ベーグル

【琴平】「Bagel House KOTOHIRA」ヴィーガン専門のベーグル店がこんぴらさんに♪

・「Bagel House KOTOHIRA(ベーグルハウス コトヒラ)」

JR琴平駅・琴電琴平駅から徒歩約5分。2024年10月31日にオープンした「Bagel House KOTOHIRA(ベーグルハウス コトヒラ)」は、先んじてスタートしていた琴平町・新町商店街の再開発プロジェクトによって誕生した複合施設「KOTOVEGAS(コトベガス)」内にあるヴィーガン専門のベーグルショップ。ホテル、日本茶スタンド、ブルワリー、文具店といった幅広い店舗が立ち並び、琴平エリアでも注目のスポットです。

大きな鴉天狗(からすてんぐ)の面が目印の同店は、モダンにして昔ながらの商店街にもなじむ雰囲気。多くの参拝客でにぎわう“こんぴらさん”こと「金刀比羅宮(ことひらぐう)」も近く、国外からの観光客も多く行き交うこの場所で、四国産の食材をメインに使用しながらベジタリアンやヴィーガンをはじめとする健康志向、食事制限のある人々に配慮されたベーグルを提供しています。

数ある食品の中でもベーグルを選んだのは、パン食になじみの深い海外観光客や“ベーグル”というジャンルを追求するニッチなファンの多さから。また、ヴィーガンに特化したことから、国内外のお客さんの多様なニーズに応えられる専門店となりました。

「台湾などのアジア圏でも粗食といった食文化が根付いています。肉や魚などの動物性の食材に限らず、ネギやニンニクといった香味野菜がNGなことも。一言で菜食といっても、個人の志向や文化によって細分化されているので、奥が深いんですよ」とマネジャーの山内さん。ただ野菜を使うというわけではなく、安心して口にしてもらえるようヴィーガン・ベジタリアンのJAS規格の認証に向けて、食材だけでなく調味料に至るまでこだわって選び抜いたものを使用しているそう。

足を踏み入れた瞬間から気分が上がるかわいらしい店内は、ピンクベージュの壁紙やドライフラワーがあしらわれ、アーチ窓からは製造の光景を見ることもできます。

・丁寧な手仕事を感じるベーグル作り

ベーグルはいずれも店内で具材の仕込みや焼き上げなどを行っています。一つひとつ丁寧に手仕事で作られ、オーブンに入るのを待つコロンとした生地たちは、いとおしさすら覚えます。


具材はサンドではなく、すべて生地の中に包み込んでいるのが特徴。そのため、手を汚したりこぼすことがほとんどなく食べやすい形状になっています。

20種類以上のベーグルが店頭に並び、プレーンはもちろん甘いスイーツ系から、食事にぴったりの惣菜系まで多種多様。季節によっては旬の食材を使った限定品が並ぶことも。


どれにしようか悩んだら中央のテーブルをチェック。定番品やおすすめ品、新メニューが並んでいることが多いそうなのでお見逃しなく!
商品名と合わせて原材料も記載されています。気になる人はこちらも確認しながら選んでみて。

・定番から惣菜系、スイーツまで目移り必至!


『プレーンベーグル』350円

まずはシンプルに生地本来の味を楽しめるプレーンをどうぞ。むぎゅっと詰まった生地は、かめばかむほど小麦の香りとほのかな甘さを感じます。テイクアウトして、おうちで好きな具材を挟んでもGOOD!

『胡麻×きんぴら』400円

同店で人気No.1、また惣菜ベーグルの第一号として誕生した『胡麻×きんぴら』は、何度も試作を重ねた傑作。日本人にとって、つい米と合わせたくなるきんぴらごぼうは、ゴマが練り込まれた香ばしい生地とも相性抜群。

ゴボウ、油あげに加えて丸亀市で有機野菜を栽培している農園「Blue farm」のニンジンを使用したきんぴらごぼうは、通常の味付けだと、生地に包むことで薄く感じてしまうことから調整には苦戦したそう。少し濃いめに仕上げることで、生地とのバランスが取れています。
使用する野菜は農園でその時旬の野菜を仕入れることから、ニンジンが大根に変わる場合も。

左から『全粒粉×ポテサラカレー風味』『胡桃×プレッツェル』400円 ※季節商品のため現在は販売終了
『ブルーベリー×ブルーベリー』400円

和のきんぴらに続いてこちらは洋の惣菜系、カレー風味のポテトサラダを全粒粉生地で包んだ『全粒粉×ポテサラカレー風味』。なんとなくヴィーガン=薄味をイメージしている人も多いかもしれませんが、こちらもしっかりとした味付けで、食べ応えも満足度も◎。子どもにもおすすめのカレー風味で、ランチや小腹が空いた時のおやつにもぴったりです。

ベーグルなのにプレッツェル?もっちりとした食感のイメージがあるベーグルですが『胡桃×プレッツェル』は、カリッと香ばしい外側とクルミが練り込まれた生地の食感がクセになる一品。取材時にはスタッフ人気が高いという話も小耳に挟み、ぜひ一度試してほしい味わいです。※季節商品のため現在は販売を終了しています。

スイーツ系の中でも人気の『ブルーベリー×ブルーベリー』は、甘酸っぱいブルーベリーのコンフィチュールと、豆乳クリームがベストマッチ。まるでクリームチーズのような味わいですが、さっぱりとした豆乳ヨーグルトを使ったクリームは、罪悪感なく甘いものを食べたい時に。

『アールグレイ×レモンピール豆乳クリームピスタチオ』400円

こちらも豆乳クリームを使用したスイーツ系ベーグル。香り高いアールグレイ茶葉を使った生地に甘酸っぱいレモンピールとピスタチオ、そして豆乳クリームがたっぷり包まれています。爽やかで上品な風味が口いっぱいに広がります。

琴平町全体のまちづくりに貢献したいと今もなお発展し続けているヴィーガンベーグル専門店「Bagel House KOTOHIRA(ベーグルハウス コトヒラ)」。食材や調味料への細やかな配慮はもちろん、ビジュアルの美しさや味にもこだわり抜いた魅力的なラインアップに、ヴィーガンやベジタリアンはもちろん、地域の人も朝食やランチにとテイクアウトする様子が多く見られました。
ベーグルをキャンバスに多種多様な味を考案する、マネジャーの山内さんのアイデア力にも注目です。

店舗隣のインパクト大な鬼の面がある「ONI ROOM」では、商品を持ち込んでイートインも可能ですよ。

■詳細情報

■DATA

Bagel House KOTOHIRA(ベーグルハウス コトヒラ)

所在地
香川県仲多度郡琴平町279-2
電話番号
なし
営業時間
10:00〜18:00

【三豊】「日々ベーグル研究所」無添加素材とは思えないほどカラフルでおしゃれなラインアップ♪

・緑豊かな「日々ベーグル研究所」

JR予讃線本山駅、高松自動車道さぬき豊中ICのどちらからも車で約8分、三豊市豊中町本山、県道24号(善通寺大野原線)沿いにベーグル専門店「日々ベーグル研究所」はあります。

営業中であることを知らせる回転灯と小さな看板が目印です。財田川に程近い田園風景の中にポツンとひっそり佇むショップで、初めて訪れる人は見つけた時の喜びもきっとひとしお。のどかな風景に溶け込んだかわいらしい店舗横には4台、道の向かいには5台ほどの駐車場があります。

開店直後には種類豊富な色とりどりのベーグルが店頭に並びます。季節限定や定番人気のベーグルは売り切れることもあるのでお店の公式LINEから予約して来店するのがおすすめ。お店の公式Instagramのストーリーでは、その日焼き上がったベーグルを紹介しているので要チェックです。
➡︎公式Instagramはこちら

お店を切り盛りするのは県外から移住してきた、朗らかで話好きな山口夫妻。2024年4月からお店の創始者である島崎オーナー監修のもと、敷地内にある工房で早朝から1日に200個近くのベーグルを焼き上げています。静岡や沖縄など日本各地の人気カフェやピザ店で働いていたご主人ですが、お子さんの誕生をきっかけに子育てしやすい環境と、以前からやりたかったというベーグル作りに専念できる環境が整っていることから香川に移住を決めたのだそう。

・独特のもっちり食感はこうしてできています

もっちりむぎゅっと詰まったベーグルの食感は、ケトリングという茹(ゆ)でる工程で生まれます。ゆで時間の長さによってかみ心地の加減が変わってくるので、気の抜けない大切な作業の一つ。この茹で汁の中に入った花見糖がコーティングされることで、表面がツヤツヤのベーグルになるんだそう。

『かぼちゃごまおさつ』420円

鮮やかな黄色いカボチャの生地に甘いサツマイモがのったベーグルは、白ゴマと黒ゴマ、カボチャの種でおめかし。むぎゅっとした生地をかみしめていると優しいサツマイモの甘さが口いっぱいに広がります。

トッピングだけでなく、カボチャ生地の中にも角切りサツマイモの甘煮がゴロゴロと入っていて食べ応えも◎。食欲の秋にぴったりなベーグルです。小麦や酵母をはじめ花見糖や赤穂産天然塩、フィリング(具材)まで、可能な限りシンプルで無添加の素材をセレクトした自然派の優しい味わいを感じてみて。

『珈琲ショコラオランジェ』420 円

スイーツ代わりの甘いベーグルの中でもオススメなのが『珈琲ショコラオランジェ』。コーヒー風味のベーグル生地に、チョコレートとスライスオレンジがのったルックスは、甘いもの好きのハートに刺さるはず。

生地の中に仕込まれたオレンジピールの爽やかなほろ苦さと、口の中でとろりと溶け出すスイートなチョコレートは一口かじるだけで幸福感に包まれます。合わないわけがないコーヒー×チョコ×オレンジのハーモニーを味わって。

パンとは違って焦げ目や焼き目をつけないのが特徴でもあるベーグルですが、見た目によらず通常の菓子パンと比べて2倍ほどの長い時間をかけて、少し低めの温度で焼き上げられます。中までじっくり火を入れることによりしっかりしたかみ心地と、冷凍で保存した後も、解凍&リベイクで復元できるしっかりした生地が生まれるのですね。

・おしゃれベーグルのおめかし術

『全粒粉イチジククリームチーズ』420円

プレーンでも人気の全粒粉を使用した生地にクリームチーズとイチジクをトッピング。鼻に抜ける全粒粉独特の香りに、ドライイチジクのプチプチ食感、クリームチーズの酸味とコクをプラスしてヘルシーに仕上がっています。

1日に200個以上のベーグルを製造する同店で、なくてはならない“HIBI BAGEL”の焼き印は、奥さんがコテで一つひとつ丁寧に焼き付けていきます。ズラリと並んで焼き印を待つ姿に、愛らしさも増しますよね。

『抹茶ダブルショコラ』420円

ツヤツヤの抹茶生地に、さらに抹茶の粉糖をトッピングしたケーキのようなビジュアルが目を惹(ひ)くこちら。美しい鶯(うぐいす)色のベーグルはお皿にのせて頂きたくなる上品な佇まいです。

抹茶風味の生地に、内側からトロリと溶け出す抹茶チョコレート、表面には抹茶の粉糖と3方向から抹茶を感じられる抹茶ずくめのベーグル。抹茶好きでなくとも、チャレンジして欲しい一品です。

・食事としてもGOODなベーグルにも注目

『きのこバターベーコンチーズ』420円

むぎゅっと詰まった満足感たっぷりの生地に、惣菜系の具材をプラスしたベーグルは、朝食やランチにもぴったり。バターでソテーしたキノコとベーコンのうま味たっぷりの『きのこバターベーコンチーズ』は、ガツンと食べたい人にもおすすめ。食事系ベーグルはそのほか『ほうれん草カシューナッツチーズ』や『スパイスジャーマンポテトベーコン』(各420円)など、お酒のお供としても合いそうな味がそろいます。

『日々プレーン』320円

素材にこだわった生地をシンプルに味わうにはやっぱりプレーン。生地そのものの香りと味わい、食感をダイレクトに感じられるとあって常連客に人気の商品です。プレーン系としては『全粒粉プレーン』(320円)のほか『かぼちゃ×ほうれん草』『胡麻×プレーン』(各350円)などのマーブル生地もラインアップ。

山口夫妻によって新たな風が吹き込まれた『日々ベーグル研究所』のベーグルたち。新しい感覚でさまざまなテイストの商品が続々と生まれてきています。ショップはもちろん県内外のイベントにも精力的に出店していて、今後の発展にますます目が離せないベーグルショップです。

■詳細情報

■DATA

日々ベーグル研究所

所在地
香川県三豊市豊中町本山21−1
電話番号
0875-82-9300
営業時間
9:00〜16:00(なくなり次第終了)

【高松】「あーと工房 ゆいのぱん」乳製品・卵不使用の優しいパンとカレーをどうぞ♪

・里山のベーカリー「あーと工房 ゆいのぱん」


2024年4月8日に高松市東植田町の複合施設「むぎなわの里」内にオープンしたベーカリー「あーと工房 ゆいのぱん」。東京で4年間飲食業界に携わり、地元・香川に帰郷、病院や保育園で調理の仕事をしていた店主の森尾さん。以前、施設内で間借りカレー店「KU_PONO(クーポノ)」を営んでいた縁もあり、以前から構想していた念願のベーカリーを里内で開業しました。

前職でアレルギーのある子どもが、ほかの人と同じものを食べられないという現場を目の当たりにしてきたことから、同店のパンはすべて、乳製品と卵を店に持ち込まない、使わないことを前提に作られています。小さな子どもを持つママたちはもちろん、アレルギーのある大人のお客さんがオープンから今に至るまで多く訪れているそう。必要として待ち望んでいた人が多いことがうかがえますね。

こぢんまりとした店内は、ガラス窓に囲まれた光がたっぷり入るナチュラルな雰囲気。パンを陳列する木箱も手作りするなど、パンのみならず手仕事の温かみを感じる空間になっています。

店名の「あーと工房」はアートのように“自由な発想”で商品を提供したいという思いから。オープンから間もないですが、お客さんから「こんな具材のパンが食べたい」「グルテンフリーのパンが食べたい」などといった要望にもできるだけ柔軟に応えているといいます。

「お客さんのニーズに合わせて商品を考えたり、喜んでもらえたりする方がうれしいんです」と笑顔で話す森尾さん。朗らかでや優しい人柄がパンにも反映されているようです。

同店のマスコットキャラクターにもなっているキュートなパンのイラストは香川県の芸術家・ミズカ氏によるもの。お店のガラス窓にもたくさんのパンやミズカ氏のキャラクター「ぼうや」が描かれています。

・素朴でほっこり、体に優しいパン


できるだけアレルゲンのない商品を目指しているそうで、どのパンも乳製品・卵は不使用。商品によって素材を使い分け、主に国産小麦ときび砂糖、てんさい糖、米粉や生米、米油、豆乳に天然酵母、その時旬の食材を使用しています。保存料なども使われていないので、購入後は早めにいただきましょう♪

『○△(まるさんかく)ぱん』240円〜

惣菜系やおやつ系など、約10種のパンがスタンバイする中、その名の通りのキュートな形をしたこちらのパンは、○型がジャムパン、△型はチョコバナナがイン。ジャムは無農薬のハッサクをてんさい糖で煮詰めた自家製で、季節によって変わります。チョコバナナのチョコレートは、カカオマスに豆乳ときび砂糖で甘み付けしたもの。優しい甘さで、乳製品が苦手な人も安心して食べることができます。

積み木のような見た目で、子どもの手にもすっぽり収まり持ちやすいサイズ感です。

『フランスあんぱん』300円

フランスパン用の小麦・リスドールを使用したハード系の生地に、同じく「むぎなわの里」内のおはぎ専門店「ユキノハギ」の自家製あんこを使用したあんパン。北海道産の小豆ときび砂糖で仕上げられたシンプルでしっとりとしたあんこと、ハード系ですがかみやすいやわらかさのフランスパン生地は相性も◎。香ばしい黒ごまがアクセントになっています。

『スパイスカレーパン』380円

もともと間借りカレー店を営んでいたこともあり、カレーももちろん自家製。6種のオーガニックスパイスを独自に配合したカレーは辛さは控えめで、小さな子どもも食べやすい味付けです。ひき肉がたっぷりで食べ応えも抜群。

同店のパンに使われているカレーは「まちのシューレ963」やイベントで出品しているものとは味をガラリと変えているそうなので、森尾さんのカレーファンは要チェックですよ。

左上から『ミートソースパン』380円、『イチゴジャムパン』290円、『米粉スティック』250円

ミートソースがずっしり詰まったものから、自家製イチゴジャム入り、もちもち食感の米粉パンなど、食べやすいパンがそろいます。季節やお客さんからの要望によって顔ぶれが変わることもあるので、来店前に公式Instagramでラインアップを確かめて。
➡︎公式Instagramはこちら

・定番の主食パンもお忘れなく

『ゆいのぱん 湯種食パン』1斤・600円、半斤・350円

店名を冠した食パンは、食べやすい小さめサイズ。1斤とハーフサイズから選べて、おうちで好きな厚さに切り分けることができるのがうれしいですね。国産小麦の「ゆめちから」と天然酵母を使用した生地は長時間発酵させることでしっとり、もっちりとした食感に仕上げていて、食パン目当てに来店するお客さんの姿も珍しくありません。

『もちもちベーグル』プレーン/カカオ・各280円

全粒粉を配合したプレーンとカカオの2種類の『ベーグル』は、プチプチ食感がクセになるもっちり重量感のある商品。「全粒粉の食感が好きなんです」と森尾さんおすすめの一品です。プレーンはジャムやおかずとも相性バッチリなので、朝食やランチの主食に。カカオも食事時にはもちろん、そのままパクッとおやつにもぴったり。

・辛味が少なく食べやすいオーガニックスパイスカレー

『スパイスカレー』1,000円〜

2024年の夏からスタートしたカレーメニューは、オーガニックスパイスを使用した辛味の少ない味わいで、食材をじっくり煮込むことで素材そのもののうま味がたっぷり。子どもも年配の人も、誰でも食べやすいスパイスカレーを目指したそう。
ルーは仕入れによって随時種類が変わるので、来店前に公式インスタグラムで確認を♪これまで『スパイスチキン』や『海老出汁(だし)スパイスカレー』などが登場したことも。

お米はポップコーンのような香ばしい香りが特徴の、通称“香り米”と呼ばれる香川県の「プリンセスサリー」という品種と合鴨米をブレンドしています。ルーと混ぜる前にお米そのものもぜひ味わって。

テイクアウトがメインですが「むぎなわの里」内のイートインスペースでいただくこともOK。ゴミの削減のため、食べ終わった容器を持ち帰る場合のみ会計時に100円引きになる、環境にも財布にも優しい取り組みも。

『季節のサラダ 自家製ドレッシング』600円・ハーフ350円

“季節感を大切にした、体に優しいサラダ”として提供がスタートした『季節のサラダ』は、目にもおいしい彩りとフレッシュさ。新鮮な無農薬レタスやベビーリーフなど、近くの農家からの仕入れによって都度内容が変わるため、どんな内容かはお楽しみに。

米油やオーガニックマスタード、甜菜糖(てんさいとう)を使用した自家製ドレッシングは、たっぷりかけても罪悪感がない点もうれしいですね。カレーのお供にはもちろん、単品で日々の野菜不足にプラスするのもおすすめです。

そのほかドリンクメニューとして「アイスコーヒー」「オーガニックアイスティー」、無添加クラフトコーラの「ほーぷこーら」や津軽りんご100%「りんごジュース」「水出し台湾茶」がスタンバイ。カレーとセットでオーダーも可能です。

店主のほんわか温かい人柄と愛情がたっぷり感じられるベーカリー「あーと工房 ゆいのぱん」。体に優しいのはもちろん、食べるとほっこりとした気持ちになれる素朴なパンを味わってみませんか。

「むぎなわの里」内の共有のイートインスペースのほか、同店から車からで2分ほどのところには「公渕森林公園(きんぶちしんりんこうえん)」もあるので、ドライブやピクニックのお供にもおすすめですよ。

■詳細情報

■DATA

あーと工房 ゆいのぱん

所在地
香川県高松市東植田町1361 むぎなわの里内
電話番号
なし
営業時間
11:00〜15:00ごろ

【高松】「Cafe旬菜(しゅんさい)」はランチやベーグル、スイーツどれも魅力的な味わい♪

Cafe旬菜(カフェしゅんさい)

「Cafe旬菜(カフェしゅんさい)」は、マルナカ円座店に程近い高松市円座町にあるカフェ。県道12号(三木国分寺線)と282号が重なる交差点の西側にあります。ことでん琴平線の円座駅からは車で約4分。

交通量の多い県道沿いでありながらも、一歩店内へ入るとアットホームで落ち着いた空間。一枚板のカウンターが存在感を放ちます。エントランス付近には、アクセサリーや雑貨などの物販スペースもあるのでチェックしてみて。

曜日ごとに異なるランチ♪

『ベーグルランチ』1,300円

ランチは曜日ごとに異なる2パターンがスタンバイ。火・金曜は『ベーグルランチ』、水・土曜は『ご飯ランチ』が提供されます。店主や陶芸作家手作りの和食器にも注目あれ。
『ベーグルランチ』には、北海道産小麦と自家製酵母を使用した“旬菜ベーグル”のプレーン1個と、玄米粉を使用した玄米食パン1スライス、具だくさんスープ(火曜)またはバターチキンカレー(金曜)、サラダ、ドリンク、プチデザートが付きます。野菜たっぷりで色鮮やかなサラダは、食べ応えがありながらもヘルシー♪

金曜に提供されるバターチキンカレーは、野菜の甘みをしっかり感じられつつ、後から辛さが追いかけてくる本格派。全体的にはまろやかにまとめられているので満足度が高く、そのままはもちろん、パンを付けて食べてもgood。『ベーグルランチ』が提供される日は、ベーグルをプレス焼きした『ベーグルパニーニのランチ』(1,300円)もあります。

『エビドリア』1,300円

ランチプレートとは異なるフードメニューとして、火曜は『焼きカレー』、金曜は『エビドリア』もスタンバイ。日曜は2種類とも選べます。この2品にもサラダ、プチデザート、ドリンクが付いて、なんだかお得な気分。

『エビドリア』は、プリプリとしたエビの食感とベシャメルソースのコク、チーズの香ばしさがたまりません。古代米を混ぜ込んだご飯は水分量が多めでしっとりさと風味が◎。白米と古代米の炊き上がり食感に違和感を感じず、とても調和のとれた味わいです。

ランチやフードメニューはドリンクとプチデザート付き。三豊産のスーパーフード、モリンガを使用したモリンガティーは、すっきりとしてクセがなく、飲みやすいヘルシードリンク。プチデザートは自家製フルーツソースがかかったミルク寒天。食後にちょっと甘いものがあるとうれしいですね。

自家製ベーグルやスイーツも!

主にご飯ものは店主夫妻が担当、ベーグルや食パン、シフォンケーキなどは娘さんが焼いています。どのメニューもシンプルかつ奥深い味わいで、ハズレなし!

『旬菜ベーグル』各種300円

北海道産小麦と自家製酵母、フランス・ゲランドの塩を使用したベーグル各種は金曜のみ購入できます。ムギュふわっとした食感で、かんでいると小麦の風味が鼻に抜けます。『ベーコンチーズ』や『カフェオレ』『きなこあずき』『めんたいこ』など季節によってバリエーションは変わりますが、約6種類がスタンバイ。『シナモンシュガー』は風味と甘さが程よく生地の食感にマッチして◎。

『玄米食パン』1本380円

しっとりもっちりとした食感の『玄米食パン』も金曜のみ販売。トーストするとサクッとふっくら、バターの風味もより際立ちます。

『寒天アイスクリーム』550円

ミニパフェのようなビジュアルの『寒天アイスクリーム』は、プルプル食感のミルク寒天とアイスクリーム、自家製フルーツソースが三位一体となった一品。寒天のフレーバーが変わることもあるので、スタッフに聞いてみて。

季節のフルーツをコンポートした自家製フルーツソースが決め手。爽やかなフルーティー感が寒天をより引き立てます。

『シフォンケーキサンド』550円

『シフォンケーキサンド』は、日によって異なるシフォンケーキのフレーバーと、フルーツの組み合わせが楽しめるスイーツです。純生クリームのコクとエアリーなシフォンケーキ、爽やかなフルーツが合わさってペロッといただける味わい。

「Cafe旬菜(カフェしゅんさい)」はどのメニューを選んでも、上品かつ奥深い味わいできっと満足できるはず。ご飯ランチのメインはインスタグラムでチェックしてみて。

■詳細情報

■DATA

カフェ旬菜

所在地
香川県高松市円座町534-2
電話番号
087-886-5470
営業時間
9:00〜17:00

【高松】「米男JAPAN」は生米から作るグルテンゼロのベーグル&スイーツ専門店

「米男JAPAN」のパンはグルテンゼロ

「米男(こめお)JAPAN」は2023年4月にオープンした、グルテンフリーの上をいく“グルテンゼロ”のベーグル&スイーツ専門店です。レインボーロードと県道43号の間、高松市木太町にある大池のすぐそばの閑静な住宅街に佇むアメリカンな小屋が目印。

こぢんまりとしたアットホームな店内には、毎日16種類ほどのベーグルやシフォンケーキなどが並びます。常連客のリクエストや意見をくみ取って新商品も続々と登場し、トータルバリエーションは50種類にも上るそう。
小麦粉はもちろん米粉までも使わず、香川県産のブランド米「おいでまい」やコシヒカリ、ヒノヒカリのブレンド米を生米から使用。独自の製法でしっとり感、甘み、香りを全面的に出したパンは、驚くほどもっちり!“グルテンゼロ”で、小麦アレルギーの人もそうでない人も一緒の食卓で“おいしく食べられる”をモットーに、手間暇惜しまず作っています。

「米男JAPAN」という店名には、日本よりもグルテンフリー文化が発達している海外にもゆくゆくは進出し、日本の米のおいしさを世界に伝えたいという意気込みも込められています。

パン食が主流だった店主の実家。大病を患ったパン好きの母のために、父が米でパン作りを始めたのが、生米100%パンのきっかけだそう。もともとゼロから何かを作り上げるのが好きな“ビルダー”家系で、店主はアメ車の組み立てなど、さまざまな業種を経験してきましたが、どれも何かを作り上げるようなものばかり。北米へも20年ほど行き来した中で、日本の米のおいしさをより実感していたといいます。とはいえ、なんと父子でパン生地用の発酵機自体から開発してしまったというので驚き!

日本の米農家を元気にしたいという願いもある同店では、米袋を再利用したバッグも販売しています。香川県のうどん店や飲食店で廃棄される小麦袋・米袋をアップサイクルするブランド「Re Bag」によるもの。袋を丁寧に消毒し、シワを伸ばし幾重にも重ねて強度を増し、殺菌・防虫・防腐効果のある柿渋を塗ることで、革のような風合いに仕上げています。店主そっくりなマスコットキャラクターの“米男くん”がアクセント♪

ベーグルはしっとりもっちり感がすごい!

『ベーグル プレーン』370円

米粉ではなく生米100%で作るパンは、しっとり感とふっくらとした食感が段違い。米を浸水させた後、独自の製法で生地に仕上げるそうですが、それは秘密とのこと。看板商品のベーグルはバリエーションが豊富ですが、プレーンは米本来の甘みや香りも伝わりやすいので、初めて訪れる人はトライしてみて。

『ベーグル デーツくるみ』430円

『デーツくるみ』はプレーンの生地をベースに、デーツのしっかりとした甘みと、くるみの香ばしさがクセになる一品。しっとりもっちりとした生地との相性も◎。

『ベーグル プレッツェル』430円

『ベーグル プレッツェル』は、ドイツ発祥の焼き菓子パンである“プレッツェル”をベーグルで表現したもの。プレッツェル独特の風味がほんのり香ばしく、優しい味わいです。

シンプルなパンやシフォンケーキも

『ハードクッペ』350円

バゲットのミニサイズ版であるクッペは、本格的なハードパン。クラスト(外側)が本格的なパリッとした食感で、クラム(中身)はもっちりしっとり。シンプルに素材の風味を味わいたい時や、食事のお供にぴったりです。

『シフォン 抹茶ホワイトチョコ』430円

かなりギリギリの配合で膨らむように調整されたシフォンシリーズも人気です。お米がベースとは思えないほどフワフワな食感。キビ砂糖や米油を使用し、種類によっては豆乳をプラス。『シフォン 抹茶ホワイトチョコ』は、ホワイトチョコの甘さと抹茶のほろ苦さがいいバランスです。『プレーン』のほか、『アールグレイ』『クリームチーズ』『チョコチップ』といったバリエーションも。

グルテンゼロの生地だけでなく、醤油(しょうゆ)もグルテンフリーだったり米油を使用したりと、調味料や具材もこだわっている「米男JAPAN」。生米から独自製法で作り上げる生地は予想以上にふっくら・しっとり・もっちり!満足度の高いパンです。日本の米を題材にした商品の第1弾がパンですが、続々と別の商品も登場予定だそうなので、今後の動向もお楽しみに♪

■詳細情報

■DATA

米男JAPAN(こめおジャパン)

所在地
香川県高松市木太町5109-7
電話番号
087-867-4738
営業時間
11:00〜16:00 ※売り切れ次第終了
※平日はインスタグラムのDMで予約可能(9時にストーリーズ更新)
※土曜は電話で予約を
※DMから冷凍通販も可能

【高松】ベーグル専門店「マコーズベーグル」工場直売が種類豊富でお買い得!

・お買い得!「MACOU’S BAGEL(マコーズベーグル)」工場直売

高松市南部・川部町。空港通りと平行に走る県道44号線(円座香南線)沿いに「MACOU’S BAGEL(マコーズベーグル)」はあります。敷地内にある駐車場は工場スタッフと共用となりますが、工場が休みとなる土曜は10台ほど、平日は3〜5台ほどの空きスペースに駐車可能です(平日も13:00以降はゆとりあり)。

2008年に創業したベーグル店の先駆け的存在でありながら探究心はとどまることなく、現在も新作ベーグルが続々と発表され、地元だけでなく県外からも商品を求めて訪れる人でにぎわっています。

畑と住宅が点在する見通しのよい円座香南線。車を走らせていると“ベーグル工場直売”の大きな立て看板が。初めて訪れる人も、見落として通り過ぎる心配がなく安心ですね。

工場では、通販用のベーグルも製造・販売していますが、店舗に買いに行ける人には朗報!工場直売だと、通販価格より1個につき100円近く安く購入することができるんです。また、工場直売限定商品に出合えることも。何よりできたてのベーグルが食べられるのはうれしい限りですよね。

販売所にあるテーブルには、当日製造したばかりのベーグルが並んでいます。パン屋さんのようにトングで取るセルフ方式ではなく、店員さんに声をかけて目当てのベーグルを取ってもらうスタイルです。希望のベーグルがあるなら電話予約がおすすめ!開店後は来店のお客さんの接客が優先となり、電話に出られない場合もあるので、開店時間(平日12:00、土曜9:00)の1時間前からオープンまでの時間がつながりやすくて◎。日替わり・工場直販限定商品、当日のベーグルサンドの内容は、Instagramでチェックしてみて。

・かみ応え強めなもちもち食感!一貫したNYスタイルのベーグル

ベーグル人気が加速するのに伴い、世にはいろんな食感のベーグルが登場しましたが、同店では創業時からの製法を守り続け、かみ応えのしっかりしたムギュッと密度の高いベーグルが特徴。手間を惜しまず、人の手で丁寧に“ゆでる”ことで、独特の食感を生み出すのだそう。過去には、やわらかい食感のベーグルを製造してほしいとの依頼もあったようですが、NY流のベーグルにこだわり、その信念を現在まで貫き通しています。

プレーン生地を構成する材料は、小麦粉・砂糖・塩・酵母・水のみとシンプル。“おいしいベーグルに不要なものは入れない”という強い理念のもと、できる限り無添加のフィリングを選ぶこと、最終作業工程の焼き印に至るまで丁寧に手作業で行うこと、に重きを置いているそう。

・不動のマコーズ人気ベーグルはコチラ

『プレーンベーグル』170円

まずは食べてみてほしい『プレーンベーグル』は、不要なものを一切使っていないマコーズベーグルの代名詞的存在。小麦の香ばしさ、甘さをダイレクトに味わうのに、もってこいの商品です。もちもちで、かみ応え抜群の食感。おうちで、お好みの具材を挟んでサンドイッチにするのもおすすめです。

『香ばし五穀ベーグル』170円

かめばかむほど、口の中から鼻に抜ける焙煎黒ゴマの香ばしい香りがたまらないこちら。大豆・黒豆・うるちあわ・大麦などが練り込まれていて、穀物特有のプチプチとした歯応えと味わいが楽しめるベーグルです。ヘルシーなベーグル生地に加え、体にも良いとされる素材がふんだんに使われた人気商品です。

『チョコレートベーグル』170円

ひと口、ふた口、さらにもうひと口…と止まらなくなるスイーツ系ベーグル。2種類のココアパウダーを配合したきめの細かいココア生地に、アクセントとして甘いチョコレートが惜しみなく散りばめられています。デザート感覚で食べても大満足間違いなし!

『いちじくベーグル』170円

トルコ産の白イチジクを使用し、ドライイチジクのつぶつぶ感が楽しい『いちじくベーグル』は、濃厚な甘みと食感が楽しめます。女性からの人気が絶大で、通年販売されるようになった商品でもあります。その他、季節のフルーツや野菜を使ったベーグルが登場することも。

・期間限定&工場直売限定商品を狙おう!

『抹茶ホワイトチョコレートベーグル』190円

3カ月ごとに入れ替わる期間限定商品の一つ『抹茶ホワイトチョコレートベーグル』贅沢にも、生地には京都の老舗・小山園の宇治抹茶を混ぜ込んでいます。香り高くほろ苦い抹茶に、甘くとろけるホワイトチョコはお互いを引き立て合う黄金コンビ。相性抜群の組み合わせを口いっぱい頬張って♪夏にはレモンティーベーグル、秋には鳴門金時ベーグルなどもお目見えするそう。

『ラムレーズンマスカルポーネサンド』280円

くるみとレーズンのべーグル生地に、大人の香り漂うラムレーズンをたっぷり混ぜ込んだマスカルポーネチーズをサンドした贅沢な一品。日替わりで登場するサンドには「ブルーベリーマスカルポーネ」「チョコレート&オレンジマスカルポーネ」、変わり種では香川の特産品を使用した「高瀬茶あずき&きなこマスカルポーネ」なども。

「すぐに食べないベーグルは冷凍。食べる前に自然解凍し、ホイルに包んで3〜5分リベイクがおすすめ」と話すベーカリーチーフ。そのまま食べるとムギュッと食感、リベイクして食べると軽いかみ心地に。全く食感が異なるので、両方の食べ方を楽しんでみては。

長年、高松で愛され続けるベーグル専門店「MACOU’S BAGEL(マコーズベーグル)」。変わらぬ味を、お得に味わえる工場直営店舗へレッツゴー!

■詳細情報

■DATA

MACOU'S BAGEL (マコーズベーグル)

所在地
香川県高松市川部町1494-8
電話番号
087-816-0070
営業時間
平日/12:00〜17:00(売り切れ次第終了)
土曜/9:00〜15:00(売り切れ次第終了)

【東かがわ】ハード推し!「NICOPAIN(ニコパン)」こだわり素材のハイレベルパン

・本格ハードパンが楽しめる「NICOPAIN(ニコパン)」

東かがわ市の国道11号線沿い、JR讃岐白鳥駅から西へ徒歩約5分の場所にある「NICOPAIN(ニコパン)」は、2023年5月にオープンしたブーランジェリー。パンのお店が少ない東かがわ市内では、貴重な存在です。

店内にあるカウンター席でイートインすることも可能です。焼きたてのパンをその場ですぐ頬ばったり、ドライブの合間に立ち寄ってサクッと食事したりと、気軽に利用できるのがうれしいですね。

パンに合うコーヒーとして、石焼きの深煎り豆を使用した『ホットコーヒー』や『アメリカン』(各200円)、コロンビア産オーガニック豆の『アイスコーヒー』(250円)をスタンバイ。イートインやテイクアウトのお供にいかが?

・素材にこだわった無添加生地

同店を監修したのは、大阪の有名ホテルでベーカリーシェフを務めた米澤孝一氏。素材選びからこだわった生地は無添加でありつつも、洗練された味と食感が特長です。パンの要となるベースの生地自体が高水準なので、ワンランク上の味わいを楽しめますよ。

『湯種食パン 1斤』400円

人気の『湯種食パン』は、生地をこねる時に熱湯を使用する湯種製法特有の、しっとりもっちりとした食感が特長です。クラム(中身)の密度が高く、非常にキメ細やか。クラスト(外側)部分も厚みが薄く、調和の取れた食感に職人の技を感じます。

いわゆる生食パン系なのでそのまま食べても十分おいしいのですが、軽くトーストすると表面はサクッとしつつ、中はもっちり感をキープした繊細な歯触りに「おっ」と声が出るかも。贅沢に4枚切りで食べてみると、より違いを感じられるので試してみて。

食パンだけでもバリエーション豊富で、『グラハム食パン 一斤』(400円)や『十七穀入り食パン』(450円)、『ブリオッシュナンテール 一斤』(640円)などのほか、生地の扱いが一段と難しいレシピの『レーズンブレッド 一斤』(580円)も要チェックです。

クロワッサン生地も粉から作るフルスクラッチ製法。同店では現在2種類あり、それぞれ生地と折り込みを作り分けているというこだわりにも注目です。

『クロワッサン』(230円)はフランス産最高級小麦と国産発酵バターを使用し、4つ折りの16層でパリパリとしたパイ生地風に仕上げています。

『全粒粉クロワッサン』220円

『全粒粉クロワッサン』 は全粒粉の湯種製法という、クロワッサンでは非常に珍しい組み合わせで手間がかかっているのが特長。3つ折りの27層でモッチリとした食べ応えのある食感です。

どちらのクロワッサンもシロップコーティングで表面だけ少し甘さがありますが、中は発酵バターの風味がしっかり感じられます。リベイクするとパリッと感が復活するので、ぜひトースターで温めて。

ぜひとも食べてほしいハード系パン

数あるパンの中でも、ぜひトライしてほしいのはハード系のパン。ハードパンというと、サイズが大きくて試しづらかったり、ちょっと地味な気がして取っ付きにくい印象があるかもしれませんが、同店の品々はどれもハズレがないと言っていいほどのクオリティー。しかもハーフサイズ品がいくつかあるので、一本丸々は食べ切れないという人や、試しに食べてみたいという人にもうれしいポイントです。

『バケット』300円

同店の『バケット』は、一般的なバゲットよりも短くて食べやすいサイズ。どちらかと言うとバタールに近い気泡の入り方で密度が高めです。無駄なものは入れないリーン系の本格仕上げで低温熟成、長時間発酵。

フランス産最高級小麦100%のおかげで小麦の香りがすばらしく良いです。食べる前はもちろん、かんでいると小麦の風味がしっかり感じられ、うま味も口の中に広がります。塩気がアクセントになっていて、少々雑にリベイクしてもクラスト(外側)がパリッと、クラム(中身)はしっとりとした食感で、ポテンシャルの高さをうかがえる一品です。

『胚芽セレアル』470円

『胚芽セレアル』は店主イチオシの品。フランス産小麦とグラハム粉のブレンドに、ローストした胚芽を入れることで香ばしさをプラス。栄養素の豊富なヒマワリの種やゴマもたっぷり練り込まれ、表面にはアマニとオートミールも。それぞれの食感や風味がしっとりとした生地と合わさり、また食べたくなるおいしさに。ハーフサイズ(250円)から試すのも◎。

『クルミパン』530円

フランス産小麦とライ麦をブレンドした生地にクルミをたっぷり練り込んだ『クルミパン』は、セミハード系の仕上がり。歯切れの良い高密度な生地はとてもしっとりしていて、非常に食べやすい食感。クルミは雑味を感じず、食感、風味ともにとても良いアクセントです。

ミニサイズの『クルミ(小)』(180円)もありますが、しっとりとしたクラム(中身)を楽しみたいなら大きいサイズかハーフサイズがオススメですよ。

惣菜パンやベーグルなどバリエーションも豊富♪

同店に並ぶパンのバリエーションは30種以上!開店直後より、11時ごろに商品がそろい始めるので、開店直後から少し時間をずらして来店するのが狙い目かも。店主の推しはハード系ですが、お客さんの要望が多い惣菜パンも売れ筋です。

菓子パン系も魅力的なものばかり。ゴマたっぷりのセレアル生地にあんこをサンドした『あんセレアル』(220円)は、ごま団子を彷彿とさせる一品。クロワッサン生地にシナモンをプラスした『シナモンロール』(300円)や、クルミパン生地に練乳クリームをサンドした『くるみミルク』(320円)も人気です。

『ラングドブフ』200円

フランス語で“牛の舌”という意味の『ラングドブフ』は卵とバターたっぷりのブリオッシュ生地にシュガーバターをトッピングしたもの。ジューシーなバター感と口溶けの良い生地が魅力の一品です。

香川県のオリジナル小麦「さぬきの夢」を配合したベーグルは、モチモチ食感で食べ応えたっぷり。レギュラー6種類と、たまに変わり種が出ることもあるそう。焼き色をあえて付けず、種類ごとの色味がキレイに残るよう焼成されているのもポイントです。

「真面目でちゃんとしたものを提供したい」と話す店主。無添加にこだわった生地や、栄養価の高い素材を取り入れたパンなど、健康志向な人にもオススメです。パン好きな人は必見のお店ですよ!

■詳細情報

■DATA

NICOPAIN(ニコパン)

所在地
香川県東かがわ市湊1909-1
電話番号
0879-25-0358
営業時間
10:00〜18:00(売り切れ次第終了)
店頭・電話にて取り置き可能