた食感もGOOD。

トーストすると表面がパリッとカリッと軽い食感に。中はしっとりふっくら感をキープ。生でもトーストでもどちらでもおいしいパンです。1本(1,185円)でも購入できますよ。

『クロワッサンシュガー』210円

店主が粉から生地を作り上げた、フルスクラッチ製法の完全オリジナルのクロワッサンは人気上昇中。

ふっくらと高さのあるクロワッサン。表面のシロップコーティングでほんのり甘さを感じつつ、ベース生地はバター100%の風味が上品かつ豊かに感じられます。

購入後は店前のベンチですぐに食べられるので、天気のいい日はのどかな田畑を眺めながらパンを頬ばるのもおすすめですよ♪売り切れるタイミングが早い日も多々あるので、お出かけ前に公式Instagramをチェックしてみて。

※価格はすべて2024年2月3日(土)に改訂後のものです

■詳細情報

■DATA

BAKE LAB 星空

所在地
香川県高松市国分寺町国分2118-2
営業時間
9:30〜16:00(なくなり次第終了)
※2024年3月からは10:30〜16:00
詳細は公式Instagramで確認を
支払いは現金のみ

【高松】「モリマリカフェ」国産小麦で作ったパンや手作りスイーツなど充実したメニューが魅力

・MORIMARICAFE(モリマリカフェ)

緑豊かな植物が迎える階段を上った先に佇むのが「MORIMARICAFE(モリマリカフェ)」です。店主の森さんが、子育てが一段落したことをきっかけにオープン。この地に移転してきて、2023年ついに20周年を迎えました。“モリマリ”というかわいらしい響きは、店主の名前に由来しています。

店内は、カウンター、テーブル、ソファ席など合わせて約45席を用意。小さい子ども用のイスもあり、子ども連れもゆったり過ごしやすい空間です。

「お客さまを飽きさせないように」という思いから、メニューは、モーニング、ランチ、スイーツなど合わせて約100種類を用意。国産素材を使い、栄養面にも気を配るだけでなく、パンやケーキなどもすべて手作りというから驚きです。

天井には、ドライフラワーやアジアンテイストなライトが飾り付けられています。森さんがセレクトしたこだわりのアイテムが、オシャレでポップな雰囲気を演出。レトロとモダンが共存した世界観が魅力です。

ベランダにはワンちゃんやネコちゃんなど、ペットと同伴できるテラス席も完備。トイ・プードルを3匹飼っている愛犬家の森さんが手作りするペット用のメニューも用意しています。こちらも国産の素材を使い、動物に負担のないよう塩分を一切抜いて作るこだわりぶり。人にも動物にも優しい森さんの温かみが細部にまであふれています。

・国産小麦を使ったホットドッグでモーニングを♪

右から『カフェ・ラッテ』(HOT)580円、『ホットドッグ』ドリンク代+350円

9:00~11:00はモーニングタイム。約7種類のモーニングは、サラダとヨーグルト付きで運ばれます。『ホットドッグ』は、国産小麦を使って手作りした、ずっしり感のあるパン生地が特徴。食べ応えのある一品で朝から元気になれそうですね。

『カフェ・ラッテ』も、スイーツと合うようにエスプレッソと牛乳の配合や比率を考えられています。幅広い世代に好まれるような、優しい味わいが魅力。

モーニングのドリンクは約20種類の中から好きなものを選ぶことができるほか、通常のカップサイズからラージカップで提供されるサービスを用意。あまり見かけないメニューもあるので、隅々までチェックして注文を。

・ボリューム満点のランチメニュー!

『タコライスランチ(ドリンク付き)』1,250円

オープン当初はごはん系のメニューを置くことは考えていなかったという森さん。リクエストで数種類提供してみたところ、常連客からの希望により、どんどんグランドメニュー化されたそう。ほとんどのランチに、スープと選べるドリンクまで付いていてボリューム満点!

中でも人気の『タコライスランチ』は、ひき肉とスパイスを一緒に煮込み、十五穀米と合わせるのがモリマリ流。かめばかむほどクセになる味付けは、森さん特製のオリジナルソースがポイント。タコライス好きはぜひチェックしてほしい一品です。

取材日は、選べるドリンクにコーヒーをセレクト。オリジナルブレンドの配合は、どんなメニューにも合うようにと深煎りにしているそう。コクがあり、まろやかな味わいは、料理やスイーツを引き立ててくれます。

・手作りスイーツと紅茶で癒やしのひとときを

『おまかせケーキプレート』850円 ※平日限定、ドリンクとセットで100円引き

ランダムにのせられたケーキ3種類とバニラアイスがワンプレートになった『おまかせケーキプレート』にも注目。スイーツメニューも種類豊富で、何度も足を運びたくなること間違いなし。

取材日は、抹茶のチーズケーキ、ティラミス、ユズが練り込まれたシフォンケーキの3種が登場。抹茶のチーズケーキは、抹茶のほろ苦さとチーズの酸味が相まった一品で和風スイーツとして楽しめます。大人な味わいのティラミスは、トップの生クリームと一緒に味わうと濃厚な甘さに。さっぱりとしたユズが香るシフォンケーキも、余韻に浸りたくなるおいしさです。

どんなケーキが運ばれてくるのかワクワクしながら注文してみて。

『キャラメルミルクティ』650円

スイーツのお供にドリンクはいかが?『キャラメルミルクティ』は、キャラメルの香りがついた茶葉を牛乳で煮出し、まろやかでコクのあるミルクティー。食感も楽しめるように、カップには、ホイップとキャラメルアーモンドを入れています。トッピングもうまく合わさるように、上から回すように注いで。甘みとコクのあるミルクティーでゆったりティータイムを♪

国産素材や手作りにとことんこだわっている「モリマリカフェ」。森さんの優しく温かな人柄に惹かれて常連になる人も多いそう。

同店では、不定期にライブやコンサートも開催!フラメンコ歴17年の森さんのパフォーマンスが見られる機会もあるかも♪訪れる前に公式Instagramをチェックして。
➡︎公式Instagramはこちら

■詳細情報

■DATA

MORIMARICAFE(モリマリカフェ)

所在地
香川県高松市春日町1524-4 2階
電話番号
087-841-4045
営業時間
9:00~18:00
モーニング/9:00~11:00
ランチ/11:30~15:00

【高松】「喫茶ヒツジ」ハード系のパンが豊富!挽きたてのオリジナルコーヒーも楽しんで♪

・「喫茶ヒツジ」

ことでん八栗駅から徒歩5分ほどのところにある「TAKAMATSU JAM4.5(タカマツジャム4.5)」。独身寮をリノベーションした複合施設で、飲食店やアトリエなどさまざまなテナントが集まる注目スポットです。その一角に、“パン屋、ときどき喫茶”をテーマに、店主とパン職人が二人三脚で営む「喫茶ヒツジ」があります。

もともと京都に住んでいたという2人は、香川の魅力に惹かれ移住してきたんだそう。店内のパンはすべてパン職人が1人で作っていて、サンドイッチやクロックムッシュは元管理栄養士の店主が調理しています。定番の商品ももっとおいしくなるようにと、いまだに配合を調整するほどパンを愛する2人。「日常に溶け込むパンとコーヒー」というコンセプトをもとに、シンプルだけど飽きがこないおいしさのパンと本格的なコーヒーを提供しています。

店内に入るとパンのいい香りがふわっと。アンティークのパンラックがよく似合うかわいらしい雰囲気で、海外のベーカリーを思わせます。

朝10:00の開店時間にはほぼすべてのパンが焼き上がっていて、常時20〜25種類と豊富なラインアップ。どのパンも人気のため早い時間の訪問がオススメですが、電話での取り置きも可能です。

店内のイートインスペースは6席ですが、ほかにも「TAKAMATSU JAM4.5」の共有スペースがあり、テイクアウトしたパンやドリンクはそちらでも飲食が可能。ことでんを見ながら食事できる席もあるので、小さな子ども連れや電車が好きな人はより一層楽しめますよ。

・ハード系はマスト買い◎

『あんバターフランス』248円

ころんとかわいいフォルムに思わずキュン。「喫茶ヒツジ」に来たら外せないパンといえばこれ!程よい甘さの粒あんと、バターを一切れ挟み込んだパリパリのフランスパンが相性抜群です

『ベーコンエピ』237円

ハード系のシンプルな生地とベーコンのうま味が味わえる一品。季節によって『大葉のベーコンエピ』や『バジルのベーコンエピ』なども登場するそう。見かけた方はぜひ試してみて♪

天然酵母を使ったカンパーニュも種類豊富でどれを買うか悩んでしまうほど。ホールだけでなくハーフサイズがあるのもうれしいポイントです。大きなホールを買ってたくさん楽しむもよし、ハーフサイズでいろんな味を楽しむもよし。季節限定のカンパーニュも見逃せません!

・シンプルだけど毎日食べたくなる食パン

『山食パン』356円

オープン時から根強い人気がある食パン。何度も試作したどり着いた配合と、湯種(ゆだね)製法で作られたこだわりのもちもち食パン。油脂は国産バターのみで作られていて、トーストすると香ばしくパンの耳までおいしく食べられます。『山食パン』はふわふわ軽めな触感が楽しめ、『角食パン』(356円)は歯切れよく食べ応えが楽しめます。

※食パンのスライスは11:30以降です

・オリジナルのスペシャルティコーヒーはいかが?

『ヒツジブレンド』テイクアウト440円/イートイン432円

パンのお供に、「喫茶ヒツジ」でしか買えないオリジナルブレンドコーヒーはいかが?コーヒー豆は京都の焙煎所から直接仕入れていて、2人それぞれが愛飲していたスペシャルティコーヒーを配合しています。注文を受けてから豆を挽いて淹(い)れてくれるので香りの良さが抜群。味はすっきりと透明感があり、ほのかに甘いのが特徴です。酸味が抑えられているので、とても飲みやすいくホット・アイスどちらもおいしくいただけますよ♪
定番の『ヒツジブレンド』のほか、『本日のスペシャルティコーヒー』(440円)も!こちらは仕入れごとに異なる豆が届くため、約2週間ごとにさまざまな味わいのコーヒーが楽しめます。

『ヒツジブレンドコーヒー豆』200g 1,404円

豆のみの販売もしているため、お店の味を自宅でも楽しむことができます。パッケージもかわいらしく、パンと一緒に手土産にもGOOD!

・フレッシュ野菜がたっぷり!ヘルシーサンドイッチ

『小さな食パンで作ったサンドイッチ』356円

オープン時からある定番のサンドイッチ。中身はレタス・ニンジンラペ・オニオン・ベーコン・チーズがサンドされています。ニンジンラペ以外はほとんど味付けがされていないので、素材そのものの味を楽しめます。ニンジンラペの程よい酸味と粒マスタードが香ばしいベーコンにとてもよく合い、それを包み込むたっぷりのフレッシュな野菜とふわふわのこだわり食パンのバランスが◎!一口食べると思わず笑顔になる一品で人気なのもうなずけます。

・木・金曜限定のお得な『パンプレート』

『パンプレート』715円

木・金曜限定の『パンプレート』は、本日のオススメパン3~4種類・野菜・惣菜がワンプレートになっています。パンはオーブンで温め直してくれるのもうれしいポイント。10:00の開店から注文は可能ですが、ラストオーダーは14:30まで。
取材日は『小さな食パン(レーズン)』『天然酵母のカンパーニュ』『枝豆ベーコンフランス』『天然酵母スコーン(チョコ)』、グリルしたカボチャとズッキーニ、オムレツ、ニンジンラペ、生野菜のサラダでした。味はもちろんのことボリュームたっぷりで大満足。食べ切れないパンは持ち帰りも可能です!

シンプルだけど毎日食べても飽きないパンにたくさん出合える「喫茶ヒツジ」。一度食べると何度も足を運びたくなること間違いなし!焼きたてのパンの香りに包まれながら、のんびりとおいしいパンと本格的なコーヒーを楽しんでみませんか?

■詳細情報

■DATA

喫茶ヒツジ

所在地
香川県高松市高松町2175-33 TAKAMATSU JAM4.5 1階
電話番号
087-880-1773
営業時間
10:00~17:00

【高松】ベーカリー&カフェ「iam. with bread」で本格ハードパンとスイーツを♪

・「iam. with bread(アイアム ウィズ ブレッド)」

高松市の中心部からほど近い場所にある「北浜alley(アリー)」は、海沿いのレトロな倉庫街をリノベーションした複合商業施設。カフェや雑貨店などが点在していて、路地を散策しながらお店巡りができる注目のオシャレスポットです。

その一角にある「iam. with bread(アイアム ウィズ ブレッド)」は本格ハードパンをメインとするベーカリー&カフェ。高松市内にある人気カフェ「iam.(アイアム)」の2号店として2022年3月にオープンしました。

2カ所ある入口のうち、店の西側にあるレンガ広場向きの入り口は、緑のトンネルがまさにフォトジェニック!ジブリ映画に出てきそうな雰囲気で、入る前からワクワクが止まりません。

味のあるレトロな外観とは一転、店内はシンプルでスタイリッシュなインテリア。白を基調とした雰囲気に合わせてセレクトされた紅茶「Brew Tea Co.(ブリューティーカンパニー)」が、レジ横に陳列されています。カラフルなパッケージがとても印象的。紅茶はベーカリーで購入できるほか、併設のカフェでもドリンクメニューとして提供されています。

1階の壁面には、香川県をはじめとする瀬戸内エリアのご当地瓶ものアイテムも。厳選されたオシャレなパッケージ品はギフトにぴったりです。

・ベーカリーのオススメはコレ!

同店では毎日約45種類並ぶパンの大半がハード系。それもそのはず、同店のパンを手がけるのはハードパンのプロフェッショナル。香川県では数少ない本格ハードパンを味わえます。人気商品は『ベーコンエピ』(280円)やバリエーション豊富なリュスティックシリーズ。その他、デニッシュ系や普段使いしやすい食パンも豊富にラインアップしています。

種類豊富なパンの中でも特にオススメなのは、『バゲット』『リュスティック・ジャポネ』『ダッチブレッド ピーナッツバター』。

『バゲット』350円

ゲランドの塩とシンプル素材から作られるオーソドックスな『バゲット』は、お店イチオシの商品。かみ進めると小麦の風味が広がっていくしっとりもっちりなクラム(中身)は、軽過ぎず重過ぎない程よい仕上がり。大小ランダムな気泡が本格バゲットであることを証明しています。リベイクすると、クラスト(外側)のパリッと小気味良い食感が復活するので、ぜひトースターで温めてみてくださいね。

『リュスティック・ジャポネ』330円

リュスティック(※リュスティックとは、加水率の高い生地を分割したまま成形せず、二次発酵後に焼き上げるフランスパンの一種)だけでも約7種あり、その中でも『リュスティック・ジャポネ』は県内で珍しい一品。菓子パン生地と金時豆を合わせた“豆パン”は、香川のご当地パンと言っても過言ではないほど県民に親しまれていますが、同店ではリュスティックで表現。しっとりもっちりとしつつ歯切れの良い生地と、具だくさんな金時豆とエンドウ豆の甘さが絶妙なバランスです。

『ダッチブレッド ピーナッツバター』350円

『ダッチブレッド ピーナッツバター』は、スタッフの間でひそかに人気の高い商品。ペーストのピーナツバターに加え、クラッシュピーナツもサンドされていて、コリコリ食感がアクセントになっています。甘さ控えめで、表面にまぶされたきな粉の風味が香ばしさをプラス。

そのほかプチバゲットに自家製練乳クリームをサンドした『ミルクフランス』(270円)や、自家製バジリコバターをサンドした『バジリコフランス』(300円)も要チェックですよ!

・併設カフェでまったりスイーツタイム

ベーカリーのすぐ隣にはカフェが併設されています。写真の有料駐車場「北浜PARK」側(東側)からと、レンガ広場側(西側)どちらからでも入店可能。

 

ベーカリーからスタートした同店。当初カフェはドリンクのみの提供でしたが、2022年12月からはスイーツも楽しめるようになりました。1階にも少し席はありますが、のんびりカフェタイムを楽しみたい方はぜひ2階へ!先ほど紹介したベーカリーの2階とつながっていて、行き来できる空間になっているのも特徴。

・濃厚なめらかなバスクチーズケーキ

『瀬戸内レモンのバスクチーズケーキ』500円

カフェの看板商品は『瀬戸内レモンのバスクチーズケーキ』。パティシエール特製のバスクチーズケーキは、焼き加減がポイント。フランス製のクリームチーズにマスカルポーネをブレンドし、レアな焼き加減でなめらかな口溶けに仕上げています。瀬戸内らしさにこだわり、香川県産のレモンを使用した風味にも注目。店内で一つひとつ手作業で取り分けた果皮と果汁を使用した生地はフレッシュさが違います。さらにレモンピールを加えることで食感のアクセントにも。

ベーカリー側で土日祝のみテイクアウトも可能ですが、イートインは特別に表面を炙り、仕上げにホイップが付きます。ちなみに本店「iam.」のチーズケーキとは、それぞれ異なるレシピで作られているので食べ比べするのもオススメ!

『瀬戸内レモンのチーズケーキクッキーサンド』350円

手土産におすすめの商品は香川県産レモンを使用した『瀬戸内レモンのチーズケーキクッキーサンド』。バスクチーズケーキとは異なるレシピのチーズケーキがサンドされていますが、サワークリームを加えてあえて酸味を強めに。オーストラリア産のクリームチーズでかたさを出し、テリーヌ寄りな食感に仕上げています。

手作りクッキーの厚さ3mmというのも食感にこだわったポイント。時間の経過とともに水分を含んでいくので、品質管理に注意が払われています。爽やかなレモン感と絶妙な食感を楽しんで。

・こだわりコーヒーや紅茶はいかが?

『スイーツに合うコーヒー』600円

カフェでは、高松市内にある「コクアコーヒーアイランド」の自家焙煎豆を使用したこだわりコーヒーが楽しめます。『パンに合うコーヒー』(700円)、『スイーツに合うコーヒー』(600円)、『アイスコーヒー』(Mサイズ400円/Lサイズ450円)という、「iam. with bread」のメニューに合わせたオリジナルブレンドを用意。

『Brew Tea Co. 』各種400円〜

紅茶は、ベーカリーでも販売されている「Brew Tea Co.」。約7種類から選ぶことができ、中でも『チャイ』は、スタッフイチオシのフレーバー。チャイといえば濃厚なミルクティー感が一般的ですが、お湯でも十分爽やかなスパイス感を味わえてオススメとのことです。

ベーカリー、カフェともに季節限定メニューも登場します。秋はほうじ茶を使用したスイーツも。2023年10月からはベーカリー側の2階席を新たに開放し、パンとスープなどを楽しめるランチを提供予定だそう。今後もメニューが増えるので、見逃せませんね!

 

■詳細情報

■DATA

iam. with bread(アイアム ウィズ ブレッド)

所在地
香川県高松市北浜町3-2
電話番号
087-831-0113
営業時間
ベーカリー/11:00〜16:00
カフェ/11:00〜16:00(L.O.15:30)
当日予約・取り置き不可

【高松】「ブランジェリー ラ・ファミーユ」洋菓子店が手がけるこだわりベーカリー

・「ブランジェリー ラ・ファミーユ」

JR高松駅から車で約15分、県道155号線沿い「高松国際ホテル」の向かいに店を構える「ブランジェリー ラ・ファミーユ」。外観は淡いグリーンの壁が優しい雰囲気。『まっ黒チーズケーキ』や『黄金バウムクーヘン』で知られる「フランス菓子工房 ラ・ファミーユ」がプロデュースするベーカリーです。通勤や通学中に立ち寄る人も多く、8:00の開店直後は多くのお客さんでにぎわいます。近所に住む常連客も多く、2013年のオープンから老若男女問わずたくさんの人に愛されています。

店頭に置かれた看板にはその日のおすすめ商品が書かれているので要チェック。ドアを開くと明るくナチュラルな空間が広がり、陳列棚の上には常時80~100種類ものパンがズラリと並びます。この種類の多さは、“選ぶ楽しみを届けたい”というシェフの思いが込められています。来店のタイミングは、一番品ぞろえが多い10:00~11:30が狙い目。

店内には購入したパンをすぐに楽しめるイートインスペースが併設されています。東隣にある「ラ・ファミーユ高松本店」で購入したケーキも持ち込みOK。開放感のある大きな窓から外の景色を眺めながら、ゆったりとした時間を過ごすことができます。11:30~14:00はイートイン限定で『マルゲリータ/ジャーマンポテト』(ドリンクセット・594円/単品・495円)のピザランチが注文できます。ぜひランチタイムに利用してみて。

・人気NO.1は自慢の揚げたてカレーパン

『極旨カレーパン』238円

一年を通して絶大な人気を誇るのは『極旨カレーパン』。じっくり煮込んだスパイシーな自家製カレーの中には国産の牛肉がたっぷり入っています。一番の魅力はなんといっても揚げたての食感。外側はカリッ、中はアツアツのカレーで一度食べるとやみつきになること間違いなしです。

・洋菓子店の菓子パンはまるでスイーツ!?

『ふわもち生ドーナツ(シュガー・シナモンシュガー・きなこ)』各162円

2023年7月に新たに登場した“ふわもち生ドーナツシリーズ”は、ほおばった瞬間はふわふわ、中はもっちりとした食感が楽しめます。小麦粉にたっぷりと水分を含ませ、3日かけて熟成させた湯捏ね製法から“ふわもち”食感が生まれています。同店の人気商品『生ふらんすぱん』(281円)も同じ生地を使用。朝食用にもよし、おやつにもよしの一品です。

『ふわもちチョコ生ドーナツ(ピスタチオ・フランボワーズ・レモン)』各195円

ふっくらもっちりのドーナツ生地に、チョコレートをたっぷりコーティング。カラフルな見た目に乙女心がくすぐられます。自分で食べるのはもちろん、手土産にしても喜ばれますよ♪3種のフレーバーはぜひ全制覇を。

『生クリームあんぱん(粒あん・こしあん・かぼちゃ・甘栗・紅天使)』各216円

しっとりふわふわの生地に、生クリームと餡がたっぷり詰まっています。驚くほど軽い生クリームは、ケーキ店で使用しているものと同じ生クリームを使用。取材時は、なめらかな餡の中に栗の粒が入った甘栗餡。生クリームと餡の組み合わせが絶妙で、ほかの味も試してみたくなるおいしさです。季節によって登場する餡もあるので、チェックをお忘れなく♪

・期間限定ほっくりスイートポテト

『スイートポテト』281円

秋の訪れを知らせてくれる同店のスイートポテト。ほっくりとした食感とサツマイモ本来の優しい甘さが特徴です。口溶けはなめらかで、ひと口ほおばると口いっぱいにサツマイモの風味が広がります。販売期間は9月下旬から4月ごろまで。

・朝食はこれで決まり!こだわりの食パン

『マスカルポーネ食パン』410円

北海道産マスカルポーネと牛乳を贅沢に練り込んで焼き上げたリッチな食パン。まるでシフォンケーキのようになめらかな口当たりとチーズやミルクの風味が楽しめます。小麦粉は北海道産の「北の春」を使用。食パンの陳列棚には、小麦の全粒粉を使用したヘルシーな『グラハム食パン』(346円)や、北海道産小麦の「春よ恋」や「キタノカオリ」をブレンドした小麦粉を使った無添加の『ファミーユ食パン』(314円)など、バラエティ豊かな食パンが並んでいます。いろいろ食べて、自分のお気に入りの食パンを見つけてみて♪

洋菓子店ならではの技術を生かした魅惑のパンが並ぶ「ブランジェリー ラ・ファミーユ」。こだわりの詰まったパンは、食べる人を思わず笑顔に。食事にもおやつにも、パンが紡ぐ幸せなひとときを。

■詳細情報

■DATA

ブランジェリーラ・ファミーユ

所在地
香川県高松市木太町2193-7
電話番号
087-802-2230
営業時間
8:00〜17:30
カフェスペース/8:00〜17:00(ドリンクL.O.16:30)

【東かがわ】ハード推し!「NICOPAIN(ニコパン)」こだわり素材のハイレベルパン

・本格ハードパンが楽しめる「NICOPAIN(ニコパン)」

東かがわ市の国道11号線沿い、JR讃岐白鳥駅から西へ徒歩約5分の場所にある「NICOPAIN(ニコパン)」は、2023年5月にオープンしたブーランジェリー。パンのお店が少ない東かがわ市内では、貴重な存在です。

店内にあるカウンター席でイートインすることも可能です。焼きたてのパンをその場ですぐ頬ばったり、ドライブの合間に立ち寄ってサクッと食事したりと、気軽に利用できるのがうれしいですね。

パンに合うコーヒーとして、石焼きの深煎り豆を使用した『ホットコーヒー』や『アメリカン』(各200円)、コロンビア産オーガニック豆の『アイスコーヒー』(250円)をスタンバイ。イートインやテイクアウトのお供にいかが?

・素材にこだわった無添加生地

同店を監修したのは、大阪の有名ホテルでベーカリーシェフを務めた米澤孝一氏。素材選びからこだわった生地は無添加でありつつも、洗練された味と食感が特長です。パンの要となるベースの生地自体が高水準なので、ワンランク上の味わいを楽しめますよ。

『湯種食パン 1斤』400円

人気の『湯種食パン』は、生地をこねる時に熱湯を使用する湯種製法特有の、しっとりもっちりとした食感が特長です。クラム(中身)の密度が高く、非常にキメ細やか。クラスト(外側)部分も厚みが薄く、調和の取れた食感に職人の技を感じます。

いわゆる生食パン系なのでそのまま食べても十分おいしいのですが、軽くトーストすると表面はサクッとしつつ、中はもっちり感をキープした繊細な歯触りに「おっ」と声が出るかも。贅沢に4枚切りで食べてみると、より違いを感じられるので試してみて。

食パンだけでもバリエーション豊富で、『グラハム食パン 一斤』(400円)や『十七穀入り食パン』(450円)、『ブリオッシュナンテール 一斤』(640円)などのほか、生地の扱いが一段と難しいレシピの『レーズンブレッド 一斤』(580円)も要チェックです。

クロワッサン生地も粉から作るフルスクラッチ製法。同店では現在2種類あり、それぞれ生地と折り込みを作り分けているというこだわりにも注目です。

『クロワッサン』(230円)はフランス産最高級小麦と国産発酵バターを使用し、4つ折りの16層でパリパリとしたパイ生地風に仕上げています。

『全粒粉クロワッサン』220円

『全粒粉クロワッサン』 は全粒粉の湯種製法という、クロワッサンでは非常に珍しい組み合わせで手間がかかっているのが特長。3つ折りの27層でモッチリとした食べ応えのある食感です。

どちらのクロワッサンもシロップコーティングで表面だけ少し甘さがありますが、中は発酵バターの風味がしっかり感じられます。リベイクするとパリッと感が復活するので、ぜひトースターで温めて。

ぜひとも食べてほしいハード系パン

数あるパンの中でも、ぜひトライしてほしいのはハード系のパン。ハードパンというと、サイズが大きくて試しづらかったり、ちょっと地味な気がして取っ付きにくい印象があるかもしれませんが、同店の品々はどれもハズレがないと言っていいほどのクオリティー。しかもハーフサイズ品がいくつかあるので、一本丸々は食べ切れないという人や、試しに食べてみたいという人にもうれしいポイントです。

『バケット』300円

同店の『バケット』は、一般的なバゲットよりも短くて食べやすいサイズ。どちらかと言うとバタールに近い気泡の入り方で密度が高めです。無駄なものは入れないリーン系の本格仕上げで低温熟成、長時間発酵。

フランス産最高級小麦100%のおかげで小麦の香りがすばらしく良いです。食べる前はもちろん、かんでいると小麦の風味がしっかり感じられ、うま味も口の中に広がります。塩気がアクセントになっていて、少々雑にリベイクしてもクラスト(外側)がパリッと、クラム(中身)はしっとりとした食感で、ポテンシャルの高さをうかがえる一品です。

『胚芽セレアル』470円

『胚芽セレアル』は店主イチオシの品。フランス産小麦とグラハム粉のブレンドに、ローストした胚芽を入れることで香ばしさをプラス。栄養素の豊富なヒマワリの種やゴマもたっぷり練り込まれ、表面にはアマニとオートミールも。それぞれの食感や風味がしっとりとした生地と合わさり、また食べたくなるおいしさに。ハーフサイズ(250円)から試すのも◎。

『クルミパン』530円

フランス産小麦とライ麦をブレンドした生地にクルミをたっぷり練り込んだ『クルミパン』は、セミハード系の仕上がり。歯切れの良い高密度な生地はとてもしっとりしていて、非常に食べやすい食感。クルミは雑味を感じず、食感、風味ともにとても良いアクセントです。

ミニサイズの『クルミ(小)』(180円)もありますが、しっとりとしたクラム(中身)を楽しみたいなら大きいサイズかハーフサイズがオススメですよ。

惣菜パンやベーグルなどバリエーションも豊富♪

同店に並ぶパンのバリエーションは30種以上!開店直後より、11時ごろに商品がそろい始めるので、開店直後から少し時間をずらして来店するのが狙い目かも。店主の推しはハード系ですが、お客さんの要望が多い惣菜パンも売れ筋です。

菓子パン系も魅力的なものばかり。ゴマたっぷりのセレアル生地にあんこをサンドした『あんセレアル』(220円)は、ごま団子を彷彿とさせる一品。クロワッサン生地にシナモンをプラスした『シナモンロール』(300円)や、クルミパン生地に練乳クリームをサンドした『くるみミルク』(320円)も人気です。

『ラングドブフ』200円

フランス語で“牛の舌”という意味の『ラングドブフ』は卵とバターたっぷりのブリオッシュ生地にシュガーバターをトッピングしたもの。ジューシーなバター感と口溶けの良い生地が魅力の一品です。

香川県のオリジナル小麦「さぬきの夢」を配合したベーグルは、モチモチ食感で食べ応えたっぷり。レギュラー6種類と、たまに変わり種が出ることもあるそう。焼き色をあえて付けず、種類ごとの色味がキレイに残るよう焼成されているのもポイントです。

「真面目でちゃんとしたものを提供したい」と話す店主。無添加にこだわった生地や、栄養価の高い素材を取り入れたパンなど、健康志向な人にもオススメです。パン好きな人は必見のお店ですよ!

■詳細情報

■DATA

NICOPAIN(ニコパン)

所在地
香川県東かがわ市湊1909-1
電話番号
0879-25-0358
営業時間
10:00〜18:00(売り切れ次第終了)
店頭・電話にて取り置き可能

【高松】国産小麦を使ったパン屋「aripan」毎日食べたい気取らないおいしさが人気

・毎朝焼きたてをお届け「aripan(アリパン)」


高松市の中心部から車でおよそ15分、ことでん潟元駅からは徒歩約20分。屋島西町の閑静な住宅街にある団地をリノベーションした集合住宅「RENOWA-YASHIMA(リノワヤシマ)」。1階にはカフェやギャラリーなど、オシャレなお店が並び、複合商業施設として地域住民や多くの人でにぎわうスポットです。その中の一つ「aripan(アリパン)」は国産小麦を使ったナチュラルテイストなパンを目当てに、毎朝行列ができるベーカリーです。


大阪でのパン作りの修行を経て出身地である香川に戻り、今の物件に巡り合ったという店主。たった一人でパン作りを始めるのは毎朝2時。「自分がおいしいと思う素材を使って、より“おいしさ”を追求したパンを作りたい」と丹精込められたパンは、開店当初から今も変わらずお客さんの心を捉えて離しません。


こぢんまりとした店内には木製のショーケースやチェック模様のカウンター。床は六角形の木材が敷き詰められていて、まるで絵本に出てきそうな雰囲気。併設の工房から漂う香ばしい香りも、訪れる人をワクワクさせてくれます。 中学生の頃に見た「魔女の宅急便」がきっかけでパン作りに興味を持ったという店主。常連さんとの何気ない会話やドアを開けて見送る様子は、さながら映画の一場面のようです。


その日に並ぶパンは、開店の10時にすべて出そろいます。焼きたてを求めてその前から並ぶファンも多く、昼過ぎにはお目当てが売り切れてしまうことも。たくさんの中から選びたい人は早めに行くのがオススメです。
パンの種類は旬の食材を使った期間限定品なども合わせて30~40種類ほどが並びます。ショーケースには手書きでパンの名前が書かれていますが、パンの詳細や迷ったときは気軽に尋ねてみて。

並んでいるパンのほかに、野菜やフルーツがたっぷりと挟まれたサンドやスタッフお手製のスコーン、温めたパンにジューシーなソーセージを挟んだホットドッグもあり、そちらも見逃せません。

・小麦のうま味をかみしめる!ハード系のパン


『レモンバター』310円

バゲットなどのハード系の生地は国産小麦を3種類ブレンド。小麦の風味が失われにくい石臼引きの小麦粉を使い、生クリームやバターなどを入れていないシンプルな生地は、かむほどにうま味が広がるおいしさ。外はバリッと歯応えがあり、中はもっちりとした食感です。 先端にちょこんとツノが出たような特徴的な形は、スタッフとの会話の中から生まれたものだそう。

中にはハチミツとバターを混ぜ合わせたクリームと、シロップ漬けにしたレモンのコンポートが挟まれています。レモンとハチミツの甘酸っぱさと、ほろ苦いレモンの皮の風味が爽やかなハーモニーを奏でます。 ハード系には定番のチョコサンドやあんバターもあり、そちらも人気なので要チェック。

・リピーター率No.1は飽きのこない食パン生地


『あんぱん』200円

『あんぱん』に使われている生地は食パンと同じもので、小麦粉のほかに生クリーム、卵、バターを加え、口溶けが良くもちもちとした食感。食べやすく、飽きがこない味わいは幅広い層に愛され、リピーターも多いそう。
中のあんこは、徳島の製餡所から仕入れていて、なめらかな口当たりの中にも小豆の皮の食感が程よく残った粒あんで、甘すぎずあっさりとした風味。頭にごまが振りかけられた装いは、まさに王道のあんぱん。ただやわらかいだけではなく、もっちりと食べ応えがあります。持ち帰っても表面にシワができず美しいままですよ。


『くろやぎぱん』280円

食パン生地に、ココアとごま油を混ぜたペーストを練り込んだくろやぎぱんは、見た目のハードっぽい印象とは異なり、やわらかく適度に弾力のあるチョコパンです。

チョコチップがたっぷりと練り込まれていて、チョコ好きにはたまらない一品。ビターな味わいのロングセラー商品です。温めて食べるとチョコがトロっとして甘みが引き立ちますよ。


『きなこぱん』90円

食パン生地でできたパンに、バターをつけてからきなこと砂糖をまぶした『きなこぱん』。みんなが給食で楽しみにしていたきなこぱんをイメージしたそうで、もちもち食感のシンプルで懐かしい味は何個でも食べたくなります。小ぶりなのでおやつにも良さそうです。

・気になるパンは電話予約がベター

そのほかフォカッチャ、ブリオッシュなどさまざまな種類のパンが並んでいるので、目移りしそう。次の日に食べる場合はどれもリベイクするのがオススメです。
パンは前日までの電話で予約ができるので、Instagramなどで最新の情報をチェックして。ただし、SNSからの問い合わせはできないのでご注意を。

のんびりとした屋島の麓にある「aripan(アリパン)」。お店の前はウッドデッキになっているから、晴れた日は外で味わうのもいいかも。訪れる人や地域を明るくしてくれるような、優しさに包まれたパンをぜひ頬ばって。

■詳細情報

■DATA

aripan(アリパン)

所在地
香川県高松市屋島西町2453-20 RENOWA YASHIMA 103
電話番号
087-880-5151
営業時間
10:00〜17:00(売り切れ次第終了)

【三豊】「パン屋kiboshi(キボシ)」自家製酵母で低温発酵した個性的なパンが集結!

・「パン屋kiboshi(キボシ)」

高松自動車道三豊鳥坂ICから車で約6分、JR予讃線みの駅から車で約3分のところに店を構える「パン屋kiboshi」。京都から移住してきたご夫婦が営む、テイクアウトのベーカリーです。厳選素材を使って手作りする自家製酵母パンが人気で、平日休日問わず、早朝から多くの人でにぎわっています。

もともとはうどん屋だった同店。当時物件探しをしていた店主夫妻が古民家を見た瞬間に、オープン後のイメージやインスピレーションが湧き、ここに決めたといいます。それからはお店をスケルトンにして、一から夫婦でリノベーション。パンだけでなくお店まで手づくりとは驚きです。

古民家ならではの趣深い引き戸を開くと、ほんのりと小麦やバターの香りが漂います。同店のパンはすべて国産小麦を使っていて、うどん用の小麦粉を取り扱っている卸売店からわざわざ仕入れているそう。個性豊かなパンを生み出すため、素材や配合、製法にもこだわり抜いています。

おいしいパンの秘訣は、店主夫妻の二人三脚。まずは、妻・絵里さんが、食べたいパンのアイデアや求める食感をデザインに起こします。次に、京都のベーカリーで修行を積んだ夫・仁さんがパンとして形にします。「販売しているパンは、すべて私が“食べたい、おいしい”と思ったパンを形にしているもので、お客さんの笑顔を想像しながら作っています」と絵里さん。ご夫婦の温かさも人気の秘密かもしれません。

・かわいらしいキノコ型のパンが人気!

左から『kiboshiパン』(プレーン)350円、(クランベリー)400円、(くるみ)450円

看板商品の『kiboshiパン』は、キノコのような佇まいがかわいらしく、手のひらサイズほどの大きさが特徴。じっくり低温発酵した自家製酵母と国産小麦、バターを使っているため、かめばかむほど奥行きのある風味を楽しめます。

素材そのままのおいしさを求める人は『プレーン』を、甘酸っぱい冒険をしてみたい人は『クランベリー』を味わってみて。香ばしさと食感を楽しみたい人は『くるみ』がおすすめです。

どれも家に持ち帰って、スライスして焼くのがkiboshi流!サクサクでもっちりとした生地に、食パンのイメージが変わるかも。

『kiboshiパン』は、月替わりで平日3種類、土曜と祝日は6種類が用意されています。季節のフレーバーも見逃さないで。

小さいキノコのようなかわいらしい見た目の『kinokoパンシリーズ』は、生地の中にクリームチーズを練り込み、ふんわりもっちりした生地が特徴です。季節によって内容が変わるので、好きなフレーバーが出たら早めの購入を忘れずに♪

最新情報は公式Instagramをチェックして。
➡︎公式Instagramはこちら

左から『秋kinokoさつまいも』『冬kinokoメープルホワイト』各320円

愛媛県産の有機サツマイモを炊いて丁寧につぶした餡(あん)をたっぷりパン生地で包んだ『秋kinokoさつまいも』。スイートポテトのような優しい甘さは大人も子どもも虜(とりこ)になること間違いなし!じっくりオーブンで焼いて半分にちぎってみると、ふんわりもっちり食感が実感できますよ。

『冬kinokoメープルホワイト』は、メープルシロップとホワイトチョコレートをぎっしり詰め込んだ一品。一口頬ばるだけで、シロップとチョコレートがしっとりした生地にじんわり溶け込んでいきます。フォンダンショコラのような濃厚な風味を楽しんで。

・食感に驚き!3日間寝かせた『クロワッサン』

『パン屋kiboshiのクロワッサン』270円

「パリっとした生地で、ずっしり食感のクロワッサンを食べたい」という絵里さんの要望により誕生した『パン屋kiboshiのクロワッサン』。自家製酵母で低温発酵し、バターを入れた生地を一つずつ伸ばし手折りで作られています。また、より独自のクロワッサンを生み出すために、全粒粉を使ってザクザク食感もアクセントになるよう工夫。3日間寝かせながら手折りした『クロワッサン』だからこそ、バターの風味も桁違いです。

子どもが食べやすいサイズにした『ミニクロワッサン』(190円)もスタンバイ。朝食やおやつタイムに家族みんなで味わって、ほっこり団らんのひとときを。

・季節替わりのパンにも注目♪

『シュトーレン(18cm)』 3,300円

クリスマスの季節は『シュトーレン』を販売しています。プレゼントされた人が喜ぶようにと、きれいにラッピングされた状態で、午前中には品薄になるほど人気。レーズンなどのドライフルーツとナッツをぎっしり練り込み、バターと砂糖で包んでいます。ほんのりラム酒が香り、爽やかな味わいになるよう、甘さ控えめに仕上げています。

実は同店の原点はシュトーレンにあるのだそう。仁さんが焼いたシュトーレンを近所の人にプレゼントしたところ、評判を生んだのがきっかけでパン屋をオープンすることを決意したといいます。クリスマスは「パン屋kiboshi」の第一号メニューでもある『シュトーレン』を味わいながら、聖なる夜を迎えませんか?

手間暇を惜しまず、お客さんに笑顔を届け続ける「パン屋kiboshi」。素材にこだわり、オリジナリティーにあふれた個性豊かなパンは、夫妻の遊び心や温かい真心がたっぷり詰まっています。毎朝の食卓、おやつタイムのお供に、癒やしのパンを並べてみては?

■詳細情報

■DATA

パン屋kiboshi(キボシ)

所在地
香川県三豊市三野町大見甲5659-1
電話番号
0875-23-6551
営業時間
9:00~17:00(なくなり次第終了)
※予約、取り置き可
※営業日や出店情報は公式Instagramで確認を

【高松】海の見える小さなお店「BAKERY Matsumoto」の絶品デニッシュはいかが?

・「BAKERY Matsumoto(ベーカリーマツモト)」

源平合戦の古戦場でもある檀ノ浦(だんのうら)から、屋島を周回する県道150号線沿い。穏やかな瀬戸内海を望める小高い場所に「BAKERY Matsumoto(ベーカリーマツモト)」はあります。納屋をリノベーションしたというお店は、瓦屋根や外壁などに昔の面影が感じられ、レトロ感漂うかわいらしい雰囲気。

お店の前には自転車用のバイクスタンドも。山と海、どちらも楽しめる屋島はドライブスポットとしてはもちろん、サイクリングやランニングのコースとしても人気が高く、朝食やランチがてら立ち寄る人も多いそうです。


工房が併設された店内は、ガラスのショーケースにパンがずらり。白とウッド調で統一されたナチュラルな空間が、主役であるパンを引き立てています。大きな窓からやわらかな朝日が差し込む時間帯は、パンがキラキラと照らされ、いっそう魅力的に。

・食への愛とアイデアが詰まったこだわりのパン

パン歴35年、ホテルのベーカリー部門での経験も持ち、念願の自身のお店を2017年にオープンさせた店主。一つひとつ丁寧に作り上げられるパンは、食パンからハード系、惣菜系、スイーツ系まで多種多様にわたり、平日は約40種類、土日には50種類ほどが入れ替わりで店頭に登場します。

「店主はパンに限らず食べることが大好きなんですよ」と奥さま。つい目移りしてしまうラインアップは、インプットされた豊富なアイデアから生まれているそう。そのため何度来ても飽きがこないとリピーター客も絶えません。取材時にも常連さんが「こんなパンあったっけ?」と早々に新商品を発見し購入する光景も。

『ロイヤルブレッド』1本660円、ハーフ330円

定番の食パンは3種。中でも人気の『ロイヤルブレッド』は4種の小麦をブレンドし、ハチミツとマスカルポーネチーズが練り込まれた山型食パン。少し甘めなのでそのまま食べても、トーストしてバターを塗ってもOK。おうちで好みの厚さにカットして、お気に入りの食べ方を見つけて。

その名の通り北海道産小麦「はるゆたか」を使用した『はるゆたか食パン』は小麦の香りをより感じられる、オーソドックスな角食パン。また「食パンは食べたいけど糖質が気になる」というお客さんの要望から生まれた『低糖質食パン』は、通常に比べて50%の糖質をカットしているそう(予約可)。そのほかの商品の中にも、こんなパンが食べたい!というお客さんの声をもとに生まれたものが数多くあるそうで、何にでも挑戦するオーナーの気概を感じます。

・オープン当時から不動の人気を誇る「デニッシュ」

『デニッシュ』1個300円〜

「BAKERY Matsumoto」といえば『デニッシュ』といっても過言ではないほど、オープン当時から看板メニューとして愛され続けているこちら。旬のフルーツや食材を使い、シーズンごとに約10種類ほど店頭に並びます。取材時はモンブランや鳴門金時、ナッツなど秋を感じる品ぞろえ。

宝石のようにきらびやかな見た目の『デニッシュ』は並ぶと圧巻。盛り付けにも手を抜かない店主のこだわりがうかがえます。子どもの手のひらほどある大きめサイズですが、上品さも兼ね備えた佇まいはまるでデニッシュ界のプリンセス…。
目にもおいしいキラキラ感で、手土産にしても喜ばれそうです。

『洋なしデニッシュ』330円

上質なバターの風味を感じる生地は「よつ葉バター」を織り込み、水分量の多いフルーツやクリームに合わせて、しっかりめに焼き上げているそう。端っこはサクッとした食感、具材がのった中心部分はしっとりとしていて、果物や素材の味とマッチしています。

スライスされた洋梨のコンポートがのった季節限定の『洋なしデニッシュ』は、ジューシーな果肉の甘さと、生地のバランスがGOOD!
これまで春にはイチゴ、夏にはマンゴーやパイン、ブドウなどが登場したそう。季節ごとに変わる味をコンプリートしてみては。

・素材も愛情も惜しみなく使われたパンにうっとり

『クロワッサン 』各270円〜
※左から時計回りにプレーン、ショコラ、ピスタチオ

サクサク、フワフワ、軽〜い食感の『クロワッサン』はバターの風味を感じるプレーンをはじめ3種。まるまる1枚板チョコが挟まれた「ショコラ」に、自家製のピスタチオクリームをサンドした「ピスタチオ」など、生地が軽いからこそできる濃厚なフレーバーが特徴です。口の周りが汚れるなんてことはこの時ばかりは忘れて、そのままかぶりついて。口いっぱいにほおばりながら楽しんでほしい一品です。

手前から『塩パン』160円、『塩あんぱん』『塩パン明太バター』各200円

塩パンブームの最中、お客さんからの要望で商品化された塩パンも今ではレギュラーメニュー。かんだ瞬間から分かるもっちり食感は一度食べるとやみつきになること間違いなし。バターと塩気のバランスが絶妙で、しっかりめの生地とあって腹持ちも良さそうです。程よい甘さの粒あんがずっしり入った『塩あんぱん』や、プチプチと粒感のある明太子がたっぷり入った『塩パン明太バター』もおすすめ。

『栗と黒豆のフランス』380円

ハード系が好きな人もご安心。カンパーニュやミニバゲットなども用意されています。栗と黒豆がゴロゴロ入った『栗と黒豆のフランス』はずっしり詰まった生地と、素材本来の自然な甘さを感じる優しい味わいがクセになります。

カットしたら断面に注目を!大きな栗と黒豆がこれでもかと練り込まれていて思わず笑みがこぼれそう。少しずつカットしてちびちび食べるのもよし、分厚く切って栗と黒豆を贅沢に堪能するのもよしですよ♪

“のんびりと末長く愛されるお店に”と、パン愛にあふれるオーナーと気さくな奥さまが二人三脚でスタートした屋島の小さなお店「BAKERY Matsumoto」。瀬戸内のように穏やかで温かい2人の人柄が、パンやお店の空気からも伝わります。
いつ来てもワクワクさせてくれる同店で、どれを食べようか悩むのもまた楽しい時間ですよ。

■詳細情報

■DATA

BAKERY Matsumoto(ベーカリーマツモト)

所在地
香川県高松市屋島東町46
電話番号
087-880-6800
営業時間
8:00〜15:00(売り切れ次第終了)
※イートインスペース、ドリンクの販売はありません

【高松】カフェ「ultrabakeshop&coffee」で天然酵母パンとこだわりコーヒーを

・「ultrabakeshop&coffee」

ことでん瓦町駅から西へ徒歩約4分。“トキワ街”の名でおなじみの高松常磐町商店街の中に「ultrabakeshop&coffee(ウルトラベイクショップ&コーヒー)」があります。白と木を基調としたナチュラルな雰囲気を醸(かも)し出す同店は、11:00のオープンと同時に自慢のパンを目当てに訪れる人や、カフェを楽しむお客さんでいつもにぎわっています。

シンプルを極めた店内はすっきりとしていて居心地抜群。壁際にはカウンター席もあり、一人でも周囲を気にせずゆっくりと食事が楽しめます。

同店の前身は、手仕事を大切にしてものづくりをする「ultrafactory(ウルトラファクトリー)」。ものづくりから食品にジャンルを広げ、天然酵母パンとネルドリップコーヒーが自慢のベーカリーカフェ「ウルトラベイクショップ&コーヒー」を2015年に開きました。

店内に入ってすぐ目の前にある陳列棚には、その日の朝焼き上げたばかりの30種類以上のパンがずらりと並び、お客さんを迎えます。ベーグルから惣菜パン、食パンまで幅広く、ランチやおやつとして買い求めるお客さんはもちろん、翌日の朝食用に複数買う人も少なくありません。

・ふっくらと風味豊かな天然酵母パン

同店で提供しているパンはすべて、ホシノ天然酵母や北海道産小麦粉「春よ恋」、てんさい糖などの体に優しい素材で作った天然酵母パン。天然酵母の中でも酸味が少なく優しい甘みがあるホシノ酵母は、「食べやすい」と老若男女問わず人気があります。

ドライイーストを使った一般的なパンよりも発酵に時間がかかりますが、ふっくらもっちりとした仕上がりは天然酵母の醍醐味。組み合わせる具材も一つひとつ手作りにこだわり、丁寧に毎朝焼き上げています。

『箱パン』各180円

手のひらサイズがかわいらしい『箱パン』は、手ごろな価格とバラエティーの豊富さが魅力。30種類以上あるラインアップの中からその時々で9種類ほどが厳選され、店頭に並びます。

しっとりモチモチの生地の中にはそれぞれのフレーバーのクリームや具がたっぷり!『豆乳クリーム』や『生チョコナッツ』『明太ポテトクリーム』など、甘い系から惣菜系まで幅広く取りそろえています。

『キーマカレー』250円

手作りの具材へのこだわりは『キーマカレー』のカレーにもうかがえます。その味わいはカレー専門店も顔負けの本格派。6~7種類のスパイスがブレンドされたカレーはちょっぴりスパイシーでコクが深く、肉もゴロゴロと入っていて食べ応え満点です。

『あんバターサンド』300円

『あんバターサンド』は、自家製の粒あんをバターで両側から挟むのが“ウルトラベイクショップ&コーヒー流”。温めるとベーグルの内側にバターがじゅわ~っと溶け出て、素朴な小麦の香りがより一層引き立ちます。

・こだわりの詰まったカフェメニューも充実

『週替わりプレート』1,300円

11:00~15:00(L.O.14:30)のカフェタイムには、週替わりパンがメインの『週替わりプレート』を用意しています。具だくさん系orポタージュ系の2種類から選べる「週替わりスープ」と塩グラノーラをトッピングした「塩グラサラダ」が付いて、野菜もしっかり摂れる充実の内容です。

取材日のパンは「ラタトゥイユとチェダーチーズのフォカッチャ」。「『週替わりプレート』を通してパンの食べ方を提案したい」と、このランチでしか味わえない限定のパンを特別に用意。口を大きく開けても入り切らないほどのボリュームが魅力です。

取材日のスープは「マッシュルームのポタージュ」が登場。キノコの香りが口いっぱいに広がる濃厚なポタージュスープは、一口飲んだだけで秋を感じさせるほど風味豊かに仕上がっています。まろやかな口当たりと味わいに、心を和ませて。

『ネルドリップコーヒー』450円

店名にもある通り、コーヒーにもこだわりが満載です。同店のすぐ近くにある自家焙煎コーヒー店「LIMA COFFEE(リマコーヒー)」で特別にブレンドしてもらった「ウルトラブレンド」を、ネルと呼ばれる布のフィルターを使って淹(い)れるのがポイント。角が取れた丸みのある味わいが体中に染み渡る優しい味わいが魅力です。

『エスプレッソトニック』550円

エスプレッソと柑橘フレーバーのトニックウォーターとライムを合わせた『エスプレッソトニック』は、心地よい苦味とシュワッと弾ける炭酸の泡が混じり合い、鼻から香りが抜ける爽やかな一杯です。コーヒーの苦味が少し苦手という人にも好評なんだそう。麗しい見た目も楽しみながら味わって♪

・手土産にうれしいオリジナルグラノーラも

『チョコレートグラノーラ』900円

オーガニックのオートミールを使用したグルテンフリーのグラノーラは、手土産におすすめ!ラインアップは『フルーツグラノーラ』『ナッツグラノーラ』『甘酒グラノーラ』『ハニージンジャーグラノーラ』(各1,000円)『塩グラノーラ』(800円)『チョコグラノーラ』の6種類もあり、ちょっぴり珍しいフレーバーにワクワクします。

ポリポリとおやつ感覚でそのまま食べたり、ヨーグルトに加えたりとアレンジしやすい『チョコレートグラノーラ』は、カカオテイストにココナッツファインとクランベリーをプラスした食感も楽しいフレーバー。甘さ控えめでビターなので、甘党意外の人も意外とはまってしまうかも!?

グラノーラや自家製の焼き菓子は、ギフトボックスに入れてもらうことも可能(別途箱代が必要)です。素材からこだわり手間暇かけて作ったお菓子は、喜んでもらえること間違いなし!予算や内容に応じてオーダーできるので、まずは気軽に相談してみて。

食べるワクワクと体にいいものを、自家製天然酵母パンを通じて日々届ける「ウルトラベイクショップ&コーヒー」。にぎわいあふれるトキワ街のベーカリーカフェで“心と体に優しいひととき”を過ごして。

■詳細情報

■DATA

ultrabakeshop&coffee(ウルトラベイクショップ&コーヒー)

所在地
香川県高松市常磐町1-5-7
電話番号
087-802-3848
営業時間
カフェ/11:00~15:00(L.O.14:30)
テイクアウト/11:00~18:00