和食

【高松】「おやさい食堂shima」特別じゃないいつもの食事をヴィーガン料理で

・ヴィーガンも気軽に「おやさい食堂shima」


ことでん瓦町駅から徒歩6分。常磐町商店街(トキワ街)と田町商店街の交差点から中央通り側へ広場を進み、最初の小道を左(南)へ曲がると、程なく個人商店の本屋や飲食店が軒を連ね、ノスタルジックな雰囲気が漂うゾーンに。その道に面する建物の2階に「おやさい食堂shima」があります。

「TEN to SEN ゲストハウス高松」の中にあるこちらは、宿泊者はもちろん食事だけの利用も可能です。階段を上った先の扉はゲストハウスと同じですが、ドアをくぐって左側が食堂となっています。

オーナーの杉浦さんいわく、宿泊するお客さんに近くのおすすめレストランの話をする際、肉など動物性由来の食品を食べない、ヴィーガンの人に案内できる店が当時高松では見つからなかったそう。それならばと、ラウンジだった場所をリノベーションして、動物性由来の食材を一切使用せず、地元の野菜をたっぷりと使ったヴィーガンの人も気軽に訪れることができる食堂を、2024年の2月に自らオープンさせました。

木のぬくもりを感じるインテリアは、まるでヨーロッパのアパートメントのよう。窓からは通りの景色が望め、程よい距離で感じる街の気配は、何だか心が落ち着きます。料理が運ばれるまでの間も、慌ただしさから離れ、一息つけるような心地よい時間が流れています。

・野菜を使った丁寧な日常のごはん

『野菜春巻きセット』1,300円

食べ応えがあって人気の『野菜春巻きセット』は、エノキ、シイタケとモヤシ、白ネギ、ニラ、ニンジンをみそや塩麹、米麹などの発酵食品と合わせることでコク深い味を生み出しています。揚げたての春巻きのパリッとした食感と、肉が入っていなくても得られる満足感に、思わず笑みがこぼれます。

セットには旬の物を使った小鉢と、自家製の“タマネギ麹”を使った豆乳みそ汁が付きます。具だくさんな豆乳みそ汁は野菜のうま味が濃縮されたポタージュのようで、これだけでもおかずになりそう。キッチンで一から作られている家庭的な味に、お腹も心も大満足!

『大豆ハンバーグセット』1,300円

近年注目を集めている、インドネシア発祥の大豆発酵食品の“テンペ”を使ったハンバーグ。肉の代わりにフードプロセッサーにかけたテンペと、タマネギ、シイタケが練り込まれています。臭みや粘り気が気になることもなく、さっぱりとした味わいの和風ハンバーグの定食は、タンパク質や食物繊維も豊富でヴィーガンでなくとも食べやすく、興味をそそる一品です。

『選べるおにぎりセット』おにぎりの値段+おかずセット650円 

海外のお客さんにも人気のおにぎりは、大豆ミートのみそ肉そぼろ、梅干し、高菜漬けなど、1個200円または250円の8種類の中から好きな物を選べます。大豆ミートのから揚げ、豆乳みそ汁、小鉢が付いたおかずセットと一緒にお腹の空き具合に合わせてどうぞ。

“台湾素食(タイワンスーシー)”に対応して、ニンニク、ネギ、タマネギ、ラッキョウ、ニラの“五葷(ごくん)”を除いたメニューもあります。

・自然素材で作る、味わいも大満足なスイーツを♪

『ヴィーガンアイスクリーム』シングル200円、ダブル250円、トリプル300円

甘い物が欲しくなってもご安心あれ。牛乳の代わりに豆乳やココナッツミルクを使用、白砂糖は使わずアガベシロップと甘酒で作られた自家製アイスも用意されています。さっぱりとした軽い口当たりで、食後のデザートにぴったり。バナナ、抹茶、チョコレート、イチゴの4つの味があるので、どれを食べようか悩めるのもうれしいですね♪

『黒蜜きなこごまプリン』400円

ごまの香ばしい風味と、なめらかな口当たりの『黒蜜きなこごまプリン』も、もちろん卵は使っていません。きな粉と黒蜜をかけて上品な和風スイーツをご堪能あれ♪

特別な料理ではなく、地元の野菜を使った日常の食事を楽しめる「おやさい食堂shima」。ヴィーガンでなくとも、「今日は野菜をたっぷりと食べたい!」という気分を優しく満たしてくれます。仕事帰りなどに気軽に寄ってみて。

■詳細情報

■DATA

おやさい食堂shima(シマ)

所在地
香川県高松市田町1-11-2階(TEN to SENゲストハウス高松内)
営業時間
16:00~21:00(L.O.20:30)

【高松】「季節料理どちらいか」炭火で焼く焼き魚と羽釜で炊くご飯で体がよろこぶ贅沢ランチ

・和みのランチ処「季節料理どちらいか」

オフィスビルや商業施設がひしめく高松市の中心街・鍛冶屋町に、瀬戸内の鮮魚に特化したランチが人気の和食処「季節料理どちらいか」はあります。美術館南通り沿い、高松市美術館の南入り口を出ると正面に見えるビルの半地下部分が入り口です。

店内には間仕切りでプライベート空間が保たれたテーブル席と一人利用にもピッタリなカウンター席があります。炭焼きの囲炉裏(いろり)や羽釜などが目の前に並ぶカウンター席も和食処ならではの醍醐味が味わえる席としておすすめです。

料理を担当する店主の西野さんは、長きに渡り和食の世界で経験を積んだ板前でもあります。店名の“どちらいか”は、出身である徳島の方言で「どういたしまして」の意味で、柔らかい響きと懐の深さを感じる意味合いがお店の雰囲気にピッタリです。

・目にも美しい瀬戸内鮮魚の昼定食

『海鮮ちらし定食』1,300円

1日限定5食の『海鮮ちらし定食』は、メインの海鮮丼に小鉢・みそ汁・香の物がセットで付いて、満足感のあるボリューム。確実に食べたい人は、電話での予約がベターです。

毎朝、店主が自ら市場で目利きした鮮魚が約7〜8種盛られた丼は目にもおいしく豪華絢爛(けんらん)。取材時はカツオ・コノシロ・ホタテ・スズキ・マダイ・シマアジ・サーモン・マナガツオに香川のブランド魚・オリーブハマチが酢飯の上に美しく並んでいました。たまにはお昼からこんな贅沢もアリですよね。

『お刺身盛り合わせ定食』1,500円

丼ではなく刺身として新鮮な魚をじっくり味わいたい人は『お刺身盛り合わせ定食』がおすすめ。刺身盛り合わせのほか、白米と小鉢が2品、みそ汁に香の物がセットになった定食です。お店自慢の白米と刺身の相性の良さを堪能できる一品です。

ご飯はすべて羽釜で炊かれたものを提供するというこだわりようで、炊きたての白米はみずみずしく、食べ終わる頃までツヤツヤ感が残る芸術的なルックス。米の一粒一粒が立っていて、外側のハリ感と本来の甘みをかみしめるほどに感じられますよ。

・炭火で焼く焼き魚が絶品

鮮魚な刺身のほかに焼き魚にも注目を。注文が入ってから一切れずつ串刺しにした大ぶりな魚の切り身を炭火で丁寧に焼き上げます。余分な油や水分を落とし、うま味だけが凝縮された焼き魚は絶品。炭火で調理した焼き魚と羽釜で炊いたご飯、同店のランチが人気であり続ける理由がここにあります。

『焼魚定食(サバの塩焼き)』1,200円

「一番人気はサバの塩焼きですね」と店主。切り分けた状態で約200gの大ぶりなサバは、半身ほどありそうなサイズ感です。箸を入れると肉厚でジューシーなプリプリの白身がお目見え。羽釜の炊きたてご飯との相性も言うまでもなく◎。そのほか小鉢・みそ汁・香の物が付け合わせの満足セットです。

『焼魚定食(鮭の塩焼き)』1,200円

朝食のイメージが強いサケの塩焼きも、炭火で焼きたてのものとなると一味も二味も違って箸が止まらなくなる味わいで、昼にもぴったり。サバの塩焼きに負けず劣らず、多く注文されるそう。表面をパリッと焼き上げ、内側には潤いを閉じ込めた絶妙な焼き加減のサケの切り身は、できるだけ熱々のうちにいただくのをおすすめします。

『日替わり定食』1,100円〜

取材時の献立は『サワラの西京味噌(さいきょうみそ)焼き』で、こちらも根強いファンを持つメニュー。店内で漬け込んだサワラの切り身は、うま味がいっそう凝縮されプリッとした弾力のある食べ応えに。日替わりのため出合ったらついオーダーしたくなる一品ですね。そのほかの日替わりメニューではブリの塩焼きも注文が集中するそう。

厳選した米を羽釜で炊いた白ご飯と、目利きした瀬戸内の鮮魚、炭火でじっくり焼き上げた魚。基本をしっかり抑えた和食の数々は、シンプルゆえに丁寧な仕事ぶりが際立ちます。街中の和食処「季節料理どちらいか」で、ゆったり大人の贅沢ランチを堪能して。18:00からはディナーも利用できますよ。

 

■詳細情報

【多度津】「そらとたべるthreee」絶景邸宅レストランで手打ちそばとオリーブ牛の贅沢ランチを

・邸宅レストラン「そらとたべるthreee(スリー)」

JR予讃線海岸寺駅から車で約4分、県道21号沿いの高台にあるのが「そらとたべるthreee(スリー)」。道路に面した駐車場の看板を目印に車を停めたら、緑が生い茂る脇道を下って。

道を進んでいくと、赤いレンガの外壁と木製のドア、レストランとは思えない重厚で落ち着いた建物が見えてきます。なんだか知人の邸宅に招かれたかのようなわくわく感を味わえますよ。

実際に使用されていた邸宅をリノベーションした見晴らしの良いダイニングルーム。大きな窓越しの景観は圧巻です。広々とした4人掛けのテーブルや窓向きのカウンターテーブル、ソファ席など好みのスペースを見つけてくつろげるのもうれしいポイント。

玄関前スペースには、善通寺の街並みとこんぴらさん方面の山々を一望できるロケーションを生かし、額縁風に切り取った景観と一緒に記念撮影ができるフォトスポットがあります。備え付けのカウンターを使って食事も可能で、ペット連れのお客さんに好評です。

店長の米田(よねだ)さんは、幼少期から数字の“3”に強いこだわりがあり、店名にも英語で“three”を入れ、スペルもeを3つ並べています。奥さまの実家が精肉店で質の良い肉が入手しやすいこともあり、本格手打ちそばと高級肉でもある香川のブランド牛・オリーブ牛のコラボレーメニューが実現しました。

・本格手打ちそばのランチはいかが

『ざる蕎麦』900円

ツルツルシコシコ細切りの『ざる蕎麦』は、時季ごとにそば粉の産地を変えるこだわりよう。取材時は茨城県常陸(ひたち)産のそば粉でしたが、北海道産や沼田産など全国の名だたるそばの産地を網羅しています。温かいかけ出汁(だし)でいただく『かけ蕎麦』(900円)や甘みとコクのある『くるみだれ蕎麦』(900円)もおすすめ。季節ごとに変わるそばを楽しむのもまたおつですね。

毎週木曜は十割そばの日。普段は二八そばを提供している同店が10食限定で十割そばを提供するとあって、このメニュー目的の来店客も多いのだそう。普段よりさらに強いそばの香りと風味を楽しめますよ。

・香川を代表するブランド牛との贅沢なコラボ

『オリーブ牛すき焼き蕎麦(ざる)』2,350円

同店の2大看板メニュー『ざる蕎麦』と『オリーブ牛すき焼き』を堪能できる贅沢なランチセットです。ざるそばはしっかり1枚、オリーブ牛のスライスもボリュームがあって食べ応え◎。すき焼きのほか『オリーブ牛焼きしゃぶ』とそば、または白ご飯といったセットメニューもラインアップ。そば好きにも肉好きにもうれしいメニューが豊富にそろいます。

テーブルに置かれた食べ方の解説の挿絵がかわいらしい“HOW TO EAT SUKISOBA”。料理が運ばれてくるまでの間、窓から見える景色を楽しんだりや食べ方の解説書を読んだりしながら気持ちを高めて♪

割下の味わいを堪能するもよし、溶き卵と絡めていただくもよし、上質なオリーブ牛の味覚をお好みの食べ方で存分に味わってください。ひとしきりオリーブ牛を堪能した後は、肉汁が溶け込んだ割下にそばをつけて“すきそば”として召し上がれ。同店ならではの手打ちそばとすき焼の豪華コラボレーションです。

・食後のスイーツ&ドリンクも充実♪

『スーパーレモンスカッシュ』640円

爽やかなレモン果汁を炭酸で割った『スーパーレモンスカッシュ』は少しドライな風味が隠し味。レモンスライスも浮かべて見た目も涼やかです。そばに含まれるルチンとレモンのビタミンは意外にも相性が良いそうで、一緒に摂取するのがおすすめだと米田さんは話します。ランチとセットの場合は+350円でいただけます。

『ドリンクブリュレセット』700円

甘いものは別腹派の人は、ランチメニューにブリュレと選べるドリンクが付いたお得なセットはいかが?店主オリジナルのクレームブリュレは、福岡県産の滋養卵を使用した濃厚な味わいにバニラビーンズの風味が絶品。表面のキャラメリゼを割り崩してトロトロのカスタードと一緒に頬張ると、満足度もさらに増すこと間違いなし。

窓から見える景観だけでも夢見心地なロケーションの邸宅レストランで、本格手打ちそばとオリーブ牛の贅沢コラボランチが味わえる「そらとたべるthreee(スリー)」。一人でのんびり訪れて店長とおしゃべりを楽しむもよし、家族や友達と特別なシチュエーションで行くもよし、どんな場面でも利用しやすい満足度の高いレストランです。

■詳細情報

■DATA

そらとたべるthree(スリー)

所在地
香川県仲多度郡多度津町青木801-12
電話番号
0877-43-7672
営業時間
ランチ/11:00〜15:00(L.O.14:00)
ディナー/17:30〜22:00(L.O.21:00)
※火曜はランチのみ営業
※なくなり次第終了

【高松】「KAZMART(カズマート)」で和風の創作料理とフォトジェニックな空間を楽しんで♪

「KAZMART(カズマート)」

ことでん片原町駅から徒歩約3分、片原町西部商店街と高松ライオン通商店街が交差する角に、2023年4月にオープンした「KAZMART(カズマート)」は、和食ベースの創作料理やアルコールが楽しめるキッチン&バー。オープン当初よりも北側のガラス面が大幅に広くなり、より明るい雰囲気になりました。

“海外から見た日本”がコンセプトの店内には、ピンクの照明や障子、鳥カゴの中に飾られた桜など個性豊かな“Japan”要素が随所に散りばめられています。飲食店のイメージと反したインパ クトのある空間は、提供されるこだわりたっぷりの料理とのギャップを狙ったそう。フォトジェニックな面と、店主が腕によりをかけた確かな料理の数々が多くのファンを魅了しています。

ハイチェアーのカウンター席ではスタッフとのトークも楽しんで。グラフィックデザイナーが同店のために描き下ろした巨大なアート作品も要チェック。

店名の「KAZMART(カズマート)」は、店主・和馬(かずま)さんの名前と、“和”食、平“和”にもかけられています。コロナ禍でグループ店も打撃を受け、大変だった中でも多くの人々からの助けがあって料理を作らせていただいているということを再認識し、感謝や平和をたくさん感じた経緯から、平和という意味も店名に込めたと店主は話します。

和食ベースのハイセンスな創作料理

寿司や和食の経験を持つ店主が生み出す料理は、和をベースに家庭では作るのが難しいものや考えつかないものを、身近な食材やなじみのある料理と掛け合わせ、創作性に富んだ料理に仕上げているのが特徴。どれも濃い味ではなく、深みと風味がしっかり感じられつつ上品な味わいです。和の食材を必ず一つは取り入れるこだわりにも注目を♪
通年メニューのほか、手書きのメニューに記載された料理は魅力的な食材が出たタイミングで内容が変わります。平日限定のランチメニュー(1,300円〜)も見逃せませんが、今回は土・日曜・祝日と終日夜メニューとして提供される品々を紹介します。

『スモークハマチの胡椒タタキ』1,780円

ハマチ特有の香りや脂がのった風味は、コショウを身にすり込むことでさっぱりとした味わいに。ヒッコリーの香りを燻(いぶ)して重厚感を、ドライ醤油(しょうゆ)で香りもプラス。エノキを乾燥させ素揚げしたものは、かめばかむほどうま味が出てきます。

炙(あぶ)ったハマチの皮目がパリッと小気味良い食感。盛り付け一つとってもセンスあふれる一品を堪能して。従来のタタキ料理のイメージが覆るかも?

『生ラムのメンチカツ』980円

臭みの少ない新鮮なラム肉を、ブロック肉から筋と脂を取り除き、ミンチにする部位とサイコロ状にカットするといった手間を惜しまぬ工程を経て作られたメンチカツ。ゴロゴロっとした肉の食感も楽しめるよう、サイコロカットをローストしてミンチ肉で包み、ミディアムレア状に揚げます。仏生山で食酢を製造販売する老舗「神崎屋」の「神崎ソース」による奥深いコクと香辛料の風味が、よりラム肉のうま味を引き立てます。

『白味噌(しろみそ)カレーおうどん』850円

うどんメニューも例にもれず魅力的なものばかり。『エビのトマトクリームおうどん』(980円)や『イカ墨釜玉おうどん』(950円)といったパスタ風のものから、『和三盆だしのごぼ天おうどん』(650円)、『和三盆だしの牛しゃぶおうどん』(950円)といった、定番感のあるものもスタンバイ。『白味噌カレーおうどん』は白味噌、スパイス、ペースト状の鶏肉をベースに、魚の出汁(だし)であるフュメ・ド・ポワソンで溶いたスープが決め手のうどんです。計算された平麺の厚みや幅にもご注目あれ。

スープはカレーらしいクミンの香りに、鶏肉のうま味やかつお節の風味が奥行きを生み出しています。ひとひねり、ふたひねりあるうどんにトライしてみて。

スイーツ?酒のアテ?絶妙な塩梅(あんばい)の品々

『季節のフルーツとレバーパテ クルミのチュイール』680円

フランス料理のオードブル的なフィンガーフード『季節のフルーツとレバーパテ クルミのチュイール』も手が込んでいます。大福風にレバーパテを求肥(ぎゅうひ)で包み、シナモンとクルミが効いた薄焼きクッキー“チュイール”でサンド。そして季節のフルーツをオン。それぞれの食感や風味がとても楽しい一品です。

『バスクチーズケーキ』600円

『バスクチーズケーキ』も一筋縄ではいきません。小麦粉を使わずトロトロのテクスチャーに焼き上げた生地が目にもおいしいこちら。ホワイトチョコとバターのコクが感じられつつ、甘さを極力減らしてお酒のアテに仕上げたチーズケーキです。コリっとした食感のマカダミアナッツや、同店ならではの和のアクセントとして、最後に振りかけられるドライ醤油とミカンの皮も入ったスパイシーな七味が上品に香り、スイーツとおかずの中間といった絶妙な立ち位置です。平日ランチの利用時はプラス500円で楽しめますよ。

店名と同じく平和の意味が込められている同店オリジナルキャラ“ピースバニー”は、壁面のアートと同じグラフィックデザイナーの作品で、よく見るとピースした手の形が輪郭のモチーフになっています。 何匹か店内でかくれんぼしているかも?

和を感じるハイセンスな創作料理を楽しむことができる「KAZMART(カズマート)」。ディナーのほか平日限定ランチや、土・日曜・祝日の12:00〜17:00は、スパークリングワインが1杯290円で楽しめるお得なハッピアワーを開催。食事とともに昼飲みも楽しんで。

■詳細情報

■DATA

KAZMART(カズマート)

所在地
香川県高松市片原町9-15
電話番号
087-884-5610
営業時間
平日ランチ/11:30〜14:30
平日ディナー/17:00〜23:00
土・日曜、祝日/12:00〜23:00(最終日は22:00まで)

【高松】「KanaTan(カナタアン)」野菜たっぷりのおばんざい定食でヘルシーに満腹に!

・定食屋「KanaTan(カナタアン)」

「KanaTan(カナタアン)」は、ことでん瓦町駅から徒歩約5分、南新町商店街とトキワ新町商店街の間に位置する通称“ぎおん通り”のビル内にあります。周辺は高松屈指の飲み屋街なので、初めて訪れる人はちょっぴりドキドキ。レトロな看板が並ぶ通りを進んでいきます。

テナントビルの前には当日のメニュー看板が出ているので、入店前にチェック!週替わりの肉と魚の定食、パスタの内容が紹介されています。らせん階段か、奥のエレベーターで4階に上がりましょう。

階段、エレベーターからもすぐ近く。店名が書かれた扉が目に飛び込んできます。ドアを開けて、いざ入店!

カウンターやテーブル、合わせて10席ほどのこぢんまりとした店内は、オーナーが1人で営業しているため、お客さん全員に気を配れるサイズ感を目指したそうです。2023年8月のオープン後から徐々に口コミで評判を集め、近所で働く人はもちろん、意外にも海外からの旅行客も珍しくないそう。どこか懐かしさも感じる空間は、海外に来たような独特の空気感が漂います。

オーナーは銀座、六本木で日本料理店の料理長を務めたこともあり、全国をあちこち巡ってイタリアンや韓国料理などジャンル問わず多種多様な料理に携わってきたという経験の持ち主。
同店の周辺では、ご飯を気軽に食べられるお店が少ないということから、野菜を使った体に優しい定食で、リーズナブルにお腹いっぱいになってほしいとお店を始めたそうです。

・旬の野菜を使ったおばんざいがずらり

『KanaTan定食(おばんざい定食)』800円

季節の野菜を使った小鉢がずらりと並ぶ『KanaTan定食』は、その日のおばんざいが5品に、サラダ、野菜スープ、白米または十六穀米から選べるご飯が付いた大満足のボリューム。その時々のサービスで小鉢が追加されることもあり、この値段でいいの?と驚くばかりです。

家庭的な味付けのおばんざいは、野菜不足を解消してくれる心強い味方。この日は、ツルムラサキのおひたし、ワサビ豆腐、カボチャのカステラ、ハスイモと小松菜と薄揚げの和え物、ズッキーニとツナの和え物、トマトのおひたし、ゴーヤとキムチの炊いたん、白ナスの煮物とさまざま。「調理法が気になったら教えます」と気さくなオーナーとの会話を楽しむのもいいかも。
17:00から21:00までの夜営業でも、値段は変わらずオーダーできるので、お酒と一緒に楽しむこともできますよ♪

・メインのおかずが創作的!週替わり定食

『棒棒鶏(お肉定食)』850円

週替わりの肉料理の定食は、メインの肉料理にご飯、スープ、サラダのほかにおばんざいが3品付きます。純和風のおばんざいに対して、週替わりのメイン料理は創作性に富んだメニューが多く、ここでしか味わえないと常連さんも楽しみにしているそう。

取材時の『棒棒鶏(バンバンジー)』は、一般的な鶏肉を細かく割いた形ではなく、ドン!と塊の肉がのせられたインパクト抜群の“KanaTan流”。トウガラシのピリっとした辛さと、まろやかなごまみそダレの味わいが食欲をそそります。
最新の週替わりのメニューは、公式Instagramからチェックしてみて。

『おばんざいカレー』700円

毎日登場する『おばんざいカレー』ですが、具材はその日によって変わります。取材時はじっくり煮込まれたホロホロ食感の鶏肉と、大きな野菜がゴロゴロと入った具だくさんなカレー。家庭的な見た目ながら、継ぎ足して煮込んだルーが複雑なうま味とスパイシーさを生み出しています。トッピングのおばんざいと交互に食べるもよし、ルーに混ぜながら食べてもよし、好みの食べ方を見つけて。

・食後はデザートやドリンクで一息

『チーズケーキ』400円

食後には自家製のデザートも楽しめます。ほっと心が和らぐような、優しい甘さと口溶けは、素朴なチーズケーキならではの味。お客さんにお店の味をまねしてほしいという理由で、家庭でもできるシンプルなレシピにしているそうです。

『オレンジジュース』250円

定食と一緒に、ソフトドリンクやアルコールのオーダーもできます。時間がある時は食後の一杯で大満足の余韻に浸って。

夜は予約をすればコース料理にも対応しています。1人2,000円以上の2人からで、お客さんと相談をしながら、予算に合わせてその日限りの料理が振る舞われるというから期待が膨らみます。

昼も夜も、野菜たっぷりの定食で罪悪感なくお腹いっぱいになれる「KanaTan(カナタアン)」。完全禁煙なので、子ども(18歳未満)連れでの入店も可能です。1人客も大歓迎の雰囲気なので、フラッと仕事帰りに食事や一杯という使い方もできますよ。

■詳細情報

■DATA

KanaTan(カナタアン)

所在地
香川県高松市瓦町1-11-17 クイーンズスクエア2ビル 4階
電話番号
080-7334-1218
営業時間
ランチ/11:00〜15:00
ディナー/17:00~21:00
※支払いは現金、PayPayのみ
※営業時間は変更となる場合あり

【さぬき】「蕎麦カフェ心呼庵(ここあん)」で体も心も喜ぶそば&スイーツのランチを♪

・「蕎麦カフェ心呼庵(ここあん)」

さぬき市志度の分譲住宅団地・オレンジタウンの憩いのスポット、オレンジガーデン内にある「蕎麦カフェ心呼庵(ここあん)」は、JR高徳線オレンジタウン駅から徒歩3分ほど。藍色ののれんにかわいらしいお店のキャラが目印のそば屋で、店の前には約15台ほどの駐車スペースがあり、オレンジタウンに住むご近所さんをはじめドライブがてら市街や県外から訪れる人も多く見受けられます。JRの駅が隣接しているので、さぬき市までの車移動が難しい人や、そばと一緒にアルコールを楽しみたい人にもうれしい立地ですね。

スイーツのショーケースとパンや物販のコーナーが迎えてくれる店内は、吹き抜けの天井が広々とした印象で、奥に進むとカウンター席、さらにその奥にはテーブル席が設けられています。カウンター前にはそば打ち専用のブースがあり、時間によってはご主人がそばを打つ姿を目の前で見ることもできますよ。

広々とした明るいカフェスタイルの別室には、ウッディーなフローリングに窓向きのカウンター席とテーブル席が。緑豊かなオレンジガーデンの雰囲気の中、楽しい気分でランチやカフェタイムを過ごせそう♪

・入魂の本格手打ちそば

ご主人の小亀(こがめ)さんがそば作りにおいて大切にしているのは、季節や気温、天気に応じて、その日一番コンディションの良いそばを打つこと。秋田や長野、福井、三重といった、全国津々浦々のそばの産地のバリエーションを広く取り扱い、湿度が多い日は太平洋側、カラッとした日は日本海側と使い分けているのだそう。

およそ10人前のそばを打つのに1時間ほどかけるというご主人。営業日は夜が明ける前から仕込み始め、一つひとつ丁寧に手作業で作り上げています。そば打ちするご主人の姿を目にして興味を持った人は、そば打ち教室も開催しているので気軽に問い合わせてみて。

・四季を感じる蕎麦ランチセット

『Aセット(盛り蕎麦とミニ天丼)』1,650円

初めての人には、打ちたてのそばの風味を楽しめる盛りそばにミニ天丼、小鉢に漬物、ミニデザートまで付いたAセットがおすすめ。付け出汁(だし)は5種類のカツオ節をオリジナルでブレンドし、醤油(しょうゆ)は高松市一宮町にある「広瀬醤油」の甘口醤油を使用。香川県民の口に合ったほのかな甘みを感じる出汁です。そばは盛りのほか、かけそばや冷温盛りそばに、天丼はエビと野菜の天ぷらへ変更することも可能です。

同店では通常9割がそば粉、1割が国産小麦の九割そばなのですが、セット料金に+220円で十割そばに変更することもできます。また“0”のつく日は“10割デー”と称し、貴重な十割そばを通常のそば料金でいただくことができるお得な日。この日を狙って来店する常連もたくさんいるというのも納得です。

ご主人おすすめのエビと野菜天が入ったミニ天丼。エビのうま味を引き出す特殊な下処理を施し、プリプリ食感が楽しめます。そのほかニンジンやカボチャ、サツマイモなどの揚げたての天ぷらに煮切った甘めのタレとご飯がよく合い、箸が止まりません。

『Bセット(冷たいすだち蕎麦と酵素玄米おにぎり)』1,560円

Bセットは『えび天ぶっかけおろし蕎麦』や『きつねなめこ蕎麦』『きつねとろろ蕎麦』などの具だくさんな汁そばがラインアップされていて、付け合わせのご飯は、シンプルな白米のおにぎりか酵素玄米のおにぎりから選べます。もちろんこちらのセットにもうれしい小鉢・漬物・ミニデザート付き。

夏期限定の『すだち蕎麦』は徳島県産のスダチのスライスがたっぷり盛られ、見た目からも涼しさが伝わってきます。出汁自体もカツオや昆布などの深みとスダチの爽やかさが相まって、そばとともに飲み干せてしまうほど。涼を求めて夏限定の『すだち蕎麦』、いかがですか。

玄米と小豆と塩の3点というシンプルな原材料。これらを圧力鍋で炊いて10日間発酵させたものが発酵玄米です。同店では食べやすいようおにぎりにして提供。もっちりとした食感とかめばかむほど出てくる甘みが特徴で、腸活にもおすすめだそうです。

・「米恋(ココ)シャルム」のパン&スイーツ

カフェ部門を担当するのは奥さまの知世さん。アレルギー体質で大好きなスイーツを小さい頃から諦めていた知世さんは、「それなら自分で作ればいい」と発想の転換でパン&お菓子作りを始めたそう。小麦粉を使わないグルテンフリー、卵や乳製品、ハチミツなどの動物性の食材を使わないヴィーガンの製品にこだわり、自身同様にアレルギーのある人も楽しめるパンやスイーツを手がけています。

『米粉ロールパン』360円〜

小麦の代わりに米粉を使用してこねたパンは、米粉独特のもっちり&しっとりした食感が楽しめます。天然酵母や甘味にてんさい糖を使用するなど、体に優しい食材をとことん追究したパンです。コッペパンとロールパンの2種類があり、ロールパンには綾川町の「山清(やませい)」のあんこを使用したものや、シナモンレーズン、ヴィーガンチョコレート、ピーナツバターなどのラインアップが季節によって入れ替わります。高松市のTSUTAYAサンシャイン通り店や西宝町店でのワゴン販売やオンラインショップでも購入可能なので、Instagramをチェックしてみて。

➡︎「米恋シャルム」公式Instagramはコチラ

『ケーキ』430円〜

奥さまが一つひとつ丁寧に手作りするヴィーガンスイーツは、濃厚なチーズケーキをはじめ季節のフルーツを使ったショートケーキや『ガレットブルトンヌ』『コーヒーサブレ』などの焼き菓子まで多彩にそろいます。現在でもヴィーガンスイーツの研修に積極的に参加し、日々進化するヴィーガン素材をいち早く取り入れる徹底ぶり。生クリームのように見えるクリームは、ココナッツ風味のヴィーガンクリーム。代用品としてではなく、この軽やかなココナッツクリームを目当てに買い求める人も多いのだそう。日ごと、季節ごとに提供されるスイーツは変わるので、店頭のショーケースで確認を。

『発酵チーズケーキ』660円

まるで濃厚なチーズケーキそのままの『発酵チーズケーキ』は、豆乳ヨーグルトを4時間以上発酵させチーズの香りに近づけるという手間暇かけた絶品スイーツ。どことなく燻製のような香りも漂う風味豊かなこちらは、全国のヴィーガンスイーツを食べ歩く人が大絶賛したり、ヴィーガンではない人もこのチーズケーキ目当てに訪れたりする人もいるほど。

お得なケーキセットは、ショーケースから好きなケーキとドリンクをチョイス可能で、ドリンク代が150円引きで利用できますよ♪

・楽しいイベント盛りだくさん

来店するお客さんやなじみの人、近所の子どもたちの喜ぶ顔が見たいと、年間を通じてさまざまなイベントも企画しています。前述のそば打ち体験やそばの十割デーのほか、夏と秋には新そばのイベント、そして夏休み期間の毎週金曜には、17:00〜21:00の時間帯にお店がビアホールと化し、居酒屋メニューとかき氷などをお祭り気分で楽しめるイベントも予定。JRの駅が近いのでアルコール利用の人も楽しめそうですね。詳細はInstagramで確認を。

『かき氷(抹茶)』650円

ビアホールで提供予定のかき氷も小亀夫妻のこだわりが満載。抹茶のかき氷には自家製の甘酒と山清のあんこがトッピングされ、さらに手作りの白玉がオン。そのほかてんさい糖を使用したシロップに、ブルーベリーや桃など季節のフルーツをトッピングしたかき氷や、甘酒スムージーなどもラインアップ予定。ここでしか味わえない優しい味わいの夏のデザートを食べに出かけてみては。満席の可能性もあるので、予約がベターです。

本格手打ちそばの「心呼庵(ここあん)」とヴィーガン&グルテンフリースイーツの「米恋(ココ)シャルム」。どちらも体に優しい素材を厳選したとびきりのごちそうがいただける郊外のレストランです。仲睦まじいお2人が計画する楽しくてお得なイベントも目が離せませんね。

■詳細情報

■DATA

蕎麦カフェ心呼庵(ここあん)/米恋(ココ)シャルム

所在地
香川県さぬき市志度5055−67
電話番号
087-880-5517
営業時間
心呼庵
ランチ/11:00〜16:00(売り切れ次第終了)
※12月〜3月は15:00終了
ディナー/18:00〜22:00(予約のみ)
※2日前までに要予約

米恋シャルム
11:00〜16:00
※16:00以降要予約

【高松】庵治の「珈琲 あるぷす」で上質な海鮮丼や日替わりランチを♪海が目の前で開放感満点

・「珈琲 あるぷす」は“珈琲”だけど海鮮丼が推し!

高松市から庵治町へと続く県道36号(高松牟礼線)に店を構える「珈琲 あるぷす」は、香川県のブランド魚の一つ“オリーブハマチ”の第一人者でもある店主の嶋野さんと奥さまが2代目オーナーとして10年以上営んでいます。海に囲まれた町なのに山の名前?と疑問が浮かぶ“あるぷす”という屋号は、前オーナーが営業していた40年以上前に占い師がログハウスを見て名付けたのというユニークなエピソードも。

入店すると“らんちゅう”の水槽が迎えてくれます。木のぬくもりを感じるログハウスタイプの空間で、1階はテーブル席とカウンター席になっています。

ソファタイプでゆっくりくつろげる2階席からの景色もステキです。特にグループ利用やカフェ利用におすすめ。

1階の窓際に置かれている望遠鏡は、常連客が自由に使っていいよと置いてくれているそう。釣り人の成果をチェックしたり、どの船が帰ってきたか眺めたり、ランチが出てくるまでの間に楽しむ人も。

注目の海鮮丼と日替わりランチ

『あるぷすのかまあげシラス丼』950円

一見喫茶店に思える佇まいですが、看板メニューは海鮮丼!季節限定品や、通年楽しめる魚介もあるので、季節を問わず人気です。中でも『あるぷすのかまあげシラス丼』は通年オーダーできる一品。海鮮丼にはそれぞれ、ちりめんくぎ煮と、あご出汁(だし)がしっかり効いたお吸い物が付きます。淡路島のちりめんくぎ煮は、程よい甘さと山椒の風味が良く、持ち帰り品としても販売されています。

鮮度のいい生シラスを大量の熱湯の中で躍らせるようにゆで上げ、ふっくらとした身に仕上げているのが特徴。うま味をしっかり感じられる釜揚げシラスと、オレンジ色の濃厚なこだわり卵を混ぜて食べると相乗効果でおいしさ倍増!『あるぷすの生シラス丼』(1,000円)が提供される時季は、お吸い物の出汁にも使われます。

『ネギトロ・ホタテ丼』1,500円

目にもごちそうの『ネギトロ・ホタテ丼』は大ぶりな北海道産ホタテ貝柱がたっぷりのった、非常に満足度の高い一品です。鮮やかなピンク色のネギトロと、透き通る宝石のようなイクラがフォトジェニック!

甘みもあってトロッとやわらかいホタテや、ホワホワ食感のネギトロ、ぷっくらとした最高級のイクラなど、すいすい食べてしまう魅力だらけ。取り寄せているこだわり醤油(しょうゆ)は甘めでぴったり。ふっくら炊きたてのご飯はあえて酢飯にせず、臭みのない魚介類とのバランスが◎。ご飯の大盛りは無料ですが、並サイズでも十分ボリューミー!
また、『あるぷすのスペシャル丼』(1,800円〜)は、時季の海鮮を盛り合わせる魅力的な一品。予算に合わせてよりゴージャスに仕上げてくれますよ。2日前までに予約を。

『日替わりランチ』780円

手頃な値段もうれしい『日替わりランチ』は、Instagramのストーリーと店先の看板に2週間分が掲示されるので、気になるメニューを先にチェックできていいですね。取材日は『豚肉のバルサミコソテー』。バルサミコ酢が優しくフルーティーに香り、やわらかくも食べ応えある厚切り豚肉や野菜がたっぷり。小鉢2品も付きます。『ハンバーグ』や『チキン南蛮』の日は人気で予約が多いそう。日替わりランチのご飯は、プラス100円で『お取り寄せあるぷすの玉子かけご飯』にチェンジもOK。
フードメニューが意外と豊富で、丼ものや日替わりランチのほかに12種類もあります。ベースの異なるカレー3種類や、パスタ、炒飯なども。

食後のスイーツやドリンクも!

『ホットチョコケーキのバニラアイス添え』650円

食後やカフェ利用時にスイーツはいかが?『ホットチョコケーキのバニラアイス添え』は、フォンダンショコラタイプのスイーツ。カットフルーツやアイスもワンプレートに。

温めることでしっかりとしたナッツの風味と濃厚なチョコレートが口いっぱいに広がる一品。甘さも強くないビターテイストなので食後でも重たく感じずペロッといただけます。そのほか『アイスクリーム』(400円)や『チョコぱふぇ』『抹茶ぱふぇ』(各700円)もありますよ。

『カフェゼリー入りのカフェ・オレフロート』600円

ドリンクはコーヒー、紅茶、ジュースなど約30種類もスタンバイ。カキ三コーヒーの同店オリジナルブレンド豆を使用したコーヒー系メニューの中でも、スイーツ感覚で飲める『カフェゼリー入りのカフェ・オレフロート』が店主イチオシドリンク。フルフル食感のほろ苦コーヒーゼリーとアイスクリームの甘いコク感でバランスを取り、あっさりと飲みやすく仕上げられています。
9:00〜11:00に提供されるモーニングは、好きな飲み物にプラス180円でクロワッサン、ハムエッグまたはスクランブルエッグ、サラダ、ゼリーが付いてとってもお得なので、そちらもお見逃しなく!

10月〜12月限定の『あるぷすのオリーブハマチあぶり丼』(1,500〜2,000円)は、ぜひとも食したい逸品。同店のオーナーである嶋野さんが第一人者として立ち上げた、香川県オリジナルブランドの“オリーブハマチ”を一番おいしいスタイルで堪能できますよ。刺身定食にもチェンジOK。「珈琲 あるぷす」でボリューミーかつ上質な海鮮丼を味わって。

■詳細情報

■DATA

珈琲 あるぷす

電話番号
087-871-4446
営業時間
9:00〜14:30(L.O.14:00)
※料理の取り置き予約可

【丸亀】元祖細麺「中村うどん」200円台から楽しめるできたて手打ちうどんに舌鼓!

・今も昔も変わらぬ元祖細麺「中村うどん」

JR丸亀駅から車で5分ほどのところにある「中村うどん」。創業者である父から伝統の製法と味を受け継ぎ、「練り」に始まり「足踏み」「寝かし」「延ばし」「切り」まで完全手作業で手打ちうどんを提供するお店です。

飯山町にあるセルフうどんの王道店「なかむらうどん」は、実は「中村うどん」のお兄さんが創業され、現在はその息子さんが運営。一家そろってうどん作りに励み、古き良き文化を守り続けています。

【丸亀】讃岐富士を望むセルフうどんの王道店「なかむら」 “とぅるん”としたなめらか麺に舌鼓

「毎日が修行」と言い、ひたむきにうどんと向き合う大将。そのこだわりは、素材から工程まで一寸の抜かりも許しません。

麺の味を大きく左右する小麦粉は数十年来こだわりの銘柄を使用。香川の地を潤す土器川の伏流水と塩を加え手際よく練り上げていきます。

さらに根気と体力を要す「足踏み」の工程は、「耳たぶのやわらかさ」を追求する繊細な作業。長年の感覚だけを頼りに地道な作業が続きます。

翌朝まで生地を寝かしたら「延ばし」そして「切り」の作業。リズミカルに刃を躍らせる大将の姿がガラス越しで眺められ、トントンと店内に響く音がうどんをより一層おいしく感じさせます。

茹でている間は絶えず手の感触で麺のコシを確かめる徹底ぶり。大きな釜から茹で上がるシルクのようにつややかな麺に見入ってしまうお客さんも珍しくありません。

「近年讃岐のうどん店ではかみ応えのあるかための麺が増えてきていますが、昔はもっとやわらかい麺が主流で、コシという言葉の意味合い自体が今とは違っていたんです」と大将。「中村うどん」の麺は細くてやわらかく、伸びがあるのが特徴で、元祖細麺の称号を守り続けています。

こだわりの純生麺は全国発送も可能。詳細は公式HPで確認を。➡︎公式HPはこちら

・セルフアレンジで自分好みの一杯を

店内は10:00のオープンとともに満席に。カウンターのみで20席ほどを備え、外にできる行列もテンポよくはけていきます。

入り口で店員さんにオーダーを伝え、数分後うどんを受け取ったらそこからはセルフスタイル。お好みでテボと呼ばれるザルで麺を温めることができ、かけうどんにはたっぷりのいりこで出汁(だし)を取った熱いつゆをかけていただきます。

横に並ぶ天ぷらメニューは目を見張るビッグサイズ。にもかかわらずえび天(160円)以外はすべて110円と破格で、思わずあれもこれもと手が伸びてしまうこと請け合いです。

ショウガ好きはその場で好きなだけうどんにすり下ろして、新鮮な香りと一緒に味わって。そのほか、ネギ・ショウガ・レモン・ゴマ・ダイコン・季節によりスダチなど、お好みの薬味を添えれば準備OK。

レジカウンター付近では、おにぎりも販売しています(2個入り1皿160円)。

・200円代から楽しめる逸品の数々

『しょうゆ』(小)250円(大)350円

地元のうどん通の人たちがこぞって頼むのが『しょうゆ』。大根おろしやゴマなどお好みの薬味と卓上の特選しょうゆをかければシンプルにして究極の逸品が完成。しょうゆはかけ過ぎ注意、合言葉は「いっしゅう〜はん(1周半)」です。

口当たりはふんわりで、芯はコシが残る絶妙なバランスの麺は、かめばかむほどに小麦が香り、一口ごとに丁寧な手仕事が感じられます。ベテランは麺をかまずにススっと喉で味わうんだとか。

『釜たま』(小)300円(大)400円

人気No.1は王道の『釜たま』。熱々の釜揚げ麺に卵をしっかり絡めたら特製しょうゆまたは熱い出汁をオン。濃厚な黄身にとろりと麺を包み込む白身、出汁・しょうゆの加減でも味わいが変化します。できたてが逃せない一品を自分好みに味わって。

豪快な天ぷらは食べ応え満点。冷めてもおいしさは変わらず、カリカリの衣が食欲を倍増させます。県外から訪れた人は、ぜひ橙(だいだい)色をした香川県特有の練り物「長天(ながてん)」を試してみて。

かまぼこのようなもちもちとした食感が特徴で、そのままでも十分おいしくいただけますが、出汁に浸すとうま味がさらにアップ。おでんや煮物の具としても定番の品です。

・隠れた名物・おでんも外せない

『おでん』各100円

讃岐のうどん屋の多くはおでんコーナーがあり、白みそとからしを混ぜた「からし酢みそ」や、赤みその甘い「田楽みそ」を付けて食べるのが一般的。「中村うどん」では、「田楽みそ」でいただきます。

おでんネタはどれも1個100円というから我慢は不要。時代は変わっても、中村家の変わらないおもてなしの精神がうれしいですね。

お会計は昔ながらの自己申告制。お腹いっぱいになって、食べたものを忘れないように要注意です。電子決済やタッチパネル式の注文が導入されていく時代に、ほっこりとした昔ながらの讃岐うどん文化を随所に感じられる「中村うどん」。製法や味だけでなく、お客さんとの距離感も当時のまま。変わらぬ魅力が地元に根付く人気店の愛される理由です。

■詳細情報

■DATA

中村うどん

所在地
香川県丸亀市土器町東9-283 CLOVER KYOTOビル 1階
電話番号
0877-21-6477
営業時間
10:00〜14:00 ※麺がなくなり次第終了

【丸亀】「純手打うどん よしや 」“オールハンドメイド”がこだわり!変わり種メニューも充実

・次代の旗手「純手打うどん よしや」

讃岐うどんの有名店が集まる香川屈指のうどんの街・丸亀。その一角に、幼い頃から「一流のうどん職人」に憧れを持ち、修業と試行錯誤の日々を乗り越えて店を開いたという「純手打うどん よしや」があります。

同店のコンセプトは“オールハンドメイド”。日本一うどん店の多い香川県内においても手打ちをうたうお店はあっても手切りまで行っているお店はほとんどない中で、現在も手作業に徹しています。ひと手間もふた手間もかかるこの製法を貫く思いの裏には「地元の伝統文化を受け継いでいきたい」という地域愛とうどん愛にあふれ、その姿勢が評価されてテレビやメディアで何度も紹介されています。

暖簾(のれん)をくぐると厨房から「いらっしゃいませ!」という明るい声が響き、店内は活気にあふれています。大人4人がゆったりと腰を掛けられる広々としたテーブル席が並び、3人以上のグループでも立ち寄りやすい雰囲気。

1人でも気軽に入れるカウンター席や足を伸ばしてくつろげる座敷席も完備。県内のうどん店でも座敷があるのは限られているので、小さな子どもを持つファミリーにとっては訪れやすい貴重なお店です。

注文の際は食券の購入を忘れずに。カウンターのスタッフに食券を渡したら、選んだ天ぷらやおでんを取り、うどんを待ちましょう。

・機械を使わない“手練り・手切り麺”

同店のうどんの魅力は、手切りならではの“いびつさ”にあります。手で一本一本、魂を込めて包丁で切るため、機械切りのように真っすぐな断面や均一な太さにならないのが手切り麺の特徴です。「これこそが手切りの良さ。凸凹させることで麺一本あたりの表面積が広くなり、その出汁がよく絡むんです」と、店主は欠点ではなく強みとして最大限に生かしています。

麺のやわらかなコシも同店のうどんの特徴の一つ。老若男女問わず愛され、特に近くに住む年配の常連客が多いため、“誰でも食べやすい食感や味わい”は何よりも大切にしているのだそう。また、毎日通うお客さんも多いことから、つるっとやわらかくのど越しのいい麺に仕上げています。

・地元素材を取り入れたご当地うどんも

『炙っていいとも!』(小) 650円

秘伝の麺と出汁(だし)に、四国産の素材をかけ合わせたご当地うどんも充実!コクのあるうま味とあっさりとした脂身が特徴の「讃岐もち豚」を使ったメニューは『讃岐もち豚の肉ぶっかけ』『讃岐もち豚の肉うどん』(各650円)『炙っていいとも!』の定番のほか、秋~春限定の『イリコかけ豚』(670円)の4種がラインアップ。

飼料作りから生育環境までとことんこだわり抜き、なるべくストレスを与えないように大切に育てられた豚肉は、驚くほど臭みがなくやわらか。香川県が誇るこのブランド豚肉を、『炙っていいとも!』では軽く下ゆでしてから炙ることで、焦がした脂とともにうま味を肉の中にギュッと閉じ込めています。ほんのり甘めのかけしょうゆとの相性は言わずもがな。ボリュームもあって「最高!」の一言に尽きます。

『イリコかけ豚』(小)670円 ※10~5月限定

10~5月の8カ月間限定で提供している『イリコかけ豚』は、定番の『讃岐もち豚の肉うどん』の上に同店の出汁に使っているものと同じ「伊吹イリコ」をトッピングしたもの。

イリコと豚肉という一見ピンとこない二つの素材をまとめるのは、隠し味の「自家製イリコオイル」。一匹ずつ手作業で腹わたを取り除いたイリコを粉末状にしたものから、うま味や香りを抽出しているそう。このオイルを特製出汁にブレンドすることで、深みのある味わいと「讃岐もち豚」に負けないうま味が生まれます。「味変はぜひ白コショウで」と店主。ちょっぴり懐かしい中華そばのような味わいが楽しめますよ♪

『のり玉うどん』(小) 620円

正月に期間限定で販売するやいなやそのおいしさが話題となり、グランドメニューに仲間入りを果たした『のり玉うどん』にも注目を!瀬戸内海産ののりを、板に敷かずにそのまま焼いて乾燥させた「素干し風焼のり」を麺が見えなくなるまでたっぷり使った贅沢な逸品です。

テーブルに運ばれてきた瞬間、ふわっと香る磯の香りに食欲がそそられます。食べる時はぜひ、うどんを温泉卵の黄身とのりを麺にたっぷり絡ませて召し上がれ!イリコが効いた特製出汁とのりが奏でる上品なハーモニーと磯の香りが広がる、余韻までおいしい一杯です。

『すだちひやひや』550円 ※6~9月限定

夏季は徳島県産のすだちを一面に浮かべたすだちうどんが登場します。毎年この時期がくるのを首を長くして待つファンも多く、季節限定にして名物でもあります。爽やかなすだちの香りに包まれ、夏の涼を感じてみては。

うどんのおいしさを引き立てる自家製の天ぷらも12~13種類ほどそろい、麺からトッピングまで手作りにこだわる「純手打うどん よしや」。曜日を問わず朝からお客さんでにぎわい、早い日はお昼前後に完売してしまうという人気店で、“昔ながらの讃岐うどん麺”を型にはまらない“新しいスタイル”で味わってみませんか。

■詳細情報

■DATA

純手打うどん よしや

所在地
香川県丸亀市飯野町東二343-1
電話番号
0877-21-7523
営業時間
7:00~14:00 ※麺がなくなり次第終了

【丸亀】3代続く製麺所「まえばうどん」香川県産小麦の上品な風味と手打ちの力強いコシが自慢!

・綾歌町のセルフの雄「まえばうどん」

うどんの名店が名を連ねる丸亀市。1960年にこの地で創業し、3代にわたって受け継がれてきた製麺所「まえばうどん」があります。2021年2月に全面改装した外観は真新しい印象ですが、歴史が長く、地元はもちろん、県内外の人から長く愛されてやまない人気店です。

お昼どきにはうどんを目当てに長蛇の列ができますが、麺や出汁、天ぷらを持ち帰りで購入するお客さんの姿も。古き良き讃岐うどんの日常がここにあります。

木を基調とした清潔感あふれる店内は、カウンターとテーブル席がバランスよく配されています。同店はセルフスタイルなので、入店したらまずは受付で好きなうどんを注文して、その場ででき上がりを待ちます。うどんを受け取り、天ぷらやおにぎりを一緒にトレーにのせたら、右手にあるレジで会計を済ませて、後は好きな席で召し上がれ♪

「おいしさには誇りを持っています。麺一本余すことなく味わい尽くしてほしい」と語る店主。製麺にかける情熱はもちろんのこと、セルフスタイルとあれど年配のお客さんには配膳をするといった姿も見かけられ、ホスピタリティあふれる接客にほっと心が温まります。

同店の麺は、うどんに最適とされるオーストラリア産「ASW」や讃岐うどん用に開発された香川県オリジナル品種「さぬきの夢」をはじめとする3種類の国産小麦粉をブレンド。それを先代から引き継いできた技術や知識を駆使してこね上げ、コシのある力強い麺が生まれます。

出汁は、讃岐うどんでは主流なイリコ、だし昆布、かつおの合わせ出汁がベース。イリコの持つ香りを最大限に生かしつつ、臭みを抑えるため、丁寧な下処理を徹底したり、返し出汁※1にしたりと手間をかけることで、甘味が強くクセのない味わいに仕上げているそう。

※1 返し出汁とは…砂糖、みりん、酒などを加え、煮かえした調味しょうゆのこと。

・定番はやっぱり『かけうどん』

『かけうどん』(小)250円

ここに来たらまずは最初に食べてほしいのが定番の『かけうどん』。麺の力強いコシや香り高さ、かけ出汁のうま味をダイレクトに感じることができるのは、このメニューのほかありません。

また、「小(1玉)」250円、「大(2玉)」360円、「ジャンボ(3玉)」540円という手ごろな料金設定もポイント!好きな天ぷらと合わせてアレンジを楽しめるのも、シンプルだからこそです。

同店の『かけうどん』は、ゆで上がった麺に自分で好きなだけ出汁をかけるスタイル。控えめにかけてもたっぷりかけても、値段が変わらないのがファンにはうれしいですね。毎日のように通うリピーターの中には、同店の出汁は“宇宙一”と賞賛する人もいるほどのおいしさで、イリコの甘みがふわっと広がる優しい味わいが魅力です。

『かけうどん』の麺は、ゆでたてを水で締めた後、ゆで釜で再び温めた麺の「あつ」か、ゆでてから一度水で締めた「ひや」が選べるので、麺の違いを食べ比べてみるのも楽しいですよ。

『かけうどん』(小)250円 + 『自家製きつねあげ』120円

『かけうどん』にトッピングをするなら、自家製のきつねあげは外せません。甘辛い特製出汁が中までしっかりと浸み込んだきつねは、食べるたびに出汁がじゅわり。その甘味とうま味がかけ出汁に溶け込むことで深みが増し、おいしさがさらにアップします。うどんを覆うほど大きなきつねあげを、ぜひ一度ご賞味あれ♪

・店主おすすめの『ざるうどん』や冬季限定『しっぽくうどん』も

『ざるうどん』(小)340円

店主が『かけうどん』と同じくらいおすすめする『ざるうどん』は、出汁としょうゆをしっかり利かせた甘口のつゆでいただきます。麺をゆでてから水で締める分、温かい麺に比べてコシが強いのが特徴。もっちりとした力強い弾力をかみしめながら、つゆとのハーモニーを楽しみます。

近くで見ると、エッジが立つパキッとした断面と艶やかな美しさが一目瞭然。麺一本一本に歯応えがあり、女性なら1玉でもお腹いっぱいになるくらいの満腹感が得られます。お好みでネギやショウガといった薬味を付けて召し上がれ。

『しっぽくうどん』(小)520円 ※12~4月ごろ限定

香川の郷土料理『しっぽくうどん』は、冬の大定番。ダイコンやニンジン、サトイモといった数種類の野菜と油揚げをうどんのかけ出汁で軽く煮込み、麺の上にかければ完成です。同店では香川県産の金時ニンジンなど、地元野菜をなるべく取り入れているそう。特にサトイモはねっとりとした食感を生かすため、近くで採れた新鮮なもの以外は使わないようにしているといいます。

また、一般的な鶏肉ベースのしっぽくうどんとは異なり、同店のものは牛すじ肉を出汁に使うのがこだわり。「鶏肉よりもうま味の強い牛すじを使うことで生まれる深みのある味わいこそが、うちのしっぽくうどんの魅力です」と語ります。麺と同じくらい野菜がたっぷり入っているので、見た目以上にボリュームが満点!これで一杯520円は破格ですね。

・オススメの天ぷらランキングTOP3

第3位『とり天ぷら』140円

常時10種類ほどある自家製の天ぷらの中で「人気爆発!」とおすすめするのが『とり天ぷら』。薄く開いた鶏むね肉に青のり入りの衣をたっぷり絡めて揚げた一品です。この青のりが、イリコを使った同店の出汁と絶妙にマッチ!そのまま食べるのはもちろん、出汁に浸して食べてもGOOD!

第2位『日高こぶ天』120円

うどん出汁を取ったときに出る日高昆布の“出汁ガラ”を甘く炊き、サックリ香ばしく揚げた『日高こぶ天』。香川県では一般的な昆布天ですが、実は全国では珍しく、いわば“ご当地天ぷら”です。衣の中からふわっと広がる甘い昆布の香りは、一度食べるとやみつきに。食感も楽しく、ついつい箸が伸びるおいしさです。

第1位『蒲鉾扇揚げ天』130円

第1位は色鮮やかなかまぼこに切れ目を入れ、扇の形に開くように揚げた『蒲鉾扇揚げ天』。ちょっぴり甘めのかまぼこは、衣を付けて揚げるだけで味が決まる優れもの。どんなうどんにも上にのせるだけでパッと器が華やぎ、食欲もそそられる一品です。

丸亀市綾歌町で60年以上、世代を超えて愛され続けるうどん店「まえばうどん」。受け継がれてきたレシピに納得するのではなく、“おいしいうどん”を求めて「毎日が勉強」と研究を重ねる店主のひたむきな姿勢や愛がこもったうどんを一度食べれば、長年愛される理由が分かるはずです。麺・出汁・天ぷら・接客、すべてに妥協しないアットホームなうどん店で、“手作りの温かさ”を感じてみては。

■詳細情報

■DATA

まえばうどん

所在地
香川県丸亀市綾歌町栗熊東420-2
電話番号
0877-86-2014
営業時間
10:30~14:10 ※麺がなくなり次第終了