2024オープン

【丸亀】「マタタビ饂飩(うどん)店」居酒屋で楽しむ讃岐うどん♪女性の一人飲みにも

・和モダンな雰囲気「マタタビ饂飩店(うどんてん)」

JR丸亀駅から徒歩2分、駅前の飲食店が立ち並ぶ一角にある「マタタビ饂飩店(うどんてん)」は、讃岐うどんを食べられる居酒屋として2024年2月にオープンしました。うどんのほか、おでんやてんぷらといった讃岐うどん店ならおなじみのメニューに加え、おつまみなどお酒に合うラインアップがそろいます。家族連れやご近所さんをはじめ、駅前という立地から会社帰りの人や国内外からの観光客など多くの人が訪れ、いつもにぎやか。

店名の“マタタビ”の由来は「またたびたび訪れてほしい」という思いと、観光客も多いことから「また旅をしてほしい」という思いが込められています。

以前はトンカツ店だったという店舗の和の雰囲気を保ちつつ、和モダンテイストにリノベーション。壁にペンキを塗ったり、テーブルをバーナーで焼いて加工をしたりと、店主と大工さんの2人で作り上げた空間なんだそう。

壁に飾られているのは店主の友人が描いたイラストで、よく見るとうどんやおでんを手に持っているセンスあふれる作品。待ち時間や食事をしながら、おしゃれなアートを探してみて。

一人でも訪れやすいカウンター席は女性の一人飲みに人気。うどんを注文しなくてもOKなので、お酒だけ楽しみたいときにもおすすめです。

海外からの観光客用に英語のメニュー表もスタンバイ。子ども用には絵本を用意するなど随所にホスピタリティーを感じます。居心地の良さに、ついつい長居してしまうかも。

・ひと味違う讃岐うどんが自慢

『肉まるうどん』880円

真っ黒な出汁(だし)が特徴的なこちらは、牛すじ、こんにゃく、タマネギを秘伝のタレでじっくりコトコト煮込んだスープに高知県産のショウガがたっぷり入った一杯。驚くほどやわらかい牛すじは、ひと口食べるとほろほろとほどけます。

麺にもスープがしっかりと絡みつき、満足感抜群♪ショウガ効果で寒い日には体の芯から温めてくれますよ。もちろんお酒との相性も◎。

『ざるうどん』480円

同店のうどんは、讃岐うどんのために開発された香川県のオリジナル小麦「さぬきの夢」と数種類の小麦粉をブレンドして作った自家製麺。その日の気温やコンディションによって、配分、ゆで時間、ゆで上がったうどんを締める水の温度を変え、うどんの風味やコシの強さをベストな状態に保っているといいます。

『ざるうどん』はまずはシンプルにつけ出汁(だし)につけてどうぞ。出汁を楽しむアクセントとして、出汁をとる際に使用したイリコ、かつおぶし、シイタケを粉末状にした「マタタビの粉」をつけ出汁に入れて食べるのが同店ならではのおすすめポイント。ギュッと凝縮されたうま味を心ゆくまで堪能して。

『きつね布団』550円

油あげの布団をしっかりかぶり、ちくわの枕で横になるイリコと、ちょこんと添えられたカイワレ大根がキュートなきつねうどん。運ばれてくると思わず顔がほころぶ癒やしの一杯です。見た目だけでなく、甘めの油あげと出汁のバランスが絶妙です。

見た目のキュートさに思わず写真に収める人も多いそう。フォトジェニックなきつねうどんをご賞味あれ♪
このほか、『かけうどん』(380円)、『ぶっかけうどん』(430円)、『かしわ天ぶっかけ』(580円)、『醤油(しょうゆ)うどん』(380円)があるので、お気に入りを見つけてみて。

・お酒に合うおつまみメニュー

『伊吹イリコの素揚げ』280円

素揚げにした伊吹イリコにゴマとイリコの粉末を振りかけた、おつまみにピッタリな一品。サクサクとした軽い食感で、食べる手が止まらなくなること請け合いです。リーズナブルな値段もちょい飲みのお供にうれしいですね。

『お出汁の厚揚げ豆腐』380円

揚げ豆腐にぶっかけうどんの出汁をかけたこちらは、一口食べるとふわっと出汁の香りに包まれるほっこり優しい一皿。おでんの豆腐を使用しているので、豆腐自体にもしっかり味が染み込んでいます。

メニューはこのほか、明治40年創業、観音寺市のかまぼこ店「山地蒲鉾」から仕入れているちくわなどの練り物、マタタビオリジナルみそでいただくおでん、出汁の効いたおにぎり『出汁にぎり』(130円)などバラエティー豊か。ついあれもこれもと欲張ってしまうかも。

日中の営業がメインのうどん店が多い中、夜営業がうれしい「マタタビ饂飩店(うどんてん)」。讃岐うどんと一緒にお酒も楽しめる居酒屋スタイルで、店主の遊び心を感じるうどんや、香川県ならではのおつまみメニューの魅力に、“またたびたび”訪れたくなること間違いなし。一日の疲れや旅の疲れをほっと癒やしてくれますよ♪

■詳細情報

■DATA

マタタビ饂飩店(うどんてん)

所在地
香川県丸亀市浜町322
電話番号
090-4935-8980
営業時間
18:00〜22:00(L.O.21:30)
※臨時休業などは公式Instagramで確認を

【高松】「*星あかり*」が移転オープン!ネコ型のかわいいお菓子やアクセサリーも♪

お菓子とハンドメイド雑貨の「*星あかり*」

韓国発の進化系マカロン“トゥンカロン”などのスイーツを販売していた国分寺町の「*星あかり*」が、2024年9月9日に檀紙町の国道11号沿いに移転オープン。ネコをモチーフにした焼き菓子やケーキのほか、以前と同じく店主のお手製アクセサリーや厳選した雑貨なども販売しているテイクアウト専門店です。

白を基調とした明るい空間の壁際にはアクセサリーなどの雑貨が並び、手前のテーブルにはバリエーション豊富な焼き菓子がずらり。

高松市内のパティスリーで経験を積んだ店主は、体に優しい素材や香川県のオリジナル小麦「さぬきの夢」、愛媛県産無農薬小麦粉、北海道産のてんさい糖などを積極的に使い、ビジュアルも味も上品で繊細なお菓子を作ります。

店主はお菓子だけでなく、雑貨もこしらえる器用な手先の持ち主。いつもの装いに華を添えてくれるアクセサリー各種(2650円〜)は、ミントグリーン色の特注什器に並んでいるのでチェックしてみて。

厳選素材の奥深い味わいが魅力

『マスカットにゃると』500円

ショーケースに並ぶ生ケーキの中で、小さいながらもキュートなオーラを放っているのが『にゃると』シリーズ。猫の顔を模したオリジナルの型で焼いたタルトに、旬のフルーツをトッピング。取材日は『ももにゃると』(600円)、『ピオーネにゃると』(500円)、『みかんにゃると』(550円)が登場していました。フルーツは季節によって異なりますが、約4種類から選べます。

さぬきの夢を使い、サクッとしっとり食感に仕上げたシュクレ生地と、アーモンドの風味が鼻に抜けるクレームダマンドの土台自体が完成度の高い一品。旬のフルーツがちょこんとのったビジュアルもかわいいですね。

『ねこのバスクチーズケーキ』3,000円

バスクチーズケーキもネコの顔がモチーフになっている型で焼いています。5〜6カットぐらいに分けられるサイズ感のホールケーキ。厳選したクリームチーズと生クリームを使用し、エアリー感もありつつホロッとする絶妙ななめらかテクスチャー。甘さ控えめでチーズのかすかな塩気がアクセント。

『ふわにゃんケーキ』600円

『ふわにゃんケーキ』は、旬のフルーツを使ったショートケーキ。キメの細かいスポンジはてんさい糖でコクとキレのある甘さに。クリームはバタークリーム系のしっかりした風味とテクスチャーで、さっぱりと爽やかなフルーツとバランスが取られています。オリジナルのネコ型ケーキピックが刺さっている点にもご注目あれ。

かわいい焼き菓子も要チェック!

『ねこブレッド』150円

いろんなネコのデザインがあり、ついついたくさん買いたくなる焼き菓子たち。『ねこブレッド』は、いわゆるショートブレッド。卵を使わずサクッカリッとした食感と天然塩によるほんのりとした塩気が特徴。

『ネコランタン』400円

『ネコランタン』は、カリッとしたアーモンドとキャラメルたっぷりのフロランタンです。さぬきの夢を使用したシュクレ生地の甘さとキャラメルの香ばしさが重なり、クセになる焼き菓子。風味豊かなアーモンドやシュクレ生地のホロホロとした繊細な食感も高い水準でまとまっています。

『にゃんパウンドシリーズ』各300円

ネコの形をしたパウンドケーキは、洋酒漬けのオレンジピールやミックスドライフルーツ、チョコレートなどのバリエーションも楽しんで。どれもネコのキュートさに惹(ひ)かれて思わず買いたくなるデザインというだけでなく、味の面でも期待できる焼き菓子がそろっています。

『にゃんこギフトBOX Lサイズ』3,270円

手土産などギフトにぴったりな焼き菓子の詰め合わせ『にゃんこギフトBOX』は、5個入りSサイズ(1,470円)、9個入りMサイズ(2,170円)、13個入りLサイズ(3,270円)の3つがスタンバイ。かわいいビジュアルに喜ばれること間違いなし!

店名の「*星あかり*」は、来てくれるお客さんの心に、“星のあかり”のようなほんのり明るい光を灯(とも)せたらいいなという思いで名付けたそう。店名入りのオリジナルボックスは『にゃると』シリーズがそれぞれ2個、4個入るサイズなので、手土産に選ぶのもあり。今後も新しいお菓子や雑貨が登場予定なのでお楽しみに!

■詳細情報

■DATA

*星あかり*

所在地
香川県高松市檀紙町1628-5
営業時間
11:00〜16:00
※問い合わせはインスタグラムDMで

【高松】「ラシカルドーナツ」がハローズ円座店に移転!ふわもちの生ドーナツにチーズケーキも

・生ドーナツとおやつのお店「Lathical donut(ラシカルドーナツ)」

高松市の南新町商店街で幅広い世代から好評の生ドーナツ専門店「Lathical donut(ラシカルドーナツ)」が、国道32号沿いの「ハローズ円座店」の敷地内に、生ドーナツとおやつのお店として2024年8月8日に移転オープンしました。

“ドーナツを通じて世界をまあるくしたい”という思いから、エシカル消費をテーマにフェアトレード制度を導入したエクアドルや南米諸国のカカオ、香川県内で生産されている食材を使用することで、社会や地域への貢献につながることを目指しているそう。

“今までないくらいのジューシー×もっちり”な生ドーナツを作りたいと研究を重ね、さらにパワーアップした同店。
生地の加水率が通常60%ほどのところ、100%にまで上げることで理想の食感を実現し、乳化剤や安定剤を使用しないことで、加水率100%、無添加100%という意味を持つ「One  Hundred donut(ワンハンドレッドドーナツ)」を開発しました。

郊外に場所を移し、より地域の人々が安心して気軽食べてもらえる商品をと、日々ラインアップを変えながらドーナツの製造を行っています。

・都度変わるユニークなラインアップ

生ドーナツには、香川県産のオリーブ卵、さぬきの夢小麦、キビ糖、「坂出の昔塩」を使用。濃厚なコクと自然なうま味が特徴のオリーブ卵は生地のふんわりとした食感を、うどんにも使用されている、さぬきの夢小麦でもちもち感をプラスしています。優しい奄美のキビ糖と、坂出市で作られる自然塩でまろやかで深い味わいをプラスしたこだわりの生地は、どんなフレーバーにもマッチングします。

商品は都度入れ替わるため、訪れるたびに新しいメニューに出合えるのも同店の魅力の一つ。生クリームたっぷりなのにさっぱり食べられる『純生MILK(ミルク)』や、『ピスタチオ』、『瀬戸内レモン』など約10種がラインアップを変えながら店頭に並びます。
お気に入りを見つけたら、なくなる前にゲットしておくのが吉。

『大人の生ショコラ』399円

生地の中にこれでもかとたっぷり詰められたチョコクリームは、カカオ60%と甘さが抑えられているのでぺろりと食べられます。クリームが漏れ出さないよう、気をつけながらかぶりついて♪

『チョコレートナッツ』410円

フェアトレードカカオを使用したリッチなチョコレートの風味に加えて、アーモンドやクルミなどの香ばしいナッツの食感がアクセント。中のカスタードクリームとの相性も抜群ですよ。

『とろ生プリン』429円

カラメルソースの入ったスポイトが添えられたカスタードクリームたっぷりのドーナツ。まずはスポイトをゆっくり抜いて、そのままの味を楽しみましょう。

カラメルソースは上からそのままかけても良し、ドーナツを割って内側にかけても良し、もちろん中に注入しても◎。とろりとしたカスタードクリームと合わさって、飲むプリンのような味わいです。好みの食べ方を見つけてみて。

季節限定品が都度登場予定なので、詳しくは公式Instagramで確認を。
➡︎公式Instagramはこちら

・ドーナツだけじゃない?自家製“おやつ”にもご注目

『究極のバスクチーズケーキ』1990円

専門店から“生ドーナツとおやつのお店”として生まれ変わった同店。ドーナツ以外のスイーツにも注目を。新商品の『究極のバスクチーズケーキ』は一度賞味あれ。

専門店としてのこれまでのノウハウを生かしたユニークで豊富な生ドーナツに新商品が加わり、場所を新たにパワーアップした「Lathical donut(ラシカルドーナツ)」。自分用のおやつはもちろん、ギフトとしても重宝されそうです。

食べるだけで社会や地域に貢献できるのもなんだかうれしいところ。心もドーナツのようにまあるく、ふんわりやわらかくなれそうです♪

■詳細情報

■DATA

Lathical donut(ラシカルドーナツ)

所在地
香川県高松市円座町845-3(ハローズ円座店敷地内)
電話番号
087-880-3125
営業時間
11:00〜売り切れ次第終了

【さぬき】「時の納屋」は大串半島の絶景カフェ♪香川の魅力が詰まったランチやスイーツが自慢

「時の納屋」は絶景と建築も見どころ

さぬき市の北端・大串半島の高台に位置する大串自然公園内に、絶景とランチやスイーツなどが楽しめるカフェ「時の納屋」が2024年6月30日にオープン。大串半島の活性化を目指し、さぬき市と民間企業が出資する株式会社「さぬき市SA公社」が立ち上げたプロジェクトです。

昔からこの場所に生育していた植物や樹木を植え直し、国立公園にふさわしい姿へと年月をかけて戻すことを設計のコンセプトとしています。コンクリートなどの人工的な構造物を極力使用せず、大串半島の石材や庵治石などで造成し、自然環境に優しい施設を心がけているそう。

メインアプローチの左手側道は第二駐車場へと続きます。駐車場から建物へは緩やかなスロープ状の「海の小径(こみち)」が整備されていて、車いす利用者も比較的アクセスしやすいルートです。

建築家・堀部安嗣氏の設計による建物は、杉材で組まれた天井の「挟み梁」が見ものです。タバコの葉を乾燥させる小屋“ベーハ小屋”をモチーフにし、風通しをよくさせる越屋根(こしやね)が付いているのが特徴。気候のいい時は開放される窓からは、瀬戸内海のパノラマビューも楽しめます。まるで屏風(びょうぶ)絵のような景色が広がり、心まで晴れ渡りますよ。

小豆島をはじめとする島々や、瀬戸内海を往来する船をのんびり眺めながら食事できる贅沢な空間です。

家具は、さぬき市で特注家具製造を行う木工職人の二宮靖夫氏が手がけます。建材と同じく杉で作られていて統一感のある風合い。建物と一緒に年月を重ねることで味のある色味に変化していくさまも見どころ。

ランチはどれも味わい深いものばかり

『樽のおにぎりランチ』1,300円

看板メニューは、開店と同時に売り切れる限定10食の『樽のおにぎりランチ』。さぬき市大川町で育ったお米のおにぎりや、地元の特産品で作ったおかずの数々、高松市のみその老舗「中屋醸造所」の白みそを使用したみそ汁など、香川県の“うまいもの”を堪能できる内容です。

メインの肉は、さぬき市寒川町の養豚・豚肉加工会社「七星食品」の“七星本気豚”。程よい弾力とクセのないうま味たっぷりな味がご飯のお供にぴったりです。さぬき市大川町の「かなたまキッチン(かなえ養鶏場)」の卵を使った出汁(だし)巻きは、見た目も味も上品。そのほか、エアリーでクリーミーな食感に仕上げたカボチャとレーズンのカレー風味や、ビネガーでマリネしたプチトマト、キュウリのわさび漬けなど、どれも手の込んだものばかり。おにぎりに添えられている金山寺みそは、さぬき市長尾町にある「松原商店」の天然醸造品だったり、しらすの佃煮もさぬき市津田町の「大塩水産」のものだったりと、細部までこだわりを感じます。

メニュー名にもなっている樽は、三木町の「谷川木工芸」による伝統工芸品の“讃岐桶樽”。建物や家具と調和する国産杉が使われています。

『牛すじカレー』1,200円

同じく大串半島にある「さぬきワイナリー」で販売されているワインと、高品質な黒毛和牛の牛すじを煮込んだ『牛すじカレー』も定番品。使用しているワインの銘柄は「日本ワインコンクール 2024」で銅賞を受賞した『ソヴァジョーヌ・サヴルーズ 2022』。香川大学農学部が開発したオリジナルぶどう品種「香大農R-1」100%で醸造。通常のワインと比べてポリフェノール分が約2.5倍も含まれているそう。少し辛さを感じる欧風カレーテイスト。野菜もよく煮込まれていてうま味が溶け出しています。

『クロックムッシュ』800円

『クロックムッシュ』は、厚切りスライスのフワフワな石窯パンに、クリーミーなベシャメルソースとチーズがたっぷり。ナツメグの風味がしっかり感じられる本格派です。スライスタマネギの食感や生ハムのうま味、ディルの香りがマッチした一品。

所長お手製のケーキは必食!

さぬき市からの出向職員である所長の満濃さんは、もともとお菓子作りが趣味ということもあって、ハイクオリティーなケーキを作れる腕前の持ち主。ランチだけでなくスイーツもぜひ味わって。

『バスクチーズケーキ』600円

均一な焼き目が美しい『バスクチーズケーキ』は、ビジュアルだけでなく味からも丁寧さが伝わります。とてもなめらかで繊細なテクスチャから、しっかりとチーズの風味が感じられ、和三盆黒糖によるコクとキレのあるスッキリとした甘みでうまくまとめられています。カットだけでなく、ホールでも販売予定。

『スイーツプレート』1,500円

スイーツ好きな人にオススメなのは、数量限定の『スイーツプレート』。先ほど紹介した『バスクチーズケーキ』に加えて、プレートでしか味わえない季節のフルーツタルトがのった特別なプレート。シャーベットやフルーツで華やかに彩られています。ケーキにも「かなたまキッチン(かなえ養鶏場)」の卵や「三谷製糖」の和三盆、そのほかにもさぬき市を中心とした県産素材をふんだんに使用しています。

取材時のフルーツタルトは、さぬき市の「長谷ぶどう園」と「26farm」で採れたシャインマスカットがたっぷり。土台のタルト生地にはナッツの食感がプラスされ、ピスタチオの風味がしっかり感じられるクレームダマンドに、カスタードのコクが合わさって食べ応えもバッチリ。すっきり感とぶどうの濃厚テイストがクセになる「さぬきワイナリー」のぶどうシャーベットが付くのもうれしいポイント。

『瀬戸内ブルークリームソーダ』700円

『瀬戸内ブルークリームソーダ』は、瀬戸内海をイメージしたブルーに、白い雲のようなバニラアイス、鮮やかな赤いチェリーが映える一杯。そのほかコーヒーの『時の納屋オリジナルブレンド』(600円)や『高瀬の和紅茶』(600円)、「飯田農園」の濃厚な完熟すももを使用した『すももソーダ』(600円)や『すももティー』(600円)など、ドリンクは約15種類がスタンバイ。

香川の新しい観光スポットとしての役割も担う「時の納屋」。絶景とともに、旬の地元素材を取り入れた四季折々の味わいも楽しめる魅力たっぷりなカフェです。今後も新メニューが続々と登場予定。所長お手製のスイーツも見逃せませんよ!

■詳細情報

■DATA

時の納屋

所在地
香川県さぬき市小田2671-75
電話番号
087-884-6010
営業時間
11:00〜16:00
※予約不可

【丸亀】「大人の珈琲店」は現代版レトロ喫茶!ゆとりある空間でボリューミーなランチも♪

ゴルフ場横にある「大人の珈琲店」

JR丸亀駅から車で約5分、アパレル店やホームセンターなどが集まる複合商業施設「パブリックプラザ」の敷地内にある「大人の珈琲店」は、2024年6月30日にオープンした現代版喫茶店。ゴルフ練習場のすぐ横ということもあって、ゴルファーにも使い勝手の良いお店です。

「大人の珈琲店」のテーマは“街に癒やしを”。現代社会における忙しさ、喜びや楽しさの欠落部分を少しでも補いたい。個々の人生の中で少しのゆとり、一つの癒やしとして根付いていければとの思いでオープンしました。

店内は、昭和レトロな喫茶店を再現。観葉植物の緑が随所にあふれ、安らぎを感じられる大人の空間が演出されています。ゴルフ場の緑も見えるテラス席はペットの同伴もOK。

テーブル席の大半はパーティションが設けられていて、気兼ねなくゆっくりくつろげるのが特徴です。6人で利用できるソファ席や掘りごたつスタイルの個室も完備。グループでおしゃべりしながらカフェタイムも◎。ゆっくりできる時間帯は16:00以降がオススメだそう。

「大人の珈琲店」という店名の由来は、喫煙席を多く取っているのがポイント。電子タバコのみの利用になりますが、21席という広々とした分煙エリアは愛煙家にはうれしい限りですね。

・ナポリタンやピラフなど注目のランチ

ランチセットはナポリタン、鉄板ピラフ、パワーサラダや、『おこさまランチ』(680円)などがスタンバイ。モーニングが終わる11:00からスタートし、16:00までオーダーできるのもうれしいポイントです。ランチタイムを逃した時に助かりますね。追加トッピングの『エビフライ』(198円)、『とんかつ』(198円)、『カニ爪フライ』(198円)、『コロッケ』(132円)などをプラスして自分好みにカスタマイズするのもあり!

『本日のナポリタンランチ』968円

ランチの中で1番人気は『本日のナポリタンランチ』。一般的なナポリタンにはベーコンやウインナーが入っていることが多いですが、同店では豚肉・牛肉・鶏肉を日替わりで使い、食べ応えや満足度をアップしています。ケチャップの甘みと麺のやわらかさが安定のナポリタン。鉄板に敷かれた溶き卵も相まってボリュミー!サラダとドリンク付きです。

『本日の鉄板ピラフ』968円

『本日の鉄板ピラフ』は、チキンライス・チャーハン・エビピラフ・ドライカレーが日替わりで楽しめます。ドライカレーはスパイシーさが控えめで甘みがあり、親しみやすい味わい。『おこさまランチ』にも当日の同じピラフが提供されます。こちらもサラダとドリンク付き。

『本日のサラダ』968円

大きなボウルにたっぷり入った『本日のサラダ』は、ボリュームだけでなくビジュアルのインパクトもバッチリ!野菜だけでなく、フライものやおかず系も一緒に頂けます。モリモリ野菜を食べたい人は選んでみて。『本日のサラダ』には、ポタージュスープとドリンク、県内のベーカリーから仕入れるパンも付きます。

コーヒー系メニューのバリエーションが豊富

『ハウスブレンド』528円

同店は“珈琲店”と冠するだけあって、15種類以上のコーヒー系メニューがスタンバイ。シンプルな『ハウスブレンド』は、料理に合うよう、キレのある苦味とコクを感じられつつまろやかなオリジナルブレンドです。アメリカン寄りな『マイルドブレンド』(572円)や、濃いめの『リッチストロング』(572円)も選べます。約2杯分飲めるコーヒーポットでの提供なのでお得。6種類以上から選べるモーニング(528円〜)との相性もバッチリ!

『アイスコーヒー』528円

『アイスコーヒー』は、昭和の喫茶店のしっかりとしたストロング仕立て。ビターな味わいに酔いしれて。銅製の保冷できるマグカップがいい味を出しています。

『珈琲ゼリーオレジェラート』 858円

フルフル食感の自家製ほろ苦コーヒーゼリーにコーヒーとミルクを合わせ、バニラジェラートをトッピングした『珈琲ゼリーオレジェラート』は人気メニュー。別添えのシロップで好みの甘さに調整して飲んで。ほとんどのドリンクはテイクアウトもできますよ。

「大人の珈琲店」は、広々とした駐車場で利便性の良さも魅力です。近隣店舗でのショッピングの合間に利用するのもあり。セルフレジなど現代の使い勝手も取り入れつつ、レトロな雰囲気に仕上げられた空間でのんびりカフェタイムを過ごしてみて。昼飲みできるアルコールやおつまみメニューもあります。今後グラタンなどの新メニューも続々と登場予定なのでお見逃しなく!

■詳細情報

■DATA

大人の珈琲店

所在地
香川県丸亀市蓬莱町56-1
電話番号
0877-85-6645
営業時間
平日/8:00〜18:00(L.O.17:00)
土・日曜/7:00〜18:00(L.O.17:30)
※ワンドリンクオーダー制
※平日予約可能
※土日は6人から予約可能

【東かがわ】「manowa.(マノワ)」優しい甘さの焼きドーナツでほっと一息♪

・「manowa.(マノワ)」ドーナツがつなぐ地域の輪

JR三本松駅から車で約7分、小磯漁港や小浦海水浴場からも程近い住宅街の中にある「manowa.(マノワ)」。2024年5月にオープンしたこちらは、立ち並ぶ家の路地を抜けた先に見える、真っ白な外壁が目印です。大きくて立派な店舗は、築45年の納屋をリノベーションし、再利用しているそう。

駐車場は広いですが、店前の道路がとても狭いので、車で訪れる際はゆっくり安全運転で気をつけて。

ドーナツはテイクアウトがメインですが、店内のイートインスペース(6席程度)を利用することも可能です。子ども用のイスもあるので、小さな子ども連れの人も安心ですよ。

シンプルな外観とは打って変わって、親子からお年寄りまでさまざまな世代の人が訪れ、ほっと一息つける温かな空間が広がっています。

店内の一角には、リノベーションが完成するまでの過程の写真がズラリ。昨今、地域の課題や問題にもなっている空き家のリノベーションや再利用について、興味を持ってくれる人が増えるようにと、完成までのリアルを映した写真を飾っているそうです。

現在のスタイリッシュな空間がどういう過程を経てでき上がったのか、詳しく知ることができるので、写真と現在の店舗を見比べてみて。

同店は、地域に開かれた子育ての場として、無料の子育てオープンスペースを併設。0~6歳の未就学児が利用可能で、対象年齢以上の兄弟がいる場合も保護者同伴に限り一緒に入って遊ぶことができます。
スペース内には絵本やおもちゃが用意されているほか、段差のないフラットな床なので安心。個室は鍵付きでおむつ替えや授乳など、プライバシーが考慮されています。おむつやおしりふきなどの消耗品は各自で準備の上、持ち込みを。

利用の際は公式LINEから初回登録が必要です。詳細は同店のInstagramで確認を。
➡︎公式LINEはこちら

また、店内にはマルシェスペースがあります。地元産野菜やハンドメイドの小物、体にも環境にも優しいフルーツジュースなど、時期によって多彩な品物が並びます。

出品者は地域の福祉事業所や地元出身のハンドメイド作家など、実にさまざま。委託販売を通して出品者と店に訪れる人をつなぐ役割を担っているほか、「このスペースの売り上げの一部を子育てオープンスペースの運営に充てることで、出品者や購入者が買い物を通して地域の子育て支援に関わる仕組みを作りたい」と、店主の吉鷹さんは話します。

タイミングによって、思わぬ出合いがあるかも?訪れた際には、ぜひチェックしてみて。

・ほっこり優しい焼きドーナツ

看板メニューの「焼きドーナツ」は、その名の通り揚げずに焼くことでヘルシーに仕上げているのが特徴。

素材は香川県さぬき市・かなえ養鶏場の卵、北海道産小麦粉、国産はちみつを使い、体に優しく、安全なものをとこだわっています。

定番は、「プレーン」「抹茶」「ココアチョコチップ」の3種類。時期によっては、アールグレイ味や瀬戸内レモン味など、期間限定の商品も。

期間限定商品については、公式Instagramで随時発信されているので、要チェックです!

『焼きドーナツ』プレーン200円、ココアチョコチップ230円

人気ナンバーワンは「ココアチョコチップ」。どこを食べてもチョコチップがたっぷり。しっかりと甘さがありながら、軽い生地感なので何個でも食べられそうです。

店主のおすすめは「プレーン」。優しい素朴な甘さで、コーヒーや紅茶によく合います。焼きドーナツならではのしっとり感を楽しむなら、ぜひこちらを。

『焼きドーナツ』の売り上げは、一部が子育てオープンスペースの運営費に充てられます。おいしいドーナツを買って食べることが、地域の子育て支援に携わるきっかけになるなんて、すてきですね。

・ドーナツのお供にドリンクもどうぞ♪

『抹茶ラテ』450円

焼きドーナツによく合う、甘さスッキリの「抹茶ラテ」。しっかりとした抹茶の香りがありつつ、ミルク感たっぷりのマイルドなドリンクです。

こちらはなんと、注文を受けてから店主が茶道具で抹茶をたててから提供してくれる本格派。シャカシャカと楽しい音が店内に響きます。

濃ゆ~い抹茶をたっぷりミルクに注いで完成。飲んだ後に鼻を抜けていく、抹茶の香りを楽しんで。苦みは控えめなのでご安心を♪

『無茶々園の温州みかんジュース』420円(キッズサイズ210円)

温州みかんをそのままぎゅうっと絞ったような味わいの『無茶々園の温州みかんジュース』。さっぱりとしていて、果汁そのままの甘酸っぱさがあります。

愛媛県西予市にある無茶々園(むちゃちゃえん)で育てられた、減農薬の温州みかんがジュースになったこちら。キッズサイズの販売もあるので、親子で一緒に同じものを飲むことができますよ。

・香川でここだけ!?manowaオーナーズセレクション

『ぽんのこ』750円

同店のマルシェスペースの一部には、店主が自らセレクトして取り寄せた品々が置かれています。

「自分がおいしいと思ったものしか置かない!」という店主のポリシーのもと選ばれ、独自で仕入れているので、香川県内ではなかなか買えないものばかり。

『ぽんのこ』は店主がほれ込んだ愛媛県松山市のポン酢です。酸味が少なく、出汁(だし)のうま味がたっぷり。リピーターも多く、仕入れてもすぐに売り切れてしまうとのことなので、見かけたら即買い必須です!

『無茶々園 温州みかんジュース(180ml)』 390円

テイクアウトドリンクでも紹介したこちら。愛媛県生まれの店主が「ぜひ香川の人に知ってほしい」と選んだ一品です。このジュースのおいしさを知った人から贈り物やお土産にしたいという要望が多数あり、瓶での販売も始めたのだそう。プレゼントとしてドーナツと一緒に渡せば、喜ばれること間違いなしですよ♪

「manowa.(マノワ)」は、子育て支援を軸に幅広い層の人が交わり、それぞれの思いが巡ることを目指して作られたみんなの居場所。

「ドーナツを買いに来た人が遊びに来ていた子どもと触れ合ったり、オープンスペースを利用しに来た人がドーナツを食べて楽しめたり、manowaに来たいろんな人が地域の子育てに関わっていける場になれば」と話してくれた店主の吉鷹さん。

お店と同様にほっこり優しい焼きドーナツを食べながら、地域の子育てにちょっと関わってみる、そんな時間を過ごしてみませんか。

■詳細情報

■DATA

manowa.(マノワ)

所在地
香川県東かがわ市小磯742-2
電話番号
0879-49-3452
営業時間
10:00〜15:00
※最新の営業日は公式Instagramで確認を

【観音寺】「バル クヌート」大人の隠れ家でランチはもちろんディナーにカフェタイムも♪

・「BAR KNUT(バル クヌート)」

さぬき豊中ICから車で約10分、最寄りのJR本山駅からは車で約7分。観音寺市吉岡町、県道237号沿いの家具・インテリア雑貨店「西岡家具」の敷地奥に佇む「BAR KNUT(バルクヌート)」。元は家具店が運営するカフェでしたが、2024年3月にシェフの小原(こはら)さんが運営する“バル”として再スタートしました。

緑あふれるアプローチを進むと見えてくる入り口前には、メニューの書かれた黒板が。どれにしようかと考えながら、店に入るまでの時間も胸が高鳴ります。

カフェ時代から変わらない広々とした店内には、2人〜4人掛けのテーブル席からコンセント付きのカウンター席までそろうので、1人でもグループでも来店しやすいのがうれしいところ。

お店のロゴマークは“たき火”がモチーフになっている同店。ところどころに小原さんの趣味でもあるキャンプ用品が、インテリアとしても華を添えています。ランタンや鍋など、実際に使用しているものを置いているそうなので、キャンプ好きにはたまらないかも?

シェフの小原さんはこの道25年。辻調理師専門学校を卒業後、本場・フランスでのフレンチ修行を経て、関東でビストロやイタリアン、居酒屋などあらゆる飲食の現場を経験してきました。食材に対するこだわりや興味から、肉に関する知識を深めようと精肉店に身を投じたことも。どの経験も楽しそうに語る小原さんからは、“食”への愛情が伝わってきました。

関東で活躍していた中、遠く離れた香川に移住したきっかけは、大好きな“キャンプ”と“地域おこし協力隊”。祖父の地元でもある観音寺市には幼少期時代に度々訪れていたそうで、一度飲食を離れてキャンプに関わる仕事ができたらと一念発起、協力隊員として移住を決意しました。

地域おこし協力隊として活動する中、同店の前身でもある「カフェクヌート」のメニュー考案などコンサルティングを担当していた縁と、周りからの熱烈な後押しもあり、もう一度飲食の世界へ。カフェ店舗と同じ屋号である“クヌート”を引き継ぎ「BAR KNUT(バルクヌート)」として、新たにオープンに至りました。

・ランチはカレーとワンプレートランチどちらにする?

『欧風牛すじカレー』1,400円 ※デザート&コーヒーor紅茶セットは+400円

薄切りにしたタマネギ、ニンジン、セロリ、ニンニクなどが溶け込んだルーに、ホロホロになるまで煮込まれたやわらかい牛すじがイン。「子羊のアニョ オリエンタルソース」から発想を得たこちらのカレーは、トロッとしたまろやかな風味で、ご飯にたっぷり絡めて食べたい一皿。

辛さ控えめなので、もっと刺激が欲しい人は、綾川町・山清の「鬼びっくり金一味唐辛子」をチョイ足しするのがおすすめです。ピリッと爽やかな唐辛子の辛さがカレーにピッタリということで、小原さんがチョイスしたそう。かけ過ぎには要注意ですよ!

付け合わせのピクルスは自家製。使用する野菜は季節によって変わります。+400円で付いてくるデザート「バニラのブランマンジェ」は、鞘(さや)から使ったバニラビーンズの甘い香りとプルプルとした食感が◎。

ランチタイムはほかに肉料理または魚料理から選べる『ワンプレートランチ』(スープ付き・1,600円)もスタンバイ。ライスにサラダとメインのおかずが一つになったお得なプレートメニューです。詳しくは公式Instagramで確認を。

・パティシエ自慢のケーキもお見逃しなく

『プレミアムチーズケーキ』600円

濃厚なのにさっぱりとした口当たりの『プレミアムチーズケーキ』は、カフェ時代からファンの多いデザートメニュー。バルになった今も、変わらぬ味で提供されています。カフェタイムのほか、ランチ後のデザートや夜カフェとしての利用もOKです。カットケーキはテイクアウトも可。

そのほか、クレームブリュレや香り高い自家製ラテアイスクリームなどもお見逃しなく。

『オーガニックコーヒー』ホットorアイス各500円

コーヒーはカキ三のオーガニックコーヒー豆を使用。アイスはゴクゴクと飲みやすい飲み口で、食後やデザートのお供にどうぞ。紅茶派にうれしいオーガニックティーや、昼飲みにぴったりのクラフト生ビールも提供しています。

・魅力的なディナーに夜カフェ利用もOK

季節によって変わる夜のコースは、シェフの真髄を一番感じられるメニュー。秋田県から直送される「八幡平(はちまんたい)ポーク」のグリルや、アヒージョ、カルパッチョ、サラダ、デザートなどがコース仕立てでいただけます。

コース以外にも日替わりメニューや、注文を受けてから焼き上げるピザはアツアツのうちにいただきたい一品。焼き上がりの食感や食材との相性を考えてセレクトされた生地は、モチッとした生地感が特徴です。定番のマルゲリータや、しらすとモッツアレラチーズ、イベリコサラミと黒オリーブなど6種類から好きな味を選んで。

『PIZZA』1,200円〜

取材時は、その時々手に入る夏野菜を使用したトマトベースのピザをオーダー。ナスとズッキーニ、ベーコン、トマトソースにチーズがたっぷりとろけた一枚です。1人1枚で満足感もありながら、女性もぺろりと平らげるほど軽く食べやすいピザです。

和のイメージがあるしらすと、バジルソースがマッチしたこちらのピザは、しらすの風味と爽やかなバジルの香りがクセになる味わい。つい全種類制覇したくなりますね。

趣味であるキャンプを通して、自然の恵みを体感してきた小原さん。使用する食材もできるだけ無農薬のものを選んでいるほか、協力隊時代に出会った農家や漁師、紹介してもらった人たちとの縁が食材の仕入れにも生かされています。

自然を愛するシェフの腕が光る多彩な料理をいただける「BAR KNUT(バルクヌート)」。シンボルマークでもある“たき火”を囲むように、大切な人との語らいにはもちろん、1人でも気兼ねなく過ごせる同店で、ランチにディナーに夜カフェに、思い思いの時間をゆったりと楽しんで。

■詳細情報

■DATA

BAR KNUT(バル クヌート)

所在地
香川県観音寺市吉岡町770-1 西岡家具敷地内
電話番号
0875-25-6183
営業時間
<月〜土曜>
ランチ/11:00〜14:00(LO.13:30)
ディナー/18:00〜22:00(LO.21:00)

<日曜・祝日> ※2024年9月1日(日)〜
ランチ/11:00〜14:00(LO.13:30)
カフェ/11:00〜17:00(LO.16:30)
※ディナー営業なし
※2024年9月1日(日)から日曜、祝日はランチ・カフェタイム営業のみ

【高松】「リトルライオン」がオープン!アフタヌーンティーを英国風の空間で楽しんで♪

・「Little Lion (リトルライオン)」

「Little Lion(リトルライオン)」は、ことでん古高松駅から徒歩約6分、JR屋島駅から徒歩約8分の場所にあるティールーム。白いアパートの1階がお店です。駐車場は約100m北西に6台分完備。

店名の「Little Lion(リトルライオン)」は、イギリス王室の紋章に使われているライオンに由来しています。高松町にとても小さなイギリスを再現したことから、小さなイギリス=リトルライオンと名付けたというだけあって、中は英国情緒たっぷり。“時間と空間の提供”をテーマにしていて、ゆっくりと流れる時間、まるで異国にいるかのような空間を楽しんでほしいと店主は話します。

イギリスらしさを意識しつつ仕上げられたインテリアは、壁の装飾やタイル張りなども店主自らがDIYで作り上げたそう。もともと近くで英会話教室を長年営んでいたご主人が移転を考えていたところ、現在の店舗と出合い、そこから店主である奥さまがカフェ系のお店を開こうと思い立ってスタート。ちなみにご主人の英会話教室は店内から行き来できます。

テーブル席のほかに、1人でも利用しやすいカウンター席もあります。英会話教室を営むご主人の手が空いている時は、ネイティブスピーカーによる英語での接客もリクエスト可能。自分の英会話力を試してみるのもいいかも?

カウンター上から吊り下げているランプシェードにもご注目。これは店主がティーカップの底をくり抜いて電球を仕込んだ手作り品というから驚き!イングランド発の老舗テーブルウェアブランド「WEDGWOOD(ウェッジウッド)」のカップが何ともキュートで、アンティークな雰囲気も漂いますね。

友達とおしゃべりしながらのんびり過ごしてもらうのも大歓迎だそう。半個室タイプのテーブル席が2つあるので、 4人で楽しくティータイムはいかが。

店主の同級生が営むハンドメイドブランド「moca(モカ)」のバッグや布小物も販売していています。頻繁にアイテムが入れ替わるほど人気なので、気になるものがあったら早めにゲットして。

オーダー率ほぼ100%のアフターヌーンティーセット

『英国風アフタヌーンティーセット』2,000円 ※写真は2人分

その昔、店主が神戸で働いていたのがアフタヌーンティー専門店で、当時衝撃を受けたものを自分の店でも出したいとの思いで『英国風アフタヌーンティーセット』が同店の看板メニューになりました。来店した人のほとんどがオーダーするとのことですが、心ときめくこの3段ケーキスタンドを見れば、注文せずにいられませんよね。内容は、サンドイッチ3種類1カットずつ、スコーン大・小、ケーキ1カットとフルーツ、スープ、ドリンク。15セット限定なので、InstagramのDMから予約するのがベターです。

アフタヌーンティーは下段のサンドイッチから順に食べるのがセオリーですが、同店では気負わず好きなようにいただいて大丈夫。強いていうなら、スコーンは温かいうちにどうぞ。1人用では、スコーンの大と小が1つずつとクロテッドクリーム、ジャムが付きます。

上段のカットケーキは日によってバリエーションが異なりますが、約3種類からチョイス可能。取材日の『ピスタチオとヘーゼルナッツのケーキ』は風味がしっかり感じられてエアリーなテクスチャも◎。『半熟ブリュレ』はなめらかなカスタードとキャラメルの香ばしさがアクセント。

サンドイッチは、薄焼き卵、ニンジン&チーズ、ハム&キュウリの3種類で、どれも厚みが薄いながらも安定感のある味わい。

キッチンの頭上にはアフタヌーンティーに欠かせないスタンドが吊るされています。インテリアの一部と化しているので、意外と気付かないかも?基本的にサンドイッチ、スコーン、ケーキを3段に分けて提供されますが、人数によっては2段に集約することも。

ほっこり落ち着く濃厚なコーンポタージュスープもアフタヌーンティーセットに付きます。

『英国風アフタヌーンティーセット』で選べるドリンクはコーヒーまたは紅茶。紅茶のホットはティーポットで約2杯分のたっぷりサイズ。固形燃料の保温台付きというステキなホスピタリティーも。

ケーキセットやドリンクでのんびりティータイム

『英国風クリームティーセット』1,000円

アフタヌーンティーセットにも付くスコーンの大が2つとドリンクがセットになった『英国風クリームティーセット』は、小腹が空いたときや、おやつタイムにぴったり。ちなみに“クリームティーセット”というのは、アフタヌーンティーの本場・イギリスでの呼び名のまま。

自家製スコーンは毎朝焼き上げます。一般的な家庭用電気オーブンと異なるガス火オーブンなので焼きムラや温度調整が難しく、今のスコーンに落ち着くまで苦労があったそう。しっかりと高く膨らんだイングリッシュスコーンはふっくらフワッとして、バターの上品な香りが鼻に抜けます。本場同様、ねっとりとしたテクスチャが特徴的なクロテッドクリームのコクと、ブルーベリージャムの甘さをプラスして召し上がれ。

『ケーキセット』1,000円

ケーキとドリンクのセットメニューもスタンバイ。ケーキはアフタヌーンティーセットと同じく、当日出ているバリエーションの中から好きなものを選んで。ドリンクはコーヒー、紅茶から。『濃厚チョコレートケーキ』はビター感のある高カカオチョコレートのキレと、エアリーな食感でペロッと食べやすい一品です。

『ホットコーヒー』450円、『ストレートティー』600円

単品ドリンクはコーヒー(ホット・アイス)、紅茶4種類(ストレートティー・レモンティー・ミルクティー・青いハーブティー)、オレンジジュース、アップルジュースがスタンバイ。紅茶は『ストレートティー』がダージリン、『レモンティー』がセイロン、『ミルクティー』がイングリッシュブレックファストで提供されます。

『青いハーブティー』600円

『青いハーブティー』は、バタフライピー、オレンジピール、レモングラス、スペアミントのブレンドハーブで、すっきり爽やかな味わい。鮮やかな色味も魅力的ですね。

店主の弟さんがコレクションした“イギリスグッズコーナー”もお見逃しなく♪ハロウィンやクリスマスなど、シーズンごとに楽しめるイベントも開催予定。アメリカ人のご主人による本格的なデコレーションが見ものです。
小さなイギリスを再現した「Little Lion(リトルライオン)」でまったり英国式ティータイムを楽しんでみてはいかが。店主が1人で切り盛りしているので、時間に余裕を持って訪れて。

■詳細情報

■DATA

Little Lion (リトルライオン)

所在地
香川県高松市高松町1824-2 メゾン上池1階
営業時間
11:30〜15:00
※予約はインスタグラムのDMから
※1グループ1台での乗り合わせに協力を

【高松】「ヒヨリワサンボン ティースタンド」栗林公園前にオープン!和三盆スイーツやドリンクを♪

HIYORI WASANBON tea stand(ヒヨリワサンボン ティースタンド)

ことでん栗林公園駅から徒歩約7分。2024年5月24日にオープンした「HIYORI WASANBON tea stand(ヒヨリワサンボン ティースタンド)」は、和三盆や工芸品など伝統的な技法はそのままに、時代に合わせた商品開発を行う「日和制作所」が運営するテイクアウト専門店。ドリンクや和三盆をはじめとするスイーツ、クラフト雑貨がそろい、目の前には国の特別名勝・栗林公園も見えるので、観光客も立ち寄りやすいニュースポットです。

同店を手がけるのは、オリジナル和三盆干菓子やクラフト製品を販売する「日和制作所」。“食べる工芸品”を作るというコンセプトのもと、それぞれのシーンに合わせて“ちょっといい日になるように”という思いを込めた屋号だそう。

白を基調とした店内には、選りすぐりの和三盆はもちろんクラフト雑貨も並びます。テイクアウトのみですが、店舗横に休憩スペースがあるので、天気の良い日は利用してみて。

干菓子用の木型や茶筅(ちゃせん)、雑貨類など味のあるハンドメイド品が、インテリアとして店内に花を添えています。

和三盆を使用したドリンクとスイーツ

『和三盆抹茶ラテ』648円

抹茶ラテは、千利休の生まれ故郷といわれている大阪・堺の老舗茶屋から仕入れる高品質な抹茶を使用。和三盆のみの甘さと、モラセス(糖蜜)のトッピングがアクセント。

すっきりとしたほろ苦い抹茶は、茶筅(ちゃせん)で点(た)てた本格派。和三盆の優しい甘みに加え、上から注ぐフォームミルクによるエアリーな口当たりが飲みやすい一杯です。トッピングのモラセス(糖蜜)は、和三盆の原料となるサトウキビから砂糖を精製する際に生まれる副産物で、サトウキビの栄養たっぷり♪
ちなみに、カップもサトウキビの搾りかすの“バガス”と呼ばれる繊維質からできているそうで、和三盆を形づくるさまざまな素材が随所に散りばめられているのも注目ポイントです。

『クラフトティー赤 (高瀬和紅茶 × 愛媛温州みかん)』594円

『クラフトティー赤』は、香川の茶どころ・三豊市高瀬町産の和紅茶(べに茶)に、愛媛県・岩木島産の温州みかんチップスをのせたドリンク。じわじわと染み出す温州みかんチップスの爽やかな風味も感じて。ちなみにもう一種類の『クラフトティー緑』は、高瀬町産の煎茶と台湾菊花の組み合わせです。

クラフトティーとコーヒーにはそれぞれプレーンの和三盆干菓子『HIYORI和三盆』が一つ付きます。ホワイトのシンプルな和三盆か、糖蜜がプラスされた淡いブラウンのどちらかを瓶から選んで。

『和三盆ドーナツ』324円

オーダーが入ってからリベイクし、たっぷりと和三盆糖をまぶして仕上げる『和三盆ドーナツ』は外がさっくり、中はふわふわ。油っぽさも感じにくく、コク深い味わいの食べ応えある一品です。ほんのり温かいドーナツと冷たいアイスの組み合わせがたまらない『和三盆アイスサンドドーナツ』(648円)もお見逃しなく。

『和三盆シュトーレン』1カット・378円

生地にモラセス(糖蜜)を練り込み、瀬戸内生まれのクラフトジンを使用した『和三盆シュトーレン』は和三盆糖をたっぷりとかけ、一般的なシュトーレンとはまた一味違う、奥行きとこだわりを感じる味わいです。季節ごとに異なるフレーバーは、夏はしっかりとした風味と爽やかさが特徴の豊島産レモン、秋はイチジクとシナモン、冬はチョコレート、春はホワイトチョコとイチゴが登場するそう。ホールサイズ(3,996円)も販売しています。シュトーレンといえばクリスマスのイメージですが、あえて季節ごとにプレゼントとして贈っても驚かれるかも♪

『和三盆アイス』ダブル・648円

和三盆100%で甘みをつけた『和三盆アイス』は、すっきりとしたホワイトと、糖蜜の入ったブラウンの2種類から選べます。どちらもテクスチャはかなりなめらかでエアリー。口溶けの良さも魅力です。シングル(486円)または、どちらか選べないという人は思い切ってダブル(648円)をチョイスするのも◎。

お土産にぴったりな干菓子やクラフト製品

『バラ売り和三盆』367円

カフェメニュー以外にもオリジナル和三盆干菓子、クラフト製品といったお土産やギフト向けの品々も用意されています。淡い色味と形がキュートな干菓子は、カカオ、モカ、スダチ、ほうじ茶などフレーバーも気になるものばかり。季節限定品も要チェックです。

『クラフトティーギフトセット』2,592円

『クラフトティーギフトセット』は、ドリンクメニューからも選べる和紅茶2種類と干菓子3つの組み合わせ。コーヒー版(2,160円)もスタンバイ。

『張子 灯台』2,420円

香川の伝統工芸品である張子の灯台は、インテリアグッズとしてもかわいい一品。三豊市の張子工房で手漉(す)きの和紙を使い一つひとつ手作業で作られていて、上半分を開けて中に和三盆を詰めることができます。『HIYORI和三盆』(1個86円)を入れてプレゼントしてみては。

『カモメサンボン 豊島レモンの和三盆』932円

「日和制作所」イチオシの商品であるこちらは、カモメの形をした和三盆の干菓子。フリーズドライの豊島レモンが爽やかな香りと酸味をもたらします。パッケージもオシャレでギフトにぴったり。

『カモメサンボン モービル』3,960円

お店のインテリアにもなっている『カモメサンボン モービル』は販売もしています。カモメと雲部分は、ドリンクメニューのコップと同じくサトウキビから出る搾りかすのバガス(繊維質)で作られているのが特徴。風を受けて回る様子を楽しんで。

「HIYORI WASANBON tea stand(ヒヨリワサンボン ティースタンド)」は栗林公園東口の目の前で、観光客もふらりと寄りやすいスポット。和三盆の上品かつコクのある甘さを生かしたドリンクやスイーツだけでなく、香川ならではの選び抜かれたクラフト製品もお見逃しなく。

■詳細情報

■DATA

HIYORI WASANBON tea stand(ヒヨリワサンボン ティースタンド)

所在地
香川県高松市栗林町1-7-29
営業時間
11:00〜16:00 ※土・日曜は17:00まで
※テイクアウトのみ

【高松】「おいしい日」がオープン!手作り弁当&惣菜のテイクアウト店で素材の風味を楽しんで♪

「おいしい日」は弁当と惣菜のテイクアウト専門

弁当と惣菜のテイクアウト専門店「おいしい日」が2024年6月6日にオープンしました。ことでん仏生山駅から車で約4分の高松市多肥上町の新興住宅地にあり、仏生山公園にも程近いのでピクニックランチにもぴったり。店名は、誰かの日常で「おいしい!」と思う瞬間に、弁当や惣菜を届けられたらという思いから。かわいらしい文字の響きも考慮し、姉妹で案を出し合って決めたそう。

店舗デザインは、ログハウスや木の家の施工を専門とする「BESS高松」によるもの。自然の風合いを生かした木のぬくもりを感じる空間が、手作りの料理をより優しい印象に引き立てます。こぢんまりとした店舗前に駐車スペースが4台分確保されているのもありがたいですね。

こちらのお店はなんと、東かがわ市引田の人気カフェ「kuki」の姉妹が手がけています。主にお姉さんが接客、妹さんが調理を担当しています。もともと「kuki」を閉店して高松市内へ引っ越す予定だったそうですが、二人のお母さんがカフェを引き継ぐことに。そして姉妹で何かしようと考え、弁当と惣菜店というスタイルになりました。

メインが選べる弁当!

『クリームチーズとキャベツのメンチカツべんとう』『グリルチキンべんとう』各750円

弁当はメインが3種類、メンチカツ固定ともう1つ別のメインを詰め合わせた『おいしい日 スペシャルDXべんとう』(980円)が2種類、サラダやスイーツなどが付いた『おいしい日set』(1,500円)がスタンバイ。できるだけ地元の新鮮野菜を産直市場などから仕入れ、揚げものや炒めものなどは米油を使用。メンチカツとグリルチキンは固定ですが、豚肉を使ったメインおかずは日替わりで味付けが変わります。

メンチカツは何度も試行錯誤しながら作り上げた看板メニュー。合い挽(び)き肉に千切りキャベツを加えることで、ボリュームアップと食感のアクセントに。センターに仕込まれたクリームチーズのコクも◎。メンチカツは単品でも販売しているので、食卓のおかずとして買って帰る人も。

香ばしく炙(あぶ)ったグリルチキンは厚切りカットで食べ応えたっぷり!日によって異なるオニオンソースなどの味付けを楽しんで。メイン1品の弁当には2〜3品の惣菜が、『おいしい日 スペシャルDXべんとう』には5〜8品付きます。

『おいしい日set』1,500円

弁当、惣菜単品1つ、スイーツ、ドリンクがセットになった『おいしい日set』は風呂敷に包んでもらえるので、特別感アリ。そのまま公園などへ持って行って食べる際にもランチョンマットとして使えます。好きな種類をそれぞれ選んで。

季節を感じる惣菜やドリンク、スイーツも♪

産直市場などから仕入れる新鮮な地元野菜を使った惣菜は、季節を感じるものばかり。コールドミール系は毎日5種類前後がショーケース内に並びます。

『おかわかめとツナのサラダ』『ごぼうサラダ』各250円

『おかわかめとツナのサラダ』は、ワカメの酢のもの風でありながら、海藻ではなく葉物野菜のオカワカメを使用したサラダです。オカワカメ特有のヌルヌル感と、浅漬け風キュウリのシャキシャキとした食感がいいバランス。『ごぼうサラダ』は歯応えの良い千切りゴボウとニンジンをマヨネーズと塩でしっかり味付け。

『日替りおかず3種盛り』600円

惣菜が3種類セットになった『日替りおかず3種盛り』は、その日の内容によって値段が500円または600円に変動します。『なすの揚げびたし』はカツオ系の出汁(だし)の味がしっかり感じられるやわらかなナス。『ポテトサラダ』はしっとりとしたジャガイモにコーンの甘みをプラスし、上品な味付けに。『手羽元のこしょうみそ煮』は鶏肉本来のうま味を生かした優しい味付けです。

『自家製シロップのすももソーダ』350円

ドリンクは、店舗を持たない瀬戸内地方の自家焙煎コーヒー店「シロクマコーヒーロースターズ」の『水出しアイスコーヒー』(350円)と、自家製フルーツシロップのソーダから選べます。ソーダに使うシロップは、旬のフルーツをシロップ漬けにしているので、季節ごとに異なる味わいを楽しめますよ。スモモは夏ごろまで販売予定ですが、無農薬の梅を使用したシロップが登場したことも。同店唯一のスイーツである、自家製ジャムソースの『パンナコッタ』(230円)もお見逃しなく。

一風変わった見どころとして“仕掛けbox”が店先にあります。これは、同店の看板をデザインした作家によるアート作品。木箱を開くと、扉に仕込まれた紐(ひも)が引かれ、中の人形がこちらを向くギミックが施されています。

人形が持っているのは、お店の看板メニューであるメンチカツ!作家がオリジナルで制作したアートなので、訪れた際にはのぞいてみて。
旬の野菜をふんだんに使った、姉妹の人柄を感じる優しい味わいの弁当や惣菜がそろう「おいしい日」。テイクアウトしておうちランチや、天気の良い日には近くの仏生山公園でピクニックするのもおすすめですよ。

■詳細情報

■DATA

おいしい日

所在地
香川県高松市多肥上町2146-45
電話番号
070-2317-3860
営業時間
11:00〜18:00(なくなり次第終了)
※取り置き・予約は電話で

【高松】「キャセロール」がオープン!花園町に待望のパティスリー♪繊細な食感が魅力

「Patisserie Casserole(パティスリー キャセロール)」

JR栗林駅から徒歩約6分、高松市立花園小学校の近くに「Patisserie Casserole(パティスリー キャセロール)」が2024年6月18日にオープン。閑静な住宅街の奥まった場所なので、隠れ家を探しに行くようなワクワクする立地です。

富山県出身の店主と、香川県出身の奥さまの二人で開業。製菓に携わってきた二人の経験やアイデア知識が詰まったスイーツが並びます。お客さんが笑顔になり、ほっこりしてもらえるようなお店を目指したいと店主は話します。

屋号の「キャセロール」は、店主の実家であり富山県高岡市で長年愛されている洋食店からもらったそう。遠く離れた地でもそれぞれが同じ名前でお店を営んでいるというのは、心強く感慨深いものがありますね。

インテリアは、子どもが1人でも訪れやすいよう、絵本に出てくるようなほっこりとした空間を心がけています。1個からでも気兼ねなく買いにきて。

生ケーキは、旬の素材を使った季節感のあるものや、シンプルで親しみやすい定番品など毎日10種類ほど並びます。

注目のスイーツはこちら!

『キャセロール』440円

ロールケーキ『キャセロール』は屋号を冠した看板商品です。風味豊かな北海道根釧産の生クリームをふっくらスポンジ生地で巻き、センターにコクのあるカスタードをIN。

『ガトーショコラ』450円

同店の『ガトーショコラ』はレーズンが入っているというのがユニークなポイント。しっとりフワッとした軽い生地からは、カカオのビター感と甘さがしっかり感じられます。

『ふんわりれもん』300円

一見、よくあるレモンケーキかな?と思う『ふんわりれもん』ですが、それに似ているのはビジュアルだけ。一般的なレモンケーキは焼き菓子の部類ですが、こちらは生ケーキなのです。

生地はふわふわ系、コーティングはアイシングかと思いきや、外側はヨーグルト風味の生クリームだったり、センターには自家製レモンジャム入りのレモンクリームが詰められていたりと、新鮮な驚きが待っています。さっぱりとした味わいを堪能できますよ。

『タルトアマンディーヌ』350円

生クリームなどを使ったデコレーションの工程がない、いわゆる“焼きっぱなし”ケーキ類も見逃せません。『タルトアマンディーヌ』は、かなりしっとりとしたクレームダマンドと、サクッとした繊細な食感のタルト生地が絶妙なバランス。

『ガトーバスク』420円

ラム酒の風味がしっかり感じられる大人味な『ガトーバスク』もおすすめ。ラム酒を練り込んだ生地はサクッとホロホロ食感。センターのカスタードクリームはトロトロで、ラム酒がガツンと効いています。上品なバターの風味と塩気のバランスも◎。
不定期で登場する『焼きたてマドレーヌ』も要チェック。1番おいしい状態で食べてもらいたいという思い、オープン時間から30分だけの限定品。口いっぱいに広がるレモンとハチミツの香り、サクッとした食感を買ってすぐ楽しんで。

季節限定品も見逃せない!

『山梨県 池田農園さんのもものショート』520円

旬のフルーツを使ったショートケーキ(480円〜)は、溶けるようなエアリー食感のジェノワーズ生地(スポンジ)と生クリームのバランスがワンダフル!取材日は山梨県・池田農園の桃を使用したものが出ていました。宮古島産の完熟マンゴーなど、産地を問わず店主のお眼鏡にかなったフルーツを使います。

『うめのロール』460円

自家製の梅ジャムを使用したムースや梅酒ゼリーを巻き込んだ『うめのロール』や、まるでチョコバナナパフェをシフォンケーキで巻いたような『チョコバナナロール』(480円)など、『キャセロール』の派生シリーズも増えていく予定なのでご期待あれ。

手土産にぴったりな焼き菓子類もあります!約8種類並びますが、今後バリエーションが増えるかも!?
「Patisserie Casserole(パティスリー キャセロール)」は旬の素材を生かし、繊細な食感で魅了する洋菓子店。続々と登場するスイーツの数々に目が離せませんね♪

■詳細情報

■DATA

Patisserie Casserole(パティスリー キャセロール)

所在地
香川県高松市花園町3-7-17
電話番号
087-884-2120
営業時間
10:00〜19:00

【高松】鉄道カフェ「うどんカフェ トレイン」香川を舞台にしたジオラマに胸が高鳴る!

・「うどんcafe × TRAIN(ウドンカフェ トレイン)」

ことでん片原町駅から徒歩3分。美術館通りを東へ進み、踏切から程近い塩屋町の一角に、高松市唯一の鉄道カフェ「うどんcafe × TRAIN(トレイン)」が2024年にオープンしました。

ジオラマ内を走る鉄道模型を見ながら食事ができるとあって、鉄道好きはもちろん、詳しくない人やファミリーでも楽しめるお店になっています。
四国の魅力を鉄道と絡めながらSNSなどで発信する“応援企画室”によって運営されていて、四国に来たいと思うきっかけ作りとしてお店が始まったそうです。

・香川をイメージして作られたジオラマは圧巻!

瀬戸大橋など、香川を思わせるジオラマは、半年間かけてようやく完成した大作!取材日には香川でもおなじみの寝台特急“サンライズ瀬戸”や岡山-高知間の特急“南風”などが走っていました。全国の鉄道カフェの中でも、仕切りがない状態で見られるのは貴重だそうで、間近で見ると臨場感や迫力が伝わってきます。レールのメンテナンスが欠かせないというところもまさに本物さながら。

精巧に作られたジオラマを眺めていると、次々と見つかる小ネタや見覚えのある風景に思わずにんまりしてしまいそう。いろんな角度からのぞいてみると新たな発見があるかも。

眺めるだけでも楽しい鉄道模型ですが、同店ではなんと30分770円(ドリンク付き)で運転もできます。コントローラーは本物の運転台を再現していて、実際の車両を運転しているかのようにジオラマを操作できるので、大人も子どもも運転士気分で大興奮!前日までの予約または、空きがある場合は当日予約もOK。持ち込んだ車両を走らせることもできますよ♪
➡︎予約は公式ホームページから

・本格的なカレーに驚き!うどんにも変更OK

『白バターチキンカレー』935円

タマネギとトマトが溶け込んだ『白バターチキンカレー』は、まろやかな生クリームとバターの風味に、トマトの酸味が加わり、絶妙なバランス。ピリ辛で本格的なルーに、よく煮込まれたほろりとほどける鶏肉は、ご飯との相性もバッチリです。

『黒鉄(くろがね)カレー』935円 ※ライスをうどんに変更可

ルーを黒くなるまでじっくり丁寧に炒めた、コク深い欧風カレーの『黒鉄(くろがね)カレー』は、ご飯を麺に変更するのもオススメ。野菜のうま味が溶け込んだカレーは、一口目は甘く、後からくるスパイシーさがクセになります。

自家製のカレーメニューは、どちらも完売することもある人気メニューなので早めの来店を。白にしようか黒にしようか、ご飯にしようかうどんにしようかと、何度も足を運んで食べ比べるのも良さそう。

『カルボナーラ』770円 ※温泉たまごトッピング+100円

同店のカルボナーラはあっさりめ。厚切りベーコンとトッピングの温泉卵の黄身を絡めて味わって。パスタはほかにも『ナポリタン』(770円)、『ペペロンチーノ』(770円)があり、こちらも麺をうどんに変更することができます。フードメニューはドリンクとセットで頼む場合は200円引きになります。カレーとパスタメニューはすべて、無料でご飯からうどんに変更できるというのも「うどんcafe」ならではのサービスですね。

お店にいながら旅気分?スイーツとドリンクでひと休み

『蜂蜜コーヒー』528円、『マドレーヌ&フィナンシェ』550円

コーヒーはすべて短時間で豆に高い圧力をかけ、少量のお湯で抽出するエスプレッソ式。雑味がなく濃厚でクリアな味わいで、砂糖代わりにハチミツを加えると、自然の甘みが引き立ちます。
デザートやサイドメニューも充実していて、シンプルな味わいのマドレーヌとフィナンシェはコーヒーや紅茶とも相性ピッタリ。サイドメニューはドリンクとセットで100円引きになります

ちなみに、窓際のソファは、2021年に引退したJR四国2000系気動車のグリーン車に設置されていたもの。世界初の振り子式気動車で、日本の鉄道史に残る名車として鉄道ファンの間では知られています。
こちらに設置された座席は、その中でも登場時の原色を維持した特に貴重なものだそう。車窓を眺めるようにゆったりと背もたれに身を預けて、ドリンクと一緒に旅気分を味わって♪

・見どころ盛りだくさん!ギャラリーのような店内

壁に飾られているのは、その年に造られた鉄道車両の中で、最優秀と認められたブルーリボン賞に輝いた車両のピンバッジ。香川県民にとってなじみのあるマリンライナーが入っているのを見つけると、電車に詳しくなくてもうれしくなりますね。

鉄道好きにたまらないポイントが盛りだくさんの「うどんcafe×TRAIN(トレイン)」。お店の人やお客さん同士の距離も自然と近くなり、話が弾むことも。鉄道模型が走る音を聞きながら、のんびりとレトロな空間でくつろいでみて。不定休なので営業日はホームページやSNSのチェックをお忘れなく。

■詳細情報