こだわり食パン

【琴平】小さな隠れ家「Kotier(コティエ)」のかわいいキューブ食パンとコーヒー

・キューブ食パンとコーヒーの店「Kotier(コティエ)」

キューブ食パンとコーヒーの店「Kotier(コティエ)」は、JR琴平駅や琴電琴平駅から徒歩で約3分の住宅エリアにあります。駐車場は店舗の約50m西側に完備。少し狭い道を歩いていると、店の案内板が現れます。

道路から敷地内の奥へと進むと、レトロな電灯と「Kotier」の文字が。扉の横に置かれた看板が“お〜ぷん”になっていたら、気軽に中へどうぞ。

1〜2人が入れるぐらいのこぢんまりとしたスペースで、キューブ食パンが販売されています。あれ?カフェは?と思うかもしれませんが、入ってすぐの一見本棚に見える扉を開けてみてください。すると…。

まるで隠れ家!かわいいアイテムで装飾されたインテリア

店内には、ゲームや映画のキャラクターグッズ、ポスターなどサブカル系アイテムが多数散りばめられていて、見渡すだけでも楽しい空間。イス以外のインテリアのほとんどは店主もリノベーションに携わったそう。

昭和のレトロ感を醸し出すピンク電話や、壁には額装された店主のお気に入り映画のビジュアルが飾られ、にぎやかな雰囲気。懐かしいテレビゲームやボードゲームなどで遊ぶことも可能です。

どれも店主が集めてきたものばかり。大切なコレクションに囲まれたこぢんまりとした空間は、まるで秘密基地や、友人の家に遊びに来たような気持ちになりそう♪お店のテーマは、実用的なものを排除した嗜好品(しこうひん)だけの空間だといいます。

手のひらサイズのコロンとキュートなキューブ食パン

入ってすぐ右手にある、アンティークのショーケース内に、看板メニューであるキューブ食パンが並んでいます。琴平エリアでパン店は非常に貴重な存在。基本的には毎日4種類のみですが、店主の気まぐれで増える時も。当日の種類はInstagramのストーリーでチェックしてみて。
➡︎公式Instagramはこちら

キューブ食パンはすべて250円。それは、具材の原価や内容量で値段を変えるのではなく、どれを食べても同じ水準のおいしさやクオリティを提供したいという思いから一律の値段になっています。“ヤンニョム焼きそば”や“鱧(はも)のアヒージョ”“おイモのカスタードブリュレ”など、キューブパンにマッチするユニークな組み合わせは、店主が出合った旅先のグルメや、産直の新鮮な野菜などから着想を得て生まれたそう。

『プレーン』『あんとクリームチーズ』各250円

中でもすべてのキューブパンのベース生地にもなっている『プレーン』は、北海道産小麦「春よ恋」や宇多津入浜式の塩、天然酵母、低温殺菌牛乳などを使用。もっちり&しっとりとした舌触りの密度の高い生地は、小麦の香りがしっかりと感じられ、小ぶりな手のひらサイズの中に凝縮された満足感があります。ほんのり感じられるきび砂糖の甘みとバターの風味も上品。毎日食べても飽きのこないおいしさを目指して、シンプルな味わいに仕上げています。

『あんとクリームチーズ』は粒あんの甘さとクリームチーズの塩味がギュッと詰まった、クセになる組み合わせ。表面のクルミの風味と食感も◎。

『シナモンロール』250円

ベースの『プレーン』生地にシナモンパウダーときび砂糖を巻き込んだ『シナモンロール』も、シンプルに味わいたい人にオススメ。しっかりシナモンの風味を楽しめる一品です。

『カレー』250円

豚肉とセミドライのトマトを使用し、スパイスから作り上げるカレーを詰め込んでいます。既製品や添加物はなるべく使わず、素材そのものの風味やうま味を大事にしています。

『あげパン』300円

『あげパン』は、オーダーが入ってから揚げてくれるので、ぜひできたてを食べてほしい一品。米油を使用しているので重さや油臭さを感じないのが特徴。最後にまぶす、きび砂糖も優しい甘さです。表面がふんわりサクッと、中はしっとりとした密度感。スティックを刺してくれるので、手を汚さずに食べられるのもうれしいですね。

豆の種類が豊富な本格コーヒー

キューブ食パンと一緒にコーヒーもどうぞ。カウンター席にはコンセントが完備されているので、PC作業をのんびりするのもオススメ。

コーヒーは常時、産地別の豆を約8種類スタンバイ。店主に味の好みを伝えると、おすすめの豆を提案してくれます。ハンドドリップで丁寧に淹(い)れる所作にも注目を。

『コスタリカ タラス プレミアムグレード』700円

時間が経つとマイナスな風味が出てくるコーヒーもありますが、同店は後味も楽しめる高品質なコーヒーばかり。ミディアムローストの『コスタリカ タラス プレミアムグレード』は、コーヒー豆本来の甘みや酸味を感じられる、雑味のないテイストが特徴です。

『グァテマラ stay gold(デミタス)』600円

コーヒーの値段にプラス100円で、2杯分のコーヒーを凝縮した『デミタス』も選べます。デミタスはネルドリップで落とすことによって濃縮され、甘さやふくよかな余韻が残るので、コーヒー好きは必見!

ネルドリップは“ネルシャツ”と同じ素材の布で、ペーパードリップに比べて目が粗く、コーヒーの油分や成分が抽出されやすいのが特徴。ちなみにネルは扱いに手間がかかる上、高い技術が求められます。そうして丁寧に抽出される繊細で上品な味わいをかみしめて。

「嗜好品しかない店内にはおもしろいものがたくさんあるので、コーヒーやパン、時間や空間と合わせて楽しんでいただければと思います」という店主。寄り道感覚で同店の遊び心にぜひ触れてみて。

■詳細情報

■DATA

Kotier(コティエ)

所在地
香川県仲多度郡琴平町榎井873-6
電話番号
080-6394-0399
営業時間
水曜/13:00〜18:00(L.O.17:45)
木〜土曜/11:30〜19:00(L.O.18:00)

【高松】小さなベーカリー「BAKE LAB 星空」で味わうこだわり食感の本格パン

・のどかな場所に佇む「BAKE LAB(ベイクラボ)星空」

四国霊場第59番札所、国分寺から約300m北へ進んだところにある「BAKE LAB 星空(ベイクラボほしぞら)」。少し迷いやすい立地なので、公式Instagramで案内されている周辺マップを確認しながら進むのが安心です。JR国分駅からは徒歩約10分。

道中の道が狭めなので、車の運転が苦手な人はご注意を。店舗への進入ルートは北側(店舗裏手)と南側(店舗正面)の2つありますが、北側の方が分かりやすいです。南側から進むと、ちょっと秘境感もあってワクワクします。どちらにも駐車スペースはあるので安心してくださいね。

白を基調とした、木の温かみも感じる明るい雰囲気のインテリア。オープン直後にはショーケース内にズラリと焼きたてパンが並びます。

パンはデニッシュ、バゲット、菓子パン、食事パン、ベーグルなど約30種類。順次焼き上げられるので、開店時間や昼過ぎなど、訪れるタイミングによって出合えるパンは異なります。

ベーグルやメロンパンは見逃せない!

『ショコラ&徳島木頭柚子ピールベーグル』300円

北海道産小麦“ゆめちから”を100%使用したベーグル生地は、具に負けないくらい小麦の風味がしっかりと感じられます。優しいもっちり感としっとりさが特徴的な食感。

徳島県木頭(きとう)地区の無農薬柚子ピールによる、鼻に抜ける爽やかな香りと柑橘類特有のほろ苦さがアクセント。たっぷりと入った焼き込み用チョコのビターテイストもマッチしています。

『メロンパン』190円

オープン時から口コミで広がり、今も根強い人気商品の『メロンパン』。表面のマカロン生地は厚みが薄く、中の菓子パン生地との調和が取れた、一体感のある仕上がり。子どものおやつにもピッタリですよ。

菓子パン生地は密度が高く、しっとりとしていて食べやすい食感。全体的に程よい甘さでバランスの取れた一品です。

『めんたいフランス』290円

オリジナルレシピの“博多めんたいバター”をバゲットにたっぷり挟んで焼き上げたこちらは、明太子のピリ辛味と、溶けたバターのコク感が存分に味わえる、パンチの効いた1本です。

ベースのフランスパン生地がポテンシャル高く、かんでいるとうま味が口いっぱいに。クラスト(外側)が固過ぎず、歯切れの良いムギュッと食感がクセになります。

シンプルかつ奥深い、湯種食パンとクロワッサン

『国産小麦湯種食パン』1斤395円

北海道産小麦“ゆめちから”と、九州産小麦“南のめぐみ”をオリジナルブレンドし、バター100%で作り上げた生地は小麦本来の風味がしっかり感じられます。湯種製法特有のもっちり感としっとりさが◎。クラスト(外側)部分の厚みが薄く、密度の高いクラム(中身)と調和の取れた食感もGOOD。

トーストすると表面がパリッとカリッと軽い食感に。中はしっとりふっくら感をキープ。生でもトーストでもどちらでもおいしいパンです。1本(1,185円)でも購入できますよ。

『クロワッサンシュガー』210円

店主が粉から生地を作り上げた、フルスクラッチ製法の完全オリジナルのクロワッサンは人気上昇中。

ふっくらと高さのあるクロワッサン。表面のシロップコーティングでほんのり甘さを感じつつ、ベース生地はバター100%の風味が上品かつ豊かに感じられます。

購入後は店前のベンチですぐに食べられるので、天気のいい日はのどかな田畑を眺めながらパンを頬ばるのもおすすめですよ♪売り切れるタイミングが早い日も多々あるので、お出かけ前に公式Instagramをチェックしてみて。

※価格はすべて2024年2月3日(土)に改訂後のものです

■詳細情報

■DATA

BAKE LAB 星空

所在地
香川県高松市国分寺町国分2118-2
営業時間
9:30〜16:00(なくなり次第終了)
※2024年3月からは10:30〜16:00
詳細は公式Instagramで確認を
支払いは現金のみ

【高松】「喫茶ヒツジ」ハード系のパンが豊富!挽きたてのオリジナルコーヒーも楽しんで♪

・「喫茶ヒツジ」

ことでん八栗駅から徒歩5分ほどのところにある「TAKAMATSU JAM4.5(タカマツジャム4.5)」。独身寮をリノベーションした複合施設で、飲食店やアトリエなどさまざまなテナントが集まる注目スポットです。その一角に、“パン屋、ときどき喫茶”をテーマに、店主とパン職人が二人三脚で営む「喫茶ヒツジ」があります。

もともと京都に住んでいたという2人は、香川の魅力に惹かれ移住してきたんだそう。店内のパンはすべてパン職人が1人で作っていて、サンドイッチやクロックムッシュは元管理栄養士の店主が調理しています。定番の商品ももっとおいしくなるようにと、いまだに配合を調整するほどパンを愛する2人。「日常に溶け込むパンとコーヒー」というコンセプトをもとに、シンプルだけど飽きがこないおいしさのパンと本格的なコーヒーを提供しています。

店内に入るとパンのいい香りがふわっと。アンティークのパンラックがよく似合うかわいらしい雰囲気で、海外のベーカリーを思わせます。

朝10:00の開店時間にはほぼすべてのパンが焼き上がっていて、常時20〜25種類と豊富なラインアップ。どのパンも人気のため早い時間の訪問がオススメですが、電話での取り置きも可能です。

店内のイートインスペースは6席ですが、ほかにも「TAKAMATSU JAM4.5」の共有スペースがあり、テイクアウトしたパンやドリンクはそちらでも飲食が可能。ことでんを見ながら食事できる席もあるので、小さな子ども連れや電車が好きな人はより一層楽しめますよ。

・ハード系はマスト買い◎

『あんバターフランス』248円

ころんとかわいいフォルムに思わずキュン。「喫茶ヒツジ」に来たら外せないパンといえばこれ!程よい甘さの粒あんと、バターを一切れ挟み込んだパリパリのフランスパンが相性抜群です

『ベーコンエピ』237円

ハード系のシンプルな生地とベーコンのうま味が味わえる一品。季節によって『大葉のベーコンエピ』や『バジルのベーコンエピ』なども登場するそう。見かけた方はぜひ試してみて♪

天然酵母を使ったカンパーニュも種類豊富でどれを買うか悩んでしまうほど。ホールだけでなくハーフサイズがあるのもうれしいポイントです。大きなホールを買ってたくさん楽しむもよし、ハーフサイズでいろんな味を楽しむもよし。季節限定のカンパーニュも見逃せません!

・シンプルだけど毎日食べたくなる食パン

『山食パン』356円

オープン時から根強い人気がある食パン。何度も試作したどり着いた配合と、湯種(ゆだね)製法で作られたこだわりのもちもち食パン。油脂は国産バターのみで作られていて、トーストすると香ばしくパンの耳までおいしく食べられます。『山食パン』はふわふわ軽めな触感が楽しめ、『角食パン』(356円)は歯切れよく食べ応えが楽しめます。

※食パンのスライスは11:30以降です

・オリジナルのスペシャルティコーヒーはいかが?

『ヒツジブレンド』テイクアウト440円/イートイン432円

パンのお供に、「喫茶ヒツジ」でしか買えないオリジナルブレンドコーヒーはいかが?コーヒー豆は京都の焙煎所から直接仕入れていて、2人それぞれが愛飲していたスペシャルティコーヒーを配合しています。注文を受けてから豆を挽いて淹(い)れてくれるので香りの良さが抜群。味はすっきりと透明感があり、ほのかに甘いのが特徴です。酸味が抑えられているので、とても飲みやすいくホット・アイスどちらもおいしくいただけますよ♪
定番の『ヒツジブレンド』のほか、『本日のスペシャルティコーヒー』(440円)も!こちらは仕入れごとに異なる豆が届くため、約2週間ごとにさまざまな味わいのコーヒーが楽しめます。

『ヒツジブレンドコーヒー豆』200g 1,404円

豆のみの販売もしているため、お店の味を自宅でも楽しむことができます。パッケージもかわいらしく、パンと一緒に手土産にもGOOD!

・フレッシュ野菜がたっぷり!ヘルシーサンドイッチ

『小さな食パンで作ったサンドイッチ』356円

オープン時からある定番のサンドイッチ。中身はレタス・ニンジンラペ・オニオン・ベーコン・チーズがサンドされています。ニンジンラペ以外はほとんど味付けがされていないので、素材そのものの味を楽しめます。ニンジンラペの程よい酸味と粒マスタードが香ばしいベーコンにとてもよく合い、それを包み込むたっぷりのフレッシュな野菜とふわふわのこだわり食パンのバランスが◎!一口食べると思わず笑顔になる一品で人気なのもうなずけます。

・木・金曜限定のお得な『パンプレート』

『パンプレート』715円

木・金曜限定の『パンプレート』は、本日のオススメパン3~4種類・野菜・惣菜がワンプレートになっています。パンはオーブンで温め直してくれるのもうれしいポイント。10:00の開店から注文は可能ですが、ラストオーダーは14:30まで。
取材日は『小さな食パン(レーズン)』『天然酵母のカンパーニュ』『枝豆ベーコンフランス』『天然酵母スコーン(チョコ)』、グリルしたカボチャとズッキーニ、オムレツ、ニンジンラペ、生野菜のサラダでした。味はもちろんのことボリュームたっぷりで大満足。食べ切れないパンは持ち帰りも可能です!

シンプルだけど毎日食べても飽きないパンにたくさん出合える「喫茶ヒツジ」。一度食べると何度も足を運びたくなること間違いなし!焼きたてのパンの香りに包まれながら、のんびりとおいしいパンと本格的なコーヒーを楽しんでみませんか?

■詳細情報

■DATA

喫茶ヒツジ

所在地
香川県高松市高松町2175-33 TAKAMATSU JAM4.5 1階
電話番号
087-880-1773
営業時間
10:00~17:00

【高松】「ブランジェリー ラ・ファミーユ」洋菓子店が手がけるこだわりベーカリー

・「ブランジェリー ラ・ファミーユ」

JR高松駅から車で約15分、県道155号線沿い「高松国際ホテル」の向かいに店を構える「ブランジェリー ラ・ファミーユ」。外観は淡いグリーンの壁が優しい雰囲気。『まっ黒チーズケーキ』や『黄金バウムクーヘン』で知られる「フランス菓子工房 ラ・ファミーユ」がプロデュースするベーカリーです。通勤や通学中に立ち寄る人も多く、8:00の開店直後は多くのお客さんでにぎわいます。近所に住む常連客も多く、2013年のオープンから老若男女問わずたくさんの人に愛されています。

店頭に置かれた看板にはその日のおすすめ商品が書かれているので要チェック。ドアを開くと明るくナチュラルな空間が広がり、陳列棚の上には常時80~100種類ものパンがズラリと並びます。この種類の多さは、“選ぶ楽しみを届けたい”というシェフの思いが込められています。来店のタイミングは、一番品ぞろえが多い10:00~11:30が狙い目。

店内には購入したパンをすぐに楽しめるイートインスペースが併設されています。東隣にある「ラ・ファミーユ高松本店」で購入したケーキも持ち込みOK。開放感のある大きな窓から外の景色を眺めながら、ゆったりとした時間を過ごすことができます。11:30~14:00はイートイン限定で『マルゲリータ/ジャーマンポテト』(ドリンクセット・594円/単品・495円)のピザランチが注文できます。ぜひランチタイムに利用してみて。

・人気NO.1は自慢の揚げたてカレーパン

『極旨カレーパン』238円

一年を通して絶大な人気を誇るのは『極旨カレーパン』。じっくり煮込んだスパイシーな自家製カレーの中には国産の牛肉がたっぷり入っています。一番の魅力はなんといっても揚げたての食感。外側はカリッ、中はアツアツのカレーで一度食べるとやみつきになること間違いなしです。

・洋菓子店の菓子パンはまるでスイーツ!?

『ふわもち生ドーナツ(シュガー・シナモンシュガー・きなこ)』各162円

2023年7月に新たに登場した“ふわもち生ドーナツシリーズ”は、ほおばった瞬間はふわふわ、中はもっちりとした食感が楽しめます。小麦粉にたっぷりと水分を含ませ、3日かけて熟成させた湯捏ね製法から“ふわもち”食感が生まれています。同店の人気商品『生ふらんすぱん』(281円)も同じ生地を使用。朝食用にもよし、おやつにもよしの一品です。

『ふわもちチョコ生ドーナツ(ピスタチオ・フランボワーズ・レモン)』各195円

ふっくらもっちりのドーナツ生地に、チョコレートをたっぷりコーティング。カラフルな見た目に乙女心がくすぐられます。自分で食べるのはもちろん、手土産にしても喜ばれますよ♪3種のフレーバーはぜひ全制覇を。

『生クリームあんぱん(粒あん・こしあん・かぼちゃ・甘栗・紅天使)』各216円

しっとりふわふわの生地に、生クリームと餡がたっぷり詰まっています。驚くほど軽い生クリームは、ケーキ店で使用しているものと同じ生クリームを使用。取材時は、なめらかな餡の中に栗の粒が入った甘栗餡。生クリームと餡の組み合わせが絶妙で、ほかの味も試してみたくなるおいしさです。季節によって登場する餡もあるので、チェックをお忘れなく♪

・期間限定ほっくりスイートポテト

『スイートポテト』281円

秋の訪れを知らせてくれる同店のスイートポテト。ほっくりとした食感とサツマイモ本来の優しい甘さが特徴です。口溶けはなめらかで、ひと口ほおばると口いっぱいにサツマイモの風味が広がります。販売期間は9月下旬から4月ごろまで。

・朝食はこれで決まり!こだわりの食パン

『マスカルポーネ食パン』410円

北海道産マスカルポーネと牛乳を贅沢に練り込んで焼き上げたリッチな食パン。まるでシフォンケーキのようになめらかな口当たりとチーズやミルクの風味が楽しめます。小麦粉は北海道産の「北の春」を使用。食パンの陳列棚には、小麦の全粒粉を使用したヘルシーな『グラハム食パン』(346円)や、北海道産小麦の「春よ恋」や「キタノカオリ」をブレンドした小麦粉を使った無添加の『ファミーユ食パン』(314円)など、バラエティ豊かな食パンが並んでいます。いろいろ食べて、自分のお気に入りの食パンを見つけてみて♪

洋菓子店ならではの技術を生かした魅惑のパンが並ぶ「ブランジェリー ラ・ファミーユ」。こだわりの詰まったパンは、食べる人を思わず笑顔に。食事にもおやつにも、パンが紡ぐ幸せなひとときを。

■詳細情報

■DATA

ブランジェリーラ・ファミーユ

所在地
香川県高松市木太町2193-7
電話番号
087-802-2230
営業時間
8:00〜17:30
カフェスペース/8:00〜17:00(ドリンクL.O.16:30)

【高松】海の見える小さなお店「BAKERY Matsumoto」の絶品デニッシュはいかが?

・「BAKERY Matsumoto(ベーカリーマツモト)」

源平合戦の古戦場でもある檀ノ浦(だんのうら)から、屋島を周回する県道150号線沿い。穏やかな瀬戸内海を望める小高い場所に「BAKERY Matsumoto(ベーカリーマツモト)」はあります。納屋をリノベーションしたというお店は、瓦屋根や外壁などに昔の面影が感じられ、レトロ感漂うかわいらしい雰囲気。

お店の前には自転車用のバイクスタンドも。山と海、どちらも楽しめる屋島はドライブスポットとしてはもちろん、サイクリングやランニングのコースとしても人気が高く、朝食やランチがてら立ち寄る人も多いそうです。


工房が併設された店内は、ガラスのショーケースにパンがずらり。白とウッド調で統一されたナチュラルな空間が、主役であるパンを引き立てています。大きな窓からやわらかな朝日が差し込む時間帯は、パンがキラキラと照らされ、いっそう魅力的に。

・食への愛とアイデアが詰まったこだわりのパン

パン歴35年、ホテルのベーカリー部門での経験も持ち、念願の自身のお店を2017年にオープンさせた店主。一つひとつ丁寧に作り上げられるパンは、食パンからハード系、惣菜系、スイーツ系まで多種多様にわたり、平日は約40種類、土日には50種類ほどが入れ替わりで店頭に登場します。

「店主はパンに限らず食べることが大好きなんですよ」と奥さま。つい目移りしてしまうラインアップは、インプットされた豊富なアイデアから生まれているそう。そのため何度来ても飽きがこないとリピーター客も絶えません。取材時にも常連さんが「こんなパンあったっけ?」と早々に新商品を発見し購入する光景も。

『ロイヤルブレッド』1本660円、ハーフ330円

定番の食パンは3種。中でも人気の『ロイヤルブレッド』は4種の小麦をブレンドし、ハチミツとマスカルポーネチーズが練り込まれた山型食パン。少し甘めなのでそのまま食べても、トーストしてバターを塗ってもOK。おうちで好みの厚さにカットして、お気に入りの食べ方を見つけて。

その名の通り北海道産小麦「はるゆたか」を使用した『はるゆたか食パン』は小麦の香りをより感じられる、オーソドックスな角食パン。また「食パンは食べたいけど糖質が気になる」というお客さんの要望から生まれた『低糖質食パン』は、通常に比べて50%の糖質をカットしているそう(予約可)。そのほかの商品の中にも、こんなパンが食べたい!というお客さんの声をもとに生まれたものが数多くあるそうで、何にでも挑戦するオーナーの気概を感じます。

・オープン当時から不動の人気を誇る「デニッシュ」

『デニッシュ』1個300円〜

「BAKERY Matsumoto」といえば『デニッシュ』といっても過言ではないほど、オープン当時から看板メニューとして愛され続けているこちら。旬のフルーツや食材を使い、シーズンごとに約10種類ほど店頭に並びます。取材時はモンブランや鳴門金時、ナッツなど秋を感じる品ぞろえ。

宝石のようにきらびやかな見た目の『デニッシュ』は並ぶと圧巻。盛り付けにも手を抜かない店主のこだわりがうかがえます。子どもの手のひらほどある大きめサイズですが、上品さも兼ね備えた佇まいはまるでデニッシュ界のプリンセス…。
目にもおいしいキラキラ感で、手土産にしても喜ばれそうです。

『洋なしデニッシュ』330円

上質なバターの風味を感じる生地は「よつ葉バター」を織り込み、水分量の多いフルーツやクリームに合わせて、しっかりめに焼き上げているそう。端っこはサクッとした食感、具材がのった中心部分はしっとりとしていて、果物や素材の味とマッチしています。

スライスされた洋梨のコンポートがのった季節限定の『洋なしデニッシュ』は、ジューシーな果肉の甘さと、生地のバランスがGOOD!
これまで春にはイチゴ、夏にはマンゴーやパイン、ブドウなどが登場したそう。季節ごとに変わる味をコンプリートしてみては。

・素材も愛情も惜しみなく使われたパンにうっとり

『クロワッサン 』各270円〜
※左から時計回りにプレーン、ショコラ、ピスタチオ

サクサク、フワフワ、軽〜い食感の『クロワッサン』はバターの風味を感じるプレーンをはじめ3種。まるまる1枚板チョコが挟まれた「ショコラ」に、自家製のピスタチオクリームをサンドした「ピスタチオ」など、生地が軽いからこそできる濃厚なフレーバーが特徴です。口の周りが汚れるなんてことはこの時ばかりは忘れて、そのままかぶりついて。口いっぱいにほおばりながら楽しんでほしい一品です。

手前から『塩パン』160円、『塩あんぱん』『塩パン明太バター』各200円

塩パンブームの最中、お客さんからの要望で商品化された塩パンも今ではレギュラーメニュー。かんだ瞬間から分かるもっちり食感は一度食べるとやみつきになること間違いなし。バターと塩気のバランスが絶妙で、しっかりめの生地とあって腹持ちも良さそうです。程よい甘さの粒あんがずっしり入った『塩あんぱん』や、プチプチと粒感のある明太子がたっぷり入った『塩パン明太バター』もおすすめ。

『栗と黒豆のフランス』380円

ハード系が好きな人もご安心。カンパーニュやミニバゲットなども用意されています。栗と黒豆がゴロゴロ入った『栗と黒豆のフランス』はずっしり詰まった生地と、素材本来の自然な甘さを感じる優しい味わいがクセになります。

カットしたら断面に注目を!大きな栗と黒豆がこれでもかと練り込まれていて思わず笑みがこぼれそう。少しずつカットしてちびちび食べるのもよし、分厚く切って栗と黒豆を贅沢に堪能するのもよしですよ♪

“のんびりと末長く愛されるお店に”と、パン愛にあふれるオーナーと気さくな奥さまが二人三脚でスタートした屋島の小さなお店「BAKERY Matsumoto」。瀬戸内のように穏やかで温かい2人の人柄が、パンやお店の空気からも伝わります。
いつ来てもワクワクさせてくれる同店で、どれを食べようか悩むのもまた楽しい時間ですよ。

■詳細情報

■DATA

BAKERY Matsumoto(ベーカリーマツモト)

所在地
香川県高松市屋島東町46
電話番号
087-880-6800
営業時間
8:00〜15:00(売り切れ次第終了)
※イートインスペース、ドリンクの販売はありません

【高松】「naka BAKERY」老若男女に愛される“やわらか”食感のパンに注目♪

・小鳥のマークが目印「naka  BAKERY(ナカベーカリー)」

ことでん八栗駅から徒歩8分。五剣山と屋島を望める高松市牟礼町の住宅街で、香ばしい小麦の香りを漂わせている「naka  BAKERY(ナカベーカリー)」。オーナーはパン激戦区の神戸の有名店で修行した後、香川が地元である奥さまとの結婚を機に移住。“子どもから大人、お年寄りまで安心して食べられる、地域に寄り添ったパン屋”をと2013年に小さなお店をオープンさせました。
当時周りは田んぼに囲まれ、それはのどかだったそう。今では地域から愛されるパン屋としてご近所さんはもちろん、近くで働く人や遠方からのお客さんでにぎわっています。

インテリアや外観は奥さまが監修。長い年月を経ても飽きのこないシンプルなお店づくりを目指したとのことで、こぢんまりとした店内は木製ラックや温かみのある照明でほっこり落ち着く空間となっています。
ちなみに「naka BAKERY」のシンボルでもある看板に大きく描かれたキュートな小鳥は、自宅で飼っていた文鳥がモデルとの豆知識もゲット。

平日は約50〜60種類のパンが入れ替わりで並び、週末の金・土曜は70種類もの商品が。季節によってもラインアップががらりと変わるので、訪れるたびに発見があります。
ランチタイムが一番混み合うということもあり、自然と惣菜系のパンが増えてきたとオーナー。パンと一緒におかずもたくさん食べられるよう考えられた、具材たっぷりの惣菜パンは食べ応えも抜群です。「だからパン屋にしては珍しく、朝は比較的ゆっくりしていますよ」とのことなので朝は狙い目かも♪

・やわらか食感の秘密は配合と自家製種にあり


パンはすべて、オープン時から守り続けている自家製のルヴァン種を使用。粘りの強い北海道産小麦と、粘りのゆるいフランス産小麦を商品ごとに配合を変えブレンドしています。
同店が目指す“老若男女誰でも食べやすいパン”がテーマなこともあり、ハード系をはじめ、どの商品もやわらかい食感が特長。子どもや年配のお客さんからも好評だそう。

取材時には隣の工房でちょうど食パン作りが行われていて、発酵を終えふっくらと膨らんだ生地たちは、一つずつ型の中に並べられオーブンへ。季節によって発酵のタイミングが変わるため「繊細すぎてまるで生き物のようです」と笑顔を見せるオーナー。生地の仕上がりは目と触感、舌で毎日確かめているそうで、丁寧な仕事ぶりが生地の味わいにブレがない秘訣なのかもしれません。

食パンはサンドイッチにも使われている定番人気の『屋島食パン』(1斤・345円)をはじめ、砂糖とバター不使用、パリッとした食感と小麦本来の香りが楽しめる『五剣山(ごけんざん)』や湯だね製法でもちもちと甘みのある『牟礼食パン』など地元愛あふれるネーミングのものも。

そのほかもち米と米麹で使った甘酒を配合した乳製品不使用の『甘酒食パン』、屋島食パンの生地に玄米を練り込んだ『玄米食パン』、さらにライ麦、大麦、黒米などが練り込まれた風味豊かな『七穀食パン』といった6種類もの食パンが。
『屋島食パン』以外は不定期に登場するので予約がベターです。

・食べ応え抜群、女子の“スキ”が詰まった惣菜パン

『大葉とクリームチーズのベーコンフランス』313円

女性ファンが多い同店。夏限定で販売したこちらは、女性客からの熱い要望で通年販売となったそう。厚切りベーコン、大葉、クリームチーズという合わないわけがない黄金トリオをフランスパン生地で巻いて焼き上げています。大葉は香りの高い新鮮なものだけを使うため、秋冬は大葉の具合を見て店頭に並ばないこともあるそう。事前にインスタグラムや電話で確認しておくと安心です。

『パンスイス』324円

しょっぱいものを食べたら次はデザート系が欲しくなるところ。通常はブリオッシュ生地にカスタードが入ったものを指しますが、同店の『パンスイス』はクロワッサン生地の中にカスタードクリームとアーモンドクリーム、さらに角切りリンゴとキャラメルチョコが入った「こ、こんなにいいんですか?」と思わず聞きたくなる贅沢なスイーツ仕立て。
サクサク、パリパリの生地にとろんとしたクリーム、シャクシャクとしたリンゴ…。さまざまな食感を楽しみながら甘〜い幸福感に包まれること間違いなしですよ。

『カシスオランジェ』313円

女性人気の高い『カシスオランジェ』は、ころんとかわいい丸型のフランスパン。オレンジピールを練り込んだ生地の中心にカシスソースとクリームチーズがたっぷり入り、カシスのコンフィチュールでおめかしされています。爽やかでほろ苦いオレンジの風味と、甘酸っぱいカシスが、濃厚なクリームチーズと相性抜群の一品。

『ポークパストラミと根菜のリュスティック』313円

パリッとしながらも生地はやわらかくしっとりとしたリュスティックに、甘辛く味付けされたゴボウやニンジン、レンコンなどの根菜とちょっぴりスパイシーなポークパストラミ、オーナーこだわりのモッツァレラチーズとゴーダチーズをミックスした特製チーズをたっぷりとサンド。パクリと一口でかぶりつけるのも、やわらかな生地ならでは。
具材は季節で変わり、夏はポークパストラミと瀬戸内レモンソースが並んでいたそう。次は何がくるのか楽しみですね。

『甘栗マカダミア』313円

秋から春先の暖かくなる季節まで登場予定の『甘栗マカダミア』は、フランスパンに甘栗とマカダミアナッツを混ぜ込んだ、優しい甘さのフランスパン。手のひらにちょこんと乗るサイズ感ですが、ごろごろと入った栗とナッツは小腹を満たすのにもピッタリ。おやつタイムにおすすめです。

また夏にはパンの価格に+100円でアイスクリームを挟んでくれるサービスも。店内のパンであればどんな商品でもOKで、スイーツ系はもちろん、過去には惣菜系のパンにアイスをサンドしてもらった猛者もいるそう。

・ギフトにピッタリなクッキーやコーヒーの販売も

店内にはスコーンやマフィンなどの焼き菓子のほか、レジ横には奥さまが作るアイシングクッキーも販売。ハロウィーンシーズンだった取材時はかわいらしいオバケやカボチャのクッキーが。クリスマスや桜の時季など季節に合わせてモチーフも変わるそうなので、会計前に要チェックを。個包装になっているので、ちょっとしたギフトとして配りやすいのもうれしいところです。

『naka BAKERYオリジナルブレンドコーヒー』は、同店のパンに合うよう香り高く、さっぱりとした風味が特長。おうちで淹(い)れて、テイクアウトしたパンと一緒にいただいちゃいましょう。

パンへのこだわりはもちろん、地域への愛にあふれる「naka BAKERY」。“個人店にしかできないことを”とお客さんの要望やトレンドを柔軟に取り入れるなど、ホスピタリティにあふれる同店で、季節のうつろいを感じるパンに出合いませんか?

入り口の隣にはイスが用意されたテラス席も。購入したパンをすぐに食べたい!という人はパンを手に駆け込んで。

■詳細情報

■DATA

naka BAKERY(ナカベーカリー)

所在地
香川県高松市牟礼町牟礼2977-1
電話番号
087-818-9033
営業時間
8:00〜17:00(なくなり次第終了)
※パンの予約、問い合わせは店頭または電話からのみ受け付け