カフェ

【高松】「台湾茶専門店ランプ屋 2号店」カジュアルに楽しむ台湾茶と台湾フードがランチで登場!

・「台湾茶専門店ランプ屋 2号店(片原町店)」

ことでん片原町駅から徒歩1分。片原町東部商店街の一角に「台湾茶専門店ランプ屋」の2号店が2024年6月にオープンしました。茶器を使った本格形式の1号店に対し、2号店はティーポットで提供するカジュアルなスタイル。気軽に昼の時間帯に台湾茶を楽しむことができます。

店内はカウンター席が多めで、一人でも気兼ねすることなく時間を過ごせそう。11:00〜14:00の間はランチとして台湾フードが楽しめ、17:00〜21:00は居酒屋メニューも登場。アルコールは終日オーダーOKなので昼飲みもできちゃいますよ。

台湾茶は1号店と同じく、オーナーが現地から直接買い付けた茶葉が使われ『凍頂烏龍茶』や『東方美人』など5種類がそろいます。迷ったときはスタッフにオススメを聞いてみて。

・カジュアルなスタイルで台湾茶が楽しめる

『四季春烏龍茶(水出し)』450円

一般的な烏龍茶のイメージと違い、澄き通った黄緑色の『四季春烏龍茶(しきはるウーロン茶)』は、ほのかな花のような香りと爽やかでサッパリとした飲み口が特徴。一晩かけてじっくりと抽出されているので、冷茶でも華やかな香りを楽しめます。

台湾茶は購入もOK。専用の道具がなくても、急須やティーポットで淹(い)れられるので、自宅でも気軽に台湾気分に浸れます。値段と内容量は種類によって異なり、30gまたは50gで1,150円〜1,650円です。何煎も楽しむのが台湾茶の特徴なので、1杯あたりで考えると意外とリーズナブルかもしれませんね。

・人気の台湾フードがランチで登場!

『ルーロー飯』セット1,200円、単品900円

フードメニューにも注目を。ランチには台湾フードとして人気の高い『ルーロー飯』が週替わりで登場します。昼のランチタイムだけ注文できるお得なセットは、スープ、小鉢3品、水餃子、水出し台湾茶が付いてボリューム満点。

八角が香る甘辛い自家製タレが染み込み、良質な脂だけを残した国産豚バラ肉が口の中でとろけるよう。スパイスが苦手という人も多いので、誰もが満足できるように試作を繰り返した自慢の一品。ルーロー飯を食べたことのない人もお試しあれ!

セットに付く水餃子は、餃子メニューが豊富な高松市の居酒屋「ギョーザベース」の餃子のタネと皮を使い店内で包んだもの。モチッとした肉厚の餃子を、ポン酢かゴマだれを絡めて味わって。オーナー同士の交流がきっかけで、同店でも提供されることになったそう。人気店の一皿がランチで食べられるとあって見逃せませんね!

『台湾まぜそば』900円

ピリ辛の肉みそを歯応えのある太麺にのせた、汁なし麺の『台湾まぜそば』。トッピングされた卵黄、ネギ、ニンニク、きざみ海苔(のり)、粉末状の削りぶしをよくかき混ぜていただきます。

こってりした濃いめの味付けに、卵黄のマイルドさ。それぞれが強い風味を持つ具材たちは、混ぜれば混ぜるほど味に深みが出てきます。しばらく食べ進んだ後には、お好みでこんぶ酢をかけて味変を。辛さでしびれた口の中がリフレッシュしますよ。
プラス100円でご飯付きにもできるので、麺を食べ終えたらシメの追い飯を。どんぶりの底に残ったタレや具材を余すことなく堪能できます。

・豆花(トウファ)や食べる台湾茶アイスも見逃せない

『ミニ豆花(トウファ)』450円

台湾の国民的スイーツの豆花(トウファ)は、豆乳を固めたヘルシーなデザート。同店の『ミニ豆花(トウファ)』は、蜜のような甘い香りが特徴の“蜜香紅茶(みっこうこうちゃ)”を使ったシロップにマンゴー、白玉が入り、パウダー状に削られたナッツが加えられています。つるんとした喉ごしの優しい甘さで、温かい台湾茶と合わせると、口の中で広がる風味と鼻孔を抜ける香りの変化を楽しめ、よりいっそう癒やされます。作れる数に限りがあるため、日によっては売り切れになることも。

『台湾茶アイス』450円

ほうじ茶のような香ばしさとまろやかさが特徴の“鉄観音茶(てっかんのんちゃ)”を使った『台湾茶アイス』は、高松市香南町でジェラートやチーズを販売している「赤松牧場」と開発したコラボ商品です。一口目は優しいミルクの風味が伝わり、食べ進めるごとに台湾茶の香りが口の中いっぱいに広がります。ランチと一緒なら100円引きになるサービスもあるので、食後は食べる台湾茶こと『台湾茶アイス』でシメて最初から最後まで台湾気分にどっぷり浸ってみて♪

・17:00からは居酒屋メニューで一杯♪

『名物ホルモン焼き』700円

同店は17:00から居酒屋メニューも登場します。プリプリのホルモンを濃いめに味付けた『名物ホルモン焼き』は、ご飯やビールが進むこと間違いなし!そのままでもしっかり味が付いていますが、自家製のピリ辛タレにつけてもOK。香ばしいコクと脂のうま味がたまりません。

17:00〜21:00の時間帯も、台湾茶や単品で食事メニューもオーダーできるので、サクッと晩ご飯をいただくも良し、ゆったりお茶とデザートを味わいながら夜カフェ使いするも良し。笑顔がすてきなスタッフが作り出す和やかな雰囲気に、思わず自宅のようにくつろいでしまいそう。

よりカジュアルに台湾茶が楽しめる「台湾茶専門店ランプ屋 2号店」。昼も夜も台湾フードやアルコール、スイーツが楽しめる同店で、高松にいながら台湾旅行気分を味わいませんか♪

■詳細情報

■DATA

台湾茶専門店ランプ屋 2号店

所在地
香川県高松市片原町4-2
営業時間
ランチ/11:00〜14:00
ディナー/17:00〜21:00

【高松】「台湾茶専門店ランプ屋」本格形式の台湾茶とカクテルで週末の夜に癒やしを

・「台湾茶専門店ランプ屋 1号店」

「台湾茶専門店ランプ屋」は、ことでん片原町駅から徒歩5分。フェリー通りの東側に位置する高松市御坊町にあります。道路に出された看板を目印に、ビルの2階へ階段を上がりましょう。

オープンのきっかけは、オーナーが百貨店でバイヤーをしていた頃に出合った台湾茶に衝撃を受け、この感動をみんなに届けたいとマルシェで茶葉を販売したのが始まり。次第にお店もやってほしいという要望に応え、金曜と土曜の夜にだけ営業する“台湾茶Bar”として2023年5月に実店舗が誕生しました。

台湾茶の香りで、日々の疲れや悩みごとが少しでも和らぐように。店名の由来は、暗い心を優しい光でほんのり照らす“ランプ”のような存在でありたいと名付られました。オーナー自身も初めて台湾茶を口にしたとき、なんとも言えない幸せな気持ちになったそう。

ランタンが灯(とも)った店内は、温かみがありながら落ち着いた雰囲気。おすすめはバーカウンター前の席。メニューに記されている12種類の台湾茶は、初めての人も選びやすいよう特徴が書かれているので安心です。アルコールも充実しているので、お酒が飲みたい人と一緒に楽しめるのもうれしいところ。

棚に飾られている台湾茶器も目を引きます。台湾茶用の急須「茶壺(ちゃこ)」やふた付きの湯飲み「飲杯(いんはい)」など、茶器はどれも小ぶりで、ずっと眺めていても飽きない愛らしさ。気に入ったものは購入することもできます。

・一口目でもう感動!本格形式で飲む台湾茶

台湾茶のオーダーが入ると、湯切りができる専用のカウンターで一杯ずつ淹(い)れてくれます。
茶葉を入れた茶壺(ちゃこ)が満杯になるまでお湯を注ぎ、フタを閉めたら茶壺の上からさらにお湯を回しかけて茶葉を蒸らします。注ぎ口から見える水位が少し下がり、茶壺が乾いたらそろそろお茶を注ぐ合図。お茶の濃さを均一にするため、一旦ピッチャーに移します。

聞香杯(もんこうはい)と呼ばれる、縦長の器にお茶が注がれた状態で提供されるので、ゲストはまず隣の飲杯(いんはい)にお茶を移します。聞香杯はその名の通り“香りを聞くための杯”。飲杯に移し終えて空になった器を手に持って確認してみて。やわらかな香水のような、絶妙な良い残り香に驚きます。

『東方美人(とうほうびじん)』850円

台湾茶といえば真っ先に名前が挙がることも多い『東方美人(とうほうびじん)』は、紅茶に近い味わいで、果物や蜜のような甘い香りが特徴の烏龍茶です。澄んだ琥珀色のお茶が、口の中でトロリと広がり、甘く上品な味わいに思わずうっとりします。

『阿里山極品高山烏龍茶(ありさんごくひんこうざんうーろんちゃ)』1,200円

台湾茶の王様と呼ばれるのにふさわしい『阿里山極品高山烏龍茶(ありさんごくひんこうざんうーろんちゃ)』は、緑茶に近い味とフルーツのようなほのかな甘みが特徴です。透明感のあるスッキリとした味わいの後に、花のような鮮やかな甘みが再び戻ってくるようで、一度口にすると虜(とりこ)になる逸品。

良質な台湾茶は、何度も繰り返し飲めるのが醍醐味(だいごみ)で、同店では二煎目まで楽しめます。一般的に一煎目は香りが強く、二煎目は味が濃いといわれ、飲むたびに変化する台湾茶の魅力にはまってしまいそう。

茶葉の話を聞いてから飲むと、お茶への興味が増しておいしさも楽しさもアップ!ころんと丸い形や細長いものなど、種類によって茶葉の形が違うのもおもしろいですね。オーナーが台湾に買い付けに行った後には、メニューにない特別なお茶が飲めることがあるかも?

台湾茶を使ったカクテルにも注目!

同店ではアルコールメニューも充実しています。オーダーが入ってから淹(い)れられた台湾茶を氷で冷やし、冷茶とリキュールを合わせたカクテルは台湾茶専門店ならではの一杯。

『ピーチウーロン鉄観音ブレンド』850円

ほうじ茶に似た香ばしさと、熟した果実のようなふくよかな味わいの『木柵鉄観音茶(もくさくてっかんのんちゃ)』とピーチリキュールを合わせたカクテル。程よい甘みがフレーバーティーのようで、思わずゴクゴクと流し込んでしまいそうになる飲みやすさ。お酒を飲み慣れていない人にもおすすめです。

『ライチ四季春(ノンアルコール)』800円

ふんわりとまろやかな甘い花のような香りが特徴の『四季春烏龍茶(しきはるウーロン茶)』にライチシロップを合わせた『ライチ四季春』は、みずみずしいライチと緑茶のようなスッキリとした飲み口が人気のノンアルコールカクテルです。

シロップと台湾茶の組み合わせで何通りも楽しめるノンアルコールカクテルは、メニューに載せきれないそう。このほかどんな味を楽しめるのかはスタッフに気軽に相談を。

・スイーツと台湾茶のペアリングに舌鼓

『トロふわプリン』400円

甘さ控えめのやわらかなプリンに『木柵鉄観音茶(もくさくてっかんのんちゃ)』のまろやかな香ばしさが感じられる『トロふわプリン』。温かい台湾茶と合わせることで、ふわっと甘い香りが口の中に広がります。手作りのデザートはその日によって、登場するものが変わるのでお楽しみに。

本場と同じ形式で茶芸も見られ、台湾茶の奥深い世界に浸れる「台湾茶専門店ランプ屋」。一煎、二煎と変化する台湾茶を一口、また一口と飲むたびに、心も満ちていくように癒やされます。まだ台湾茶を飲んだことがない人も、きっと感動できるはず。

片原町には2号店があり、気軽な形式で台湾茶と台湾フードがランチでも味わえます。異なる楽しみ方ができる2店舗をはしごしてみるのもいいですね♪

■詳細情報

■DATA

台湾茶専門店ランプ屋 1号店

所在地
香川県高松市御坊町4-12 マルショウビル2階
営業時間
19:30〜23:30
※チャージ代700円
※予約はInstagramのDMから

【高松】「Brew Me! COFFEE&TEA」人気の“推し活”スポット!キュートなクリームソーダにキュン♪

・「Brew Me! COFFEE&TEA TAKAMATSU(ブリューミー! コーヒーアンドティー タカマツ)」

ことでん木太東口駅から徒歩約6分、県道272号沿いに佇む「Brew Me! COFFEE&TEA TAKAMATSU(ブリューミー! コーヒーアンドティー タカマツ)」は、住宅メーカー「マリモハウス」のモデルハウスの敷地内で、幅広い世代の人が気軽にモデルハウスに興味を持ってもらうきっかけ作りとして、2016年にオープンしました。もちろん住宅相談がない人も、純粋なカフェとして利用大歓迎。
ショールームかな?とうっかり通り過ぎてしまわないよう、緑の「マリモハウス」の看板を目印に。

北欧のような雰囲気のナチュラルな空間と、ロココ調風の2つのテイストを楽しめる店内は、気分に合わせて好きな席にどうぞ。

プリンセス気分を味わえるロココ調のエリアでは“推し活”を楽しむお客さんが多いといいます。バルーンやアイドルグッズ、ぬいぐるみなどを持ち込んで自分の席を飾ったり、推しと一緒に食事を楽しんだりと、非日常的な空間ならではの楽しみ方ができます。

店名の「Brew Me! 」は“自分にコーヒーまたは紅茶を淹(い)れる=自分をねぎらう”という意味が込められているそう。「今日も頑張ったね」の気持ちを込めて、自分に一杯ふるまって♪

看板にもなっている個性的な形のロゴマークは、エスプレッソの抽出に使われる道具「タンパー」を模しています。圧力をかけてじっくり抽出されるコーヒーの滴が落ちる様子は、コーヒーマニアなら気づいてニヤリとしてしまいそうですね。

・ドリンクに豊富なトーストメニューとデザートプレートをお得にプラス!

『トースト(ピザ) 』
モーニング=ドリンク料金に+230円、ランチ=ドリンク料金に+530円

4枚切りの厚切りトーストはドリンクに料金をプラスしてお得にいただけるとあって、好評のメニュー。ピザソースにウインナー、ピーマン、タマネギ、仕上げにチーズがたっぷりのった「ピザトースト」は、朝食にも軽めのランチにもピッタリの満足感ある食べ応え。

10:30〜11:30のモーニングでは好きなドリンクに+230円で『ライ麦トースト』『ジャム』『チーズ』『フレンチハニー』など6種類のトーストからハーフ&ハーフで2種類味を選べて、季節で内容が変わるサラダ付き。

11:30〜14:00のランチタイムはドリンクに+530円で『スクランブルエッグ』や『ツナメルト』『ピザ』『キーマカレー』など、12種類のトーストから一つ選べて、サラダとスープ付きのAランチ、季節野菜のポトフが付いたBランチ、スープとスイーツが付くCランチの3種から好きな組み合わせをチョイスできます。トーストは定番から惣菜系、スイーツ系までそろうので、好みやその日の気分でどうぞ♪

ランチはほかに季節のパスタや、ワンプレートランチなど気軽に食べられるフードもそろいます。

『レアチーズケーキ』ドリンク料金に+350円

スイーツセットもドリンクにプラスの料金でオーダーできます。こちらは店主が納得のいくまで試作を重ねたなめらか食感の自家製『レアチーズケーキ』。ベリーのソースが生地にマッチして、ペロッと食べられますよ。

+350円で『レアチーズケーキ』または『シフォンケーキ』が、+450円で『ふんわりホットケーキ』または『フォンダンショコラ』と、料金によって選べるデザートが変わるほか、季節や期間限定スイーツも都度登場。

また、同店では予約制の『お絵描きプレート』『記念日プレート』が人気!

家族や友人のほか、一番多くオーダーされるのは“推し”の誕生日や結成記念日などを祝うものだそう。「推しのグッズと並べて写真を撮ってくれるお客さんがいらっしゃって、毎月オーダーしてくれるリピーターもいらっしゃるんです」と店主の大倉さんも笑顔で話します。

予約しておくとキャラクターやアイドルなどの似顔絵に任意のメッセージを入れることができます。詳しい予約方法やプレートのイメージは公式インスタグラムでチェックを。
➡︎公式Instagram

・思わずにっこり♪飲むのがもったいないキュートなドリンク

『ラテ』600円

注文を受けてから豆を挽(ひ)き、マシンで抽出するエスプレッソメニューは、待つ間もコーヒーの香りが漂い癒やしの時間に。中でも『ラテ』は季節やその時々によって変わるアートもお楽しみに。取材時はハロウィーンに合わせたジャックオランタンと、魔法使いになったネコが登場。飲むのがもったいない!という声が聞こえてきそうですが、冷めないうちにいただきましょう。

『クリームソーダにゃん』『クリームももぴょん』各700円

同店の顔ともいえる「クリームソーダ」と「フロート」は、SNSでも人気の看板メニュー!ソーダのカラーも定番の緑をはじめ、青やピンク、オレンジなど7色から選べます。“推し色”と合わせることもできるので、溶ける前にグッズと並べてパシャリと一枚、撮影を忘れずに♪

アイス部分の動物は定番のウサギとネコ、クマに加えて、月替わりも登場します。これまでゾウやタヌキ、白鳥、パンダのほか、干支の動物やクリスマスシーズンにはサンタがプカプカとカラフルなソーダに浮かんだり、ユニークなものだと過去にはカッパが泳いでいたことも!?
目が合ってしまうと、食べるのに躊躇(ちゅうちょ)しそうになるほどかわいらしいビジュアルです。

“推し活”スポットとしてアニメや漫画、アイドルなど、さまざまなジャンルへの愛に応えてくれる「Brew Me! COFFEE&TEA TAKAMATSU(ブリューミー! コーヒーアンドティー タカマツ)」。住宅メーカーがプロデュースするかわいらしい空間で、食べるのがもったいないデザートプレートや豊富なドリンクメニューに魅了されること請け合いです。

■詳細情報

■DATA

Brew Me! COFFEE&TEA TAKAMATSU(ブリューミー! コーヒーアンドティー タカマツ)

所在地
香川県高松市木太町3840-1
電話番号
087-899-7744
営業時間
10:30~18:00 (L.O.17:30)
※プレートの予約は公式Instagramで受け付け

【高松】「まちのシューレ963カフェ」体に優しいランチが人気♪自家製スイーツやドリンクも

・「まちのシューレ963カフェ」

JR高松駅から徒歩15分、ことでん片原町駅からは徒歩6分。丸亀町参番街東館の2階にある「まちのシューレ963(キュウロクサン)」は、カフェ、ギャラリー、雑貨、食品、工芸品など、香川の魅力が詰まったライフスタイルショップ。

毎日使う衣類や台所道具、文房具に有機野菜、上質な加工食品、伝統的な手仕事から生まれる家具など、ジャンルごとに品質にこだわった逸品がそろうので、地元客はもちろん、観光客や幅広い世代の人が多く訪れるお店です。

同店がモデルとしているのは、奈良県にあるカフェと雑貨店「くるみの木」。店名に入っている「963」はモデル店となった「くるみ」を表しています。「シューレ」はドイツ語で「学校」を意味する言葉で、売り手もお客さんも学べる場所にしたいという思いが込められています。
シンプルで優しい印象のロゴは、自然豊かな香川県をイメージしたデザインで、○が海、3本の木は山を表現しているそう。シンプルでかわいいロゴからも、おしゃれなお店であることが伝わりますね。

エスカレーターを上がってすぐ目に飛び込んでくるのは、イキイキとした緑色が鮮やかな観葉植物。こちらのテラスはカフェ店長が管理しているとのこと。商店街の中にいることを忘れてしまうくらい自然を感じられる癒やし空間です。

重厚感のあるドアを開けると、木のぬくもりを感じるナチュラルモダンな空間が広がり、入って右側がカフェエリア。存在感のある大きなテーブルを中心に、目の前でグリーンを眺められる窓際の席など、どの場所も居心地が良くリラックスした時間を過ごせます。

・旬を味わう人気のシューレランチ

『シューレのランチ(ドリンク付き)』1,800円

肉や魚のメイン料理に、サラダ・副菜2種・混ぜご飯・みそ汁が付いた四季を感じる『シューレのランチ』は、店名を冠しているだけあって絶大な人気を誇ります。できる限り有機で無農薬の野菜、香川で獲れた魚など地産地消を取り入れています。月に2回内容が替わり、取材日は『蓮根とダイシモチのメンチカツ 粒マスタードソース』『すだちのドレッシングのサラダ』『鯛の揚げ出し』『イチジクと梨のきなこ白和え』『なめこのお味噌汁』『さつま芋のご飯』というラインアップ。魅力的なメニューばかりなので、どれからいただこうか迷ってしまうこと請け合いです。

トレイの上のマットも、メニューに合わせて内容が月に2回リニューアル。左側にはメニュー、右側には季節を感じるコラムが書かれていて、読み物としても楽しみにしているファンも多いそう。自宅に持ち帰ってコレクションしたくなりますね。

・元パティシエが手がける本格スイーツ

『ケーキセット(珈琲または和紅茶付き)』900円

ショーケースから選べるケーキ一つとコーヒーまたは和紅茶がセットになった、おやつタイムにおすすめのケーキセット。ショーケースには常時5種類のケーキが並び、取材日は『ベイクドチーズケーキ』『チョコレートケーキ』『ベリーのタルト』『季節のタルト』『ブルーベリーのクランブルケーキ』がスタンバイ。

和梨を使った『季節のタルト』は、サクサクのタルト生地とじんわりと甘い和梨が絶妙にマッチして、対照的な食感と味わいについつい食べる手が止まらなくなること間違いなし。季節ごとに使用するフルーツが変わるので、何度も訪れたくなりますね。

『ベイクドチーズケーキ』450円

しっとりクリーミーな口当たりのこちらは、店主が研究を重ねて完成させた一品。一口食べると、こっくりまろやかなチーズの風味が口いっぱいに広がります。ショーケースのケーキはランチとセットの『ランチとデザート』(2,150円)でオーダーすると、お得に楽しめますよ♪

・素材の味を堪能♪自家製ドリンク

『レモネード』680円

愛媛県松山市沖に浮かぶ興居島(ごごしま)で柑橘(かんきつ)類を栽培する「カネミ農園」のレモンの果汁を使用した、爽やかな酸味をダイレクトに味わえるレモネード。グラスに浮かぶのは、香川県三豊市にあるレモン工房「Lollo Rossa(ロロロッサ)」のレモンの果実。レモン100%のすっきりと清涼感のある味わいを堪能して。

『自家製ジンジャーエール』650円

ハーブとスパイスが効いた自家製ジンジャーシロップをお湯またはソーダで割っていただくこちらは、フレッシュなショウガの風味を感じる一杯。シロップとシュワシュワのソーダがグラスの中で二層になって運ばれてくるので、よく混ぜて召し上がれ♪

ゆったりと穏やかな時間が流れる「まちのシューレ963カフェ」。四季の恵みがたっぷりのランチや自家製スイーツ、自家製ドリンクを味わうと、身も心も癒やされますよ。日々の喧噪(けんそう)から離れる特別なひとときを過ごしてみては。

週末は『よるごはんセット』(2,800円)や『コース料理』(3,400円)、ビール、ワイン、果実酒など豊富なお酒が登場する夜カフェもおすすめです。お土産や手土産にぴったりの食品ゾーン、暮らしを格上げしてくれそうなアイテムが並ぶ雑貨ゾーンなど、ショップやギャラリーのチェックもお忘れなく。

■詳細情報

■DATA

まちのシューレ963カフェ

所在地
香川県高松市丸亀町13-3 高松丸亀町参番街東館2階
電話番号
087-800-7888
営業時間
月~木曜/11:30〜18:00(L.O.17:30)
金~日曜/11:30〜20:30(L.O.19:30)※17:30以降は夜カフェ
※ランチは15:00まで
ショップ/11:00~19:00

【まんのう】「ハナあかり」リノベ古民家で楽しむこだわりスイーツ

・「ハナあかり」木の看板が目印の古民家カフェ

ことでん榎井(えない)駅から車で7分。水田が広がるのどかな立地に古民家カフェ「ハナあかり」はあります。築90年の納屋をリノベーションし、2008年にオープン。レトロな雰囲気に惹(ひ)かれた若い世代から、古民家に懐かしさを感じる年配の人まで、幅広い年齢層のお客さんが集います。

国道32号から県道190号を東に進み、田畑に挟まれた脇道を進むと見えてくる、立派な一枚板の看板が目印です。

入口にのれんがかかっていたらオープンの合図です。運が良ければ店先で同店のキュートな看板猫に合えるかも?

・どこか懐かしくて温かい雰囲気の店内

店内は一部が吹き抜けになっているので、開放的な空間が広がり、天井を見上げると立派な梁(はり)が。築90年という長い年月を越えて今もなお建物を支えています。

「できる限り昔の雰囲気を残しながら、落ち着いてゆっくりしていただけるように」と、店主はあえて木目や梁を残したそう。店内の家具なども、古道具ならではのレトロな雰囲気を醸し出しています。

階段を上った先の2階には、靴を脱いで上がれるスペースがあります。屋根裏部屋のようなワクワク感を覚えるこぢんまりとした空間で、テーブルや床からは木造ならではの木のぬくもりを感じることができます。

カウンター席もあるので、1人でも気軽に訪れることができますよ。

店内の小物も優しい色合いのものが多く、どこか落ち着く雰囲気。温かみのある店内で、ゆっくりとケーキやドリンクを楽しめます。

・店主の愛が詰まったケーキを召し上がれ♪

同店のメニューは、オーソドックスなショートケーキやフルーツタルトをはじめ、珍しい抹茶味やピスタチオのチーズケーキなど、常時10種類以上。地元産のフルーツや、その時季に収穫できる旬の食材を使うことで、季節を感じられるラインアップになっているのも魅力。

『ミルクレープ』430円

「ハナあかり」人気ナンバーワンの商品が、こちらの『ミルクレープ』。店主の好物でもある「ミルクレープ」は、オープン前の当時のカフェでは提供しているお店が少なかったそう。地元の人に気軽に食べてもらいたいと、自身のカフェを始めるきっかけにもなったそう。

卵たっぷりの朝焼きクレープ生地と程よい甘さのカスタードクリームを丁寧に重ねた、同店の看板メニュー。食感はしっとりで、重たくない甘さ。一つと言わずいくらでも食べられます。カフェオープンのきっかけになっただけあって、店主の愛がたくさん詰まった一品です。

『フルーツタルト』430円

季節のフルーツをふんだんに使った『フルーツタルト』は旬のフルーツとカスタードの相性がバッチリです。2度焼きでしっかりとしたタルト生地は、アーモンド風味で香ばしい香りが◎。

その時々の旬によって材料が変わるので、季節が移ろうごとに異なる味を楽しめます。

『松雪』430円

こちらは少し変わり種のメニュー。一見大福のようですが、抹茶がかかったやわらかい求肥の中にケーキがイン。中にはカスタードクリームやフルーツが入っていて、見た目にも味にも変化が楽しめる和洋折衷なまんまるケーキです。

スプーンを入れると分かるそのもちもちふんわり感。大福とも違う、ケーキとも違う不思議な食感をぜひ楽しんで。

同店のケーキは、一部を除きテイクアウトが可能。おうちに持ち帰って楽しむこともできます。メニューにあるケーキのほか、バースデーケーキも注文OK。作り置きはせず、予約時間に合わせて用意してくれます。料金やサイズなど詳細についてはお店に問い合わせを。

・ドリンクや焼き菓子も◎

『アイスベリーサワー』530円

暑い季節に飲みたいのが、さっぱりとした甘さの『アイスベリーサワー』。ミックスベリーを煮出して作ったシロップを、炭酸水で割ったシュワっと爽やかなドリンクです。もちろんシロップも、店主の手作りです。暑い日にはこのドリンク目当てで訪れたいと思えるほどの、さっぱりとしたおいしさですよ。

『焼き菓子(クッキー・パウンドケーキなど)』各種 110円~

一つひとつ手作りで店頭に並ぶ焼き菓子には、根強いファンも多数。自宅用だけでなく、予算に応じて贈答用に購入することもできます。手作りのため在庫数が日によってまちまちなので、まとまった数を購入したい場合は先に問い合わせをして確認・予約をするのがおすすめです。

「ハナあかり」の手作りケーキは、どれも店主の愛情と穏やかな人柄(?)を感じる優しい味わい。古民家ならではの、どこか懐かしい落ち着いた雰囲気の中、のんびりカフェタイムを堪能しましょう。

■詳細情報

■DATA

ハナあかり

所在地
香川県仲多度郡まんのう町吉野306−1
営業時間
11:00~18:00

【丸亀】「カフェ ケラアン」のスープカレーは本場北海道の味!旬野菜たっぷりランチも魅力♪

・「cafe kera’an(カフェ ケラアン)」は路地に入ってすぐ

JR丸亀駅から徒歩2分。丸亀市立中央図書館を目印に一本路地に入ると現れる「cafe kera’an(カフェ ケラアン)」。北海道出身の店主が作る本格的なスープカレーがいただけるとあって、2019年のオープン以来地域に親しまれています。

店名の由来はアイヌ文化の残る故郷の北海道から。アイヌ語で「おいしい」という意味を持つ「ケラアン」という言葉を偶然見つけ、決め手となりました。

店内に一歩踏み入れると、食欲を刺激するスパイスの香りがふんわりと漂います。大通りから少し外れているので、静かな雰囲気でゆったりとお昼のひとときを楽しめますよ。

ハワイアンなイメージと、ウッディ調でまとめられた温かみのある雰囲気の内装は、店主自らDIYで仕上げたそう。

グループにうれしい2~3人掛けの席のほか、1人でのんびり過ごせるカウンター席も用意。混雑時は並ぶこともあるので、3日前までの予約がおすすめです。

・これぞケラアン名物!本格派スパイススープカレー

『ごろごろ野菜のスープカレー』サラダ付き・1,300円

同店の顔ともいえるメニューがこちらのスープカレー。食べた人のほとんどがこの味に魅了されリピーターになり、訪れるたびに必ず注文するといいます。

名前の通り、スープカレーにはごろごろと野菜がたっぷり!焼き目を付けているので、スパイスと一緒に香ばしくおいしそうな匂いが漂います。

看板メニューとなったきっかけは、店主がふるさとの味であるスープカレーのおいしさに改めて気付き、もっと多くの人にこの味を食べてほしいという思いから。

メニューの研究と試行錯誤を繰り返しながら、お店のオープンに至りました。

サラッとしたルーは、スパイスを10種類以上調合して作られた渾身(こんしん)の一品。必ず旬の野菜を数種類入れることで、季節を感じてほしいという思いも込められています。

すくうたびにさまざまな野菜もスプーンにイン。日々の野菜不足も補えそうですね。小麦粉や塩を使っていないので、体に優しくカロリーも低めでヘルシーな点も特徴です。

「遠慮なくスパイシーにしています」という店主の言葉通り、本格的でビリビリと爽やかな辛さもリピートしたくなるポイントの一つ。スープをライスにかけるのではなく、ライスをスープにつけながら食べるのが◎。

『ごろごろ野菜のスープカレー』テイクアウト・1,100円

野菜のほか、鶏の手羽元やゆで卵も入って食べ応え抜群。野菜と肉本来のうまみと甘みに、ルーの辛さが絶妙にマッチしています。

スープカレーはテイクアウトもOK!おうちでも“ケラアン=おいしい”味を楽しむことができますよ。サラダはイートインのみ。

・野菜たっぷりランチプレートとケラアン特製お弁当

『ごはんプレート』1,300円

スープカレーのほかに、見た目にもカラフルで楽しい野菜たっぷりのランチプレートもお見逃しなく。

プレートの中身は季節によって変わりますが、酢の物、煮物などの和風メニューからオムレツや豆腐ハンバーグなどの洋風メニューまであり、バリエーション豊か。野菜をもりもりと食べられる工夫が散りばめられています。

スープカレーと同様、こちらでも旬の野菜を必ず使うようにしているそう。食生活が偏りがちな人や年配の人も、このプレートで野菜を食べて栄養を取ってほしいという、店主の気遣いが詰まっています。

この日のメインは豆腐ハンバーグ。豆腐がたっぷり入っていて、肉のようなかみ応えとなり、満足感も十分です。トマトとキノコのソースで、最後までさっぱりいただけます。

小鉢やオムレツなど、一つひとつは軽いサイズ感ですが、食べ終わる頃にはお腹いっぱいになること間違いなし。「野菜食べてる~!」と体が実感できるような、優しさと栄養がたっぷりのランチメニューです。

『カフェのおべんとう』700円~

カフェで提供しているおかずを外でも楽しめるお弁当は、ピクニックや行楽のお供にもぴったり。予算や希望に合わせた注文もできるので、イベント時の差し入れなどにも喜ばれそうです。

・満足度◎な食事の後は別腹デザートはいかが?

『季節のパフェ』980円

13:00からは、デザートなどのカフェメニュー提供もしている同店。季節のフルーツをふんだんに使ったこちらのパフェは、ボリュームも幸福感も満点の一品。

取材時はイチゴが贅沢に盛られたパフェが登場。そのほか、イチジクやマスカットなどが登場することもあるので、時季によって変わるメニューにワクワク♪

『クリームソーダ』650円

『クリームソーダ』は、大きなアイスがどーんとのっていて何ともゴージャス。店内の雰囲気ともマッチしていて、写真映えも良し!昼下がりのひとときにいかがでしょうか?

『アイスカフェラテ』680円

牛乳を泡立てたムースをこんもりのせた『アイスカフェラテ』は、かわいらしいデコレーション付き。店主の楽しい遊び心があふれる一杯で、飲むのがもったいなく感じてしまうかも。

店主の心遣いが感じられる野菜をたっぷり使った栄養満点のランチと、北海道スープカレーを楽しめる「cafe kera’an」。
目にもおいしい彩り豊かなランチにお腹も心も満たされて♪

■詳細情報

■DATA

cafe kera'an(カフェ ケラアン)

所在地
香川県丸亀市浜町50
営業時間
11:00~14:00(L.O.13:30)

【観音寺】「HACOS(ハコス)」カラダいたわりご飯でヘルシー&ビューティーに!

・「HACOS(ハコス) カフェ&ジム」ジム・美容室と併設のカフェ

JR観音寺駅から車で約4分、県道6号沿いの一件倉庫のような建物内にある「HACOS(ハコス) カフェ&ジム」。

2023年10月オープンのこちらは美容室に併設されたパーソナルジムと連携したカフェで、食の面から健康と美容にアプローチすることをコンセプトとしています。

一部が吹き抜けになっている、広々とした開放的な店内は、照明や内装もスタイリッシュな雰囲気。カフェスペースからは、なにやらスパイスの良い香りが漂います♪

2階はパーソナルジムとして利用していて、同店では食事制限を行うジム利用者に向けて、カロリー制限やメニュー内容など、個別でできる限り対応しているそう。

ジムスペースには、こんなかわいらしい小物も。気持ちがほっこり和みますね。

店内は観葉植物やドライフラワーなどで彩られていて、癒やされながらゆっくりと食事を楽しむことができます。

・優しさとこだわりたっぷり!週替わりスパイスカレー

『火曜と水曜のスパイスカレー』1,300円

看板メニューは、週替わりで提供される店主の優しさとこだわりがたくさん詰まったスパイスカレー。

カレーに使うスパイスは、常に5~6種類。なるべく塩を使わないように味付けをしていて、店主手作りの醤油麹(しょうゆこうじ)や塩麹が隠し味となり、コクとうま味がアップ♪グルテンフリーなので、アレルギーがある人や食事制限をしている人も安心して食べることができます。

後を引く爽やかな辛さと、スパイスカレー特有の鼻に抜ける香りに食欲が刺激されます。雑穀米のプチプチとした食感も楽しく、ルーによく合います。野菜がたっぷり入っていて、栄養バランスもばっちり。油の使用も控えめなので、通常のカレーに比べて低カロリーなのもうれしいポイントですね♪

ゴボウや紫キャベツを使ったピクルスや“アチャール(インド風の漬物)”など、付け合わせにも野菜がたくさん。カレーと同じくスパイスや手作り麹が使用されています。

手間を惜しまず、食べる人のことを一番に考えて作られたスパイスカレーは、心も体も整えてくれますよ。

・野菜もりもり♪ラップサンド

『サラダラップサンド』700円

手に取るとずっしりと重い『サラダラップサンド』も人気メニュー。一つで大満足間違いなしのボリュームですが、断面を見ると分かる通り、具のほとんどが野菜!お腹いっぱい食べたいけどカロリーが気になる人も安心して味わえるのがうれしいポイントです。

シャキシャキのニンジンやレタスがぎゅっと詰まっていて、かみ応えバツグン。よくかむことで早食いも押さえられ、満足感を得られます。店主が仕込みからじっくり作り上げるサラダチキンは、パサつかずしっとりとした食感。

マヨネーズは使わず、麹とゴマペーストのドレッシングでしっかりと味がついているので、飽きずに食べ切ることができます。ブランチにもおすすめですよ。

「HACOSに来たら野菜を食べられると思ってもらいたい」と、食べる人の健康への気遣いがしっかりと込められた野菜たっぷりのランチメニュー。食材だけでなく調味料にまで気を配り、カロリーや栄養バランスもきちんと考えられています。

・健康や美容に◎店内仕込みの手作りドリンク

『スパイスレモネード、スパイススカッシュ』各600円

レモンと一緒にローズマリー、タイム、クローブ、カルダモンなどのスパイスを漬け込んだ自家製シロップがポイントの『スパイスレモネード』は、こちらならではの味わい。甘みも三温糖ではなくきび糖でつけているので、優しい甘さが広がります。とがった酸っぱさはないのに、しっかりとレモンの香りも楽しめますよ♪

『プロテインスムージー』700円

体を引き締めたいけど、甘いものも我慢したくないという人には、こちらのバナナベースのプロテイン入りスムージーです。ミックスベリーがアクセントになっていて、飲み口もさっぱり。体づくりに必要なたんぱく質に加えてビタミン補給もできる一杯です。

『みどりさんの酵素ジュース、スカッシュ』各600円

店主の名前でもある「みどりさん」を冠した酵素ジュースは、キウイやブラッドオレンジ、梅など季節のフルーツを漬け込んでいるので、シーズンごとに違った味を楽しむことができます。

また、美容との関わりも深い腸内環境を整えてくれるうれしい効果も。果物特有の酸味がなく、酵素が持つ甘さと優しい口当たりが飲みやすいですよ。シュワッとした炭酸が効いたスカッシュは暑い日にもぴったり♪

「体をいたわりたい時にうちに来てほしい。この店に来たら体に優しいものを食べられると思ってもらえるようなメニューを提供していきたい」という店主の優しさが込められている「HACOS(ハコス) カフェ&ジム」のメニュー。

美容や健康が気になる人にはうれしい“食”が満載の同店で、ヘルシーなランチやカフェタイムはいかが?

■詳細情報

■DATA

HACOS(ハコス) カフェ&ジム

所在地
香川県観音寺市出作町1060-1
電話番号
0875-23-6569
営業時間
11:00〜16:00(LO.15:30)
※臨時休業日などは公式Instagramで確認を

【高松】「masshiro(まっしろ)」雑貨が並ぶオシャレなカフェで日常に彩りを

・「まちの小さな白いお店masshiro(まっしろ)」

高松市一宮町の住宅街に佇む「まちの小さな白いお店masshiro(まっしろ)」。

香川有数のパワースポットとして、県内外から多くの人が訪れる田村神社から、県道175号を北へ進み、交差点を越えると白い箱のような、キューブ型のお店が見えてきます。道沿いにのぼりと小さな看板が出ていれば、営業中のサイン。駐車位置はブロックが置いてあるところを目印に。

店名の通り、真っ白な外観は、青空の下で光を反射して輝いているようにも見えます。真っ白なキャンバスに絵を描くように、日々の暮らしにたくさんの彩りを添えたいとの思いを込め、インテリアなどを手がけるデザイン事務所・MiWILL MODEが2021年の6月にオープンさせました。

壁やいすも白で統一された明るい店内では、カフェスペースで食事を楽しむことはもちろん、デザイナーでもあるオーナーがプロデュースやセレクトした雑貨が並んでいます。ここでしか扱っていない商品も多く、スタッフと相談しながら贈り物を選ぶお客さんも珍しくないそうです。

大きな窓からはたっぷり太陽の光が差し込み、どの席に座っても窓の外に広がるのどかな田園風景を眺めることができます。洗練された空間ながらも、どことなくのんびりとリラックスできる雰囲気で、お茶がてらおしゃべりにも花が咲きそう♪

・こだわりの詰まったアクセサリーや雑貨を要チェック!

雑貨屋をやってみたかったというオーナーの昔からの夢が、お店を始めたきっかけの一つ。作り手の思いが込められたハンドメイド作品を中心に、アクセサリーや布小物など、日常に彩りを添えてくれるすてきなアイテムが並んでいます。

カーテンの生地で作られた丈夫でおしゃれなポーチは、作家とのコラボによるオリジナル商品。丁寧な手仕事を感じられる上、幅広い年代の人に使いやすいデザインなので、贈り物としても喜ばれそうです。

・お腹も心も満たされる2種類のランチ

『本日のごはんプレート』1,300円

旬の食材をふんだんに使った『本日のごはんプレート』は、日替わりのおかずが盛りだくさんなボリューム満点のランチです。新鮮な野菜や、彩り豊かなおかずが少しずつ食べられるのはうれしいポイントですね。

この日のメニューは、エビフライ、ズッキーニと豚肉のフライ、ピーマンの肉詰め、ナスの煮浸し、こんにゃくとごぼうの煮物、アスパラとパプリカのピクルス、ポテトサラダと食べ応えもありつつ、バランスがとれたラインアップ。

手羽元がホロホロになるまで煮込まれたスープは、コラーゲンたっぷり♪軟骨までキレイに食べられます。辛過ぎないスパイシーなカレー風味が人気の一皿です。

お店で一から手作りすることを大切にしている同店。献立はスタッフ間で相談しながら作り上げているそう。美しい彩りや盛り付けからも、食べる人を思う気持ちが伝わります。

『本日のWキッシュプレート』1,500円

好きなキッシュを2つを選ぶことができる『本日のWキッシュプレート』。この日はエビとアスパラのキッシュとチキンとトマトのバジルソースキッシュをセレクト。あらかじめ焼かれたキッシュを、オーダーが入ってから2度焼きしているのでアツアツの状態で提供されます。

クリーミーで優しい風味のエビとアスパラ、濃厚なチキンとトマトのバジルソース、異なる味が一度に楽しめる欲張りなランチ。キッシュはすべて具材にエノキが加えられていて、ヘルシーで満足感もバッチリ。サラダにかけられたドレッシングまで自家製というこだわりようで、イタリアンとナッツの2種類から選べます。
「本日のキッシュ」は3種類ですが、時間によっては売り切れることも。季節に合わせて食材が変わっていくので、シーズンごとに新しい味と出会えますよ。

食事メニューは売り切れを除き、営業時間中はいつでもオーダー可能で、テイクアウトもOK。ドリンクやスイーツと一緒に注文すると100円引きになるのでお得です。
小学生以下限定のキッズプレートもあり、子ども連れにもポイント高し。

・カフェタイムでまったり&昼飲みもOK!

『コーヒーフロート』600円

はじめはアイスとコーヒーを交互に味わいながら、その後ゆっくりと混ざり合いカフェオレへと変化する定番の『コーヒーフロート』は、飲み終わるまで飽きることがありません。同店ではかき氷やスイーツも充実しているので、カフェタイムもゆっくり楽しめます。

『ティートフィズ フレスカ』650円

明るい時間からお酒はいかが?大人にうれしいアルコールメニューもそろっていて、バー使いにもおすすめの同店。果実の風味が濃縮されたドライフルーツティー「ティート」を使ったカクテル『ティートフィズ』は魅惑のカラーリングと、フルーツの甘酸っぱさにときめきます。フレスカはティート風のレモネードで、フレッシュな飲み口。アロエやドライクランベリーをスプーンで味わいながら飲み進めます。
ほかにストロベリーやピーチなどのフレーバーも用意。お酒が飲めない人にはノンアルコールの『ティートソーダ』もあるので、初めてのティートを味わってみては?

「ティート」(1袋50g・994円)は購入も可能です。カフェインレスなので、妊婦さんや子どもも飲めるそう。ティータイムや就寝前に、香りを楽しみながらフルーツの栄養を手軽に取り入れて、ちょっぴり贅沢気分に♪

・スイーツは予約をすれば特別仕様にも

『お誕生日ケーキプレート』1,350円~

1週間前までの予約でオーダーできる『お誕生日ケーキプレート』は、予算に合わせたデザートの盛り合わせに、メッセージを添えてサプライズを演出できます。
自家製イチゴシロップがトッピングされた『バニラアイス』(300円)。高松市塩江町・光春堂の『シフォンケーキ』(450円)。ココナッツシュガーを使用し、香ばしくさっぱりとした甘みの『チーズケーキ』(480円)は、単品でもオーダーOK。紅茶やコーヒーと一緒にどうぞ。

1人前1,300円から5〜10人に対応したオードブルのオーダーもできるので、大切な人とのお祝いにピッタリ。貸し切り予約やレンタルスペースのサービスもあります。LINEの友だち登録をすれば予約もスムーズなので、活用してみて。

日常に彩りを添えるすてきなライフスタイルを提案してくれる「まちの小さな白いお店masshiro(まっしろ)」。女の子の憧れがぎゅっと詰まったような、かわいいお店へ出かけてみませんか。

■詳細情報

■DATA

まちの小さな白いお店 masshiro

所在地
香川県高松市一宮町787-7
電話番号
なし ※LINE通話のみ
営業時間
水~金曜/11:00~15:00
日曜/11:00~17:00
※営業時間は季節によって変更あり。詳細はInstagramで確認を

【高松】「KokoKasiko(ココカシコ)」カレーランチと喫茶スイーツが人気の癒やし空間

・ランチと喫茶の店「KokoKasiko(ココカシコ)」

高松兵庫町商店街の西の端、通称“ひろば”と県庁前通りの交差点の角に位置する「KokoKasiko(ココカシコ)」は、JR高松駅からもことでん片原町駅からも徒歩約10分でアクセスできるランチと喫茶のお店。2023年8月のオープン以来、ランチタイムともなると近隣のオフィスワーカーでにぎわいを見せています。

入り口正面にはキッチンカウンターがあり、左手奥には窓向きカウンター席、右側にはテーブル席が設けられています。街路樹の緑を借景に、通りの喧騒(けんそう)を感じさせないよう擦(す)りガラス風の加工がなされた窓から光が差し込む明るい店内です。

1人利用にもってこいの窓向きのカウンター席は5席。USBケーブルとコンセントがあるので充電しながらゆっくりと音楽を聞けるほか、ドリンクをいただきながらPC作業もはかどりそう。

入り口すぐのスペースは2人掛けテーブルが2つあり、友人や仕事仲間とのランチやお茶などにピッタリ。どのテーブルも明るくスタッフとの距離感が近くてぬくもりが感じられる造りがうれしいですね。

・喫茶タイムの看板メニュー「えび飯」

『えび飯』750円

店主の川上さん夫妻は岡山県の出身。兵庫や徳島、香川…“ここかしこ”と転勤の多かった会社を定年退職したのを機に、気候や住み心地の良さから香川に定住、第2の人生としてこの地にお店を開いたそう。これが店名の由来でもあります。喫茶メニューに岡山名物『えび飯』が入っている理由はふるさとの味だからなのですね。岡山は隣県とはうものの、高松では意外と目にすることの少ない『えび飯』。食べたくなったら「KokoKasiko」へgoです。

デミグラスソースとウスターソースで調味した同店オリジナルの黒い炒めご飯は、ソースやスパイスの香ばしさの中に甘さとウスターソースの酸味がクセになる味。

ライスの上には食べやすいサイズのプリプリのむきエビがたっぷりオン。彩りには錦糸卵が盛られています。酸味を帯びたライスとぷりぷりエビを一緒にかみめると口いっぱいに広がる独特の味わいを楽しんで

・奥深い味わいの「カレールー」です

『カレーセット(きざみトンカツ)』1,200円

ランチタイムはなんとってもサラダと水切りヨーグルトが付いた『カレーセット』(950円)がおすすめです。オリジナルカレーは具材とスパイスが溶け込んだスープ状のルーが特徴。うま味が凝縮されていて、スパイシー過ぎず、万人に好まれそうなマイルドなカレーです。取材時にいただいたのは“きざみトンカツ”をトッピングしたもの。当初このトンカツに合うカレーを目指して調合・開発したとご主人は話します。

その後、このカレーと相性の良いトッピングを探し続け『ハンバーグ』(200円)『目玉焼き』(100円)『鶏もも唐揚げ』(250円)など、少しずつメニューに加えているそうです。ご主人のおすすめは『なまたまご』(50円)を、ルではなくご飯に混ぜる“たまごかけご飯カレー”とのこと、ぜひお試しあれ。

ランチにはカレーセットのほか数量限定の日替わり『気まぐれランチ』があり、こちらに+200円でカレールーを付け足すことも可能です。

表立って宣伝はしていませんがとご主人が奥にしまってある段ボールを開け、取り出したのは10種類以上もあるスパイスの容器。突然スパイスの良い香りが店中に立ち込めます。利用者には喫茶タイムに、スイーツやドリンクを心ゆくまで満喫してほしいとの思いで、このエキゾチックなスパイスの香りをわざと封印しているんだそう。

・喫茶店スイーツも充実しています

『チョコバナナパフェ』800円

14:00からの喫茶タイムはスイーツのオンパレード。重厚なグラスにアイスクリームととろーりチョコレートソースがレトロモダンな『チョコバナナパフェ』のほか、『コーヒーゼリーONアイス』(600円)や『パンナコッタ』(350円)などがメニューに並びます。

主にスイーツを担当するのは奥さん。慣れた手つきでパフェを組みたてていきます。ランチタイムの忙しい時間帯以外は、カウンター越しに利用客と会話を楽しむ姿が印象的。店のムードメーカーとしてなくてはならない存在です。

『アイスオレンジティー』550円

オレンジ果汁とダージリンティー、2層のグラデーションが爽やかな『アイスオレンジティー』は、たっぷり大ぶりなグラスで飲み応え◎。店内手作りの『生バナナジュース』や色鮮やかな『クリームソーダ』(各600円)から、深入りの『ブレンドコーヒー』(400円)や『ココア』『チャイ』(各500円)まで豊富なメニューが取りそろえられています。

『フォンダンショコラ』650円

ワンプレートで満足度の高い『フォンダンショコラ』は、かわいらしい丸いチョコレートケーキにホイップクリーム、断面にキャラメリゼした生バナナが添えられます。どちらも濃厚なチョコレートケーキとの相性ピッタリです。

とろ〜りチョコソースがあふれ出してくる仕掛けのフォンダンショコラは、絶妙な温度で提供されます。見た目のかわいらしさでカメラに収めたくなる気持ちもかりますが、おいしいタイミングを逃さないで♪

岡山出身の夫婦が営む喫茶店「KokoKasiko」は、お得なカレーセットや日替わりセットが味わえるランチタイムも、2人の穏(おだ)やかな人柄に触れられる昼下がりの喫茶タイムもどちらもおすすめです。

■詳細情報

■DATA

KokoKasiko(ココカシコ)

所在地
香川県高松市兵庫町7-13
営業時間
ランチ/11:00〜14:00
喫茶/14:00〜17:00

【さぬき】「時の納屋」は大串半島の絶景カフェ♪香川の魅力が詰まったランチやスイーツが自慢

「時の納屋」は絶景と建築も見どころ

さぬき市の北端・大串半島の高台に位置する大串自然公園内に、絶景とランチやスイーツなどが楽しめるカフェ「時の納屋」が2024年6月30日にオープン。大串半島の活性化を目指し、さぬき市と民間企業が出資する株式会社「さぬき市SA公社」が立ち上げたプロジェクトです。

昔からこの場所に生育していた植物や樹木を植え直し、国立公園にふさわしい姿へと年月をかけて戻すことを設計のコンセプトとしています。コンクリートなどの人工的な構造物を極力使用せず、大串半島の石材や庵治石などで造成し、自然環境に優しい施設を心がけているそう。

メインアプローチの左手側道は第二駐車場へと続きます。駐車場から建物へは緩やかなスロープ状の「海の小径(こみち)」が整備されていて、車いす利用者も比較的アクセスしやすいルートです。

建築家・堀部安嗣氏の設計による建物は、杉材で組まれた天井の「挟み梁」が見ものです。タバコの葉を乾燥させる小屋“ベーハ小屋”をモチーフにし、風通しをよくさせる越屋根(こしやね)が付いているのが特徴。気候のいい時は開放される窓からは、瀬戸内海のパノラマビューも楽しめます。まるで屏風(びょうぶ)絵のような景色が広がり、心まで晴れ渡りますよ。

小豆島をはじめとする島々や、瀬戸内海を往来する船をのんびり眺めながら食事できる贅沢な空間です。

家具は、さぬき市で特注家具製造を行う木工職人の二宮靖夫氏が手がけます。建材と同じく杉で作られていて統一感のある風合い。建物と一緒に年月を重ねることで味のある色味に変化していくさまも見どころ。

ランチはどれも味わい深いものばかり

『樽のおにぎりランチ』1,300円

看板メニューは、開店と同時に売り切れる限定10食の『樽のおにぎりランチ』。さぬき市大川町で育ったお米のおにぎりや、地元の特産品で作ったおかずの数々、高松市のみその老舗「中屋醸造所」の白みそを使用したみそ汁など、香川県の“うまいもの”を堪能できる内容です。

メインの肉は、さぬき市寒川町の養豚・豚肉加工会社「七星食品」の“七星本気豚”。程よい弾力とクセのないうま味たっぷりな味がご飯のお供にぴったりです。さぬき市大川町の「かなたまキッチン(かなえ養鶏場)」の卵を使った出汁(だし)巻きは、見た目も味も上品。そのほか、エアリーでクリーミーな食感に仕上げたカボチャとレーズンのカレー風味や、ビネガーでマリネしたプチトマト、キュウリのわさび漬けなど、どれも手の込んだものばかり。おにぎりに添えられている金山寺みそは、さぬき市長尾町にある「松原商店」の天然醸造品だったり、しらすの佃煮もさぬき市津田町の「大塩水産」のものだったりと、細部までこだわりを感じます。

メニュー名にもなっている樽は、三木町の「谷川木工芸」による伝統工芸品の“讃岐桶樽”。建物や家具と調和する国産杉が使われています。

『牛すじカレー』1,200円

同じく大串半島にある「さぬきワイナリー」で販売されているワインと、高品質な黒毛和牛の牛すじを煮込んだ『牛すじカレー』も定番品。使用しているワインの銘柄は「日本ワインコンクール 2024」で銅賞を受賞した『ソヴァジョーヌ・サヴルーズ 2022』。香川大学農学部が開発したオリジナルぶどう品種「香大農R-1」100%で醸造。通常のワインと比べてポリフェノール分が約2.5倍も含まれているそう。少し辛さを感じる欧風カレーテイスト。野菜もよく煮込まれていてうま味が溶け出しています。

『クロックムッシュ』800円

『クロックムッシュ』は、厚切りスライスのフワフワな石窯パンに、クリーミーなベシャメルソースとチーズがたっぷり。ナツメグの風味がしっかり感じられる本格派です。スライスタマネギの食感や生ハムのうま味、ディルの香りがマッチした一品。

所長お手製のケーキは必食!

さぬき市からの出向職員である所長の満濃さんは、もともとお菓子作りが趣味ということもあって、ハイクオリティーなケーキを作れる腕前の持ち主。ランチだけでなくスイーツもぜひ味わって。

『バスクチーズケーキ』600円

均一な焼き目が美しい『バスクチーズケーキ』は、ビジュアルだけでなく味からも丁寧さが伝わります。とてもなめらかで繊細なテクスチャから、しっかりとチーズの風味が感じられ、和三盆黒糖によるコクとキレのあるスッキリとした甘みでうまくまとめられています。カットだけでなく、ホールでも販売予定。

『スイーツプレート』1,500円

スイーツ好きな人にオススメなのは、数量限定の『スイーツプレート』。先ほど紹介した『バスクチーズケーキ』に加えて、プレートでしか味わえない季節のフルーツタルトがのった特別なプレート。シャーベットやフルーツで華やかに彩られています。ケーキにも「かなたまキッチン(かなえ養鶏場)」の卵や「三谷製糖」の和三盆、そのほかにもさぬき市を中心とした県産素材をふんだんに使用しています。

取材時のフルーツタルトは、さぬき市の「長谷ぶどう園」と「26farm」で採れたシャインマスカットがたっぷり。土台のタルト生地にはナッツの食感がプラスされ、ピスタチオの風味がしっかり感じられるクレームダマンドに、カスタードのコクが合わさって食べ応えもバッチリ。すっきり感とぶどうの濃厚テイストがクセになる「さぬきワイナリー」のぶどうシャーベットが付くのもうれしいポイント。

『瀬戸内ブルークリームソーダ』700円

『瀬戸内ブルークリームソーダ』は、瀬戸内海をイメージしたブルーに、白い雲のようなバニラアイス、鮮やかな赤いチェリーが映える一杯。そのほかコーヒーの『時の納屋オリジナルブレンド』(600円)や『高瀬の和紅茶』(600円)、「飯田農園」の濃厚な完熟すももを使用した『すももソーダ』(600円)や『すももティー』(600円)など、ドリンクは約15種類がスタンバイ。

香川の新しい観光スポットとしての役割も担う「時の納屋」。絶景とともに、旬の地元素材を取り入れた四季折々の味わいも楽しめる魅力たっぷりなカフェです。今後も新メニューが続々と登場予定。所長お手製のスイーツも見逃せませんよ!

■詳細情報

■DATA

時の納屋

所在地
香川県さぬき市小田2671-75
電話番号
087-884-6010
営業時間
11:00〜16:00
※予約不可

【高松】甘味処「ぶどうの木」で年中食べられる“あんもち雑煮”は讃岐の国のおもてなし♪

・ライオン通商店街「ぶどうの木」

ことでん片原町駅から徒歩約3分、高松三越のお膝元にある「ぶどうの木」は、居酒屋や多国籍料理店、カフェなどがひしめくライオン通商店街の一画で、1996年の創業以来、和風スイーツで香川県民を和ませ続ける甘味処です。

白塗りの漆喰(しっくい)壁と渋めの茶色のインテリアが落ち着く店内。テーブル席には季節ごとの生花が生けられ華やかな印象も。お茶だけのつもりでふらりと立ち寄った銀座の喫茶室で、ふいに出った甘味のおいしさに感動し、その店の名前にあやかって店名を決めたというオーナーの武内(たけうち)さん。高松にも人々を魅了する甘味処を根付かせたいと、この店の開店を決意したそうです。

・さぬき名物“あんもち雑煮”

『あんもち雑煮』690円

白みそ仕立てのだし汁にニンジンとダイコン、中央に“あんもち”が鎮座する全国でも珍しい讃岐の正月のごちそう『あんもち雑煮』。“お雑煮界のミステリー”として近年テレビ番組やSNSでその存在が露出してきましたが、地元香川でも正月にしか食べないものなので、県外の人にとっては話には聞くけどなかなかお目にかかれない幻の料理、それが同店では年中食べられるというから貴重な存在です。そら豆を炒(い)ってしょうゆに漬け込んだもう一つの郷土料理“しょうゆ豆”が小鉢として付きます。

同店で手作りした丸餅には、北海道産小豆を使用した自家製あんこがたっぷりイン。焼き餅ではなくやわらかく煮込まれた餅を白みその椀(わん)に入れ、下茹(ゆ)でしたニンジンとダイコンと青のりを少々をあしらえば『あんもち雑煮』の完成です。餅自体のサイズも大きいので、雑煮1杯といえどもしっかりとした食べ応えを感じます。

食べ方は?餅から食べるの?だしを先に飲むの?など、県外客からは質問の嵐がるそうですが「お好きなように、お好きな順番で」と笑顔で答えているそう。白みそに溶け出したあんこを、一緒にすするのもネイティブ流であります。

・冷たい甘味もいろいろあります

『カスタードプリンパフェ』980円

香川伝統のお菓子“おいり”でおめかししたカスタードプリンが頂上に君臨する『カスタードプリンパフェ』。店内で手作りするプリンはなめらかさとハードさを併せ持った食感で、ほろ苦いカラメルと相まって昔懐かしい味わいに癒やされます。グラスのバニラアイスやパイナップルと合わせて召し上がれ。

人気のプリンは単品でも注文可能で『カスタードプリン』『抹茶プリン』ともに650円でいただくことができます。

『抹茶プリンパフェ』980円

和風の甘味処らしく渋い緑が映える『抹茶プリンパフェ』。手作り抹茶プリンがなめらかで、抹茶の風味が口の中いっぱいに広がります。北海道産小豆を使用したあんこに抹茶アイス、抹茶の寒天とグラスの中身も抹茶くし。アクセントのおいりもお口直しにピッタリです。

パフェにはのほか『フルーツヨーグルトパフェ』『コーヒーゼリーパフェ』『チョコレートパフェ』(各980円)もラインアップされています。

『白玉あんみつ』780円

パイナップルと色とりどりの寒天の涼やかな見た目に目がいく『白玉あんみつ』ですが、同店オリジナルの手作りあんこと大ぶりな白玉が推しポイント。北海道産の小豆を時間をかけてじっくりと炊いた優しい甘さのあんこに、もっちり食感の白玉の相性がバツグン。

付け合わせの黒蜜は味変としても大活躍!個性のある素材たちが黒蜜を掛け合わせることで一体感を増すのが不思議です。お好きなはたっぷりかけてどうぞ♪

ほかにも『ヨーグルトぜんざい』(650円)や『フルーツ寒天』(880円)などの魅力的なメニューがずらり。じっくり迷って考えてオーダーしてみてくださいね。

・楽しい和風ドリンク

『カフェうぐいす』640円

ブレンドコーヒーやアイスティーからバナナジュースやミックスジュースまで喫茶店の定番ドリンクをひと通りそろえた上で、同店オリジナルのアレンジドリンクのメニューが秀逸なのです。

その一つ『カフェうぐいす』は名前からも感じる雅(みやび)な雰囲気。オリジナルコーヒーにホイップクリーム、その上に抹茶の粉末を振りかけた和風ウィンナーコーヒーといったところ。このシリーズには『カフェ黒糖』や『カフェベリー』(各640円)がラインアップ。

ショッピングや観光など街歩きに疲れたら、ほっとひと休みできる甘味処「ぶどうの木」。オーナーの武内さんが東京観光時に「こんな店が高松にあったらいいな」と構想した喫茶店を具現化しました。レパートリーの多い甘味のほか、観光客にも喜ばれる“あんもち雑煮”がヒットして、今ではお土産用『讃岐のあんもち雑煮セット』も人気なのだそう。未体験の人はぜひトライして。

■詳細情報

■DATA

ぶどうの木

所在地
香川県高松市百間町2-1
電話番号
087-822-2042
営業時間
10:00〜17:30
※日曜は5:00まで、12月29日(日)~2025年1月3日(金)は5時半まで

【高松】「宙帆のテラス ショップ&スローカフェ」心と体が整う自然派カフェで朝食&ランチはいかが

・「宙帆(そらふね)のテラス ショップ&スローカフェ」

ことでん琴平線栗林公園駅から徒歩約8分中央通りを隔てて、特別名勝栗林公園を目の前に見下ろせる立地のカフェ「宙帆(そらふね)のテラス ショップ&スローカフェ」は、アーチ型のガラスが特徴的な建物の2階部分に当たります。南側には4台分の駐車スペースが設けられています。

東・西・南の3方向をガラスで囲まれた圧倒的な明るさと開放感をった店内に一歩入ると、船の中にいるかのような錯覚に。店名“宙帆のテラス”の由来でもあります。外観の無機質な雰囲気とは異なり、カフェ内は公園や中央通りの喧騒(けんそう)がまるでうそであるかのように静かで心落ち着く空間です。

床材にはアカシアの木、床の下には竹を敷き詰め、インテリアにも木材をふんだんに使用することで、この静けさが得られたのだそう。

カフェの母体ならぬ“母帆(ぼせん)”である宙sora株式会社は、孟宗竹エキスや生体水を主原料にした「360°kagayaki」という自然派スキンケアの会社ということもあり、入り口には化粧品や竹の繊維を使った竹布の洋服、竹ガーゼが並びます。“素肌の健康は安全な食と腸から”をモットーに、体を緩めほっと一息できるスローカフェを始めたかったとオーナーは話します。

・豊かな食材を丁寧に調理したモーニング

『おむすびセット』638円〜

一見シンプルな『おむすびセット』ですが、可能な限り無農薬、有機栽培、無添加の材料を旬に合わせて提供しています。おむすびの主役である白米も香川県産のものを選ぶだけでなく、収穫時期によってはオーナーやスタッフが育てた白米が並ぶ日も。おむすびのおには「鮭」「海苔(のり)」「ネギ味噌(みそ)梅」があり、それぞれ+33円で選択可能。そのほか自家製みそを使った具だくさんみそ汁と卵焼き、手作りぬか漬けと旬のフルーツがセットになっています。

お腹の空き具合に合わせておむすびの大きさが大・中・小から選べます。また、メニュー表の5種類のうちからおむすびの塩をカスタマイズすることもできます。塩の特徴について詳細が書かれてあるので熟読して選ぶもよし、スタッフに相談するもよし、おむすび一つに本気で向き合う作業も楽しいものです。

好みにマッチした自分だけのおむすびを、注文後に結んでくれるとあればおいしくないはずがありません。ふっくら優しい握りたてのおにぎりはみずみずしく、米本来の甘を感じることができますよ。

セットの中のぬか漬けは、自家製の竹の粉で糠(ぬか)床を作り、フレッシュな野菜を漬け込んだもの。小さな小鉢に盛られた色とりどりのぬか漬け野菜たちもおむすびセットの中の名脇役です。

・オリジナルの調合が光ります

『薬膳カレー』1,550円

食べる漢方薬ともわれるカレーを、全程手作りし同店オリジナルの『薬膳カレー』に仕上げています。鶏がらスープをもとに、綾川町のカレー専門店「スパイス家族カラクラ」に調合を依頼したスパイスと完熟トマトやタマネギ、三豊産のスーパーフードモリンガなどをじっくり煮込んだ『マイルドチキンカレー』(1,078円)にさらに薬膳のアレンジを加えていきます。

素揚げのレンコンチップに、クコの実とナツメ、陳皮(ミカンの皮)があしらわれ、ベースのマイルドチキンカレーからさらに効能が充実した薬膳カレーです。鼻から抜けるスパイスと薬膳の香りを堪能してみて。辛さが苦手な人は生卵のトッピングがおすすめ。また、無農薬の完熟柿を使用した柿酢で漬けられたピクルスはお口直しにピッタリです。

朝摘みのホーリーバジルのウォーターサービスは、夏期限定のお楽しみ。自家農園でタネから育てたホーリーバジルは、爽やかな風味で体の中がリセットされたような気分になりますよ。カレーやその他メニューとも相性抜群です。

・滋味深い味わいが自慢です

『宙帆の手作り冷たい善哉(ぜんざい)』638円

手作りのあんこは無農薬で特別栽培の小豆を使用し、店内でコトコトやわらかく炊き上げられたもの。和三盆のやわらかい甘さがひとつまみの塩で引き立てられています。冷たいぜんざいにのるのは白玉ではなく、米から手作りした餅を香ばしくあぶりトッピング。オーツミルクとモリンガのアイスクリームもたっぷり盛られています。口たりもく体にもすんなり入ってくるような優しい食べ心地です。寒い季節にはかいぜんざいもおすすめアイスクリームの代わりに京番茶が楽しめますよ。

『滋養プリン』638円

「アレルギーがあってみんなと一緒のスイーツが楽しめない」という常連客の一言から生まれた同店オリジナルの体に優しいデザート『滋養プリン』。オーツ麦から作られるオーツミルク、甘味はナツメ、葛粉(くずこ)でプルプル食感を表現しています。

人工的な甘さではなく滋味深い自然の甘さが口の中にゆっくりと広がってゆく感覚です。洋風のプリンよりもくず餅やわらび餅などの和風の甘味の食感に近く、表面にたっぷりとまぶされたきな粉の香ばしさがマッチ。

・至福の一杯を丁寧に入れてくれます

スローカフェというだけあってゆっくりと時間が流れる空間の中で、スタッフが丁寧にじっくりハンドドリップするコーヒーを味わってみませんか。オーガニックの豆を挽(ひ)いた中深煎(い)りのものやノンカフェインコーヒー、玄米コーヒーなどもそろいます。

『グリーンコーヒーブレンド』693円

酸味が少なく苦味も控えめなバランスの取れた味わいの一杯。ミルクではなくオーツミルクを混ぜて召し上がれ♪コーヒーにはお茶請けとして小さな焼き菓子またはオーガニックナッツが付いてくるのもうれしいポイント。

『松葉ジュース』550円

松の葉をパウダー状にして水と合わせた『松葉ジュース』。松独特の風味も控えめで想像以上にサラリと飲みやすいドリンクです。一口含むと口の中がさっぱりとし、体の中まで浄化されるような感覚です。

街の中にありながら栗林公園の四季折々の自然を感じ、店内には木の香り、ご飯やコーヒーの香りで体をホッとめられる癒しの空間「宙帆のテラス」。厳選した食材を使用、丁寧に手を加えたことが伝わる心と体に優しい料理やドリンクがここにはそろいます。1日の始まりにはモーニング、午後からの活力にはランチをおいしく体に取り込んで、整う感覚を味わってみませんか。

■詳細情報

■DATA

宙帆(そらふね)のテラス ショップ&スローカフェ

所在地
香川県高松市栗林町1-12-1
電話番号
087-813-3038
営業時間
7:30〜14:00(L.O.13:30)