2024年 3月 の投稿一覧

【高松】「高松オルネ」がオープン!高感度なお土産がそろうJR高松駅直結の商業施設

・高松駅ビル「TAKAMATSU ORNE(高松オルネ)」がオープン

JR高松駅直結の商業施設「TAKAMATSU ORNE(高松オルネ)」が2024年3月22日にオープンしました。既存の南館に加え、新たに北館が登場。よりにぎわうスポットへと期待が高まります。車利用の場合は、北西の立体駐車場とサンポート高松地下駐車場が駐車券サービス対象です。

1階はデパ地下のようにショッピングを楽しめる食のセレクトゾーンや、500円以下の日用品などがそろう「無印良品500」、輸入食品専門店「Jupiter(ジュピター)」、パワーアップして戻ってきた高知発のスーパー「Ace One(エースワン)」などが見どころ。

2階はレディースファッションやドラッグストア「ココカラファイン」、ファストフードの「ミスタードーナツ」「バーガーキング」に加え、2024年7月には「珈琲所コメダ珈琲店」もオープン予定。

3階は生活雑貨「ニトリ デコホーム」やボディケア店、そして「TSUTAYA BOOKSTORE(ツタヤ ブックストア)」に併設するかたちで中四国初出店の「SHARE LOUNGE(シェアラウンジ)」も。

4階には子どもが楽しめるフォトスポット「高松アンパンマン列車ひろば」や、芝生を敷き詰めた屋外広場「ORNE PARK」があり、さまざまなイベントを開催予定です。

気になるグルメショップがたくさん!オルネ限定品も

1階にある食のセレクトゾーンで、おすすめの地元人気店を紹介します。まずは観音寺市で長年続く老舗「山地蒲鉾(かまぼこ)」。創業明治40年という歴史ある蒲鉾店で、JR高松駅南館1階にあった店舗がこちらへ移転しました。

右上から時計回りに『やまぢの鶏から』300円、『やまぢのカワジャン』450円、
『おさかなDEドーナッシュ』280円、
『おさかなDEワッフル』250円、
『やまぢのおねぎ』300円、『やまぢのいいだこ天』450円

三豊市財田町にある洋菓子店「れいくんち」とコラボした、魚のすり身が入ったスイーツ『おさかなDEドーナッシュ』と『おさかなDEワッフル』は変化球でおもしろいアイテム。封を開けると魚の香りが漂いますが、一口頬ばるとアラ不思議!しっかりスイーツとして成立しています。しっとりとしていて密度の高い揚げドーナツ。また、鶏の唐揚げをすり身で包んで揚げた『やまぢの鶏から』や、炙(あぶ)った鶏皮とシャキシャキのゴボウをすり身に練り込んだ揚げ蒲鉾『やまぢのカワジャン』もおすすめ。

香川で70年以上続く老舗料亭「二蝶」のお弁当ブランド「いちから二蝶」が、初店舗として「高松オルネ」にお目見え。ここでしか買えない限定品が多数あり、WEBからの注文で店舗受け取りも可能です。

手前から時計回りに『NICHOのり弁』1,134円、『華やぐばら寿司』1,620円、『NICHO助六』756円

『NICHOのり弁』のお米は冷めてもおいしさをキープできるよう、 香川県オリジナル米「おいでまい」と、甘みと粘りのあるミルキークイーンを独自ブレンド。特製ダレで何度も付け焼きした鮭や、大きめカットの焼き野菜など、シンプルながらも料亭の技が詰まった品々です。『華やぐばら寿司』は2段になっていて、下段にはおかずがたっぷり。

高松市春日町の和菓子店「夢菓房たから」は初の商業施設への出店。週末には列をなすほどの人気を誇るフルーツ大福をはじめ、たからの和菓子が駅直結で購入できるようになりました。生菓子のほか、日持ちのする商品も多数あるので、お土産にぴったり。

右手前から時計回りに『いちご大福』 中サイズ360円、『春のフルーツミックス大福』490円、
『瀬戸芸 手作り最中 あんバターサンド』6個入1,690円、
『旅するお菓子 オルネ』 6個入1,160円、10個入 1,890円

定番人気のフルーツ大福は、オルネ限定の個包装パッケージがキュート。高松オルネ限定商品『生クリームいちご大福』(390円)やソフトクリーム各種はここでしか味わえません。同じく限定の『瀬戸芸 手作り最中 あんバターサンド』(1個240円)は、瀬戸大橋がデザインされた厚焼き最中(もなか)と丹波大納言の粒あんそれぞれにバターを練り込んだもの。高松オルネ出店記念商品『旅するお菓子 オルネ』(1個170円)は、ソフトな焼き皮の中にスイートポテトを仕込んだ“ぽてっと”と、丹波大納言の特製つぶあん“あずき”の2タイプある小判焼き和菓子です。

東かがわ市馬宿にあるラム酒の「馬宿蒸溜所」が「RUM STAND UMAYADO(ラムスタンド ウマヤド)」として立ち飲みバーを出店。香川県で伝統的に製造されている和三盆糖の製糖過程で発生する糖蜜を発酵、蒸留してできる貴重なラム酒を1杯580円からいただくことができますよ(別途チャージ料300円)。瓶のラム酒やクラフトコーラはギフトにも。

自分用に買いたくなる四国の高感度アイテム

1階北側は、四国の生産者や事業者の思いが詰まった商品を多数取りそろえる「shikoku meguru(シコクメグル)」のマルシェとキッチンが。そして輸入食料品店「Jupiter(ジュピター)」や、高知発のスーパー「ACE ONE(エースワン)」がカムバックというのも注目ポイント。食品が非常に充実しているエリアになっています。

香川だけでなく愛媛、徳島、高知の“うまいもん”を再発見できる、魅力的な商品がたくさん!四国に住んでいても知らないものがあることに気付かされます。観光客はもちろん地元民にとってもワクワクする品ぞろえなので、買い過ぎにはご用心♪

食品だけでなく器などの工芸品も取り扱っています。タンブラーやハンドタオルなど「shikoku meguru(シコクメグル)」オリジナルグッズもチェックしてみて。

“キッチン”エリアには「讃岐ラーメン はまんど」「CURRY&PASTA 香(こう)」「takamatsu tapas(タカマツタパス)」の3店がスタンバイ。四国の食材をふんだんに使用したグルメを、80席のフードコートスタイルの席でいただけます。マルシェゾーンで購入した商品もイートインOK!

ガラス越しに駅のホームが見える土産ショップ「ハレノヒヤ」は、手頃に求めやすいご当地感あふれる品々を多数取りそろえています。

『PLATFORM SHIKOKU (プラットホーム シコク)』550円〜

JR四国グループで共同開発したクラフトビール『PLATFORM SHIKOKU (プラットホーム シコク)』は、四国沿線の風景を用いたラベルがオシャレ。IPA、ヴァイツェン、ピルスナーのほか、四国産ユズをプラスした珍しいフレーバーも。また、1駅移動する間に食べられる手頃なサイズのおやつ「HITOEKI 大人のおやつ時間」シリーズや、四国キヨスク限定パッケージの「ミレービスケット」も探してみて。

「グレイスフルギフトショップ バイ ハレノヒヤ」は、『銘菓観音寺』など香川の選りすぐりお菓子を集めたセレクトショップ。香川土産に迷った時にはありがたいスポットです。

『瀬戸の夕焼けプリン』460円

“こんぴらさん”の参道で販売している「こんぴらプリン」も買えるように。瓶のデザインがかわいくて人気を博しています。オレンジ色のジュレが上半分に入っている『瀬戸の夕焼けプリン』は高松オルネ限定品。

高松市林町にある“ビーン・トゥ・バー”のチョコレートとコーヒーの専門店「JALAK coffee&cacao(ジャラク コーヒー&カカオ)」で注目のカラフルなボンボンショコラが目を引きます。オルネ限定品は、瀬戸内の素材を使用したボンボンショコラ3点が入った『瀬戸の輝』(1,404円)。

・中四国初出店!TSUTAYAのシェアラウンジ

人との交流や新たな発見の場を目指した3階フロアの中でも注目なのが「TSUTAYA BOOKSTORE TAKAMATSU ORNE(ツタヤ ブックストア 高松オルネ)」。約3万冊の書籍・雑誌を有し、特にビジネス書が充実しているそう。料理レシピ本や児童書なども豊富に展開しています。

同店でおなじみの雑貨関連も充実。「AKOMEYA(アコメヤ)」の食品や四国初出店のライフスタイルブランド「LAKOLE(ラコレ)」の雑貨、地元ブランド品、瀬戸内エリアにゆかりのあるアーティスト作品などは要チェックですよ!期間限定のポップアップスペースもお見逃しなく。

併設の「SHARE LOUNGE(シェアラウンジ)」は中四国初出店。仕事がはかどるオフィス感とくつろげるラウンジ感を兼ね備えた、ゆとりある125席の空間は、気持ちのいい日差しと玉藻公園側を望む窓際席や、複数人で楽しめるソファ席とボックス席、仕事や勉強にぴったりなワークスペース席などバリエーション豊富。思い思いの時間を過ごせますよ。
ラウンジ内には、高松市牟礼町にアトリエと住居を持っていた世界的彫刻家イサム・ノグチの照明や、さぬき市津田町にある「うみの図書館」がセレクトした本など、香川を感じられる要素も散りばめられています。

最短60分からのドロップインで、通常プラン880円、学生プラン660円、小学生未満440円(3歳未満は無料)から利用可能。約80種類のフリースナックやドリンクに加え、1時間1,540円〜のアルコールプランもあるので、仕事帰りや週末に利用するのもあり。ブランケットや加湿器などの貸し出しサービスも。香川にゆかりのあるアーティストのイベントも今後開催予定です。

香川でお土産を買うなら「TAKAMATSU ORNE(高松オルネ)」をのぞいてみて。四国のグルメ品がたくさん見つかりますよ。期間限定のポップアップストアもお見逃しなく!

■詳細情報

■DATA

TAKAMATSU ORNE(高松オルネ)

所在地
香川県高松市浜ノ町1-20
電話番号
087-811-2200
営業時間
10:00〜20:00
(一部営業時間が異なる店舗あり)

【高松】「ベーカリーカフェ ル・レーヴ」はイートインOK!商店街で愛されるお手頃ベーカリー

イートインできる「Bakery Cafe ル・レーヴ」

ことでん瓦町駅から徒歩約7分、南新町商店街の北端にある「Bakery Cafe ル・レーヴ」。田町商店街から2016年4月に移転し、現在の場所でも愛され続けています。

奥行きのある造りの1階は朝からたくさんの焼きたてパンが並び、高松市の中心街という場所柄もあって開店時間からひっきりなしに人が訪れます。パン生地は水、小麦粉、塩、三温糖、脱脂粉乳、ショートニング、生イーストだけというシンプルな作り。北海道産の無農薬小麦による風味を大事にしているのが特徴です。
季節限定品も多数登場し、春は『桜あんぱん』、夏は『アイスメロンパン』、秋は『焼き栗あんぱん』、冬は『あげパン』といった気になる商品がめじろ押し。

店内へ入って左手の階段を上るとイートインスペースが現れ、窓際カウンター席からは、商店街の景色がチラッと楽しめます。1階で買ったパンを電子レンジで温めることも可能なので活用してみて。

1階のレジ手前にはコーヒーマシンも完備。紙コップを110円で購入し、マイルド、アメリカン、ストロングのホットコーヒー3種と、アイスコーヒーの中から好きなものを選んでテイクアウトしたり、2階のイートインスペースで飲んだりできますよ。

菓子パンのおすすめはこちら!

『ル・レーヴ メロンパン』150円

甘い香りが漂う手作りのクッキー生地は、カリッとするほどしっかり焼かれていて小気味良い食感。中の菓子パン生地は歯切れが良く、クッキー生地と親和性のある口溶けバランスがたまりません。

『あん塩バターロール』210円

塩パンシリーズの中でも発売以降、不動の人気No.1を誇るのが『あん塩バターロール』。ベースの塩バターロールはもっちり感があって密度が高く、中には風味豊かな北海道産の粒あんがイン。塩気が引き締め役で食べ応えのある一品です。

『フォンダンショコラ』170円

食べるのをためらってしまうようなキュートな表情のこちらは、ふんわりやわらかな白パンにスイートチョコが仕込まれた『フォンダンショコラ』。手描きの顔に個体差があるので、どの子にしようかなと選ぶ楽しさも♪

中には、なめらかで甘いスイートチョコがたっぷり。レンジで温めるとチョコが少し溶けて、よりフォンダンショコラを食べているかのよう。

日替わりバーガーは軽食にぴったり

エビカツ、メンチカツ、チキン南蛮などフライものをサンドしたバーガーシリーズは毎日約3種類がスタンバイ。日替わりなので、毎日来ても異なるメニューに出合えるかも!?

『エビカツバーガー』360円

エビカツは、すり身とエビの身でシーフードの味がしっかり。タルタルソースの酸味やレタスとキャベツのシャキシャキ食感がアクセントになっています。

『ササミカツバーガー』360円

コッペパンタイプの横長パンに、ササミカツと生野菜をサンドしたバーガー。大葉の香りがフワッと広がり、タルタルに使われている玉ネギの食感や酸味も合わさってまとまりのある味わいです。

シンプルに素材を味わうパン

『天然酵母バタール』420円

米麹由来の天然酵母で発酵させた生地はふんわりもっちりしていてほんのり甘みもあり、小麦の風味を存分に味わえます。クラスト(外側)は割と厚みが薄く歯切れの良い固さで、料理の主食としてもおすすめ。

『くるみスイート』160円

工房で炒(い)った無添加のクルミを混ぜ込んだこちら。鼻に抜けるクルミの香ばしさと独特の風味が絶妙で、ほんのり甘いパン生地とクルミの風味がマッチ。多過ぎず少な過ぎず、クルミの存在感がしっかり際立っているエアリーな食感のパンです。

『全粒粉食パン』1斤420円、半斤230円

食パンはどれもハチミツ、卵不使用。シンプルな食パンだけでなく、玄米、全粒粉を使用したパンもあるので、お気に入りを見つけるのもあり。1斤、半斤と食卓に合わせてサイズを選んで。

3日間じっくり時間をかけて作られるクロワッサンも、工房で粉から作るフルスクラッチ製法です。シンプルな『クロワッサン』(160円)のほかにチョコレートを巻き込んだ『クロワッサンショコラ』(220円)や、フルーツジャムを使用したデニッシュなどもそろいます。濃厚な甘さが魅力の香川県産ミカン“小原紅早生(おばらべにわせ)”のマーマレードとチーズクリームを合わせたデニッシュはリッチな味わい。

丸亀町商店街にも程近い、南新町商店街の北端にある「ベーカリーカフェ ル・レーヴ」。持ち帰りはもちろん、イートインスペース併設でランチ使いや、街歩きで小腹が空いた時にふらっと立ち寄りやすいのも魅力です。親しみやすい定番や日替わりパンなど、自分だけのお気に入りの味を見つけて♪

■詳細情報

■DATA

Bakery Cafe ル・レーヴ

所在地
香川県高松市南新町13-4
電話番号
087-802-2206
営業時間
10:00〜19:00
(イートインスペースは10:00〜17:30)

【観音寺】「有明マルシェ2024」開催!琴弾廻廊のサウナリニューアルに合わせ、24店が集合♪

観音寺市の天然温泉「琴弾廻廊(ことひきかいろう)」のサウナが大規模リニューアル。そのオープン記念として、3月31日(日)に「有明マルシェ2024」が開催されます。飲食や雑貨、ワークショップなど、観音寺市や三豊市の人気店を中心に、約24店舗が大集結。地元高校生によるライブ演奏や、サウナカーへの無料入湯など、ワクワクの企画も見逃せません♪

マルシェ店舗でのお買い物500円ごとに1枚もらえる“有マルチケット”を3枚集めると、琴弾廻廊への入湯が無料になる特典も!
リニューアルしたサウナは、青一色の船型サウナや、火をテーマに落ち着いた雰囲気のサウナ、釜風呂を現代風にアレンジした和のサウナなど、5つのサウナと3つの水風呂を備えて、いっそう魅力的に。ハンギングチェアやガーデンベッドなどさまざまな“ととのいスペース”でリフレッシュできますよ。

また、当日9:30から『有明浜 海浜清掃大作戦 2024 春の陣』を開催。参加者にはマルシェで使用できる500円チケットがプレゼントされます。「日本の夕陽百選」に選ばれるほどの絶景・有明浜を朝から美しくし、好きなフードやドリンクをお供に海を眺めるもよし、サウナで整うのもよし。癒やしの日曜を過ごしては。

出店者一例
・VELVET kitchen…熟成キーマカレー
・季節の外ごはん Okibi…サムライジビエビバーガー
・Friggitoria AL CENTO…揚げピッツァ
・琴弾廻廊…いちごスムージー
・ひょっとこ…徳島ラーメン
・茶茶丸…グルテンフリー米粉ワッフルと焼き芋
・高月堂221…パンダどら焼き
・モクラス…サウナカー ※入湯希望の場合は水着の用意が必要です
・sayaka watanabe…テクスチャ―アート体験ワークショップ
・Glass art Lupinus…ガラスの器・アクセサリー販売
etc.

【高松】ラテアートの店「Chord Coffee (コードコーヒー)」は焙煎所併設のほっこりカフェ

・香り高い広々空間「Chord Coffee(コードコーヒー)」

高松市を南北に走るサン・フラワー通りとレインボーロードのちょうど中ほどに位置する「Chord Coffee(コードコーヒー)」。焙煎所である「山東珈琲」とカフェの「Chord Coffee」、両方の名前が書かれた大きな看板が目印です。入り口前に5台分の駐車スペースがあり、にぎやかな大通りから少し外れた、公園や住宅街の広がる閑静なエリアなので、車も出入りしやすいのがうれしいところ。

バンブーをあしらったカウンターに、ラタンのテーブルといす、えんじ色のガーデンパラソルに観葉植物。バリやタイのようなアジアのビーチを思わせる南国仕様の店内に、香ばしいコーヒーの香りが漂います。

驚くべきは、なんといっても客席間隔の広さです。テーブル数は8卓、座席数25席。隣のテーブルの話し声を気にせず、カフェタイムを心静かに楽しむには十分過ぎるソーシャルディスタンスが設けられています。

注文方法はレジでの前払い式。カウンターにあるお冷と食事後の食器の返却はセルフ方式です。食事やドリンクは、テーブルまで運んでくれるので、注文を終えたら席に着いてのんびりカフェタイムをスタートさせましょう。

・大会王者のマスターが描くラテアートの世界

店主の薮内さんは、コーヒー飲料メーカーが主催するラテアートコンテスト“COFFEE MASTERS中四国大会”で、優勝経験があるラテアートのチャンピオンです。凄腕店主が作るラテを、気軽にいただけちゃうのが同店の醍醐味の一つ。不定期でラテアートの講習会なども開催しているので、「自分でもやってみたい!」という人は、飲むだけでなく、ラテアートの世界に一歩踏み出してみては。

絵柄はバラエティー豊富で、季節やその日の天候、お客さんの雰囲気に合わせて描き分けています。動物のイラストやメッセージ入りのラテに出合えることも。どんな絵柄のラテが運ばれてくるのか、ワクワク感が高まります。「お客さんがどんな反応をするか、見るのが好きなんです」と語る店主。女性だけでなく、子どもから年配の男性まで、幅広い世代を笑顔にしてくれるラテを通して、心を通わせているような感覚にさせてくれます。

『カフェラテ』480円

店主のもてなしの心が描かれた『カフェラテ』は、かわいらしくて飲むがもったいないと感じてしまいますが、コーヒー専門店が作るからこそぜひ飲んでほしいこだわりも満載。ラテには浅煎り豆で抽出したコーヒーを使用するお店が多い昨今、深煎り豆を使うことで、フォームミルクのやわらかさの中に深く香ばしいコーヒーの香りと存在感を感じられる一杯に。かわいらしい絵柄を写真に収めた後は、店主自慢のラテをじっくり味わって。アートを施すことができるドリンクは「カフェラテ」のほかに「抹茶ラテ」や「フラットホワイト」など7種類ほどあります、店主に気軽に尋ねてみて。

『フラットホワイト』 500

オーストラリア発祥の『フラットホワイト』は、カフェラテのこんもりした泡はなく、表層のフォームミルクが平らな形状です。ラテより少量の泡で作られているため、カフェオレとカフェラテの中間に位置するドリンク。シルクのような口当たりが特徴で、こちらもアートを施すことが可能です。

・種類豊富なトーストモーニングは朝8時から

『チーズペッパートーストセット』800円

出勤前にサクッと腹ごしらえしたい日にも、カフェでのんびり過ごしたい休日の朝にもうれしい8:00オープン。近所の人や常連が続々とモーニングを目当てに来店します。『チーズペッパートーストセット』は、湯種食パンにマーガリンを薄く塗り、たっぷりのせられたチーズにはアクセントの黒コショウを少々。表面のチーズをバーナーで炙(あぶ)ることで香ばしさととろ〜り感をプラスしていて、食パンのモチモチ食感と相まってやみつきになること間違いなし。セットには、ゆで卵・サラダ・ドリンク、そしてデザートのコーヒーゼリー付き。キャラメルエスプレッソのソースと絡めて食べる特製コーヒーゼリーは必食ですよ。

セットのほか単品の注文もできるトーストメニューは全7種類。一番人気は、王道のシンプルなトーストです。もちもちの湯種食パンと付け合わせのマーガリンやジャムで、コーヒーと一緒に、軽めの朝食として利用する人が多いそう。「ハムサラダ」や「トマトエッグ」のような定番のほかに目を引くユニークな組み合わせにも注目。「海苔(のり)トースト」は店主のお父さんが作っていた家庭の味を再現したもので、マーガリンを塗ったトーストの上に“味付け海苔”がオン。焼き海苔では出せないコクのある磯の風味をご賞味あれ。まかないとして作ったメニューが定番に昇格した「オニオンキムチサンド」は、スライスした生タマネギをキムチの素で和えたものをトッピング。タマネギの爽やかな辛みとキムチの刺激が絶妙で、悶絶間違いなし。身近な食材ですが、意外とおうちでは作らない“目からウロコ”なメニューにトリコになる人続出です。

・ごはんランチ&カフェスイーツで満腹メシタイム

『エスプレッソカレー』800円

11:00〜15:00の時間帯には、ご飯系のランチが登場します。コーヒー専門店ということで、ぜひ食べてみてほしいのが『エスプレッソカレー』。その名の通り、隠し(?)味にエスプレッソを使用し、コーヒーのほのかな香りとコクをプラスしたキーマカレーです。ひき肉のうま味とトマトの酸味が効いた、まろやかで刺激の少ないカレーは、辛さが苦手な子どもや年配の人にもオススメです。+200円でサラダとドリンクが付いたセットに。また、ご飯の上に、山盛りの千切り生野菜と豚しゃぶやチキンのクリーム煮など週替わりのメイン食材がのった『サラダライス』も同店の人気メニューです。内容はInstagramをチェックして。

『コーヒーゼリーアフォガート』650円

食後に、カフェタイムに、ボリューム満点のアイスデザートはいかが?『コーヒーゼリーアフォガート』は、オリジナルの特製コーヒーゼリーをさらに堪能できる一品です。コーンフレークのクッションの上に3スクープ分というたっぷりのミルクジェラート。小さなビーカーグラスに入ったエスプレッソを流しかけて、溶けかけたジェラートとコーヒーゼリー、そしてエスプレッソソースが奏でる魅惑のハーモニーを体感してみませんか。

・コーヒー専門店の楽しみは続々

レジ横のカウンターに、ひときわ目を引く重厚なエスプレッソマシン。シンプルなコーヒーやカフェラテを飲んだ後は、本場イタリア流の本格エスプレッソをぜひ。

『エスプレッソ』300円

“寿命が10秒”ともいわれ、おいしく味わえる時間が非常に短いことで知られる『エスプレッソ』ですが、苦いのを無理して流し入れるのではなく、スティックシュガーを2本ほど入れ、甘くして飲むのが本場イタリア流。10秒とはいわないまでも、2〜3口でエスプレッソを飲み干した後は、ゆっくりと会話などを楽しみながら、カップの底に残ったカラメル状の砂糖をスプーンですくいとって、デザート代わりに食べるのがツウだそう。

入り口正面にはコーヒー豆や焼き菓子、コーヒー関連の調理道具の販売コーナーがあります。カフェで試したお気に入りの味を家庭でも味わうことができるのはうれしいですね。

焙煎所が併設されているコーヒー専門店で、ラテアートのチャンピオンがいる店であることはもちろん、店主・薮内さんの温かいおもてなしの心が随所に感じられ、何度も通いたくなる気持ちにさせてくれる「Chord Coffee (コードコーヒー)」。身近にいつまでもあってほしい癒やし系のカフェです。

■詳細情報

■DATA

Chord Coffee (コードコーヒー)

所在地
香川県高松市今里町1-17-20
電話番号
090-1327-0922
営業時間
8:00〜20:00

【綾川】フルーツサンド「纏-matoi-」見た目も味も満点の映えスイーツを楽しんで♪

・フルーツサンド専門店「纏-matoi-」

ことでん陶駅から車で3分、住宅会社の敷地内にある「纏-matoi-」。隣にも2軒続いてテイクアウトのスイーツ店が並んでいるので、甘い物好きにはたまらないエリアとなっています。

キリンやフクロウのオブジェが迎えてくれる、かわいらしい店内。こぢんまりとしていながらも、フルーツサンドは豊富なラインアップ。通年メニューだけでも10種類以上、季節限定や予約限定の商品もあり、何度訪れても飽きずに楽しむことができますよ。

・並ぶサンドは常時10種類以上!おいしさの秘密はクリームとパンの薄さ

「纏(まとい)」のフルーツサンドのおいしさの秘密は、ずばりクリーム。北海道産のクリームチーズを使用し、フルーツに合うようあっさりした甘さに仕上げられています。このクリームだけを楽しむために、フルーツが挟まれていないシンプルなサンドを買う人もいるそう。

商品に使用されている食パンは地元のベーカリーから仕入れ、ちょうどいい幅にカット。厚すぎず薄すぎず、食べやすいように計算されています。しっとりとしつつ軽やかな食感で、重さを感じさせません。

見た目がかわいくても、中身の大半がクリームでガッカリ…なんて心配はご無用!同店のフルーツサンドは断面だけでなく、見えない部分までフルーツがしっかり入っていて、食べ終わるまで具材たっぷり、大満足間違いなし。全体的にあっさりとしているのでぺろりと完食できます。

・手ごろな値段で楽しめるフルーツサンド

『いちご』640円

フルーツサンドというと、少し贅沢・高級なイメージがありませんか?しかしこちらのサンドは、ボリュームの割に手ごろな点が特徴。「お店に長く、何度も来てほしい」という思いから、この値段設定にしているそうです。

人気ナンバーワンは『いちご』。ジューシーなイチゴとクリームは、言わずもがな相性抜群です。どんな新商品が出てもいちごの人気は不動で、休日は午前中で売り切れてしまうこともしばしば。必ず欲しい人は、予約をするか、開店直後が狙い目です。

『5種ミックス』620円

数種類のカラフルなフルーツが挟まれた目にも楽しい『5種ミックス』。入っているフルーツはそれぞれ単品サンドとしても販売されていますが、こちらなら1つでいろんな味を楽しめます。食べ進めるたびに違うフルーツを味わえて、お得感を感じるサンドです。

『ハーフ&ハーフ』600円

いろんな種類を食べたい、でもたくさんは食べられない…という人には『ハーフ&ハーフ』もおススメ。5種類ほどあり、日によって並ぶ種類が変わります。1つが通常のサンドより薄く、1個で2つの味を楽しめます。家族や友達とシェアにも◎。

『コーヒーゼリーサンド』500円

「纏」は徳島県に本店があり、メニューは基本的に本店と共通。でも実は、ここ香川店でしか食べられないオリジナルサンドもいくつかあります。

その中の1つが、その名の通り、コーヒーゼリーを入れちゃったサンド。この商品は香川店でアイデアが生まれ、商品化したものだそう。挟まれているコーヒーゼリーは、元パティシエのスタッフが「纏」のクリームに合うように作っています。

・フルーツサンドだけじゃない♪ショートケーキ缶やクロッフルも

「纏」で食べられるのは、フルーツサンドだけではありません。近年SNSで写真映えするスイーツとして話題になっている『ショートケーキ缶』も、名物の一つ。

並べてみるとかわいらしさが際立ちます。

『いちご×キウイ』1,000円

7種類あるショートケーキ缶(すべて1,000円)の中で特に人気なのは『いちご×キウイ』。自家製クリームときれいなフルーツの断面で彩られた缶を眺めて、それから中身を楽しみましょう。

また、最近のイチオシは『クロッフル』。クロッフルとは、クロワッサン生地をワッフル型で焼いて仕上げたスイーツです。

同店では、食べやすいようにスティック付きで提供。現在は7種類あり、どのクロッフルもトッピングたっぷりでボリューミー。

『ブリュレクロッフル』550円

一番人気は『ブリュレクロッフル』。カリカリのキャラメリゼの下には、あま~いカスタードクリームがオン。モチモチの生地がクリームのボリュームに負けず、満足感でいっぱいになります。

『ミックスベリークロッフル』530円

甘酸っぱいベリーたちとホイップクリームがたっぷりのっていて、ガッツリ甘いものが好き!という人には『ミックスベリークロッフル』もオススメ。

こちらのクロッフルは、フルーツサンドよりも甘さたっぷり。「さっぱりしたフルーツサンドだとスイーツとしてはちょっと物足りない…」「お腹いっぱい甘いものを食べたい!」という人は、ぜひ一度味わってみて。

フルーツサンドは売り切れ次第終了のため、狙いのサンドがある場合は、LINE予約で確保を。季節のフルーツを使った期間限定商品の情報は、Instagramで発信されているので要チェックです。

自分へのご褒美に。喜ばれる手土産に。見た目にも味にもテンションが上がる、綾川町の「纏」へぜひ。

■詳細情報

■DATA

纏-matoi-

所在地
香川県綾歌郡綾川町陶2501-1
営業時間
平日/10:00~17:00
土・日曜/9:00~17:00

【高松】テニスクラブ併設の「Cafe DUCE(カフェデュース)」はコートサイドのすてき空間

・コートサイドの癒やし空間「Cafe DUCE(カフェデュース)」

ことでん八栗駅から車で3分。四国霊場85番札所「八栗寺」のある八栗山を背景に、美術館や資料館など文化と歴史が息づく牟礼エリアに「 Cafe DUCE (カフェデュース)」はあります。駐車場は「屋島テニスクラブ」と共用で、玄関前にはサイクルラックも設置されているため、サイクリングのついでに訪れる人にも好評。テニスクラブ利用者はもちろん、観光やドライブがてら気軽に立ち寄れるスポットです。

大きなガラス窓に囲まれた店内は明るく落ち着いた雰囲気。赤銅色のレンガ調の床にブラインド、ペンダントライトに観葉植物まで、目に飛び込んでくるインテリアが一つひとつおしゃれで、一瞬で“デュースワールド”に引き込まれること間違いなし。

・今日はどこ座る?バリエーション豊富なカフェスブース

ブックシェルフを兼ねた壁面を背に、座り心地の良いブラウンファブリックの大きなソファ。2つあるテーブルは、つなげて8人席としても、離して4人席としても使用できるゆったりスペースです。

観葉植物で仕切られた4人テーブルは、サーフィンボードを彷彿(ほうふつ)させるような楕円(だえん)のテーブルに、2人掛けのソファが向かい合うスタイル。オープンでありながら、半個室感を感じるボックスブースは、仲間内でのカフェトークが盛り上がりそう。店内に数カ所設置された本棚には、さまざまなジャンルからセレクトされた書籍が。ここで読めるのはもちろん、ミニ図書館として借りることもできますよ。

1人での利用なら窓辺のカウンター席がおすすめです。ぼんやりとテニスコートを眺めながらランチやスイーツを楽しんだり、リラックスしてお茶しながら読書するのもステキ!桜のシーズンには、この席は花見特等席に!

・週替わりメニューはうれしい2択! プレートorパスタ?

週替わりランチ『豚の生姜焼き&エビの天ぷら』1,200円

週ごとに内容が変わるランチは2種類、“週替わりランチ”と“パスタランチ”があります。どちらもサラダとスープが付いたボリューム満点のセット内容。厚切りスライスで食べ応えのある豚肉に、タマネギとキノコがたっぷりの生姜焼きは、しっかりした味付けのタレで、ご飯が進むこと間違いなしですよ。主役級のエビの天ぷらまで付いた大満足プレートですが、彩りの役目だけで終わらないほどたっぷり生野菜も盛られているので、体にもうれしい一皿です。

ご飯には、赤米を使用。できる限り新鮮で体に良いものを取り入れてほしいというコンセプトのもと、自家菜園で栽培した野菜などもふんだんに使っています。週替わりランチと週替わりパスタランチの内容は、公式Instagramでチェックしてみて。

週替わりのパスタランチ『カルボナーラ』1,100円

パンチェッタベーコンの塩味に、こっくりとした濃厚な生クリームのソース。もちもち食感のパスタにたっぷりソースが絡んだ『カルボナーラ』は、半熟の温泉卵がのせられていて、黄身を割って混ぜ合わせて食べるとさらにトロトロ感がアップ。サラダもスープも付いて食べ応えのある一皿です。パスタランチのレパートリーは、アボカドとモッツァレラチーズのトマトソースパスタやボロネーゼなど、いつ行ってもいろんな味を体験できそう。

・ちょっとやそっとのランチじゃない!レストラン並みのメニュー数

『鶏のから揚げランチ』に『季節野菜のキーマカレーランチ』『季節のサラダ&ベーグル』など、通年オーダー可能なランチは6種類ほど用意されていて、選ぶのに迷ってしまいそうなほど魅力的なメニューばかり。ランチタイムは、+200円でセルフドリンクを、+300円でミニスイーツをセットにできちゃいます。ランチ後の別腹タイム、オプションを追加してのんびり楽しむのもいいかも。

『自家製ローストポークランチ』1,100円

『自家製ローストポークランチ』は、通年ランチの中でも特に人気のメニュー。豚のロース肉をタマネギなどの香味野菜やハーブと合わせ、焼きムラを抑えるコンベクションオーブンでじっくり3時間以上焼き上げたローストポークは、シェフ渾身の一品。脂身の少ない部位にもかかわらず、しっとりとした質感と上品な味わいはお見事!「Cafe DUCE 」で食べるべき一皿です。

・心ほどかれる絶品スイーツ&自家製ドリンク

『自家製ジンジャーエール』550円

ドリンクメニューのラインアップにも、並々ならぬこだわりを感じます。『自家製ジンジャーエール』は、ショウガ・唐辛子・スパイスなどをじっくりと煮詰めた本格的なジンジャーシロップを、炭酸ソーダで割っています。ピリリと刺激的な辛さの大人味ドリンクはいかが?このジンジャーシロップを屋島産のハチミツとお湯で割った『屋島はちみつホットジンジャー』も◎。

『屋島はちみつのバニラスムージー』550円

屋島で採取したハチミツとバニラアイスを使用した『屋島はちみつのバニラスムージー』は、ハチミツの風味を生かすため程よい甘さに仕上げられていて、どこか懐かしく優しい味わい。大人にも子どもにも、またスポーツ後のほてった体にもぴったりのドリンクです。

『自家製ベイクドチーズケーキ』500円

爽やかなレモンの風味が効いた、濃厚なベイクドチーズケーキです。土台のクランブル生地がしっとりとしていて、コクのあるチーズケーキの口当たりと相まって、幸福感で満たされます。ボリュームたっぷりでお得感のあるスイーツです。

『自家製酵素ジュース』 500円〜

観音寺市の八百屋「原田商店」の酵素マイスター・原田さん指導のもと作られた酵素ジュースは、スポーツで汗をかいた後、体に良いものを取ってほしいというコンセプトで作られたもの。おいしいだけでなく、自然の力を最大限に生かしたドリンクは、一度と言わず通ってでも飲むべき価値あり。季節ごとに変わるフルーツもお楽しみ。

テイクアウトコーナーでは、BOX弁当からマフィンやクッキーなどの焼き菓子までバラエティーに富んだ商品が並びます。テニスクラブ受付前カウンターのチェックもお忘れなく!

観光地エリアにあり、創業40年以上の老舗テニススクールのクラブハウスという顔を持つ「Cafe DUCE (カフェデュース)」。今もなお進化し続けるバラエティー豊かなフード&ドリンクメニューには目が離せません。テニスの後にも、ドライブや観光がてらにも、心からリラックスできる空間に立ち寄ってみて。

■詳細情報

■DATA

Cafe DUCE

所在地
香川県高松市牟礼町牟礼3720(屋島テニスクラブ内)
電話番号
087-845-5854
営業時間
平日/10:00〜15:00(L.O.14:30)
土・日曜、祝日/10:00〜17:00(L.O.16:00)

【さぬき】「Cafe ゆるりと。」海を望むブックカフェでランチ&スイーツ。心温まるひとときを

・「Cafe ゆるりと。」は時間を忘れる癒やしスポット

さぬき市の津田町と大川町をつなぐ富田中津田線(県道133号線)沿いにある「Cafe ゆるりと。」は、緑の中に佇むアットホームな癒やしカフェ。白砂青松の景勝地「津田の松原海水浴場」へは車で約3分という近さです。

各テーブルとの間には、パーテーションとしての役割も担う本棚が設置され、どの席でも落ち着ける空間。中でも大きな窓から絶景を楽しめるカウンター席は、一人でのんびりしたい時の特等席です。

高台に位置しているので、津田の海が遠くに望めます。和朝食が人気の「暮らし商店 ごんべや」やカレー店「HAGI」など、津田エリアににぎわう新進気鋭店とも交流がある同店。ちなみに、津田の松原海水浴場から徒歩すぐの「ポルトピッツァ」は、立ち上げのリノベーション作業から店主が携わっています。「さぬき市津田地区まちづくり協議会」理事も務める店主は、津田エリアの活性化を考えつつ、忙しく活躍中。

・ブックカフェ要素もある本の数々

元はイタリアンレストラン「ラ・フレスカ」(現・東かがわ市)の初代でしたが、ブックカフェ「ゆるりと。」へと進化してから8年以上続く同店。内装のDIYもこなすご主人自らによって何度も改装が行われ、より居心地の良い空間へとアップデートしています。2024年には、内向きのカウンター席があったエリアに厨房を拡張。書店を彷彿とさせるブックコーナーも新設されました。

店主の好みである歴史、インテリア、エクステリア、料理、 木工などを中心にジャンルを問わずさまざまな書籍が置かれていて、さながら図書館のよう。普段読まないような本も、試しに手に取ってみたら意外とハマるかも?

横並びに座れるソファで、仲の良い友人や家族と時間を忘れてのんびりカフェタイムを過ごすのもおすすめ。ついつい長居したくなる雰囲気です。

パスタとリゾットなどのイタリアンランチ

『海の幸の焼きリゾット』1,520円

スープ、サラダ、ドリンク付きのランチは、パスタやリゾットなど約6種類がスタンバイ。香川県産の米を使用したリゾットは『牛すじ肉のトマト煮込みリゾット』(1,400円)、『海の幸のクリームリゾット』(1,520円)のほか、『カレーリゾット』も登場予定。それぞれ焼きリゾット(+100円)も選べます。

『海の幸の焼きリゾット』は『海の幸のクリームリゾット』をオーブンで焼いたもの。濃厚なクリームと、シーフードのうま味、焦がしチーズの香ばしさがたまりません。オーダーが入ってからリゾットを作り、その後オーブンで焼くので提供時間が多少かかりますが、その分できたてのおいしさを味わえますよ。

『和牛のボロネーゼ 生パスタ』1,400円

モチモチ食感の生パスタに、しっかり煮込まれたソースが絡む『和牛のボロネーゼ 生パスタ』は定番メニュー。塊肉を手切りした、大きめサイズの和牛がゴロゴロ入っていて満足度が高いです。

ほんのりスパイスを感じつつ優しい味わいなので、親しみやすい一品。やわらかく煮込まれた和牛のうま味が口いっぱいに広がります。もっちり食感のフォカッチャが添えられているのもうれしいポイント。
同店ではテイクアウトの対応はしていませんが、三木町にある地域密着型のプチ複合施設「IDO MALL(井戸モール)」内のマルシェで、フードメニューやスイーツなどを不定期販売中。訪れた際に探してみて。

手作りスイーツでのんびりカフェタイム

スイーツメニューは『ガトーショコラ』『ドライフルーツケーキ』『アイスクリーム』(各種500円)といったスタンダードなものから、旬の素材を使用した季節限定品など、タイミングによって種類は前後しますが6種類ほどから選べます。スイーツとトーストメニューは開店時間からラストまでオーダーOK。単品提供はしていませんが、ドリンクとセットで100円引きに。

『リンゴのスパイスケーキ』500円

リンゴやキンカン、ネーブル、イチゴなど、時季のフルーツを箱買いしてジャムやコンポートなどを仕込むことが多いご主人。それらを使用した手作りスイーツの数々も見逃せません。『リンゴのスパイスケーキ』はパウンドケーキタイプの焼き菓子。しっとりとした生地から、ほんのりシナモンとショウガの華やかさ、リンゴの食感と風味がふわっと鼻に抜けます。きび砂糖によるまろやかな甘さも特徴。

『ティラミス』600円

初代「ラ・フレスカ」時代からずっと提供している『ティラミス』は、マシンから抽出するエスプレッソを使用した本格派。程よい甘さのマスカルポーネクリームとスポンジが同時にスッと溶けるふわふわエアリーなテクスチャで、もう一皿食べたくなる儚(はかな)さ。
ご主人は素朴なお菓子が好きということもあって、できるだけシンプルに素材の味を楽しめるものを作られています。ランチを注文すると、手頃な値段でデザートをプラス可能。しかもメニューが絞られておらず、当日あるバリエーションのすべてから選べるのがうれしいところ!スイーツ好きな人は必見です。

『レモンスカッシュ』600円

地元のレモンを漬け込んだ自家製『レモンスカッシュ』は甘過ぎず、レモンの良い苦みがふわっと感じられるのでスッキリしたい時にぴったり。『ゆず蜜ジンジャー』や『ミックスジュース』(各600円)なども気になります。コーヒーなども含め、ドリンクメニューは20種類以上。たっぷりサイズのコーヒー『マグカップブレンド』(600円)でゆったり長居するのもおすすめ。

屋号の「ゆるりと。」は“ゆっくりしてね”という意味もありますが、“ゆっくりしたいな”というご主人の願い(?)も込められているそう。ゆくゆくは、店主夫妻ものんびり気負いせず続けられるような、喫茶店スタイルへと変化していくかもしれないので、それもまた楽しみですね。奥さまの優しい接客も心地よく、至る所に温かみを感じられる「ゆるりと。」は、いつまでも続いてほしい癒やしカフェです。

■詳細情報

■DATA

Cafe ゆるりと。

所在地
香川県さぬき市津田町津田418-2
電話番号
087-949-1515
営業時間
11:00〜17:00(L.O.16:30)
ランチ/11:00〜15:00
予約不可

【丸亀】おいしさはそのまま「麦香(ばくか)うどん」が内装を新たにリニューアルオープン!

・小麦のプロ監する「麦香(ばくか)うどん」

のどかな田園風景が広がる丸亀市綾歌町に佇む「麦香(ばくか)うどん」。国道438号線沿い、ことでん琴平線岡田駅から徒歩10分ほどのところに店を構え、車でも電車でもアクセスしやすい立地にあります。お店から15分ほど車を走らせたところには、中四国最大級のテーマパーク「レオマリゾート」があり、観光客も多く立ち寄る人気店です。2024年3月18日に内装を新たにリニューアルオープンし、外には待合スペースも増設されました。

テーブル席や座敷を備えた店内は、グループや子連れでも気兼ねなく利用できます。タブレットオーダー制でゆっくりメニューが選べるのもうれしいポイントです。

・麺・出汁・具材・天ぷらにまで及ぶこだわり

以前は製麺会社に勤めていたという店主。「喜ぶお客さんの顔や声を直接見聞きしたい」と開業を決意し、お昼時には行列ができるほどの人気店に成長した今も、ベストな一杯を届けるために一般店の営業スタイルを貫き続けています。

店名の通り、小麦に対する情熱は人一倍。食べた後に鼻に抜ける小麦の豊かな香りとモチモチとした食感を追求し、全国の小麦を食べ比べて、北海道産「キタホナミ」と香川県産「さぬきの夢」のブレンドにたどり着いたそう。国産小麦100%を使用するうどん店は讃岐でも珍しく、小麦の特徴を熟知した「麦香」の店主だからこそなせる業(わざ)です。

さらにうどん生地にコシを作る「足踏み」の工程では、生地を3つに折りたたみ足踏みする作業を7回も繰り返し、計2187(3の7乗)もの層を作り上げているといいます。見るからに生き生きとコシのある麺は、意外にも口当たりはやわらかく、かと思えばかみ心地はモチモチ。「コシ=かたさ」ではなく、本当の意味でのコシの良さを感じてほしいと店主は語ります。

こだわりは麺だけに留まらず、出汁(だし)はかけうどん用・ぶっかけうどん用・ざるうどん用・釜あげうどん用に分けて4種類を毎日取る徹底ぶり。さらに出汁に合わせて、しょうゆもそれぞれ特注しているというから驚きです。

うどんの具においても地産地消を大切にし、とり天用の鶏肉や釜たま用の卵に始まり、天ぷらの具の多くは香川県産を使用しています。

・“喉”で味わう極上うどん

『麦香うどん(冷のみ)』(300g)780円〜

店主の一押しは店名を冠した『麦香うどん』。とろろと温泉卵を麺に絡めることで喉越しがよりなめらかになり、麺を“喉”で味わう通な食べ方を楽しめる一杯です。ちょっぴりわさびを加えると麦の香りとともに心地よい辛味が鼻に抜け、クセになる味わいに。

モチモチとした麺は食べ応え満点!一本一本がまるで生きているような“ぶりん”とした弾力に、麺をすする手が止まりません。

揚げたての天ぷらはカリッと音がなるほどジューシーで口当たりは軽やか。食べ慣れたちくわが「麦香」の手にかかると贅沢品に感じるほど、主役のうどんに負けない存在感があります。

・天ぷらも絶品!熱々ジューシーなとり天に舌鼓

『とり天ぶっかけ(温・冷)』(300g)810円〜

天ぷら好きは『とり天ぶっかけ』がおすすめ。県内の養鶏場から仕入れる新鮮な鶏肉を揚げたて熱々のままダイナミックにイン。胸肉とは思えないほどジューシーでやわらかく、軽やかな食感にテンポよく箸が進むこと間違いなしです。付け合わせの大根とレモンを合わせてさっぱり召し上がれ。

天ぷらは単品注文も可能。『ごぼう天』(180円)も人気で、地元農家から土がついたのままの新鮮ごぼうを仕入れています。

スタッフのTシャツにも印字され、同店のトレードマークにもなっている瓶入りの薬味。ねぎ・しょうが・天かす・自家製唐辛子が卓上にそろい、好きなタイミングで好きなだけトッピングして楽しめます。自家製唐辛子はインパクトのある辛さでやみつき注意!辛党はぜひチャレンジしてみて。

・言わずと知れたウワサの逸品『クリーミーカレーうどん』

『カツカレーうどん』950円

香川県内に500軒以上ある讃岐うどん店の中でも多くの口コミを集め、ひときわ存在感を放っているのが『クリーミーカレーうどん』。写真は『クリーミーカレーうどん』に揚げたてのロースカツをトッピングした『カツカレーうどん』です。

5、6種のスパイスに出汁と牛乳、生クリームを加えることでまろやかさとコクをプラス。さらにはトマトと隠し味のフルーツを入れることで、フルーティーな甘さを引き出しています。甘過ぎず、辛過ぎず、スープのように一口二口と味わいたくなる奥深さは家庭では再現できない味わい。口コミの多さにもうなずけるおいしさです。

カツは手の平からはみ出るビッグサイズ!カレーは子どもも食べられる辛さなので、みんなでシェアして楽しむのもいいですね。

うどんは全メニュー、麺の量をカスタマイズ可能。1玉約300gをベースに、+50円で1.5玉(約450g)、+100円で2玉(約600g)、+200円で3玉(約900g)に変更できます。

さらに、全種類30円引きでミニサイズ(200g)をオーダーすることができるのも少食さんや子ども連れにうれしいポイント。「せっかく人気店に来たからには、あれもこれも楽しみたい!」というワガママだって叶えられます。

夏には『冷やしカレーうどん』『すだち冷かけうどん』『ネバとろぶっかけ』など、涼を感じられるメニューが登場予定です。期間限定メニューは公式Instagramを要チェック。
➡︎公式Instagramはこちら

讃岐のうどん店の影の主役、おでん(各種140円)もスタンバイ。こだわりの出汁でじっくり煮込んだ具材はどれも大ぶりで、素材の芯まで出汁が染み込みうま味満点です。こちらはセルフスタイルなので、食べた分をタブレットに入力を。

細やかなサービスが行き届き、「自慢のうどんを最高の状態で食べてもらいたい」という思いが随所に感じられる「麦香うどん」。その熱い心意気をうどん一本一本に感じながらじっくり味わってみて。

■詳細情報

■DATA

麦香(ばくか)うどん

所在地
香川県丸亀市綾歌町岡田上1893-3
電話番号
0877-86-2910
営業時間
10:00〜15:00

【高松】本場の味を伝える「にこりパン」毎日食べても飽きのこない伝統と創造のベーカリー

・好立地のベーカリー「にこりパン」買い物帰りに立ち寄って

大型ショッピングモール「ゆめタウン高松」や「マルナカ栗林南店」から、それぞれ車で約3分の高松市東ハゼ町に「にこりパン」はあります。緑色の外観に、コック帽のキャラクターがかわいらしいロゴマークが目を引きます。駐車場はお店の西側に3台。買い物ついでに、ふらりと立ち寄るのにも便利です。

ガラス張りの扉を開けると、目の前に広がる木目調の商品台に焼きたてパンがずらりと並び、まるでお出迎えしてくれているよう。店内奥には、大きく開放された半仕切りの壁越しに作業場の様子がうかがえます。職人さんの顔だけでなく手元まで見えるので、パン作りに興味がある人には工場見学のようなウキウキ楽しい感覚に。

店長で職人の間嶋さんは、フランスパンの名店「ビゴの店」で8年、その後、東京の「ネモベーカリー」でも修行し、2015年高松に「にこりパン」を開業しました。両店に共通する“毎日食べても飽きのこない”シンプルで本格的なフランスパン作りの精神は、同店にも脈々と受け継がれています。手先が器用な店長はパン作りだけでなく、陳列用の“すのこ板”や、フランスパンの生地を自然発酵させる木の箱“乾ホイロ”まで手作りするほど。「にこりパン」の生地たちは、すてきな専用ベッドでぐっすり眠り、コンディションが整うというわけですね。

・魅力満載!本場の味・ハード系パン

『バゲット』313円

本場フランスの製法を受け継ぎ、奇をてらうことなく実直に焼き続けられる『バゲット』。小麦粉から製造過程まで、一貫して伝統を守り続けているこちらは、修行の成果が凝縮された「にこりパン」の顔ともいえる商品です。小麦粉・塩・イースト・水という最小限の材料で作るため、発酵に時間がかかるフランスパン。毎朝最初に仕込みが始まり、ゆっくりと生地を休めた後、おいしいバゲットに生まれ変わります。パリッと薄い皮部分(クラスト)と、相対的にもっちりしっとりな内側(クラム)。本格的なフランスパンを、高松でも気軽に食べてほしいという思いがあふれています。

『ショコラカンパーニュ』518円

ライ麦配合の生地にたっぷりのココアを混ぜ込んだ『ショコラカンパーニュ』は、手に取るとずっしりとした重量感。表面のクープ(切れ目)からのぞくココア生地に期待が膨らみます。

ココア生地の中にはチョコチップだけでなく、クランベリーやマカダミアナッツがぎっしり。チョコの甘さだけでなく、クランベリーの爽やかな酸味、ローストされたマカダミアナッツの香ばしさが相まって、豪華なハーモニーを奏でます。表面を別の生地で包んでいることでコントラストが生まれる断面は、まるでチョコ版シュトーレン。甘過ぎない大人のスイーツとも呼べる『ショコラカンパーニュ』は、満足度の高いハードパンです。

・朝食に、ランチに!モットーは毎日食べても飽きない味

『角食パン(ほほえみ)』324円

おすすめは、耳部分までふわふわとやわらかい角型食パン。生地に含ませる水分を多くすることで、このふわふわ食感を出しています。パンの腰が折れやすくなってしまうそうですが、ひねりを入れて生地を成型することで克服したのだそう。隠れた技が集結して、毎日食べても飽きのこない食パンが作られているのですね。

水ではなくミルクを100%使用した山型ブレッド各種も人気。しっとりミルキーな生地に、金時あんやくるみ、厳選した大粒レーズン(モハベレーズン)などが折り込まれたパンは、それぞれ1本売りのほか、半分サイズの1斤売りも可能です。

サンドイッチの具材は、パスタの原材料として有名なデュラム小麦を使用したパン“パーネ・プリエーデ”で挟んであります。イタリア・プーリア地方のパンで、歯切れが良く、サンドイッチの具材と食感の相性が良いのだそう。フランスパンと比べてしっとり、少しミルキーな風味が特徴です。

『サーモンとクリームチーズのサンド』399円

主役の厚みのあるスモークサーモンに、シャキシャキ食感の新鮮レタスとスライスオニオン、アクセントとしてケッパーとクリームチーズが相性抜群の女性人気No.1商品。お客さんに喜んでもらおうと、フィリングを原価計算時より多めに入れてしまう傾向にあると話す店長。買う側にとってはうれしいエピソードですよね。そのほか、パストラミビーフとトマトを挟んだ「パストラミサンド」や自家製のタルタルソースとツナのコッペパンも好評です。

『塩バターメロンパン』226円

菓子パンも種類豊富です。『塩バターメロンパン』は、てっぺんにあられ糖があしらわれた優しい甘さのクッキー生地。土台はやわらかな菓子パン生地ですが、その中央に有塩バターが仕込まれていて、ふわふわ優しいメロンパンだと思って食べ進めていると、塩味を帯びたバターがジュワッと口の中に広がるサプライズが!お試しあれ。

店舗の一角にあるテーブルには2席分のイートインスペースも。レジ横では、パンと一緒に楽しめるコーヒーを販売しています(ホット・アイスともに194円)。気軽に利用してみては。

パンのみにとどまらず、機材も店内装飾品もDIYしちゃう、器用でサービス精神あふれる店主が営む「にこりパン」。駐車場もあるので、買い物がてら、ドライブがてら、ふらりと立ち寄りやすいお店です。

■詳細情報

■DATA

にこりパン

所在地
香川県高松市東ハゼ町9-1-1階
電話番号
087-869-2505
営業時間
平日/8:00〜18:00
土・日曜、祝日/9:00〜18:00
(売り切れ次第終了)

【高松】ベーグル専門店「マコーズベーグル」工場直売が種類豊富でお買い得!

・お買い得!「MACOU’S BAGEL(マコーズベーグル)」工場直売

高松市南部・川部町。空港通りと平行に走る県道44号線(円座香南線)沿いに「MACOU’S BAGEL(マコーズベーグル)」はあります。敷地内にある駐車場は工場スタッフと共用となりますが、工場が休みとなる土曜は10台ほど、平日は3〜5台ほどの空きスペースに駐車可能です(平日も13:00以降はゆとりあり)。

2008年に創業したベーグル店の先駆け的存在でありながら探究心はとどまることなく、現在も新作ベーグルが続々と発表され、地元だけでなく県外からも商品を求めて訪れる人でにぎわっています。

畑と住宅が点在する見通しのよい円座香南線。車を走らせていると“ベーグル工場直売”の大きな立て看板が。初めて訪れる人も、見落として通り過ぎる心配がなく安心ですね。

工場では、通販用のベーグルも製造・販売していますが、店舗に買いに行ける人には朗報!工場直売だと、通販価格より1個につき100円近く安く購入することができるんです。また、工場直売限定商品に出合えることも。何よりできたてのベーグルが食べられるのはうれしい限りですよね。

販売所にあるテーブルには、当日製造したばかりのベーグルが並んでいます。パン屋さんのようにトングで取るセルフ方式ではなく、店員さんに声をかけて目当てのベーグルを取ってもらうスタイルです。希望のベーグルがあるなら電話予約がおすすめ!開店後は来店のお客さんの接客が優先となり、電話に出られない場合もあるので、開店時間(平日12:00、土曜9:00)の1時間前からオープンまでの時間がつながりやすくて◎。日替わり・工場直販限定商品、当日のベーグルサンドの内容は、Instagramでチェックしてみて。

・かみ応え強めなもちもち食感!一貫したNYスタイルのベーグル

ベーグル人気が加速するのに伴い、世にはいろんな食感のベーグルが登場しましたが、同店では創業時からの製法を守り続け、かみ応えのしっかりしたムギュッと密度の高いベーグルが特徴。手間を惜しまず、人の手で丁寧に“ゆでる”ことで、独特の食感を生み出すのだそう。過去には、やわらかい食感のベーグルを製造してほしいとの依頼もあったようですが、NY流のベーグルにこだわり、その信念を現在まで貫き通しています。

プレーン生地を構成する材料は、小麦粉・砂糖・塩・酵母・水のみとシンプル。“おいしいベーグルに不要なものは入れない”という強い理念のもと、できる限り無添加のフィリングを選ぶこと、最終作業工程の焼き印に至るまで丁寧に手作業で行うこと、に重きを置いているそう。

・不動のマコーズ人気ベーグルはコチラ

『プレーンベーグル』170円

まずは食べてみてほしい『プレーンベーグル』は、不要なものを一切使っていないマコーズベーグルの代名詞的存在。小麦の香ばしさ、甘さをダイレクトに味わうのに、もってこいの商品です。もちもちで、かみ応え抜群の食感。おうちで、お好みの具材を挟んでサンドイッチにするのもおすすめです。

『香ばし五穀ベーグル』170円

かめばかむほど、口の中から鼻に抜ける焙煎黒ゴマの香ばしい香りがたまらないこちら。大豆・黒豆・うるちあわ・大麦などが練り込まれていて、穀物特有のプチプチとした歯応えと味わいが楽しめるベーグルです。ヘルシーなベーグル生地に加え、体にも良いとされる素材がふんだんに使われた人気商品です。

『チョコレートベーグル』170円

ひと口、ふた口、さらにもうひと口…と止まらなくなるスイーツ系ベーグル。2種類のココアパウダーを配合したきめの細かいココア生地に、アクセントとして甘いチョコレートが惜しみなく散りばめられています。デザート感覚で食べても大満足間違いなし!

『いちじくベーグル』170円

トルコ産の白イチジクを使用し、ドライイチジクのつぶつぶ感が楽しい『いちじくベーグル』は、濃厚な甘みと食感が楽しめます。女性からの人気が絶大で、通年販売されるようになった商品でもあります。その他、季節のフルーツや野菜を使ったベーグルが登場することも。

・期間限定&工場直売限定商品を狙おう!

『抹茶ホワイトチョコレートベーグル』190円

3カ月ごとに入れ替わる期間限定商品の一つ『抹茶ホワイトチョコレートベーグル』贅沢にも、生地には京都の老舗・小山園の宇治抹茶を混ぜ込んでいます。香り高くほろ苦い抹茶に、甘くとろけるホワイトチョコはお互いを引き立て合う黄金コンビ。相性抜群の組み合わせを口いっぱい頬張って♪夏にはレモンティーベーグル、秋には鳴門金時ベーグルなどもお目見えするそう。

『ラムレーズンマスカルポーネサンド』280円

くるみとレーズンのべーグル生地に、大人の香り漂うラムレーズンをたっぷり混ぜ込んだマスカルポーネチーズをサンドした贅沢な一品。日替わりで登場するサンドには「ブルーベリーマスカルポーネ」「チョコレート&オレンジマスカルポーネ」、変わり種では香川の特産品を使用した「高瀬茶あずき&きなこマスカルポーネ」なども。

「すぐに食べないベーグルは冷凍。食べる前に自然解凍し、ホイルに包んで3〜5分リベイクがおすすめ」と話すベーカリーチーフ。そのまま食べるとムギュッと食感、リベイクして食べると軽いかみ心地に。全く食感が異なるので、両方の食べ方を楽しんでみては。

長年、高松で愛され続けるベーグル専門店「MACOU’S BAGEL(マコーズベーグル)」。変わらぬ味を、お得に味わえる工場直営店舗へレッツゴー!

■詳細情報

■DATA

MACOU'S BAGEL (マコーズベーグル)

所在地
香川県高松市川部町1494-8
電話番号
087-816-0070
営業時間
平日/12:00〜17:00(売り切れ次第終了)
土曜/9:00〜15:00(売り切れ次第終了)

【高松】「讃岐珈琲バル 瀬し香(せしか) レインボー店」は夜カフェとしても使い勝手◎

・「讃岐珈琲バル 瀬し香(せしか) レインボー店」

「讃岐珈琲バル 瀬し香(せしか)」は、食の激戦区・レインボーロード近くにあって長く愛されるカフェ。倉庫をリノベーションした店舗で、大きな引き戸が特徴的です。気候の良い時季は開放することもあるそう。駐車スペースは店舗前に加え、斜め向かいにもたくさんあるのでグループ利用の場合も安心です。

ソファやテーブルなどのインテリアは、あえて統一しないアンティーク調でまとめられています。そのおかげでテーブルごとに異なる居心地の良さを楽しめます。友人とのおしゃべりにぴったりなソファ席や食事しやすいテーブル席、1人でも気を使わないカウンター席など、お気に入りの場所を見つけてみて。

もともとが倉庫ということもあって、天井が高く圧迫感のない空間。店内に置かれている本を手にのんびりカフェタイムもおすすめ。17:00からは夜ご飯メニューとともにアラカルトも。『よだれ鶏』『自家製大きなハム』『スモークサーモン』(各550円)などの“さっと一品”シリーズやサラダ、焼きもの、揚げもの、アヒージョなどアルコールと一緒に食べたいメニューが登場します。

アルコールメニューは20種類以上、ソフトドリンクは10種、ティー系は約7種、コーヒー系は約13種と、ドリンクは迷ってしまうほど豊富なバリエーションがそろいます。モクテル(ノンアルコールカクテル)は、ベースのジュース6種とフレーバーシロップ6種からそれぞれ好きな組み合わせが可能。36パターンからお気に入りを見つけるのも楽しいかも。

ランチ&ディナーでイチオシのハンバーグ

『瀬し香 讃岐ハンバーグ御膳 自家製デミグラスソース』1,320円

ランチはすべてサラダ、前菜、みそ汁、ドリンク、プチデザートが付き、追加料金でデザートの変更(各種ケーキ)もOK。注目すべきは、同店の看板メニューでもあるハンバーグを楽しめる『瀬し香 讃岐ハンバーグ御膳 自家製デミグラスソース』。配合や焼き加減にこだわったパテの中には、なんと讃岐うどんが!ちょこっと食感のアクセントになっていて、香川ならではのユニークなハンバーグを楽しむことができます。

讃岐ハンバーグ御膳には、“とろ〜りチーズ”や“和風仕立て”(各1,430円)なども。そのほかランチは『豚肉の生姜焼き御膳』(1,375円)、『チキン南蛮御膳』(1,320円)、『ふわとろオムライス御膳』(1,320円)などから選べます。それぞれに大きなエビフライ(+250円)を付けることも可能。

『洋食プレート』1,848円

17:00から提供される夜ご飯でイチオシは『洋食プレート』。ハンバーグ、エビフライ、カニクリームコロッケ、ナポリタン、サラダ、ライスorチキンライスがワンプレートになった、欲ばりさんにうってつけのボリューミーなメニューです。

ランチでも提供されているハンバーグは、つなぎが少なめで肉をしっかり感じられる食感です。パテに練り込まれたうどんにもご注目あれ。甘めの自家製デミグラスでご飯が進みます。

存在感のある大きさながらも、身がやわらかくて食べやすいエビフライは、何も付けなくてもうま味を感じますが、タルタルソースと一緒に頬張ると、酸味が良いアクセントに。

衣がサクサクなカニクリームも食べ応えあるサイズ感。ナイフを入れるとベシャメルソースがトロッと流れ出てきます。ぜひ熱いうちに食べて。

夜ご飯メニューにはすべて小鉢、サラダ、みそ汁、ご飯が付き、追加料金でセットドリンクとセットデザートもプラス可能。ボリュームたっぷりなので、お腹を空かせて行くことをおすすめします!

カフェタイムにオススメの新メニュー

『焼きたてあん餅パイ 抹茶のソース』990円

スイーツメニューも豊富なのが同店の魅力。2024年1月からの新メニュー、焼きたてパイシリーズは要チェック!チョコパイ、アップルカスタードパイ、あん餅パイの3種類が仲間入り。オーダーしてから焼くので30分ほどかかりますが、予約時に注文しておくと提供が早いですよ。

センターにはお餅が仕込まれていて食べ応えがあり、サクサクのパイ生地との対比がおもしろい食感。上部にたっぷりのった粒あんは、オーブンで焼くことによって表面がカリカリ食感に。あつあつの焼きたてをすぐに召し上がれ。

『キャラメルショコラブリュレラテ』715円

コーヒーやティー系のドリンク名は香川県の名所や地名が付けられているのも興味をそそるポイント。2024年3月からの新ドリンク『キャラメルショコラブリュレラテ』は、キャラメリゼしたフォームミルクの甘さと香ばしさ、キャラメルとチョコのフレーバーがしっかり感じられる甘いラテ。ほっこりしたい時にいかが?

カウンター横のショーケースには、ガトーショコラ、シフォンケーキ、チーズケーキなどの自家製スイーツが約8種ずらっと並びます。ケーキ類はオールタイム注文OK。テイクアウトもできますよ。

『テリーヌ(ショコラ・抹茶)』1カット各660円、1本各2800円

『テリーヌショコラ』と『抹茶のテリーヌ』は、イートインするとバニラアイスも付いてきます。一見1カットサイズになると小さく思えますが、濃厚で満足感たっぷり。冷たいままでも常温に戻してもいろんな食感が楽しめます。

そのほかテイクアウト限定の『バナナジュース(プレーン、黒胡麻、宇治抹茶、黒蜜きなこ、キャラメル、ショコラ、トロピカル)』(500円〜)やお弁当各種(880円〜)もあります。香川ならではのユニークなメニューも多い「讃岐珈琲バル 瀬し香 レインボー店」。県外からのお客さんをおもてなししたい時にもおすすめのお店です。

■詳細情報

■DATA

讃岐珈琲バル 瀬し香(せしか) レインボー店

所在地
香川県高松市多肥下町1507-8
電話番号
087-868-6558
営業時間
11:30〜22:00(L.0フード21:00、ドリンク21:30)
ランチ/11:30〜15:00
ディナー/17:00〜21:00

春めく、おむすびレシピ3選♪お花見やピクニック、庭でのおうちランチに、脱マンネリ!

1.手毬おにぎり 3種

まぁるくてかわいい、乙女のおにぎり。菜の花はβカロテン・ビタミンK・カリウムなど栄養が豊富。春ならではの食材なので、ぜひ取り入れて。

■材料&作り方(それぞれ3個分)

2色のラディッシュ

・ラディッシュ………2個
・塩……………………少々
・たくあん(細め)……2cm
・ご飯…………………茶わん1膳(150g)

1.ラディッシュは1mm以下の薄切りにし、ボウルに入れて塩を振り軽くもむ。10分ほど置き、水分が出たら絞る。
2.たくあんは1mm以下の薄い半月切りにする。
3.平らなところにラップを敷き、[1][2]を円を描くように少しずつずらして重ねる。
4.ご飯を3等分にして丸い形にふんわりと握り、[3]にのせてラップをキュッと絞り、形を整えたらでき上がり。

 

菜の花と桜エビ

・塩…………少々
・菜の花……1本(30g)
・ご飯………茶わん1膳(150g)
・桜エビ……大さじ1

1.沸騰した湯(分量外)に塩を入れ、菜の花を10秒ほどゆでたら冷水にとる。水気を絞り、穂先(飾り用)を2cm残して、みじん切りにする。穂先は3等分にする。
2.ボウルにご飯、[1]のみじん切り、桜エビを入れてしゃもじでふんわり混ぜる。3等分にして上に[1]の穂先を飾ればでき上がり。

 

筍(たけのこ)のおかかまぶしと赤飯

・ゆで筍(パック)…………穂先20g
・◇かつおぶし(小袋)……1/2袋
・◇しょうゆ………………少々
・◇砂糖……………………小さじ1/3
・赤飯(市販品でOK)………茶わん1膳(150g)

1.筍の穂先を5mmの厚さのひと口大に切り、小鍋に沸かした湯(分量外)にサッとくぐらせ、キッチンペーパーで水気をとる。
2.ボウルに[1]と◇を入れて軽く混ぜる。
3.赤飯を3等分して丸く握り、上に[2]を盛り付けたらでき上がり

【栄養CHECK】(1人分)
・カロリー………275kcal
・タンパク質……6.2g
・食物線維………3.1g

2.チキンライスのスティックおにぎり

ピクニックにもパーティーにも大活躍!皮を除いた鶏肉を使うことで高タンパク質・低脂質になり、カロリーもダウンできますよ♪鶏肉はチキンライス用の細切れ肉を選べば、切る手間が省けて便利です。

■材料(2人分)
・鶏むね肉(皮なし)…100g
・ニンジン……………6cm
・ピーマン……………小2個
・タマネギ……………1/3個
・バター………………大さじ1
・コンソメ……………1個(約5g)
・ケチャップ…………大さじ3
・ご飯…………………茶わん2膳(300g)

【作り方】
1.鶏むね肉は皮を除いて1~2cm角に切る。ニンジン、ピーマン、タマネギはみじん切りにする。
2.フライパンにバターを引いて中火にかけ、[1]を入れて木ベラで炒める。
3.鶏肉の色が変わったら弱火にし、コンソメ、ケチャップを加えてさらに3分ほど炒める。
4.さらに、ご飯を加えて全体が均一になるまでよく混ぜる。
5.大きめのラップに4等分にした[4]をのせて筒状に形を整える(やけどに気を付けて、粗熱がとれてから握りましょう)。ラップの両端をキャンディのようにねじり、好みの飾りを付けたらでき上がり。

【栄養CHECK】(1人分)
・カロリー………424kcal
・タンパク質……17.4g
・食物繊維………4.5mg

キムチを入れて豚バラ肉で巻くアレンジもおすすめ!

3.タレがたまら~ん 紫蘇(しそ)おにぎり

ごま油とニンニクの大人味で、お酒の〆にもぴったり♪余ったタレは、スプーンでご飯にかけて染み込ませて。

■材料(2人分)
・◇おろしにんにく(チューブ)…3cm
・◇めんつゆ(濃縮タイプ)………大さじ1
・◇ごま油…………………………小さじ1/2
・紫蘇の葉…………………………8枚
・ご飯………………………………茶わん2膳(300g)
・白ごま……………………………大さじ1

【作り方】
1.小さめの器に◇を入れてよく混ぜ、紫蘇の葉を10分以上漬け込む。
2.ご飯と白ごまをボウルに入れて混ぜ合わせ、4等分にして三角に握る。
3.[2]に[1]を2枚ずつ貼り付けたらでき上がり。

【栄養CHECK】(1人分)
・カロリー………292kcal
・タンパク質……5.0g
・食物繊維………2.9mg

※レシピ考案(すべて)
管理栄養士・原由紀さん
病院で勤務後、フリーランスとしてメディア・企業へレシピ開発提供とオンライン指導を行う。3児のママとして、忙しくても〝カンタン〟でおいしいレシピを考える日々。