モーニング

【宇多津】「街角珈琲」こだわりコーヒーと王道ナポリタンをゆったり味わおう

・「街角珈琲(まちかどコーヒー)」

国道11号のマルナカ宇多津店の西側から細い道を北に入ってすぐ、ひっそりと佇む「街角珈琲(まちかどコーヒー)」。2023年11月にオープンしたこちらは、オーナー・白川さんの祖父が建てたという築50年の味わいある元倉庫を活用した古民家カフェです。

「せっかく立派な建物だからもったいないと思って」と、オーナーが祖父から受け継いだ倉庫を改装。梁(はり)や壁で古き良き雰囲気は残しながら、店内はスタイリッシュに変身しました。落ち着いた色合いで、窓からは自然の陽光が差し込みます。

グループ席とカウンター席があるので、家族や友人と訪れるもよし、1人でゆったり過ごすもよし。カウンター席では、オーナーとのおしゃべりも楽しめますよ。

オーナーの白川さんは、カフェを開く前はサラリーマンをしていたそう。定年退職後、お客さんと直接話す仕事をしたいと、同店をオープン。第2の人生をカフェのオーナーとして、新たな挑戦を満喫しています。そんな酸いも甘いも知り尽くした(?)オーナーとのおしゃべりを楽しみにしている常連さんも多く、人のぬくもりあふれる、優しい雰囲気のお店です。

・オリジナルブレンドコーヒーは外せない♪

『街角ブレンド珈琲』500円

同店の看板メニューでもあるこちらの「街角ブレンド珈琲」は、苦みと深みが絶妙でありながら、誰でも飲みやすい味のオリジナルブレンド。実は、このブレンドにたどり着くまでには相当な試行錯誤があったというオーナー渾身(こんしん)の一杯です。

コーヒーを注文したら、ウェッジウッドなど、有名メーカーのすてきなカップで提供されるのも魅力のポイント。心地いい空間と上質な器、こだわりの一杯に気分が上がります。どんなカップで提供されるかは、運ばれてくるまでのお楽しみ。

『トースト(ハムマヨ)』800円

10:00から14:00までの間は、コーヒーと一緒にモーニングメニューをいただけます。トーストのほかにホットサンドや朝カレーもあり、すべてコーヒー・サラダ・ヨーグルト付きのお得なセットです。+差額でコーヒー以外のドリンクを選ぶこともできますよ。

厚切り食パンにハムやマヨネーズ、チーズなどがのったボリューム満点なこちらのトーストは、朝から元気になれそうな一品。言わずもがな、コーヒーとの相性は◎ですよ♪

・ランチで大人気!昔懐かしいナポリタンや熱々カレードリア

『昔ながらの街角ナポリタン』900円

同店人気No.1のランチメニューはナポリタン。“昔ながら”という名の通り、喫茶店の王道で懐かしい味付けです。甘みのあるトマトソースとソーセージがポイント。ナポリタンといえばコレ!とうれしくなる、定番の期待を裏切らない味です。

『たっぷりチーズの焼きカレードリア』1,000円

しっかり濃厚なカレーとたっぷりのチーズで仕上げたこちらのドリアも、同店の人気メニュー。辛さはマイルドで、子どもからお年寄りまで万人受け間違いなし。アッツアツなので、食べる際にはやけどに気をつけて。

しっかりとご飯に絡んだカレーが◎。濃いめの味でボリュームもたっぷり。お腹いっぱい楽しめちゃいます♪

・デザートメニューも充実

『白玉だんご 3種盛り』800円

デザートメニューで大人気なのが、『白玉だんご』。一口サイズのプリプリもちもちだんごを、ゆでたての状態で味わえます。「3種盛り」とはだんごにかけるソースのことで、みたらし、あんこ、黒蜜きなこの中から自由に味変をしながらどうぞ。

おすすめはみたらしソース。甘じょっぱい味わいがクセになります。きなこ+あんこや、みたらし+きなこなど、自分でソースを組み合わせてアレンジできるのもいいですね。好みの味を探しながら、あまーいひとときをどうぞ。

飲食やカフェとは全く畑違いの仕事から第2の人生をスタートさせたオーナーの思いやこだわりがたくさん詰まった「街角珈琲(まちかどコーヒー)」。「少し忙し過ぎるくらいかな(笑)」とこぼすオーナーですが、それは同店がお客さんから愛されている証拠です。

気さくでおしゃべり好きなオーナーと、極上のコーヒー。魅力たっぷりな同店で、心温まる時間を過ごして。

※2025年3月下旬~4月ごろに料金改定予定。記事内の料金から変更される場合があります

■詳細情報

■DATA

街角珈琲(まちかどコーヒー)

所在地
香川県綾歌郡宇多津町東分328
電話番号
0877-41-1077
営業時間
10:00~16:30

【高松】「四国珈琲」創業59年の老舗が提供する自家焙煎のコーヒーで至福のひとときを

・地元で愛される老舗「四国珈琲」

「四国珈琲」は、ことでん木太東口駅から徒歩約5分、高松中央ICから車で約5分。車の行き来が多い長尾街道沿いに面していて、アクセスがしやすいとあって県外から訪れる人も多いそう。真っ白い壁に大きく書かれた“SHIKOKU COFFEE”という文字がおしゃれで、車窓からでも目を引きます。

2024年で創業59年となる「四国珈琲」はオーナーの祖父の代から続く老舗。現在は三代目の河田さんがオーナーを務め、もともとのコーヒー豆卸売専門店としてだけでなく、店舗を利用したカフェやキッチンカーでのイベント出店、ギフト用のオリジナルドリップバッグコーヒー販売など、幅広く展開しています。古くからの常連客も多く、「地元の方に支えていただきながらやっています」と奥さんが笑顔で話してくれました。

入り口に向かって右側にはテラス席を用意。道路側には、千本格子を思わせる木製フェンスが設けられ、優しい目隠しとなっているので、人目を気にせず、ゆっくりと過ごせます。テラス席はペット同伴での利用も可能なので、散歩の途中に立ち寄れるのがうれしいですよね!コーヒーを飲んだ後に一服したいという人は、このスペースに限り喫煙もOKです。

シックな色合いと暖色系の照明で落ち着いた印象の店内には、2人掛けのテーブル席が3つあります。家族経営ならではのアットホームな雰囲気で、カウンター越しに気さくに対応してくれるのは、奥さんとお母さん。どのコーヒー豆にしようか迷った時やギフト選びなども気軽に相談してみて。きっと好みに合ったセレクトをしてくれますよ♪

ブレンドとシングルオリジンを合わせて16種類ものコーヒー豆がずらりと並んだショーケースは、コーヒー好きにはたまらない光景。ケースの一つ一つに豆の名前や値段、原産国、配合、味や香りの特徴などが丁寧に手書きで記されていて、こんなところからもお店のコーヒー愛がひしひしと伝わってきます。コーヒー豆や説明を眺めながら飲む一杯もまた味わい深いものです。

コーヒーは飲みたいけれど、カフェインが気になるという人もご安心を。コーヒー特有の苦みや渋みを抑えたカフェインレスコーヒー豆もちゃんと用意されていますよ。

個人客向けには店頭で100gから量り売りしています。依頼があれば、その場でコーヒー豆を挽(ひ)いてくれるサービスもあるのでお願いしてみて。また、香川県内であれば個人・法人どちらでも500gから無料で配達をしてくれるそうです。県外は2㎏から無料発送。詳しくは公式ホームページで確認を。
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同店では大・小2つの焙煎機を使って毎日午前中に焙煎をしています。その日ごとに生豆の状態を見て、焙煎時間や焙煎具合を調整しているそう。焙煎中に店内に漂うコーヒーのいい香りが楽しめるのも、新鮮なコーヒーがその場で味わえるのも、自家焙煎ならではの魅力です。

コーヒーのことをあまり詳しく知らないという人のために、ここで少し豆知識(コーヒーだけに)を。焙煎時間の長さによって「浅煎り」「中煎り」「深煎り」と大きく分けて3種類に分かれます。それぞれに味や香り、見た目の特徴が異なり「浅煎り」は焙煎して初めに形成される酸味が引き立ちます。酸味や苦みのバランスがよく、豆本来の味わいも感じやすいのが「中煎り」。そして、「深煎り」は酸味がなく、苦みと香ばしい香りが特徴です。ショーケースを見ると、豆の色が濃く、独特のツヤ感があるのがわかります。選ぶ際の参考にしてみて。

・コーヒーを味わえるカフェメニュー

『モーニング』400円

『モーニング』は軽く焼き上げたトーストにゆで卵、そして同店で一番人気のオリジナルブレンドが付いて400円とコスパ◎。2021年のオープン時から好評で、このモーニングを目当てに毎日来る常連客も多く、午前中には席が埋まってしまうこともあるといいます。コーヒーはプラス100円でほかのドリンクに変更もできますよ。

「モーニングとは言っているけれど、時間は決まっていないんです」とのことで、営業時間内であればいつでも注文可能。小腹が空いて軽く食事を、という時にちょうどいいボリューム感です。このほか、3種の具材(ハムチーズ・ツナマヨ・小豆)から選べる『ホットサンド・ドリンクセット』(580円)や、スープ付き『エビピラフ』(500円)がフードメニューとして常時スタンバイしています。

コーヒーは注文を受けてからハンドドリップでゆっくりと丁寧に淹(い)れています。オリジナルブレンドはコロンビア、ブラジル、インドネシア産の豆を配合。苦みや酸味を抑えたバランスのとれた味わいで、すっきり飲みやすく「まず最初に試すなら、こちらがおすすめですよ」と教えてくれました。オリジナルブレンドを飲んでから、苦みや酸味の好みを伝えると、好みに合った豆を選びやすいそうです。オリジナルブレンド単品だと250円で飲めるというから驚き!迷う前にまずは一杯お試しあれ。

ブレンドはシングルオリジンをバランスよく配合したものですが、常連客の中には自身でさらにブレンドして好みの味を作り出しているコーヒー愛飲家もいるそう。いろいろ試して、自分だけのオリジナルブレンドを作れるのも専門店ならではの楽しみ方ですね。

『飲む珈琲ゼリー』450円

こちらは「ストローに通りやすいようにゼリーの固さを何度も調整しました」という、同店イチオシのオリジナル商品。飲んだ瞬間にちゅるんと口の中に入ってくる自家製コーヒーゼリーはとても滑らかな食感で、かまずに飲み込めてしまうほど。「キッチンカー販売でも大人気で、いつも一番に売り切れるんです」とその人気ぶりがうかがえます。ゼリーもドリンクもコーヒーの風味はしっかり感じられますが、苦みはなく、ほんのり甘さもあって大人だけでなく、子どもも飲みやすいのが人気の秘密。店頭では数量限定。残念ながら寒い時期にはいったんメニューから外してしまうそうなので、見かけた際はお早めに!

『カフェオレ(HOT/ICE)』350円

カフェオレには、ミルクと合わせてもコーヒーの味がしっかりと残る、同店の中でも一番深煎りのイタリアンローストで焙煎した豆「カフェオレブレンド」が使われています。ホットとアイスから選べ、店内で飲むこともできるほか、テイクアウトもOKですよ。

『柚子ティー(HOT/ICE)』400円

紅茶派の人にはこちら。ユズの果肉とシロップに紅茶を注いだ『柚子ティー』もホットとアイスから選べます。甘過ぎず、ちょうどいい甘さとユズの爽やかさと紅茶の香りが絶妙なバランスで相まって、さっぱりとした喉越しにごくごく飲み進めてしまいます。こちらも人気商品で、イベントではおかわりをする人も現れるほどファンの多い一杯。果肉がたっぷり入っているので、ストローでしっかりかき混ぜてから召し上がれ♪ストローの下はスプーンになっているので、果肉をすくって最後まで余すことなく飲み切れるのも、うれしいポイントです。

・ギフトにおすすめ!さまざまな用途に使えるオリジナルドリップバッグコーヒー

『似顔絵ドリップバッグ』1袋180円 ※50袋から注文可

同店では、オリジナルパッケージのドリップバッグコーヒーを制作しています。提供した写真を使ったデザインや、写真を元に作成した似顔絵入りのデザイン、ノベルティ用にお店のロゴを入れたデザインなど、要望に応じてオリジナルデザインのパッケージを作ってくれます。

また、『似顔絵ドリップ』は丁寧に手描きされていて、完成後にはデザインデータもプレゼント。結婚式や出産の内祝い、敬老の日、母の日、父の日と、ギフトを贈るさまざまな機会におすすめです。オリジナルのパッケージデザインで喜ばれ、コーヒー専門店の本格的な味でさらに喜んでもらえると好評です。中身のドリップバッグはもちろんのこと、パッキングからデザイン、印刷まで店内で一貫して行っている、同店ならではのうれしいサービスです。注文は公式ホームページ、または店頭で。
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『お徳用ドリップバッグコーヒー』白(10袋入り)1,200円/黒(30袋入り)3,600円

ドリップバッグコーヒーの販売を始めたきっかけは、“コーヒー器具を持たない人たちにも、もっと身近に手軽にコーヒーを楽しんでもらいたい”という思いから。「ギフトでもらったコーヒーがおいしかった」「自宅用で気軽に飲みたい」といったお客さんの声を受けて商品化されたのが『お徳用ドリップバッグコーヒー』。オリジナルドリップバッグコーヒーと同じ、ブラジル産とコロンビア産のコーヒー豆をベースにブレンドした中煎りの飲みやすいコーヒーです。ギフトで注文する前に実際に自分で飲んでみたいという人にはこちらがおすすめ。

コーヒーにこだわりありな人から、初心者、カジュアルに楽しみたい人まで、自分に合った一杯が見つかる「四国珈琲」。

取材を通して、コーヒー愛はもとより、商品やサービスからカスタマーファーストな姿勢が感じられました。社名は場所を表すだけでなく「四国=シコク」と「至福=シフク」をかけた言葉遊びが由来で“当社のコーヒーを飲んで、至福のひとときを味わってほしい”という先代の思いがしっかりと受け継がれています。

店内でも自宅でも、同店のコーヒーをお供に至福の時間を過ごして。

■詳細情報

 

■DATA

四国珈琲

所在地
香川県高松市木太町3779
電話番号
087-834-1788
営業時間
9:00~18:00

【さぬき】「暮らし商店ごんべや」話題の“ウラツダ”で、古道具に囲まれながらいただくほっこり朝ごはん

・古道具と喫茶のお店「暮らし商店ごんべや」

JR讃岐津田駅から徒歩約8分。近年、移住者の増加とともに盛り上がりを見せているさぬき市津田町に、2023年11月に誕生した古道具と喫茶のお店「暮らし商店ごんべや」。海岸沿いの通りからは隠れた、住宅と漁業倉庫が多く立ち並ぶ場所で、早朝から朝食を食べられるとあってオープン当初から地元民の憩いのスポットとなっています。

元は呉服店だった建物を改装し、当時の看板はあえてそのままに。東向きの店舗は、通りに面したガラス窓から朝日が差し込み、店内を明るく照らします。

店主の山畠さんは大阪府出身。自然に囲まれたローカルでの暮らしを求めて、これまで愛知県や長野県などに移り住んだことも。そんな時、2泊3日でのキャンプインストラクター資格取得のため、会場だった香川に初めて訪れたことが転機に。

瀬戸内海に面した穏やかな風土に惹(ひ)かれ、夫婦で香川県高松市に移住。その後は廃品回収や遺品整理などの仕事の傍ら、好きだったナポリタンのイベント出店を行っていたそう。いずれは夫婦の夢である“こぢんまりとした2人のお店”を開きたいと、県内で場所探しをスタート。

移住者同士が多く支え合い、若者の取り組みを地元住民が応援してくれる温かな空気感と、歩いてすぐの場所に海岸が広がる立地が決め手となり、この津田エリアへたどり着きました。

夏には営業終わりにそのまま海に向かい、汗を流すこともあるそうですよ。

念願の夫婦2人のお店ですが、オープンの直前までどんなお店にするかは決まっていなかったそう。廃品回収を通じてたくさんの不用品に触れ、数々の魅力的な“お宝”を見てきたことから「まだ必要としている人がいるんじゃないか」と、モノと人をつなぐ場所づくりとして古道具の販売と買い取りを行うことに。

さらに、朝カフェでの勤務経験を持つ奥さまの発案で、朝食を食べられるカフェも併設することとなり、現在の“古道具と喫茶”の形へと落ち着きました。

店内奥の古道具エリアは、どれも一般家庭に眠っていたものばかり。人気のカゴもの、レトロなおもちゃや食器、書籍など、マニアはもちろん普段使いやインテリアにも使えるアイテムが盛りだくさん。

用途などが書かれたユニークな手書きポップにも注目を。

どこか懐かしさも感じるカフェスペースは、足踏みミシンをリメイクしたテーブル、机やイスなどの家具、使われている食器などもすべて中古品。中央に配置された立派な一枚板の机で広々と朝食を取るもよし、奥のソファ席で静かに読書を楽しみながらお茶するもよし。思い思いの過ごし方ができますよ。

・ごはん派にもトースト派にもうれしいモーニング

おうちで食べる朝ごはんもいいけれど、早起きした日は海辺を散歩ついでにこちらで取るのはいかが?7:00の開店時間から提供している同店のモーニングは、和食セットとトーストメニューから選べます。

『焼きしゃけ定食な朝ごはん』750円

和食メニューにはすべてご飯とみそ汁、自家製の漬け物とのりがセットになっています。古き良き日本の朝を思わせるシンプルな組み合わせに、1日のスタートからちょっといい気分♪全国有数のイリコの産地・香川ならではのイリコと昆布で出汁(だし)をとったみそ汁は、季節によって具材が変わります。程よい塩加減のできたて焼きしゃけはついご飯が進みそう。


奥さまこだわりの香川県産の五分づき米を圧力鍋で炊き上げたご飯は、胚芽を残した精米方法で玄米よりも食べやすく、白米より栄養満点。

『津田産釜揚げしらす丼』1,000円

漁師直送の朝捕れの魚が入った時には、タイやしらすなど季節の地魚が登場することも。こちらは、オープン当初に期間限定で提供した後も多くの人から再登場を求める声が絶えなかった人気メニュー。五分づき米の上にこれでもかとのせられた津田産の旬の釜揚げしらすは、捕れたての新鮮な状態ですぐにゆでているので、まるで空気のようにふわふわ食感。醤油(しょうゆ)を回しかけたら、お好みで卵の黄身を崩していただきましょう。

毎年11月いっぱいまでの期間限定なので、詳細は公式インスタグラムで確認を。
➡︎公式Instagramはこちら

『ベーコンエッグな朝ごはん』900円

「ベーコンエッグって朝ごはんの匂いがするね」。自宅で朝食を作っていた際に不意に出た奥さまのすてきな一言から、メニュー入りを果たしたこちらは、朝から肉を食べたい人にもおすすめ。さぬき市の「かなえ養鶏場」から仕入れる新鮮な卵を使った目玉焼きは、白身のふちがカリッと黄身はやや半熟になるまでしっかり焼かれています。厚切りのベーコンは、オリーブ豚を数種類のハーブと塩で1週間ほど熟成させた自家製。かめばかむほど肉のうま味を感じるので、ご飯のおかわりが欲しくなるかも。
和食セットにはほかに『シンプルな朝ごはん』(550円)もスタンバイ。基本のご飯、みそ汁、漬け物、のりに讃岐藻塩が付いた手ごろなセットです。+100円で卵かけご飯に変更もOK。

ご飯のおかわりは+100円、オプションで生卵、納豆(各100円)、目玉焼き(150円)を付けることもできるので、自分の好きな組み合わせもできますよ。11:00までの朝限定で食事メニューを注文するとドリンクが200円引きに。早起きは三文の徳ですね♪
和食セットは7:00〜14:00のみ提供なのでご注意を。

『はちみつバタートースト』450円

パン派の人はお待たせしました!トーストメニューもしっかりそろえている同店。定番の『バタートースト』(350円)をはじめ、『シナモンバタートースト』(400円)、『はちみつチーズトースト』(550円)など全5種類。使われているパンは、自然栽培や無農薬などの自然食品を販売する高松市の「春日水神市場」の天然酵母を使用した山型食パンで、もっちり感と小麦の香りにほれ込んだそう。
中でも『はちみつバタートースト』は坂出市の小西養蜂場の非加熱ハチミツとバターの甘じょっぱさがクセになる一枚。純度が高くハチミツ本来の風味をダイレクトに味わうことができます。

トーストメニューは終日オーダーできるので、小腹が空いた際の軽食やデザート代わりにも◎。

・海辺散歩のお供にぴったりのドリンク♪

『ジンジャーミルク(ホット/アイス)』各550円

ドリンクメニューはイートインはもちろん、すべてテイクアウトOK。炭酸ではなくミルク?と意外な組み合わせにも思えるこちらのドリンクは、自家製の辛口ジンジャーシロップをミルクで割ったもの。ピリッとスパイシーな生姜とスパイスに、まろやかな牛乳がマッチ。チャイを思わせるほっこりとした味が特徴です。
夏はアイスでスッキリと、冬はホットで体の芯から温まって。

『ベリースムージー』550円

山畠さん夫妻とともに働くスタッフのネッティーこと、あかねさんが考案した『ベリースムージー』は、2種類のベリーを豆乳とミックス。自身がベジタリアンでもあることから、植物性の材料だけを使ったメニューをと生まれました。ベリーの酸味と甘みを生かしたスムージーは、豆乳が苦手な人もゴクゴクと飲みやすい一杯です。

ちなみにネッティーさんは同店との出合いがきっかけで津田に移住。海外留学などを通して食に関わることができればと、元はお客さんとして訪れて、やがてスタッフとなりました。店主とスタッフそれぞれのルーツや食への考え方が、メニュー考案やお店づくりにも生かされていることが伝わってきます。

ドリンクはそのほかコーヒーやミルクティー、レモネード、リンゴジュース、喫茶店好きの店主おすすめの『クリームソーダ』などバリエーション豊か。ミルクを使用したドリンクはすべて豆乳に変更も可能です。マイカップを持参すれば30円引きと財布にも環境にも優しいサービスも♪

・デザートとともにゆったり楽しむ津田時間

『チーズケーキ』400円

フォークを入れた時のもったりとした重みに反して、軽やかな口当たりが特徴のチーズケーキは、濃厚でなめらかな食感。小麦粉を使わず、純生クリームやきび砂糖を使った自然な甘みが特徴です。添えられたコンフィチュールも季節によって変わるそうなのでお楽しみに。

デザートメニューは紅茶のチーズケーキや、ひと口ラスク、卵と乳製品不使用のスコーンも仲間入り。早起きができなかったという人も、津田へのドライブ目的の人も、ふらっと立ち寄ってカフェタイムを楽しんで。


新たな持ち主を待つ古道具に囲まれながら、地元食材を使った手作りの朝ごはんをいただける「暮らし商店ごんべや」。店主夫妻の温かな人柄はもちろんのこと、古き良きものを大切にしながら、人とモノ、人と人をつなぐ地域の交流拠点として、地元や県内外の人々が今日も朝早くから同店を訪れます。

いつもよりちょっと早起きが楽しみになるような、ゆっくりとした時間が流れる海辺の町・津田で朝食を。

■詳細情報

■DATA

暮らし商店ごんべや

所在地
香川県さぬき市津田町津田1182
電話番号
080-3841-6505
営業時間
7:00〜16:00 ※朝ごはんの和食メニューは14:00まで
※2024年10月時点では駐車場なし

【高松】「Brew Me! COFFEE&TEA」人気の“推し活”スポット!キュートなクリームソーダにキュン♪

・「Brew Me! COFFEE&TEA TAKAMATSU(ブリューミー! コーヒーアンドティー タカマツ)」

ことでん木太東口駅から徒歩約6分、県道272号沿いに佇む「Brew Me! COFFEE&TEA TAKAMATSU(ブリューミー! コーヒーアンドティー タカマツ)」は、住宅メーカー「マリモハウス」のモデルハウスの敷地内で、幅広い世代の人が気軽にモデルハウスに興味を持ってもらうきっかけ作りとして、2016年にオープンしました。もちろん住宅相談がない人も、純粋なカフェとして利用大歓迎。
ショールームかな?とうっかり通り過ぎてしまわないよう、緑の「マリモハウス」の看板を目印に。

北欧のような雰囲気のナチュラルな空間と、ロココ調風の2つのテイストを楽しめる店内は、気分に合わせて好きな席にどうぞ。

プリンセス気分を味わえるロココ調のエリアでは“推し活”を楽しむお客さんが多いといいます。バルーンやアイドルグッズ、ぬいぐるみなどを持ち込んで自分の席を飾ったり、推しと一緒に食事を楽しんだりと、非日常的な空間ならではの楽しみ方ができます。

店名の「Brew Me! 」は“自分にコーヒーまたは紅茶を淹(い)れる=自分をねぎらう”という意味が込められているそう。「今日も頑張ったね」の気持ちを込めて、自分に一杯ふるまって♪

看板にもなっている個性的な形のロゴマークは、エスプレッソの抽出に使われる道具「タンパー」を模しています。圧力をかけてじっくり抽出されるコーヒーの滴が落ちる様子は、コーヒーマニアなら気づいてニヤリとしてしまいそうですね。

・ドリンクに豊富なトーストメニューとデザートプレートをお得にプラス!

『トースト(ピザ) 』
モーニング=ドリンク料金に+230円、ランチ=ドリンク料金に+530円

4枚切りの厚切りトーストはドリンクに料金をプラスしてお得にいただけるとあって、好評のメニュー。ピザソースにウインナー、ピーマン、タマネギ、仕上げにチーズがたっぷりのった「ピザトースト」は、朝食にも軽めのランチにもピッタリの満足感ある食べ応え。

10:30〜11:30のモーニングでは好きなドリンクに+230円で『ライ麦トースト』『ジャム』『チーズ』『フレンチハニー』など6種類のトーストからハーフ&ハーフで2種類味を選べて、季節で内容が変わるサラダ付き。

11:30〜14:00のランチタイムはドリンクに+530円で『スクランブルエッグ』や『ツナメルト』『ピザ』『キーマカレー』など、12種類のトーストから一つ選べて、サラダとスープ付きのAランチ、季節野菜のポトフが付いたBランチ、スープとスイーツが付くCランチの3種から好きな組み合わせをチョイスできます。トーストは定番から惣菜系、スイーツ系までそろうので、好みやその日の気分でどうぞ♪

ランチはほかに季節のパスタや、ワンプレートランチなど気軽に食べられるフードもそろいます。

『レアチーズケーキ』ドリンク料金に+350円

スイーツセットもドリンクにプラスの料金でオーダーできます。こちらは店主が納得のいくまで試作を重ねたなめらか食感の自家製『レアチーズケーキ』。ベリーのソースが生地にマッチして、ペロッと食べられますよ。

+350円で『レアチーズケーキ』または『シフォンケーキ』が、+450円で『ふんわりホットケーキ』または『フォンダンショコラ』と、料金によって選べるデザートが変わるほか、季節や期間限定スイーツも都度登場。

また、同店では予約制の『お絵描きプレート』『記念日プレート』が人気!

家族や友人のほか、一番多くオーダーされるのは“推し”の誕生日や結成記念日などを祝うものだそう。「推しのグッズと並べて写真を撮ってくれるお客さんがいらっしゃって、毎月オーダーしてくれるリピーターもいらっしゃるんです」と店主の大倉さんも笑顔で話します。

予約しておくとキャラクターやアイドルなどの似顔絵に任意のメッセージを入れることができます。詳しい予約方法やプレートのイメージは公式インスタグラムでチェックを。
➡︎公式Instagram

・思わずにっこり♪飲むのがもったいないキュートなドリンク

『ラテ』600円

注文を受けてから豆を挽(ひ)き、マシンで抽出するエスプレッソメニューは、待つ間もコーヒーの香りが漂い癒やしの時間に。中でも『ラテ』は季節やその時々によって変わるアートもお楽しみに。取材時はハロウィーンに合わせたジャックオランタンと、魔法使いになったネコが登場。飲むのがもったいない!という声が聞こえてきそうですが、冷めないうちにいただきましょう。

『クリームソーダにゃん』『クリームももぴょん』各700円

同店の顔ともいえる「クリームソーダ」と「フロート」は、SNSでも人気の看板メニュー!ソーダのカラーも定番の緑をはじめ、青やピンク、オレンジなど7色から選べます。“推し色”と合わせることもできるので、溶ける前にグッズと並べてパシャリと一枚、撮影を忘れずに♪

アイス部分の動物は定番のウサギとネコ、クマに加えて、月替わりも登場します。これまでゾウやタヌキ、白鳥、パンダのほか、干支の動物やクリスマスシーズンにはサンタがプカプカとカラフルなソーダに浮かんだり、ユニークなものだと過去にはカッパが泳いでいたことも!?
目が合ってしまうと、食べるのに躊躇(ちゅうちょ)しそうになるほどかわいらしいビジュアルです。

“推し活”スポットとしてアニメや漫画、アイドルなど、さまざまなジャンルへの愛に応えてくれる「Brew Me! COFFEE&TEA TAKAMATSU(ブリューミー! コーヒーアンドティー タカマツ)」。住宅メーカーがプロデュースするかわいらしい空間で、食べるのがもったいないデザートプレートや豊富なドリンクメニューに魅了されること請け合いです。

■詳細情報

■DATA

Brew Me! COFFEE&TEA TAKAMATSU(ブリューミー! コーヒーアンドティー タカマツ)

所在地
香川県高松市木太町3840-1
電話番号
087-899-7744
営業時間
10:30~18:00 (L.O.17:30)
※プレートの予約は公式Instagramで受け付け

【高松】甘味処「ぶどうの木」で年中食べられる“あんもち雑煮”は讃岐の国のおもてなし♪

・ライオン通商店街「ぶどうの木」

ことでん片原町駅から徒歩約3分、高松三越のお膝元にある「ぶどうの木」は、居酒屋や多国籍料理店、カフェなどがひしめくライオン通商店街の一画で、1996年の創業以来、和風スイーツで香川県民を和ませ続ける甘味処です。

白塗りの漆喰(しっくい)壁と渋めの茶色のインテリアが落ち着く店内。テーブル席には季節ごとの生花が生けられ華やかな印象も。お茶だけのつもりでふらりと立ち寄った銀座の喫茶室で、ふいに出った甘味のおいしさに感動し、その店の名前にあやかって店名を決めたというオーナーの武内(たけうち)さん。高松にも人々を魅了する甘味処を根付かせたいと、この店の開店を決意したそうです。

・さぬき名物“あんもち雑煮”

『あんもち雑煮』690円

白みそ仕立てのだし汁にニンジンとダイコン、中央に“あんもち”が鎮座する全国でも珍しい讃岐の正月のごちそう『あんもち雑煮』。“お雑煮界のミステリー”として近年テレビ番組やSNSでその存在が露出してきましたが、地元香川でも正月にしか食べないものなので、県外の人にとっては話には聞くけどなかなかお目にかかれない幻の料理、それが同店では年中食べられるというから貴重な存在です。そら豆を炒(い)ってしょうゆに漬け込んだもう一つの郷土料理“しょうゆ豆”が小鉢として付きます。

同店で手作りした丸餅には、北海道産小豆を使用した自家製あんこがたっぷりイン。焼き餅ではなくやわらかく煮込まれた餅を白みその椀(わん)に入れ、下茹(ゆ)でしたニンジンとダイコンと青のりを少々をあしらえば『あんもち雑煮』の完成です。餅自体のサイズも大きいので、雑煮1杯といえどもしっかりとした食べ応えを感じます。

食べ方は?餅から食べるの?だしを先に飲むの?など、県外客からは質問の嵐がるそうですが「お好きなように、お好きな順番で」と笑顔で答えているそう。白みそに溶け出したあんこを、一緒にすするのもネイティブ流であります。

・冷たい甘味もいろいろあります

『カスタードプリンパフェ』980円

香川伝統のお菓子“おいり”でおめかししたカスタードプリンが頂上に君臨する『カスタードプリンパフェ』。店内で手作りするプリンはなめらかさとハードさを併せ持った食感で、ほろ苦いカラメルと相まって昔懐かしい味わいに癒やされます。グラスのバニラアイスやパイナップルと合わせて召し上がれ。

人気のプリンは単品でも注文可能で『カスタードプリン』『抹茶プリン』ともに650円でいただくことができます。

『抹茶プリンパフェ』980円

和風の甘味処らしく渋い緑が映える『抹茶プリンパフェ』。手作り抹茶プリンがなめらかで、抹茶の風味が口の中いっぱいに広がります。北海道産小豆を使用したあんこに抹茶アイス、抹茶の寒天とグラスの中身も抹茶くし。アクセントのおいりもお口直しにピッタリです。

パフェにはのほか『フルーツヨーグルトパフェ』『コーヒーゼリーパフェ』『チョコレートパフェ』(各980円)もラインアップされています。

『白玉あんみつ』780円

パイナップルと色とりどりの寒天の涼やかな見た目に目がいく『白玉あんみつ』ですが、同店オリジナルの手作りあんこと大ぶりな白玉が推しポイント。北海道産の小豆を時間をかけてじっくりと炊いた優しい甘さのあんこに、もっちり食感の白玉の相性がバツグン。

付け合わせの黒蜜は味変としても大活躍!個性のある素材たちが黒蜜を掛け合わせることで一体感を増すのが不思議です。お好きなはたっぷりかけてどうぞ♪

ほかにも『ヨーグルトぜんざい』(650円)や『フルーツ寒天』(880円)などの魅力的なメニューがずらり。じっくり迷って考えてオーダーしてみてくださいね。

・楽しい和風ドリンク

『カフェうぐいす』640円

ブレンドコーヒーやアイスティーからバナナジュースやミックスジュースまで喫茶店の定番ドリンクをひと通りそろえた上で、同店オリジナルのアレンジドリンクのメニューが秀逸なのです。

その一つ『カフェうぐいす』は名前からも感じる雅(みやび)な雰囲気。オリジナルコーヒーにホイップクリーム、その上に抹茶の粉末を振りかけた和風ウィンナーコーヒーといったところ。このシリーズには『カフェ黒糖』や『カフェベリー』(各640円)がラインアップ。

ショッピングや観光など街歩きに疲れたら、ほっとひと休みできる甘味処「ぶどうの木」。オーナーの武内さんが東京観光時に「こんな店が高松にあったらいいな」と構想した喫茶店を具現化しました。レパートリーの多い甘味のほか、観光客にも喜ばれる“あんもち雑煮”がヒットして、今ではお土産用『讃岐のあんもち雑煮セット』も人気なのだそう。未体験の人はぜひトライして。

■詳細情報

■DATA

ぶどうの木

所在地
香川県高松市百間町2-1
電話番号
087-822-2042
営業時間
10:00〜17:30
※日曜は5:00まで、12月29日(日)~2025年1月3日(金)は5時半まで

【高松】「宙帆のテラス ショップ&スローカフェ」心と体が整う自然派カフェで朝食&ランチはいかが

・「宙帆(そらふね)のテラス ショップ&スローカフェ」

ことでん琴平線栗林公園駅から徒歩約8分中央通りを隔てて、特別名勝栗林公園を目の前に見下ろせる立地のカフェ「宙帆(そらふね)のテラス ショップ&スローカフェ」は、アーチ型のガラスが特徴的な建物の2階部分に当たります。南側には4台分の駐車スペースが設けられています。

東・西・南の3方向をガラスで囲まれた圧倒的な明るさと開放感をった店内に一歩入ると、船の中にいるかのような錯覚に。店名“宙帆のテラス”の由来でもあります。外観の無機質な雰囲気とは異なり、カフェ内は公園や中央通りの喧騒(けんそう)がまるでうそであるかのように静かで心落ち着く空間です。

床材にはアカシアの木、床の下には竹を敷き詰め、インテリアにも木材をふんだんに使用することで、この静けさが得られたのだそう。

カフェの母体ならぬ“母帆(ぼせん)”である宙sora株式会社は、孟宗竹エキスや生体水を主原料にした「360°kagayaki」という自然派スキンケアの会社ということもあり、入り口には化粧品や竹の繊維を使った竹布の洋服、竹ガーゼが並びます。“素肌の健康は安全な食と腸から”をモットーに、体を緩めほっと一息できるスローカフェを始めたかったとオーナーは話します。

・豊かな食材を丁寧に調理したモーニング

『おむすびセット』638円〜

一見シンプルな『おむすびセット』ですが、可能な限り無農薬、有機栽培、無添加の材料を旬に合わせて提供しています。おむすびの主役である白米も香川県産のものを選ぶだけでなく、収穫時期によってはオーナーやスタッフが育てた白米が並ぶ日も。おむすびのおには「鮭」「海苔(のり)」「ネギ味噌(みそ)梅」があり、それぞれ+33円で選択可能。そのほか自家製みそを使った具だくさんみそ汁と卵焼き、手作りぬか漬けと旬のフルーツがセットになっています。

お腹の空き具合に合わせておむすびの大きさが大・中・小から選べます。また、メニュー表の5種類のうちからおむすびの塩をカスタマイズすることもできます。塩の特徴について詳細が書かれてあるので熟読して選ぶもよし、スタッフに相談するもよし、おむすび一つに本気で向き合う作業も楽しいものです。

好みにマッチした自分だけのおむすびを、注文後に結んでくれるとあればおいしくないはずがありません。ふっくら優しい握りたてのおにぎりはみずみずしく、米本来の甘を感じることができますよ。

セットの中のぬか漬けは、自家製の竹の粉で糠(ぬか)床を作り、フレッシュな野菜を漬け込んだもの。小さな小鉢に盛られた色とりどりのぬか漬け野菜たちもおむすびセットの中の名脇役です。

・オリジナルの調合が光ります

『薬膳カレー』1,550円

食べる漢方薬ともわれるカレーを、全程手作りし同店オリジナルの『薬膳カレー』に仕上げています。鶏がらスープをもとに、綾川町のカレー専門店「スパイス家族カラクラ」に調合を依頼したスパイスと完熟トマトやタマネギ、三豊産のスーパーフードモリンガなどをじっくり煮込んだ『マイルドチキンカレー』(1,078円)にさらに薬膳のアレンジを加えていきます。

素揚げのレンコンチップに、クコの実とナツメ、陳皮(ミカンの皮)があしらわれ、ベースのマイルドチキンカレーからさらに効能が充実した薬膳カレーです。鼻から抜けるスパイスと薬膳の香りを堪能してみて。辛さが苦手な人は生卵のトッピングがおすすめ。また、無農薬の完熟柿を使用した柿酢で漬けられたピクルスはお口直しにピッタリです。

朝摘みのホーリーバジルのウォーターサービスは、夏期限定のお楽しみ。自家農園でタネから育てたホーリーバジルは、爽やかな風味で体の中がリセットされたような気分になりますよ。カレーやその他メニューとも相性抜群です。

・滋味深い味わいが自慢です

『宙帆の手作り冷たい善哉(ぜんざい)』638円

手作りのあんこは無農薬で特別栽培の小豆を使用し、店内でコトコトやわらかく炊き上げられたもの。和三盆のやわらかい甘さがひとつまみの塩で引き立てられています。冷たいぜんざいにのるのは白玉ではなく、米から手作りした餅を香ばしくあぶりトッピング。オーツミルクとモリンガのアイスクリームもたっぷり盛られています。口たりもく体にもすんなり入ってくるような優しい食べ心地です。寒い季節にはかいぜんざいもおすすめアイスクリームの代わりに京番茶が楽しめますよ。

『滋養プリン』638円

「アレルギーがあってみんなと一緒のスイーツが楽しめない」という常連客の一言から生まれた同店オリジナルの体に優しいデザート『滋養プリン』。オーツ麦から作られるオーツミルク、甘味はナツメ、葛粉(くずこ)でプルプル食感を表現しています。

人工的な甘さではなく滋味深い自然の甘さが口の中にゆっくりと広がってゆく感覚です。洋風のプリンよりもくず餅やわらび餅などの和風の甘味の食感に近く、表面にたっぷりとまぶされたきな粉の香ばしさがマッチ。

・至福の一杯を丁寧に入れてくれます

スローカフェというだけあってゆっくりと時間が流れる空間の中で、スタッフが丁寧にじっくりハンドドリップするコーヒーを味わってみませんか。オーガニックの豆を挽(ひ)いた中深煎(い)りのものやノンカフェインコーヒー、玄米コーヒーなどもそろいます。

『グリーンコーヒーブレンド』693円

酸味が少なく苦味も控えめなバランスの取れた味わいの一杯。ミルクではなくオーツミルクを混ぜて召し上がれ♪コーヒーにはお茶請けとして小さな焼き菓子またはオーガニックナッツが付いてくるのもうれしいポイント。

『松葉ジュース』550円

松の葉をパウダー状にして水と合わせた『松葉ジュース』。松独特の風味も控えめで想像以上にサラリと飲みやすいドリンクです。一口含むと口の中がさっぱりとし、体の中まで浄化されるような感覚です。

街の中にありながら栗林公園の四季折々の自然を感じ、店内には木の香り、ご飯やコーヒーの香りで体をホッとめられる癒しの空間「宙帆のテラス」。厳選した食材を使用、丁寧に手を加えたことが伝わる心と体に優しい料理やドリンクがここにはそろいます。1日の始まりにはモーニング、午後からの活力にはランチをおいしく体に取り込んで、整う感覚を味わってみませんか。

■詳細情報

■DATA

宙帆(そらふね)のテラス ショップ&スローカフェ

所在地
香川県高松市栗林町1-12-1
電話番号
087-813-3038
営業時間
7:30〜14:00(L.O.13:30)

【高松】「ペンギン珈琲」はモーニングからランチ・スイーツまで満足度◎なカフェ

・居心地抜群カフェ「ペンギン珈琲」

高松西ICから車で約4分、ことでん琴平線円座駅・岡本駅からはどちらも車で約3分の高松市西山崎町の小さなカフェが「ペンギン珈琲」です。店名の由来は「老若男女に親しみやすく、覚えやすいカタカナの名前にしたかった」と話す店主の松原さん。2013年のオープンから今ではたくさんの利用客に愛される名前となりました。

どことなく北欧風の雰囲気が漂うシックでかわいらしい店内。スタッフでもある店主の奥さまがグラフィックデザイナーということもあり、テーブルやイスのインテリアから内装のデザイン・配色に至るまで、かわいらしい中にも落ち着いた居心地の良さを感じられる空間づくりがなされています。

増築したというダウンフロアのカフェスペース。高い位置に窓を置くことでやわらかい光を取り入れながら、外の喧騒(けんそう)を感じさせない非日常な空間を生み出しています。隠れ家空間に入り込んだような心地よさがありますね。

・ボリュームも◎オシャレなランチセット

『白くまカツライスランチ』1,430円

ランチセットの中でも人気の『白くまカツライス』は、メインのトンカツライスのほか、具だくさんスープとサラダ、ドリンク付き。器も北欧風で統一されていて、ボリュームもありながらかわいらしい見た目から食欲だけじゃなく気分も上がります。

“白くま”の名前はホワイトソースが由来しているそう。洋風のカツライスにはデミグラスソースが一般的ですが、同店のカツライスはさらにホワイトソースもたっぷりオン。ソースのダブルがけにより、味変しながらカツライスを食べ進めることができます。

『自家製パンのサンドイッチランチ』1,320円

同店オリジナルの手作りパンを使用した日替わりのサンドイッチは、選べる具材の種類が豊富でボリュームも◎。ポテトとオニオンのフライが一緒に盛られたサンドイッチのプレートはそれだけでも十分食べ応えありますが、具だくさんスープとサラダにドリンクまで付いて、目にもお腹にも大満足なランチセットです。

選べるサンドイッチの内容が豊富で迷う人続出なのも納得です。手作りのタルタルソースがクセになる『サーモンフライタルタルサンド』(825円)は、女性からの支持が多く同店の看板商品の一つ。ガッツリ食べたいという男性に人気なのは、ボリューム&食べ応え満点の『王様のカツサンド』(825円)です。そのほか『黒毛和牛のメンチカツサンド』や『かも肉のスパイシーサンド』『ハムと玉子のサンド』など魅力的なラインアップにノックアウトされそう。

・内容充実のモーニングとドリンク

『ブレンドコーヒー』550円

自家焙煎で挽(ひ)きたてのコーヒー豆をハンドドリップしてくれる『ブレンドコーヒー』。カップコーヒーとポットサービスで約2杯分のコーヒーが楽しめます。ひと口サイズのミニシフォンケーキまで付いてくる満足度の高さに人気店たる所以(ゆえん)が垣間見えますね。

『アイスコーヒー』550円

暑い季節にはゴクゴク飲める冷たいドリンクがおすすめです。アイスでの提供が可能なメニューは『カフェ・オ・レ』や『ブレンドアイスティー』(各605円)など充実のラインアップ。

『デラックスモーニング』990円〜

8:30(日曜・祝日は8:00)からのモーニングサービスは、同店人気の自家製パンが食べられることもあり、気分やお腹の減り具合に合わせてチョイスできます。『デラックスモーニング』は、食べ応えのあるプチ食パンとスライスパンにゆで玉子が付いたパンプレートとサラダ、具だくさんスープがセットになっていて、選んだドリンク料金に+440円で利用可能。トーストプレートにスープが付いた『スープモーニング』、サラダが付いた『サラダモーニング』は、どちらもドリンク料金に+330円です。お腹はそこまで空いてないけど…という人は『シンプルモーニング』はいかが。スライスパンが2切れというボリュームを抑えたパンプレートとドリンクのセットです。ドリンク料金に220円の追加でオーダーできますよ。

 ・スイートなメニューはこちら

『たっぷりクリームソーダ』660円

昭和レトロな雰囲気を持つクリームソーダには、たっぷりのアイスクリームとフルーツがオン。心躍るエメラルドグリーンのソーダで喉の渇きを癒やしませんか。そのほか炭酸ドリンクは『レモンスカッシュ』(660円)や『ウィルキンソンジンジャーエール』(660円)、果汁100%のオレンジジュースやグレープフルーツジュースなどがそろいます。

『カフェ・ジェリ・オーレ(コーヒー)』825円

1杯でドリンクとスイーツの満足感が得られるという同店の人気シリーズ『カフェ・ジェリ・オーレ』。その名の通りカフェオレをベースに、グラスの下部にはクラッシュしたコーヒーゼリー、上にはたっぷりの生クリームに、追いコーヒーゼリー。さらにトッピングとして食感が楽しいナッツとコーンフレークがアクセントになった大満足のスイーツドリンクです。フレーバーは、コーヒーのほかチョコやキャラメル、マロンなどがあります。

『自家製チーズケーキ』660円

奥さんが手作りするチーズケーキのスイーツプレートには、キャラメルソースがかかったアイスクリームとホイップクリームが添えられたミニシフォンケーキ付き。ドリンクセットは選んだドリンク料金から50円引きとお得です。

おやつタイムはもちろん、ランチ後にデザートとしてオーダーする人もいるほど。濃厚だけどしっとりしたテクスチャで、爽やかな酸味も感じる自家製チーズケーキ。添えられたホイップクリームやアイスクリームとの相性も抜群です。ブランチや午後のひととき、お店自慢のスイーツプレートでほっこりとしたカフェタイムを。

人気のランチやスイーツはもちろん、選べるモーニングセットや多彩なドリンクまで、朝でも昼でも午後のおやつタイムでも、いつ訪れても満足度の高いメニューがそろう「ペンギン珈琲」。北欧を彷彿(ほうふつ)とさせるインテリアや食器に癒やされながら食事やスイーツを楽しんで♪

■詳細情報

■DATA

ペンギン珈琲

所在地
香川県高松市西山崎町400-4
電話番号
087-814-4524
営業時間
モーニング/8:30〜10:00(日曜、祝日は8:00〜)
ランチ/11:00〜15:00

【高松】「カフェしるく」どこか懐かしいレトロ空間で楽しむ手作りの数々

・レトロな雰囲気満点の「Cafe silk(カフェしるく)」

JR鬼無駅から車で5分。弦打小学校から徒歩3分の静かな住宅街の中にある「Cafe silk(カフェしるく)」。お店の前のオブジェからも分かる通り、昭和の香りが漂うレトロな雰囲気が魅力のカフェ。2017年のオープン以来、ご近所さんや常連客から愛され続けています。

駐車場はよく目立つ看板を目印に。産業道路(県道176号)から1本西の通りですが、月〜土曜の7:30〜8:30は一方通行なので、入る方向にご用心。街中の喧騒(けんそう)から離れてゆったりとした時間を過ごすことができますよ。

「silk(シルク)」という店名の由来は、オーナーご夫妻の名前。2人の名前から一文字ずつ取って並べると「正絹(しょうけん=シルク100%の生地)」となることから、この名前にしたそう。夫婦愛にあふれるすてきなお店ですね。

店の前にはライトを掲げた人形がお店に誘導(?)。お店に入る前から、ワクワクとしますね。

・店内には自慢のコレクションがずらり

昭和のヒットソングが流れる店内には、オーナーご夫妻が共通の趣味で30年以上集めているというコレクションが、所狭しと並んでいます。今まで集めたコレクションは、何と数百点以上にも上る圧巻の数です。

主に大正~昭和時代に販売・使用されていたものを集めているそうで、祖父母のおうちに遊びに来たような懐かしさを感じることができます。

当時のお菓子に付いていた景品や食品メーカーの懸賞品、限定販売されたおもちゃなど、今ではなかなかお目にかかれない貴重な品もあるそうですよ。

同店はもともと納屋だった建物をリノベーションしているとあって、店内の柱などからも温かみを感じます。ちなみに、コレクションは棚や壁だけでなく、天井にも。見上げると、数々のレトロ看板が飾られています。所々さびているのがまた味わい深く、時代を物語っていますね。

壁に飾っているポスターなどは、季節によって入れ替えているとのこと。見たことのない驚きの品にも一期一会で出合えるかもしれません。

テーブルやイスはあえてそろえず、ほとんどがアンティークのものばかり。ひときわ目を引くスーツケースのテーブルは、実際に船旅などで使われていたものなのだそう。

それぞれのテーブルの上にも、コレクションの人形やおもちゃが。一つとして同じものがないので、何度訪れてもいろんな発見がきっとあるはず。食事だけでなく店内を見渡すだけでも楽しめるのが、同店の大きな魅力です。

・彩り豊かな人気のランチメニュー

『ミートライス』1,200円

店主イチオシの人気ランチメニューが、こちらの『ミートライス』。

香川県のブランド牛・オリーブ牛の中でもA5ランクのものを使用し、みそ仕立てで甘辛く味付けしています。日替わりメニューよりも、こちらを選ぶお客さんも多いそう。限定10食の提供なので、日によってはすぐに売り切れてしまうこともあります。自家製ピクルスとスープが付いているから、箸休めをしながら食べられますよ。

野菜もたっぷり盛られて栄養も食べ応えも満点。カラフルな彩りで食欲をそそります。

肉は少し濃いめに味付けされていて、どんどんご飯が進みます。ひと口食べるとすぐにまた口に運んでしまう、クセになる味わいです。

半熟卵を絡めて食べると、濃いめの味がマイルドになって◎。卵と肉を混ぜながら、味変を楽しんで食べ進めるのがおすすめです。

『懐かしオムライス』950円(テイクアウト850円)

こちらは、その名の通り懐かしさ満点のオムライス。しっかりと焼いた薄焼き卵で、ケチャップライスをぎゅぎゅっと包んでいます。ケチャップライスの中にはゴロゴロと玉ネギや鶏肉、グリーンピースが入っていて、これぞ王道。不思議とおばあちゃんが作ってくれたような、懐かしい気分に浸ることができます。

『懐かしオムライス』はイートインのほか、テイクアウトも可能です。彩りに添えられたパセリも存在感があり、赤と黄色と緑のコントラストが食欲をそそりますね。

また、スパイスカレーやローストビーフ丼、グラタンなど日替わりのランチメニューも登場。イートインのランチにはヨーグルトやコーヒーゼリーといったその日のミニデザートも付いています。事前にInstagramで告知をしてくれるので、気になる人はチェックしてみて。

・デザートやモーニングもお楽しみ♪

ランチだけでなく、モーニングやカフェタイムも魅力的なメニューが盛りだくさん。クラシックな模様の食器と一緒に、朝のひとときや昼下がりにゆっくりとレトロカフェグルメを満喫できます。

『クリームソーダ(緑)』650円

昔の純喫茶を彷彿(ほうふつ)とさせる『クリームソーダ』は、こんもり高さのあるアイスの隣に真っ赤なさくらんぼがちょこん。「これこれ!」と思わず声に出してしまうようなTHE定番のルックスです。

『フレンチトースト(アイス添え)』750円

8:30~10:30限定で楽しめるモーニングメニューは、朝からリッチな気分を味わえる『フレンチトースト』がスタンバイ。サラダやヨーグルトが付いているのも、うれしいですね。

大きくカットされたフランスパンはしっとりとした口当たりで、かめばじゅわっと広がる優しい甘さ。バターで焼き上げていて、甘じょっぱさがたまらない一品です。冷たくてあま~いバニラアイスを一緒に頬張れば、さらに幸せな気持ちにさせてくれますよ♪

『ベイクドチーズケーキ(アイス付き)』580円

少し酸味のある甘さ控えめでさっぱりとした味わいのチーズケーキは、前日から丁寧に仕込んで作られている自慢のデザートです。バニラアイスと季節によって変わるフルーツが添えられていて、見た目にも楽しいプレートに。

 

店内のコレクションはもちろん、食器やテーブル、イスまでオーナーご夫婦の愛とこだわりが詰まった店づくりと食事が魅力の「Cafe silk(カフェしるく)」。

レトロなコレクションに囲まれて、モーニングやランチ、スイーツを堪能しながら、日々の慌ただしさを忘れる時間をゆっくりと過ごして。

■詳細情報

■DATA

Cafe silk(カフェしるく)

所在地
香川県高松市鶴市町168
電話番号
080-2991-0469
営業時間
モーニング/8:30~10:30
ランチ/11:00~15:00(L.O.14:30)
※予約の際は、必ず電話で問い合わせを
※最新の営業日はInstagramで確認を

【丸亀】古民家カフェ「エユラ」でモーニングからコース料理まで♪どんなシーンでもくつろぎの時間を

・古民家カフェ「Cafe&Dining EYURA(カフェ&ダイニング エユラ)」

ことでん岡田駅から車で約2分、丸亀市綾歌町岡田東の県道282号沿いにある「Cafe&Dining EYURA(カフェ&ダイニング エユラ)」。外観も庭も和を感じる雰囲気で、モーニング、ランチ、スイーツ、ディナーとあらゆるシーンで活躍する古民家カフェです。

もともとは坂出市でイタリアンレストランを経営していたところ、イタリアン以外の提供がしたいという思いが芽生え、広い駐車場の確保も兼ねて、2019年12月にこの地で新しいスタートを切ったそうです。

古民家をリノベーションした同店は、和モダンでどこか懐かしさを感じる雰囲気。コンセプトは“まるで家のようにくつろげるカフェ”。靴を脱いで上がるスタイルなので、まさに家にいる時のような気分でリラックスして過ごせます。

フローリングと畳のエリアがありますが、どちらもイスとテーブルの席なので、座敷に座るのが難しい人も安心です。

ひときわ目を引く大きな棚には、オーナーが好きな本やお客さんからプレゼントされた置物がずらりと並んでいます。ちらほら見えるタヌキの置物は、同店のショップカードにこっそりデザインされているタヌキのおかげで、お客さんが次々と持ってきてくれるというほっこりエピソードが。訪れるたびに新入りのタヌキと出合えるかも?

・定番のモーニングセット

『Bセット』650円

バタートースト、サラダ、スクランブルエッグ、ハム、ソーセージ、ドリンクのセット。モーニングメニューは『Bセット』のほか、バタートースト、スクランブルエッグ、ドリンクがセットになった『Aセット』(550円)も用意。+50円でバタートーストからピザトーストに変更もできますよ♪焼きたてのサックリとしたトーストを頬張りながら、ゆったりとした朝時間を過ごしては。

・日替わりのパスタランチが人気

『パスタセット』1,200円

イタリアンの経験を持つオーナーお手製の本日のパスタに、サラダとドリンクが付く人気のランチメニューで、パスタはオイル、クリーム、トマトのソースの中から好みで選べるスタイル。具材の内容は日替わりなので、どんなパスタがあるかは行ってみてのお楽しみ。

取材日は『ベーコンとホウレンソウ フレッシュトマトのオイルソース』をチョイス。オイルベースで細めのパスタはつるっと食べやすく、あっさりとした味わいの中にピリリと効いたコショウとトウガラシがくせになる一皿です。オシャレな盛り付けとカラフルな見た目にテンションもアップ。

・自家製スイーツで至福のひとときを

『ケーキセット(チョコケーキ)』ドリンク付き 900円~

元パティシエのオーナーの奥さまが手がけるチョコレートケーキは、しっとり濃厚な仕上がりで、トッピングのバニラアイスが相性抜群。周りに散りばめられた旬のフルーツと一緒にいただくと、チョコの甘さがより一層引き立ちます。ランチの後のデザートにいかが?

・テイクアウトメニューもおすすめ

『オムライス』950円

同店ではテイクアウトメニューも充実しています。中でも人気の『オムライス』は薄く焼いた卵とぎっしり詰まったケチャップライスが食べ応えのある一品。このほか、ランチパスタから選べる『本日のパスタ』(950円)、チキンや卵がのった『EYURA(エユラ)丼』(950円)、平日限定の『日替わり弁当』(850円)といったラインアップからオーダーが可能。注文する際は事前に電話で連絡しておくとスムーズなので、持ち寄りランチやピクニックなどに利用してみて♪

・お酒と一緒にディナーはいかが?

左から『ベーコンと玉子・トマトソースのピザ』1,300円、『アラカルトパスタ』1,000円~、
『若鶏のグリル』1,500円

土・日曜の17:30からはディナーが楽しめるお店にチェンジ。お酒と一緒にいただきたいアラカルトは前菜、パスタ、ピザ、肉料理などを取りそろえ、どれも本格的な味わいです。

『若鶏のグリル』は素材の味を生かしたシンプルな一皿で、かめばかむほどうま味を感じるチキンに食べる手が止まらなくなること間違いなし。ワインと一緒にいただくのがおすすめですよ。

ベーコンの塩味と酸味の効いたトマトソースがマッチした『ベーコンと玉子・トマトソースのピザ』は、パリッサクッとした食感が心地良い、お酒のおつまみにぴったりの一品です。

前日までに予約すると、贅沢なコース料理も楽しめます。なんとコース料理はディナーの時間だけでなく、お昼も利用可能。昼のコース料理は前日15:00までの予約が必要なので早めに問い合わせを。

自宅のような安心感と、ほっと一息つける雰囲気の中、モーニングからディナーまで利用できる「Cafe&Dining EYURA(カフェ&ダイニング エユラ)」。日常使いはもちろん、パーティー、新年会、忘年会、女子会などにぴったりのパーティープランもあります。大切な人との特別な時間に、リラックスしながら本格的な料理を堪能してみては。

■詳細情報

■DATA

Cafe&Dining EYURA(カフェ&ダイニング エユラ)

所在地
香川県丸亀市綾歌町岡田東1713-1
電話番号
0877-85-3011
営業時間
モーニング、ランチ/9:00〜16:00(L.O.15:30)
ディナー/土・日曜17:30〜21:00(L.O.20:00)

【高松】「古遊楽(こゆうらく)」日本庭園を眺めながらいただくスイーツで極上のカフェタイムを

・格式ある庭園カフェ「古遊楽(こゆうらく)」

ことでん志度線大町駅から車で約10分、国登録有形文化財の店内でうどんや日本料理が味わえる「郷屋敷(ごうやしき)」。約600坪ある敷地の3分の2を日本庭園がめ、庭園を愛でながら食事ができる格式ある料亭です。そんな風情ある郷屋敷の敷地内に佇む別邸「カフェ古遊楽(こゆうらく)」は、気軽に食事やお茶を楽しむことができると人気です。

店頭のオブジェにもご注目。古遊楽の常連客であるという、世界一のシェアを誇る三木町のアクリルガラスの会社「NIPPRA(ニップラ)」の前社長から寄贈されたオリジナル看板なのだそう。アクリルガラスに店名のロゴが施されているだけではなく、郷屋敷の女将の帯をあしらっていて、透明感のあるガラスと和柄のコントラストが目を引きます。

純和風の風格あるインテリアが迎えてくれる店内は、木を基調とした日本家屋。シャンデリアや年代物の家具がさりげなく配置され、大きなガラス窓によって切り取られた日本庭園の眺めはため息が出るほどの美しさです

格子のパーテーションで仕切られた囲炉裏(いろり)テーブルのある空間には、ステンドグラスの照明や絵画がレイアウトされ、邸宅の応接間に案内されたかのような覚に。半個室的な使い方ができるため、ファミリーや友人同士などの大人数、お見合いの席などのプライベートスペースとして使用されることも。

カフェメニュー以外に、母家である「郷屋敷」のうどん会席やお膳料理なども注文できます。座敷に上がらずにカジュアルな空間で会席やお膳をいただけるとあって、こちらで食事を利用する人も多いのだそう。

・限定1時間!?幻のモーニングセット

『モーニングセット(あずき)』750円

オーダー可能な時間がオープンの11:0012:00の1時間のみという『モーニングセット』。オープン時には同時にランチも開始しているのでどちらをオーダーするか迷う人続出。そのため常連客の間では幻のメニューとささやかれているんだそう。厚切りトーストにサラダ、ドリンクとデザートまでいた充実のセット内容。時間が合えばチャレンジしてみては。

モーニングセットのトーストは、プレーン、はちみつ、あずきの3種類からチョイス可能。あずきトーストは、北海道産で粒の大きい小豆を使用していて、さっくりふっくらの厚切りトーストの食感との相性は◎。塩味のあるバターと優しい甘さのあんこを堪能してみて♪

モーニングセットにはうれしいミニデザート付き。とろとろモッチモチの抹茶のプリンは喉ごしもつるんと爽やかで、プリンの優しい甘さの後に濃厚な抹茶の香りが口いっぱいに広がります。季節によっては、杏仁プリンやアイスクリームのアレンジもあります

・和空間でいただく洋菓子&ドリンク

『ケーキセット(フルーツロール)』880円

和空間でいただく上品な洋菓子で優雅な気分を味わいませんか。フルーツロールのケーキセットは、ふわふわのスポンジ生地にヨーグルトベースのクリームとフルーツが包まれた上品な一品。ドリンクはコーヒーまたは紅茶を選べるほグランドメニューのドリンクからも差額追加で注文することができます。すてきなあしらいのティーカップとともに贅沢なひとときを。

『ケーキセット(瀬戸内レモンのモンブラン)』880円

『瀬戸内レモンのモンブラン』は、ふんわりケーキ生地にレモンのクリーム絞りかけた爽やかなレモンテイストのモンブランです。取材時はレモンティーを合わせ、暑い時期にも楽しめそうなセットに。こちらのケーキセットは、火・水曜限定のお得デーには700円でいただくことができ、通常より180円もお得です。

『アイスコーヒー』500円

ドリンクメニューは観音寺市の「キーコーヒー」の豆を使用し、同店オリジナルの配合で提供されるコーヒーのほか『紅茶』(500円)や『シナモンアップルハーブ』(550円)、『レモンスカッシュ』(650円)や『昔ながらのクリームソーダー』(700円)などのレトロドリンクもラインアップ。

・しっとり和風スイーツはいかが

『抹茶ぜんざい』860円

人気No.1メニューは、北海道産の小豆を使用した『ぜんざい』(730円)と話す中川店長。椀(わん)には丸餅が浮かび、お口直しの塩昆布と梅干し、温かいお茶がセットになっています。店長がおすすめするのは『抹茶ぜんざい』で、提供の直前に煎(た)てた抹茶をぜんざいの椀に注いだ一品です。華やかなうぐいす色のぜんざいは、抹茶が入ることにより甘さがさらにマイルドになり、年配客もぺろりと食べ尽くすほどです。

ぜんざいのセットに付くお茶は三豊産のモリンガ茶。モリンガとは栄養素の高さからスーパーフードと呼ばれ、健康・美容の業界から注目を集める植物で、同店では数年前からお茶として提供しています。また、レジ横のお土産コーナーでは、モリンガを使用した飴(あめ)や玄米粥も販売しています。

『くず餅セット』860円

暑い季節には見た目も涼やかな『くず餅セット』はいかがですか?もちもちぷるんとしたくず餅の食感と冷たい舌触りが評判の夏限定スイーツ。ドリンクが付いたセットまたは単品(500円)から選ぶことができます。

冷たいくず餅をまずはそのままで味わった後は、付け合わせの黒蜜ときな粉をお好みでかけてみて♪黒蜜のコクのある甘みときな粉の香ばしさがプラスされて、全く別のスイーツに大変身。

『氷抹茶』650円

ドリンクにも和のテイストを求めるなら、冷たいミルクと抹茶の『氷抹茶』がおすすめ。ネーミングに“氷”抹茶とあるように、抹茶ミルクで作られた氷を使用しているため溶けても薄くならないのが特徴です。仲のいい友達と歓談しながらゆっくりと味わえるよう配慮されているのがうれしいですね。そのほか和テイストのドリンクは『抹茶エスプレッソ』(680円)や『グリーンティ』(550円)などもそろいます。

・古遊楽ワールドを楽しんで♪

窓から見える日本庭園の美しさもさることながら、提供される料理やドリンクのトレーにはかわいらしい一輪挿しの草花が添えられています。これは中川店長自身が生けるそうで、お客さまへのおもてなしの気持ち表したもの。グループで利用る場合でも、同じ花がかぶらないような繊細な心配りが施されています。

レジ前のお土産スペースには、地元香川の作家による陶器や漆器、讃岐うどんや和三盆などの特産品などが並びます。県外や海外からの利用客にも人気なほか、地元客が手土産として購入ることも多いと店は話します。

日本庭園のある上質な和空間で、気軽にランチやスイーツがいただける「カフェ古遊楽」。多彩なカフェメニューだけでなく「郷屋敷」の食事も楽しめるとあって地元客をはじめ県外・海外からの利用客でにぎわいをせています。店長をはじめ明るいスタッフの接客も優しく、何度も訪れたくなる贅沢なカフェです。

■詳細情報

■DATA

カフェ古遊楽(こゆうらく)

所在地
香川県高松市牟礼町大町1987
電話番号
087-845-7563
営業時間
11:00〜16:00(L.O.15:30)

【高松】「ベーカリー&カフェ パーム」毎日でも通いたくなるほどランチもスイーツも充実

・Bakery&Cafe PALM(ベーカリーアンドカフェ パーム)

JR鬼無駅から徒歩5分、県道33号の道を挟んですぐの場所に、広々とした駐車場に大きな看板が目印の「Bakery&Cafe PALM(ベーカリーアンドカフェ パーム)」があります。入り口にはスロープが設置され、車いすやベビーカーなど誰でも入りやすいバリアフリー設計です。

お店は障がい者福祉サービスを通して地域づくりを行う「もえぎの会」が運営していて、焼き菓子の袋詰めなどは利用者も活躍しています。お店のロゴマークにもなっている“手のひら=palm”は「手作業の仕事にこだわりを。手作りのおいしさを届けたい」という思いが込められています。看板からも優しくパンをこねているようなイメージが膨らみますね。

木の温かみを感じる店内は、入り口付近がベーカリーで奥がカフェスペースになっています。ベーカリーでは毎朝約30種類の手作りのパンや、マフィンなどの焼き菓子がズラリ。カフェでは地元の食材を使ったモーニングやランチがそろい、どの時間帯でもゆったり利用できますよ。

・イートインもテイクアウトもOK!毎日でも通いたくなるベーカリー

食事にぴったりの惣菜パンや、おやつタイムに食べたいスイーツ系などどの商品もリーズナブル。優しい味のパンは毎朝店内で作られていて、 曜日によって異なりますが、オープンの8:00~9:00ごろにパンが出そろいます。電話で取り置きもできるので、確実に欲しい人はお店に連絡しておくと安心です。パンはドリンクと一緒に店内で食べることもできるので、カフェ利用の場合はレジでスタッフに声かけを。

左から『チョリソードッグ』200円、『ダブルベリーベーグル』220円、『さつまいも食パン』3枚入り240円

ピリ辛のソーセージがサンドされた『チョリソードッグ』。パリッとしたソーセージの食感と食欲をそそるスパイシーな風味は、暑い夏につい手に取りたくなる一品です。生地にラズベリーとクランベリーが練り込まれた『ダブルベリーベーグル』は、中に挟まれたレアチーズクリームと甘酸っぱいベリーの風味が相性抜群。もっちりとした食感で、ヘルシーだけど満足感大ですよ。ふんわりやわらかな食パンに、さいの目に刻まれたサツマイモがたっぷり入った『さつまいも食パン』は、そのまま食べるのもいいけれど、トーストすればサツマイモの優しい甘みと、小麦の香ばしさが引き立ちます。バターを塗れば、ジュワッと広がる塩味が加わりおいしさ倍増♪

・木のぬくもりを感じるカフェでひと休み

天井が高く広々として清潔感のあるカフェスペースは、一人でもグループでものんびりとくつろげそう。壁に飾られたインテリアは、同グループ施設で制作したという藍染めの作品で、コースターにも藍染めが使われています。

大きな窓からは草木が揺れる穏やかな風景が広がり、新緑の時期には青々と茂る緑が目を楽しませてくれます。自然の光が差し込む、明るいカフェは気分まで晴れやかにしてくれます。

・ランチ限定のプレートメニューにも注目♪

アイスコーヒー400円、『ピザトーストセット』お好きなドリンク代+200円

8:00から11:00まで注文できるモーニングは、選べるトーストにサラダとヨーグルトをセット。朝にピッタリなバランスと通いやすい料金設定で、常連客の心とお腹をつかんでいます。
モーニングセットはほかに『さつまいもトーストセット』(200円)、『ハニートーストセット』『シナモンシュガートーストセット』(各150円)、『トーストセット』(100円)があります。
ドリンクも種類豊富で、朝から満たされた気分になれそう。

『季節のプレート』850円

『季節のプレート』は週替わりなので、来店するたびにどんなメニューに出合えるかはお楽しみ♪取材日は「肉団子とブロッコリーの中華風クリーム煮」をメインにサラダ、副菜と、季節の野菜がたっぷり摂れるワンプレートにスープが付きます。パンまたはライスを選べ、パンはもちろん店内で作られたもの。
ランチは11:00から14:00まで注文でき、定番の『挽肉と揚げ野菜のカレー』(850円)のほか、『PALMサンド』(800円)と『本日のパスタ』(850円)があり、メニューの詳細は店内のボードで確認を。小学生以下の子ども限定の『キッズプレート』(500円)もあるので、子連れでの来店も安心です。プラス200円でドリンクセットも可能です。

・自分へのご褒美にスイーツをどうぞ♪

『ベリー&フルーツフレンチトースト』700円

14:00~16:00のカフェタイムにはとっておきのスイーツを味わって♪見目麗しいフレンチトーストは、ベーカリーカフェならではの一皿。自家製のバゲットを使ったフレンチトーストの上に、ホイップクリームとストロベリーアイスを贅沢にトッピング。ボリューム満点ですが、フルーツとブルーベリージャムの酸味が加わり、ペロリと食べ切れてしまいます。ジャムは高知県の「ゆとりすとベリー農園」で収穫されたブルーベリーを使ったオリジナル商品で、お店でも販売されています(100g450円)。

『シフォンケーキサンド』330円 ※左から『リンゴのコンポート』『いちご』『チョコバナナ』

鬼無町には農家も多く、産直には新鮮な果物が並びます。そんな地元産のフルーツを使った『シフォンケーキサンド』は同店の人気商品。ふわふわのシフォンケーキに、旬のフルーツと生クリームが挟まれ、甘過ぎずあっさりと食べやすい仕上がりです。しっとりした食感のシフォンケーキで1個といわずもう一つ欲しくなること請け合いです。
子どもにも人気の『チョコバナナ』、クリームと相性が抜群の『いちご』と、シナモンが香るちょっぴり大人味の『リンゴのコンポート』の3種類がこの日は登場。季節に合わせて桃やイチジクなどフルーツが変わります。数量限定なので早めの来店や電話予約がベター。

シンプルなシフォンケーキのみの販売もしています。プレーンやチーズ、ブルーベリーなど4、5種類がショーケースに並んでいて、テイクアウトもOK!ラッピングや紙袋もあるので手土産にもオススメです。レジでスタッフに声がけを。

鬼無が誇る特産品の盆栽をモチーフにしたクッキーは、ご近所でもある高松西高等学校の生徒とのコラボ商品。たまに登場する、一つひとつ表情が異なる鬼のパンは、福祉施設の利用者が心を込めて作ったものです。地元の人たちと一緒に作り出される味にほっこり心が温かくなりますよ。

ベーカリーとしても、カフェとしても使い心地のいい「Bakery&Cafe PALM(ベーカリーアンドカフェパーム)」。子ども連れでも、一人の時間でも、ちょっと一息つきに出かけませんか。

■詳細情報

■DATA

Bakery&Cafe PALM(ベーカリーアンドカフェパーム)

所在地
香川県高松市鬼無町佐藤11-1
電話番号
087-802-6789
営業時間
8:00~17:00(L.O.16:00)
※支払いは現金、PayPayのみ

【高松】「Cafe Pole Pole(ポレポレ)」で本格トロトロエスプレッソと自家製スイーツを

「Cafe Pole Pole(カフェ ポレポレ)」

ことでん瓦町駅から徒歩約5分の「Cafe Pole Pole(カフェ ポレポレ)」は、2023年10月にオープンしたエスプレッソ専門店。南新町商店街の老舗「乾物 丸一」の前の道を東へ入ったビルの1階にあり、にぎやかな飲み屋街でコーヒーの香りを漂わせています。

奥行きのある店内で、入り口側にハイチェアタイプのテーブル席、奥にはカウンター席があります。無料Wi-Fiが完備されているので、PC作業などを兼ねてのカフェ利用にも便利です。

屋号の“ポレポレ”は、スワヒリ語で「ゆっくり、ゆっくり」といった意味。ゆったりとした自分時間を過ごしてもらえるような場所を提供したいと名付けたそうです。店主の実家で飼っている猫がモチーフになっているロゴにもご注目あれ。

ロゴのデザインは店主の妹さんが担当しています。より本人(猫)に近づけたステッカーも販売しています。自由気ままにのんびり過ごしている猫の姿が、お店の雰囲気を表しているそう。

レアなレバー式マシンで抽出する濃厚エスプレッソ

エスプレッソマシンはイタリアのコジェコ社製“Fiorenzato(フィオレンザート)”で、香川では珍しいレバー式です。一般的なオートマチックタイプのマシンより気圧を比較的高めにかけられるので、コーヒー豆本来のうま味や風味が濃縮され、本場イタリアさながらのトロトロとしたテクスチャとリッチな味わいを楽しめるのが特徴です。

『エスプレッソ ソロ』380円

コーヒー豆は、店主の師匠が営む大阪のお店「Red Stone Coffee(レッドストーンコーヒー)」による、イタリアーノブレンドを使用。イタリアでは5種類以上の豆を合わせ、必ずロブスタ種の豆を入れるのがセオリーだそう。『エスプレッソ』は、かなり濃厚で豆本来の風味を存分に楽しめます。添えられているキビ砂糖を2包入れると、まるでダークチョコレートのような味わいに。ジャリっと沈殿した砂糖をスプーンですくって食べるのが本場イタリアスタイル。表面に浮かぶクレマは、豆のうま味が抽出された証です。

『カフェラテ』600円

『カフェラテ』は2タイプの焙煎豆から選べます。コーヒーのビター感を求めている時は中深煎(い)り、すっきりとしたミルク感を求めている時は浅煎りでオーダーしてみて。ラテアートも必見です。

『アメリカーノ』550円

エスプレッソを水で割った『アメリカーノ』はうれしいたっぷりサイズ。お酒好きな人は、エスプレッソやラテにアルコールをプラスしたメニューも要チェックです。

『エスプレッソトニック』650円

暑い時季にオススメなのは、キレのある炭酸のトニックウォーターにエスプレッソを注ぐ『エスプレッソトニック』。柑橘(かんきつ)類の爽やかな香りも相まってすっきりとした一杯です。別添えのエルダーフラワーシロップを注ぐと華やかになる味変も楽しんでみて。

モーニングや自家製スイーツなども見逃せない!

『パンオショコラモーニング』750円

開店時間の10:00からなくなり次第終了の『クロワッサンモーニング』と『パンオショコラモーニング』は、それぞれにヨーグルトが付き、ドリンクは「エスプレッソドッピオ」または「アメリカーノ」から選べます。カフェラテとカプチーノはプラス100円、そのほかのドリンクはプラス150円で変更可能です。
毎朝お店で焼き上げるパンオショコラは、ふっくらとしたデニッシュ生地に、ビターチョコがたっぷりで食べ応えのあるサイズ。

『クロワッサンプレートランチ』1,200円

11:00〜14:00に提供される『クロワッサンプレートランチ』は、その日の朝焼き上げるクロワッサンにサラダ、店主が厳選したボローニャソーセージ&生ハム、自家製イタリアンオムレツ“フリッタータ”がワンプレートになった一品。バターの風味がしっかりしつつほんのり甘いクロワッサンに、サラダや生ハムなどを挟んでサンドイッチ風にカスタマイズするのもおすすめの食べ方。フリッタータの具材は気まぐれで都度変わります。セットドリンクはアメリカーノ、カフェラテ、ハーブティーの3種類、そのほかのドリンクはプラス150円で選べます。

『ティラミス』680円

ご主人は製菓学校出身ということもあって、スイーツはお手のもの。『ティラミス』は、イタリア産フィンガービスケットに同店自慢のエスプレッソをたっぷりと染み込ませ、ラム酒がガツンと効いたマスカルポーネチーズクリームで大人味に仕上げているのが特徴。通常品はボリューミーな量ですが、『平日限定ミニティラミスセット』はハーフサイズで提供しています。過去には『イチゴのティラミス』や『ベリーティラミス』などが登場したことも。

スイーツメニューの中で、『気まぐれバスクチーズ風ケーキ』と『ショコラケーキ』はテイクアウトにも対応しています。その場合は一口サイズにカットしてカップに入れてくれるので、外でもつまみやすいのが◎。ドリンクメニューもすべてテイクアウトできますよ。

『気まぐれバスクチーズ風ケーキ』イートイン580円、テイクアウト550円

『気まぐれバスクチーズ風ケーキ』は取材時のプレーンのほかに、エスプレッソや抹茶、ストロベリーなどのバリエーションもあります。甘さ控えめでチーズの風味がしっかり感じられる味わい。イートインの場合は、フルーツソースなどでデコレーションしてくれます。

『ショコラケーキ』イートイン580円、テイクアウト550円

店主はしっとり濃密なガトーショコラが好みだそうですが、『ショコラケーキ』はあえて食べやすいよう、軽めな口当たりのふっくらしっとり食感に仕上げています。しっかりとしたビター感なので、イートイン時に添えられるホイップと一緒に食べるといいバランス。テイクアウトの場合はホイップの有無を選べますよ。

『焼き菓子セット』350円

エスプレッソにもぴったりな自家製焼き菓子で、のんびりカフェタイムはいかが?『ビスコッティ』はラテン語が由来で“2度焼き”の意味。カリッカリになるまで焼いた食感がクセになります。アーモンドの食感と風味が良く、上品な甘さ。ラテに浸して食べるのも◎。『アマレッティ』はサクッとしつつネットリ感が特徴。優しい甘さで、アマレット特有の杏仁の風味がフワッと鼻に抜けます。

ご主人は、コーヒー専門店に勤めていた際にエスプレッソに興味を持ち始め、そこからコーヒーにまつわる知識も取得し、「Cafe Pole Pole(カフェ ポレポレ)」をオープンする運びに。人当たりがいいオーナー夫妻とのおしゃべりも楽しんで。
フォカッチャを使用した平日限定パニーノや、土日だけのパスタも登場。また、夜カフェのみのケーキパフェや、予約限定スイーツ『アフタヌーンティーセット』も。街飲み帰りにエスプレッソを一杯。そんな使い方もいかがでしょう。

■詳細情報

■DATA

Cafe Pole Pole(カフェ ポレポレ)

所在地
香川県高松市瓦町2-9-4北川ビル1階
営業時間
平日/10:00〜19:30(L.O.19:00)
第2・4土曜/10:00〜17:00(L.O.16:30)
第2・4土曜(夜カフェ)/19:00〜23:00(L.O.22:30)
第1・3・5日曜、祝日/10:00〜17:00(L.O.16:30)
※ワンドリンク制
※予約はインスタグラムのDMから