グルメ

【高松】庵治の「珈琲 あるぷす」で上質な海鮮丼や日替わりランチを♪海が目の前で開放感満点

・「珈琲 あるぷす」は“珈琲”だけど海鮮丼が推し!

高松市から庵治町へと続く県道36号(高松牟礼線)に店を構える「珈琲 あるぷす」は、香川県のブランド魚の一つ“オリーブハマチ”の第一人者でもある店主の嶋野さんと奥さまが2代目オーナーとして10年以上営んでいます。海に囲まれた町なのに山の名前?と疑問が浮かぶ“あるぷす”という屋号は、前オーナーが営業していた40年以上前に占い師がログハウスを見て名付けたのというユニークなエピソードも。

入店すると“らんちゅう”の水槽が迎えてくれます。木のぬくもりを感じるログハウスタイプの空間で、1階はテーブル席とカウンター席になっています。

ソファタイプでゆっくりくつろげる2階席からの景色もステキです。特にグループ利用やカフェ利用におすすめ。

1階の窓際に置かれている望遠鏡は、常連客が自由に使っていいよと置いてくれているそう。釣り人の成果をチェックしたり、どの船が帰ってきたか眺めたり、ランチが出てくるまでの間に楽しむ人も。

注目の海鮮丼と日替わりランチ

『あるぷすのかまあげシラス丼』950円

一見喫茶店に思える佇まいですが、看板メニューは海鮮丼!季節限定品や、通年楽しめる魚介もあるので、季節を問わず人気です。中でも『あるぷすのかまあげシラス丼』は通年オーダーできる一品。海鮮丼にはそれぞれ、ちりめんくぎ煮と、あご出汁(だし)がしっかり効いたお吸い物が付きます。淡路島のちりめんくぎ煮は、程よい甘さと山椒の風味が良く、持ち帰り品としても販売されています。

鮮度のいい生シラスを大量の熱湯の中で躍らせるようにゆで上げ、ふっくらとした身に仕上げているのが特徴。うま味をしっかり感じられる釜揚げシラスと、オレンジ色の濃厚なこだわり卵を混ぜて食べると相乗効果でおいしさ倍増!『あるぷすの生シラス丼』(1,000円)が提供される時季は、お吸い物の出汁にも使われます。

『ネギトロ・ホタテ丼』1,500円

目にもごちそうの『ネギトロ・ホタテ丼』は大ぶりな北海道産ホタテ貝柱がたっぷりのった、非常に満足度の高い一品です。鮮やかなピンク色のネギトロと、透き通る宝石のようなイクラがフォトジェニック!

甘みもあってトロッとやわらかいホタテや、ホワホワ食感のネギトロ、ぷっくらとした最高級のイクラなど、すいすい食べてしまう魅力だらけ。取り寄せているこだわり醤油(しょうゆ)は甘めでぴったり。ふっくら炊きたてのご飯はあえて酢飯にせず、臭みのない魚介類とのバランスが◎。ご飯の大盛りは無料ですが、並サイズでも十分ボリューミー!
また、『あるぷすのスペシャル丼』(1,800円〜)は、時季の海鮮を盛り合わせる魅力的な一品。予算に合わせてよりゴージャスに仕上げてくれますよ。2日前までに予約を。

『日替わりランチ』780円

手頃な値段もうれしい『日替わりランチ』は、Instagramのストーリーと店先の看板に2週間分が掲示されるので、気になるメニューを先にチェックできていいですね。取材日は『豚肉のバルサミコソテー』。バルサミコ酢が優しくフルーティーに香り、やわらかくも食べ応えある厚切り豚肉や野菜がたっぷり。小鉢2品も付きます。『ハンバーグ』や『チキン南蛮』の日は人気で予約が多いそう。日替わりランチのご飯は、プラス100円で『お取り寄せあるぷすの玉子かけご飯』にチェンジもOK。
フードメニューが意外と豊富で、丼ものや日替わりランチのほかに12種類もあります。ベースの異なるカレー3種類や、パスタ、炒飯なども。

食後のスイーツやドリンクも!

『ホットチョコケーキのバニラアイス添え』650円

食後やカフェ利用時にスイーツはいかが?『ホットチョコケーキのバニラアイス添え』は、フォンダンショコラタイプのスイーツ。カットフルーツやアイスもワンプレートに。

温めることでしっかりとしたナッツの風味と濃厚なチョコレートが口いっぱいに広がる一品。甘さも強くないビターテイストなので食後でも重たく感じずペロッといただけます。そのほか『アイスクリーム』(400円)や『チョコぱふぇ』『抹茶ぱふぇ』(各700円)もありますよ。

『カフェゼリー入りのカフェ・オレフロート』600円

ドリンクはコーヒー、紅茶、ジュースなど約30種類もスタンバイ。カキ三コーヒーの同店オリジナルブレンド豆を使用したコーヒー系メニューの中でも、スイーツ感覚で飲める『カフェゼリー入りのカフェ・オレフロート』が店主イチオシドリンク。フルフル食感のほろ苦コーヒーゼリーとアイスクリームの甘いコク感でバランスを取り、あっさりと飲みやすく仕上げられています。
9:00〜11:00に提供されるモーニングは、好きな飲み物にプラス180円でクロワッサン、ハムエッグまたはスクランブルエッグ、サラダ、ゼリーが付いてとってもお得なので、そちらもお見逃しなく!

10月〜12月限定の『あるぷすのオリーブハマチあぶり丼』(1,500〜2,000円)は、ぜひとも食したい逸品。同店のオーナーである嶋野さんが第一人者として立ち上げた、香川県オリジナルブランドの“オリーブハマチ”を一番おいしいスタイルで堪能できますよ。刺身定食にもチェンジOK。「珈琲 あるぷす」でボリューミーかつ上質な海鮮丼を味わって。

■詳細情報

■DATA

珈琲 あるぷす

電話番号
087-871-4446
営業時間
9:00〜14:30(L.O.14:00)
※料理の取り置き予約可

【丸亀】「Creperie LULU」デザート系も食事系も♪ボリューム満点クレープに注目

・赤い外壁が目印「Creperie LULU(クレープリー ルル)」

JR善通寺駅から車で約10分の場所にある「Creperie LULU(クレープリー ルル)」。のどかな田園風景の中を走っているとパッと目に飛び込んでくる真っ赤な外壁が目印です。ひときわ目を引く赤は店主の好きな色なんだそう。
デザート系だけでなく食事系まで取りそろえたクレープは、どれもボリューム満点!常時40種類に加え、季節ごとに旬のフルーツを使ったクレープも登場します。子どもから大人まで幅広い世代から愛され、県内外からお客さんが訪れる人気のクレープ専門店です。

クレープ店の隣にある接骨院は家族か親戚かと思いきや、もともと店主が患者として利用していた接骨院だといいます。子育てをしながら自分らしく働きたいと思っていた店主に接骨院の院長から声がかかり、2021年5月にテイクアウト専門のクレープ店をオープンしました。

・とびきりキュートなお花クレープ

『チョコブラウニー』430円 ※+100円でLULUクレープ(お花クレープ)に変更可

男性や子どもから人気が高い『チョコブラウニー』。同店のクレープは、最後まで飽きることなく食べてもらえるように甘さを控えめに仕上げた生クリームがたっぷり入っています。もっともっと堪能したいという生クリーム好きのために『生クリーム特盛』(+100円)、『生クリームバカ盛り』(200円)の追加トッピングもありますよ。

ブラウニーは濃厚でちょっぴりビター。甘過ぎない生クリームとのバランスが◎でやみつきになること間違いなし。

真っ赤な花が咲いたように見えるお花クレープは、乙女心くすぐるキュートなビジュアル。あえて味は変えずに色だけ同店のイメージカラーでもある赤色に着色しているから、クレープ生地の味わいはそのまま。デザート系ならどれでもお花クレープに変更可能なので、好みの味でお花クレープをオーダーしてみて。

・食べ応え抜群♪デザート系クレープ

『バナナクリーム(チョコソース)』460円

バナナ、生クリーム、チョコレートシロップの王道クレープ。薄くてパリパリの生地は、同店のオリジナルです。食べ進めるうちに重たく感じがちなクレープですが、最後までペロリと食べられるのはこの生地だからこそ。

フレッシュで甘いバナナをたっぷり堪能できるクレープは種類も豊富。『バナナクリーム』のほか、『バナナカスタード』(470円)や『バナナWクリーム』(470円)もスタンバイ。それぞれチョコソース、キャラメルソース、いちごソースが選べるので、自分のお気に入りのカスタマイズを見つけてみて。

『ブリュレクレープ』550円

パリパリの食感が魅力のブリュレ仕立てのクレープは、ブリュレのほろ苦さ、カスタードクリームの優しい甘さ、生クリームのクリーミーな甘さのマリアージュを心ゆくまで堪能することができます。

『抹茶あんこクリーム』540円

抹茶生地で包んだ生クリームに、抹茶パウダーをたっぷり振りかけ、トッピングにこしあんをちょこっとのせた和風クレープ。ひと口頬ばると、ほろ苦い抹茶の風味と香りが広がる抹茶好きにはたまらないクレープです。

『抹茶あんこクリーム』のほか、『抹茶白玉クリーム』(590円)、『抹茶ティラミス』(600円)など、抹茶のメニューだけで6種類。プラスで抹茶ブラウニーのトッピングもできちゃいます♪抹茶クレープをオーダーする際はメニュー選びに迷ってしまうかも!?

・ランチに食事系クレープはいかが?

『ウインナーサラダ』460円

ウインナー、千切りキャベツ、フライドオニオンを包んだ食事系クレープ。シャキシャキのキャベツとカリカリのフライドオニオンの食感が楽しめる一品です。ウインナーは底までしっかり入ったロングタイプなので、食べ応え抜群。ランチにもおすすめですよ。

一つで満足できるクレープを目指す「Creperie LULU(クレープリー ルル)」。Instagramで新商品のアイデアを募集することもあるので、あなたの提案するクレープが商品になるかも!?詳しくは公式Instagramをチェック!
➡︎公式Instagramはこちら

たっぷりの具材とパリパリ生地のクレープはひと口食べると思わず笑顔があふれます。おやつにもランチにもおすすめのクレープを味わいに出かけてみては。

■詳細情報

■DATA

Creperie LULU(クレープリー ルル)

所在地
香川県丸亀市垂水町1992-7
電話番号
080-8479-8163
営業時間
10:00〜17:00(15:00以降はなくなり次第終了)

【高松】「田田〜denden〜」街中の隠れ家ダイニングでランチからディナーまで満喫♪

・「隠れ家創作ダイニング 田田~denden~」


高松中心部の複合商業施設「丸亀町グリーン」から西へ徒歩2分ほど。通りから見える看板を目印に、ビルの階段を2階へ上がると「隠れ家創作ダイニング 田田~denden~」はあります。旬の食材を使った人気のダイニングで、ディナーはもちろん、気軽に食べられるランチが評判を呼んでいます。


和モダンでシックな店内は、テーブルごとにすだれの仕切りがあるので落ち着く雰囲気。1人はもちろん、グループでもゆったりと昼のひとときを過ごせそうです。


爽やかなスタッフがお出迎え。「ランチタイムも気軽に予約を」とのことで、お店の公式LINEを登録して、メッセージから予約が可能。毎月のランチ営業日も把握できるので便利です。営業時間は11:00~15:00ですが、売り切れ次第で終了することも。

・好きなメインを2つ選べる週替わりの『Aランチ』が人気!

『Aランチ(エビフライ・チキン南蛮タルタル)』1,000円

週替わりのおかずを楽しめる『Aランチ』は、魅力的なメイン5品の中から2つを選べる欲張りな一皿。「好きなものだけ食べてほしい」とおもてなしの心からスタートしたそうです。 取材時はエビフライとチキン南蛮をチョイス。洋食の定番でもあるエビフライはソースを変えながら、毎週レギュラーで登場する人気者。サクッとした衣の食感がクセになり、毎回頼んでしまいそう♪

ジュワッと広がる肉汁に、甘酢たれと自家製タルタルソースの甘みと酸味がたまらないチキン南蛮。お箸が進む一品に、思わずご飯のお代わりをしてしまいそうです。

『Aランチ(真アジの大葉フライ・若鶏の黒酢あんかけ)』1,000円

美容にもうれしい黒酢のあんかけを絡めたジューシーな若鶏のから揚げは、彩り野菜と華やかにいただけます。ガッツリ派はもちろんのこと、女性客の心もつかむひと手間が一品一品から感じられます。

副菜は付け合わせのサラダに汁物、小鉢2品、漬物付きとバランスもバッチリ。 安心できる食材を届けたいと、ご飯は店主自ら栽培している「ヒノヒカリ」を使用。毎週精米しているお米は鮮度がひと味違うそうで、ツヤツヤと輝くご飯が実はランチの主役かも。お代わりもできるのでお腹いっぱい食べたい欲張りさんも満足できますよ。

・店主のこだわりが詰まった気まぐれ『Bランチ』に舌鼓

『Bランチ(特選ローストビーフ丼)』1,000円、セット1,300円

店主自ら厳選した牛肉をじっくり低温調理して作られたローストビーフはやわらかく、赤身肉のうま味が凝縮されています。4種の自家製ソースとまろやかな温泉卵が絡まって、白米との相性も抜群!昼からなんとも贅沢な気分にさせてくれます。単品でもオーダー可能で、セットにはサラダ、汁物、小鉢2品、漬物が付きます。『Bランチ』は時期によってメニューが変わるので、お店の前のメニュー表をチェックして。

『アロバーの挽き立てブレンドコーヒー』ランチ代+200円

食後のコーヒーにも店主のこだわりが光ります。自身もコーヒー好きなことから、高松市のコーヒー豆専門店「コーヒービーンズショップ アロバー」の豆をセレクトしているそうです。芳醇な香りでランチの余韻に浸って。
ホットコーヒーのほかに、アイスコーヒーやカフェオレもオーダー可能。オレンジジュース、ジンジャーエールなどのソフトドリンクも選べます。

・夜メニューもLINEから予約すれば昼でもオーダーOK

『特選!タンしゃぶ』1人前2,860円

17:00からのメニューもLINEからメッセージを送れば予約ができます。
鶏塩出汁(だし)で食べる『特選!タンしゃぶ』は厳選した牛タンのみを使った、ほかでは味わえない人気メニューです。

『オリーブ牛トマトすき焼き』1人前2,530円

同店の名物である『オリーブ牛トマトすき焼き』は、香川県のブランド牛「オリーブ牛」と完熟トマトの酸味と甘みを余すことなるいただける一品。リコピンたっぷりのトマトと一緒に食べることで、罪悪感なく昼からすき焼きを楽しめます♪
2人以上から予約可能なので、ママ友会など夜は少し出かけにくいという人もぜひ活用してみて。

落ち着いた空間で旬の地元食材が味わえる「隠れ家創作ダイニング 田田~denden~」は、夜はもちろん、ランチタイムも手頃な値段で通いたくなるお店です。1人でも仲間とでも、おいしい食事で午後からの活力を蓄えてみて。

■詳細情報

■DATA

隠れ家創作ダイニング 田田~denden~

所在地
香川県高松市鍛冶屋町6-4福崎ビル2階
電話番号
080-2000-3606
営業時間
17:00~23:00(食事L.O.22:00、ドリンクL.O.22:30)
平日のみランチ/11:00〜15:00
※ランチの予約は公式LINEのメッセージから(ポイントは付きません)

【高松】居酒屋「ひみつきち」隠れ家空間のランチタイム『おとな様ランチ』はおすすめ

・秘密にしたい?居酒屋ダイニング「ひみつきち」

ことでん琴平線一宮駅から徒歩約10分、讃岐の国の一宮と称される田村神社のお膝元でもある高松市一宮町。商店や住宅がひしめく県道172号沿いエリアに、2024年4月「居酒屋ダイニング ひみつきち」がオープンしました。“ひみつきち”というだけあって集合店舗の奥にひっそりと佇む感じはまさに秘密基地のよう。

明るいスタッフの出迎えに活気を感じるランチタイム。仕出し屋で調理や営業をしていた串田(くしだ)さんと粟野(あわの)さんが、自慢の料理の腕を振るいます。念願だった店「ひみつきち」は、子どもの頃ワクワクした夢の隠れ家という意味もありますが、利用客に覚えてもらいやすいようにと名付けたんだそう。

スッキリ広々とした配置のテーブル席は、4人掛けのテーブルが4卓あり、客席間にもゆとりがあるので、ゆったりと仲間内で食事を楽しむことができます。

小上がりの座敷席は2卓。子ども用のいすやキッズメニューもあり、ベビーカーでの入店が可能な上に離乳食の持ち込みもOKとのことなので、ファミリー利用や子ども連れのママ会にも重宝しそう。

入り口脇には、ガラス越しの外光が明るく差し込み、のれんで仕切ることもできる半個室スペースがあります。打ち合わせを兼ねた集まりや、グループでのランチ利用にも適しています。

・ボリュームたっぷり多彩なランチメニュー

『週替わりランチ』800円

メインのプレートにご飯と汁物、小鉢が付いた週替わりの定食ランチには『豚肉の生姜焼き』や『トンカツ』などがラインアップされています。取材時の『チキン南蛮』は、カリッと揚げたジューシーな鶏もも肉を使用したボリュームたっぷりの定食。定食メニューは+300円でおかずが2倍、ご飯は大盛り無料と欲ばりさんにもうれしいサービス!さらに+200円でドリンクもセット可能です。

店主の串田さん手作りのタルタルソースは、タマネギやゆで卵を使用しコクがあってマイルドな味わい。鷹の爪がアクセントとして効いた甘酢あんと合わせてチキン南蛮には欠かせない名脇役です。

そのほか揚げ物メニューの『から揚げ定食』(800円)は、常連客からの要望により週替わりからグランドメニューとして昇格し、いつでもオーダーすることができるようになりました。

定食の白米は、丹波篠山産“粟野農場”のコシヒカリを使用。もう一人の店主である粟野さんの実家が営む農場で収穫した米は、ツヤツヤの見た目ともっちりとした食感、甘みを堪能できます。

『ピザランチ』1,200円

直径約20cmの焼きたてホールピザを独り占めできる『ピザランチ』は、トマトソース、バジル、モッツァレラチーズのマルゲリータ。フォークとナイフで食べるのも良いですが、端からかぶりつくのもまたピザの醍醐味です。彩りが鮮やかなサラダボウルとスープがセットになっています。

ピザの生地は手作りで、前日から仕込んだ手ごね生地を伸ばし、高温のガスオーブンでパリッともっちりジューシーに焼き上げます。爽やかな酸味のトマトソースととろ〜りとろけたモッツァレラチーズ、ふんわり香るバジルの風味…熱々のうちに召し上がれ。

・店主イチオシ『おとな様ランチ』は必食

『おとな様ランチ』1,200円

大きめのプレートに人気の洋食を盛り合わせた『おとな様ランチ』は同店ランチタイムの花形メニュー。屋号入りフラッグが目を引くとろとろ卵のオムライスに、エビフライやキッシュ、ローストビーフのほか脇役と思われがちなポテトサラダもオリジナルで、隠し味に使用した練乳が甘みとコクをプラスしていて、お代わりしたくなる逸品ですよ。

肉の赤みが美しいローストビーフももちろん店主手作り。牛もも肉の表面を直火で焼き付けた後、オーブンを3度ほど出し入れしながらゆっくり火を入れることによって、やわらかく美しいピンク色のローストビーフに仕上げるのだそう。手間暇かけた職人技のローストビーフを堪能あれ。

・食後のスイーツも要チェック

『ガトーショコラ』350円

本格的な仕上がりのスイーツ『ガトーショコラ』も店主が手作りしています。しっとり濃厚なチョコレート生地のガトーショコラに添えられたホイップクリームを合わせてどうぞ。食後のデザートはほかに、ロックグラスで提供される『チョコレートパフェ』380円もおすすめ。

『アイスクリーム(エスプレッソ&クッキー)』320円

食後のデザートにもお口直しにもぴったりなアイスクリームはいかが?テイストは『バニラ』『チョコ』『エスプレッソ&クッキー』の3種からチョイス可能。クッキーの食感が楽しめる『エスプレッソ&クッキー』はデザートとしての満足度が高くおすすめです。

つい秘密にしておきたくなる隠れ家的ダイニング「ひみつきち」。料理人の確かな腕を感じるメニューは選ぶのも一苦労、多彩なランチと活気あふれる雰囲気に、何度も訪れたくなりますよ。

■詳細情報

■DATA

居酒屋ダイニングひみつきち

所在地
香川県高松市一宮町320-1
電話番号
087-816-2128
営業時間
ランチ/11:30〜14:30(L.O.14:00)
居酒屋/18:00〜23:30(L.O.23:00)

【高松】チーズケーキ「Aotowa(アオトワ)」手作りの優しい味わいを子どもも大人もどうぞ

・チーズケーキ専門店「Aotowa(アオトワ)」

ことでん栗林駅からおよそ5分の住宅街にひっそりと店を構える「Aotowa(アオトワ)」。看板はなく駐車場までも細道なので、事前に場所を確認するのが吉。高松第一高校と桜町中学校の間の道を西へ歩けば、カンテラに明かりが灯(とも)ったお店が見えてきます。

みんなが好きなチーズケーキを県産品を使って作ってみようと、マルシェなどのイベント出店をメインに活動していた店主。県産の食材を中心に無添加で作られるベイクドチーズケーキは、優しい味で子どもから大人まで楽しめると評判を呼び、2023年5月10日に満を持してテイクアウトのみのチーズケーキ専門店として実店舗をオープンさせました。
古民家をリノベーションしたお店は、懐かしさを感じる落ち着いた佇まいで、初めて訪れてもほっとする雰囲気です。

木製のショーケースには、定番商品の『Aotowa』と『ガトーショコラ』の2種に、1~2カ月ごとに替わるチーズケーキが3種、計5種類のケーキが並べられています。
季節によってはレシピのアイデアに苦労することもあるそうですが、それもやりがいとして朗らかな様子で話す店主とスタッフの2人の手からどんなチーズケーキが作られるのか、お店を訪ねるたびの楽しみでもあります。

・香川県産の豆腐を使ったチーズケーキ『Aotowa』

『Aotowa』480円

店名を冠する『Aotowa』は純朴な白さが目を引くプレーンのベイクドチーズケーキです。一口食べるとなめらかな舌触りに思わずうっとり。クリームチーズとサワークリームの爽やかな酸味が絶妙なバランスで、スイーツに求めるのは甘さだけじゃないという大人の心もわしづかみに。
濃厚ながらさっぱりとした後味の秘訣は、生地に加えられた豆腐。試作を繰り返した結果、高松市岡本町の「とうふ屋うかわ」のソフト豆腐を採用したそうです。シンプルな味わいに、クッキー生地のサクサク感がいいアクセントになっています。

工房は店舗の奥にあり、営業中もコツコツと手作業でケーキが作られています。混ぜすぎると焼いた時に表面が割れてしまうそう。繊細な作業を要するケーキは、一つひとつ丁寧な手作業によって生み出されています。また、店頭に並ぶ前日に焼き上げ、冷やす工程が必要であることから、1日に提供できる数には限りがあります。

・アイデアと季節感が詰まった創作チーズケーキ

『ほうじ茶とレモン』500円

ほかでは見られない豊富なバリエーションも同店の魅力です。『ほうじ茶とレモン』は意外な組み合わせかと思えば、店主いわくこの二つがとっても合うのだそう。口に広がる芳醇なほうじ茶の香りと、濃厚なチーズの風味に納得させられます。クッキー生地の間に挟まれたレモンピールとのマリアージュは、新鮮な驚きと、食べ親しんだような懐かしさを覚えます。

『苺とホワイトチョコ』500円

イチゴピューレを混ぜた生地はほのかにピンク色、ホワイトチョコと溶け合ったまろやかな甘酸っぱさのケーキに心がときめきます。粒々とした果肉の食感が残り、イチゴ本来の味が生きています。ジャムにしっとりなじんだクッキー生地もまた絶妙です。

『塩キャラメルとシナモン』500円

甘くスパイシーなシナモンが香るクッキー生地と、ほろ苦さを感じるキャラメルの組み合わせがちょっぴり大人テイスト。チーズケーキの風味を引き立てる塩味がアクセントになり、一口食べるごとに虜(とりこ)になってしまいます。

6月からは抹茶あずき、ダークチェリー、キャラメルとショコラナッツが登場。個性的なチーズケーキを目当てにお店に通うのが楽しみになります。

・チョコ好きに食べてほしいガトーショコラも人気♪

『ガトーショコラ』500円

2種類のチョコレートを混ぜ合わせた濃厚な『ガトーショコラ』はチョコ好きもうならせる本格派。ふんわり、しっとりとした食感で、口の中でほろりと崩れるような口溶けの良さは、チーズケーキとはまた違った魅力があります。

ケーキはどれも大きめサイズなので、いろんな味を半分ずつ切り分けてシェアするのも良さそう♪ 購入から2日間日持ちはしますが、クッキー生地のサクサク感が一番楽しめるその日のうちに食べるのがオススメです。コーヒーや紅茶と一緒に至福のティータイムをどうぞ。

店名の「Aotowa」はオーナーの子どもたちの名前が由来だそうで、優しい味のイメージにぴったり。店内で飲食はできませんが、イベント出店をしていた縁で、綾川町の「千疋の丘」でもイートインとして提供しています。ぜひそちらもチェックしてみて。

丁寧な手仕事とオリジナリティーあふれる豊富なバリエーションが魅力の「Aotowa(アオトワ)」のチーズケーキ。
大切な人とシェアしたくなるような、手作りならならではの温かみを感じるケーキは手土産にもぴったりですよ。

■詳細情報

■DATA

Aotowa(アオトワ)

所在地
香川県高松市花ノ宮町1-3-11
電話番号
090-5993-0833
営業時間
11:00~なくなり次第終了
支払いは現金のみ

【高松】峰山に「ビクランテ」がオープン!香り高いスパイスの創作料理と森林浴を楽しんで

・「スパイス創作料理 vicurante(ビクランテ)」

2024年3月15日にオープンした「スパイス創作料理 vicurante(ビクランテ)」は峰山公園のすぐ隣にあります。車の場合は高松市中心街から約10分。徒歩の場合はJR栗林公園北口駅から50分ほど登山することになるので、足腰に自信のある人は、ハイキングする覚悟で行ってみて。

おとぎ話に登場し そうな森の中の小さなレストランは、店内から望む、季節ごとに移ろう木々の色彩も見どころ。街の喧騒(けんそう)から離れてのんびり食事を楽しめます。鳥の巣をイメージした室内照明も要チェック!

天気のいい日はテラス席もおすすめです。小鳥のさえずりや木々が風に揺れる音など、自然のBGMによってリラックスできるランチ&カフェタイムを過ごせます。

スパイスとの出合いは、3つのスパイスからカレーを作るという一冊の本がきっかけ。バターチキンカレーを作ってみると思いのほかおいしく仕上がり、友人や当時勤めていた会社の同僚に食べてもらったところ好評で、イベントのテント販売やキッチンカーなど、店舗を持たないカレー店「Jaadoo(ジャドゥー)」から飲食の道を歩み始めた店主。ついに実店舗の「ビクランテ」をオープンさせました。

20種類以上あるスパイスから店主が都度セレクトし、パスタやスイーツなど親しみのある料理をより華やかに彩ります。香りの鮮度を大切に、なるべく調理直前に挽(ひ)くというこだわりよう。スパイス料理店と聞くとカレーを思い浮かべますが、それだけではない料理や、過度に尖ったスパイシー感ではない味付けにも注目です。

上品に香るスパイスが食欲をそそるランチ

フードメニューは『日替わりパスタランチ』(1,300円〜)や『ハンバーグランチプレート』(1,400円)、『キーマカレーランチ』(1,300円)、『唐揚げランチプレート』(1,300円)、『トリュフ薫るフライドポテト2種盛り』(600円)がスタンバイ。キーマカレーは子どもも食べられる優しい味に仕上げているので、『お子様ランチプレート』(800円)としても提供しています。添加物をできる限り使わない健康的な料理ばかりなのも同店の特徴です。ドリンクセットはプラス300円。

『唐揚げランチプレート』1,200円

『唐揚げランチプレート』はカラッと揚げた鶏むね肉と副菜、ライス、サラダ、スープのセット。取材時の副菜は、スパイスが優しく効いたキャロットラペでした。

鶏むね肉特有の歯切れの良い食感と、醤油(しょうゆ)系の下味による香ばしさが食欲をそそるから揚げは、山椒、ブラックペッパー、花椒(ホアジャオ)を仕上げに振りかけ、スパイシーな香りがふわっと鼻に抜ける一品です。

『日替わりパスタランチ(ペスカトーレ)』1,400円

『日替わりパスタランチ』は基本的に1,300円ですが、当日の具材によって料金が前後します。取材時のメニューはペスカトーレ。トマトソースにムール貝やアサリ、エビなどシーフードがたっぷり使われていて、バジル系のハーブスパイスによるアクセントと、トマトの酸味が安定の味わい。

サラダに使うミックスリーフは、さぬき市にある「農園 旅」の無農薬、無化学肥料で栽培されたもの。ドレッシングは、酸味の中にしっかりとした甘みがプラスされていて、野菜の味を引き立てます。農家から規格外の野菜をもらうこともしばしば。新鮮な地元食材をどう調理しようかと、店主は楽しみながら料理しているそうです。

スイーツにもスパイスのアクセント

『ヴィクトリアショートケーキ』600円

ケーキやパフェなど、すべてのスイーツにもスパイスがプラスされ、違和感なくまとめられた味からは新たな魅力も発見できます。『ヴィクトリアショートケーキ』は、イギリスの伝統菓子“ヴィクトリアケーキ”をアレンジしたもの。密度の高いスポンジケーキの間には、スパイスで煮込んだイチゴのコンポートが。パンチを利かせる方向性ではなく、華やかさを感じられる程よいあんばいにセンスを感じます。春はイチゴのパフェ、夏には飯山の桃を使用したパフェも登場するそう。

『季節のフルーツティー』650円

スライスした旬のフルーツがたっぷり入ったアイスティーは写真映えもするビジュアル。店内の雰囲気も相まって、どの料理もついつい写真を撮りたくなります。

『夕焼けのクリームソーダ』650円

オレンジとラズベリーのソーダにバニラアイスを添えた、見た目もかわいいクリームソーダ。 まさしく夕焼けの色味を再現した趣のあるクリームソーダです。

フランス語で”日常”を意味する「vie courante」。店に関わる人々の日常に、少しの幸せを届けたいという思いで「ビクランテ」を店名にしたと話す店主。会社員からスパイス店を起業し、「坂出かけはし大使」として坂出の魅力も発信しているバイタリティーあふれる気さくな人柄も同店の魅力ポイントです。品のあるスパイスの香りを味わいにぜひ行ってみて。

■詳細情報

■DATA

スパイス創作料理 vicurante(ビクランテ)

所在地
香川県高松市峰山町1784-1
電話番号
070-8948-1754
営業時間
11:00〜16:30(L.O.16:00)
※ランチ提供がない「ケーキの日」(不定期)は15:00まで(L.O.14:30)
予約推奨
※電話またはインスタグラムのDMで前日までに日時、名前、人数、電話番号を連絡

【高松】おはぎ専門店「ユキノハギ」ギフトや手土産にぴったりのかわいい和菓子はいかが?

・おはぎ専門店「ユキノハギ」

高松市東植田町・公渕森林公園から車で約1分の場所にある「ユキノハギ」。手延べそうめん、パン、おにぎり、スイーツ、コーヒーなどのお店が集まる複合型施設「むぎなわの里」の一画にオープンしたおはぎ専門店です。おはぎの見た目のかわいさに魅了された店主が、地元の素材や旬の食材を使ったおはぎを提供しています。
白を基調にした優しい印象の店舗は、周りの緑豊かな風景も相まって、まるで絵本の中の世界に入り込んだような気分になります。

こぢんまりとした店内は、シンプルさの中に温かみを感じる空間。ショーケースの中には常時8種類のおはぎが並びます。定番のつぶあん、こしあん、きなこのほか、旬の食材を使った期間限定や一風変わったテイストのおはぎがお目見え。種類は2週間に一度のペースで変わるので、訪れるたびに新しい味との出合いがありますよ♪
人気の品はお昼すぎには売り切れてしまうこともあるので、確実にゲットするにはオープンする11:00の来店が狙い目です。

・外せない3種類の定番おはぎ

左から『つぶあん』170円、『こしあん』『きなこ』各180円

おはぎに使用しているのは、三木町産の無農薬のもち米とコクのあるきび砂糖。クセが少ないので素材本来の味をしっかりと味わえることが素材選びのこだわりの一つです。
たっぷりのあんこで包まれたつぶあんは絶妙な甘さ加減が魅力。数十種類のあんこを使って試作した後に、十勝産のあんこにたどり着いたそう。こしあんはひと口頬ばると思わずうっとりするほどのなめらかな口当たり。こしあん作りは2種類のこし器を使い、毎日手作業で丁寧に作っています。老若男女問わず人気のきなこは、ほっとする優しい甘さでもち米の粒の食感も楽しめますよ。

・斬新なアイデアおはぎに注目!

『ごまみそ』200円

香川県産の黒ゴマをたっぷりまぶしたおはぎの上に炙(あぶ)った白みそをトッピング。白みその中には、すりつぶした金ゴマを練り込んでいます。コクがありまろやかな白みそと香ばしいゴマが相性抜群です。

『抹茶』190円

京都の宇治抹茶と白あんのおはぎ。口に入れた瞬間、抹茶のほろ苦い風味を、白あんの優しい甘さがふんわり包み込み、なんとも幸せな気持ちに。マーブル状に混ざり合った抹茶の深いグリーンと白あんの上品な味わいを堪能して。

『ミックスナッツ』200円

砕いたクルミとカシューナッツを白あんに混ぜ込み、仕上げにアーモンドを飾った『ミックスナッツ』。きめ細やかな白あんとナッツのポリポリとした食感がやみつきになること間違いなし!

『レモン』200円

白あんに香川県産のレモン果汁を合わせたこちらは、レモンの爽やかな酸味が効いた、さっぱりといただける一品です。上にのっているのは絞った後のレモンをピューレに加工したもので、心地よいほろ苦さがアクセントになっています。

『いちご』230円 ※9月~5月(2024年春季分は販売終了)

甘くてジューシーなフレッシュイチゴのおはぎが期間限定で登場。おはぎの周りにはココナッツが散りばめられ、シャクシャクとした食感が楽しめます。
イチゴのシーズンが過ぎるとイチジクが登場する予定。旬のフルーツを使ったおはぎは期間限定なので、見かけた際はお見逃しなく♪

手土産やギフト用にはかわいいラッピングがスタンバイ。年齢も性別も選ばない素朴なデザインのラッピングは、渡す人ももらう人も笑顔になること請け合いです。開ける瞬間もわくわくしますね。

・もちもち食感のモッフルアイス

『モッフルアイス(イチゴ)』450円 ※5月~9月

もち粉を使ったもっちり食感がくせになるモッフルと、自家製アイスが一緒に楽しめる食べ応えのあるスイーツ。牛乳、卵、きび砂糖のシンプルな材料で作った優しい甘さのアイスはフレッシュなイチゴのソースによく合います。種類はイチゴのほか、黒みつきなこ、あずきもありますよ。暑い日にひんやりスイーツはいかが?

・フルーツ香るお酢ドリンク

左から『フルーツビネガーソーダ(いちご・パイン)』各350円

米酢に果物と氷砂糖を漬け込んで作ったシロップを炭酸で割ったドリンク。マイルドなお酢の酸味とほんのり感じるフルーツのフレーバーがシュワシュワの炭酸と合わさり、爽快感のある一杯です。

涼しげで透明感のあるビジュアルは写真映えもバッチリ。木漏れ日や木々のグリーンを構図に入れて撮影も楽しんでみて。

ゆったりとした時間が流れ、かわいいおはぎに癒やされる「ユキノハギ」。おはぎのイメージを変える型にはまらない新しいおはぎに、今後も目が離せません♪手土産やギフトはもちろん、自分のご褒美にもおすすめのおはぎを求めて出かけてみては。

■詳細情報

■DATA

ユキノハギ

所在地
香川県高松市東植田町1361
営業時間
11:00~15:00

【高松】体喜ぶ「藤塚町マルシェ」のランチは新鮮野菜&フルーツから地場産ジビエまで豪華共演!

・ランチも夕食もおまかせ「藤塚町マルシェ」

JR栗林駅、ことでん栗林公園駅のどちらからも徒歩約10分、古い商店が立ち並ぶエリアに佇む「藤塚町マルシェ」。田町商店街のアーケードを南に抜けてすぐの立地ということもあり、利用客は仕事帰りのビジネスマンや近所の主婦が多く、女性の1人利用も多いそう。かつて家具卸だった店舗の看板やシャッターをそのまま使用した外観のため、初めて訪れる人は「ここで合ってる!?」と戸惑うかもしれませんね。

引き戸を開け店内に入ると、外観からのイメージとは打って変わって広々としたスペースが広がります。テーブル席が12席、カウンターが6席で構成された温かみのある空間で、客席の間隔がゆったり保たれているので落ち着いて食事を楽しむことができます。

カウンターテーブルには洋酒やスパイスのボトルに混ざって、店主の趣味で集められたさまざまなジャンルの書籍が並びます。入り口近くのシェルフにも同様に本や雑誌が陳列されているので、気になる1冊を手に取ってドリンクをお供に心静かに過ごすのもステキです。

年季の入った建物同様、タイムスリップしたかのようなレトロ感漂うタンスやステレオシステムが入り口横に配置され、さりげなく飾られた生花にも趣があふれています。

・厳選素材の手作りスイーツ&特製ドリンク

『すももソーダ』800円

さぬき市造田の「飯田桃園」のすももピューレを使用した『すももソーダ』。カルダモンとスライスレモンで軽く爽やかな口当たりに仕上げていますが、その後甘酸っぱいすももの風味が口の中に広がります。ドリンクはほかに、自家製青梅シロップをソーダで割った『梅スカッシュ』(600円)などの地元食材を使った手作りドリンクから、コーヒーや紅茶まで幅広く取りそろえています。ランチやスイーツと一緒に楽しんで♪

ドリンクやフードメニューを担当するのは、かつて大手酒造メーカー直営のバーでバーテンダーとして勤めていた店主の中木さん。ノンアルコールドリンク一つとっても、厳選素材を使用した本格的なものばかりなのもうなずけます。フードメニューにおいては、旬で新鮮なものを独自のネットワークで仕入れ、「食べておいしく体に良いものを」とのこだわりを貫いています。

『平飼いたまごのカスタードプリン』400円

食後のスイーツを担当するのは奥さま。『平飼いたまごのカスタードプリン』は日替わりスイーツの一つとして登場。使用する卵は三木町の「ミニマル農園」のもので、豊かな自然の中でストレスをかけずに育てられた鶏の卵は、プリンにした時の卵臭さが少なく、コクはあるのにあっさりとした味わい。ラム酒の効いたカラメルと濃厚な生クリームのホイップとの相性も秀逸です。日替わりスイーツは今までに『金時人参の米粉クランブルケーキ』や『さぬきひめのチョコレートタルト』など魅力的なものばかり。作り手の人柄が感じ取れるかのようにどれも優しい味わいです。

・ジビエランチを気軽に召し上がれ♪

『たっぷり野菜とキヌアで食べる自家製イノシシボイルハムサラダ』1,300円

八百屋の顔も持つ同店店主がセレクトしたレタスやトマト、ニンジン、タマネギなどの新鮮野菜と、栄養価が高いスーパーフード“キヌア”が入ったボリューム満点なランチプレートです。取材時は県産イチゴのさぬきひめでしたが、旬ごとに変わるフルーツを搾り入れたオリジナルのドレッシングがサラダに華を持たせています。

サラダのメインは、店主自らボイルし製造したイノシシ肉のハム。小豆島や東かがわ市五名、三豊の山でとれたものをなじみの猟師から直接仕入れ、丁寧にトリミングします。高タンパク・低カロリーでヘルシーなイノシシ肉は、牛肉・豚肉よりも臭みが少なく、肉本来のうまさを感じることができるのが特徴。自家製フルーツドレッシングとも相性が良く、女性に人気なのも納得。奥さまお手製のパンとジビエ出汁(だし)の野菜スープがセットになった大満足なランチプレートです。

『イノシシすじ肉と季節の野菜のクスクス』1,000円

やわらかく煮込んだイノシシのすじ肉とたっぷりの野菜が、スープ仕立てでいただけるメニューがこちら。ホロホロ食感のジビエ肉とともにスープに入っているのは、世界最小のパスタといわれるクスクス。貴重な食材がふんだんに使用されたランチが、街中で気軽に味わえるほか、リーズナブルなのもうれしい限り。セットには、店長特製ドレッシングの野菜サラダが付きます。

刺激の強いアジア風スープともスープカレーとも違う、優しく香り立つスパイシーさが特徴のスープは、オリジナルで調合したスパイスによるもの。ジビエ出汁のコクと相まってクセになる味わいに。寒い季節にはスパイスの代わりにチーズを使ったクリーミーなスープが登場します。

・夜のマルシェも見逃せない!

18:00からは夜のマルシェの始まり。元バーテンダーの店主が本領を発揮する時間です。ジビエ料理や奥さまお手製のスイーツなどと肩を並べる同店の看板メニュー「フルーツカクテル」が登場する時間でもあります。季節ごとに変わる旬のフルーツを生搾りにしたカクテルは、甘夏みかん・ブラッドオレンジなどの柑橘(かんきつ)類から、マンゴーやパイナップル、スイカ、キウイなどのトロピカルフルーツにニンジンやキュウリといった野菜系のラインアップから選べます。通りに面したお店なので、女性一人でも気軽にふらりと『フルーツカクテル』を飲みに立ち寄るのもアリですよ。

『フルーツカクテル』800円〜

取材時は香川を代表するブランドイチゴ“さぬきひめ”を贅沢に生搾りしたフレッシュ果汁、シャンパンとドライジンを掛け合わせた『さぬきひめいちごのフルーツカクテル』をセレクト。お好みのフルーツを選んで「甘め」や「ノンアルコール」といった要望にも対応してくれるので、気軽に店主に相談してみて。

また、ランチセットはディナータイムにもオーダー可能で、ヘルシーなジビエや新鮮野菜のプレートと一緒に『フルーツカクテル』が楽しめます。カクテルのセット料金はなんと500円!『藤塚町マルシェ』のいいとこ取りな上にコスパまで抜群な夜のマルシェもおすすめです。

高松市内では珍しく街中で気軽にジビエが食べられる「藤塚町マルシェ」。八百屋クオリティーの新鮮野菜とフレッシュなフルーツカクテル、厳選素材のスイーツと体が喜ぶメニューがめじろ押し。ランチタイムやカフェ利用、1人でも仲間との会食でも利用しやすいおしゃれ空間です。

■詳細情報

■DATA

藤塚町マルシェ

所在地
香川県高松市藤塚町1-5-17
電話番号
080-3924-4382
営業時間
ランチ/11:30〜14:00(L.O.13:30) ※火・水曜は除く
ディナー/18:00〜23:00(L.O.22:00)

【高松】「ハラミラボ」で肉ランチ!やわらかハラミ肉に舌鼓♪生エビ丼やこだわりコーヒーも

「ハラミラボ -HARAMI lab-」

高松市木太町にある「ハラミラボ -HARAMI lab-」は、2023年12月22日にオープンした、牛ハラミ肉への愛があふれるお店。ことでん林道駅から西へ徒歩約3分。車の場合は「マルナカ木太店」を目指して行くと、線路を挟んだ南側の道路沿いにあります。

20席ある店内は、食事から食後の余韻(よいん)までデザインしたいという店主の思いから、ウッディで温かみのある雰囲気に。入り口扉横に掲げてあるのは、こども食堂のフードリボン。300円でリボンを購入して貼っておくと、子どもたちに無料で食事を届けられるという取り組みです。中学生以下の子どもがこのリボンを取ってお店の人に渡すと、食事を提供してもらえます。利用は16:00〜18:00の間。
ただ、まだあまり認知されていないのか、なかなか訪れないとのこと。「遠慮せず利用してね」と店主は話します。子どもたちがお腹を空かせることなく笑顔で過ごせるよう、地域で支えていきたいですね。

1人でも気兼ねなく利用しやすいカウンター席も完備。大きな黒板には人気メニューランキングが書かれているので、何を食べようか迷った時は参考にしてみて。

「ハラミラボ」という屋号は、店主が好きな牛肉の部位“ハラミ”からきています。一口にハラミと言っても、その中の部位によってやわらかさや味の濃淡も異なります。そんな奥深さもあるハラミと向き合い、おいしく食べてもらえるよう、最適な調理法を日々模索するラボ(研究所)であるという意味を込めて「ハラミラボ」なのです。

店主厳選のうま味たっぷりハラミ肉

学生時代のアルバイトを含めると14年以上、肉に携わってきた店主が、その経験と厳しい目利きで、その時のベストなハラミを仕入れて提供。飼育時期や飼料によって味が変化するので、国内外問わずさまざまなハラミ肉を都度食べて納得のいくものしか出さないというポリシーに深い愛を感じます。余分な脂やスジを掃除する“肉磨き”は提供当日に行うので、いつでも新鮮バツグン。

『厚切り牛ハラミステーキ』1,480円

ランチメニューは『チキン南蛮』(980円)や『豚ろーすかつサンド』(1,200円)などもありますが、何といってもハラミ系メニューは必食!人気No.1の『厚切り牛ハラミステーキ』はミディアムレアの絶妙な焼き加減。こちらのメニューに使われているハラミ肉は、脂が少なくやわらかな食感が特徴である牛の横隔膜部分で、カロリーも低くヘルシー。肉のうま味も口いっぱいに広がります。ランチは基本的にご飯とみそ汁付き。

香川県のオリジナルブランド“オリーブ牛”の牛脂を使って焼くのも、うま味ポイントの一つ。提供時の鉄板で徐々に火が入っていく食感の違いも楽しんで。厚切りでありながらも、ソースがよく絡むよう切り方も工夫されています。

醤油(しょうゆ)とタマネギベースのシャリアピンソースが食欲をそそります。適度な弾力で食べ応えがあって、添えられているモヤシのシャキシャキ食感とのコントラストもバッチリ。添えられているわさびでさっぱりいただくのも◎。

『ハラミサイコロステーキ』1,480円

ゴロゴロとした大きめカットの肉と焼き野菜がプレートにのった『ハラミサイコロステーキ』も魅力的な一品。『厚切り牛ハラミステーキ』に次ぐ人気メニューです。

肉をサイコロ状にカットし、全面に焼き目を付けることでうま味を閉じ込めています。フライパンで炙(あぶ)った香ばしさもおいしいポイントの一つ。

『厚切り牛ハラミステーキ』と同じくシャリアピンソースの組み合わせ。タマネギの甘みと醤油(しょうゆ)のコクが、大ぶりな肉に絡んでご飯が進みます。ガーリックチップと一緒に食べると、さらに食欲倍増!

ハラミの中でもサイコロステーキに最適な部位を使用していて、ビックリするほど歯切れのいいやわらかさが特徴。焼き野菜やポテトサラダなどのシンプルな付け合わせが肉の脂っこさを引き締め、かつうま味を際立たせて、“口福”が頂点に。

お金を払って食べに来てくれる人の1食をデザインしたいと話す店主。ご飯も栄養たっぷりな国産十六穀米をブレンド。量も調整できるのはありがたいですね♪

・1日10食限定のコラボメニューやコーヒーも見逃せない!

『海老乃重』1,650円

天然エビとエビ料理を販売する、港町・庵治町のエビ専門EC店「海老乃家」とのコラボメニュー『海老乃重』は、エビも肉も食べたい欲ばりさんにうってつけの一品。1日10食限定です。エビだけがのった単品の『ミニ海老丼』(880円)もスタンバイ。ランチのご飯を『ミニ海老丼』に変更することもできますよ。

プリップリの生エビは、特製ユッケだれに使われているゴマ油の香りがアクセント。ハラミ肉は、ほんのり甘みとコクを感じる味噌(みそ)だれ仕立て。オニオンスライスのシャキシャキ感や、ユッケらしさをより味わえる卵黄の味変も楽しんでみて。

『牛すじガーリックライス』1,180円

肉をさばく時に出るスジ部分を、醤油ベースのたれに漬け込んで焼いたものを使った『牛すじガーリックライス』は、ご飯ものをしっかり食べたい時にオススメ。

ガーリックライス用のご飯は白米を使用し、パラパラになるよう炒飯スタイルで調理。肉の下味が調味料となり、ご飯へうま味が回ります。

添えられているのは、なんとから揚げ!塩コショウ、白ワイン、醤油でしっかり下味を付けた鶏もも肉はとってもジューシー。揚げムラができないよう、ちゃんと丸く成形されている点にもご注目あれ。

店内中央にあるミニカウンターは、ご覧の通りコーヒースタンド!食事の締めくくりにはコーヒーを堪能してもらいたいけれど知識がないという店主が、坂出市の「Landscape Coffee 37(ランドスケープコーヒー)」に監修を依頼。「ハラミラボ」の肉料理に合うよう、料理の試食とコーヒーの試飲を何種類も行い、浅煎(い)りの『エチオピア』と、深煎(い)りの『グアテマラ』の2種類が決まりました。

➡︎「ランドスケープコーヒー37」の記事はこちら

店舗の水との相性もあるので、そこまで考慮して焙煎度合いを調整した豆を、丁寧にハンドドリップで淹(い)れます。『カフェオレ』(550円)を含めホット、アイスから選べます。

『エチオピア』500円

フルーティー感のある浅煎りの『エチオピア』におすすめの組み合わせは『ハラミステーキ』『ハラミ焼き』『カルビ焼き』。深煎りの『グアテマラ』には『オリーブ豚テキ』『鶏からあげ』『牛タン焼き』が合うそう。おすすめの組み合わせはメニューにも記載されているので、料理とのペアリングを楽しんで。また、クラフトビールやカクテル、ワインなど昼からアルコールもオーダーできちゃいます。

店主厳選の肉、ホッとする空間、コーヒーを味わえる「ハラミラボ」。特にハラミ系メニューは必食ですよ!

■詳細情報

■DATA

ハラミラボ -HARAMI lab-

所在地
香川県高松市木太町1685-7
電話番号
087-813-2481
営業時間
ランチ/10:30〜15:00(L.O.14:30)
ディナー(予約制)/18:00〜22:00(当日15:00までに要予約)
テイクアウト/10:30〜19:00(当日15:00注文締め切り)
※予約は席キープのみ、料理の取り置きはできません
※1グループ1台での乗り合わせに協力を

【高松】グリル&洋食「アガペ」人気のランチは必食!レトロな魅力に満ちあふれたカフェレストラン

・雰囲気バツグン「アガペ グリル&洋食」

高松市塩上町、ことでん瓦町駅東口から徒歩3分のところにある隠れ家的なグリル&洋食店「アガペ」。赤茶色のレンガの建物に蔦(つた)が絡まる外観は風格さえ感じられ、入店前からワクワク感もマックスに。

かわいらしい雑貨やウッディーでレトロな家具に迎えられ、一気に“アガペワールド”に引き込まれます。存在感を放つ天井の梁(はり)に、小物雑貨やネオンサイン、メニューボードなどが、雑然としたおしゃれ感にセンスがあふれています。1階フロアは、カウンター4席、テーブル席が10席の計14席。

ロフトのような中2階のフロアは、まるで物語の世界に出てくる屋根裏部屋のよう。隠れ家っぽい雰囲気が人気で、2階席を希望する人もいるほど。カウンターテーブルに6席、4人掛けボックス席が2卓、2人掛けペアシートもあります。

・看板メニューで人気No.1の「Aランチ」

『Aランチ』1,430円

“これぞレトロ洋食”といえる人気メニュー、ハンバーグ・エビフライ・ナポリタンが一皿に集結した『Aランチ』。押しも押されぬ同店の人気No. 1メニューで、子どもや学生、社会人から年配まで、老若男女問わずリピーターの多い看板メニューです。手作りで仕込まれるハンバーグは、表面に焼き色をつけた後オーブンでふっくら焼き上げ、自家製デミグラスソースをオン。衣はサクサク身はプリプリのエビフライはうれしい2本トッピング。その上、単品でも人気なナポリタンまで付いた豪華ラインアップで、オーダーした自分を褒めてあげたくなること間違いなし。

大満足の『Aランチ』をはじめお昼時はフライパンを振るう手が止まることのないマスターの西森さん。2002年の開業から20年以上この地で同店の顔として親しまれ、多くの人をその料理で魅了してやみません。もともとはホテルの洋食のシェフとしてストーブ場を担当していたことから、洋食、特にフライパン料理やフライものはお手の物。ホテル仕込みの本格洋食が、気軽に街のレストランでいただけるのはうれしい限りですね。

開業当時はイタリアンや多国籍料理などがもてはやされ、昔ながらの洋食店が徐々に少なくなっていった時代だったそう。そんな流れに逆行して“THE 洋食”の店をやりたかったとマスターは語ります。店名の「アガペ(agape)」は、同じスペルでもフランスでは“会食”、アメリカでは“口をぽかんと開けて驚く”という意味のほか“無償の愛”という語源もある言葉だそうですが、実はマスターがひいきにしていた競走馬の名前から由来しているとも…。

マスターのあふれ出るセンスはメニュー表にも。個性的で芸術的な手書きの文字とイラストは、同店を何度か訪れているとメニューを見るだけで「アガペ」に来たという安心感を抱くようになるほど特徴的なアイテム。テイクアウト用のチラシは娘さんが手書きで作成しているので、父娘の美的センスの競演を見比べてみるのもおもしろいですよ。

・隠れた技が光る洋食プレート

『ふわふわ玉子のオムライス』セット1,485円

名前の通りふわふわでとろっとろの卵がのったオムライスで、セットにはサラダとカップスープが付いてきます。自家製デミグラスソースは、仕込みに2週間を要すという手間暇かけた渾身(こんしん)のソースで、鶏ガラ、牛骨、牛バラから、ローストしたニンジン、セロリなどの香味野菜とハーブやスパイスを調合し、時間をかけてじっくりと煮込んだ傑作。やわらかく奥深さも感じる、本格的な洋食店にしか出せない感動的なソースが、惜しげもなくたっぷりかかったオムライスをお試しあれ。

ミンチ、タマネギなどハンバーグと同じ具材がご飯と一緒に炒め合わせられ、そのまま食べてもgoodなデミライスがオム卵の中に隠れています。ライス、オム卵、ソース、三位一体の豪華共演のオムライス♪オム卵はハードな薄焼バージョンの『昔ながらのオムライス』、ソースはデミグラスではなくオリジナルケチャップソースを選ぶことも可能です。

『ナポリタン』セット1,210円

レトロ洋食好きなら見逃せない、じゅうじゅうと熱々の状態で提供される鉄板焼きのナポリタンスパゲティ。具材にはハム、タマネギ、ピーマンを使用、絡めるケチャップソースには、ケチャップのほかにトマトソースとデミグラスソースも調合されているので、一般的なケチャップ味とは一線を画す奥深い味わいが楽しめます。ちなみに背景の“たばこ”のネオンサインはインテリアの一部であり、店内は全席禁煙となっているのであしからず。

使用する麺は、プリプリ太めのスパゲティ。自慢の自家製ケチャップソースと絡めて頬ばる喜びといったらもう♪スパゲティの下には卵が敷かれていて、とろとろのうちに混ぜ合わせるもよし、よく火を通してから卵焼きとして食べるもよし。

・レトロ空間であま〜い喫茶タイム♪

『カスタードプリン』495円

卵の凝固感が固過ぎず、やわらか過ぎずちょうどいい舌触りの『カスタードプリン』。プリン自体は甘さを控えめにしてあるので、手作りの香ばしいカラメルやホイップクリームと一緒に食べると幸せ気分が倍増。盛られるシルバーの器や付け合わせのウエハースが良い仕事をしていて、昭和の時代にタイムスリップしたような錯覚に陥ります。デザートはほかに、『プリンアラモード』や『チョコレートパフェ』(ともに825円)など、気分に合わせてチョイスして。

『クリームソーダ』660円

同店のインテリアに映えるしゅわしゅわエメラルド色の『クリームソーダ』。屋根裏のような窓辺やネオンサインをバックにパチリと撮影してみては。溶けかけのクリームと炭酸が合わさった部分のしゃりしゃり感がまた楽しいんですよね。基本の『炭焼コーヒー』や『紅茶』から『三ツ矢サイダー』や『トマトジュース』まで、マスターのお眼鏡にかなったどこか懐かしさを感じるドリンクが勢ぞろいです。

20年以上愛され続けるレストランカフェ「アガペ グリル&洋食」。古き良き日本の洋食のようなフォルムでありながら、じっくりと丁寧に仕込まれ調理された料理が気軽に味わえるレトロなレストランとして人気です。これからも高松を代表する洋食店の一つとして、一度は訪れたいお店です。

■詳細情報

■DATA

アガペ グリル&洋食

所在地
香川県高松市塩上町1-3-15
電話番号
087-831-3439
営業時間
ランチ/11:30〜15:00(L.O.14:30)
ディナー/17:30〜21:30(L.O.21:00)

【高松】「bistro Bianca(ビストロ ビアンカ)」で自家製生パスタ&スイーツタイム♪

「bistro Bianca(ビストロ ビアンカ)」

「bistro Bianca(ビストロ ビアンカ)」は、ことでん仏生山駅から徒歩約8分、県道12号(三木国分寺線)沿いの出作町交差点近くにあります。「マルナカ仏生山店」は徒歩約30秒ほどの距離。

天井が高く、開放感たっぷりな空間。プロジェクターで洋画などが壁に映されている雰囲気もステキです。

1人でも気兼ねなく利用できるカウンター席は、店主とトークしたい人にもぴったり。ライブキッチンスタイルでシェフが腕を振るう様子も眺められますよ。

こちらのビストロ、実は向かいにある焼き鳥店「てんやわんや」の姉妹店なのです。コロナ禍に「てんやわんや」の営業を自粛することとなり、食材を入荷できない状態に。契約農家等の食材を無駄にしたくない思いで、一皿にたくさんの食材を盛り込めるパスタの販売をキッチンカーでスタート。「店舗はどこ?」「できたても食べてみたい」という声が多く届くようになり、もっといろいろなパスタを作りたての状態で食べてもらえるよう、実店舗をオープンしたと店主は話します。

屋号の“Bianca”は、イタリア語で“白”の意味。初心に戻り、形にとらわれず新しくチャレンジし、色を付けていくという思いで“ビアンカ”と名付けたそう。同店では契約農家直送の野菜をはじめ、肉や魚なども香川県の食材を積極的に使用していて、パスタソースや麺、スイーツなどもすべて手作り。素材の味を引き立てつつ、丸く優しい味わいに仕上げているのが特徴です。

自家製生パスタランチは素材もボリュームも◎

『前菜・ドリンク付きランチセット』1,500円

ランチメニューはパスタ約10種類と、デミグラスソースのオムライスから選べます。どれも単品は900円、前菜とドリンク付きのセットは1,500円という分かりやすい料金設定。そしてどれも良質な素材を使用し、手が込んでいながらボリューミーで、この値段というのはうれしいですね。

製麺機でカットされる自家製生パスタは、主原料であるデュラムセモリナ粉をベースとしつつ、香川県のオリジナル小麦“さぬきの夢”もブレンドし、モチモチ食感をプラス。香川のうどん文化も意識して、麺のコシや手頃な単品値段も取り入れたそう。

パスタソースのテクスチャや味の濃さなどに合うよう、丸麺と平麺を使い分けています。基本的に丸麺はさらっとしたソース、平麺はとろっとしたソースに合わせていますが、麺の変更もOK。

セットの前菜プレートは、農家直送の野菜で作る季節のスープやフレッシュサラダ、ミニキッシュ、副菜などの盛り合わせ。チャバタ(パン)は、すぐ近くのベーカリー「BAKER MR.So&so (ベイカー ミスターソーアンドソー)」による特注品。パスタと同じくデュラムセモリナ粉ベースなので、調和の取れた味わいです。
都度変わるスープや副菜はその日のお楽しみ。取材日は、新タマネギの優しい甘みを感じられるオニオンスープと、副菜はコリコリとしたレンコンやトロトロのナスなど食感も楽しいラタトゥイユでした。

作り置きをせず、毎日焼くキッシュも要チェックポイント。葉大根や新タマネギ、ベーコンが入ったアパレイユは卵の凝固具合が絶妙なフルフル食感。サクッとしたパイ生地のコクともマッチしています。いろいろ変わる具材にもご注目あれ。

『オリーブ豚と茄子のボロネーゼ』単品900円

約10種類から選べるパスタは目移りするものばかり。『オリーブ豚と茄子のボロネーゼ』は、その名の通り“オリーブ豚”をふんだんに使った贅沢なソースが魅力です。ハーブの香りと肉のうま味をしっかり感じる豚ミンチは、ゴロゴロとしたサイズで食べ応えたっぷり。自家製トマトソースと赤ワインでじっくり煮込んだ野菜の甘みを、上品な塩気で引き締めています。

『にじいろサーモンとキノコのクリームソース』単品900円

開業時から続く定番メニューで、人気No.1なのが『にじいろサーモンとキノコのクリームソース』。カルボナーラの調理法をベースにしたクリームソースに、香川県産“にじいろサーモン”のコンフィをドーンとのせたインパクトのあるパスタです。身を崩しながら、キノコのうま味あふれるソースと一緒に召し上がれ。

“にじいろサーモン”は身がしっとりとしていてクセを感じず、スッと舌の上でほどけるキメの細かさに驚き!コクのあるソースとよく合います。季節限定のパスタは過去に、春はさくら海老のオイルソース、初鰹のラグー、夏はタコのジェノベーゼ、イカと大葉の冷製明太パスタ、秋はアサリのボンゴレロッソ、エビのパンプキンクリームソース、冬はカキのペペロンチーノ、ホタテとキノコの和風パスタなどが登場。今後もどんなメニューに出合えるかワクワクしますね!

カフェタイムはスイーツやサンドを楽しんで♪

ランチが終わる14:30からはカフェタイムにチェンジ。自家製スイーツやカツサンド、ドリンクとともに、夕方までのひとときをのんびり過ごしませんか。

『ティラミス』450円

高さもあってボリューミーな『ティラミス』は、さぬき市大川町にある「かなえ養鶏場」の“金の桑卵”を使用。高品質な卵のコクを最大限に引き立てながら、甘さを控えた大人味に仕上げています。エスプレッソがしっかり染み込んだフィンガービスケットと、ほんのり香るブランデーの余韻、マスカルポーネのクリーミーなコクで本格的な味わいです。

『バスク風チーズケーキ』450円

香ばしい焦がし具合とトロッとしたテクスチャがキーポイントの『バスク風チーズケーキ』は、2種類のチーズをブレンドし、濃厚かつ重くない方向性に。口の中で溶けてなくなるような食感を目指し、提供温度にも気を使っているそう。クリーミーでなめらかな舌触りと軽やかさもある絶妙な焼き加減で、かすかに感じられるレモン果汁の爽やかさが引き締め役。必要以上に甘くしないところにこだわりを感じます。

『コーヒー』250円

コーヒーをはじめとするドリンク類は単品注文でも250円という安さ!もちろんセットメニューが用意されているものはお得ですが、そうでなくても良心的な値段です。ぜひドリンクと一緒にスイーツも楽しんで。

『たまごカツサンド』単品800円

カフェタイムから登場するフードメニューのカツサンドは、ロースカツ、たまごカツ、海老カツ、ハムカツ、チキンカツ、和牛メンチカツ、鯵カツの7種類がスタンバイ。どれも単品800円でドリンク付きのセットは1,000円。
『たまごカツサンド』は、ふわとろに仕上げたスクランブルエッグを極厚カツにしてサンドしたもの。ほのかな酸味のオリジナルマヨネーズソースで優しい味わいに。繊細な卵のテクスチャと衣のさっくり感、もっちりふんわりのパンはホットサンド風に焼かれていて、食感も一度でいろいろ楽しめる仕組みです。テイクアウトもできますよ。

『マフィン』各種350円

パスタ用のデュラムセモリナ小麦と“金の桑卵”を使用した、手作りマフィンも不定期で登場。しっとりしながら口の中でほどける軽い食感が特徴です。取材日は『バナナクランブル』『ブルーベリー&クリームチーズ』『塩キャラメルナッツ』『抹茶あずき』(各種350円)が並んでいました。イートインはもちろん、テイクアウトもOK。

「bistro Bianca(ビストロ ビアンカ)」は自家製生パスタ麺、野菜や肉、魚などの素材、味もクオリティーが高く、手頃な値段で楽しめるお店です。ビストロと焼き鳥店を両立しながら多忙な日々を送る店主ですが、どちらも妥協のないところに食への愛を感じます。昼はパスタランチ、ディナーは向かいの焼き鳥をはしごしてみては。

■詳細情報

■DATA

bistro Bianca(ビストロ ビアンカ)

所在地
香川県高松市仏生山町甲388-2
電話番号
087-805-5503
営業時間
ランチ/11:00〜14:30
カフェ/14:30〜17:00(L.O.16:30)

【高松】コーヒー専門店「アロバー 松縄店」が移転オープン!生産者の顔が見える上質な豆を

・「コーヒービーンズショップ アロバー 松縄店」

「コーヒービーンズショップ アロバー 松縄店」が、2024年4月6日に木太町へ移転しました。高松中央ICから車で約4分、レインボーロード伏石バス停から徒歩約8分。住所が変わっても店名は松縄店のまま。駐車場がかなり広くなり、より訪れやすくなりました。

移転前は約10坪だった店内が、ゆとりあるサイズにアップグレード。木のぬくもりを感じられる洗練された空間へと様変わりしました。

おしゃれで使いやすいプロダクトブランド「ORIGAMI(オリガミ)」のカラフルな美濃焼ドリッパーやマグカップなど、コーヒータイムを彩ってくれるアイテムが多数並んでいます。家でコーヒーを楽しむ人はチェックしてみて。

1991年の創業以来、オーナー自らが海外のコーヒー農園へ毎年訪問し、最高等級の豆のみを買い付け・焙煎するスタイルを貫き続けているアロバー。生産者の思いやポリシーなどをくみ取りつつ、コーヒーの魅力を発信しています。

“生産者の顔が見える豆”をモットーに、実際の生豆や焙煎後の豆もディスプレイされています。ちなみに、店内に飾られていたり、商品のパッケージにもなっていたりする、生産者のポートレート写真はオーナー自らが撮影したもの。何度も交流を重ねているからこそ写し出せる表情にもご注目あれ。

さまざまなスタイルでコーヒーを楽しんで

同店では、フレンチプレスで抽出した当日のおすすめコーヒー豆を試飲することができます。豆選びに迷った時や、どんな風味なのだろう?と気になる時にうれしいサービスですね。

挽(ひ)き豆を湯に一定時間浸し、金属フィルターでプレスする“浸漬法(しんしほう)”の特徴は、焙煎した豆の風味を丸ごと抽出できること。ペーパードリップとはまた異なり、コーヒーの油分に含まれるうま味もダイレクトに味わえます。

『ボダム ケニア フレンチプレスコーヒーメーカー 0.5l』3,850円、
『コーヒー豆(ニカラグア ラ・ベンディシオン農園H1)』200g 1,950円

手軽においしく抽出できるコーヒーメーカーと豆を買って、自宅でカフェタイムを楽しんでみませんか。新しく登場した『ニカラグア ラ・ベンディシオン農園H1』は、まるでピーチや梨を彷彿(ほうふつ)とさせるフルーティーな酸味と風味に、紅茶のような透明感もあるコーヒー豆。
生産者の顔が見えるシングルオリジンコーヒー豆やオリジナルブレンド豆は1袋200g入り(各種1,950円)。お試しやプレゼント用に100gパックも対応してくれます。

ドリンクメニューは約6種類がスタンバイ。ステキなカウンターでつい飲みたくなりますが、店内では飲食ができないので、テイクアウトして楽しんで。

『アメリカーノ』440円

『アメリカーノ』は、マシンで抽出した最高級品質のエスプレッソを、ホットならお湯、アイスなら水と氷ですっきり飲みやすい濃度に割った一杯。クセがなく爽やかな飲み心地で、たっぷりサイズもうれしいポイントです。

『カフェモカ』530円

ミルクのコクとチョコレートシロップの甘さがちょうどいいバランスの『カフェモカ』は、エスプレッソの存在感もしっかり。甘さも欲しい人にはぴったりです。

『エスプレッソソフトクリーム』450円

『エスプレッソソフトクリーム』は北海道ミルクをベースに、同店の中で最高級品質のコーヒー豆から抽出したエスプレッソを絶妙にミックスした一品。ベースのソフトクリーム自体もコクがあって満足度が高く、それに上品なエスプレッソが合わさってリッチな味わいに。仕上げに振りかけられたエスプレッソパウダーが華やかに香り、コーヒー好きの心をくすぐります。

ギフトや自分用にオススメのアイテム

『ププ』410円、『ギュギュ500ml』1,188円

同店のコーヒーを自宅でも気軽に楽しめる食品アイテムや、よりおいしく飲める器具など、ギフトとしてや自宅で楽しむのにぴったりな品もいろいろあるので、チェックしてみて。

『ププ』410円

アロバーオリジナルのコーヒー牛乳プリン『ププ』は、ネーミングもかわいらしくギフトにおすすめな一品。丁寧に焼き上げた最高級品質の深煎り豆をネルドリップで抽出し、しっかりとしたコーヒー味にミルクのコク、てんさい糖の甘みが合わさったプリンです。

『ギュギュ2本、ギュー乳瓶1本セット』3,415円

『ギュギュ』は、丁寧にネルドリップしたアロバーのコーヒーに、てんさい糖をプラスした“コーヒー牛乳”の素。『ギュギュ』1に対して牛乳を4で割るのが黄金比!炭酸や豆乳で割ったり、バニラアイスにかけてアフォガード風にしたりと、アイデア次第でいろいろ使えますよ。

『クレバー コーヒードリッパー S』3,300円

誰でもプロが淹(い)れたようなクオリティーになるドリッパー『クレバー』は同店おすすめのアイテム。ハンドドリップだと湯の注ぎ方、量、タイミングなどのばらつきによって味が定まらないことも多々あるところ、このドリッパーなら湯を注ぎ2分待つだけで安定したおいしさに。

同店には、ロースター(焙煎人)、アドバンスド・コーヒーマイスター、コーヒーマイスターの資格を持ったスタッフがいるので、豆選びに迷った時やおすすめの器具を聞きたい時など、気軽に質問できるのが頼もしいところ。今後、コーヒーの講習会なども開催する予定だそう。コーヒー好きな人はお楽しみに!

屋号の「arovor」は“aroma(香り)とflavor(風味)を大切に”という思いが込められた造語。そして公募で採用された新しいロゴは、“from seed to cup(種からカップまで)”という、コーヒー豆の生産者から消費者が飲むところまでをつなぐデザイン。シンプルでありながらも「コーヒービーンズショップ アロバー」の思いが存分に詰まったロゴを見上げてみて。

■詳細情報

■DATA

コーヒービーンズショップ アロバー 松縄店

所在地
香川県高松市木太町5093-2
電話番号
087-866-3091
営業時間
10:00〜18:00