テイクアウト

【さぬき】ピザ専門店「PORTO PIZZA(ポルトピッツァ)」は本格薪窯焼き♪

・「PORTO PIZZA(ポルトピッツァ)」

さぬき市にある、津田の松原海水浴場は「日本の渚百選」にも選ばれた白砂青松の景勝地。その県内最大級のビーチから徒歩すぐの「PORTO PIZZA(ポルトピッツァ)」は、薪窯ピザやカフェメニューが楽しめるピッツェリアです。

店主は“さぬき市津田地区地域おこし協力隊”として、地域の交流拠点となるお店を目標にスタート。「一般社団法人 さぬき市津田地区まちづくり協議会」理事であり、同じくさぬき市にカフェを構える「ゆるりと。」のオーナーが、師匠として同店の立ち上げに携わっています。

地元住人たちと共に店主自らがDIYで改築した店舗は、元が漁業倉庫でした。そのレトロな風合いも残しつつ、店内は明るい陽が差し込む落ち着いた雰囲気で、木のぬくもりも感じられます。

「PORTO PIZZA(ポルトピッツァ)」という店名には、“PORTO(港)”のように多くの人の交流拠点、新たに挑戦を始める出発地点として、再びまちに火を灯したいという意味が込められています。かつては遠洋漁業で栄えていた津田地区らしいネーミングですね。

薪窯の香ばしさが魅力のピザ

同店のピザは本格的な石窯焼きスタイル。薪は地元の里山で伐採された良質な木々を利用しています。火をおこし始めてから温度が安定するまで約2時間かかるという手間はありますが、その分おいしさへとつながる要素である、うま味や水分を逃さず焼けるメリットが薪窯にはあるそう。

『野菜とサラミのピッツァ』1,380円

店主オススメの『野菜とサラミのピッツァ』は、新鮮な生マッシュルームやプチトマト、ピーマンとサラミがのったトマトソースベースのピザ。自家製トマトソースは野菜の甘みが感じられるフレッシュな味。生地は耳の表面がサクッと、内部はしっとりもっちりとしていて食べ応えがあります。

シンプルなピザを味わいたい人は、王道のマルゲリータである『バジルとチーズのピッツァ』(1,210円)をどうぞ。ピザを1枚まるまる食べ切る自信がない場合はシェアしても大丈夫ですよ。

『4種のチーズのピッツァ』1,710円

人気No.1の『4種のチーズのピッツァ』はゴルゴンゾーラ、カマンベール、モッツァレラ、グラナパダーノをたっぷり使用し、チーズのコクとうま味を存分に味わえる一品。チーズ好きにはたまりませんね。

開業時からずっとピザメニューは定番の3種類でしたが、現在は“本日のおすすめ”メニューも新たに登場。取材時は『キノコとベーコンの和ピッツァ』(1,630円)や『さつま芋とかぼちゃ時々栗のピッツァ』(1,550円)が出ていました。旬を感じられる食材やスイーツピザも要チェックです。

ピザは高温で2〜3分という短時間で焼き上がるので、比較的早く提供されるのもうれしいポイント。テイクアウトもできますが、ぜひ熱々のうちに食べてほしい一品です。

スイーツ&ドリンクでカフェ利用もOK!

『パンナコッタ』400円

11月から新たにスイーツメニューも追加され、よりカフェの利用もしやすくなりました。香ばしいピザをいただきたいところですが、スイーツやドリンクだけの注文もOK!

たっぷりサイズで満足度高めな『パンナコッタ』は、生クリームのしっかりとした濃厚感に、爽やかなベリーソースがぴったり。

『クリームブリュレ』350円

『クリームブリュレ』は、提供直前にバーナーでキャラメリゼ。アメ色の表面をカリッと割ってスプーンを入れる瞬間は、なんとも幸せ。やわらかなカスタードのコクとなめらかな舌触りがクセになります。

『ベリーピーチソーダ』420円

ドリンクメニューはコーヒーや紅茶、フルーツジュース、ソーダ系、ハートランドビール、グラスワインなど20種類以上がスタンバイ。『ベリーピーチソーダ』のように色味もステキなソーダ割りのモクテル(ノンアルコール)も約5種類ありますよ。ドリンクはテイクアウト可能なので、お店の目の前に広がるふるさと海岸へ行ってのんびり味わうのもオススメです。

新しいお店が続々とオープンしている津田地区は、今後も期待のエリアです。香ばしさともっちり食感が魅力のピザを食べに、同店へぜひ出かけてみては。

■詳細情報

■DATA

PORTO PIZZA(ポルトピッツァ)

所在地
香川県さぬき市津田町津田1325-325
電話番号
0879-49-3371
営業時間
11:00〜18:00

【善通寺】ドーナツ専門店「まんまるどーなつ」こだわり素材と昔懐かしい味わいにほっこり♪

・「まんまるドーナツ」

自然豊かで穏やかな地域色を持つ善通寺市。密集した住宅街と田畑の間に挟まれるように店を構える「まんまるドーナツ」は、同市では貴重なドーナツショップです。

「昔、母が作ってくれたドーナツが大好きで」と語る店主。その味を求めて自分でも作るようになり、いつしかこのドーナツを地元の人にも食べてほしいと思うようになったそう。念願かなって2023年1月に、自宅の敷地内にドーナツ専門店をオープンしました。

もともと食に対する意識が高かったということもあり、お客さんの口に入るものもすべて“自分が食べたいと思う素材”だけを使うことを心がけているそう。香川県産小麦「さぬきの夢」や農薬不使用の飼料を食べて育った鶏から生まれた「PHF卵」、愛媛県産の牛乳、さとうきび100%の「花見糖」など、材料はシンプルかつとことんピュアなものにこだわっています。

ドーナツを食べたときのファーストタッチから後味、そして冷めてもなお続くおいしさを決定づける大切な油は、「一番搾り純正なたね油」を使用。薬品を使わず圧をかけて菜種から油を搾るため、圧搾に1週間も費やすというこだわりの油です。酸化しにくいため時間がたってもくどくならず、カラッと軽やかな仕上がりが特徴。古いものを使わず、常に新鮮で良質な油で揚げているのもおいしさの秘訣です。

・素朴においしい『プレーン』と『きなこ』

『プレーン』各100円

定番人気の『プレーン』は、究極にシンプルにして、最も人気のある一品です。驚くべきは1個100円というリーズナブルな価格!それでいて、何個でも食べたくなる優しくもコクのある味わいと軽い食感が魅力です。

食べた瞬間ふわっと広がるほのかな甘みは国産小麦ならでは。花見糖の上品な甘さや「よつ葉」の北海道産バターのコクも一体となり、かむたびに風味が広がります。一般的に販売されているドーナツよりもヘルシーなので、朝食や小腹が空いたときにもおすすめです。

『きなこ』各150円

『プレーン』に国産黒大豆きな粉をたっぷりまぶした『きなこ』は、甘さ控えめでちょっぴり和を感じる一品。一般的なきな粉よりも黒大豆のほうが風味も香ばしさも一段高く、ドーナツの素朴な味わいを引き立てます。

きな粉には砂糖などは一切使わず、黒大豆きな粉100%で仕上げるのがポイント!舌に残るきな粉のつぶつぶとした食感や香りをダイレクトに楽しむことができます。

・アレンジドーナツはおやつにぴったり♪

『白のまんまる』150円

ベルギーの伝統的なチョコレートメーカー「ベルコラーデ」のホワイトチョコレートを贅沢に使った『白のまんまる』にも注目を!チョコのミルキーな甘さがドーナツによく合い、程よい甘さが身に染みて疲れを和らげてくれそう。

同社のホワイトチョコレートはホワイトチョコ独特のしつこさや主張も少なく、後味がスッキリとしているため、同店のドーナツとの相性が抜群。コーヒーや紅茶をお供に、甘いひとときを堪能して♪

『まんまるブリュレ』150円

半分にスライスしたドーナツの表面に花見糖をまぶし、カリカリになるまでブリュレした自慢の一品。バーナーを使わず、フライパンの上で焼いて焦げ目を付けるのが“まんまるドーナツ流”で、程よい苦みと香ばしさが口いっぱいに広がる風味豊かなドーナツです。

砂糖で全体がコーティングされているので、どこを食べてもコクと甘み、食感を楽しめるのがポイント!この香ばしさは、一口食べると虜(とりこ)になること間違いなしです。

・毎週日曜は「季節限定ドーナツ」を販売

『まんまるにあんバター』150円 ※11月の日曜限定

毎週日曜に販売する「季節限定のドーナツ」もお見逃しなく!取材日は甘さ控えめの自家製あんことよつ葉バターを、ドーナツの真ん中にたっぷり入れた『まんまるにあんバター』が登場。甘さ控えめのドーナツと、バターを隠し味に入れたコクのあるあんこはまさに黄金コンビです。

・こだわりのドリンクをドーナツのお供に♪

『有機コーヒー』300円

ドーナツだけにとどまらず、こだわりはドリンクにも尽きません。コーヒーは、地元で100年続く老舗コーヒー店「コーヒーテイスターハマヤ」から仕入れた有機のコーヒー豆を使用しています。酸味やコクのバランスがとれたまろやかな味わいで、飲みやすいブレンドに仕上がっています。

『やさしい紅茶』300円

紅茶派には、無農薬の茶葉で淹(い)れた『やさしい紅茶』がおすすめ。クリアな味わいとスッキリとした甘さが特徴で、ごくごくと飲みたくなる一杯です。普段、ガムシロップやミルクを使う人も、まずはストレートで味わってみて。

「丸いドーナツを通して人の輪を広げたい」という思いを店名に込め、日々お客さんとの対話や共有する時間を大切に営むアットホームな「まんまるどーなつ」。前日までに6個以上予約をすれば『プレーン』を1個もらえるお得なサービスもぜひ利用してみてはいかが?

■詳細情報

■DATA

まんまるどーなつ

所在地
香川県善通寺市中村町346-2
電話番号
090-7144-6725
営業時間
12:00~15:00(なくなり次第終了)
※不定休のため、公式Instagramで営業カレンダーを確認してから来店を
※予約商品は12:00~17:00に受け取りが可能

【高松】「choux小屋(シューゴヤ)」サクサクのクッキー生地とあふれんばかりのクリームに舌鼓♪

・「choux小屋(シューゴヤ)」

JR八栗駅から徒歩3分ほどのところにある「choux小屋(シューゴヤ)」。シュークリームをメインとしたフランス菓子を取り扱う、カフェスペースを備えたお店です。

かつては4畳半ほどの個室が連なる、建設省所有の独身寮だったこの建物。「新たな人の輪を生み出し、にぎわいの拠点になれば」との思いで地元不動産がリノベーションを手がけ、「TAKAMATSU JAM4.5」プロジェクトを発足。「choux小屋」のほかに、アクセサリーや洋服店などが入る、複合施設に生まれ変わりました。

店内は壁を取り払い、大規模にリノベーション。打ちっ放しコンクリートの無機質な雰囲気を生かしながら十分な席数を確保し、緑が生い茂るスタイリッシュな空間が広がっています。

店の目の前をことでん志度線が通り、窓際の席からはレトロな車体が走る様子を眺めることができますよ。

テラス席は、高松市のシンボル「屋島(やしま)」を望む特等席。屋島の麓には、古建築をテーマにした広大な野外博物館「四国村ミウゼアム」があり、車で7分ほどでアクセスできるので、観光のついでにも立ち寄りやすいスポットです。

・目にも美しい個性あふれるシュークリーム

自慢のシュークリームは常時6種類ほどがスタンバイ。定番の『シュー・サブレ』『シュー・ショコラ』『シュー・キャラメル』『シュー・お濃茶サブレ』のほか、季節限定商品も登場します。

店内で毎朝手作りするシュークリームは、芳醇なフランス産小麦香るサックサクのクッキー生地が特徴。1時間ほどかけて美しくまんまるに焼き上げられた生地は、中はふかふかで、あふれんばかりのクリームを包み込んでいます。

『シュー・サブレ』(テイクアウト)291円/(イートイン)297円

初めて訪れる人は、まずは『シュー・サブレ』を試してみて。一口頬ばると、ザクっとした生地の後に、たっぷりのクリームが流れ込んできて、思わず顔がほころぶおいしさです。

カスタードクリームは北海道産の生クリームと香川県産の小麦を使い、コクがありながらもくどくない、あっさりとした味わいに仕上げています。

『シュー・キャラメル』(テイクアウト)324円/(イートイン)330円

カスタードクリームの上に、ほろ苦いキャラメルソースとキャラメルクリームを絞り、キャラメリゼしたナッツをオン。コーヒーと一緒に味わいたい、甘さ控えめの大人のシュークリームです。

ちょこんとのった帽子をスプーン代わりにクリームをすくって、ちょっぴり背徳感を味わって。

『シュー・フレーズ』(テイクアウト)561円/(イートイン)572円
※12月〜3月ごろ限定

冬から春にかけての人気メニュー『シュー・フレーズ』は、この時期マストで食べたい一品。土台にたっぷりのカスタードクリームを絞り、香川県産イチゴ「さぬきひめ」の大粒をのせたら、仕上げに生クリームをぐるっと絞って完成。美しい曲線を描く生クリームに、ひょっこりイチゴが顔を出したビジュアルがなんともかわいらしいですね。

夏は桃やマンゴーなど、旬のフルーツを使ったものが登場するのでお楽しみに。

シュークリームは、電話または公式InstagramのDMで予約も可能。当日の取り置きは電話のみ受け付けています。➡︎公式Instagramはこちら

・手土産にぴったりの焼き菓子もいかが?

『ディアマン』(4枚入り)226円、(10枚入り)658円

大阪のフランス菓子店で修行を積み、地元香川にUターンしてきたという店主。「フランス菓子の魅力を広めたい」と、シュークリーム以外にも、ディアマンやフィナンシェなど、定番のフランス菓子を手作りしています。

『ディアマン』はプレーン、ショコラ、チョコチップの3種類を用意。一枚でも食べ応えが感じられる分厚い生地は、口に入れるとほろほろとほどけていき、小麦の芳醇な甘みが堪能できます。ちょっとした手土産にも喜ばれそうですね。

人気の焼き菓子を詰め合わせたギフトセットもあるので、店頭でチェックしてみて。

『ウィンナーコーヒー(HOT/ICE)』(テイクアウト)442円/(イートイン)451円

ドリンクメニューも豊富にスタンバイ。オリジナルのブレンドコーヒーや日替わりコーヒー、6種のティーメニューのほか、『温州みかんジュース』や『青森りんごジュース』など、子ども連れも楽しめるラインアップがそろいます。イートインの場合は、ワンドリンク制。こだわりのフランス菓子とのペアリングを楽しんで。

そばを走り抜ける電車のガタンゴトンという心地よい音に、立ち込める焼き菓子の甘い香り。五感をそっとくすぐる「choux小屋」で、洗練されたフランス菓子を手に、おいしいひとときを紡いでみてはいかが?

■詳細情報

■DATA

choux小屋(シューゴヤ)

所在地
香川県高松市高松町2175-33
電話番号
080-4772-9810
営業時間
10:00〜17:00(完売次第閉店)
※イートインはL.O16:30

【高松】国産小麦を使ったパン屋「aripan」毎日食べたい気取らないおいしさが人気

・毎朝焼きたてをお届け「aripan(アリパン)」


高松市の中心部から車でおよそ15分、ことでん潟元駅からは徒歩約20分。屋島西町の閑静な住宅街にある団地をリノベーションした集合住宅「RENOWA-YASHIMA(リノワヤシマ)」。1階にはカフェやギャラリーなど、オシャレなお店が並び、複合商業施設として地域住民や多くの人でにぎわうスポットです。その中の一つ「aripan(アリパン)」は国産小麦を使ったナチュラルテイストなパンを目当てに、毎朝行列ができるベーカリーです。


大阪でのパン作りの修行を経て出身地である香川に戻り、今の物件に巡り合ったという店主。たった一人でパン作りを始めるのは毎朝2時。「自分がおいしいと思う素材を使って、より“おいしさ”を追求したパンを作りたい」と丹精込められたパンは、開店当初から今も変わらずお客さんの心を捉えて離しません。


こぢんまりとした店内には木製のショーケースやチェック模様のカウンター。床は六角形の木材が敷き詰められていて、まるで絵本に出てきそうな雰囲気。併設の工房から漂う香ばしい香りも、訪れる人をワクワクさせてくれます。 中学生の頃に見た「魔女の宅急便」がきっかけでパン作りに興味を持ったという店主。常連さんとの何気ない会話やドアを開けて見送る様子は、さながら映画の一場面のようです。


その日に並ぶパンは、開店の10時にすべて出そろいます。焼きたてを求めてその前から並ぶファンも多く、昼過ぎにはお目当てが売り切れてしまうことも。たくさんの中から選びたい人は早めに行くのがオススメです。
パンの種類は旬の食材を使った期間限定品なども合わせて30~40種類ほどが並びます。ショーケースには手書きでパンの名前が書かれていますが、パンの詳細や迷ったときは気軽に尋ねてみて。

並んでいるパンのほかに、野菜やフルーツがたっぷりと挟まれたサンドやスタッフお手製のスコーン、温めたパンにジューシーなソーセージを挟んだホットドッグもあり、そちらも見逃せません。

・小麦のうま味をかみしめる!ハード系のパン


『レモンバター』310円

バゲットなどのハード系の生地は国産小麦を3種類ブレンド。小麦の風味が失われにくい石臼引きの小麦粉を使い、生クリームやバターなどを入れていないシンプルな生地は、かむほどにうま味が広がるおいしさ。外はバリッと歯応えがあり、中はもっちりとした食感です。 先端にちょこんとツノが出たような特徴的な形は、スタッフとの会話の中から生まれたものだそう。

中にはハチミツとバターを混ぜ合わせたクリームと、シロップ漬けにしたレモンのコンポートが挟まれています。レモンとハチミツの甘酸っぱさと、ほろ苦いレモンの皮の風味が爽やかなハーモニーを奏でます。 ハード系には定番のチョコサンドやあんバターもあり、そちらも人気なので要チェック。

・リピーター率No.1は飽きのこない食パン生地


『あんぱん』200円

『あんぱん』に使われている生地は食パンと同じもので、小麦粉のほかに生クリーム、卵、バターを加え、口溶けが良くもちもちとした食感。食べやすく、飽きがこない味わいは幅広い層に愛され、リピーターも多いそう。
中のあんこは、徳島の製餡所から仕入れていて、なめらかな口当たりの中にも小豆の皮の食感が程よく残った粒あんで、甘すぎずあっさりとした風味。頭にごまが振りかけられた装いは、まさに王道のあんぱん。ただやわらかいだけではなく、もっちりと食べ応えがあります。持ち帰っても表面にシワができず美しいままですよ。


『くろやぎぱん』280円

食パン生地に、ココアとごま油を混ぜたペーストを練り込んだくろやぎぱんは、見た目のハードっぽい印象とは異なり、やわらかく適度に弾力のあるチョコパンです。

チョコチップがたっぷりと練り込まれていて、チョコ好きにはたまらない一品。ビターな味わいのロングセラー商品です。温めて食べるとチョコがトロっとして甘みが引き立ちますよ。


『きなこぱん』90円

食パン生地でできたパンに、バターをつけてからきなこと砂糖をまぶした『きなこぱん』。みんなが給食で楽しみにしていたきなこぱんをイメージしたそうで、もちもち食感のシンプルで懐かしい味は何個でも食べたくなります。小ぶりなのでおやつにも良さそうです。

・気になるパンは電話予約がベター

そのほかフォカッチャ、ブリオッシュなどさまざまな種類のパンが並んでいるので、目移りしそう。次の日に食べる場合はどれもリベイクするのがオススメです。
パンは前日までの電話で予約ができるので、Instagramなどで最新の情報をチェックして。ただし、SNSからの問い合わせはできないのでご注意を。

のんびりとした屋島の麓にある「aripan(アリパン)」。お店の前はウッドデッキになっているから、晴れた日は外で味わうのもいいかも。訪れる人や地域を明るくしてくれるような、優しさに包まれたパンをぜひ頬ばって。

■詳細情報

■DATA

aripan(アリパン)

所在地
香川県高松市屋島西町2453-20 RENOWA YASHIMA 103
電話番号
087-880-5151
営業時間
10:00〜17:00(売り切れ次第終了)

【三豊】ほっこりするごはん屋「むく食堂」栄養満点の週替わりランチや自家製スイーツが自慢♪

・家庭的なぬくもりに癒やされる「むく食堂」

三豊市豊中町にある、衣・食・住がテーマの複合施設「暮らしの森」。敷地内には、工務店やカフェ、料理教室など、それぞれ独立した4店舗が並んでいます。場所は、JR予讃線本山駅から徒歩10分ほどと好アクセス。近所に住む人はもちろん、遠方から訪れる人も珍しくありません。

この敷地内に店を構える「むく食堂」は、調理の学校に通っていた吉田さんと製菓学校に通っていた林さんのご縁がつながりオープン。10年ほど前に移動式食堂がスタートし、念願かなって2019年にお店を開きました。吉田さんの父が営む農園の野菜を中心に、地元の食材を使った料理や、林さんが考案する自家製のスイーツが自慢です。

敷地内の工務店「金丸工務店の家づくり」が施工や内装を手がけたという同店。お店の中に入ると、木のぬくもりあふれるアットホームな空間が広がっています。高い天井は開放感のある空間を演出。ナチュラルな雰囲気が訪れる人をリラックスモードにさせてくれます。入り口付近には、地元・三豊市出身のデザイナー・磯野藍さんのブランド「Yokke Pokke(ヨッケポッケ)」の絵画がかけられています。

・手間暇かけた栄養満点の週替わりのランチ

『ほぼ週替わりごはん』1,500円

地元の人はもちろん、遠方からもリピーターが訪れるという話題のメニューは、ほぼ週替わりのランチ。約1週間ごとにメイン料理や小鉢のラインアップが替わります。ご飯もののメニューは、吉田さん含むごはん係のスタッフがメニューを考案。一つひとつの品目は、訪れる人の体や栄養面に配慮してすべて手作り。インスタントや添加物などを極力使わず、地元産の季節の食材や、自家農園の野菜などを取り入れています。

取材日の『ほぼ週替わりごはん』のメインは、『鶏もも肉の唐揚げ油淋鶏ソース』。パリッとジューシーな揚げたての唐揚げに、甘辛いソースが相性抜群。ソースは甘さと辛さの割合を考えながら、ショウガと長ネギをたっぷり入れて一から手作りしたそう。

小鉢には、自家農園の野菜をハニーマスタードで味付けした野菜の揚げ浸し、きんぴらレンコンをマヨネーズで和えたサラダ、卵料理がずらり。サラダのドレッシングは、すりおろしのタマネギやニンジンを使って、和風仕立てになっています。料理一つひとつに対する細やかな手間に、身も心もほっこり♪

『ほぼ週替わりカレー(秋野菜のカレー)』1,300円

移動式食堂の頃から人気のスパイスカレー。エスニックなクミンライスに、コリアンダーやターメリックなど、6種類の香辛料を混ぜたルーをたっぷりかけています。香り豊かなスパイスカレーですが、幅広い世代に楽しんでもらえるよう、パウダースパイスを使っているそう。食べ進めながら味を調節できるよう、タルタルソースも添えられています。スパイス通の人にはぜひ味わってほしい一品です。

ランチはテイクアウトもOK。ドリンクやスイーツをセットで注文するとお得になるので、食後の口直しに頼んでみて。

※テイクアウトの受け付けは9:00〜、お渡しは11:00〜16:00。

・ドリンク付き!5食限定の贅沢モーニング

『モッツァレラ焼き』お好きなドリンク+600円
※提供時間は9:00〜11:00

平日のみ用意されるモーニングは、『モッツァレラ焼き』『ホットサンド』(お好きなドリンク+600円)『スコーン』(お好きなドリンク+550円)の3種類がスタンバイ。すべてにサラダとヨーグルトが付いています。各メニュー5食限定なので、予約するのがおすすめ。

『モッツァレラ焼き』は、看板スイーツの『むくレーヌ』(1個350円)にモッツァレラチーズをたっぷりのせたパンケーキのようなメニューです。ケシの実とハチミツを使ったマドレーヌのような味わいの『むくレーヌ』が、とろっとモチモチ食感のチーズをかけて、甘じょっぱい仕上がりに。甘党の人はハチミツ、塩気を足したい人はブラックペッパーをお好みでかけて召し上がれ。

このほか、チーズとスクランブルエッグ、ベーコンが入った『ホットサンド』や、2種類のフレーバーから選べる『スコーン』も好評です。5食限定のモーニングにありつけた人は、お気に入りを選んで優雅なモーニングタイムを過ごして。

『むくレーヌ』は、テイクアウトやギフト用の販売もしています。家族や友人への手土産にいかが?

・自家製ドリンク&スイーツも魅力

左から『自家製レモネード』(HOT・ICE・ソーダ)550円、『本日のロールケーキ』460円

製菓学校に通っていたという林さん含むおやつ係が手がけるドリンク&スイーツにも注目。ドリンクを注文すると、ケーキプレートが100円オフになるので食後やカフェタイムに味わってみて。

『自家製レモネード』は、無農薬で育てられた瀬戸内産のレモンを使用しています。できあがりを透明感のある黄金色にするため、きび砂糖を使っているのがポイント。グラニュー糖やハチミツを使わずに濃厚な甘さに仕上がっているのが驚き!甘酸っぱいレモンの果肉ごと楽しめるように、8割以上はレモン尽くしです。こだわりの一杯で、瀬戸内の自然の恵みを感じてみては?

『本日のロールケーキ』は、季節に合わせたロールケーキが日替わりで登場します。取材日は、バナナ、オレンジ、キウイ、グレープフルーツを使ったフルーツロールケーキ。生地をしっとりふわふわにするため、小麦粉よりも卵黄を多めに使って高温で焼き上げています。付け合わせのヨーグルトで味変も楽しめますよ♪

『いちごのパフェ』1,100円 ※期間限定

期間限定で、季節ごとに提供される『季節のパフェ』も人気。12月からは『いちごパフェ』が登場します。契約しているイチゴ農家のイチゴをふんだんに使い、乙女心をくすぐるような見た目に仕上げています。トップのチョコブラウニーも一緒に頬ばって味わって。

健康と栄養に配慮した料理やスイーツが楽しめる「むく食堂」。地産地消にこだわり、手間暇をかけたメニューは、まさに“癒やしのごちそう”です。家庭的な味わいにファンになる人も多い同店に、足を踏み入れてみては?

■詳細情報

■DATA

むく食堂

所在地
香川県三豊市豊中町本山甲853-6 暮らしの森敷地内
電話番号
070-1226-1151
営業時間
モーニング/9:00〜11:00
ランチ/11:00〜14:30
カフェ/9:00〜 16:30(L.O.16:00)

【高松】「讃岐おもちゃ美術館 shop・cafe」でスープ&ビュッフェランチ

「讃岐おもちゃ美術館 shop・cafe“SANUKI FOOD FACTORY”」

2022年4月にオープンした「讃岐おもちゃ美術館」は高松市の中心街、丸亀町商店街からすぐの大工町にあります。美術館に入館しなくても利用できるカフェとショップは香川の食文化やものづくりに触れられるとあって、県内外の人に人気。

エントランスをよく見ると、香川県の伝統工芸、組手障子(くでしょうじ)の技術を用いた“木組みのゲート”や、ステンドグラスのショーケースに飾られた張子(はりこ)人形、足元には讃岐装飾瓦のオリジナル瓦など、細部にわたって見どころ満載です。

カフェはセルフサービスで、利用する場合は先に注文するスタイル。テーブルの間隔が広く取られているので、ベビーカーのまま入店しやすい広々空間です。

伝統工芸品がディスプレイされている棚は座敷エリアで、小さな子どもと一緒に畳に座ってくつろげます。エントランス近くの多目的トイレ内にはベビーキープが、「讃岐おもちゃ美術館」赤ちゃん木育ひろば内には授乳室・おむつ替え室があり、子ども連れへの配慮が随所にキラリ。

座敷子ども用イスおむつ替え
個室離乳食持ち込み禁煙
ベビーカー入店キッズメニュー喫煙
子ども用食器授乳スペース

香川を中心とする四国の伝統工芸品や選りすぐりのご当地土産などを購入できるショップも併設されています。

奥にある「讃岐おもちゃ美術館」は、木のぬくもりを感じられるおもちゃや伝統工芸品と触れ合える施設です。小さな子どもはもちろん、大人も一緒に遊んで楽しみながら学べる要素が散りばめられています。ファミリーだけでなくカップルや学生同士がワイワイ楽しむ姿も見られるそう(別途入館料が必要)。

ビュッフェも選べるスープランチ

カフェは2023年9月に「SANUKI FOOD FACTORY(サヌキフードファクトリー)」としてリニューアル。讃岐食材のスープ数種類とおばんざいビュッフェが楽しめるランチをスタートしました。

ビュッフェカウンターにはデリが約6種類とフレッシュ野菜が並びます。デリは約半分ずつ日替わりなので、何が登場するかはお楽しみ。小学生未満は無料でビュッフェを利用できる点も、子連れファミリーに喜ばれています。ビュッフェは好きなスープにプラス990円(小学1・2年生は550円)で利用できますよ。

『いりこ出汁の具沢山ミネストローネ』Sサイズ540円、『パン』120円

ランチのメインメニューであるスープは『讃岐白味噌といりこの旬野菜味噌汁』(Sサイズ510円、レギュラーサイズ690円)、『いりこ出汁の具沢山ミネストローネ』(Sサイズ540円、レギュラーサイズ720円)、『ごろっと野菜の讃岐スパイススープカレー』(Sサイズ600円、レギュラーサイズ780円)の3種類から選べます。スープ単体はテイクアウトもOK。

『いりこ出汁の具沢山ミネストローネ』は、角切り野菜がたっぷり入っていて満足度が高め。上品な味わいでありながらもうま味がぎっしり詰まっています。セージの風味がアクセントで、クリームチーズを溶かしながら食べるとコクがアップ。甘みのあるしっとりフワフワなパンをプラスするのがオススメ!

『ごろっと野菜の讃岐スパイススープカレー 』Sサイズ600円、『デリ・サラダビュッフェ』990円

『ごろっと野菜の讃岐スパイススープカレー』は、いりこと昆布の出汁(だし)で和を感じるスープカレーに仕上げられています。野菜はもちろん、鶏肉もごろっと入っていてボリューミー。隠し味の讃岐の白味噌がほんのりマイルドにしつつも、大人向けの中辛スパイシーテイストです。『お子さまカレー』(600円)は辛くないので安心を。

ビュッフェカウンターに並ぶデリは都度変わりますが、一例を紹介すると、春雨サラダ、細切りピーマンとじゃがいもの炒め、切り干し大根とツナのマヨネーズあえ、人参ラペレモン風味、山芋和風ピクルス、3種のきのこバターソテー、白身魚の南蛮漬け、ミートボール(トマトクリーム)など。どれも上品で繊細な味でありながらも、出汁やうま味が感じられるハイセンスな仕上がりです。

カフェタイムにオススメのメニュー

『はちみつれもんクリームソーダ』700円、『濃厚チーズケーキ(れもんはちみつ)』550円

ランチだけでなくカフェ利用もしやすい同店には、瀬戸内ベーグルやパンケーキ、フォンダンショコラやアイスなど、スイーツ系メニューも多数あります。

『はちみつれもんクリームソーダ』は自家製のハチミツレモンを使用し、優しい甘みとレモンの爽やかな風味に癒やされます。アイスクリームなしも選べますよ。

『濃厚チーズケーキ(れもんはちみつ)』は、店舗を持たない高松市のベイクドチーズケーキ専門店「ガトーよしだ」の品。ねっとり濃厚なチーズケーキにレモンの酸味がしっかり。現在はオンライン販売となっている「ガトーよしだ」のこだわりチーズケーキを気軽にいただけるのはうれしいですね。

『瀬戸内ベーグル(いちじく&くるみ)』326円、『瀬戸内ベーグル(ココア&チョコチップ)』295円、『コーヒー』450円

ベーグルは観音寺市の「ツツミ製パン」から取り寄せていて、甘酒の自然な甘さが特徴です。テイクアウトOK。コーヒーは、まんのう町「SUNNYSIDE FIELDS(サニーサイドフィールズ)」の自家焙煎豆を使用し、しっかりとしたビターテイストを楽しめます。

20種類近くあるドリンクメニューの中には、フルーツを使用したスムージーや香川のクラフトビール『つばめビール』などもスタンバイ。

ショップには讃岐のいいものがいっぱい!

カフェとショップは、香川の伝統工芸や食文化など、地域の魅力を発信し続けている「IKUNAS(イクナス)」が運営しています。同社が発刊している雑誌「IKUNAS」で取り上げたものを購入できるというのも注目ポイント。0歳から100歳まで楽しめる玩具をはじめ、伝統工芸士から新進気鋭の若手作家まで、幅広いアイテムが多数取りそろえられています。改めて香川の良いものに触れることができる場所として、すてきな商品に出合えますよ。

カラフルなデザインが目を引くこちらは、香川の郷土玩具、高松張子の品々。香川県文化功労者である宮内フサさんの3代目、太田みき子さんの味のある作品(写真奥)や、クラフト作家itokaramuさんのかわいらしい作品(写真中央)など、買いそろえたくなる品ばかり。

『漆塗 筋入りカップ』5,500円

発色の良いこちらのカップは、なんと漆塗り。香川日本を代表する漆芸文化を持っています。ハレの日に使うような高級漆器だけでなく、気軽に使える普段使い用のカラフル漆器はギフトにもぴったり。

子どもに優しい木製のおもちゃコーナーものぞいてみて。転がっているだけでも絵になるような、オシャレ度の高いものばかりです。動物積み木は材質によって異なる触り心地や香りもこだわりのポイント。インテリアとして置いておくだけでもかわいいですね。

香川の良いものにたくさん触れることができる同店へ、ぜひ行ってみてください!

■詳細情報

■DATA

讃岐おもちゃ美術館 shop・cafe

所在地
香川県高松市大工町8-1
電話番号
087-887-6762
営業時間
shop/10:00〜17:30
cafe/9:30〜17:30(L.O. 17:00)

【三豊】「パン屋kiboshi(キボシ)」自家製酵母で低温発酵した個性的なパンが集結!

・「パン屋kiboshi(キボシ)」

高松自動車道三豊鳥坂ICから車で約6分、JR予讃線みの駅から車で約3分のところに店を構える「パン屋kiboshi」。京都から移住してきたご夫婦が営む、テイクアウトのベーカリーです。厳選素材を使って手作りする自家製酵母パンが人気で、平日休日問わず、早朝から多くの人でにぎわっています。

もともとはうどん屋だった同店。当時物件探しをしていた店主夫妻が古民家を見た瞬間に、オープン後のイメージやインスピレーションが湧き、ここに決めたといいます。それからはお店をスケルトンにして、一から夫婦でリノベーション。パンだけでなくお店まで手づくりとは驚きです。

古民家ならではの趣深い引き戸を開くと、ほんのりと小麦やバターの香りが漂います。同店のパンはすべて国産小麦を使っていて、うどん用の小麦粉を取り扱っている卸売店からわざわざ仕入れているそう。個性豊かなパンを生み出すため、素材や配合、製法にもこだわり抜いています。

おいしいパンの秘訣は、店主夫妻の二人三脚。まずは、妻・絵里さんが、食べたいパンのアイデアや求める食感をデザインに起こします。次に、京都のベーカリーで修行を積んだ夫・仁さんがパンとして形にします。「販売しているパンは、すべて私が“食べたい、おいしい”と思ったパンを形にしているもので、お客さんの笑顔を想像しながら作っています」と絵里さん。ご夫婦の温かさも人気の秘密かもしれません。

・かわいらしいキノコ型のパンが人気!

左から『kiboshiパン』(プレーン)350円、(クランベリー)400円、(くるみ)450円

看板商品の『kiboshiパン』は、キノコのような佇まいがかわいらしく、手のひらサイズほどの大きさが特徴。じっくり低温発酵した自家製酵母と国産小麦、バターを使っているため、かめばかむほど奥行きのある風味を楽しめます。

素材そのままのおいしさを求める人は『プレーン』を、甘酸っぱい冒険をしてみたい人は『クランベリー』を味わってみて。香ばしさと食感を楽しみたい人は『くるみ』がおすすめです。

どれも家に持ち帰って、スライスして焼くのがkiboshi流!サクサクでもっちりとした生地に、食パンのイメージが変わるかも。

『kiboshiパン』は、月替わりで平日3種類、土曜と祝日は6種類が用意されています。季節のフレーバーも見逃さないで。

小さいキノコのようなかわいらしい見た目の『kinokoパンシリーズ』は、生地の中にクリームチーズを練り込み、ふんわりもっちりした生地が特徴です。季節によって内容が変わるので、好きなフレーバーが出たら早めの購入を忘れずに♪

最新情報は公式Instagramをチェックして。
➡︎公式Instagramはこちら

左から『秋kinokoさつまいも』『冬kinokoメープルホワイト』各320円

愛媛県産の有機サツマイモを炊いて丁寧につぶした餡(あん)をたっぷりパン生地で包んだ『秋kinokoさつまいも』。スイートポテトのような優しい甘さは大人も子どもも虜(とりこ)になること間違いなし!じっくりオーブンで焼いて半分にちぎってみると、ふんわりもっちり食感が実感できますよ。

『冬kinokoメープルホワイト』は、メープルシロップとホワイトチョコレートをぎっしり詰め込んだ一品。一口頬ばるだけで、シロップとチョコレートがしっとりした生地にじんわり溶け込んでいきます。フォンダンショコラのような濃厚な風味を楽しんで。

・食感に驚き!3日間寝かせた『クロワッサン』

『パン屋kiboshiのクロワッサン』270円

「パリっとした生地で、ずっしり食感のクロワッサンを食べたい」という絵里さんの要望により誕生した『パン屋kiboshiのクロワッサン』。自家製酵母で低温発酵し、バターを入れた生地を一つずつ伸ばし手折りで作られています。また、より独自のクロワッサンを生み出すために、全粒粉を使ってザクザク食感もアクセントになるよう工夫。3日間寝かせながら手折りした『クロワッサン』だからこそ、バターの風味も桁違いです。

子どもが食べやすいサイズにした『ミニクロワッサン』(190円)もスタンバイ。朝食やおやつタイムに家族みんなで味わって、ほっこり団らんのひとときを。

・季節替わりのパンにも注目♪

『シュトーレン(18cm)』 3,300円

クリスマスの季節は『シュトーレン』を販売しています。プレゼントされた人が喜ぶようにと、きれいにラッピングされた状態で、午前中には品薄になるほど人気。レーズンなどのドライフルーツとナッツをぎっしり練り込み、バターと砂糖で包んでいます。ほんのりラム酒が香り、爽やかな味わいになるよう、甘さ控えめに仕上げています。

実は同店の原点はシュトーレンにあるのだそう。仁さんが焼いたシュトーレンを近所の人にプレゼントしたところ、評判を生んだのがきっかけでパン屋をオープンすることを決意したといいます。クリスマスは「パン屋kiboshi」の第一号メニューでもある『シュトーレン』を味わいながら、聖なる夜を迎えませんか?

手間暇を惜しまず、お客さんに笑顔を届け続ける「パン屋kiboshi」。素材にこだわり、オリジナリティーにあふれた個性豊かなパンは、夫妻の遊び心や温かい真心がたっぷり詰まっています。毎朝の食卓、おやつタイムのお供に、癒やしのパンを並べてみては?

■詳細情報

■DATA

パン屋kiboshi(キボシ)

所在地
香川県三豊市三野町大見甲5659-1
電話番号
0875-23-6551
営業時間
9:00~17:00(なくなり次第終了)
※予約、取り置き可
※営業日や出店情報は公式Instagramで確認を

【三豊】「トランキーロタコス」板前がプロデュースするタコス専門店!日本人好みのアレンジに注目

・「トランキーロタコス 父母ヶ浜店」

観光客でにぎわう三豊市の絶景スポット「父母ヶ浜(ちちぶがはま)」。ビーチから歩いてすぐのところに、2023年8月、「トランキーロタコス 父母ヶ浜店」がオープンしました。

同店は愛媛県四国中央市に1号店を構えるタコス専門店。この絶好のロケーションで店を開きたいという夢を抱えていたオーナー夫妻が約7年の時を経て、夢を実現しました。

芝の屋根に、石垣で囲まれた外観はリゾート感満載!まっさらな青空がよく似合います。

同店を経営しながら、日本料理店の板前としての顔も持つオーナー。かつて知り合いの誘いでメキシコのリゾート地・カンクンの和食店で働いた経験があり、当時毎日のようにタコスを食べていたことから、「メキシコ料理のおいしさを伝えたい」と日本でタコス専門店をオープンすることに。

現地では欠かせないスパイシーなソースの使用は控え、トルティーヤはトウモロコシ粉ではなく、小麦粉性のものを特注するなど、日本人好みにアレンジしたタコスを考案。タコライスやチリコンカンライスなど、メキシコにゆかりのあるフードメニューも取りそろえています。

ガラス張りの店内は陽光がたっぷり入り、広い天井も相まって、開放感抜群。黄色の壁に踊るビビッドな絵柄が、リゾート地に来たようなワクワク感を高めてくれます。この壁画はアーティスト・Kads MIIDA氏に手書きしてもらったんだそう。

さまざまな表情を魅せる観葉植物たちも、常夏気分の演出に欠かせません。料理の待ち時間に店内を見渡すだけでも楽しめますよ。

・ボリューミーで満腹必至!一押しタコスはこれ!

『テリヤキチキン』単品580円

15種あるタコスの中でも一番人気は『テリヤキチキン』。まず持って驚くのはその重量感!大きめにカットされた食べ応えのあるチキンと、たっぷりのキャベツがサンドされていて、ハンバーガーのようなボリュームがあります。これ一品で手軽に野菜がたっぷり摂れるのもうれしいですね。

照りっと甘辛いタレが絡んだジューシーなチキンは絶品。「チポトレ」という燻製唐辛子入りの香辛料を混ぜたコク深いマヨネーズがさらに食欲をかきたてます。トマトの酸味もアクセントに。辛さはないので、子どももおいしく食べられますよ。

『タコスセット(左からソーセージ&ミンチ、豆)』1,360円、『コロナビール』700円

タコス2種にポテトとチップスが付いてくる『タコスセット』が人気!タコスは15種から好きなものを選ぶことができます。

『ソーセージ&ミンチ』はタコスからはみ出るほどのロングソーセージが主役!肉のうま味とトルティーヤの小麦の風味、トッピングのチーズのコクを感じながら、豪快に頬ばって。

『豆』は女性人気の高い一品。トマトと豆をコトコト煮込んだペーストを野菜にたっぷりのせて、アボカドをオン。タンパク質や上質な脂質が摂れるので、ダイエット中でもOK!

『タコスボックス(ポテト&チップス付き)』(タコス2枚)1,360円、(1枚)1,100円

タコスは一枚から持ち帰りが可能。ドライブの合間や、海辺でのピクニックにも持ってこいですね。

・『ケサディージャ』や『タコライス』も

『ケサディージャ』(プレーン)800円、(ミンチ/チキン/チリビーンズ)950円

『ケサディージャ』はトルティーヤに具材を挟んだメキシコ風のピザ。生地は薄めですが、もちもちしていて食べ応えがあり、パンのように生地を楽しんでほしい一品です。

同店のケサディージャは一般的なものより小さめサイズなので、「何かもう一品食べたい」というときにもぴったり。みんなでシェアするのもいいですね。

『タコライス』1,200円

ご飯の上にチリミンチ、レタス、アボカド、チーズ、サルサ、スクランブルエッグをのせた沖縄スタイルの一品。具材を混ぜながら食べ進めていきます。

半熟のスクランブルエッグとチーズが肉に絡み合い、スプーンが止まらなくなるおいしさ。キャベツの食感が相まって、食べ応えもGOOD。お好みでサルサソースを追加して、味変しながら召し上がれ。

『タコライス』はテイクアウトも可能です(ポテト・チップス付き 1,200円)。

・ドライブやビーチ散策のお供に一杯いかが?

『自家製レモネード(HOT/ICE/ソーダ)』500円

ソフトドリンクやアルコールも豊富に取りそろえています。

リフレッシュしたいときは『自家製レモネード』がおすすめ。ハチミツの甘みがよく利いていて、レモンの酸味をまろやかに包みこんでいます。氷が溶けても味が薄まらないので、ドライブのお供にも◎。フラメンゴのロゴがかわいらしいカップを手に、インスタ映えを狙ってみて。

約1kmの美しいロングビーチが広がる父母ヶ浜。特に夕暮れの美しさは格別で、日本のウユニ塩湖とも称されています。絶景を眺めながら「トランキーロタコス」のタコスを頬ばって、南国気分に浸ってみてはいかが?

■詳細情報

■DATA

トランキーロタコス 父母ヶ浜店

所在地
香川県三豊市仁尾町仁尾乙266-15
電話番号
0875-24-8892
営業時間
11:00〜日没

【善通寺】築100年の重要文化財併設「偕行社かふぇ」季節を感じるテラスで優雅なランチタイムを

・「偕行社(かいこうしゃ)かふぇ」

JR善通寺駅から徒歩5分ほど、市役所の裏にある「偕行社(かいこうしゃ)かふぇ」は、国の重要文化財「旧善通寺偕行社」に併設されたカフェです。

「偕行社」とは、明治時代に創立された陸軍将校の親睦や学術研究を目的とした団体の総称。 当時、将校たちの社交場が全国に建設され、その一つが1903年に完成した「旧善通寺偕行社」です。その歴史的価値や良好な保存状態から、2001年に国の重要文化財に指定されました。

2007年には保存修理工事により創建当時の状態に復元され、同時に建設された附属棟に、その魅力を日常に感じてもらいたいと、「偕行社かふぇ」がオープンしました。

天井が高く一面ガラス張りの店内は、光が満ちあふれ開放感たっぷり。手入れの行き届いた庭園を眺めながら思い思いの時間を過ごせます。4人用のテーブル席や、6人でもゆったりくつろげる席もあり人数やシーンに合わせて利用できます。

天気がいい日はテラス席がおすすめ。「旧善通寺偕行社」の佇まいを眺めながら、庭園に植えられた桜やモミジを楽しむことができます。四季折々の表情を感じられる風情満点のカフェタイムを過ごして。

・地元食材を使った日替わりランチに舌鼓

『日替わりランチ』1,200円

地元の食材を中心に考えられた栄養たっぷりなランチメニューが人気です。中でもおすすめは『日替わりランチ』。メインにサラダ、小鉢、スープ、ドリンクが付いて大満足の内容です。

取材日のメインは、チキン南蛮。下味をしっかり付けてカラリと揚げたモモ肉を自家製南蛮ソースにくぐらせたら、仕上げにタマネギの食感がたまらないタルタルソースをたんまりとオン!甘めの南蛮ソースと香味野菜がたっぷり入ったタルタルソースを絡めたら、ご飯が止まらないこと間違いなしです。

セットのスープや副菜も日替わりで、一品一品、シェフの丁寧な仕事ぶりがうかがえます。取材日は菊菜の白和えときんぴらごぼう、野菜から出汁(だし)をとったコンソメスープでした。「苦手な野菜でもこうやって食べたらおいしいんだ!」そんな小さな発見や、食べやすさを考えられた作り手の思いやりが伝わってくる“プロが作る家庭料理”が並びます。

主食はライ麦パンか地元の名産品「ダイシモチ麦」がブレンドされたご飯から選ぶことができます。もち麦は、食物繊維が玄米の3倍、精白米の30倍ともいわれ、注目を集めているスーパーフードです。なんといってもその魅力はモチモチとした食感!白米の甘みと相まって、かめばかむほどに豊かな風味と食感が楽しめます。

「ダイシモチ麦」は気に入ったら店頭で購入することもできます。家族の健康のために自宅でもお店の味を再現してみては。

・シェフが本気で作った名物バーガー

『偕行社バーガー』950円

店名を背負った看板メニュー『偕行社バーガー』にも注目を。「肉肉しさを味わってほしい!」と、牛肉100%のパテで作った本格グルメバーガーです。粗挽きのパテの食感に負けないよう、バンズは特別にパン屋でオーダーしてしっかりとした食感に焼き上げてもらっているのだそう。かぶりつくとあふれる肉汁にライ麦が香ばしさをプラスしています。

味の決め手となるソースには隠し味に焼き肉ソースをしのばせているのがポイント。どこか懐かしい味わいに一口で虜(とりこ)になるのも納得です。

一部のランチメニューは、かわいらしいボックスに入れてテイクアウトすることもできます。周囲には真言宗善通寺派の総本山で、空海誕生の地としても名高い「善通寺」をはじめ、由緒ある観光スポットも点在しています。観光の途中に好きな場所を見つけて食べるのもいいですね。テイクアウト専用のお弁当もあるので、詳細は公式HPでチェックして。
➡︎公式HPはこちら

・甘党さんは注目!極上のスイーツ&ドリンク

『フレンチトースト』700円、『キャラメルラテ(HOT)』580円

自慢のスイーツをゆったりした空間で時間を気にせず味わえるのも同店の魅力です。中でも人気の『フレンチトースト』は、厚さ3cm超の食パンを丸亀市産の新鮮卵を使った卵液に浸し、スキレットでじっくり火入れをするので、まるでケーキのようにふんわりしっとり。

別添えのメイプルシロップがちょっぴり多めなのがうれしいポイントです。甘党さんはたっぷりとかけて極上のスイーツを思う存分召し上がれ。

『キャラメルラテ(HOT)』580円

庭園を眺めながらコーヒーをたしなむ時間もいいですね。季節に合わせてブレンドされたコーヒーでブレイクタイムはいかが?

『キャラメルラテ』は、特に女性に人気の一杯。口当たり滑らかなカフェオレにキャラメルソースを加えたらこんもりと生クリームをオン!さらに仕上げにもキャラメルソースをかけたフレーバーコーヒーです。

・もち麦を使ったご当地スイーツはお土産にぴったり

『ダイシモチ麦サブレ』(1個)185円

手土産におすすめなのが、同店オリジナルの『ダイシモチ麦サブレ』。小麦の代わりに地元名産の「ダイシモチ麦」を使っているのがポイント。アーモンドダイスとバターの風味たっぷりでダイシモチ麦の素朴な香りが人気の秘密です。

善通寺を訪れたお土産にはもちろん、結婚式の引き出物としても人気だそう。地元の味をちょっとだけお裾分けできるのがうれしいですよね。1個から購入可能で、6個以上はかわいらしい形をしたオリジナルボックスに入れてもらえますよ。

・ノスタルジーな世界を体感して

同店を訪れたら「旧善通寺偕行社」へ立ち寄って。結婚式やレセプションとして利用され、普段は一部を除く館内を無料で見学することができますよ。

アーチが連なった美しい廊下や、当時の華やかな社交場の雰囲気を感じる重厚なカーペットやシャンデリアなどの調度品は、どれも一見の価値ありです。

100年を超える歴史的建造物のレトロモダンな雰囲気が味わえる「偕行社かふぇ」。種類豊富なメニューや季節ごとに移ろいゆく庭園は、一度訪れただけではその魅力を味わい尽くすのは難しそう。自分だけの特等席を見つけて通ってみては。

■詳細情報

■DATA

偕行社(かいこうしゃ)かふぇ

所在地
香川県善通寺市文京町2-1-1
電話番号
0877-62-4906
営業時間
モーニング/8:30~11:00
ランチ/11:00~14:00
カフェ/14:00~17:00
ディナー(予約のみ)17:00~21:00

【高松】海の見える小さなお店「BAKERY Matsumoto」の絶品デニッシュはいかが?

・「BAKERY Matsumoto(ベーカリーマツモト)」

源平合戦の古戦場でもある檀ノ浦(だんのうら)から、屋島を周回する県道150号線沿い。穏やかな瀬戸内海を望める小高い場所に「BAKERY Matsumoto(ベーカリーマツモト)」はあります。納屋をリノベーションしたというお店は、瓦屋根や外壁などに昔の面影が感じられ、レトロ感漂うかわいらしい雰囲気。

お店の前には自転車用のバイクスタンドも。山と海、どちらも楽しめる屋島はドライブスポットとしてはもちろん、サイクリングやランニングのコースとしても人気が高く、朝食やランチがてら立ち寄る人も多いそうです。


工房が併設された店内は、ガラスのショーケースにパンがずらり。白とウッド調で統一されたナチュラルな空間が、主役であるパンを引き立てています。大きな窓からやわらかな朝日が差し込む時間帯は、パンがキラキラと照らされ、いっそう魅力的に。

・食への愛とアイデアが詰まったこだわりのパン

パン歴35年、ホテルのベーカリー部門での経験も持ち、念願の自身のお店を2017年にオープンさせた店主。一つひとつ丁寧に作り上げられるパンは、食パンからハード系、惣菜系、スイーツ系まで多種多様にわたり、平日は約40種類、土日には50種類ほどが入れ替わりで店頭に登場します。

「店主はパンに限らず食べることが大好きなんですよ」と奥さま。つい目移りしてしまうラインアップは、インプットされた豊富なアイデアから生まれているそう。そのため何度来ても飽きがこないとリピーター客も絶えません。取材時にも常連さんが「こんなパンあったっけ?」と早々に新商品を発見し購入する光景も。

『ロイヤルブレッド』1本660円、ハーフ330円

定番の食パンは3種。中でも人気の『ロイヤルブレッド』は4種の小麦をブレンドし、ハチミツとマスカルポーネチーズが練り込まれた山型食パン。少し甘めなのでそのまま食べても、トーストしてバターを塗ってもOK。おうちで好みの厚さにカットして、お気に入りの食べ方を見つけて。

その名の通り北海道産小麦「はるゆたか」を使用した『はるゆたか食パン』は小麦の香りをより感じられる、オーソドックスな角食パン。また「食パンは食べたいけど糖質が気になる」というお客さんの要望から生まれた『低糖質食パン』は、通常に比べて50%の糖質をカットしているそう(予約可)。そのほかの商品の中にも、こんなパンが食べたい!というお客さんの声をもとに生まれたものが数多くあるそうで、何にでも挑戦するオーナーの気概を感じます。

・オープン当時から不動の人気を誇る「デニッシュ」

『デニッシュ』1個300円〜

「BAKERY Matsumoto」といえば『デニッシュ』といっても過言ではないほど、オープン当時から看板メニューとして愛され続けているこちら。旬のフルーツや食材を使い、シーズンごとに約10種類ほど店頭に並びます。取材時はモンブランや鳴門金時、ナッツなど秋を感じる品ぞろえ。

宝石のようにきらびやかな見た目の『デニッシュ』は並ぶと圧巻。盛り付けにも手を抜かない店主のこだわりがうかがえます。子どもの手のひらほどある大きめサイズですが、上品さも兼ね備えた佇まいはまるでデニッシュ界のプリンセス…。
目にもおいしいキラキラ感で、手土産にしても喜ばれそうです。

『洋なしデニッシュ』330円

上質なバターの風味を感じる生地は「よつ葉バター」を織り込み、水分量の多いフルーツやクリームに合わせて、しっかりめに焼き上げているそう。端っこはサクッとした食感、具材がのった中心部分はしっとりとしていて、果物や素材の味とマッチしています。

スライスされた洋梨のコンポートがのった季節限定の『洋なしデニッシュ』は、ジューシーな果肉の甘さと、生地のバランスがGOOD!
これまで春にはイチゴ、夏にはマンゴーやパイン、ブドウなどが登場したそう。季節ごとに変わる味をコンプリートしてみては。

・素材も愛情も惜しみなく使われたパンにうっとり

『クロワッサン 』各270円〜
※左から時計回りにプレーン、ショコラ、ピスタチオ

サクサク、フワフワ、軽〜い食感の『クロワッサン』はバターの風味を感じるプレーンをはじめ3種。まるまる1枚板チョコが挟まれた「ショコラ」に、自家製のピスタチオクリームをサンドした「ピスタチオ」など、生地が軽いからこそできる濃厚なフレーバーが特徴です。口の周りが汚れるなんてことはこの時ばかりは忘れて、そのままかぶりついて。口いっぱいにほおばりながら楽しんでほしい一品です。

手前から『塩パン』160円、『塩あんぱん』『塩パン明太バター』各200円

塩パンブームの最中、お客さんからの要望で商品化された塩パンも今ではレギュラーメニュー。かんだ瞬間から分かるもっちり食感は一度食べるとやみつきになること間違いなし。バターと塩気のバランスが絶妙で、しっかりめの生地とあって腹持ちも良さそうです。程よい甘さの粒あんがずっしり入った『塩あんぱん』や、プチプチと粒感のある明太子がたっぷり入った『塩パン明太バター』もおすすめ。

『栗と黒豆のフランス』380円

ハード系が好きな人もご安心。カンパーニュやミニバゲットなども用意されています。栗と黒豆がゴロゴロ入った『栗と黒豆のフランス』はずっしり詰まった生地と、素材本来の自然な甘さを感じる優しい味わいがクセになります。

カットしたら断面に注目を!大きな栗と黒豆がこれでもかと練り込まれていて思わず笑みがこぼれそう。少しずつカットしてちびちび食べるのもよし、分厚く切って栗と黒豆を贅沢に堪能するのもよしですよ♪

“のんびりと末長く愛されるお店に”と、パン愛にあふれるオーナーと気さくな奥さまが二人三脚でスタートした屋島の小さなお店「BAKERY Matsumoto」。瀬戸内のように穏やかで温かい2人の人柄が、パンやお店の空気からも伝わります。
いつ来てもワクワクさせてくれる同店で、どれを食べようか悩むのもまた楽しい時間ですよ。

■詳細情報

■DATA

BAKERY Matsumoto(ベーカリーマツモト)

所在地
香川県高松市屋島東町46
電話番号
087-880-6800
営業時間
8:00〜15:00(売り切れ次第終了)
※イートインスペース、ドリンクの販売はありません

【高松】「アジサーキュラーパーク」のオシャレなアップサイクル雑貨&カフェメニュー

「AJI CIRCULAR PARK(アジサーキュラーパーク)」

繊維製品の製造、卸、小売を行う「中商事」が、モノがあふれる今の時代に、廃棄ではなく新たに“循環”を生み出す拠点として、2022年11月にライフスタイルショップ「AJI CIRCULAR PARK(アジサーキュラーパーク)」をオープン。庵治町にある同社の製造工場1階ショールームをリノベーションし、オシャレ度の高い空間へと生まれ変わりました。

元工場というだけあって広々とした店内には、入ってすぐにカフェとイートインスペース。さらに奥へ進むと雑貨、アパレルなどの物販エリアが広がります。

セルフサービスのカフェでは、コーヒー、紅茶、瀬戸内レモンソーダなどのドリンクメニューや、南新町商店街にある人気店「瀬戸内ジェラートMARE」のカップジェラート約6種がいただけます。

焼きたてベーグルは土日のみ!注目のカフェメニュー

『プレーン』240円、『アールグレイ』370円

焼きたてのベーグルは土日だけのお楽しみ。ごま&ポピーシード 、チーズ 、ほうれん草、紫いも 、ブルーベリー 、ほうじ茶、アールグレイなどバリエーションが豊富!多い時は10種類ほどカウンターに並ぶそう。魅力的なものばかりで迷ってしまいますね。

『アールグレイ』は、生地に練り込まれた紅茶の風味に、爽やかなオレンジピール、ビター感と甘さがアクセントのチョコが絶妙にマッチ。

『プレーン』は、香川県のオリジナル小麦「さぬきの夢」をブレンドした無添加生地のうま味がダイレクトに伝わるので、シンプルながらも奥深い味わい。ムギュッと詰まった歯切れの良い生地は、かめばかむほど、小麦の風味や甘みをしっかりと感じられます。

『スープ&サラダセット』550円

ベーグルを注文すると『スープ&サラダセット』もプラスできます。こちらも土日限定品で、数種類のスープ(Sサイズ)から好きなものをチョイス可能。取材時のバリエーションは冷製ニンジンのポタージュ、カボチャのポタージュ、キノコとベーコンのカボチャスープ、チキンのトマトスープ。

具だくさんで野菜の甘みを感じられるスープは、単品注文だとMサイズも選べます。旬の野菜を楽しめる季節限定メニューもお見逃しなく!

『高瀬べに茶』390円

『高瀬べに茶』は三豊市高瀬町で作った発酵茶で、ほんのりとした甘みとフルーティーな芳香が特徴。渋みや苦みがなく、茶葉のうま味を感じられます。アイスで飲むのも◎。

『ドリップコーヒーSサイズ』350円

オーガニックのコーヒーでほっこり落ち着くのもいいですね。環境に配慮した取り組みが行われている同店では、コーヒーをドリップした後に出るカスもコンポスト(堆肥)として再利用されています。

アップサイクルのオシャレ雑貨やアパレル

同店は「循環」をテーマにしたライフスタイルショップということもあり、廃材などの捨てられるものに手を加え、付加価値のある製品へアップサイクルした品々を多く取りそろえています。

大阪の福祉施設で生まれる雑貨「poRiff(ポリフ)」のポーチやIDケースなどは、カラフルでインパクト抜群なオシャレアイテム。実はコレ、一見捨ててしまうようなレジ袋をコラージュし、熱で圧着して完成するシートで作られています。アップサイクルで生まれ変わった魅力的なプロダクトで、一つとして同じものはありません。

庵治町にゆかりのあるアイテムを集めたコーナーも必見!地元作家の花器やアンティークショップの家具、イサム・ノグチのスタンドライトなど、香川の魅力を改めて発見できるアイテムが見つかるかも。

“花崗岩のダイヤモンド”とも呼ばれ、世界に誇る高級石材「庵治石」をもっと身近に感じてもらえるようにと、ミニサイズの量り売りもされています。こちらは、石を加工する際に廃材となってしまう部分の有効活用。繊維工場の廃材となる良質な糸や布、革なども手ごろな金額で販売されているので、DIYの素材を探している人は要チェックです。

アパレルエリアには、オーガニック生地や今治のタオル生地を使用した自社ブランド「set(セット)」や、高度経済成長期の質の良いヴィンテージ品、服飾学校の学生がリメイクした古着などさまざまなカテゴリーのアイテムをそろえています。

「古着交換サービス」というユニークな取り組みも。不要になった古着を3着持参し、参加料500円を払うと交換用古着の中から好きな3着を選べるという循環システムです。意外な掘り出し物と出合えるかも?

『HELLY HANSEN・アジサーキュラーパークコラボTシャツ』7,920円

海洋ゴミのリサイクルからできた「HELLY HANSEN(ヘリーハンセン)」のTシャツに同店のグラフィックデザインがあしらわれたコラボTシャツは注目のアイテム。数量限定なので気になる人はお早めに!

「つどう、つながる、めぐる。」がコンセプトの同店は、周辺地域の人々の交流の場になるよう、イベントやワークショップなどにも力を入れています。毎月いろいろなイベントが行われているので、詳しくは公式サイトを。

■詳細情報

■DATA

AJI CIRCULAR PARK(アジサーキュラーパーク)

所在地
香川県高松市庵治町丸山6391-19
電話番号
070-3179-2814
営業時間
11:00〜17:00

【三豊】薬膳カフェ「さらぴん」で身も心も“さらぴん”に♪オリジナル薬膳茶やスイーツに注目!

・薬膳カフェ&レンタルスペース&ネイルサロン「さらぴん」

JR詫間駅から西に車で7分ほど。車が行き交う県道21号線から南下し、細道を抜けたその先に「さらぴん」があります。エメラルドグリーン一色で彩られたカラフルな建物が同店。前身である店主の祖父が営む鉄工所の面影はほとんどなく、2023年1月に薬膳カフェとネイルサロン、レンタルスペースを併設したおしゃれな複合施設へと生まれ変わりました。

「体に良いものを食べたり飲んだりしながら、いろんな人との対話や学びを楽しみ、心も体も元気になってほしい」との思いから、讃岐弁で“新しい”を意味する“さらぴん”と名付けたそう。人が集い、互いに磨き合い高め合う、そんな地元の集い場を目指しています。

薬膳カフェがある1階は、店主が大切にしている“縁”にかけて、大人8人が程よい距離感で腰をかけられる円テーブルが大胆に配されています。ふとしたことをきっかけに知らない人とも会話が膨らみ、カフェを楽しみながら縁が広がる…なんてこともあるかもしれませんね。

カフェスペースの横には個室のネイルサロンを併設。『ワンカラー』(5,500円~)で、施術後にワンドリンクサービスなのがうれしいポイントです。

外には日当たり抜群のテラス席もスタンバイ。車の音や人の視線を気にせず、気ままにのどかな景色を眺めながら過ごすカフェタイムは格別です。客席横にはサイクルポートもあるので、愛車を横目にカフェを楽しむのもいいですね。

2階には1時間から気軽に利用できるレンタルスペースがあります。コワーキングや会議室といったビジネスでの利用はもちろん、おもちゃやピアノも用意されているので子連れママ会にもおすすめです。貸し切りや商用利用もできるので、気になる人は気軽に電話で相談してみて。予約は電話or予約ページから申し込めます。➡︎予約ページはこちら

・体を内側から整えるオリジナル薬膳茶

同店の自慢は、3~4種類の生薬を茶葉にブレンドしたオリジナル薬膳茶。ラインアップは、エネルギーを補う「気」、栄養を補う「血(けつ)」、体の中の潤いを調整する「水(すい)」の定番のほか、「春夏」や「秋冬」といった季節ごとの限定メニューもその時々で登場します。

薬膳茶はすべて、国際薬膳師・山下れい子さんが監修。さらに同店では、レジ横にセルフで体調を診断できるチェックシートを用意していて、その日その時の体調や悩みから、“今の自分”に合った薬膳茶を簡単に選べるようになっています。

『薬膳茶』600円

取材日は、睡眠不足な人におすすめの「血」をチョイス。「龍眼肉(りゅうがんにく)」や「玫瑰花(まいかいか)」といった生薬をブレンドしていて、血液の量や質の調整を行ったり、血液を体に巡らせたりといった効果が期待できるそう。生薬特有のクセが少なく、飲むと体がぽかぽかと温まり、心身が喜ぶのを内側からじんわりと感じる一杯です。

同店の『薬膳茶』は、ティーバッグ1袋につき1リットルほどのお茶を抽出できるほど茶葉がたっぷり使われているのも魅力。また、「ゆっくりお茶を堪能してほしい」との思いから、カフェスペースでは差し湯の無料サービスもあるので、時間が許す限り薬膳茶を味わい尽くしてみては。

・「ふじたしょうてん」のこだわりコーヒーにも注目を!

元はコーヒーが苦手だったという店主の心を一瞬で奪った「ふじたしょうてん」のコーヒーにもご注目あれ♪「ふじたしょうてん」は丸亀市にある香川&瀬戸内のいいものを集めたアンテナショップで、コーヒーは自家焙煎を行うほどの本格派。同店では「浅煎(い)り」「中深煎り」「深煎り」の3種の豆を取り扱っています。

『ホットコーヒー(浅煎り)』550円

普段はコク深い中煎り~深煎りを好んでいる人も、同店に来たらぜひ浅煎りを一度飲んでみて!浅煎りコーヒー=酸味が強くて酸っぱいというイメージとはかけ離れた、フルーティーな風味と透明感ある軽い口当たりに感動を覚えるはず。その味わいを例えるならレモンティー!冷めてもおいしいのが同店の浅煎りコーヒーの魅力の一つでもあるので、時間をかけてゆっくり味わってみて。

『ホットコーヒー(中深煎り)』550円

中深煎りは、ちょっぴり珍しいタイの豆を使用しています。しっかりとコクを感じるコーヒーらしい味わいにもかかわらず、後口はキレよく飲みやすい一杯。普段はミルクや砂糖を入れるという人も、まずはブラックで楽しんでみて。

・薬膳スイーツなどのカフェメニューも充実♪

『季節の薬膳スコーン』各400円

生薬を使った『季節の薬膳スコーン』は、薬膳茶と合わて摂りたい体思いのおやつ。夏なら「気」を高めるもの、冬なら体を冷やさないものなど、国際薬膳師が季節の悩みに合わせて素材の組み合わせを考え抜いています。

国産小麦を使用するなど、体への気配りは素材にも。自家製と粒あんが主役の『よもぎと粒あん』と、ナッツとベリーの最強タッグ『アーモンド・クルミ・クランベリー』が創業当初からの2大人気です。新メニュー『黒ごまとチョコレート』は、ゴマの香りとチョコの甘さが調和した想像を超えるおいしさに、何度もリピートしたくなるかも。

『薬膳ブラウニー』400円

「カロリーは気になるけどたまには息抜きに甘いものが食べたい」という人は、『薬膳ブラウニー』をチョイスして。ココア生地の中にドリップコーヒーを混ぜ合わせ、さらにトッピングにも細かく挽いたコーヒー豆を使った一品で、ちょっぴりビターな味わいがやみつきになります。

中の具材はその時々で変わり、取材日は甘栗とクルミがたっぷりとイン。甘栗のコロコロとした食感とほのかな甘み、クルミのカリッとした食感がアクセントになり、生地の甘さは控えめでもしっかりと満足感が得られます。スコーンとブラウニーはどちらもテイクアウトできるので、ドライブのお供にもいかが?

『バスクチーズケーキ』550円 ※週末限定

『バスクチーズケーキ』は週末だけのお楽しみ♪このケーキだけは、クリームチーズや生クリームなど、ちょっぴり薬膳から離れて贅沢なおいしさを追求したご褒美スイーツです。チーズがぎゅっと詰まった濃厚な口当たりと程よい甘さが心を癒やしてくれますよ。

ドリンクと同時注文の場合は、ケーキが50円引きになるちょっぴりお得なサービスも見逃さないで。

『ミックス・フルーツジュース』600円

薬膳茶もコーヒーも飲めない子どもに人気の『ミックス・フルーツジュース』は、オリジナルキャラクター「さらぴん」が描かれたカップに入って提供されます。トップにはミックスフルーツ、底にはフルーツソースがたっぷり入った3層仕立てで、どの層を飲んでも昔懐かしいフルーツオレのような味わいが楽しめます。

祖父母の思い出が詰まった三豊市を守り、地域の人たちが集う輪を広げるさまざまな活動を行う店主。その思いが詰まった「さらぴん」へ、地域の人と語らったり、時には自分の内側を見つめ直すひとり時間を満喫したりと、充実したひとときを過ごしに遊びに来てみては?

■詳細情報

■DATA

さらぴん

所在地
香川県三豊市詫間町詫間195-1
電話番号
070-9078-3447
営業時間
カフェ/10:00~17:00
レンタルスペース/7:00~22:00 ※予約制