テイクアウト

【琴平】「cafe 森と山」香川の“ええもん”を集めたこんぴらさん参道のセレクトカフェ

・「cafe 森と山」

古くから「こんぴらさん」の名で親しまれている海の神様「金刀比羅宮(ことひらぐう)」の参道にある「cafe 森と山」。

「金刀比羅宮」は長い石段を登った先にあり、参道口から御本宮(ごほんぐう)まで実に785段、その先の奥社までとなると1,368段を数えます。

「cafe 森と山」はその参道の入り口付近にあり、長い道のりに備えパワーチャージに立ち寄る人や、参拝を終えてほっと一息つくお客さんでにぎわいます。

店内は「森の中でお食事」がコンセプトのナチュラルな空間。カウンター席もあり、1人でも立ち寄りやすいオープンな雰囲気です。

お隣は系列のセレクトショップ兼ペット預かり「ゲンのいえ」。オーナーは地元香川の魅力をコンパクトかつ最大限に伝えたいと、セレクトショップでは定番の土産物を、カフェでは香川の有名店のオリジナルメニューを提供しています。

うどん屋巡りに、小豆島観光に、こんぴらさん参拝に…そんな欲ばり観光プランの合間にも立ち寄れるスポットです。

・香川の有名店「チンパンジー」のカレー

『チンパンジーのカレーライス』800円 +『サラダ・スープセット』100円

種類豊富なオムライスとカレーで知られる県西部・観音寺市の洋食屋「チンパンジー」。オーナーもそのファンの1人で、縁あって大好きなカレーをここで提供できることに。

見た目はシンプルながら、味はスパイスがピリリと利いた本格派。タマネギやチキンがとろとろに溶けるまで煮込んであり、一口も残すまいとお皿を真っ白にするお客さんばかり。

オムレツやチキンカツ、唐揚げ(各200円)など、トッピングのバリエーションも豊富で、気分に合わせてオリジナルカレーを楽しめるのも旅のワクワク感を高めてくれます。

琴平の老舗「お肉の西山」の牛肉を使った自家製のビーフカレー(1,000円)や日替わりカレー(900円)もスタンバイ。食べるとパワーが出るカレーは、参拝の勝負飯にもぴったりですね。

・小豆島発祥「銀四郎」の手延べそうめん

『銀四郎手延べそうめん(オリーブ)』700円

さっぱりとしたランチを味わいたいときは、手延べそうめんが魅力的。「cafe 森と山」では、そうめんの名産地・小豆島(しょうどしま)創業の「銀四郎麺業」のそうめん3種(プレーン/オリーブ/黒胡麻)を提供しています。

取材日はかがわ県産品コンクール知事賞(最優秀賞)を受賞した「オリーブそうめん」をチョイス。小豆島産オリーブ果肉をふんだんに練り込んだ色鮮やかな麺はもちもちとした弾力がありながらも、喉越しは驚くほどツルツル。思わずもう一口かき込んで、その喉越しの良さを確かめたくなること間違いなしです。

オリーブの風味と生地に練り込まれた塩が小麦の甘みを引き立て、つゆにつけなくても十分なほど味わい深い一品。こんぴらさんから吹く風を感じながら、小豆島の逸品で涼を感じてみて。

・香川ならではのあん餅雑煮でほっと一息

『あんもち雑煮』500円〜

香川県ではあん餅が入った白みそのお雑煮が定番。味噌とあんこの甘じょっぱいハーモニーがなんとも絶妙な一品です。

同店では、こんぴらさんで6代続く「浪花堂餅店」のあん餅を採用しています。明治元年創業の老舗が作る昔ながらのお餅は、お正月に実家のこたつで食べた懐かしの味を思い出させてくれるかも。温かいお雑煮をいただきながら、いつかの思い出にほっこり浸ってみて。

・銘菓観音寺やテイクアウトドリンクも

『観音寺まんじゅうと高瀬一番茶セット(HOT/ICE)』500円

香川銘菓といえば県内外にファンを多数抱える「観音寺まんじゅう」が外せない逸品。地元では「観饅(かんまん)」の呼び名で愛され、定番土産でありながら、基本的には観音寺市でしか手に入らないレア度も人気の秘密です。

その味に惚れ込んだオーナーが直談判で交渉し、一般のカフェでは唯一ここ「cafe 森と山」のみに卸してもらっているそうです。

ほのかな甘い香りにまろやかな風味、しっとりとした黄味あんと洋風生地を合わせたおまんじゅう。しっとりだけど、ほろほろ。甘いけれど、どこか上品。そんな一瞬一瞬の変化を一口ずつゆっくりとかみしめたくなる繊細な味わいです。

銘菓のお供は香川県のお茶どころ・三豊市高瀬町で採れる高瀬茶。八十八夜に摘み取られる高級な一番茶のみを提供しています。程よい渋みとそれに負けないうま味、丸みのある甘さと優しい香りが、まんじゅうの余韻となんともリッチなマリアージュを奏でます。

『フロート(メロンソーダ)』500円、『果肉入りソーダ(グレープフルーツ)』450円

こんぴらさん散策のお供に気軽にテイクアウトできるドリンクも豊富にスタンバイ。お店の入り口が常に開かれていてオープンな雰囲気なので、ドリンク一杯の注文だけでも気軽に立ち寄れます。

朝は和朝食やトーストセット、夜はおつまみやアルコールドリンクなども取りそろえていて、地元の人が多く利用しているそう。琴平観光で近くに泊まる人は、その時間を狙ってローカルな雰囲気を味わうのもいいですね。

香川の“ええもん”をぎゅぎゅっとコンパクトにまとめた「cafe 森と山」。緑あふれるこんぴらさんの麓で、穏やかな香川時間を紡いでみては。

■詳細情報

■DATA

cafe 森と山

所在地
香川県仲多度郡琴平町959-4
電話番号
0877-89-6743
営業時間
モーニング/8:00〜11:00
ランチ・ドリンク/11:00〜19:30(L.O.18:30)

【高松】「パンマルシェ・シェリーラパン」欧州のパンが勢ぞろい♪ヨーロッパ輸入の生地が自慢

・「Pain Marche Cherie La’pain」

JR高松駅から南へ約10分、ことでん片原町駅からは西へ3分ほど歩いたところにある「Pain Marche Cherie La’pain(パンマルシェ・シェリーラパン)」は、2021年にオープンした欧州ベーカリー。「高松三越」のすぐ北側にあり、観光客もよく訪れます。

店内は木のぬくもりあふれるシックな空間にアンティークなアイテムが配され、どこかオールドヨーロッパの世界観を感じさせます。「昔どこかで食べたヨーロッパのパンのおいしさに惹かれ、みるみるうちに虜(とりこ)になった」と話す店主。その時の出合いが、同店を開くきっかけになったそう。空間づくりからもその愛情がひしひしと伝わってきます。

「パンマルシェ」という名の通り、ヨーロッパ各地のパンが毎日40種類以上そろい、見ているだけでワクワク感が止まりません。デニッシュが有名な「デンマーク」、フランスパンでおなじみの「フランス」、ビールと合うような塩気の利いたパンが豊富な「ドイツ」の3カ国を中心にパン生地を輸入し、毎朝店内で焼き上げています。本場の味を焼きたてで味わえるのが同店の魅力です。

・香りや食感の違いを楽しむ5種類のクロワッサン

『AOPフレンチクロワッサン』各160円

ヨーロッパではそれぞれ、自国のバターと小麦粉を使うのが主流。中でもクロワッサンは、その違いをダイレクトに感じられるとあって、常時5種類と豊富に取りそろえています。

日本人で見た目も味わいもなじみのあるクロワッサンはフランス式のもの。バターをたっぷりと折り込んでいて、芳香な味わいとサックリとした口当たりが魅力です。特に『AOPフレンチクロワッサン』は、フランスのシャラント・ポワトゥで伝統的な製法で作られた発酵バターがたっぷり使われていて、ミルキーな甘さが余韻まで楽しめます。

『クロワッサン・エリタージュ』360円

『クロワッサン・エリタージュ』は、『AOPフレンチクロワッサン』と同じ発酵バターを使用していながら味わいがより濃厚!パリッと香ばしい焼き色と甘いバターの香りが食欲をそそります。かむたびにジュワ~っと口の中に広がるバターの甘みとコクを心ゆくまで楽しんで。

左から『プレミアム・プレッツェル・クロワッサン』280円、『プレミアムバター・クロワッサン』280円

ドイツのパンは塩気のある味わいと丸みを帯びた三日月型が特徴。『プレミアム・プレッツェル・クロワッサン』はドイツの国民食・プレッツェルの製法とクロワッサンの製法をかけ合わせて作ったパンで、プレッツェル特有の艶のある輝きと香ばしい風味が魅力です。

『プレミアムバター・クロワッサン』は、「ドイツ農業協会DLGコンテスト」で金賞に輝いたこともあるドイツ人お墨付きの一品。甘さが控えめのパン生地が塩気を引き立たせる“甘くないクロワッサン”です。

『五穀の恵みマルチグレイン・クロワッサン』280円

五穀を表面にたっぷりと散らした『五穀の恵みマルチグレイン・クロワッサン』は、香ばしさNo.1!味わいは素朴ながらも口の中でプチプチと五穀が弾けるたびに風味が楽しめ、最後の一口まで飽きのこない一品です。

・“手作りの具材”にこだわった惣菜パンも

『ビーフハンバーグサンド』480円

手作りの具材を組み合わせた自家製サンドイッチは、時間帯を問わず大人気。「なるべくできたての一番おいしいタイミングで味わってほしい」と、少量ずつ作って店頭に並べることができるのは、輸入のパン生地を使って多品種少量のスタイルで焼き上げる同店ならではです。

定番人気の『ビーフハンバーグサンド』は、和牛100%のパテが主役。肉汁がしたたるジューシーなパテには、特製のデミグラスソースがたっぷりと絡んでいます。ふわっとやわらかいブリオッシュ食パンと一緒に、がぶりとかぶりついて召し上がれ♪

『クロックムッシュ』290円

風味豊かな『マルチシリアルブレッド』の間に、厚切りのハムとベシャメルソースを挟んで焼き上げた『クロックムッシュ』もおすすめ。トップにはグリュイエールチーズとエメンタールチーズの2種類のチーズをオン!チーズの芳しい香りととろけるベシャメルソースのハーモニーにうっとりすること間違いなし!

『カリーブルスト・ホットドッグ』530円

注文してから作ってもらえる『カリーブルスト・ホットドッグ』は、岩手豚粗挽きミンチ100%のパリッと肉厚なソーセージとカレー味のキャベツをサンドした食べ応え満点のホットドッグ。ボリュームも味も見た目も、ホットドッグの本場ドイツ顔負けの一品です。

・午後のティータイムにはデニッシュやスコーンを♪

左から『メープル・ピーカン』350円、『シナモン・デニッシュ』320円

午後のティータイムには、デンマークの本格デニッシュはいかが?現地から輸入したデニッシュ生地を発酵させ、丁寧に一つひとつ渦巻き状に巻き込んだり編み込んだりと、ひと手間かけて焼き上げています。

『メープル・ピーカン』は、メープルシロップをデニッシュ生地の中に包み込み、ピーカンナッツを表面に散らしたもの。ナッツの香ばしさとメープルの甘みはまさに黄金コンビです。甘いシナモンの香りがたまらない『シナモン・デニッシュ』とセットで、紅茶と一緒に召し上がれ。

『レモンパイ』280円

手のひらサイズの小さな『レモンパイ』は、小腹が空いたときにぴったり♪サックリ甘いパイ生地の中にはレモン風味のフィリングがたっぷりと入っています。

『スコーン』230円

デンマークの『スコーン』は、ふっくらと愛らしいフォルムが魅力。焼き色は控えめで、中はしっとりやわらか。アメリカンスコーンやブリティッシュスコーンにはないソフトな食感が、老若男女問わず食べやすいと評判です。甘いバニラの香りと優しい食感をお楽しみあれ。

ヨーロッパのパンに魅了された店主がそのおいしさを届けたいという一心で営む「パンマルシェ・シェリーラパン」。パンの食べ比べを楽しみ、ヨーロッパに旅した気分を味わってみてはいかがでしょうか?

■詳細情報

■DATA

Pain Marche Cherie La'pain(パンマルシェ・シェリーラパン)

所在地
香川県高松市内町2-20
電話番号
087-899-2411
営業時間
8:00~20:00 ※売り切れ次第終了

【高松】まるでパフェ!「川東クレープ本店」魅惑のクレープ&スイーツ

「川東クレープ本店」

「川東クレープ本店」は上福岡町交差点の北東、鰻料理店の裏手にあります。一見すると民家のような外観ですが、よく見ると川東のオシャレなロゴが至るところに散りばめられています。

インテリアはリノベーションを得意とする「ひだまり不動産」によるもの。和のエッセンスが感じられるオシャレな雰囲気です。

天気がいい日にはウッドデッキでクレープと一緒にドリンクはいかが?ドリンクは、木太町の「BLUE SPOON COFFEE ROASTERS(ブルースプーンコーヒーロースターズ)」のコーヒーや、果汁100%のジュース、自家製シロップを使用した杏、梅、生姜サイダーなど約10種類がそろいます。

駐車場も用意されているので、気兼ねなくゆっくり滞在できるのもうれしいですね。

ライブキッチンで魅せるパティシエ

「川東菓子店」は開業10年という節目の2022年12月、「川東クレープ」として生まれ変わりました。形は変わりながらも、中身はパティシエの技術が詰まった、本格的なケーキ風のクレープを堪能できます。

2020年にオープンした「川東クレープ ライオン通り店」でも同じクオリティのクレープが楽しめますが、季節限定メニューは本店でしか味わえません。

ケーキは、作ってからの鮮度が少しずつ落ちてくるという点を気にしていた店主。できたての狙った味を提供したいという思いが、クレープ店としてリスタートするきっかけになったそう。

フォトジェニックでおいしい!ハイレベルなクレープ

同店のクレープはボリュームたっぷり。まるでパフェのような華やかな見た目からは、元ケーキ店ならではの粋が感じられます。香り、食感の変化、全体のバランスが考え抜かれた丁寧な仕事ぶりで、スイーツ好きにも大満足間違いなしですよ。

クレープはガトーショコラ、プリン、生クリームなど、洋菓子の要素を色濃く表現したシリーズの“カワヒガシSPECIAL「GP-生」クレープ”、フルーツを楽しみたい人にオススメの季節感たっぷりなシリーズの“季節・果実を味わうクレープ”、チョコ、抹茶、ベリーなど、シンプルでありながらも食べ応えあるお手ごろシリーズの“気軽に楽しむenjoy!クレープ”の3グレード構成で、常時約10種類から選べます。

『頂クーレプリン』1,000円

カスタードプリンがのったクレープはインパクト大!ついつい写真を撮りたくなるビジュアルで、プリンはレトロ感のある少し固めな食感だから、意外と安定感があって食べやすいです。

以前からメニューにあるプリンクレープはプリンの種類が固定されていましたが、今後は好きなプリンの種類を選べるカスタマイズ方式に変わる予定。より自由度の高い自分好みのクレープを楽しめるようになりますね。

チョコクレープ生地は食べ応えのあるもっちり食感。中には甘さ控えめな純生クリームやチョコムース、チョコソース、カスタードクリーム、プルプルなパンナコッタ、サクサク食感のフィユティーヌ(焼きクレープフレーク)が仕込まれていて、食べ終わりまで飽きない仕掛けばかり。

『三味一体のりんごちゃん』1,000円

ソテーした山形県産の紅玉リンゴが主役の秋限定クレープ。季節限定メニューは毎年フルーツやアレンジが変わるので、来年は新たな味が楽しめるかも?

もっちりクレープの中はいろいろな香りが仕込まれています。爽やかな酸味が特徴的な紅玉リンゴのソテー、青リンゴムース、純生クリーム、カスタードクリームに、ビターテイストの本格キャラメルソースが引き締め役。プルプル食感のラム酒ゼリーが大人な余韻を残します。

クレープをオーダーすると、約6種類のクッキーから1枚、無料でプラスしてくれるサービスも。店主が神社好きということもあり、なんと開運クッキー仕様!取材時は好きなものを選べるスタイルでしたが、今後はサイコロを使い、運試しでどのクッキーが出るかゲーム感覚で楽しめるようになるそう。ちょっとした遊び心が楽しいですね♪

バターサンドやミルクレープも見逃せない!

『クレープ屋のミルクレープ 抹茶』500円

手土産にもぴったりなミルクレープも要チェックです。オススメは抹茶。風味豊かな宇治抹茶の清涼感に、コクのあるフランス産マロンクリームを合わせたメリハリがクセになるおいしさ。そのほかにチョコや季節限定品など、約3種がショーケースに並びます。

『頂ぷりん』抹茶300円・プレーン280円・チョコ300円

クレープのトッピングに使っているプリンは、持ち帰り用として購入も可能。濃厚でふるふるとした食感。安定のおいしさです。

『パワーバターサンド』ラムレーズン300円・ピスタチオ350円・カフェナッツ300円

一般的なバターサンドはクッキーでサンドしていますが、同店ではダクワーズ生地というのが特徴。クッキーよりも歯切れが良く、全体的なまとまり感もgood。

『ラムレーズン』(300円)はバター、ラムレーズン共に風味がしっかりで具だくさん。しっとりとしたダクワーズ生地とも相性バッチリです。

ピスタチオクリームとキルシュ漬けチェリーというフランス菓子の組み合わせをバターサンドにした人気の『ピスタチオ』(350円)は、ピスタチオのコクと風味に加え、チェリーの爽やかさと食感が絶妙です。

『カフェナッツ』(300円)は、クルミの香ばしさと、コーヒー風味がプラスされたバタークリームのビターテイストが大人味。ダクワーズ生地にもナッツが混ぜ込まれていて、存分にナッツ感を味わえる一品です。

自家製ジャム(550円〜)や、焼き菓子(130円〜)などパティシエならではの商品も。ギフトボックスに詰め合わせることもできますよ。

同店は高松市の中心街に「川東クレープライオン通り店」も展開しています。ライオン通り店は、12月に店名を「ジェニーピンククレープ(Jenny Pink Crape)」へと変更予定。店舗限定メニューも登場しますよ!

本店も店内を一部改装し、よりライブキッチン感を楽しめる雰囲気になる予定。両店とも今後の動きが見逃せませんね。

■詳細情報

■DATA

川東クレープ本店

所在地
香川県高松市観光町534-5
電話番号
087-802-3399
営業時間
10:00〜18:00(L.O.17:00)

【高松】「jalak(ジャラク)」ビーン・トゥ・バーのチョコレートとこだわりのコーヒーで一息

・「jalak coffee&cacao(ジャラク コーヒー&カカオ)」

高松市林町にある「jalak coffee&cacao(ジャラク コーヒー&カカオ)」は香川県では珍しいビーン・トゥ・バーのチョコレートとコーヒーの専門店。 国道11号線東バイパス沿いの「ユメックスショールーム」の1階にあります。

入り口付近はショップスペースになっています。コーヒー豆や焼き菓子のほかに、インドネシア産カカオ豆をローストして砕いた「カカオニブ」も販売されていて、専門店ならではの品ぞろえが光ります。

店内は明るくスタイリッシュ。広々としたイートインスペースはオープンカウンターになっていて、コーヒーの良い香りが漂います。メニューを選んで会計を済ませたら、好きな席でゆったりくつろいで。ショーケースの中のスイーツもイートインOKです。

・インドネシアとの縁から始まったビーン・トゥ・バー

すでに製品になったチョコレートを使うのでなく、原料のカカオ豆を焙煎するところから、チョコレートになるまでの製造工程を一貫して行う“ビーン・トゥ・バー”の製法を採用。 以前から交流のあったインドネシアのカカオ豆に注目し、体に良いチョコレートを作ろうと思い立ったのが始まりだそう。カカオ豆はもちろんコーヒー豆もインドネシアから仕入れているそうです。

・カカオ本来のおいしさを味わえるスイーツ

『カカオパフェ』1,100円
※テイクアウトの場合は1,080円

カカオのスイーツを一通り味わえる、ジャラク定番の『カカオパフェ』。カカオの味を存分に堪能できるよう、2023年の6月にリニューアルされました。 トップには濃厚な「ジャラクテリーヌ」とほろ苦いカカオニブでおめかしされたカカオジェラートが鎮座し、クラシックショコラや生チョコ、香り高いチョコレートクリームにカカオゼリーなどが積み重なった、まさにカカオ尽くしな贅沢パフェ。ボリューム満点ですが、甘さ控えめなのでペロリと食べられますよ。層ごとに変化する味や食感をゆっくり味わいたい一品です。

パフェにのっている『ジャラクテリーヌ』『カカオジェラート』『カカオニブキャラメル』は店頭でも販売しているので、気に入った部分をお土産にすることもできますよ。

『フォンダンショコラ』660円

寒い時期になると恋しくなる濃厚な『フォンダンショコラ』は、フルーティーなカカオの香りに驚かされます。テイクアウトも可能ですが、イートインではできたてのチョコレートが付いてくるのがうれしい特典。固まる前に追いチョコを流しかけて、味の変化も楽しんで。甘さよりもカカオの風味を感じながら最後の一口までおいしく食べられます。チョコ好きな人にはぜひ食べてほしい一品です。

『生チョコサンドクッキー』453円

新商品の『生チョコサンドクッキー』は、サクサクのクッキーにやわらかな生チョコと、カリッとキャラメリゼされたカカオニブがたっぷりと挟まれています。程よい甘さで常温でも溶けにくいため手土産としても好評。

『ボンボンショコラ』各356円
※左から『ピスタチオ』『アーモンドキャラメル』『アールグレイ』 

宝石のように美しい『ボンボンショコラ』は口の中でパリッと表面が砕けると、トロッとした中のフィリングの味が広がってその口溶けの良さに感動。素材の風味を感じられる極上の一粒です。コーヒーとのペアリングが楽しめるのも「jalak coffee&cacao」ならでは。

ショーケースに並ぶチョコはどれも魅力的で目移りしてしまいます。味もアールグレイやピスタチオなど豊富にそろうので、その日の気分に合わせてチョイスして。

・豆によって淹(い)れ方が異なる本格コーヒー

『ホットコーヒー』(ショート)432円 ※イートインの場合

コーヒーは豆の焙煎度合いによって抽出の仕方が異なります。香ばしくコクがある深煎りは ハンドドリップ。苦味が少なく、すっきりとした中煎りは サイフォンで淹れられています。

フラスコからお湯が上っていくサイフォンの様子は見入ってしまいます。コーヒーができ上がるのをのんびり待つのも贅沢なひととき。

『チーズトースト』858円

たっぷりとチーズがかかった厚切りのトーストに、カカオ塩をお好みの量で。熱々のチーズとカカオ塩のほろ苦さがシンプルながらクセになるおいしさ。10時から14時までオーダーできるのでモーニングにもランチにも利用できます。イートインではサラダとドリンク、テイクアウトではドリンク付き。コーヒー、アップルジュース、オレンジジュースのほかにも+220円で通常メニューに変更できますよ。

・大切な人に贈りたい特別なチョコレート

ボンボンショコラ』は好きな味を選んで箱に詰めることもできます。ギフト用の箱は1個、3個、6個、9個、15個入りとサズも豊富で、贈り物としても喜ばれること間違いなし。一つひとつ丁寧な手仕事で3日間かけて作られているため数に限りがあり、バレンタインの時期は予約が必須です。

食べる前に冷蔵庫から出して常温に戻すとおいしさが引き立ちます。購入から2週間を目安に食べ切って。コーヒー以外にお酒と合わせるのも良さそうです。

ビーン・トゥ・バーで作り出されるカカオスイーツやこだわりのコーヒーは、幸せを感じるとっておきの味。頑張った自分に、大切なあの人に「jalak coffee&cacao」のスイーツはいかが?

■詳細情報

■DATA

jalak coffee&cacao(ジャラク コーヒー&カカオ)

所在地
香川県高松市林町2537―10 ユメックスショールーム1階
電話番号
087-814-3863
営業時間
10:00~18:00

【まんのう】「十人十色」がオープン!個性あふれる“トイロのケーキ”や週1限定スイーツに注目♪

・「十人十色(じゅうにんといろ) まんのう店」

森と水のせせらぎに包まれる自然豊かなまんのう町。この町を南北に通る県道197号線沿いに、「十人十色(じゅうにんといろ) まんのう店」がオープンしました。中世ヨーロッパの街並みにありそうなレンガ造りのかわいらしい外観に、「おとぎ話に出てきそう!」と心躍ります。

この場所はもともと、地元客に70年以上愛され続けてきた和洋菓子店「西内花月堂」だったそう。多くのファンに惜しまれるも2023年7月に閉店。装いはそのままに、同年9月1日にパティスリー「十人十色」が誕生しました。

店名には「十人そろえば、十人の色。みんな違ってみんないい」という思いが。その思いを一点一点に込め、それぞれの素材の“色(魅力)”を大切にした個性あふれるスイーツを提供しています。

店内に入ると、正面には色とりどりのケーキ、右手にはチョコレート菓子が並ぶ2つのショーケースがあります。スイーツのほとんどを、渡仏経験のある有名シェフ・小宮京太郎氏が監修。常時10~15種類ほど並ぶケーキは個性豊かで、どれにするか悩む時間もお客さんの心を楽しませます。

店内の窓際には8席ほどのイートインスペースがあり、購入した商品をその場で味わうこともできます。レンガに囲まれ四方から暖かな陽の光に包み込まれる空間は、なんともフォトジェニック。どこを切り取ってもおしゃれな空間で、スイーツを手に非日常感を満喫してみては?

・五感がくすぐられる“トイロのケーキ”

『レインボーチーズケーキ』520円

同店のケーキは、見た目・味わい・食感、すべてにおいて個性があふれ、それぞれがまさに“十人十色の良さ”を持ちます。

特に、看板スイーツ『レインボーチーズケーキ』は要チェック。6色のチーズ層とクッキー生地からなる7色のチーズケーキは、すべて天然色素で色付けされているというから驚きです。クリームチーズだけでなく、サワークリームや生クリームを合わせることで、濃厚さと奥行きのある味わいを実現。甘さは控えめですが、満足感がしっかり感じられる一品です。

『といろロール』1,000円

同店のロールケーキは見た目は王道でも、食感が格別!フォークを入れた瞬間、シュワッという音が聞こえてきそうなほどエアリーな食感。舌に触れた瞬間、クリームと一緒にすっと溶けるような口溶けの良さが魅力で、“生地を楽しむロールケーキ”という一言に尽きます。数種類の純生クリームをブレンドしたクリームはコクも甘さも程よく、老若男女問わず食べやすいので手土産にもおすすめです。

・自分用やプチギフトに「割れチョコ」が人気!

『ザッハトルテ』500円

自社のチョコレート工場で作るチョコレートは、自分用にもプチギフトにも大人気!たっぷり250g入った徳用(1,200円)は手土産に、すぐに食べるならカップに入ったカップ売り(500円)がおすすめです。おいしさはオンラインショップを利用する全国のお客さんのお墨付き。遠方の人はオンラインショップを利用してみて。➡︎公式オンラインショップはこちら

チョコレートのラインアップはなんと40種類以上!その中から気まぐれで、常時5種類ほどカップ売りで提供しています。中でも『ザッハトルテ』が割れチョコファンに人気!

『ピスタチーキング』500円

ピスタチオとホワイトチョコを合わせた『ピスタチーキング』は、ローストピスタチオの香ばしさとカリッとした食感がアクセント。ミルキーなチョコとピスタチオのハーモニーを目でも舌でも楽しめます。

『クーベルティグレ』各350

自家製のチョコレートを贅沢に使ったフィナンシェ『クーベルティグレ』も見逃さないで♪ “ティグレ”とはフランス語で“トラ”という意味。チョコチップを生地に混ぜ合わせて表現したトラ柄のフィナンシェは、驚くほど香り豊かでしっとり。中央に注いだガナッシュがうっとりするような口溶けとリッチな味わいを演出します。

店舗では『フレーズ(ストロベリー)』『ネージュ(ホワイトチョコ)』『テノワール(アールグレイ)』『カフェ(コーヒー)』『キャラメル』『リッチエンカカオ(ハイカカオ72%)』の6種類がラインアップ。1個ずつ箱詰めされているので、プチギフトにもおすすめです。

『ギフトS』2,300円、『ギフトL』5,860円

贈答には箱詰めされたオリジナルギフトボックスがおすすめ。サイズは6個入りの『ギフトS』、12個入りの『ギフトM』(4,460円)、16個入りの『ギフトL』の3種類がスタンバイしているので、予算やシーンに合わせて選んでみてはいかが?

・テイクアウト専門店「十人十色 丸亀店」

まんのう店と同じくして、2023年9月1日にオープンした「十人十色 丸亀店」。JR丸亀駅から徒歩すぐ、「丸亀市猪熊弦一郎現代美術館」の目の前にあり、『ニューヨークロール』を販売するテイクアウト専門店です。

「丸亀店」の特徴は、平日限定でクリームとトッピングが選べる“オリジナルニューヨークロール”を目の前で作ってもらえるということ。「チョコ」「京きなこ小豆」といった5種類のトッピングと、「カスタード」「瀬戸内レモン」「いちごカスタード」といった5種類のクリームを好きなように組み合わせ、自分の好みのカスタマイズが楽しめます。

店内にはスイーツをお供にひと息つけるカウンター席の用意も。手土産やつかの間の休息に、ふらっと立ち寄ってみては?

・両店で購入可能!『ニューヨークロール』は手土産に◎

『ニューヨークロール』各420円

ニューヨークのベーカリー発祥といわれるハイブリッドスイーツ『ニューヨークロール』は、丸亀店・まんのう店共に販売しています。まんのう店では、週のどこかで1日だけ数量限定で販売しているので、公式Instagramで販売日をチェックしてから買いに訪れて。➡︎公式Instagramはこちら

『チョコクランチ』420円

『ニューヨークロール』とは、渦巻き状に焼き上げたデニッシュ生地にたっぷりのクリームを入れ、チョコレートなどでかわいらしくコーティングしたスイーツのこと。同店では、定番商品5種類に加え、季節限定商品もその時々で登場します。

人気No.1の『チョコクランチ』は、チョコとカスタードの王道コンビ。デニッシュを割ると、中からあふれんばかりのカスタードクリームが顔を出します。

『クリスマス』420円 ※提供は11月~12月25日

クリスマス時期限定の『ニューヨークロール』は、ホワイトチョコとカスタード、ドライイチゴを合わせた甘い一品。もみの木をイメージした愛らしいデザインはインスタ映えも狙えそう。

まんのう店の敷地内には、県内では珍しくスイーツバイキングが楽しめるバイキング形式のカフェ「2eat cafe(ツーイートカフェ)」と、ドライフルーツとナッツの専門店「3cent coin(スリーセントコイン)」もあり、食べて・遊んで・買い物をしてと、一日遊び尽くせそう。おとぎ話の世界にあなたも迷い込んでみては?

➡︎「2eat cafe」公式Instagramはこちら
➡︎「3cent coin」公式Instagramはこちら

■詳細情報

■DATA

十人十色(じゅうにんといろ) まんのう店

所在地
香川県仲多度郡まんのう町吉野846
電話番号
070-8926-5964
営業時間
10:00~19:00

■DATA

十人十色(じゅうにんといろ) 丸亀店

所在地
香川県丸亀市浜町47-1美術館通り京極102
電話番号
0877-35-8777
営業時間
11:00~19:00

【まんのう】「ブーランジェリー ヴァン」サクッと歯切れのいいデニッシュやフランスパンが人気♪

・「Boulangerie Vent(ブーランジェリー ヴァン)」

仲多度郡まんのう町にある「Boulangerie Vent(ブーランジェリー ヴァン)」は、地元で愛される町のベーカリー。オレンジ色の瓦屋根がかわいらしいプロバンス風の外観が、ひときわ目を引きます。

“vent”とはフランス語で“風”を意味する言葉。直訳すると“風のパン屋”を表す同店は、広大な自然の中に佇み、山から吹く風がふわりと抜ける心地よさが魅力の一つです。店先のベンチやテーブルで、購入したパンを味わえるとあって、散歩がてら週に何度も通うリピーターも少なくありません。

横浜や神戸のパン屋で修行を積んだという店主は、生まれも育ちもここ、まんのう町。パン職人としての技術を身に付けたのちに地元に戻り、2006年に同店をオープンしました。

毎朝7:00のオープンと同時に20種類ほどのパンが焼き上がり、それを目当てに地元客が続々と来店。昼前には人気の商品から売り切れていることもあるので、来店時間はすべてのパンがそろう10:00ごろが狙い目です。

平日は約35種類、土日は40種類ほどのパンがラインアップ。土日はスコーンやコッペパンといった限定商品や、ハード系も平日よりも充実しているそう。取り置きは1個から電話で受け付けていて、5個以上の場合は3日前までの予約がおすすめです。

香川県産のフルーツを使ったジャムやパンなど、ここでしか味わえない商品も充実。同町の羽間(はざま)地区ではイチジクの栽培が昔から盛んで、「はざまいちじく」を使った商品は特に人気があります。

・「よつ葉バター」が決め手のサクサクデニッシュ

『シナモンロール』280円

人気No.1の『シナモンロール』は、「よつ葉バター」をたっぷり練りこんだ贅沢なデニッシュ生地が自慢。かむたびにサクッ!と軽い音を立てる食感のいいデニッシュに、黒糖とシナモンパウダーを合わせたフィリングを巻き込み、アイシングで飾った甘い一品です。細かく粉砕したスポンジをフィリングと合わせることで、時間が経っても変わらない口溶けを実現しているそう。溶け出るおいしさにうっとりです。

『いちじくパイ』320円 ※秋冬限定、イチジクがなくなり次第終了

毎年9月ごろから11月ごろまで登場する『いちじくパイ』は、この時期を狙って訪れる価値ありの逸品。サックリとしたパイの中には「はざまいちじく」で作った自家製イチジクコンポートが、丸ごと1個隠れています。イチジクのつぶつぶ食感と上品な風味、優しい甘さが芳香なパイと見事にマッチ!

・どこを切っても“具”が楽しめるロールパン

『黒糖パン』520円

「黒糖パン」と聞くと、よく見かけるこげ茶色の楕円形をしたパンを想像する人が多いのでは?同店の『黒糖パン』は、いい意味でその期待が裏切られる一品です。

注目すべきはユニークな形状。黒糖を練りこんだ生地で黒糖フィリングを巻いているので、断面が渦巻き状なのが特徴です。どこを食べてもほのかに甘いパン生地とコクのある黒糖の甘さを同時に楽しめ、懐かしくも新しい食味に夢中になりそう。

『さつまフランス』380円

パリッと香ばしいフランスパンで、徳島県産鳴門金時の甘煮をゴロッと包んだ『さつまフランス』にも注目を。包丁を入れずとも、ぽってり丸いフォルムとずっしりとした重さから、具材に使われているサツマイモの多さが伝わります。生地の素朴さとサツマイモの優しい甘さのバランスが絶妙♪2~3cmにスライスして、軽く表面をトーストしてから召し上がれ。

・フランスパンやピザは渡仏経験がおいしさのヒントに

『スパイシー』420

修業時代、本場のパンを目当てにフランスへ渡ったという店主。もともと働いていたベーカリーもハード系やデニッシュ系が得意だったことから、ハード系は今でも素材にも製法にも力を入れているそうですが、渡仏経験がさらにそのこだわりやアイデアを後押ししたといいます。

『スパイシー』は、フランスパン専用の小麦粉を配合した生地を、高温でカリカリに焼き上げたフランスパンが主役。中にはベーコンや粒マスタード、プロセスチーズが切れ目からはみ出んばかりに入っています。ブラックペッパーのアクセントがまとめ上げる大人な味わいは、ワインにもぴったり♪薄くスライスしてパスタの付け合わせや洋食のお供にもおすすめです。

『ピザアルザス風』270円

店主が渡仏したときに訪れたというフランス・アルザス地方。フロマージュブランなど、チーズで有名なこの地域で食べられている様式にならった料理を、全般的に“アルザス風”というそう。

料理のジャンルは多岐にわたりますが、同店ではピザをアルザス風にアレンジ。厚さ1~2mmほどの薄い生地に生クリーム、ベーコン、チーズ、タマネギをのせて焼き上げた『ピザアルザス風』は、シンプルだからこそ生地の香ばしさと具材のコクが楽しめ、普段食べ慣れているピザにはない魅力がたくさん詰まっています。

素朴ながらも、後を引くおいしさと手作りの温かさが詰まった「ブーランジェリー ヴァン」のパン。特に、地元素材を使ったパンは、地元ののどかな風景を眺めながら味わうとおいしさもひとしおです。散歩の道中やドライブの途中にふらっと立ち寄ってみては?

■詳細情報

■DATA

Boulangerie Vent(ブーランジェリー ヴァン)

所在地
香川県仲多度郡まんのう町吉野629-1
電話番号
0877-79-0778
営業時間
7:00~18:00

【高松】発酵カフェ「Cafe SHION」で自家製発酵食品と季節野菜を使った腸活ランチを♪

・「Cafe SHION(シオン)」

JR高松駅から南へ徒歩10分。高松兵庫町商店街のそばの県庁前通りに、発酵カフェ「Cafe SHION(シオン)」があります。割烹店のようなちょっぴり高級感あふれる和の雰囲気が漂う店構えが特徴。昼どきには近くで働くビジネスマンが多く訪れます。

もともと体の不調が続いていたという店主。麹(こうじ)を食事に取り入れるようになってから不調が減り、“発酵食”に目覚めたそう。「いろんな人に麹調味料を使った料理のおいしさと健康効果の高さを知ってほしい」との思いでカフェを開きました。

店内は白と木を基調としたシンプルな空間に、観葉植物を配したクリーンなインテリアが魅力。無駄なものを飾らない洗練された空間は男女問わず居心地がよく、一人でふらっと立ち寄る男性客も少なくありません。

奥にはロイヤルブルーのタイルとハイチェアが目を引くおしゃれなカウンター席があります。目の前で料理を作っているライブ感を楽しんだり、店主と発酵の話で盛り上がったり、一人で静かに食事に集中したりと、過ごし方はさまざま。カウンター席の後ろには広々とした個室もあり、一人でもグループでも、シーンや相手を問わず利用しやすいのがうれしいですね。

・栄養士が監修!発酵調味料×旬野菜の『週替わりランチ』

『今週の発酵ランチ』1,100円

ランチは週替わりランチと、発酵カレーランチが2種類がラインアップ。塩麹やしょうゆ麹、発酵タマネギ、トマト麹など、自家製の麹調味料と季節の野菜をふんだんに使った、体と腸に優しい健康的な食事を提供しています。週替わりメニューの内容は公式Instagramからチェックして。➡︎公式Instagramはこちら

取材日のプレートの内容は、「ローストポーク」「秋野菜と自家製サワークリームのオープンオムレツ」「枝豆の塩麹ソテー」「塩麹のキャロットラペ」の4種類の発酵料理が登場。なるべく麹調味料や発酵食品を使い、ヘルシーに仕上げているのがこだわりです。オムレツに使うサワークリームも自家製というから驚き。また、「ローストポーク」の下味にはトマト麹を使うといった目に見えない部分にまで麹を取り入れるなど、細部にまで抜かりがありません。

サラダのドレッシングも手作りかつ週替わり。取材日は、塩麹とタマネギを合わせたちょっぴりフルーティーなドレッシングがかかっていました。ドレッシングは気に入れば購入することもできるので、まずはその味をランチでお試しあれ♪

『発酵弁当』1,000円

『今週の発酵ランチ』をどこでも味わえるようにと丸いお弁当箱に詰めた『発酵弁当』も、ビジネスマンに大好評。1個から注文可能で、1~2周間前に予約すれば5個以上の大量注文にも対応してもらえます。

普段の食生活で不足しがちな食物繊維やビタミン、ミネラルといった栄養素をおいしく手軽に摂取できるのがポイント!残暑が厳しい9月は「切干大根のマリネ」や「サバのトマト煮」といった酸味の利いたさっぱりした味付けのおかず、冬はグラタンなどの体を温めてくれるホットミールがメインに。季節の移ろいと栄養を一緒に手に入れることができるのは栄養士監修ならではです。

・1/2日分の量の野菜が摂れるスパイスカレーも

『発酵ドライカレー』1,100円

塩麹と発酵タマネギという2種類の発酵調味料と12種類のスパイスを合わせた『発酵ドライカレー』にも注目を!発酵タマネギを作るだけでも丸1日~3日ほどかかるという手間暇かかった一品で、ここでしか味わえない体に優しいカレーです。

合い挽(び)きミンチやトマト、ニンジン、ナス、ひよこ豆と具だくさん!スパイスを利かせている分、素材自体に甘みが強い野菜をたっぷり使い、くたくたになるまで煮込むのがおいしさの秘密です。隠し味のレモンがカレーのまとめ役で、程よい酸味もスパイスの風味をぐっと引き立てています。辛さと酸味がやみつきになる『発酵ドライカレー』で、おいしく1/2日分の野菜を摂取して♪

・食後は体が喜ぶカフェタイムを♪

『自家製甘酒』650円

食後やカフェタイムには、体を潤わせ栄養をチャージする自家製ドリンクでほっこり一息つきませんか?

数あるドリンクの中でも、米麹から作った『自家製甘酒』が店主のイチオシ。お米の優しい甘みが口にすっと広がるまろやかな一杯で、普段甘酒を飲み慣れていないお客さんからも「飲みやすい!」と好評なのだそう。ちょっぴり舌に残るつぶつぶ感が楽しめるのも、米麹ならでは。酒粕の独特の風味が苦手という人にもおすすめです。

『自家製紫蘇ジュース』650円

鮮やかな赤紫色が美しい『自家製紫蘇ジュース』は、疲れた体にぴったり!赤シソだけでなく青シソも使うのが“シオン流”で、爽快なシソのハーモニーがたまりません。甘さ控えめなのも飲みやすいポイント。シュワッと弾ける炭酸の泡と一緒にさっぱりといただいて。

「おいしくて、健康的。心も体も喜ぶようなお料理を」とお客さんの体を一番に気遣い、健康的な発酵食を日々届けている「Cafe SHION」。同店のランチで発酵調味料のおいしさと魅力を知り、“腸活”の一歩を踏み出してみては?

■詳細情報

■DATA

Cafe SHION(シオン)

所在地
香川県高松市古新町5-8
電話番号
070-8483-7612
営業時間
月曜日/12:00~16:30(ランチL.O.14:00、カフェL.O.16:00)
火~金曜日/11:00~16:30
※臨時休業をする場合があるので、来店前に公式Instagramで確認を。

【琴平】コーヒーとおかしと「アカボシ珈琲店」こんぴらさんの麓に根付くカヌレが噂の人気店

・「アカボシ珈琲店」

「こんぴらさん」の愛称で親しまれる「金刀比羅宮(ことひらぐう)」の参道入り口付近に佇む「アカボシ珈琲店」。2012年にオープンして以来、参拝客の憩いの場として数多くのお客さんをもてなしてきた人気店です。

山の麓に建つ小屋に、涼しげな緑と赤い「AKABOSHI COFFEE」の看板。どこか異国の雰囲気や昭和情緒さえ感じさせるレトロな店構えは、映画のワンシーンに出てくるような懐かしさにあふれ、ふらりと立ち寄りたくなる魅力があります。

店内に入ると、心躍るアンティークなインテリアが並ぶ空間に「やっぱり素敵なお店だ」と確信。あちこちに揺れる緑に、おぼろげなランプの光、ワインレッド色のソファ。おしゃれという言葉で片付けるにはもったいない唯一無二の世界観に、席に着くやいなや、いつのまにか癒やされている自分に気付かされます。

ガラス張りの壁に面したカウンター席はおひとりさまの特等席。この空間と時間を独り占めしながら、テラスでのんびり談笑する人たちの姿をふと眺める、そんなありふれた一コマさえ非日常的なカフェタイムを演出してくれます。

・一途に作り続けてきた“カヌレ”という作品

店の看板商品は、10年ほど前からオーナーが作り続けてきたカヌレ。きっかけは、とある本で見かけたレシピが目に留まり、何げなく作ってみたんだそう。そこから自分の納得のいく味にたどり着くまで何度も何度もレシピを練り直し、今や県外からもファンが駆けつけるまでになりました。

「材料は惜しみなくいいものを使っています」とオーナー。特にカヌレの風味を左右するラム酒にこだわり、独自に数種のフランス産ラム酒をブレンドして配合していると言います。甘味には香川特産の高級砂糖・和三盆を使用しているのもポイント。芳醇な風味を邪魔しないほのかな甘みが、コクを引き出すのに一役買っています。

左から『ミニカヌレ』3個360円、『カヌレ ド ボルドー』1個320円

カヌレは大と小のサイズ違いをそろえ、フレーバーは潔く1種類のみ。「いろいろ挑戦はしましたが、やっぱりこれに勝るものはなくて。ファンの方のためにも一つのものにしっかり向き合いたいんです」と謙虚なオーナー。作りたてのおいしさを届けたいと当日焼きのみを販売しています。

自慢のカヌレは外側のカラメル層が「カリッ!」と音が鳴るほど食感良く作られていて、中は対象的にもちもち。生地を一晩しっかり寝かせ、低温で1時間ほどかけて焼き上げることで、しっとり食感を生み出しています。

『カヌレ ド ボルドー』は1個から、『ミニカヌレ』は3個から注文可能で、3個以上は1個120円でプラスできます。

箱売りもしていて、手土産に10箱以上買っていく人も少なくないとのこと!一度その味を覚えれば、虜(とりこ)になること間違いありません。

箱売りの価格は『カヌレ ド ボルドー』は6個2,180円、8個2,820円、『ミニカヌレ』は12個1,700円、18個2,420円です。※化粧箱と贈答袋を含む

・シュークリームも味の芸術品

『シューパリジャン』420円

カヌレと並んで、これなしで「アカボシ珈琲店」を語れないのがシュークリーム。雪がふんわり降り積もった帽子をちょこんとのせた、クリームたっぷりの一品です。

トップには香ばしいアーモンドをオン。パリパリの皮にザクザクのアーモンド、そんな贅沢な生地でクリームをすくって食べると思わず笑みがこぼれるおいしさです。

クリームは、生クリームとカスタード、そこに“とある隠し味”を入れているそう。しつこくない上品な甘さで、どこかフルーティーささえ感じられます。「最後の一口まで楽しんでいただけるよう計算を重ねました」とオーナー。コーヒーとの相性は言うまでもありません。

シュークリームもテイクアウト可能なので、忘れられない味をおうちでも堪能してみては。

・ドリンクは20種以上!四国をイメージしたご当地スムージーも

『AKABOSHI BLEND COFFEE』460円

ドリンクは20種以上がスタンバイ。『AKABOSHI BLEND COFFEE』はカヌレとシュークリームに合うように数種の豆をブレンド。深煎(い)りならではのコクを感じながらも後味はすっきりとしていて、こんぴらさんの石段を往復した後でもごくごく飲める一杯です。

豆やドリップバッグでの販売はしていないので、ここだけでしか味わえない特別感も味のアクセントに。

『アイスカフェショコラ』630円

アイスカフェショコラやアイスキャラメルオーレなど、スイートなドリンクも用意。甘党さんも気兼ねなく立ち寄って。

2023年夏から新発売されたスムージーは、四国の特産品をイメージした遊び心あふれるドリンク。

愛媛県はみかん、高知県はゆずの生産量全国一位を誇る名産地。香川県三豊市高瀬町では県内の8割のお茶が作られていて、それぞれの個性を引き出した3種のカラフルなスムージーを提供しています。

『AKABOSHI SMOOTHIE』(みかん)680円、(ゆずとはちみつ)650円、(抹茶)650円

フルーツスムージーは果実を丸ごとすりつぶしたフレッシュな一杯で、体の内側からリフレッシュできそう。さっぱりとしながらもスムージーならでは食感と飲み応えがあり、心地よく小腹を満たしてくれます。

抹茶スムージーはふくよかなお茶の香りとまろやかな苦みが口いっぱいに広がりますが、後味はすっきり。和三盆を使っているカヌレとの相性は、自分の舌で確かめてみて。

真摯な姿勢で一つひとつ丁寧に作り上げられたお菓子とドリンクがそろう「アカボシ珈琲店」。参拝後のカヌレやシュークリームをご褒美に、こんぴらさんを登るのもまた違った旅の楽しみ方かもしれませんね。

■詳細情報

■DATA

アカボシ珈琲店

所在地
香川県仲多度郡琴平町820-1
電話番号
0877-89-1830
営業時間
10:00~17:00
※参道は年末年始を除いて車の進入OK。店舗裏に駐車場あり。

【高松】「CAFE Lululu」の本格ケーキは必食!ボリューミーなランチも見逃せない♪

・「CAFE Lululu(カフェ ルルル)」

源平合戦の古戦場であり、高松市内を一望できる観光スポットとしても人気の屋島。その最寄り駅である琴電屋島駅から徒歩約10分、JR屋島駅からは徒歩約5分の場所にある「CAFE Lululu(カフェ ルルル)」は、ケーキ好きならぜひとも訪れたいオシャレカフェ。「マルナカ屋島店」を目指して行くと見つけやすいですよ!

どことなくレトロな雰囲気もある落ち着いたインテリア。14席という比較的こぢんまりとした空間なので、1人でも利用しやすく、まったり過ごせます。

・まるでパティスリー!豊富なケーキバリエーション

「カフェ ルルル」という名の通り”カフェ”スタイルでありながら、ショーケースの中はさながらパティスリー。それもそのはず、オーナー夫妻はパティシエ・パティシエールとしての顔を持ち、毎日8〜10種類ほどのケーキを手作りしています。

洋菓子のプロがそれぞれ分担してこしらえるケーキは、どれも程よい甘さでペロッと食べられてしまうおいしさ!シンプルで洗練されたビジュアルの通り、口に含むと丁寧な仕事がスッと伝わってきます。

『レモンチーズ』(イートイン)550円、 (テイクアウト)540円

ベイクドチーズの上にレアチーズがのった、チーズケーキ好きにはたまらない贅沢ケーキ!土台のクッキー生地はシナモン風味。食感のアクセントにクルミが仕込まれているのが特徴。レモンの爽やかさも相まってハイセンスに仕上げられた一品です。

『桃のショート』(イートイン)605円、(テイクアウト)594円

ショートケーキは定番でありながらも、時期ごとに異なるフルーツを使用しているので毎回見逃せない品。香川発の希少糖含有シロップ「レアシュガースイート」を使用したスポンジ生地は、驚くほどフワフワ!エアリーな口溶けが魅力です。秋はイチジク、冬はイチゴのショートケーキが登場するのでお楽しみに。

オーナー夫妻は、もともとパティスリーをしようかと考えていたそうですが、お客さんにゆっくり味わってもらいたいとの思いでカフェをオープン。ケーキのみのテイクアウト購入も可能で、リピーターも多いそう。定番品はバスクチーズケーキとシュークリーム。季節替わりのケーキも要チェックです。

バースデーケーキの注文も可能。公式Instagramにたくさん写真が掲載されているので、一度チェックしてから問い合わせるとスムーズです。予約は電話か直接の来店で。公式Instagramはこちら

・優雅にモーニングはいかが?

『クロックムッシュ』ドリンク代+550円

余裕のある朝は、オシャレカフェに出かけてモーニングをいただくと気分が上がるかも♪同店では平日、土日問わず9:00〜11:00はモーニングメニューも提供しています。その中でもイチオシは『クロックムッシュ』。

高松市内の人気ベーカリーから仕入れている山食パンはしっとりフワフワ。自家製ベシャメルソースは絶妙なトロっと感で優しい口当たり。相乗効果でおいしさ倍増!気分良く1日をスタートできるモーニングです♪

その他、シンプルな『トースト』(ドリンク代+330円)や、『シナモントースト』(ドリンク代+350円)、『はちみつトースト』(ドリンク代+380円)もあり、全てのメニューにサラダとゆで卵が付きます。

・ボリュームたっぷり!人気のランチプレート

『Lululuランチプレート』1,430円

週替わりのランチプレートはボリュームたっぷりで満足度高め!メインはもちろん、旬の素材を使用する副菜も都度変わるので、毎週違うメニューを楽しめますよ。取材日のメインは「豚ひじきバーグ」。食べ応えのある豚ベースのパテを和風に仕上げており、ご飯が進むおいしさ♪これまでには、和風おろしハンバーグやレモン唐揚げなどが登場したそう。ランチプレートにはスープとドリンクが付いてきます。

ご飯の量は、多め(210g)・普通(180g)・少なめ(150g)・とても少なめ(100g)の中から無料で選べるのがうれしいポイント。食後にケーキを食べたい人は、少なめにしてもらうと良いかもしれませんね。

ランチメニューはその他、辛めな『グリーンカレー(サラダ・ドリンク付き)』(1,100円)や、『海老とマッシュルームのドリア(サラダ・スープ・ドリンク付き)』(1,430円)などがあります。ランチを注文するとケーキが100円引きに!

・20種類以上から選べるドリンク!

『ホットコーヒー』484円

ケーキだけでなくドリンクメニューも豊富です。自家製ジンジャエールやチャイ、メロンソーダフロートなど、目移りするものが20種類以上スタンバイ。シンプルにケーキと楽しみたいなら、やはりコーヒーがおすすめです。

ハンドドリップで丁寧に淹(い)れられるホットコーヒーは、オリジナルブレンドの深煎り豆を使用。ケーキにマッチするビターテイストです。ホットコーヒーにはフランス砂糖を。アイスコーヒーにはポーションサイズの”レアシュガー”を入れてみては?

『ブルーレモンスカッシュ』550円

涼やかな色味が魅力的な『ブルーレモンスカッシュ』はフォトジェニック!トニックウォーターのほろ苦さと炭酸のキレで、モクテル(ノンアルコールカクテル)のような仕上がり。爽やかなレモンの風味と吸い込まれるような美しい色合いに癒やされます。

・おうちで楽しめる焼き菓子!ギフトにも◎

本格的な焼き菓子もケーキのショーケース上に多数並んでいます。繊細な焼き加減でとても上品。ちょこっと食べたいときにちょうどいいサイズです。

写真は手前から時計回りに『緑茶クッキー』(248円)、『スノーホワイト』(216円)、『紅茶マドレーヌ』(216円)、『ココチョコ』(248円)、『フィナンシェ』(216円)、『レモンクッキー』(216円)、『レモンケーキ』(248円)。

おうちカフェのお供や、友達へのギフトとして買うのもGOOD!ランチやカフェ利用後にちょっと買いたくなるものばかりです。本格ケーキとボリューミーなランチが魅力の「CAFE Lululu」。テイクアウトでスイーツを持ち帰るもよし、のんびり落ち着ける店内でカフェ利用するのもよし。おいしい料理に癒やされますよ♪まだ訪れたことがない人は一度行ってみては?

■詳細情報

■DATA

CAFE Lululu(カフェ ルルル)

所在地
香川県高松市高松町2487-10 松原ビル1階
電話番号
087-841-3340
営業時間
9:00~17:00(L.O. 16:30)
モーニング/9:00〜11:00
ランチ/11:00〜13:45
ケーキ/10:00〜

※席の予約不可、ワンドリンク制

 

【高松】「naka BAKERY」老若男女に愛される“やわらか”食感のパンに注目♪

・小鳥のマークが目印「naka  BAKERY(ナカベーカリー)」

ことでん八栗駅から徒歩8分。五剣山と屋島を望める高松市牟礼町の住宅街で、香ばしい小麦の香りを漂わせている「naka  BAKERY(ナカベーカリー)」。オーナーはパン激戦区の神戸の有名店で修行した後、香川が地元である奥さまとの結婚を機に移住。“子どもから大人、お年寄りまで安心して食べられる、地域に寄り添ったパン屋”をと2013年に小さなお店をオープンさせました。
当時周りは田んぼに囲まれ、それはのどかだったそう。今では地域から愛されるパン屋としてご近所さんはもちろん、近くで働く人や遠方からのお客さんでにぎわっています。

インテリアや外観は奥さまが監修。長い年月を経ても飽きのこないシンプルなお店づくりを目指したとのことで、こぢんまりとした店内は木製ラックや温かみのある照明でほっこり落ち着く空間となっています。
ちなみに「naka BAKERY」のシンボルでもある看板に大きく描かれたキュートな小鳥は、自宅で飼っていた文鳥がモデルとの豆知識もゲット。

平日は約50〜60種類のパンが入れ替わりで並び、週末の金・土曜は70種類もの商品が。季節によってもラインアップががらりと変わるので、訪れるたびに発見があります。
ランチタイムが一番混み合うということもあり、自然と惣菜系のパンが増えてきたとオーナー。パンと一緒におかずもたくさん食べられるよう考えられた、具材たっぷりの惣菜パンは食べ応えも抜群です。「だからパン屋にしては珍しく、朝は比較的ゆっくりしていますよ」とのことなので朝は狙い目かも♪

・やわらか食感の秘密は配合と自家製種にあり


パンはすべて、オープン時から守り続けている自家製のルヴァン種を使用。粘りの強い北海道産小麦と、粘りのゆるいフランス産小麦を商品ごとに配合を変えブレンドしています。
同店が目指す“老若男女誰でも食べやすいパン”がテーマなこともあり、ハード系をはじめ、どの商品もやわらかい食感が特長。子どもや年配のお客さんからも好評だそう。

取材時には隣の工房でちょうど食パン作りが行われていて、発酵を終えふっくらと膨らんだ生地たちは、一つずつ型の中に並べられオーブンへ。季節によって発酵のタイミングが変わるため「繊細すぎてまるで生き物のようです」と笑顔を見せるオーナー。生地の仕上がりは目と触感、舌で毎日確かめているそうで、丁寧な仕事ぶりが生地の味わいにブレがない秘訣なのかもしれません。

食パンはサンドイッチにも使われている定番人気の『屋島食パン』(1斤・345円)をはじめ、砂糖とバター不使用、パリッとした食感と小麦本来の香りが楽しめる『五剣山(ごけんざん)』や湯だね製法でもちもちと甘みのある『牟礼食パン』など地元愛あふれるネーミングのものも。

そのほかもち米と米麹で使った甘酒を配合した乳製品不使用の『甘酒食パン』、屋島食パンの生地に玄米を練り込んだ『玄米食パン』、さらにライ麦、大麦、黒米などが練り込まれた風味豊かな『七穀食パン』といった6種類もの食パンが。
『屋島食パン』以外は不定期に登場するので予約がベターです。

・食べ応え抜群、女子の“スキ”が詰まった惣菜パン

『大葉とクリームチーズのベーコンフランス』313円

女性ファンが多い同店。夏限定で販売したこちらは、女性客からの熱い要望で通年販売となったそう。厚切りベーコン、大葉、クリームチーズという合わないわけがない黄金トリオをフランスパン生地で巻いて焼き上げています。大葉は香りの高い新鮮なものだけを使うため、秋冬は大葉の具合を見て店頭に並ばないこともあるそう。事前にインスタグラムや電話で確認しておくと安心です。

『パンスイス』324円

しょっぱいものを食べたら次はデザート系が欲しくなるところ。通常はブリオッシュ生地にカスタードが入ったものを指しますが、同店の『パンスイス』はクロワッサン生地の中にカスタードクリームとアーモンドクリーム、さらに角切りリンゴとキャラメルチョコが入った「こ、こんなにいいんですか?」と思わず聞きたくなる贅沢なスイーツ仕立て。
サクサク、パリパリの生地にとろんとしたクリーム、シャクシャクとしたリンゴ…。さまざまな食感を楽しみながら甘〜い幸福感に包まれること間違いなしですよ。

『カシスオランジェ』313円

女性人気の高い『カシスオランジェ』は、ころんとかわいい丸型のフランスパン。オレンジピールを練り込んだ生地の中心にカシスソースとクリームチーズがたっぷり入り、カシスのコンフィチュールでおめかしされています。爽やかでほろ苦いオレンジの風味と、甘酸っぱいカシスが、濃厚なクリームチーズと相性抜群の一品。

『ポークパストラミと根菜のリュスティック』313円

パリッとしながらも生地はやわらかくしっとりとしたリュスティックに、甘辛く味付けされたゴボウやニンジン、レンコンなどの根菜とちょっぴりスパイシーなポークパストラミ、オーナーこだわりのモッツァレラチーズとゴーダチーズをミックスした特製チーズをたっぷりとサンド。パクリと一口でかぶりつけるのも、やわらかな生地ならでは。
具材は季節で変わり、夏はポークパストラミと瀬戸内レモンソースが並んでいたそう。次は何がくるのか楽しみですね。

『甘栗マカダミア』313円

秋から春先の暖かくなる季節まで登場予定の『甘栗マカダミア』は、フランスパンに甘栗とマカダミアナッツを混ぜ込んだ、優しい甘さのフランスパン。手のひらにちょこんと乗るサイズ感ですが、ごろごろと入った栗とナッツは小腹を満たすのにもピッタリ。おやつタイムにおすすめです。

また夏にはパンの価格に+100円でアイスクリームを挟んでくれるサービスも。店内のパンであればどんな商品でもOKで、スイーツ系はもちろん、過去には惣菜系のパンにアイスをサンドしてもらった猛者もいるそう。

・ギフトにピッタリなクッキーやコーヒーの販売も

店内にはスコーンやマフィンなどの焼き菓子のほか、レジ横には奥さまが作るアイシングクッキーも販売。ハロウィーンシーズンだった取材時はかわいらしいオバケやカボチャのクッキーが。クリスマスや桜の時季など季節に合わせてモチーフも変わるそうなので、会計前に要チェックを。個包装になっているので、ちょっとしたギフトとして配りやすいのもうれしいところです。

『naka BAKERYオリジナルブレンドコーヒー』は、同店のパンに合うよう香り高く、さっぱりとした風味が特長。おうちで淹(い)れて、テイクアウトしたパンと一緒にいただいちゃいましょう。

パンへのこだわりはもちろん、地域への愛にあふれる「naka BAKERY」。“個人店にしかできないことを”とお客さんの要望やトレンドを柔軟に取り入れるなど、ホスピタリティにあふれる同店で、季節のうつろいを感じるパンに出合いませんか?

入り口の隣にはイスが用意されたテラス席も。購入したパンをすぐに食べたい!という人はパンを手に駆け込んで。

■詳細情報

■DATA

naka BAKERY(ナカベーカリー)

所在地
香川県高松市牟礼町牟礼2977-1
電話番号
087-818-9033
営業時間
8:00〜17:00(なくなり次第終了)
※パンの予約、問い合わせは店頭または電話からのみ受け付け

【高松】「Kmaruru(クマルル)」オープン!くまをモチーフにしたケーキがインスタ映え♪

・「Kmaruru(クマルル)」

ことでん潟元(かたもと)駅から北へ徒歩約10分。さまざまなショップが立ち並ぶ高松市屋島西町の県道150号線沿いに、2023年8月4日「Kmaruru(クマルル)」がオープン!一軒家風のナチュラルな外観の建物と大きな看板が目印です。

オープンして間もないにも関わらず、11:30のオープンと同時にお客さんが何組も訪れるほどの人気店。土日はオープンを待ちわびるお客さんが20組ほど並ぶこともあるそうなので、平日が狙い目です。

生まれも育ちも香川県で、製菓学校卒業後も県内のケーキ店でパティシエをしていたという店主。「自分が作ったケーキを食べているお客さんの姿を、目の前で見てみたい」との思いから独立の夢が膨らみ、若くして自分の店を持つことに。

コンセプトは「ちょっとオシャレなおうちカフェ」。自慢のケーキはテイクアウトはもちろん、店内でゆっくりと味わうこともできます。

カフェスペースは、木目調の家具とオレンジ色の照明で統一されたぬくもりあふれる空間が魅力。それぞれのテーブルの上に生花を挿した小さな花瓶が飾られているのも、「落ち着いた時間を過ごしてほしい」という店主の思いやりから。混雑時以外はのんびりとお茶や会話を楽しめる居心地の良さに、時間を忘れてお茶を楽しむ年配のお客さんも少なくありません。

店主が考案した個室は、こぢんまりとした空間にほっと落ち着きます。ちょうど大人4人が入るほどの広さで、周囲を気にせず食事を楽しめるほか、少人数でちょっとしたお祝いをしたいときにもおすすめ。壁に設えた格子窓からは店主とアイコンタクトを交わすことができ、程よい距離感も居心地の良さの秘密です。

・乙女心くすぐるくまスイーツとお家スイーツ

看板スイーツは、小さい頃からくまが大好きだったという店主が一点ずつ丁寧に作り上げる、くまをモチーフにしたショートケーキです。フレーバーは、生クリームとチョコ生クリームの2種類がスタンバイ。どちらも、クリームの量と甘さのバランスにこだわり、老若男女問わず食べやすい味わいに仕上げています。

『くまショート』(イートイン)550円、(テイクアウト)540円

子どもに人気の『くまショート』は、ココアスポンジとチョコ生クリーム、さらにバナナを挟んだチョコバナナ味のショートケーキです。チョコとバナナは言わずと知れた黄金コンビ!熟したバナナの甘みとココア風味のあっさりしたクリームの組み合わせは、食べ進める手が止まらなくなるおいしさです。

『しろくまショート』(イートイン)550円、(テイクアウト)540円

ケーキの定番「ショートケーキ」も、店主の手にかかればかわいらしい『しろくまショート』に早変わり。2種類の純生クリームをブレンドすることで、程よくコクのある味わいに仕上げたり、市場から仕入れた新鮮なフルーツを使ったりと、シンプルだからこそ細かな部分にまでこだわり抜かれています。

『おうちシュー』各(イートイン)385円、(テイクアウト)375円

手土産には家の形をした『おうちシュー』も人気。少しハードな食感のシュー皮の中には、自家製のカスタードクリームと生クリームが両方入っていて、口の中で混ざり合ったときに甘いハーモニーを感じることができます。見た目のかわいらしさはもちろん、小ぶりなサイズ感と持ち運びのしやすさも魅力。お呼ばれのときに持ち寄れば、喜ばれること間違いなしです!

・自家製シロップのスカッシュが人気♪テイクアウトも

『いちごスカッシュ』(イートイン)495円、(テイクアウト)486円

カフェを利用する人にとって、ドリンクメニューも15種類以上と豊富に取りそろえているのもポイント!定番のコーヒーや紅茶のほか、パティシエの店主が手作りしたシロップを使ったスカッシュも2種類ほど用意しています。

完熟イチゴの風味を一杯の中に閉じ込めた『いちごスカッシュ』は、つぶつぶとした食感やほのかな酸味、とろっとした口当たりが特徴。まるで生のイチゴを潰してそのまま食べているかのような濃厚さで、シュワシュワのソーダと絶妙に調和します。

レモンの酸味がソーダと一緒にシュワっと弾ける『レモンスカッシュ』(イートイン 495円・テイクアウト 486円)もあるので、気分に合わせてチョイスして♪

『オレンジジュース』(イートイン)385円、(テイクアウト)378円

ドリンクは一部商品メニューを除いて、テイクアウトもOK!テイクアウトの場合は、店主が描いたオリジナルキャラクターのステッカーが貼られたキュートなカップに入って提供されます。小さい頃から絵のタッチがほとんど変わらず、描き続けているというこのくまさん。見ているだけで頬がゆるむようなやわらかいタッチからも、店主の温厚な人柄とくまへの愛情が伝わりますね。

・記念日にはホールケーキが大人気!

『チョコショートケーキ(5号)』3,240円~ ※2~3営業日前までに要予約

記念日や誕生日には、くまとフルーツでかわいらしく飾られたホールケーキでお祝いしてみては?ホールケーキは開店以来、毎日予約が入っているほど人気があります。クリームは生クリームorチョコ生クリームから選べ、フルーツの組み合わせも特注できるのがうれしいポイント。切り分けるのが苦手という人からは、『くまショート』や『しろくまショート』を好きに8カット組み合わせて一つのホールケーキに見立てた“なんちゃってホールケーキ”もおすすめです。

また、かわいらしさよりもフルーツをたっぷり食べたいという人のために『フルーツズコットタルト(6号)』(6,480円~)や『ズコットケーキ(5号)』(3,780円~)も。いずれも2~3営業日前までに予約が必要なので、店頭or電話or公式InstagramのDMからまずは問い合わせてみて。➡︎公式Instagramはこちら

一目見ただけで思わずシャッターを切りたくなるような、「かわいい!」と「おいしい!」が詰まった「Kmaruru」のケーキ。店主が心を込めて作った胸キュンスイーツたちに、忘れかけていた胸のときめきを取り戻してみてはいかが?

■詳細情報

■DATA

Kmaruru(クマルル)

所在地
香川県高松市屋島西町1350-55
電話番号
087-802-7148
営業時間
11:30~17:30

【高松】「森のCafe」豊富なメニューはこだわりの自家製・無添加♪

「森のCafe」

「森のCafe」は高松市春日町の幹線道路沿い、「ヤマダデンキ高松春日本店」や「ケーズデンキ高松春日店」のすぐ近く。車でアクセスしやすく、駐車可能なスペースも15台以上もあります。敷地内は緑が豊富で、店名の通りまるで森の中にカフェが現れる雰囲気です。

清潔感のある広々とした店内。レジ横のショーケース内のケーキはテイクアウトも可能です。2階には、14人まで利用可能な有料個室も完備。

友達とのんびりおしゃべりタイム♪

4人掛けのテーブルが並ぶメインホール。大きな窓で開放感あふれる店内は、友達と気兼ねなくおしゃべりしやすい雰囲気で、つい長居してしまいそう。

2人席用のエリアも別にあります。こちらからも庭の緑を眺めることができ、優雅なカフェタイムを満喫できますよ。

ランチの人気メニューはオムライス!

『ランチセット サラダ付き』1,100円(スペシャルセット+700円)

ランチはサンドイッチ・オムライス・パスタ・カレーの4種から選べます。ランチセットはサラダが付いて1,100円。ドリンクセットは+400円。スペシャルセットは+700円でデザートとドリンクまで付くので満足度高め!

ランチメニューの中でも人気なのはオムライス。チキンライスに、トロトロ半熟卵と自家製デミグラスソースでリッチテイスト。養鶏場から直接仕入れた「もみじ卵」を使用していて、安心で質の高い濃厚感が味わえます。

ちなみにパスタはトマト、クリーム、ミート、オイル系などが日替わりで1種のみ。ソースも手作りで、惜しみない手間暇が伝わります。14:00からは、サラダ付きのアラカルトメニュー(1,210円)としてもそれぞれ提供しています。

スイーツも食べたい人は、スペシャルセット(+700円)がオススメ!自家製ソフトクリームと、ハーフサイズのシュークリーム、フルーツが一皿になって、ドリンクも付いています。手作りのカスタードは優しい味わいで、幸せ気分に浸れます。

シンプルにカフェ利用するならコレ!

『クリームシュー』750円

「森のCafe」は16年以上続くカフェですが、先代の店「平野屋」がルーツの『クリームシュー』は長年愛されている名物メニュー。その味を懐かしんで訪れる常連客も。「もみじ卵」と純生クリームをベースに作られるソフトクリームは、コクがありつつスッキリとした後味が特徴。油脂感や甘さは控えめで上品な味わいです。

純生クリームを使用したケーキを作ったのが「平野屋」の始まりとのことで、先代の時代から受け継がれている食へのこだわりを感じます。

『森のカフェブレンド』560円

ドリンクメニューもこだわりが感じられるものばかり。コーヒー好きな奥さまなので、豆は気に入ったものしか仕入れないそう。『季節のコーヒー』(660円)は都度変わりますが、その時期の気温などを考慮し、最適なものがセレクトされます。

『アイスコーヒー』(660円)は、シロップとして自家製の黒蜜が出されるのもおもしろいポイント!常連さんの間で人気なのだそう。ぜひ試してみてくださいね!ホットの紅茶・ハーブティーはポットで提供されるので、たっぷりゆっくり飲めますよ。

パフェは洋風派?和風派?

『フルーツパフェ』1,150円

自家製ソフトクリームをベースに、季節のフルーツをたっぷり盛ったパフェ。甘さ控えめなソフトクリームがフルーツの甘みを引き立てます。爽やかなフランボワーズソースがアクセント。箸休め的にサクッといただけるチュイールも自家製!カラフルなインスタ映えするビジュアルも◎。

ケーキなどにも使われるフルーツは地産地消を心がけているとのこと。旬のおいしい香川県産フルーツが楽しめますよ♪

『黒蜜きなこパフェ』1,150円

厳選されたきなこと自家製黒蜜で和風に仕上げたパフェ。あんこは北海道産大納言を使用。豆を洗うところから自家製で炊かれているというのも驚きです。黒蜜きなこトーストや抹茶ロールなどにも使われているので、あんこ好きな人はお見逃しなく。

また、自家製ソフトクリームに熱々の抹茶をかける『抹茶のアッフォガート』(800円)や、夏季限定のカキ氷に使用される抹茶は、なんと茶せん立て!できたての風味が段違いです。

ケーキはテイクアウトOK

レジ横のショーケース内には、旬のフルーツを使用したロールケーキやシンプルなシフォンケーキ、プリン、ガトーショコラ、バスクチーズケーキなどなど、気になるケーキがずらり!オリジナルブレンドのコーヒー豆もテイクアウト可能です。

無添加・自家製にこだわりながら、メニュー数が豊富なお店はかなり稀(まれ)です。ランチやスイーツ、ドリンクどれをとっても手間がかかっていて、素材の風味を生かしつつおいしく仕上げられた逸品。ぜひ味わってみて。

■詳細情報

■DATA

森のCafe

所在地
香川県高松市春日町170-3
電話番号
087-843-6222
営業時間
11:00~19:00