高松市

【高松】「カフェ ドゥ ミストラル」でフランス人店主による南仏の味を♪

「Café du Mistral(カフェ ドゥ ミストラル)」

高松駅から徒歩約10分、高松兵庫町商店街の西端から徒歩約1分の高松市錦町にある「Café du Mistral(カフェ ドゥ ミストラル)」は、県庁前通り沿いのビルの2階に店を構えています。ガラス越しに見える大きなフランス国旗が目印。

フランス南部の街・Châteaurenard(シャトールナール)で生まれ、そこから約30km北東に進んだ街・Carpentras(カルパントラ)で育った店主のシリルさんは、来日して20年以上になるので日本語はペラペラ。香川に来てからは、高松市内の有名パティスリーで長年勤務し、和菓子の商品開発などにも携わっていました。その後、2019年5月に「カフェ ドゥ ミストラル」をオープン。
店名の“Mistral(ミストラル)”は、冬の時期にドイツからフランス南東部へと吹く強い北風の名称。店主のルーツである故郷にまつわる名前が使われています。

大きなガラス張りのエリアがキッチンという、珍しいレイアウトにも注目の店内。それは店主が一番長い時間を過ごす場所だからこそ、居心地のいい空間にしたかったとのこと。カウンターにはテイクアウト可能なパンや、フランス産のチーズなどが入った冷蔵ケース、フランスの本なども置かれています。

壁掛けテレビには、店主の故郷周辺の街並みの動画が流れていて、ちょっぴりフランス旅行に来た気分♪歴史的建造物が多く残るステキな風景を見つつ、カフェタイムを楽しんでみて。モーニングメニューもあるので、朝訪れる人が多いそう。ゆったりしたい人は昼が狙い目です。

南フランスの風を感じるフードメニュー

『ニースのサンドイッチ』950円

メニューにも南フランスのエッセンスが色濃く反映されているので、香川にいながらも現地の空気感を堪能できます。『ニースのサンドイッチ』もその一つ。その名の通りニースの名物サンドイッチであり、正式名は「パン・バニア」。“濡れたパン”という意味で、パンにたっぷりとオリーブオイルを染み込ませているのが特徴です。

バゲットにサンドされたグリルチキンはハーブでしっかり香り付け。プロヴァンス地方でよく使われるドライハーブのブレンド“エルブ・ド・プロヴァンス”をベースに、バジルとタイムを多めに配合した同店オリジナルブレンド。フレッシュ野菜やゆで卵などの具材もたっぷりで満足度が高いです。オリーブオイルがたっぷり染み込んだバゲットは歯切れが良く、食感のトータルバランスも◎。

『クロック・マダム』1,100円

『クロック・ムッシュ』(1,000円)と『クロック・マダム』(1,100円)はベシャメルソースとチーズのリッチな味わいが魅力的です。両者の違いは、卵黄がのっているかどうか。

山食スライスの上にベシャメルソースと、たっぷりのパウダーチーズをのせてトーストし、さらにバーナーで炙(あぶ)ってとろけさせます。チーズはグラナパダーノとパルミジャーノのブレンドでうま味たっぷり。

店主の母のレシピが元になっているベシャメルソースは、バターではなくオリーブオイルを使い、コクがありながらも重過ぎない上品なテイストに仕上げています。豊かに広がるナツメグの香りもGOOD。ぜひチーズが熱々、とろとろのタイミングで召し上がれ。

『ラザニア』※料金未定

ボリュームたっぷりな『ラザニア』が2024年6月以降から新たに登場予定!手作りのミートソースは“エルブ・ド・プロヴァンス”でしっかりとしたハーブの風味をプラス。『クロック・マダム』にも使っているベシャメルソースは、ミルキー感とブレンドチーズのコクが◎。ワインとのペアリングもばっちりです。

サンドイッチ以外のプレートに添えられているサラダに欠かせないのが自家製ドレッシング。店主のお気に入りである、スペインの老舗ブランド「Carbonell(カルボネール)」のエキストラバージンオリーブオイルに、フランス産ビネガー、塩、黒コショウ、白ゴマを漬け込んだシンプルなドレッシングです。鼻に抜けるオリーブオイルの風味が華やか。1g単位での量り売りもしています。

スイーツメニューも朝からスタンバイ!

『クレープ(グラニュー糖)』400円

スイーツ好きな人は、朝からクレープはいかが。トッピングは、日本でも人気のヘーゼルナッツチョコスプレッド“nutella(ヌテラ)”、ジャム、グラニュー糖の3種類から選べます。

パティシエ経験のある店主が丁寧に手焼きするクレープは、厚みがあって食べ応えある満足感が魅力です。オーダーが入ってから焼くので、できたての香ばしさを堪能できますよ。

少しもっちりとした卵感のあるクレープ生地は、シンプルにグラニュー糖でいただくと生地本来の風味をダイレクトに楽しめます。

『クロワッサン』350円、『パン・オ・レザン』400円

フランスで成形したパンを冷凍輸入し、毎朝ガスオーブンで焼き上げています。パリッとサクッとなるよう、あえて焼きはしっかりめに。バターや小麦粉など現地の素材で作られた本格的なパンなので、風味も段違い。テイクアウトもOKです。

『フレンチトースト・クロワッサン』800円

フレンチトーストは、フランスでは“le pain perdu(失われしパン)”という名。時間が経って乾燥したり、かたくなったりしたパンも捨てず、おいしくいただけるようにと考案されたものです。とはいえ同店では時間が経ったパンを使っているわけではなく、朝焼いたクロワッサンを贅沢に使用し、オーダーが入ってからアパレイユ(卵液)を染み込ませて焼きます。

焼いた後は仕上げにフランス産のキビ糖“La Peruche(ラ・ペルーシュ)”を振りかけ、バーナーでキャラメリゼして香ばしさをプラスするひと手間がおいしさの秘訣(ひけつ)。

ベースのクロワッサンにバターがふんだんに使われているので、口の中ですぐ溶けるようなテクスチャーです。最後にのせられたバニラアイスとの温度差が縮まらないうちにペロッとなくなること間違いなし!

『ブレンド珈琲』500円

店主の好きなコーヒーは、高松市の老舗業務用コーヒーメーカー「カキ三コーヒー」のブレンド豆。マグカップのサイズは大または小を選べますが料金は同じなので、のんびりカフェタイムを過ごしたい時はぜひ大で。

コーヒーは、焙煎豆のうま味をダイレクトに感じられるフレンチプレスでの提供。オーダーが入ってから豆を挽(ひ)き、3分お湯に浸してプレスし、注ぎます。『カフェ・オ・レ』(550円)はミルクの量を調整してくれますよ。
ドリンクメニューはほかに、カカオの風味を存分に味わえる『ショコラショー』(600円)や、朝からワインなどのアルコールも注文できます。今後、お酒と合うようなおつまみ系メニューも登場予定。

「Café du Mistral(カフェ ドゥ ミストラル)」のドアを開けたら、まずはあいさつから、店主のシリルさんとの世間話も楽しんで。高松でもフランスの空気感を味わえるステキなお店です。

■詳細情報

■DATA

Café du Mistral(カフェドゥミストラル)

所在地
香川県高松市錦町1-14-3-2階
電話番号
087-813-3575
営業時間
月〜金曜/8:00〜17:00
土曜/7:00〜17:00

【高松】「羽庭(はにわ)」大人な雰囲気漂うカフェバーで自家製生シロップのかき氷を♪

・大人の隠れ家「羽庭(はにわ)」

ことでん片原町駅から徒歩7分の場所にあるカフェバー「羽庭(はにわ)」。高松市中心部の路地裏にひっそりと佇むビルを3階まで上がると、シックなグリーンのドアが迎えてくれます。

ドアにあしらわれた金色のロゴは、オーナーの友人がデザインしたもの。女性らしいやわらかなフォントに気持ちがほっこり和らぎます。

落ち着いた雰囲気の店内は、カウンター席が8席のこぢんまりとした空間。壁際にはバーならではのお酒の瓶やグラスがずらりと並び、日中にもかかわらずしっとりとした空気感を味わえます。
はつらつとした女性オーナーが一人で切り盛りする同店は、オーナーとのコミュニケーションが魅力の一つ。カウンター越しにたわいもない会話をしたり、悩みを聞いてもらったりしていると、つい時間が経つのを忘れてしまいます。一人でふらりと立ち寄っても、優しく迎えてくれますよ。

・暑い日に食べたい!ひんやりスイーツ

『かき氷(キウイ)』1,320円

ふわふわの氷の上に自家製生シロップをたっぷりかけていただく人気のかき氷。同店自慢のシロップは、香川県産の旬のフルーツを砂糖に漬け込んだフレッシュな生シロップ。一切火を通さないので、フルーツそのものの味や食感をダイレクトに楽しめます。かき氷の種類はレモン、キウイ、イチゴ、ミルク。秋にはファンが多いナシも登場します。

取材日はキウイのシロップをチョイス。キウイの果肉がどっさり入った生シロップは、ひと口食べると口いっぱいにキウイのフルーティーな風味が広がり、食べる手が止まらなくなること間違いなし。器に山盛りのかき氷をぺろりと食べられちゃいますよ♪

同店のかき氷はアイス、パンナコッタ、コーヒーゼリーを氷の中にインするアレンジも可能。自分好みにカスタムしてワンランク上のひんやりスイーツを楽しんで。

『クレープアイス(チョコ)』880円

バーナーで表面をパリパリにあぶったブリュレが魅力的なクレープアイス。ほろ苦いブリュレとあま~いアイスのコラボレーションがたまらない一品です。クレープ生地は、プレーン、イチゴ、抹茶、チョコレートをスタンバイ。もちもち食感の生地で食べ応えも抜群です。

・まるでドリンク!?バーカウンターに映えるスイーツ

『飲むチーズケーキ』825円

おしゃれなグラスに入った『飲むチーズケーキ』は、ベースのチーズケーキと好みでマンゴー、抹茶、キャラメル、チョコレートの中からフレーバーを選び、組み合わせることもできます。取材日はマンゴーをプラス。とろりとしたのど越しで、マンゴーの酸味とチーズケーキのさっぱりとした味わいがマッチした一杯です。いろんな組み合わせを試して、自分のお気に入りを見つけるのも楽しいですね。飲むチーズケーキのほか、『飲むティラミス』(880円)もありますよ。

・ヘルシーでかわいいピンクのうどん

『カップうどん』972円 ※テイクアウトのみ

同店のコンセプトである「食べながらキレイになる」を前面に出した華やかでヘルシーなうどん。キュートなピンク色のうどんの上にはスプラウト、ベビーリーフ、トマト、黒豆、カシューナッツがのっていて、サラダ感覚でさっぱりといただけます。

キラキラ輝く丸い粒は、海藻が原料の「海の宝石」というヘルシー食材。その名の通り、まるで宝石のようなビジュアルにテンションアップ!口に運ぶとプチプチ、コリコリとした食感が楽しめます。
ランチはもちろん、ちょっぴり小腹が空いたときにもおすすめのメニューです。

・ユニークなボトルのドリンク

左から『バタフライピーティー』892円、『レモネード』864円 ※テイクアウトのみ

輪っかの珍しい形をしたボトルに入ったドリンク。持ち運ぶ際は、真ん中に腕を通すのが正しい持ち方。テイクアウトして街を歩いていると道行く人からの注目を集めちゃうかも?

ほんのりベリーの風味を感じるバタフライピーティーは、水か炭酸どちらで割るかを選べます。ベリーから色が溶け出して、かわいらしいピンク色に染まるのもおすすめポイント。レモネードはレモンのスッキリとした風味と優しい甘さが合わさったドリンク。輪切りのレモンとミントの葉っぱで、見た目からも爽やかさを感じます。

大人の隠れ家のような雰囲気をまとうカフェバー「羽庭(はにわ)」。深夜まで営業しているので、夜スイーツを楽しむのもおすすめ。オーナーがつくり出す心地よい空気感の中で、至福のおやつタイムを過ごしてみては。

■詳細情報

■DATA

羽庭(はにわ)

所在地
香川県⁡高松市古馬場町6-13⁡ ⁡富田ビル3階⁡⁡
電話番号
080-⁡3163-⁡7787
営業時間
12:00~深夜

【高松】おはぎ専門店「ユキノハギ」ギフトや手土産にぴったりのかわいい和菓子はいかが?

・おはぎ専門店「ユキノハギ」

高松市東植田町・公渕森林公園から車で約1分の場所にある「ユキノハギ」。手延べそうめん、パン、おにぎり、スイーツ、コーヒーなどのお店が集まる複合型施設「むぎなわの里」の一画にオープンしたおはぎ専門店です。おはぎの見た目のかわいさに魅了された店主が、地元の素材や旬の食材を使ったおはぎを提供しています。
白を基調にした優しい印象の店舗は、周りの緑豊かな風景も相まって、まるで絵本の中の世界に入り込んだような気分になります。

こぢんまりとした店内は、シンプルさの中に温かみを感じる空間。ショーケースの中には常時8種類のおはぎが並びます。定番のつぶあん、こしあん、きなこのほか、旬の食材を使った期間限定や一風変わったテイストのおはぎがお目見え。種類は2週間に一度のペースで変わるので、訪れるたびに新しい味との出合いがありますよ♪
人気の品はお昼すぎには売り切れてしまうこともあるので、確実にゲットするにはオープンする11:00の来店が狙い目です。

・外せない3種類の定番おはぎ

左から『つぶあん』170円、『こしあん』『きなこ』各180円

おはぎに使用しているのは、三木町産の無農薬のもち米とコクのあるきび砂糖。クセが少ないので素材本来の味をしっかりと味わえることが素材選びのこだわりの一つです。
たっぷりのあんこで包まれたつぶあんは絶妙な甘さ加減が魅力。数十種類のあんこを使って試作した後に、十勝産のあんこにたどり着いたそう。こしあんはひと口頬ばると思わずうっとりするほどのなめらかな口当たり。こしあん作りは2種類のこし器を使い、毎日手作業で丁寧に作っています。老若男女問わず人気のきなこは、ほっとする優しい甘さでもち米の粒の食感も楽しめますよ。

・斬新なアイデアおはぎに注目!

『ごまみそ』200円

香川県産の黒ゴマをたっぷりまぶしたおはぎの上に炙(あぶ)った白みそをトッピング。白みその中には、すりつぶした金ゴマを練り込んでいます。コクがありまろやかな白みそと香ばしいゴマが相性抜群です。

『抹茶』190円

京都の宇治抹茶と白あんのおはぎ。口に入れた瞬間、抹茶のほろ苦い風味を、白あんの優しい甘さがふんわり包み込み、なんとも幸せな気持ちに。マーブル状に混ざり合った抹茶の深いグリーンと白あんの上品な味わいを堪能して。

『ミックスナッツ』200円

砕いたクルミとカシューナッツを白あんに混ぜ込み、仕上げにアーモンドを飾った『ミックスナッツ』。きめ細やかな白あんとナッツのポリポリとした食感がやみつきになること間違いなし!

『レモン』200円

白あんに香川県産のレモン果汁を合わせたこちらは、レモンの爽やかな酸味が効いた、さっぱりといただける一品です。上にのっているのは絞った後のレモンをピューレに加工したもので、心地よいほろ苦さがアクセントになっています。

『いちご』230円 ※9月~5月(2024年春季分は販売終了)

甘くてジューシーなフレッシュイチゴのおはぎが期間限定で登場。おはぎの周りにはココナッツが散りばめられ、シャクシャクとした食感が楽しめます。
イチゴのシーズンが過ぎるとイチジクが登場する予定。旬のフルーツを使ったおはぎは期間限定なので、見かけた際はお見逃しなく♪

手土産やギフト用にはかわいいラッピングがスタンバイ。年齢も性別も選ばない素朴なデザインのラッピングは、渡す人ももらう人も笑顔になること請け合いです。開ける瞬間もわくわくしますね。

・もちもち食感のモッフルアイス

『モッフルアイス(イチゴ)』450円 ※5月~9月

もち粉を使ったもっちり食感がくせになるモッフルと、自家製アイスが一緒に楽しめる食べ応えのあるスイーツ。牛乳、卵、きび砂糖のシンプルな材料で作った優しい甘さのアイスはフレッシュなイチゴのソースによく合います。種類はイチゴのほか、黒みつきなこ、あずきもありますよ。暑い日にひんやりスイーツはいかが?

・フルーツ香るお酢ドリンク

左から『フルーツビネガーソーダ(いちご・パイン)』各350円

米酢に果物と氷砂糖を漬け込んで作ったシロップを炭酸で割ったドリンク。マイルドなお酢の酸味とほんのり感じるフルーツのフレーバーがシュワシュワの炭酸と合わさり、爽快感のある一杯です。

涼しげで透明感のあるビジュアルは写真映えもバッチリ。木漏れ日や木々のグリーンを構図に入れて撮影も楽しんでみて。

ゆったりとした時間が流れ、かわいいおはぎに癒やされる「ユキノハギ」。おはぎのイメージを変える型にはまらない新しいおはぎに、今後も目が離せません♪手土産やギフトはもちろん、自分のご褒美にもおすすめのおはぎを求めて出かけてみては。

■詳細情報

■DATA

ユキノハギ

所在地
香川県高松市東植田町1361
営業時間
11:00~15:00

【高松】体喜ぶ「藤塚町マルシェ」のランチは新鮮野菜&フルーツから地場産ジビエまで豪華共演!

・ランチも夕食もおまかせ「藤塚町マルシェ」

JR栗林駅、ことでん栗林公園駅のどちらからも徒歩約10分、古い商店が立ち並ぶエリアに佇む「藤塚町マルシェ」。田町商店街のアーケードを南に抜けてすぐの立地ということもあり、利用客は仕事帰りのビジネスマンや近所の主婦が多く、女性の1人利用も多いそう。かつて家具卸だった店舗の看板やシャッターをそのまま使用した外観のため、初めて訪れる人は「ここで合ってる!?」と戸惑うかもしれませんね。

引き戸を開け店内に入ると、外観からのイメージとは打って変わって広々としたスペースが広がります。テーブル席が12席、カウンターが6席で構成された温かみのある空間で、客席の間隔がゆったり保たれているので落ち着いて食事を楽しむことができます。

カウンターテーブルには洋酒やスパイスのボトルに混ざって、店主の趣味で集められたさまざまなジャンルの書籍が並びます。入り口近くのシェルフにも同様に本や雑誌が陳列されているので、気になる1冊を手に取ってドリンクをお供に心静かに過ごすのもステキです。

年季の入った建物同様、タイムスリップしたかのようなレトロ感漂うタンスやステレオシステムが入り口横に配置され、さりげなく飾られた生花にも趣があふれています。

・厳選素材の手作りスイーツ&特製ドリンク

『すももソーダ』800円

さぬき市造田の「飯田桃園」のすももピューレを使用した『すももソーダ』。カルダモンとスライスレモンで軽く爽やかな口当たりに仕上げていますが、その後甘酸っぱいすももの風味が口の中に広がります。ドリンクはほかに、自家製青梅シロップをソーダで割った『梅スカッシュ』(600円)などの地元食材を使った手作りドリンクから、コーヒーや紅茶まで幅広く取りそろえています。ランチやスイーツと一緒に楽しんで♪

ドリンクやフードメニューを担当するのは、かつて大手酒造メーカー直営のバーでバーテンダーとして勤めていた店主の中木さん。ノンアルコールドリンク一つとっても、厳選素材を使用した本格的なものばかりなのもうなずけます。フードメニューにおいては、旬で新鮮なものを独自のネットワークで仕入れ、「食べておいしく体に良いものを」とのこだわりを貫いています。

『平飼いたまごのカスタードプリン』400円

食後のスイーツを担当するのは奥さま。『平飼いたまごのカスタードプリン』は日替わりスイーツの一つとして登場。使用する卵は三木町の「ミニマル農園」のもので、豊かな自然の中でストレスをかけずに育てられた鶏の卵は、プリンにした時の卵臭さが少なく、コクはあるのにあっさりとした味わい。ラム酒の効いたカラメルと濃厚な生クリームのホイップとの相性も秀逸です。日替わりスイーツは今までに『金時人参の米粉クランブルケーキ』や『さぬきひめのチョコレートタルト』など魅力的なものばかり。作り手の人柄が感じ取れるかのようにどれも優しい味わいです。

・ジビエランチを気軽に召し上がれ♪

『たっぷり野菜とキヌアで食べる自家製イノシシボイルハムサラダ』1,300円

八百屋の顔も持つ同店店主がセレクトしたレタスやトマト、ニンジン、タマネギなどの新鮮野菜と、栄養価が高いスーパーフード“キヌア”が入ったボリューム満点なランチプレートです。取材時は県産イチゴのさぬきひめでしたが、旬ごとに変わるフルーツを搾り入れたオリジナルのドレッシングがサラダに華を持たせています。

サラダのメインは、店主自らボイルし製造したイノシシ肉のハム。小豆島や東かがわ市五名、三豊の山でとれたものをなじみの猟師から直接仕入れ、丁寧にトリミングします。高タンパク・低カロリーでヘルシーなイノシシ肉は、牛肉・豚肉よりも臭みが少なく、肉本来のうまさを感じることができるのが特徴。自家製フルーツドレッシングとも相性が良く、女性に人気なのも納得。奥さまお手製のパンとジビエ出汁(だし)の野菜スープがセットになった大満足なランチプレートです。

『イノシシすじ肉と季節の野菜のクスクス』1,000円

やわらかく煮込んだイノシシのすじ肉とたっぷりの野菜が、スープ仕立てでいただけるメニューがこちら。ホロホロ食感のジビエ肉とともにスープに入っているのは、世界最小のパスタといわれるクスクス。貴重な食材がふんだんに使用されたランチが、街中で気軽に味わえるほか、リーズナブルなのもうれしい限り。セットには、店長特製ドレッシングの野菜サラダが付きます。

刺激の強いアジア風スープともスープカレーとも違う、優しく香り立つスパイシーさが特徴のスープは、オリジナルで調合したスパイスによるもの。ジビエ出汁のコクと相まってクセになる味わいに。寒い季節にはスパイスの代わりにチーズを使ったクリーミーなスープが登場します。

・夜のマルシェも見逃せない!

18:00からは夜のマルシェの始まり。元バーテンダーの店主が本領を発揮する時間です。ジビエ料理や奥さまお手製のスイーツなどと肩を並べる同店の看板メニュー「フルーツカクテル」が登場する時間でもあります。季節ごとに変わる旬のフルーツを生搾りにしたカクテルは、甘夏みかん・ブラッドオレンジなどの柑橘(かんきつ)類から、マンゴーやパイナップル、スイカ、キウイなどのトロピカルフルーツにニンジンやキュウリといった野菜系のラインアップから選べます。通りに面したお店なので、女性一人でも気軽にふらりと『フルーツカクテル』を飲みに立ち寄るのもアリですよ。

『フルーツカクテル』800円〜

取材時は香川を代表するブランドイチゴ“さぬきひめ”を贅沢に生搾りしたフレッシュ果汁、シャンパンとドライジンを掛け合わせた『さぬきひめいちごのフルーツカクテル』をセレクト。お好みのフルーツを選んで「甘め」や「ノンアルコール」といった要望にも対応してくれるので、気軽に店主に相談してみて。

また、ランチセットはディナータイムにもオーダー可能で、ヘルシーなジビエや新鮮野菜のプレートと一緒に『フルーツカクテル』が楽しめます。カクテルのセット料金はなんと500円!『藤塚町マルシェ』のいいとこ取りな上にコスパまで抜群な夜のマルシェもおすすめです。

高松市内では珍しく街中で気軽にジビエが食べられる「藤塚町マルシェ」。八百屋クオリティーの新鮮野菜とフレッシュなフルーツカクテル、厳選素材のスイーツと体が喜ぶメニューがめじろ押し。ランチタイムやカフェ利用、1人でも仲間との会食でも利用しやすいおしゃれ空間です。

■詳細情報

■DATA

藤塚町マルシェ

所在地
香川県高松市藤塚町1-5-17
電話番号
080-3924-4382
営業時間
ランチ/11:30〜14:00(L.O.13:30) ※火・水曜は除く
ディナー/18:00〜23:00(L.O.22:00)

【高松】「ハラミラボ」で肉ランチ!やわらかハラミ肉に舌鼓♪生エビ丼やこだわりコーヒーも

「ハラミラボ -HARAMI lab-」

高松市木太町にある「ハラミラボ -HARAMI lab-」は、2023年12月22日にオープンした、牛ハラミ肉への愛があふれるお店。ことでん林道駅から西へ徒歩約3分。車の場合は「マルナカ木太店」を目指して行くと、線路を挟んだ南側の道路沿いにあります。

20席ある店内は、食事から食後の余韻(よいん)までデザインしたいという店主の思いから、ウッディで温かみのある雰囲気に。入り口扉横に掲げてあるのは、こども食堂のフードリボン。300円でリボンを購入して貼っておくと、子どもたちに無料で食事を届けられるという取り組みです。中学生以下の子どもがこのリボンを取ってお店の人に渡すと、食事を提供してもらえます。利用は16:00〜18:00の間。
ただ、まだあまり認知されていないのか、なかなか訪れないとのこと。「遠慮せず利用してね」と店主は話します。子どもたちがお腹を空かせることなく笑顔で過ごせるよう、地域で支えていきたいですね。

1人でも気兼ねなく利用しやすいカウンター席も完備。大きな黒板には人気メニューランキングが書かれているので、何を食べようか迷った時は参考にしてみて。

「ハラミラボ」という屋号は、店主が好きな牛肉の部位“ハラミ”からきています。一口にハラミと言っても、その中の部位によってやわらかさや味の濃淡も異なります。そんな奥深さもあるハラミと向き合い、おいしく食べてもらえるよう、最適な調理法を日々模索するラボ(研究所)であるという意味を込めて「ハラミラボ」なのです。

店主厳選のうま味たっぷりハラミ肉

学生時代のアルバイトを含めると14年以上、肉に携わってきた店主が、その経験と厳しい目利きで、その時のベストなハラミを仕入れて提供。飼育時期や飼料によって味が変化するので、国内外問わずさまざまなハラミ肉を都度食べて納得のいくものしか出さないというポリシーに深い愛を感じます。余分な脂やスジを掃除する“肉磨き”は提供当日に行うので、いつでも新鮮バツグン。

『厚切り牛ハラミステーキ』1,480円

ランチメニューは『チキン南蛮』(980円)や『豚ろーすかつサンド』(1,200円)などもありますが、何といってもハラミ系メニューは必食!人気No.1の『厚切り牛ハラミステーキ』はミディアムレアの絶妙な焼き加減。こちらのメニューに使われているハラミ肉は、脂が少なくやわらかな食感が特徴である牛の横隔膜部分で、カロリーも低くヘルシー。肉のうま味も口いっぱいに広がります。ランチは基本的にご飯とみそ汁付き。

香川県のオリジナルブランド“オリーブ牛”の牛脂を使って焼くのも、うま味ポイントの一つ。提供時の鉄板で徐々に火が入っていく食感の違いも楽しんで。厚切りでありながらも、ソースがよく絡むよう切り方も工夫されています。

醤油(しょうゆ)とタマネギベースのシャリアピンソースが食欲をそそります。適度な弾力で食べ応えがあって、添えられているモヤシのシャキシャキ食感とのコントラストもバッチリ。添えられているわさびでさっぱりいただくのも◎。

『ハラミサイコロステーキ』1,480円

ゴロゴロとした大きめカットの肉と焼き野菜がプレートにのった『ハラミサイコロステーキ』も魅力的な一品。『厚切り牛ハラミステーキ』に次ぐ人気メニューです。

肉をサイコロ状にカットし、全面に焼き目を付けることでうま味を閉じ込めています。フライパンで炙(あぶ)った香ばしさもおいしいポイントの一つ。

『厚切り牛ハラミステーキ』と同じくシャリアピンソースの組み合わせ。タマネギの甘みと醤油(しょうゆ)のコクが、大ぶりな肉に絡んでご飯が進みます。ガーリックチップと一緒に食べると、さらに食欲倍増!

ハラミの中でもサイコロステーキに最適な部位を使用していて、ビックリするほど歯切れのいいやわらかさが特徴。焼き野菜やポテトサラダなどのシンプルな付け合わせが肉の脂っこさを引き締め、かつうま味を際立たせて、“口福”が頂点に。

お金を払って食べに来てくれる人の1食をデザインしたいと話す店主。ご飯も栄養たっぷりな国産十六穀米をブレンド。量も調整できるのはありがたいですね♪

・1日10食限定のコラボメニューやコーヒーも見逃せない!

『海老乃重』1,650円

天然エビとエビ料理を販売する、港町・庵治町のエビ専門EC店「海老乃家」とのコラボメニュー『海老乃重』は、エビも肉も食べたい欲ばりさんにうってつけの一品。1日10食限定です。エビだけがのった単品の『ミニ海老丼』(880円)もスタンバイ。ランチのご飯を『ミニ海老丼』に変更することもできますよ。

プリップリの生エビは、特製ユッケだれに使われているゴマ油の香りがアクセント。ハラミ肉は、ほんのり甘みとコクを感じる味噌(みそ)だれ仕立て。オニオンスライスのシャキシャキ感や、ユッケらしさをより味わえる卵黄の味変も楽しんでみて。

『牛すじガーリックライス』1,180円

肉をさばく時に出るスジ部分を、醤油ベースのたれに漬け込んで焼いたものを使った『牛すじガーリックライス』は、ご飯ものをしっかり食べたい時にオススメ。

ガーリックライス用のご飯は白米を使用し、パラパラになるよう炒飯スタイルで調理。肉の下味が調味料となり、ご飯へうま味が回ります。

添えられているのは、なんとから揚げ!塩コショウ、白ワイン、醤油でしっかり下味を付けた鶏もも肉はとってもジューシー。揚げムラができないよう、ちゃんと丸く成形されている点にもご注目あれ。

店内中央にあるミニカウンターは、ご覧の通りコーヒースタンド!食事の締めくくりにはコーヒーを堪能してもらいたいけれど知識がないという店主が、坂出市の「Landscape Coffee 37(ランドスケープコーヒー)」に監修を依頼。「ハラミラボ」の肉料理に合うよう、料理の試食とコーヒーの試飲を何種類も行い、浅煎(い)りの『エチオピア』と、深煎(い)りの『グアテマラ』の2種類が決まりました。

➡︎「ランドスケープコーヒー37」の記事はこちら

店舗の水との相性もあるので、そこまで考慮して焙煎度合いを調整した豆を、丁寧にハンドドリップで淹(い)れます。『カフェオレ』(550円)を含めホット、アイスから選べます。

『エチオピア』500円

フルーティー感のある浅煎りの『エチオピア』におすすめの組み合わせは『ハラミステーキ』『ハラミ焼き』『カルビ焼き』。深煎りの『グアテマラ』には『オリーブ豚テキ』『鶏からあげ』『牛タン焼き』が合うそう。おすすめの組み合わせはメニューにも記載されているので、料理とのペアリングを楽しんで。また、クラフトビールやカクテル、ワインなど昼からアルコールもオーダーできちゃいます。

店主厳選の肉、ホッとする空間、コーヒーを味わえる「ハラミラボ」。特にハラミ系メニューは必食ですよ!

■詳細情報

■DATA

ハラミラボ -HARAMI lab-

所在地
香川県高松市木太町1685-7
電話番号
087-813-2481
営業時間
ランチ/10:30〜15:00(L.O.14:30)
ディナー(予約制)/18:00〜22:00(当日15:00までに要予約)
テイクアウト/10:30〜19:00(当日15:00注文締め切り)
※予約は席キープのみ、料理の取り置きはできません
※1グループ1台での乗り合わせに協力を

【高松】グリル&洋食「アガペ」人気のランチは必食!レトロな魅力に満ちあふれたカフェレストラン

・雰囲気バツグン「アガペ グリル&洋食」

高松市塩上町、ことでん瓦町駅東口から徒歩3分のところにある隠れ家的なグリル&洋食店「アガペ」。赤茶色のレンガの建物に蔦(つた)が絡まる外観は風格さえ感じられ、入店前からワクワク感もマックスに。

かわいらしい雑貨やウッディーでレトロな家具に迎えられ、一気に“アガペワールド”に引き込まれます。存在感を放つ天井の梁(はり)に、小物雑貨やネオンサイン、メニューボードなどが、雑然としたおしゃれ感にセンスがあふれています。1階フロアは、カウンター4席、テーブル席が10席の計14席。

ロフトのような中2階のフロアは、まるで物語の世界に出てくる屋根裏部屋のよう。隠れ家っぽい雰囲気が人気で、2階席を希望する人もいるほど。カウンターテーブルに6席、4人掛けボックス席が2卓、2人掛けペアシートもあります。

・看板メニューで人気No.1の「Aランチ」

『Aランチ』1,430円

“これぞレトロ洋食”といえる人気メニュー、ハンバーグ・エビフライ・ナポリタンが一皿に集結した『Aランチ』。押しも押されぬ同店の人気No. 1メニューで、子どもや学生、社会人から年配まで、老若男女問わずリピーターの多い看板メニューです。手作りで仕込まれるハンバーグは、表面に焼き色をつけた後オーブンでふっくら焼き上げ、自家製デミグラスソースをオン。衣はサクサク身はプリプリのエビフライはうれしい2本トッピング。その上、単品でも人気なナポリタンまで付いた豪華ラインアップで、オーダーした自分を褒めてあげたくなること間違いなし。

大満足の『Aランチ』をはじめお昼時はフライパンを振るう手が止まることのないマスターの西森さん。2002年の開業から20年以上この地で同店の顔として親しまれ、多くの人をその料理で魅了してやみません。もともとはホテルの洋食のシェフとしてストーブ場を担当していたことから、洋食、特にフライパン料理やフライものはお手の物。ホテル仕込みの本格洋食が、気軽に街のレストランでいただけるのはうれしい限りですね。

開業当時はイタリアンや多国籍料理などがもてはやされ、昔ながらの洋食店が徐々に少なくなっていった時代だったそう。そんな流れに逆行して“THE 洋食”の店をやりたかったとマスターは語ります。店名の「アガペ(agape)」は、同じスペルでもフランスでは“会食”、アメリカでは“口をぽかんと開けて驚く”という意味のほか“無償の愛”という語源もある言葉だそうですが、実はマスターがひいきにしていた競走馬の名前から由来しているとも…。

マスターのあふれ出るセンスはメニュー表にも。個性的で芸術的な手書きの文字とイラストは、同店を何度か訪れているとメニューを見るだけで「アガペ」に来たという安心感を抱くようになるほど特徴的なアイテム。テイクアウト用のチラシは娘さんが手書きで作成しているので、父娘の美的センスの競演を見比べてみるのもおもしろいですよ。

・隠れた技が光る洋食プレート

『ふわふわ玉子のオムライス』セット1,485円

名前の通りふわふわでとろっとろの卵がのったオムライスで、セットにはサラダとカップスープが付いてきます。自家製デミグラスソースは、仕込みに2週間を要すという手間暇かけた渾身(こんしん)のソースで、鶏ガラ、牛骨、牛バラから、ローストしたニンジン、セロリなどの香味野菜とハーブやスパイスを調合し、時間をかけてじっくりと煮込んだ傑作。やわらかく奥深さも感じる、本格的な洋食店にしか出せない感動的なソースが、惜しげもなくたっぷりかかったオムライスをお試しあれ。

ミンチ、タマネギなどハンバーグと同じ具材がご飯と一緒に炒め合わせられ、そのまま食べてもgoodなデミライスがオム卵の中に隠れています。ライス、オム卵、ソース、三位一体の豪華共演のオムライス♪オム卵はハードな薄焼バージョンの『昔ながらのオムライス』、ソースはデミグラスではなくオリジナルケチャップソースを選ぶことも可能です。

『ナポリタン』セット1,210円

レトロ洋食好きなら見逃せない、じゅうじゅうと熱々の状態で提供される鉄板焼きのナポリタンスパゲティ。具材にはハム、タマネギ、ピーマンを使用、絡めるケチャップソースには、ケチャップのほかにトマトソースとデミグラスソースも調合されているので、一般的なケチャップ味とは一線を画す奥深い味わいが楽しめます。ちなみに背景の“たばこ”のネオンサインはインテリアの一部であり、店内は全席禁煙となっているのであしからず。

使用する麺は、プリプリ太めのスパゲティ。自慢の自家製ケチャップソースと絡めて頬ばる喜びといったらもう♪スパゲティの下には卵が敷かれていて、とろとろのうちに混ぜ合わせるもよし、よく火を通してから卵焼きとして食べるもよし。

・レトロ空間であま〜い喫茶タイム♪

『カスタードプリン』495円

卵の凝固感が固過ぎず、やわらか過ぎずちょうどいい舌触りの『カスタードプリン』。プリン自体は甘さを控えめにしてあるので、手作りの香ばしいカラメルやホイップクリームと一緒に食べると幸せ気分が倍増。盛られるシルバーの器や付け合わせのウエハースが良い仕事をしていて、昭和の時代にタイムスリップしたような錯覚に陥ります。デザートはほかに、『プリンアラモード』や『チョコレートパフェ』(ともに825円)など、気分に合わせてチョイスして。

『クリームソーダ』660円

同店のインテリアに映えるしゅわしゅわエメラルド色の『クリームソーダ』。屋根裏のような窓辺やネオンサインをバックにパチリと撮影してみては。溶けかけのクリームと炭酸が合わさった部分のしゃりしゃり感がまた楽しいんですよね。基本の『炭焼コーヒー』や『紅茶』から『三ツ矢サイダー』や『トマトジュース』まで、マスターのお眼鏡にかなったどこか懐かしさを感じるドリンクが勢ぞろいです。

20年以上愛され続けるレストランカフェ「アガペ グリル&洋食」。古き良き日本の洋食のようなフォルムでありながら、じっくりと丁寧に仕込まれ調理された料理が気軽に味わえるレトロなレストランとして人気です。これからも高松を代表する洋食店の一つとして、一度は訪れたいお店です。

■詳細情報

■DATA

アガペ グリル&洋食

所在地
香川県高松市塩上町1-3-15
電話番号
087-831-3439
営業時間
ランチ/11:30〜15:00(L.O.14:30)
ディナー/17:30〜21:30(L.O.21:00)

【高松】「おかしの時間」でふわもち食感パンケーキとハーブソーダはいかが?子連れにうれしいサービスも

・「仏生山の森」内にある「おかしの時間」

ことでん仏生山駅から徒歩約6分の場所にある「仏生山の森」は、「おかしの時間」をはじめとするカフェやレストラン、バーベキューテラス、ガーデン、農園などが集まる複合施設。県内を中心に数々の個性派飲食店を展開する「平井料理システム」が手がけているとあって、こちらも魅力的なお店がずらり。駐車場はゆとりある広さなので、ドライブスポットとしても人気です。

敷地内にある「おかしの時間」はカフェとお菓子の店。コロナ禍で不安が漂っていた中、少しでもホッと一息つける時間と場所になれたら…という思いが込められた屋号だそう。

地産地消をモットーに、できるだけ香川県産の食材や特産品を使用したスイーツや軽食、ドリンクなどは、どれも手作り。バリエーション豊富な焼き菓子類も可能な限り無添加で作られていて、手作りならではの温かみが感じられます。オリジナルの瓶詰めハチミツも、敷地内のガーデンから蜂が集めた自家製品。

庭の美しい緑を望む、開放感たっぷりな窓際席。ファミリーやママ友会など子連れ大歓迎のカフェなので、気兼ねなく子どもと訪れて。外のテラス席は愛犬との利用もOK。ゆったりくつろげる空間でカフェタイムを過ごしませんか。

座敷キッズメニューおむつ替え台
個室離乳食持ち込みベビーカー入店
キッズスペース子ども用食器喫煙
授乳スペース子ども用イス

ふわもちの窯焼きパンケーキはすぐ食べて!

『窯焼きパンケーキ』850円(テイクアウト800円)

同店の注目スイーツは、何といっても『窯焼きパンケーキ』。シンプルにメープルシロップをかけて食べるもよし、ホイップクリームやアイス、ソースなどを追加トッピングしてカスタマイズするもよし。ちょっと贅沢したい時には『お抹茶パンケーキ』(1,300円)、『ティラミスパンケーキ』(1,300円)、『魅惑のショコラパンケーキ』(1,700円)などのプレミアムなメニューも選べます。

銅板で焼いてから約350度の窯に入れるので、表面はサクッと香ばしく中はふわっふわ。エアリー感がありながら、密度が高めでもっちりとした食感も楽しめます。注文が入ってからメレンゲを立てるので、でき上がりまで20〜30分ほど待つ時間もワクワク♪時間経過とともにしぼんでくるので、写真を撮ったらすぐ召し上がれ。

季節限定メニューも見逃せません。和風な桜もちやキャラメル、桃と紅茶なども過去に登場。そして子連れの人にうれしいのが、パンケーキを一皿注文するとキッズパンケーキが一皿無料になるという太っ腹なサービス。12歳以下限定で、ミニパンケーキ2枚とアップルジュースまたはオレンジジュースがいただけますよ。

『森の生チーズ大福(いちご)』650円(テイクアウト450円)

自慢のチーズケーキを中に忍ばせた『森の生チーズ大福』は和と洋のいいとこ取り。ベースはショーケース内に並んでいる『和三盆チーズケーキ』と同じバスク風チーズケーキですが、こちらの大福用はスチームで焼き上げ、なめらかでとろっとしたテクスチャになるよう作り分けているのがポイントです。もっちりとろける求肥(ぎゅうひ)との一体感を楽しんで。チーズケーキの塩気とイチゴソースの酸味がいいアクセントになっています。

『瀬戸内レモンケーキ』テイクアウト300円

三豊市のノーワックスレモンを使用した『瀬戸内レモンケーキ』は手間暇かけた一品。密度の高い生地は甘さと国産バターのコクをしっかり感じられますが、それに負けないレモンの酸味と風味がインパクト大。シロップでじっくり炊いたレモンピールと絞った果汁でしっかりレモンの存在感を出しています。

『プルドポークとチェダーチーズのホットサンド』850円(テイクアウト800円)

軽食として提供されているホットサンドシリーズはテイクアウトもOK。約3種類ある中でも1番手が込んでいるのが『プルドポークとチェダーチーズのホットサンド』です。BBQソースとチェダーチーズでアメリカンな味わい。

豚ロースとニンジン、タマネギなどの野菜をオーブンで焼き、じっくり煮込んだら、食感を損なわないよう手作業で肉の繊維をほぐします。野菜類はブレンダーでソースに変身。うま味を残さず味わえます。バーベキューソースの甘みと風味がしっかり。甘さの中にほんのり優しい酸味を感じる自家製ピクルスは、シャキッと食感が箸休めにぴったりな存在です。

素材の良さを感じられるドリンクも要チェック

『カカオミルク』600円

25種類以上あるドリンクはすべて、フードメニューとセットで200円引きになるのでお得です。ほっこり落ち着きたい時におすすめなのはラテシリーズ。特に『カカオミルク』は、カカオニブの皮をたっぷりミルクに煮出し、まるでチョコレートそのものを溶かしているかのように風味付けした一杯。上質なカカオの風味を堪能あれ。

『完熟バナナジュース』400円(テイクアウト200円)

あえて熟す前の青い状態で仕入れ、店で熟成させたバナナジュースシリーズも見逃せません。シンプルな『完熟バナナジュース』は砂糖類を使用せず、甘さを極限まで高めたバナナと牛乳のみという清さ。フルーツ本来の甘さとシンプルなおいしさを味わって。そのほか『ミックスバナナジュース』(500円)や、“たどつビーツパウダー”を使用した『ピンクバナナジュース』(400円)、間違いない組み合わせの『チョコバナナジュース』(400円)なども。

『仏生山ガーデンハーブソーダ』500円(テイクアウト300円)

『クラフトコーラ』(500円)や『クラフトレモネードソーダ』(500円)など炭酸系の中でも、同店ならではの『仏生山ガーデンハーブソーダ』は、敷地内にあるガーデンで栽培されているハーブ類を漬け込んだシロップを炭酸で割った、爽やかなドリンク。優しい甘さのドライテイストで、ハーブの香りはクセがなく、深みを感じられます。

シロップに漬け込んでいるハーブは、レモンバーベナ、レモングラス、ローズマリー、ラベンダー、アップルミント、ストロベリーミント、バナナミント、グレープフルーツミント、モヒートミントなど。どれも香り高く生き生きと育っています。

『和三盆チーズケーキ』各種テイクアウト630円

上質なクリームチーズと優しい甘さの和三盆糖を使用した、なめらかなバスク風チーズケーキシリーズは定番品。イートイン(800円〜)ではフルーツがトッピングされ、より華やかに。フルーツ増しのトッピングも選べますよ。

『さぬきからの贈り物(クッキー缶)』3,980円

クッキー10種類の詰め合わせ缶『さぬきからの贈り物』はギフトにピッタリ。たくさん詰まっているので見栄えも良く、もらってうれしいサイズ感です。季節感のあるかわいいアイシングクッキーも◎。

まんのう町のすてきな庭園「ママン・コシェ」のオーナーで、草花を熟知するガーデナー・高橋彌生さん監修のガーデンは見応えたっぷりなので、植物好きな人は必見です。ガーデニングでは珍しく、ほぼ宿根草で作り上げられているのが特徴。第30回(2020年)「全国花のまちづくりコンクール」では農林水産大臣賞を受賞。時間の経過とともに育っていく草花や景色は、訪れるたびに異なる美しさを見せてくれます。入園チケット500円。ドリンク付きチケットは800円。

「おかしの時間」は、素材の魅力を存分に引き出したお菓子やドリンクなどを味わえるお店。テイクアウトできるメニューも豊富なので、おうち時間のお供にもいかが?

■詳細情報

■DATA

おかしの時間

所在地
香川県高松市仏生山町甲884-2
電話番号
087-899-7722
営業時間
物販/10:00〜17:30
カフェ/10:30〜17:00(L.O.16:30 ※パンケーキはL.O.16:00)

【高松】「bistro Bianca(ビストロ ビアンカ)」で自家製生パスタ&スイーツタイム♪

「bistro Bianca(ビストロ ビアンカ)」

「bistro Bianca(ビストロ ビアンカ)」は、ことでん仏生山駅から徒歩約8分、県道12号(三木国分寺線)沿いの出作町交差点近くにあります。「マルナカ仏生山店」は徒歩約30秒ほどの距離。

天井が高く、開放感たっぷりな空間。プロジェクターで洋画などが壁に映されている雰囲気もステキです。

1人でも気兼ねなく利用できるカウンター席は、店主とトークしたい人にもぴったり。ライブキッチンスタイルでシェフが腕を振るう様子も眺められますよ。

こちらのビストロ、実は向かいにある焼き鳥店「てんやわんや」の姉妹店なのです。コロナ禍に「てんやわんや」の営業を自粛することとなり、食材を入荷できない状態に。契約農家等の食材を無駄にしたくない思いで、一皿にたくさんの食材を盛り込めるパスタの販売をキッチンカーでスタート。「店舗はどこ?」「できたても食べてみたい」という声が多く届くようになり、もっといろいろなパスタを作りたての状態で食べてもらえるよう、実店舗をオープンしたと店主は話します。

屋号の“Bianca”は、イタリア語で“白”の意味。初心に戻り、形にとらわれず新しくチャレンジし、色を付けていくという思いで“ビアンカ”と名付けたそう。同店では契約農家直送の野菜をはじめ、肉や魚なども香川県の食材を積極的に使用していて、パスタソースや麺、スイーツなどもすべて手作り。素材の味を引き立てつつ、丸く優しい味わいに仕上げているのが特徴です。

自家製生パスタランチは素材もボリュームも◎

『前菜・ドリンク付きランチセット』1,500円

ランチメニューはパスタ約10種類と、デミグラスソースのオムライスから選べます。どれも単品は900円、前菜とドリンク付きのセットは1,500円という分かりやすい料金設定。そしてどれも良質な素材を使用し、手が込んでいながらボリューミーで、この値段というのはうれしいですね。

製麺機でカットされる自家製生パスタは、主原料であるデュラムセモリナ粉をベースとしつつ、香川県のオリジナル小麦“さぬきの夢”もブレンドし、モチモチ食感をプラス。香川のうどん文化も意識して、麺のコシや手頃な単品値段も取り入れたそう。

パスタソースのテクスチャや味の濃さなどに合うよう、丸麺と平麺を使い分けています。基本的に丸麺はさらっとしたソース、平麺はとろっとしたソースに合わせていますが、麺の変更もOK。

セットの前菜プレートは、農家直送の野菜で作る季節のスープやフレッシュサラダ、ミニキッシュ、副菜などの盛り合わせ。チャバタ(パン)は、すぐ近くのベーカリー「BAKER MR.So&so (ベイカー ミスターソーアンドソー)」による特注品。パスタと同じくデュラムセモリナ粉ベースなので、調和の取れた味わいです。
都度変わるスープや副菜はその日のお楽しみ。取材日は、新タマネギの優しい甘みを感じられるオニオンスープと、副菜はコリコリとしたレンコンやトロトロのナスなど食感も楽しいラタトゥイユでした。

作り置きをせず、毎日焼くキッシュも要チェックポイント。葉大根や新タマネギ、ベーコンが入ったアパレイユは卵の凝固具合が絶妙なフルフル食感。サクッとしたパイ生地のコクともマッチしています。いろいろ変わる具材にもご注目あれ。

『オリーブ豚と茄子のボロネーゼ』単品900円

約10種類から選べるパスタは目移りするものばかり。『オリーブ豚と茄子のボロネーゼ』は、その名の通り“オリーブ豚”をふんだんに使った贅沢なソースが魅力です。ハーブの香りと肉のうま味をしっかり感じる豚ミンチは、ゴロゴロとしたサイズで食べ応えたっぷり。自家製トマトソースと赤ワインでじっくり煮込んだ野菜の甘みを、上品な塩気で引き締めています。

『にじいろサーモンとキノコのクリームソース』単品900円

開業時から続く定番メニューで、人気No.1なのが『にじいろサーモンとキノコのクリームソース』。カルボナーラの調理法をベースにしたクリームソースに、香川県産“にじいろサーモン”のコンフィをドーンとのせたインパクトのあるパスタです。身を崩しながら、キノコのうま味あふれるソースと一緒に召し上がれ。

“にじいろサーモン”は身がしっとりとしていてクセを感じず、スッと舌の上でほどけるキメの細かさに驚き!コクのあるソースとよく合います。季節限定のパスタは過去に、春はさくら海老のオイルソース、初鰹のラグー、夏はタコのジェノベーゼ、イカと大葉の冷製明太パスタ、秋はアサリのボンゴレロッソ、エビのパンプキンクリームソース、冬はカキのペペロンチーノ、ホタテとキノコの和風パスタなどが登場。今後もどんなメニューに出合えるかワクワクしますね!

カフェタイムはスイーツやサンドを楽しんで♪

ランチが終わる14:30からはカフェタイムにチェンジ。自家製スイーツやカツサンド、ドリンクとともに、夕方までのひとときをのんびり過ごしませんか。

『ティラミス』450円

高さもあってボリューミーな『ティラミス』は、さぬき市大川町にある「かなえ養鶏場」の“金の桑卵”を使用。高品質な卵のコクを最大限に引き立てながら、甘さを控えた大人味に仕上げています。エスプレッソがしっかり染み込んだフィンガービスケットと、ほんのり香るブランデーの余韻、マスカルポーネのクリーミーなコクで本格的な味わいです。

『バスク風チーズケーキ』450円

香ばしい焦がし具合とトロッとしたテクスチャがキーポイントの『バスク風チーズケーキ』は、2種類のチーズをブレンドし、濃厚かつ重くない方向性に。口の中で溶けてなくなるような食感を目指し、提供温度にも気を使っているそう。クリーミーでなめらかな舌触りと軽やかさもある絶妙な焼き加減で、かすかに感じられるレモン果汁の爽やかさが引き締め役。必要以上に甘くしないところにこだわりを感じます。

『コーヒー』250円

コーヒーをはじめとするドリンク類は単品注文でも250円という安さ!もちろんセットメニューが用意されているものはお得ですが、そうでなくても良心的な値段です。ぜひドリンクと一緒にスイーツも楽しんで。

『たまごカツサンド』単品800円

カフェタイムから登場するフードメニューのカツサンドは、ロースカツ、たまごカツ、海老カツ、ハムカツ、チキンカツ、和牛メンチカツ、鯵カツの7種類がスタンバイ。どれも単品800円でドリンク付きのセットは1,000円。
『たまごカツサンド』は、ふわとろに仕上げたスクランブルエッグを極厚カツにしてサンドしたもの。ほのかな酸味のオリジナルマヨネーズソースで優しい味わいに。繊細な卵のテクスチャと衣のさっくり感、もっちりふんわりのパンはホットサンド風に焼かれていて、食感も一度でいろいろ楽しめる仕組みです。テイクアウトもできますよ。

『マフィン』各種350円

パスタ用のデュラムセモリナ小麦と“金の桑卵”を使用した、手作りマフィンも不定期で登場。しっとりしながら口の中でほどける軽い食感が特徴です。取材日は『バナナクランブル』『ブルーベリー&クリームチーズ』『塩キャラメルナッツ』『抹茶あずき』(各種350円)が並んでいました。イートインはもちろん、テイクアウトもOK。

「bistro Bianca(ビストロ ビアンカ)」は自家製生パスタ麺、野菜や肉、魚などの素材、味もクオリティーが高く、手頃な値段で楽しめるお店です。ビストロと焼き鳥店を両立しながら多忙な日々を送る店主ですが、どちらも妥協のないところに食への愛を感じます。昼はパスタランチ、ディナーは向かいの焼き鳥をはしごしてみては。

■詳細情報

■DATA

bistro Bianca(ビストロ ビアンカ)

所在地
香川県高松市仏生山町甲388-2
電話番号
087-805-5503
営業時間
ランチ/11:00〜14:30
カフェ/14:30〜17:00(L.O.16:30)

【高松】「チーズバーガーチャレンジ」間もなくスタート!人気店を巡って自慢の逸品を制覇しよう

カフェ巡りが趣味の人もハンバーガー好きの人も必見♪6月1日(土)~7月31日(水)、人気ハンバーガー店がタッグを組んで「CHEESE BURGER CHALLENGE 2ND(チーズバーガーチャレンジ セカンド)」が開催されます。
各店が用意したこのイベント限定のチーズバーガーを食べてスタンプをGETしていくというスタンプラリー形式で、去年に続き2回目となる今年は、参加店舗も内容も大きくパワーアップ!

「香川コース」は5店舗に増え、新しく「徳島コース」として3店舗が参戦。各コースですべてのスタンプを集めると、特典として香川コースではオリジナルプレート、徳島コースではオリジナルバンダナがもらえます。さらに8店舗すべてのスタンプを集めた人にはオリジナルTシャツのプレゼントも♪
期間も2カ月間と長くなったので、休日の趣味がてら巡りやすいですよ。

また、気軽に参加できる応募コースも新設。スタンプを3つ(同じ店舗でもOK!)集めると、抽選で10人にオリジナルマグカップが当たります!
イベントのメインロゴや景品のデザインは、日本だけでなく海外でも多くの支持を受けるピンストライパーの一人、GRIMB krazypaintingさんによるもの。主催者のこだわりを感じるおしゃれアイテム、ぜひゲットしたいですね。

「ハンバーガーで地元を盛り上げたい!」と願う店主たちの熱い思いが込められたこのイベントで、「非常にレベルが高くなっている」と主催者が太鼓判を押す本格バーガーと、それぞれのお店の個性を楽しんでみては。

●参加店【香川コース】
・Burger Cafe Bit’z @burger_cafe_bitz
・MUG’S CAFE @mugs_kagawa
・LASTGRILL @lastgrill_2019
・NEIGHBORS DINER @neighborsdiner
・BAKE STUDIO OKAZAKI @bake_studio_okazaki
※徳島コースは問い合わせを

【高松】「bakery LUEUR(リュール)」オープン♪国産小麦のしっとりモチモチパンが勢ぞろい

・さぬき浜街道「bakery LUEUR(リュール)」

2024年3月、さぬき浜街道沿いの高松市香西北町に「bakery LUEUR(リュール)」がオープン!高松駅からは車で約10分、人気のパスタ屋や洋食店が点在するのどかな住宅エリアにパン屋が出店とあって、近隣のファミリー層やご年配方がオープン時間に合わせて買いに訪れる光景を目にします。店名の“LUEUR(リュール)”は「小さい輝き」を意味し、“輝”は店主の名前の一部でもあるそうです。

もともとカフェだった建物のため、窓が多く明るい店内。開店の8:00から12:00ごろにかけて窓辺のカウンターと中央のテーブルには焼きたてのパンがずらりと並びます。奥にはパン工房があり、午前中はパン焼き作業、午後は仕込みをするスタッフの姿が見え、活気を感じる空間です。

入り口やパン棚の周りには、かわいらしい小動物の置物がちょこちょこ顔をのぞかせています。パンを選びながらも動物たちに癒やされ、ほっこりした気分になりますよ。

・毎日食べる“ちょうどいい”パン

店主がコンセプトとして目指すのは、毎日食べるのに“ちょうどいい”パン。「地味でいいんです。毎日食べても飽きのこないシンプルなパンを焼きたい」と話します。食感はハード過ぎず万人に好まれるモチモチ優しい食べ心地で、サイズも少しずつ食べ切れる大きさのパンを種類豊富に提供できるようにと考えています。

レジや商品陳列を担当する奥さま。実はオープン年の2024年に、店主であるご主人と入籍されたばかりだそう。パンだけでないフレッシュさが店全体から感じられるのも当然のこと。お店を手伝うお母さまも含めて、家族で営むアットホームなパン屋さんなのです。

愛犬家の奥さまの夢は、購入したパンを庭で食べられるようなテラス席を作ること。入り口にリードをつなげ、購入したばかりの焼きたてパンをペットと一緒に食べられるというすてきな構想です。犬好き夫婦の楽しい未来図に、来店する愛犬家からの期待もひとしおです。

・朝食やランチにぴったりな惣菜パン

『くるみチーズ』400円

ハードな顔をした『くるみチーズ』はひと手間加えたフランス生地で、パリパリの薄皮の中は意外にも、モッチリしっとりのやわらかさ。チーズの食感に合わせ、クルミはシャクシャクとしたかみ心地に、パン生地自体もモッチリ感を際立たせています。手のひら大のサイズですが、テレビを見ながらつまんでいたらあっという間に食べ切っちゃったという年配客の話も納得です。

『ビーフパストラミフーガス』340円

南フランス発祥の葉っぱ型の平たいパン・フーガス。同店では店主が好物だという“牛肉のパストラミ”を生地に包み込んでいます。刺激的な味のベーコンとは違い、マイルドでコクのある肉の味が口いっぱいに広がります。オリーブオイルと黒コショウでスパイス感もプラスしていますが、子どもからの人気も高いそう。大人にはワインと一緒におつまみとして食べるのが店主のおすすめ。今夜のアテにいかがですか。

工房が隣接するお店のため、焼きたて・揚げたてのパンが手に入るのがうれしい限り。取材時も揚げたてのカレーパンを心待ちにするお客さんの姿が印象的で、できたてパンの香りに店中が包まれていました。

・ひと手間ふた手間加えた菓子パン

『つぶあんチーズ』240円

パン生地に練り込まれた香川の地酒・川鶴大吟醸の酒粕(さけかす)がふわりと香る『つぶあんチーズ』は、女性のリピート率が高い商品だそう。北海道産小豆を使用したあんこと北海道産クリームチーズといった、店主厳選の具材がぎっしり。甘さ控えめなあんこと程よいチーズの塩味が芳醇な日本酒の香りと相まってぜいたくな一品です。

『くりーむパン』180円

自家製のカスタードクリームは、かた過ぎもせずやわらか過ぎもしない絶妙なテクスチャーで心地よい舌触り。バニラビーンズの香りと優しい甘さが口の中いっぱいに広がります。モッチリ生地と自家製カスタードクリームが織りなす唯一無二な『くりーむパン』は試す価値あり。

そのほかゴマを練り込んだ生地にゴマのクリームを挟んだ『ごまくりーむ』(180円)や昔懐かし『ぼうしパン』(180円)、ハーフサイズのユニークな形をした『1/2クロワッサン』(100円)など、種類豊富で手に取りやすい小さめサイズの菓子パンがずらりとラインアップしています。

・高密度リュール食パンは加水率が決め手!

『はるよこい・ゆめちから 乳・卵不使用食パン』700円

バターの代わりに大豆バターと大豆クリームを使用することで、毎日食べても飽きのこないあっさりとしたテイストの食パンです。2種の国産小麦を配合することによってもっちり食感を、高い加水率でしっとりした質感を実現。小麦の比率が高いため、密度が高く食べ応えのある食パンに仕上がっています。家庭で食べるときはトーストして食べてみて。サクッとしたクラスト(外側)ともっちりみずみずしいクラム(中身)のコントラストがこの上なく絶品です♪

2024年春にオープンした「bakery LUEUR(リュール)」のパンは、ご主人が語るように派手ではないけれど毎日食べるのに“ちょうどいい”ものばかり。季節ごとに変わる新しいパンやガーデンテラス席の計画も進行中など、今後も目が離せないお店です。

■詳細情報

■DATA

bakery LUEUR(リュール)

所在地
香川県高松市香西北町375-1
営業時間
8:00〜15:00

【高松】「Burger Cafe Bit’z(ビッツ)」極上ソースのハンバーガーで至福のカフェタイム♪

・仏生山駅隣接「Burger Cafe Bit’z(ビッツ)」

古き良き街並みを残しながらも新しい個人商店がにぎわいを見せる仏生山エリア。ことでん琴平線仏生山駅の東隣にあるハンバーガー専門店「Burger Cafe Bit’z(ビッツ)」は、2011年の創業以来、地元の人たちに愛されてきた人気カフェです。店の東側に6台ほどの駐車スペースがありますよ。

総座席数29席と外観からの想像以上に広い店内に驚かされます。たくさんのかわいい小物や観葉植物が並ぶカウンタースペースは絶妙な雑多感がおしゃれ。カウンター席がメインで構成されゆったりとした配席なので、一人利用でも気兼ねなくくつろげる空間になっています。

奥にはボックステーブル席をメインとした別の部屋があり、友達や家族連れなど大人数にも対応しています。学生やビジネスマンのほか、近所の年配客も多く利用している姿が見受けられます。

・“佐世保流”ハンバーガーとは

仏生山で生まれ育ったオーナーの眞田(さなだ)さん。なじみのある仏生山のアルファベットの頭文字“B”から、語呂のいい店名をと考えたのが「Bit’z(ビッツ)」だったそう。確かに呼びやすくて覚えやすい店名ですね。同店で作られるハンバーガーは、ソースやマヨネーズに特徴を持たせた“佐世保バーガー”が由来。一度食べたら病みつきになること間違いなしですよ♪

「一番こだわっているのはマヨネーズかもしれません」と語る眞田さん。酸味を抑え甘めに仕上げた自家製マヨネーズは、どのハンバーガーにも使用されています。照り焼きやデミグラスなど各バーガーのソースは、このマヨネーズに合うようにと調合されているそう。甘くてコクのある自慢の自家製マヨネーズ、味の違いを感じ取ってみてください。

パティは牛肉と豚肉、両方のうま味をいいとこ取りした合いびき肉をオリジナルの配合で成型。表面を強い火力でジュワッと焼き付け、肉汁を閉じ込めるように焼き上げていきます。

自家製マヨネーズとオリジナルのソースが魅力の“佐世保流”のハンバーガーの世界。シンプルとは対照的な、具材とソースが織りなすハンバーガーの一体感を楽しんで。

・多種多様なハンバーガーラインアップ

『スペシャルバーガー』780円

人気No.1の『スペシャルバーガー』は同店の味を知るのにうってつけの商品。自家製の甘めのマヨネーズに合わせた酸味のあるデミグラスソースが、ジューシーなパティと相性ぴったりです。甘みを引き出したグリル玉ネギに、卵とベーコン、マイルドさを加えるチーズにシャキシャキ食感のフリルレタスまで、豪華な具材の共演です。

『テリタル月見バーガーセット』1,200円

月に見立てた半熟の目玉焼きがのった『テリタル月見バーガー』は、その絶妙な卵の半熟具合を考慮して、イートイン専用かつ涼しい季節限定のハンバーガーとなっています。照り焼きソースが絡まったパティと、とろとろの半熟目玉焼きの間には、コクと深みを加える自家製の濃厚タルタルソースが隠れていて悶絶(もんぜつ)必至の一品。こちらは単品での販売はなく、フライドポテトとドリンクがセットになっています。

『チリチーズドッグ』550円

とろ〜りとろけたチーズが見た目から食欲をそそる『チリチーズドッグ』は、ハンバーガに負けず劣らずの人気っぷり。鉄板で2種のチーズをブレンドし、さらには牛乳を加えるのがとろ〜りチーズの秘密だそう。ドッグパンからはみ出してしまうほど長いソーセージの上には、自家製のチリソースが。牛ミンチとスパイスを配合したソースで、爽やかな辛さは暑い季節にぴったりです。

・ドリンクやフードのサイドメニューも充実!

『カフェラテ』400円

しっかりビターテイストなエスプレッソと乳脂肪分の高い濃いめのミルクを使用した『カフェラテ』をはじめ、ドリップコーヒーや口直しにもなるウーロン茶、果汁100%のフルーツジュースにレモネードソーダやドクターペッパーなどの炭酸飲料まで、選べるドリンクメニューは30種近くあります。ハンバーガーのテイストや気分に合わせてチョイスできますね。

『フィッシュ&チップス』600円

ハンバーガーやホットドッグに合わせて、サイドメニューのフライも充実。『フィッシュ&チップス』はぷりぷりのタラの身とポテトのフライで、サクサクの揚げ衣に味付けをしているためそのままでもおいしく食べられますが、お好みでマヨネーズ&ケチャップで味変してもgood。そのほか、定番のオニオンリングやチキンナゲット、カマンベールチーズを揚げたカマンフライやバッファローウィングなどといった変わり種まで、豊富なラインアップです。

ことでん仏生山駅の隣という好立地にあり、地元の人に愛され続ける特徴のあるハンバーガー店「Burger Cafe Bit’z(ビッツ)」。オーナーの眞田さんはハンバーガー屋を介して、地元の人たちが集える場所となり、周辺の新しい飲食店とともに仏生山エリアが活性化することを目指しているそう。ホットなエリアで心もお腹も満たされて。

■詳細情報

■DATA

Burger Cafe Bit'z(ビッツ)

所在地
香川県高松市仏生山町甲322
電話番号
087-889-0441
営業時間
10:00〜15:00(L.O.14:30)売り切れ次第終了

【高松】「ブーランジェリー パルフェ」国産小麦で作られた優しい味わいのパンはどれも魅力的♪

・「Boulangerie PARFAIT(ブーランジェリー パルフェ)」

ことでん太田駅から徒歩で17分ほど。国道11号線東バイパスからは塩江街道沿いを南へ進むと、ほどなくして「Boulangerie PARFAIT(ブーランジェリー パルフェ)」が見えてきます。白い壁と青いテントのおしゃれな外観が目印です。フランスパンがデザインされた青い看板を見過ごさないように気をつけて。お店の前の駐車場では、焼きたてのパンを求めるお客さんの車が目まぐるしく入れ替わります。

木の扉を開けると香ばしい小麦の香りと、ずらりと並んだパンが迎えてくれます。パンの種類は60種類ほどで、かわいいデニッシュや旬の野菜を使ったパンなどさまざま。小ぶりで値段も200円前後と手に取りやすいので、ついたくさん買ってしまいそう。

次々と焼き上げられたパンが陳列され、12:00から13:00ごろに一通り全種類が出そろいます。ランチ時に食べられる焼きたての味は格別!

実はオーナーは県外のパン屋で働いていたときに小麦アレルギーを発症。パン作りから離れるしかないと考えた時期があったそうですが、使う材料を見直したところ症状が治まってきたといいます。自身の経験をもとに厳選した素材で作られるパンは、オシャレで洗練されているけど、どこか親しみやすい味わい。まさにオーナーの人柄を表しているようで、オープンして10年たった今もファンの心をつかんでいます。

・国産小麦を使ったリッチな食パン

『パン・ド・ミ』356円

北海道産小麦の「ゆめちから」など、2種類の国産小麦をブレンドし、ホイップクリームや練乳を加えた『パン・ド・ミ』はほのかに甘いリッチな食パンです。まずは焼かずにそのまま食べてもgood。しっとり、やわらかな口溶けは買ってきたその日にしか味わえないおいしさです。トーストすると香ばしい小麦の香りが引き立ち、もっちりとした食感が購入した翌日も味わえますよ。

『パン・ド・ミ』のほか具入り食パンや期間限定食パンの焼き上がりは11:30ごろ。皮のパリッとした食感と、あっさりとした風味のハードトースト(山型食パン)は13:00ごろと焼き上がりの時間が違うのでご注意を。

・具だくさんの贅沢なタルティーヌはどれも絶品!

『季節の野菜のタルティーヌ』248円

タルティーヌとは「塗る」という意味で、薄くスライスされたバゲットにトマトソースが塗られ、軽く炒めた野菜をトッピングしたオープンサンドです。具材は季節により変わりますが、取材時はズッキーニ、パプリカ、カボチャ、しめじとボリューム満点。上にかかったチーズソースも、野菜本来のシャキシャキ食感と甘み引き立てています。9:00ごろから並び始めるので、焼きたて目当ての人はお昼前にどうぞ。

タルティーヌはほかにも『チキンとレンコン』『エビとアボカド』『ベーコンとほうれん草』『きんぴら』もスタンバイ。 バゲットは北海道産の小麦を使用し、低い温度で前日から12時間かけて発酵させる「低温長時間発酵」で作られていて、皮はバリッと中はモチッとした食感が伝わります。手間暇かかったバゲットが土台だからこそできるバリエーションの豊富さです。

・あんことパンのコラボレーションに舌鼓

『塩パン(さつまいもあん入り)』194円

女性に人気のサツマイモの味を定番の塩パンにプラス。まろやかなサツマイモの餡(あん)が入った塩パンは、甘みと塩味にじゅわっと広がるバターの風味が折り重なって、後引くうまさがクセになります。お店がオープンする8:00ごろには店頭に並んでいます。

『くるみあんフランス』248円

フランスパンに油分が加わったセミフランス生地で作られた『くるみあんフランス』は、トングで挟んだ瞬間にずっしりと重さが伝わるほど中にこしあんがたっぷり。

断面は圧巻!「いっぱい入っていた方がうれしい」というオーナーのサービス精神も詰まっています。たっぷり入っている分、あんこは甘さ控えめのこしあんを使用。歯切れの良いパンとくるみの食感がいいアクセントになっています。オープンの8:00ごろには店頭に並んでいます。

12:30ごろに並ぶ『あんバターフランス』(237円)はファンも多い人気商品。ほかにはない一工夫されたあんこのパンが作られているのは、オーナー自身もあんこが好きだからというから納得です。和と洋の組み合わせの魅力に気づくことができるので、ぜひ一つチョイスてみて。

・お土産にもぴったりのスイーツも♪

左から『紅茶とオレンジのケーキ』『チョコとクラウンベリーのケーキ』『レモンケーキ』『抹茶とホワイトチョコのケーキ』各259円

手土産にもぴったりのマフィンは重厚で食べ応えがあるサイズ。どれも甘さ控えめであっさりとしている分、ペロリと食べられます。一番人気はレモンピールが練り込まれ生地に、ホワイトチョコがコーティングされた『レモンケーキ』。そして、ビターなチョコに甘酸っぱさが加わった『チョコとクラウンベリーのケーキ』。ティータイムには『紅茶とオレンジのケーキ』。ちょっぴり和風の気分なら『抹茶とホワイトチョコのケーキ』の4種類。箱もあるのでレジでスタッフに声がけを。

パン一つひとつに手間をかけ、食べた人を笑顔にする「Boulangerie PARFAIT(ブーランジェリー パルフェ)」。丁寧に作られたパンはそれだけで心まで満たされます。朝食に、ランチに、おやつタイムに幸せ気分を味わってみて。 パンは取り置きもできますが、電話での問い合わせに限ります。支払いは現金のみ。

■詳細情報

■DATA

Boulangerie PARFAIT(ブーランジェリー パルフェ)

所在地
香川県高松市太田下町1853-10
電話番号
087-814-4099
営業時間
火~金曜/9:00~18:00
土曜/8:00~18:00
日曜/8:00~17:00
※支払いは現金のみ