カレー

【琴平】「麻心(まごころ)」ココロとカラダに優しい自然派グルメを堪能

・「麻心(まごころ)」

JR琴平駅から徒歩10分、“こんぴらさん”の名で親しまれている「金刀比羅宮」へと続く、こんぴらさん参道入口にある「麻心(まごころ)」。神奈川県・鎌倉市で20年以上続く人気店が、2020年にオープンしました。本店と同様に琴平店でも「麻(あさ)」、通称「ヘンプ」を使った自然派グルメを楽しむことができ、食事からデザート、ドリンクに至るまで、ほとんどのメニューに「麻」が使われています。

店内にはソファ席やカウンター席があり、グループでも1人でもゆったりと過ごせます。こんぴら参りの足休めにもぴったり。参拝や観光で訪れる人でにぎわう通りを眺めながらほっと一息つけそう。

2階はカフェ利用はもちろん、ライブやイベント利用もOK。バンド演奏、映画の上映会など、不定期でさまざまなイベントを実施しています。ランチメニュー付きでの貸し切り利用など、さまざまな用途でスペースを使用することができますよ。

タイミングが合えば、店主の生演奏も聞けるかも?軽快で楽しいボンゴのリズムは必聴です!

店内の一角はセレクトショップになっていて、店主セレクトの麻製品がを使ったアイテムも販売。麻以外の自然栽培の素材で作られた調味料や食器などもそろいます。

店主がネパールから取り寄せた、麻の織物を使った布製品は、軽い素材間で涼しげな印象。

麻紐(あさひも)を使ったガラスのトンボ玉ネックレスも、どれも可愛らしいものばかり。食べるだけではなく、日常的に身に着けられるファッション雑貨は、自分用はもちろんお土産にもぴったりです。お気に入りが見つかるかも?

・ココロとカラダに優しい麻グルメ

同店のコンセプトは「日本人になじみ深い麻を衣食住に取り入れる」こと。麻といえば布製品をれんそうしますが、麻の種子、いわゆる「麻の実」を使った料理を提供しています。

意外にもさまざまな用途ができる「麻の実」。写真の上部が、種から油を搾ったヘンプオイル、下段左がその搾った後のカスを粉にしたヘンプパウダー、そして右が種そのままのヘンプナッツです。麻には良質なタンパク質や鉄、亜鉛、必須脂肪酸などが豊富に含まれていて、食物繊維もたっぷり。近年では、その栄養価の高さからスーパーフードとしても注目されています。

『薬膳麻の実カレー』1,200円

「麻ってどんな味なんだろう?」と不安に思う人もいるかもしれませんが、食べてみるとビックリ。クセはほとんどなく、良い意味で目立たずどんな料理にも合います。

麻心オリジナル配合のスパイスで作られた薬膳カレーは、ピリリとした辛さの中に深みのある味わい。辛さが選べるので、辛いものが苦手な人も安心です。ヘンプナッツがふんだんにかかっていて、香ばしい風味がアクセントになっています。

たっぷりの旬野菜が煮込まれたルーには、大豆ミートで揚げたからあげや自家製ヴィーガンマヨネーズが添えられ、ボリュームたっぷりなのにカロリーは抑えめ。動物性の油を使用していないルーなのであっさり食べられ、体への気遣いもプラスされています。

『麻の実パスタ(豆乳クリーム)』1,100円

なめらかな豆乳クリームソースのパスタにも、ヘンプナッツと旬野菜がふんだんに使われています。味変の際には、別添えのバジルソースや同店オリジナルの香辛料「麻(ま)バネロ」がおすすめ。「麻バネロ」は麻入りのハバネロソースで、酸味と香ばしさ、辛みをプラスできます。

そしてこのパスタの特徴は、何といっても麺!讃岐うどんの製造・販売を行う「大庄屋」とコラボして作られたオリジナルパスタ麺は、ヘンプパウダーを練り込み、讃岐うどんと同じ製法で作られています。香川県民にもなじみのある、コシのある歯応えでクセはないですが、ほんのり爽やかに麻の香りが。
ちなみに、オリジナルパスタ麺と「麻バネロ」は同店で購入することもできるので、気に入ったらお家でも気軽に食べられるのがうれしいところ♪

・麻ドリンクやスイーツも要チェック!

『麻炭(あさずみ)ラッシー』(プレーン・マンゴー)800円

同店こだわりの麻は、もちろんドリンクやデザートにも。『麻炭(あさずみ)ラッシー』は、麻から作った炭(=麻炭)を粉末にしてヨーグルトに混ぜたドリンクです。

炭と聞くと身構えてしまいますがご安心を。苦みやクセの強さはなく、麻炭が発酵することによって生まれる酸味とラッシーの相性はバツグン。少し時間を置くと、発酵が進んでちょっぴり酸味が増し、味に変化があるのも自然由来の素材ならでは。

『麻の実ジェラート』チョコ、ソイ、イチゴ・各種480円

ヘンプナッツが混ぜられた自家製ジェラートには、香川の縁起菓子・おいりがちょこん。「チョコ」「ソイ(豆乳)」「イチゴ」の3種類から好みの味を選んで。甘さ控えめで、生クリームなどが入っていないのでさっぱり。食後の口直しにもおすすめですよ♪

『豆腐ココアブラウニー』600円

しっとりモチモチのブラウニーは、米粉と豆腐を使ったヘルシーおやつ。濃厚なのに罪悪感なく食べられて満足感も十分です。まぶされたヘンプナッツのカリッとした食感がアクセントになっていて、そのままでも、添えられた自家製ジャムや豆腐クリームを付けても◎。

『麻麦(まばく)』900円

大人にはうれしいアルコールもスタンバイ。丸亀市にあるクラフトビールの醸造所「MIROC BEER (ミロクビール)」とコラボして作られたこちらは、その名の通り麻入りのクラフトビール。お酒にまで麻が入っているなんて、店主の情熱が感じられる徹底ぶりです。

夜営業では、カレーはもちろん、日替わりのおつまみやスパイスを使ったアルコールメニューが豊富に並びます。ランチだけでなく、自然派ディナーも楽しんでみて。

「人間の健康と食はつながっている。健康と直結するからこそ、食に気を遣って体に優しいものを食べてほしい」と、店主の森下さん。「麻心(まごころ)」のメニューやセレクトされた商品に込められているのは、店名の通り店主の“真心(まごころ)”であることが伝わってきます。優しさたっぷりの麻グルメで、心と体に元気をチャージしませんか。

■詳細情報

■DATA

麻心(まごころ)

所在地
香川県仲多度郡琴平町621-9
電話番号
0877-35-9955
営業時間
ランチ/12:00~15:00
カフェタイム/15:00~17:30
バータイム/17:30~22:00(L.O.21:00)

【三豊】「S*pice(エスパイス)」ピリッとシビれる魅惑のスパイスカレーに舌鼓♪

・スープカレー「S*pice(エスパイス)」

JR高瀬駅から車で約10分、のどかな田園風景が広がる県道23号沿いの川のほとりに現れるのが「SOUP CURRY S*pice (スープカレー エスパイス)」。2021年にオープンしたこちらは、女性を中心に県内外からも本格派スパイスカレーを求める人がやってきます。

緑を基調とした、唐辛子を思わせる看板が目印。さりげない猫のシルエットがキュートです♪

中に入るとすぐにスパイスの香りが漂い、カレーを注文する前から、食欲が刺激されます。店内にはテーブル席とカウンター席があり、グループだけでなく1人気軽に落ち着いて食事ができます。

窓際のカウンターの外には、のどかで穏やかな田園風景が広がります。日常を忘れてのんびりするのにうってつけの立地。

店内には至るところに猫グッズがあります。看板だけでなくお店の中にもいつの間にか猫グッズが増えたといいます。思わずほっこりと和みますね。

・シビれる辛さのトリコに♪魔性のスパイスカレー

看板メニューであるスパイススープカレーは、実は札幌の名店「スリランカ狂我国(きょうわこく)」の系譜。岡山県にあるスープカレーの店「q(キュー)」や「ラマスパイス」などに続いて、その味を受け継ぐ、知る人ぞ知るスパイススープカレーです。

野菜やスパイス、鶏肉をじっくり煮込んで仕上げたスパイススープをベースに、ゴロッと存在感のあるニンジン、ジャガイモなどのさまざまな具材を合わせるスタイルが特徴。

『チキン野菜』1,100円

定番は、ホロホロになった鶏の骨付き肉が1本丸々入った『チキン野菜』。初めて訪れた人は、まずこちらを食べてみて。

程よい辛さとスパイスの香りに食欲を刺激され、一度食べたらやみつきになってしまいます。まさに、魔性のカレー。ライスは白米だけでなく、香川生まれのもち麦・讃岐ダイシモチを配合していて、プチプチとした食感と、スパイスの効いたスープが絶妙にマッチしますよ。

食べ方は自由ですが、ライスをすくってスープにインというスタイルが店主のおすすめ。最もオーソドックスで、食べやすい方法です。ライスがスープに程よく浸り、サラサラと食べられちゃいます。

スープが減ってきたら、具材を崩してスープに絡めてみましょう。たっぷりと時間をかけて煮込まれた鶏肉は、少し力を入れるだけでほろほろとほぐすことができます。ニンジンやジャガイモは、スパイスの辛さで甘みが引き立って◎。人それぞれいろんな楽しみ方ができるのも、スープカレーの魅力です。

・辛さレベル1500まで!? 赤のスパイススープ

『チーズハンバーグ』1,150円

同店最大の特徴は、カレーの辛さが選べること。しかも、特筆すべきはそのレベルが非常に細かいことなんです。何と、選べる辛さは1番から1,500番まで!写真の『チーズハンバーグ』は辛さレベル500番。辛さレベルが上がるごとに、スープの色が赤くなってとろみが出てきます。

左のスープはレベル20番、右のスープは500番。こうして並べてみると、辛さの度合いに応じてスープがより真っ赤なのが分かりますね。

20番のスープは、ピリピリとした辛さでしっかりと出汁(だし)のうま味を感じることができます。辛さは控えめですが、しっかりとスパイスの香りを楽しむことができますよ。

辛いもの好きにはたまらない500番のスープは、まさに脳天に響くような辛さ!後から後から辛さが追いかけてきて、どんどん口の中で増していきます。ですが、辛みの中にはしっかりとうま味を感じられ、思わずもう一口とスプーンを動かす手が止まらなくなるのがポイント。夢中になってしまうのもうなずけます。

ちなみに、初めて訪れた時には20番を注文しても、通ううちにレベルが上がり、1,000番台を食べられるようになる人もいるのだそう。訪れるたびにレベルを上げて、自分の限界にチャレンジしてみては?

・充実のサイドメニュー

『ラッシー』各種400円

思わず叫んでしまうようなスパイシーなスープカレーのお供には、ぜひこちらを。まろやかでミルキーな味わいが口の中の刺激を中和してくれて、後味はさっぱりしながらも、フルーツソースの甘さで口の中のヒリヒリが収まります。ラッシーを一口飲んで、またカレーを食べて、またラッシーを飲んで…という無限ループで、大満足間違いなし♪

『揚げたてパン』左からクリームパン・カレーパン・あんパン 各200円

地元の給食にパンを卸している製パン所のパンを使用したこちらも、同店の隠れた名物。注文を受けてから揚げるので、揚げたてを楽しめます。あんパン、クリームパンは程よい甘さで、どこか懐かしい味です。カリッとしたパンの歯応えと、ほこほこと熱い中の餡(あん)やクリームが◎。

カレーパンは、スパイスカレーのルーを使用して、あえて具は何も入れていないのがポイントです。パンを割った瞬間、ブワッとスパイスが香ってきます。具が何も入っていないことで、濃厚なカレールーをたっぷり堪能できますよ。カレーパンだからといってあなどるなかれ、本格的な辛さです。

辛いもの好きな人のためにとことんスパイスと辛さを追求した魔性のスパイススープを楽しめる「S*pice(エスパイス)」。中毒性はピカイチで、一度食べたらその辛さに魅了されること請け合いです。普段は辛いものを我慢している、自分に合った辛さを見つけてみたい…なんて人も、思う存分汗をかきながら、スパイスの刺激を堪能しちゃいましょう♪

■詳細情報

■DATA

SOUP CURRY S*pice(スープカレー エスパイス)

所在地
香川県三豊市高瀬町下麻677−2
電話番号
0875-82-9877
営業時間
11:00~16:00(L.O.15:30)

【高松】「spice U up(スパイスユーアップ)」で創作スパイス料理とお酒を楽しんで♪

spice U up(スパイスユーアップ)

「spice U up(スパイスユーアップ)」は、2023年1月にオープンした創作スパイス料理店です。高松地方裁判所から徒歩約1分、最寄り駅のことでん片原町駅や高松築港駅からは徒歩約7分。高松三越寄りの兵庫町商店街から一本入った路地でひときわ目立つイエローの外観が目印です。

外装と同じく鮮やかなイエローがアクセントカラーに使われている店内は、“居酒屋”とはまた異なる洗練された空間。オープンキッチンスタイルのカウンター席がメインなので、男女問わず1人で訪れる人も多いそう。

2〜4人で利用しやすいテーブル席も完備。当日のランチメニューや、一品料理の“Uraメニュー”は、壁面の黒板に書いてあるので要チェック!鮮魚や旬の素材を使用した料理は裏メニューというスタイルで提供されています。生もの系以外はほぼテイクアウトできる点も便利。14:00まではランチメニューのみオーダー可能ですが、14:00以降は全メニュー楽しめます。

屋号に使われている“spice up”には、スパイスを加えるという意味のほか、〜に刺激を与える、〜にひと味添える、〜を活気づけるなどの意味があります。料理やお店、そしてお客さんの日常に刺激を与えたいという思いから、この店名になりました。間の“U”は、お客さんの“you”と、スタッフ2人の名前をかけてあるそう。なんだか元気がもらえるかわいい響きがすてきですね。

スパイスが決め手のランチメニュー

『日替わりランチ』1,200円

ランチタイムは日替わりのメニューが味わえます。スパイシーと聞くと辛いイメージがあるかもしれませんが、同店では辛いものが苦手な人や子どもも食べられるような味付けを心がけているのが特徴。スパイスの香りや味の変化を楽しんで。
メインの料理は平日2種類、土日は3種類(1,500円)がスタンバイ。追加料金なしで合いがけや大盛りもOK。雑穀入りの県産米ご飯に副菜5品も付いて盛りだくさんなプレートです。

『ほうれん草ポークカレー』

取材日のランチは、『ほうれん草ポークカレー』と『スパイシーチキン南蛮』でした。『ほうれん草ポークカレー』は、やわらかい厚切り豚肉がたっぷり。ほんのり辛さがありつつもスパイスの奥行きが感じられ、調和の取れた味わいです。『担々カレー』や『ベビーホタテのとろ玉カレー』『豚肉とピーマンのビンダルー』『アサリとキャベツのカレー』などが今までに登場しています。

『スパイシーチキン南蛮』

オリジナルのタルタルソースがたっぷりかけられた『スパイシーチキン南蛮』は、“チキン南蛮の日”である7月8日限定のメニューでした。鶏肉のうま味が感じられ、トッピングのナッツがいいアクセント。季節や行事のタイミングなどによって日替わりメニューを考えているそう。

『カルー』500円〜 ※内容により値段変動あり

開店時間の11:30からアルコールをいただけるので、カレーのルーだけの『カルー』をアテとして注文するのもありです。こちらの内容もその日次第。14:00以降は種類を選べる場合もあるので聞いてみて。

スイーツやドリンクも見逃せない

『カルダモンのアイス』550円

スイーツにもスパイスが使われているのがユニークなポイント。自家製の『カルダモンのアイス』は、カルダモンを牛乳に煮出して香りを移し、種の食感も楽しめます。爽やかで優しい風味が食後にぴったり。ランチを注文した人は、チーズケーキなど約3種類のスイーツやドリンクもオーダーできます。ランチタイムが終わる14:00以降はワンドリンク制でカフェ利用もOK。

『ナチュラルワイン グラス』900円〜

グラスワインはその日のラインアップ数種類から選べます。スパイシーかつ優しい味わいの料理をアテに、厳選したナチュラルワインをどうぞ。

『本日のスパイスサワー』700円

スパイスを漬け込んだアルコールを炭酸で割った『本日のスパイスサワー』も注目のメニュー。スダチと実山椒(みざんしょう)を漬け込んだものやラムレーズンなど、数種類から選べます。

『ハンドドリップコーヒー』ホット450円/アイス550円

コーヒーでまったりカフェタイムもおすすめ。愛媛県のコーヒー焙煎所『Coffee Reberb(コーヒー リバーブ)』から仕入れる豆をオーダーごとに挽(ひ)いて、ハンドドリップで丁寧に淹(い)れます。深煎(い)りを中心とした3種類の豆から選べて、お茶菓子付き。平日ランチをオーダーした人は100円引きになるサービスも。

「spice U up(スパイスユーアップ)」はランチタイムからディナーまで通し営業なので、昼ご飯や昼飲み、ランチタイムを逃してしまった人、居酒屋感覚でも楽しめる創作スパイス料理店です。メニューはシーズンごとに変わるので、訪れるたびに新しい発見がありますよ!スパイシーなアテでお酒も楽しんで♪

■詳細情報

■DATA

spice U up(スパイスユーアップ)

所在地
香川県高松市寿町2-4-12
電話番号
087-813-4643
営業時間
11:30〜20:00最終入店
※ランチタイムは席の予約ができません
※ランチの取り置きは可能

【丸亀】クレープ専門店「CRISPY CREPE」80種のクレープやランチメニューも♪

・「CRISPY CREPE(クリスピークレープ)」

「CRISPY CREPE(クリスピークレープ)」は、丸亀市にある話題のクレープ店。坂出丸亀バイパスの高架沿いにある、ブルーとレンガの壁が目を引くおしゃれな外観が目印です。

評判を聞きつけ、地元の人はもちろん、休日は県外からも客足が絶えない人気店。正面の扉から入るとテイクアウト専門のレジ受付、横の「サンジョウビル」の入り口から入るとおしゃれなカフェへと続きます。

「クリスピークレープ」は、「家のような立ち寄りやすくて気兼ねなく過ごせる場所を地元につくりたい」と、丸亀出身の姉妹が二人三脚で営むアットホームなお店。店名はある時、「サクサクとしたクリスピー生地のクレープがおいしいよね」と話すお母さんが命名したそう。内装から看板作り、レシピの研究まで、ゼロから築き上げた同店には、随所に家族の温かさが感じられます。

テイストが異なるテーブルが並べられたカフェ空間は、どこを切り取ってもおしゃれ。ペンダントライトが優しい光をともし、何時間でも過ごしたくなる心地よさと自然と集まりたくなるアットホームさがあります。

天井や床の板張りや電気の配線はお父さん、窓枠を飾る流木はお母さん、生花を乾燥させたドライフラワースワッグは姉妹が担当。家族全員で力を合わせてつくり上げたカフェ空間には、唯一無二の魅力が広がります。

・香川県産小麦「さぬきの夢」で作る80種類以上のクレープ

クレープの命ともいえる生地には、讃岐うどん用に開発された香川県産小麦「さぬきの夢」を使用するのがこだわり。国内外問わずいろんな小麦粉を取り寄せ、ブレンドもいろいろ試したところ、この小麦粉を100%で使うのがベストという答えにたどり着いたそう。讃岐うどん用の粉の特製を生かした「もっちり」のほか、「ノーマル」「クリスピー」「ハードクリスピー」の4つの固さと5種類のフレーバーから選べます。

生地のフレーバーは「ノーマル」のほか、そば粉100%の「ガレット」や「抹茶」「チョコレート」「キャラメリゼ」(ノーマル以外はプラス100円が別途必要)を用意しています。

『ミックスベリーカスタードブリュレ』700円

クレープのラインアップは、なんとレギュラーメニューだけでも80種類以上とバリエーション豊富!目移りするほどの具材のラインアップと選べる生地に加えて、トッピングやソースも自在にカスタマイズすることが可能。何度でもまた訪れたくなります。

イチオシは、自家製のカスタードをのせ、ブリュレしたカリカリの砂糖でクレープにふたをした「クレームドブリュレシリーズ」。中でも『ミックスベリーカスタードブリュレ』が女性客に人気で、クレープ生地の中には甘酸っぱいベリーとベリーソース、クッキー、カスタードがたっぷり入っています。

『はちみつしまなみレモンクリーム』490円

愛媛県の「石鎚(いしづち)養蜂」の無農薬国産ハチミツを、トッピングにもレモン漬けにも使ったハチミツ尽くしのクレープも人気!花の香りがふわっと香るハチミツを、甘さ控えめの純生クリームが引き立てる絶妙なバランスがやみつきになります。

クレープの中にもレモンがごろごろと入っているので、上から下までレモンとハチミツのハーモニーが楽しめるのがうれしいポイント!レモンも愛媛県産の「しまなみレモン」を使い、とことん四国の素材にこだわっています。空気をたっぷり含んだエアリーな生クリームから、時折出てくるクッキーのサクサクとした食感がアクセント。最後の一口まで五感を使って楽しんで♪

・ランチには特製ガレットや薬膳カレーを♪

『タコスガレット(スープ付き)』1,000円

ランチは「基本のガレット」「タコス」「キーマカレー」「スモークサーモン」「ソーセージとラタトゥイユ」から具材が選べる『ガレット』と、『週替わりランチ』がスタンバイ。全メニュー、地場野菜を使った日替わりスープ付きなのがうれしいですね。プラス200円~のお得なドリンクセットも用意されています。

生地は、徳島県祖谷(いや)地域の郷土料理「祖谷そば」に使用するそば粉を100%使った十割そばならぬ“十割ガレット”。テーブルに運ばれてくるやいなや周囲を満たす香ばしい香りに、思わず夢中になる一品です。

人気No.1の「タコス」も具材から一つひとつ手作り。クミンで香り付けしたミンチ肉を、レタスや自家製サルサソースと一緒に生地の上にのせ、粉チーズを振りかければ完成です。香辛料が利いた異国的な味わいをほんのり感じる同店のタコスは、日本人の舌にもぴったりです。

『週替わりランチ(スープ付き)』1,000円

『週替わりランチ』は、薬膳師であるお姉さんが一週間ごとに考案する「薬膳カレー」がたびたび登場します。また、毎朝気温や湿度などの微妙な環境の違いから、レシピを微調整しているのもこだわりポイント。カレールーを使わずスパイスから作るカレーは、カレー専門店も顔負けの本格さです。

取材日は「牛すじ肉のスパイスカレーライス」が登場!トマトベースのカレーに豆乳やスパイスを加えたカレーは、ほんのりオレンジに色付き、見た目はバターチキンカレーのよう。その甘そうな見た目にだまされてパクッと一口食べれば、フルーティーな甘さのすぐ後にピリリと刺激的な辛さが後を追います。

牛すじやジャガイモ、ナスなど、具だくさんで野菜もたっぷりなのがうれしいポイント♪食べ応えがあり、彩りも満足度も栄養も満点です。

・季節限定カフェドリンクにも注目!

『マロンラテ』700円 ※提供は10月~2月ごろ

季節限定のカフェドリンクも要チェック♪抽出したてのエスプレッソに温かいミルクを合わせたラテに、ふわふわの生クリームとキャラメルソース、カットした栗をトッピングした『マロンラテ』が秋冬の定番です。ラテの中にもマロンシロップが使われていて、栗とラテのこっくりと甘いハーモニーにうっとり。冷えた心身がゆるりとほぐれる一杯です。

使う材料や製法、お店づくりと、いろんな部分から“地元愛”と“お客さんへの思いやり”が感じられるアットホームな「クリスピークレープ」。クレープを普段あまり食べない人も、生地やトッピングを自在にカスタマイズできる同店なら、きっと好みの味が見つかるはずです。

さくっとテイクアウトするもよし、ゆっくりカフェで味わうもよし、日常の休息を取りにふらりと立ち寄るもよし。思い思いのひとときを、ここで過ごしてみては?

■詳細情報

■DATA

CRISPY CREPE(クリスピークレープ)

所在地
香川県丸亀市原田町2278-1
営業時間
テイクアウト/10:00~17:00 ※売り切れ次第終了
カフェブース/10:00~16:00
ランチ平日/11:00~16:00(L.O.15:30)
ランチ土曜・祝日/11:00~L.O.13:30

【三豊】ほっこりするごはん屋「むく食堂」栄養満点の週替わりランチや自家製スイーツが自慢♪

・家庭的なぬくもりに癒やされる「むく食堂」

三豊市豊中町にある、衣・食・住がテーマの複合施設「暮らしの森」。敷地内には、工務店やカフェ、料理教室など、それぞれ独立した4店舗が並んでいます。場所は、JR予讃線本山駅から徒歩10分ほどと好アクセス。近所に住む人はもちろん、遠方から訪れる人も珍しくありません。

この敷地内に店を構える「むく食堂」は、調理の学校に通っていた吉田さんと製菓学校に通っていた林さんのご縁がつながりオープン。10年ほど前に移動式食堂がスタートし、念願かなって2019年にお店を開きました。吉田さんの父が営む農園の野菜を中心に、地元の食材を使った料理や、林さんが考案する自家製のスイーツが自慢です。

敷地内の工務店「金丸工務店の家づくり」が施工や内装を手がけたという同店。お店の中に入ると、木のぬくもりあふれるアットホームな空間が広がっています。高い天井は開放感のある空間を演出。ナチュラルな雰囲気が訪れる人をリラックスモードにさせてくれます。入り口付近には、地元・三豊市出身のデザイナー・磯野藍さんのブランド「Yokke Pokke(ヨッケポッケ)」の絵画がかけられています。

・手間暇かけた栄養満点の週替わりのランチ

『ほぼ週替わりごはん』1,500円

地元の人はもちろん、遠方からもリピーターが訪れるという話題のメニューは、ほぼ週替わりのランチ。約1週間ごとにメイン料理や小鉢のラインアップが替わります。ご飯もののメニューは、吉田さん含むごはん係のスタッフがメニューを考案。一つひとつの品目は、訪れる人の体や栄養面に配慮してすべて手作り。インスタントや添加物などを極力使わず、地元産の季節の食材や、自家農園の野菜などを取り入れています。

取材日の『ほぼ週替わりごはん』のメインは、『鶏もも肉の唐揚げ油淋鶏ソース』。パリッとジューシーな揚げたての唐揚げに、甘辛いソースが相性抜群。ソースは甘さと辛さの割合を考えながら、ショウガと長ネギをたっぷり入れて一から手作りしたそう。

小鉢には、自家農園の野菜をハニーマスタードで味付けした野菜の揚げ浸し、きんぴらレンコンをマヨネーズで和えたサラダ、卵料理がずらり。サラダのドレッシングは、すりおろしのタマネギやニンジンを使って、和風仕立てになっています。料理一つひとつに対する細やかな手間に、身も心もほっこり♪

『ほぼ週替わりカレー(秋野菜のカレー)』1,300円

移動式食堂の頃から人気のスパイスカレー。エスニックなクミンライスに、コリアンダーやターメリックなど、6種類の香辛料を混ぜたルーをたっぷりかけています。香り豊かなスパイスカレーですが、幅広い世代に楽しんでもらえるよう、パウダースパイスを使っているそう。食べ進めながら味を調節できるよう、タルタルソースも添えられています。スパイス通の人にはぜひ味わってほしい一品です。

ランチはテイクアウトもOK。ドリンクやスイーツをセットで注文するとお得になるので、食後の口直しに頼んでみて。

※テイクアウトの受け付けは9:00〜、お渡しは11:00〜16:00。

・ドリンク付き!5食限定の贅沢モーニング

『モッツァレラ焼き』お好きなドリンク+600円
※提供時間は9:00〜11:00

平日のみ用意されるモーニングは、『モッツァレラ焼き』『ホットサンド』(お好きなドリンク+600円)『スコーン』(お好きなドリンク+550円)の3種類がスタンバイ。すべてにサラダとヨーグルトが付いています。各メニュー5食限定なので、予約するのがおすすめ。

『モッツァレラ焼き』は、看板スイーツの『むくレーヌ』(1個350円)にモッツァレラチーズをたっぷりのせたパンケーキのようなメニューです。ケシの実とハチミツを使ったマドレーヌのような味わいの『むくレーヌ』が、とろっとモチモチ食感のチーズをかけて、甘じょっぱい仕上がりに。甘党の人はハチミツ、塩気を足したい人はブラックペッパーをお好みでかけて召し上がれ。

このほか、チーズとスクランブルエッグ、ベーコンが入った『ホットサンド』や、2種類のフレーバーから選べる『スコーン』も好評です。5食限定のモーニングにありつけた人は、お気に入りを選んで優雅なモーニングタイムを過ごして。

『むくレーヌ』は、テイクアウトやギフト用の販売もしています。家族や友人への手土産にいかが?

・自家製ドリンク&スイーツも魅力

左から『自家製レモネード』(HOT・ICE・ソーダ)550円、『本日のロールケーキ』460円

製菓学校に通っていたという林さん含むおやつ係が手がけるドリンク&スイーツにも注目。ドリンクを注文すると、ケーキプレートが100円オフになるので食後やカフェタイムに味わってみて。

『自家製レモネード』は、無農薬で育てられた瀬戸内産のレモンを使用しています。できあがりを透明感のある黄金色にするため、きび砂糖を使っているのがポイント。グラニュー糖やハチミツを使わずに濃厚な甘さに仕上がっているのが驚き!甘酸っぱいレモンの果肉ごと楽しめるように、8割以上はレモン尽くしです。こだわりの一杯で、瀬戸内の自然の恵みを感じてみては?

『本日のロールケーキ』は、季節に合わせたロールケーキが日替わりで登場します。取材日は、バナナ、オレンジ、キウイ、グレープフルーツを使ったフルーツロールケーキ。生地をしっとりふわふわにするため、小麦粉よりも卵黄を多めに使って高温で焼き上げています。付け合わせのヨーグルトで味変も楽しめますよ♪

『いちごのパフェ』1,100円 ※期間限定

期間限定で、季節ごとに提供される『季節のパフェ』も人気。12月からは『いちごパフェ』が登場します。契約しているイチゴ農家のイチゴをふんだんに使い、乙女心をくすぐるような見た目に仕上げています。トップのチョコブラウニーも一緒に頬ばって味わって。

健康と栄養に配慮した料理やスイーツが楽しめる「むく食堂」。地産地消にこだわり、手間暇をかけたメニューは、まさに“癒やしのごちそう”です。家庭的な味わいにファンになる人も多い同店に、足を踏み入れてみては?

■詳細情報

■DATA

むく食堂

所在地
香川県三豊市豊中町本山甲853-6 暮らしの森敷地内
電話番号
070-1226-1151
営業時間
モーニング/9:00〜11:00
ランチ/11:00〜14:30
カフェ/9:00〜 16:30(L.O.16:00)

【高松】発酵カフェ「Cafe SHION」で自家製発酵食品と季節野菜を使った腸活ランチを♪

・「Cafe SHION(シオン)」

JR高松駅から南へ徒歩10分。高松兵庫町商店街のそばの県庁前通りに、発酵カフェ「Cafe SHION(シオン)」があります。割烹店のようなちょっぴり高級感あふれる和の雰囲気が漂う店構えが特徴。昼どきには近くで働くビジネスマンが多く訪れます。

もともと体の不調が続いていたという店主。麹(こうじ)を食事に取り入れるようになってから不調が減り、“発酵食”に目覚めたそう。「いろんな人に麹調味料を使った料理のおいしさと健康効果の高さを知ってほしい」との思いでカフェを開きました。

店内は白と木を基調としたシンプルな空間に、観葉植物を配したクリーンなインテリアが魅力。無駄なものを飾らない洗練された空間は男女問わず居心地がよく、一人でふらっと立ち寄る男性客も少なくありません。

奥にはロイヤルブルーのタイルとハイチェアが目を引くおしゃれなカウンター席があります。目の前で料理を作っているライブ感を楽しんだり、店主と発酵の話で盛り上がったり、一人で静かに食事に集中したりと、過ごし方はさまざま。カウンター席の後ろには広々とした個室もあり、一人でもグループでも、シーンや相手を問わず利用しやすいのがうれしいですね。

・栄養士が監修!発酵調味料×旬野菜の『週替わりランチ』

『今週の発酵ランチ』1,100円

ランチは週替わりランチと、発酵カレーランチが2種類がラインアップ。塩麹やしょうゆ麹、発酵タマネギ、トマト麹など、自家製の麹調味料と季節の野菜をふんだんに使った、体と腸に優しい健康的な食事を提供しています。週替わりメニューの内容は公式Instagramからチェックして。➡︎公式Instagramはこちら

取材日のプレートの内容は、「ローストポーク」「秋野菜と自家製サワークリームのオープンオムレツ」「枝豆の塩麹ソテー」「塩麹のキャロットラペ」の4種類の発酵料理が登場。なるべく麹調味料や発酵食品を使い、ヘルシーに仕上げているのがこだわりです。オムレツに使うサワークリームも自家製というから驚き。また、「ローストポーク」の下味にはトマト麹を使うといった目に見えない部分にまで麹を取り入れるなど、細部にまで抜かりがありません。

サラダのドレッシングも手作りかつ週替わり。取材日は、塩麹とタマネギを合わせたちょっぴりフルーティーなドレッシングがかかっていました。ドレッシングは気に入れば購入することもできるので、まずはその味をランチでお試しあれ♪

『発酵弁当』1,000円

『今週の発酵ランチ』をどこでも味わえるようにと丸いお弁当箱に詰めた『発酵弁当』も、ビジネスマンに大好評。1個から注文可能で、1~2周間前に予約すれば5個以上の大量注文にも対応してもらえます。

普段の食生活で不足しがちな食物繊維やビタミン、ミネラルといった栄養素をおいしく手軽に摂取できるのがポイント!残暑が厳しい9月は「切干大根のマリネ」や「サバのトマト煮」といった酸味の利いたさっぱりした味付けのおかず、冬はグラタンなどの体を温めてくれるホットミールがメインに。季節の移ろいと栄養を一緒に手に入れることができるのは栄養士監修ならではです。

・1/2日分の量の野菜が摂れるスパイスカレーも

『発酵ドライカレー』1,100円

塩麹と発酵タマネギという2種類の発酵調味料と12種類のスパイスを合わせた『発酵ドライカレー』にも注目を!発酵タマネギを作るだけでも丸1日~3日ほどかかるという手間暇かかった一品で、ここでしか味わえない体に優しいカレーです。

合い挽(び)きミンチやトマト、ニンジン、ナス、ひよこ豆と具だくさん!スパイスを利かせている分、素材自体に甘みが強い野菜をたっぷり使い、くたくたになるまで煮込むのがおいしさの秘密です。隠し味のレモンがカレーのまとめ役で、程よい酸味もスパイスの風味をぐっと引き立てています。辛さと酸味がやみつきになる『発酵ドライカレー』で、おいしく1/2日分の野菜を摂取して♪

・食後は体が喜ぶカフェタイムを♪

『自家製甘酒』650円

食後やカフェタイムには、体を潤わせ栄養をチャージする自家製ドリンクでほっこり一息つきませんか?

数あるドリンクの中でも、米麹から作った『自家製甘酒』が店主のイチオシ。お米の優しい甘みが口にすっと広がるまろやかな一杯で、普段甘酒を飲み慣れていないお客さんからも「飲みやすい!」と好評なのだそう。ちょっぴり舌に残るつぶつぶ感が楽しめるのも、米麹ならでは。酒粕の独特の風味が苦手という人にもおすすめです。

『自家製紫蘇ジュース』650円

鮮やかな赤紫色が美しい『自家製紫蘇ジュース』は、疲れた体にぴったり!赤シソだけでなく青シソも使うのが“シオン流”で、爽快なシソのハーモニーがたまりません。甘さ控えめなのも飲みやすいポイント。シュワッと弾ける炭酸の泡と一緒にさっぱりといただいて。

「おいしくて、健康的。心も体も喜ぶようなお料理を」とお客さんの体を一番に気遣い、健康的な発酵食を日々届けている「Cafe SHION」。同店のランチで発酵調味料のおいしさと魅力を知り、“腸活”の一歩を踏み出してみては?

■詳細情報

■DATA

Cafe SHION(シオン)

所在地
香川県高松市古新町5-8
電話番号
070-8483-7612
営業時間
月曜日/12:00~16:30(ランチL.O.14:00、カフェL.O.16:00)
火~金曜日/11:00~16:30
※臨時休業をする場合があるので、来店前に公式Instagramで確認を。

【高松】「カフェテリア ボストン」で楽しむ純喫茶感とこだわり絶品メニュー

「Cafe terior Boston(カフェテリア ボストン)」

高松市中心街から車で約25分、ことでん空港通り駅から徒歩で約13分の場所にある「Cafe terior Boston(カフェテリア ボストン)」。美術館通りにあった以前の店舗から2021年8月に移転。駐車場が完備されて、車でのアクセスもしやすくなりました!

1階の入口から階段を上り奥へ進むと、純喫茶風のお店が現れます。それぞれ異なる雰囲気のテーブル席で、落ち着いたカフェタイムを楽しんで。

「コーヒーがメインのお店なので、フードにはさほど重きを置いていない」と店主は語りますが、どれもこだわりが色濃く反映されていて、クオリティの高いものばかり!なるべく生産者の顔が分かる素材と、その理念を味にフィードバックできるよう心がけているそう。

こだわりのコーヒー&紅茶でカフェタイム

ドリンクメニューにはスムージー、クリームソーダ、カクテルなどのアルコール類を多数ラインアップ。コーヒーは高松市「コルシカ珈琲」の浅煎りと中煎りのスペシャルティコーヒー豆を使用。産地ごとに異なる特徴を生かしつつ焙煎された、香り高い一杯が味わえます。

『ホットコーヒー』500円

「コルシカ珈琲」の産地別豆にはそれぞれタイトルが付けられ、ストーリー性のあるフレーバーを楽しめるのがポイント。約5種類の中から気になるものを選べます。飲み進めると温度が下がり、より味が落ち着いてくるので、友人とおしゃべりしながらのんびりいただくのもオススメ。その日の気分や好みを伝えれば、店主がセレクトしてくれますよ。

『ストレートティー アイス』550円

店主は大の紅茶好き。ストレートティー、フレーバーティーなどは定期的に種類が変更されるそう。取材時の紅茶は、本場スリランカにあるアダワッテ茶園のセイロンティー。しっかり風味が伝わる濃さでありながらも、スッと口の中をリフレッシュしてくれる爽やかさが特徴です。

また、『高級ラインのフレーバーティー』(ホット600円・アイス700円)をオーダーすると、全茶葉の香りをかいで、それぞれの説明もしていただけるという、まるで高級ホテルのようなサービスも。

・センスの良いフードメニュー

『バターチキンカレー』1,000円

店主は激辛カレー好きだそうですが、お店で提供するカレーは万人受けするよう、かなりマイルドに。バターのコク感やテクスチャなどがちょうど良く、インドカリー専門店さながらの味わいです。

子どもも食べやすい味に調整されていますが、スパイスの調合から行われているのでしっかり本格的。カレーメニューは1種類のみで、店主の気まぐれでココナッツカレーなど都度変わります。

『バター香るデミオムライス』1,000円

さぬき市「かなたまキッチン」のこだわり卵を3つも使用し、ふるふるボリューミーに仕上げられた本格オムライスは人気メニュー。

卵自体が濃く、深みのある味で、アレンジされたデミグラスソースとバターライスによく合います。添えられているサラダなどの野菜も、高品質な野菜を取り扱う八百屋「SANUKIS(サヌキス)」や産直市から仕入れていて、フレッシュなものが提供されています。

14:00まで食事メニューにはスープが付くのでお得!ラストオーダーまでフードメニューを提供しているので、ディナーとして利用するのも良さそうですね。

・珍しいホットサンド『モンテクリスト』

『甘いだけじゃない!モンテクリスト』850円

カナダ発祥のホットサンドで、元祖復讐劇の小説「モンテ・クリスト伯」が由来なのだそう。ストーリーを甘さと塩気で表現されているそうで、店主が学生時代に読んでいたことがきっかけでメニュー入りしました。

フレンチトースト部分の甘さと、サンドされたハムチーズのしょっぱさが良い塩梅(あんばい)。あくまでもホットサンドなので、パンはアパレイユ(卵液)にあまり浸し過ぎず、程よいしっとり感に仕上げられているのもポイント。どのドリンクにも合いますよ。

スイーツメニューも気になるものばかり。自家製のティラミスやコーヒーゼリーなどのほか、高松市の完全予約制菓子店「Rue de la Pomme (リュ・ドラ・ポム)」の焼き菓子もひっそりと提供されているので、スイーツ好きな人は必見!水曜以外は22:00まで営業されているので、夜カフェとしても重宝するお店です。

コーヒーや紅茶だけでなく、ガジェットなどにも造詣が深く、お話し好きな店主。会話も楽しみつつ、非日常なホスピタリティをご堪能あれ。

■詳細情報

■DATA

Cafe terior Boston(カフェテリア ボストン)

所在地
香川県高松市仏生山町甲1475-2
電話番号
087-899-7834
営業時間
11:00〜22:00(L.O.20:00)

水曜のみ
11:00〜16:00(L.O.15:30)